元スレ一方通行「……情熱的な恋をしてェ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×11
651 = 522 :
>一方通行「ンだよ」
ンだおって何だよ…
10032「とまあ湯煎までなんとか辿り着いたので、ミサカはふうと汗をふきます」
一方通行「おいこのホワイトチョコの溶けるスピードすげェ」
10032「そりゃあんだけ細かく、ていうか粉末にしちゃえば粉薬のごとしですとミサカは言い切ります」
一方通行「ところでよォ、これプレートにすンだろ? 明らかにチョコレート多いと思うンですけどォ」
10032「ああ、余ったチョコレートは上条当麻に貢ぐので、とミサカは簡単に返します。あ、そうだった。材料費ください」
一方通行「オマエ俺が材料費負担したチョコレートを三下に渡す気かァァア!」
10032「大切なのは愛情です、とミサカはキリッと明言を吐き出します」
一方通行「大事なもンが欠落してるだろォが! なに他人の金で買った材料使ってちゃっかり貢ごォとしてンのオマエ!」
10032「おや、あなたもミサカお手製のチョコレートが欲しいと。仕方がないので失敗したらあげますよとミサカは慈愛に満ちた表情を浮かべます」
一方通行「ンな義理チョコはいらねェしそもそも失敗作かよ! ってェかその手の差し出し方はこの期に及んで材料費俺にねだる気ですかァ!?」
10032「一方通行=財布、という定説がMNWでは有名です、とミサカは真面目に答えます」
一方通行「ネットワークの管理人をブチ殺してェところだがやめといてやるよ」
17600(上位個体にはとことん甘いよなー、とミサカは苦笑します)
652 = 522 :
10032「ふと思い出しましたが、このホテルの冷蔵庫ではうまいことチョコを冷やせません、とミサカは盲点に気づきます」
一方通行「ホテルでチョコ作るほうが間違ってンだよ」
10032「ここはひとつ、一方通行お得意のベクトル操作の出番ですよ、とミサカは追い立てます。ほらほら」
一方通行「いやごめン意味わかンねェ。なンで煽ってンですかァ? ベクトル操作で何しろって?」
10032「単純に言うと、この型に流し込んだホワイトチョコをあーだこーだして固めてください、とミサカは指令を下します」
一方通行「できるかァァアア! 冷蔵庫呼べェェエ!」
10032「いいからちょこっと触れてみなよ、チョコだけに、とミサカはうまいこと言って唆します」
一方通行「うまくねェよクソがァアアア!」
ピト
ベタ
キュイン
ヒヤー
カッチコチ
一方通行「できた」
10032「すげえ、とミサカはまさかマジで成功するとは思わなかったので驚きます。ベクトル操作チートすぎね?」
一方通行「なンか適当に操作したら固まった」
17600(一方通行の勘怖え、とミサカは怯えます。なにあれ人間業じゃない)
653 = 593 :
くそう、また冷蔵庫の出番かとおもったのに……!
654 :
我が輩は冷蔵庫である
655 :
一方さん超便利
656 = 610 :
一方通行が固めたチョコ……どうやっても硬くて食べられない気がする
657 = 604 :
一方通行ほしい
658 :
一家に一人だよな・・・
659 = 522 :
10032「いやあびっくりです。普通なら作るのに何時間もかかるはずのチョコレートですが、たった10分でできました。
とミサカは驚きのあまり残ったチョコレートを型に流すことを忘れそうです」
一方通行「あーもォわかったからさっさと作れ。あとである意味チートな冷蔵庫呼ンでやっからそいつに冷やしてもらえ。相当時間短縮できンぞ」
10032「よくわかりませんがありがとうございます、とミサカは頭を下げます。さて、ついに文字入れの時間です」
一方通行「おォ。どォやって名前入れンの?」
10032「チョコペンがないので、とミサカは先ほど一方通行が打ち砕き溶かしていたミルクチョコを取り出します」
一方通行「最初のやつかァ」
10032「これをどうにかしてホワイトチョコをデコってください、とミサカは告げます」
一方通行「無理だろさすがに。ほっそいペンで名前入れるンじゃねェのか普通」
10032「ミサカは今まで数々の奇跡を目の当たりにしてきました。
板チョコを数秒で粉末にしたり無理矢理固めたりできる一方通行が、ホワイトチョコプレートに文字入れできないはずがありません」
一方通行「いや、なンか俺が好き好んでやった、みてェに言ってっけどオマエが扇動したってこと忘れンなよォ」
10032「さあさあ、再び奇跡を起こしてくださいとミサカは一方通行に溶けているミルクチョコを渡します」
一方通行「せめてクッキングペーパーとかねェのかよ……」
17600(これでできたら恐ろしいな、とミサカは呟きます)
660 = 523 :
一家に一人自家セラレータ…
661 = 565 :
チョコレートの流路を操作すればいける気がするww
662 = 536 :
無理ゲww
663 :
クッキングペーパーくるくるしてやるやつ結構加減むずかしいよね
がんばれ一方さん・・・
でも一方さんが「くっきんぐぺーぱー」とか言ってるとそれだけで笑えr
664 = 536 :
くそぅ
あと2秒遅ければ…
665 = 559 :
これこそが後世に名高いショコラティエ一方通行誕生の瞬間であった
666 = 614 :
>>664
ほんとだwwすげえおしいな
667 = 663 :
>>665
そのうちテンパリングの大事さについて語りだすとこまで想像した
668 = 565 :
>>664
すげえwww
奇跡を目の当たりにしたかったぜ…
669 = 559 :
>>664
気が付かなかったすげぇwwwww
それ見て思ったが、01.00.32を出すスレとかMNWにありそうだなw
670 = 522 :
10032「一応ここに板チョコの銀紙がありますが、とミサカは差し出してみます。使いますか」
一方通行「……、まァ、ないよりはマシだわ」
一方通行(待てよ、さっきみてェにチョコをある程度固めてから銀紙で包ンで先を細くしたあとで、ゆっくり先のほうを溶かしていけばうまいこといくンじゃねェかァ?)
一方通行(うン、なンかいける気がする)
10032「お、いくのか? もうこれできたらすげえどころじゃないけどいくのか!? とミサカは煽りはやし立てます」
一方通行「ミルクチョコレートの成分を解析、アルミホイルと結合、……ッ!」
シュー
ヒヤリン
トロー
カッチン
一方通行「できた」
10032「あとでどこかの研究所に量産型能力者計画一方通行バージョンをすすめとこうとミサカは決心しました。
一家に一台レベルじゃねーかどんだけ万能だよベクトル操作」
一方通行「自分でも今のはちょっとすげェと思った……」
17600(あなたが神か!)
671 = 586 :
チョコセラレータェ・・・
672 = 559 :
>>667
一方「チョコってェのはなァ水気はぜってェ厳禁なんだ。チョコ固まンなくなるからよォ」
10032「初めてチョコを作ろうとしたときにお湯にいれそうになったとは思えない発言ですね、
とミサカはニヤニヤ笑いでアシスタントを務めます」
禁書「なんでもいいから早く世界一大きいチョコケーキつくってほしいんだよ!」
673 :
クールビューティーな一方さんとか俺得過ぎる
674 :
>>654
バレンタインに会社の一方通行から手のひらサイズのラップに包まったおはぎを貰った。
と思ったが、おはぎに見えたそれはチョコだった。
でも表面とかボコボコしてて、濃い茶色と薄い茶色がまだらになってるので
おはぎにしか見えない。もしくは石。
ためしに20cmの高さから机に落としてみたら鈍い音がした。
爪で字を掘れるかもしれない、と思ったが爪すら食い込ませることができなかった。
こんな物に歯が立つわけが無い。
誰もいない廊下にて野球の要領で大きく振りかぶってその物体を投げ、
壁にブチ当てたが傷一つつかない。俺の心と壁に傷がついた。
どう扱えばいいか解らなくなり、鉱物に詳しい同僚に相談したところ
「セメントの疑いがある」というので
社外に出て、駐車場のブロック塀におもいきり投げつけまくったところ、
ようやくいくつかに割れた。
匂いを嗅ぐと、なるほどチョコレートの匂いがする。
しかし小さいかけらを口に入れてみてもチョコレートの味はせず、
しかもいつまでたっても溶ける気配がない。
駐車場脇の花壇に穴を掘り、チョコを埋めて仕事に戻ったが
あんな鉱物レベルの物体をどう錬金したのかが気になって仕事が手につかなかった。
こういうことか
675 = 674 :
>>656だった・・・
676 = 642 :
おいMNWに本当に立ったぞ
677 = 522 :
一方通行「で、何書きゃいいンだっけ」
10032「『ハッピーバースデー打ち止めちゃん』ですね、とミサカは考えます。あ、そうでした。下は余白作っておいてくださいよとミサカは釘を刺します」
一方通行「? ……まァいいけどよォ。ハッピバースデー……」
トロトロ
タラーリ
一方通行「ラスト、オーダー、っと。ン、こンなもンだろォ」
10032「素っ気ない、とミサカはプレートを見つめながらため息を吐きます」
一方通行「あン!?」
10032「ちゃん付けしろよ。あと下の余白以外はデコれよとミサカは配慮の足りなすぎる一方通行をたしなめます。そんなんじゃショコラレータは名乗らせませんよ」
一方通行「俺名乗りたいって言ってねェしィ!」
10032「さあさあデコるのです。ハートとか☆とかちょっと洒落た葉っぱとか書くんですよ、子どもは喜びますからとミサカは教えてあげます」
一方通行「クソったれがァ……!」
トロトロ
トローリ
一方通行「……繊細に、優雅に、甘く、可愛らしく、大人っぽく、ガキが喜ぶよォなプレートに……」ブツブツ
10032「目が本気っすね、とミサカはけしかけておきながら引き気味です」
678 = 523 :
大事なことなので
679 = 546 :
職人気質の一方さン
680 = 593 :
ファンシーな一方さんだと!?
681 = 522 :
一方通行「で、きたァ……! できたできたできたァァアア!」
キラキラ
10032「うっ、ま、まぶしい……これが第一位の本気の作品、とミサカは眩い輝きを放つホワイトチョコプレートを直視できません!」
一方通行「『ハッピーバースデー打ち止めちゃン』、そしてこの周りを舞う羽根! ミルクチョコだし黒っぽい! いいねェいいねェ、最っ高ォだぜェ!」
10032「では、このプレートはミサカが預かっておきますとミサカは回収します」
一方通行「おォ? あァ、まァいいけどさァ……明日忘れンなよ」
10032「そちらこそ、ホットケーキを作る練習でもしておくべきですよとミサカは指摘します」
一方通行「オマエ俺のホットケーキすげェンだかンな。ふわふわなンだよォ!」
10032「それは明日わかることですねとミサカは大人の対応で受け流します。では、ミサカはこれにてやることもなくなったので帰ります」
一方通行「ン、気ィつけて帰れ」
10032「そうそう、パーティグッズは上条当麻がしっかり準備してくれるそうですよ、とミサカは伝えておきます。クラッカーとかはいらないそうです」
一方通行「え、……わっかもォ?」
10032「わっかはミサカがきちんと一方通行が『作りたくて仕方ない作らないと死ぬ』って駄々こねてました、と教えてきたので大丈夫です」
一方通行「こねてねェよ俺どンだけわっかメイカー目指してンだよ」
682 = 614 :
わっかメイカーで冷蔵庫思い出して笑ってしまった
683 :
一方さんはホットケーキマスターか
684 = 597 :
一方さんは妙に拘りとかありそう
普段は食えればなんでもいいとか言ってるのに
いざ自分が作るとなると手の込んだもの作っちゃうタイプ
685 = 523 :
プレゼントってもう用意したんだっけ?
686 = 565 :
プレゼント…わっか?
687 = 601 :
実際一方さんって拳銃の扱いとかみるとかなり器用だよなぁ。
器用というか、天才肌というか・・・
688 = 522 :
10032「それでは、アディオス」
一方通行「アディオース」
10032「……、恥ずかしがってもらわないとなんかつまんねー、とミサカは吐き捨てます」
一方通行「もォいいンだよアディオスくれェ誰だって挨拶で使うってのォ。おら、帰れ帰れ」
ガチャ
バタン
一方通行「……あれ、あいつ三下に渡すとか言ってたチョコ、置き忘れてンじゃねェか……垣根呼ぶのだりィし、固めとくか」
17600(やべえ出るに出れねえとミサカは呟けません)
一方通行「あと、バースデーパーリィでなンか必要なもンあったかァ? ねェよな……あ、プレゼント……ヤンヤンでいいよなもォ……」
一方通行「いやだめだろあのクソガキあれでもマセガキだしよォ……かといってアクセサリーとかは肌荒れるかもしンねェ……ヘアピンでも買ってってやろォかなァ……」
黄泉川宅
10032「ボス、例のものですとミサカはホワイトチョコプレートを差し出します」
打ち止め「わーありがとってミサカはミサカは10032号の働きに感服してみる。えっと、この下の余白でいいんだよね?」
10032「ええ。チョコペンはこちらにストロベリーのものを用意しました、とミサカは出来る部下を気取ります」
打ち止め「うん、本当にありがとねってミサカはミサカは感謝感激雨霰! にしてもあの人、字まで綺麗なのねってミサカはミサカは感心しちゃうんだけど」
689 = 523 :
一方通行の天才肌ペロペロしたい
690 :
なめてンじゃねェぞ三下がァ!
691 = 610 :
打ち止め……恐ろしい子
692 = 523 :
まさかの逆サプライズだと…?
693 = 522 :
とある雑貨店
一方通行「……クソガキに似合うヘアピンねェ、明るい色ならなンでも似合いそォな気はすンだけどなァ」
佐天(あれ、白い人がヘアピン片手にすごく悩んでる……、誰かにプレゼントかな? 見た目ちょっと怖いけど真剣に悩んでるなあ)
一方通行「白よりもっと派手で……、あァ、飾りつきってェのも……」
佐天「(話しかけてみよう)おにーいさんっ」
一方通行「あン?」
佐天「誰かに贈り物ですか? 暇なのでお手伝いしちゃいますよ」
一方通行「いらね……いや、待て」
一方通行(ガキの意見聞くのも悪くねェかもな)
一方通行「10歳くれェのガキに似合うヘアピン探してンだけどよォ。髪色は茶色で、バカみてェに明るいガキだ」
佐天「うーん……好きな色とか知ってます?」
一方通行「知らねェ」
佐天「明るい子かあ。じゃあじゃあ、こっちの小さいひまわりがついてるヘアピンとかどうですかね?」
694 = 614 :
まさかの佐天さん
695 = 523 :
一方通行の対人スキルもずいぶん性徴したなぁ
696 = 522 :
一方通行「ひま、わり……」
一方通行(バカみてェにころっころ表情変えて、俺を怖がりもしねェでくっついてきやがって、ずっと笑ってやがるクソガキにゃァぴったりの花じゃねェか)
一方通行「気に入った。これにするぜェ」
佐天「おおー、協力してよかったです」
一方通行「世話ンなったなァ。礼と言っちゃァなんだが、この店で欲しいもンなら買ってやるよ」
佐天「へっ? ああ、いえいえいりませんよー。今欲しいものって、努力しないと手に入らない、目に見えないものなんで」
一方通行「……、そォか。がンばりなァ」ナデナデ
佐天「あ、子ども扱いしましたね!?」
一方通行「ガキだろォが。じゃァな」
スタスタ
アリガトーゴザイマシター
佐天「あの人すごく真剣に選んでたし、相手のことがとても大切なんだろうなー」
初春「あ、佐天さーん! 遅れちゃいましたあー!」
佐天「んー、いいよいいよ。人助けしちゃったし」
697 = 522 :
とあるホテル
一方通行「ふゥ……なンか今日はすげェ疲れた」
一方通行「あァ、明日は飾りつけ終えるまでクソガキをどっかに連れてってもらわねェとなァ……超電磁砲にでも頼ンどくかァ」
ピポポパポ
美琴『はいもしもし? 明日のことならけっこう親しい人に声かけといたわよ』
一方通行「おォ。明日のことだが、参加者についてじゃねェ」
美琴『……?』
一方通行「バースデーパーリィを黄泉川ン家でやるってのはクソババア共も了解済みだ。ただよォ、準備の間、クソガキにいられちゃ困るンでな」
美琴『ああ、連れ出しておけってことね。それくらいお安い御用なんだけど……』
一方通行「あ?」
美琴『……ううん、なんでもない。ありがとね、あの子のために誕生日会ひらいてくれて』
一方通行「ガキのためじゃねェ、ガキをぎゃふンと言わせるため、自分のためだ」
美琴『はいはい。じゃーね』
一方通行「……、ありがとう、ってなァこっちの台詞なンだよなァ……」
一方通行主催誕生日会前日終了
698 :
一方通行主催誕生日会前日終了
なんかの暗号化と思った
699 = 532 :
この後どうなるのかwww
700 = 525 :
いよいよ当日wktk
みんなの評価 : ★★★×11
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