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    元スレ女「……無口キャラも疲れるわ」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★
    タグ : - おっぱい + - バカ兄 + - + - 幼馴染 + - 幼馴染み + - 断章のグリム + - 素直クール + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :


    「なんだっけ、氷の女王?
      ……まったく面倒なあだ名つけられちゃったもんよ」

    「笑わないし泣かない、あくびもしなけりゃトイレにもいかないだの
      勝手に伝説作ってくれちゃって」

    「おかげで人前で食事もできやしない」

    「……」モグモグ

    「ねえ、あんた2組よね?」

    「旧棟の調理準備室……いつもここでご飯食べてるわけ?」

    「……まあ」モグモグ

    「こんな陰気なとこでお弁当食べておいしいわけ?」

    「……ほっとけ」モグモグ

    「理解に苦しむわ。教室で食べれば良いのに」


    「さて、いただきます」パカッ

    「……」モグモグ

    4 = 1 :


    「あ、何でここで食うんだよって、そう言いたそうね」

    「……」ムシャムシャ

    「さっきも言ったでしょ。
      教室で食べるわけにはいかないの」

    「……」ゴクゴク

    「あんたはなんでこんなところで……」

    「……ふー」

    「! ちょ、ちょっとどこいくのよ」グイッ

    「……教室」

    「まちなさいよ、私がまだ食べてるじゃない」

    「なんだそれ……」

    「いいから。早く隣座りなさいよほら」ポンポン


    (なにこいつ……)

    5 :

    下半身がすーすーする

    6 = 1 :



    ……

    「あら。お茶買うの忘れてたわ」

    「あんたのお茶一口もらうわよ」

    「……」

    「ゴクゴク、ぷはー。うまー」

    「ちょ、ちょっと///
      間接キッスなんて中学生みたいなこと言わないでよ!?///」

    「私は別に間接キッスくらい平気なんだから///
      そりゃあ男の人とお付き合いしたことはないけど……」

    「本や漫画やドラマでいろいろ見てきて……って
      何言わせるのよばかっ////」

    「……ほら、お茶返せよ」

    「わ、わかってるわよ。……ん?
      男ってきれいな手してるわね。指も細くて長い……」ニギニギ

    「……」


    (さっきオナニーしたばっかだって言ったら殺されるな)

    8 = 1 :


    「ふー、ごちそさまでした」

    「……」

    「ねえ、明日もここで食べるの? 」

    「……多分」

    「じゃあ、お昼休憩になったらここに集合ね! 」

    「あと、私の素のこと、誰にも言っちゃだめだからね!」

    「……」

    「絶対きなさいよね!」

    「……」

    「ぜったいよ!」タッ


    「……」

    10 = 1 :


    ~翌朝~

    「……ふぁーあ」

    (zipスレに張り付いてたら結局徹夜してしまった……)

    (ねみい……)

    「……あ」

    (アイツは確か昨日の……氷の……なんだっけ)


    「……」

    子生徒A「おお、氷の女王だぞオイ」ヒソヒソ

    子生徒B「かわいいなー、お近づきになれないもんかね」

    子生徒C「あー、ムリムリ。喉凍ってて声出せないって聞いたぜ」ヒソヒソ


    (なるほど、本当に そういう キャラなわけか……)

    11 = 1 :


    「……あ」

    「……」

    「……よう」

    「!……」ペコッ


    「……」


    ~昼休憩~

    ガラガラッ

    「あっ、ようやく来た!」

    「……」

    「ちょっと、何よそのげんなりした顔! 」

    12 :

    一度だけしえん

    13 :

    可愛いな

    14 = 1 :


    ……

    「ふう、ごちそうさまでした」

    「……」

    「ごちそうさまでした!」

    「……ごちそうさまでした」

    「よろしい」

    「……」

    「……なんで氷の女王なんてやってるんだ?」

    「え?な、なによ急に」

    「……素の方がなにかと得だろ……」

    「……そうね。ねえ男。綾波レイって知ってる?」

    「……?ああ」

    「それよ」

    15 = 1 :


    「……」

    「私ね、小学校のころいじめられてたの。
      ウザいとかウザいとかウザいとか。ね」

    (わかるきがする)

    「で。中学からこっちにくることになって
      それを機会に自分を変えたくて、思い切ってキャラ変えようって」

    「当時好きだった男の子の好きなタイプが綾波で」

    「で、ここまでズルズルきちゃってるってわけ」

    「……安易だな」

    「うるさいわね」

    「……つか、なんで俺には本性を」

    「あんた友達いないでしょ?だったらばらされる心配ないし。
      それに……、」

    「……?」


    「……ぐー」

    「……寝てる」

    16 = 5 :

    「あんた友達いないでしょ?だったらばらされる心配ないし。
      それに……、」

    「……?」


    「……」

    「……し、死んでる」

    17 :

    なかなかいいな
    支援

    18 :

    >>16
    かまわん、つづけろ

    19 = 1 :


    「ちょっと、おきなさいよー」ユサユサ

    「……ムニャムニャ」

    「……目の下にクマ……徹夜でもしたのかしら」

    「……肌カサカサ……
      そういえば昨日もコンビニ弁当だったわね……」

    「……ご両親いないのかしら……」

    「苦しいわよね……経済的に……
      もしかして、深夜まで働いていたりするのかしら……」

    「お弁当とか作ってあげたら……喜ぶかしら……」


    「……」ギュッ

    「それにしても……
      なんかこの手握ってると落ち着くのよね……」ニギニギ

    「ぐう……」

    「……」ニギニギ

    20 :

    あらあら

    21 :

    >>16>>16でミステリーに発展しそうでよいな

    23 :

    なかなかおもしろい

    24 :

    >>16
    本当の無口キャラの誕生である

    25 = 5 :

    ええい、>>1はまだか!
    俺の下半身は薄毛なんだよ!

    26 :

    なかなかいいんじゃね? 
    支援

    27 :

    >>1
    まだか、早くしたまえ!

    28 = 5 :

    しかし焦ったところでいいものが出来るはずもない
    ここはホットミルクでも飲んでゆっくり待つとしよう

    29 = 1 :


    ~放課後~

    「……ん?」

    (ああ、寝ちまってたのか……)

    (腰と首とあと全身がいてえ……)

    「……ん、」

    「……すぴー」

    「おい、……寝てやがる」

    「……おい起きろよこら。えーっと名前なんだっけ
      ……綾波でいいか。偽綾波」

    「……ぐう」

    「早く起きて……早く手離してくれ偽綾波……」

    「……むにゃ……だっこー」ギュッ

    「!……うお」

    31 = 23 :

    早く続き

    33 :

    伊勢丹

    35 :

    王道っていいですね

    36 = 1 :


    「……」

    「ぎゅー……ムニャムニャ」ギュッ

    「……あ……」


    (あばばばばばばばば、これなんてエロゲ?これなんてエロゲ?
      おおお、すげえいいにおいがs……って何考えてんだ俺!」)


    「お、おいこら!……起きろっておい!」

    「……ん

      ……あら……?
      なんでこんなに顔近……」


    「!!!ちょっ!!な、なによこの状況!!///」バッ


    「お、俺が聞きてーよ!」

    「……も、もう……わけわかんない……///」

    (うわあああ、真っ赤になってんじゃねえよへんな空気になんだろおお)

    37 = 5 :

    にやにやしてきた俺きめぇ

    38 = 23 :

    なるほどこの感情が萌えか

    40 = 1 :

    「……」

    (……俺としたことが取り乱してしまった……
      あれじきのシチュエロゲで何回も経験してんだろ……)

    「……じょ、状況はわかったわ……
      どうやら、私が悪かったみたいね……」

    「……」

    「……」

    「……」

    「謝らないわよ……だってわざとじゃないもの……」

    「……いいよ別に」

    「じゃあ俺は帰るから……」

    「……ん」

    「……どうしたのよ、帰らないの?」

    「いや、帰りたいんだが……ドアが開かないんだ」


    (それなんてエロゲ?)

    41 = 5 :

    ちょwwww女wwwww

    42 = 17 :

    女がwwwwww

    43 :

    >>1

    はああああやあああくうううううううううう

    44 = 1 :


    「……だめだ、あかねえ」ガタッガタッ

    「どうやら……外から鍵をかけられたらしい」

    「……どうすんのよ
      ドアが開かないんじゃおうちに帰れないじゃない」

    (……おうち……)

    「窓から脱出するって言ったってここは3階……」

    「旧棟の料理準備室なんてそうそう使うわけじゃないし
      だいたい廊下にだって人なんてめったに通らないわよ」

    「……」

    「……こんなとこで死ぬなんていや……」

    「おまえ……携帯もってないのか」

    「し、失礼ね!携帯くらい持ってるわよ!ほら!」

    「……」


    「あ」


    (アホだ……)

    45 = 5 :

    やばい、これはやばい

    46 :

    クラナドはエロゲのようですね…

    47 = 1 :


    「そうよね、これで連絡とればいいのよね。
      ま、まあ。そんなことわかってましたけどね!」

    「おうおう、その意気で早く助けを呼べ」

    「わかってるってば。えーっと……」

    「?」

    「……誰にかければいいわけ?」

    「友達とか、誰でもいいんだよ」

    「……」

    「おいどうした、早く……」

    「友達なんて……いないわよ……」

    「……すまん」

    「……」

    48 = 5 :

    ぬ…泣いた

    49 :

    これはいい王道スレ

    期待


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