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    元スレ新ジャンル 「む それは失礼した」

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    1 :

    2 :

    「……ときにクラスメイトの貴女」

    「なんだ?」

    「後ろで見られてるとしにくい……というか、ここ男子トイレなんですけど」

    「む それは失礼した」


    こういうスレかと思ってたのに>>1が「む」だけだった件。
    私のwktkを返せ!

    3 :

    >>2
    20分ほど待ってるんだがまだかね

    4 = 2 :

    「ときに貴女」

    「……下の名前で読んで欲しい」

    「いや、知らないし」

    「む それは失礼し……いや、この場合GWも過ぎて
     クラスメイトの名前を知らないほうが失礼なのでは」

    「……その、ごめん」

    「女だ」

    「女……さん?」

    「さん付けなど他人行儀な」

    「いや、他人だから」

    5 = 2 :

    あれ、人がいた。
    まぁボチボチ思いついたまんま適当に垂れ流す。

    6 :

    む、続けたまえ

    7 = 2 :

    「で、なんで後を付いてくるんですか?」 スタスタ

    「うむ、まことに不本意なのだがどうやら一目惚れらしくてな」 スタスタ

    「……GWも過ぎて一目惚れはないでしょう」 ピタッ

    「む 失礼した。実は嘘だ」 ピタッ

    (隠す気ねぇー……)

    「? どうかしたか?」

    「……貴女のことがわかりません」

    「だから名前で呼んでくれと」

    「勘弁してください」

    8 = 2 :

    「で、なんで男子トイレに居たんです?」

    「おお、そうだ忘れていた。これを」

    「……そのハンドタオル、俺のですか」

    「ああ」

    「さっき手を洗ったときに見つからなかったんですけど、
     その時に出してくれてもよかったですよね?」

    「む それは失礼した」

    (わざとだ……絶対これわざとだ……)

    「本当に、その、すまないと思っている……」 しゅーん

    「わざとじゃないなら良いですよ」

    「いや、わざとだ」 キリッ

    (わかんねぇー……)

    9 :

    すばらしいとおもう

    10 = 2 :

    ガラッ

    男友「――おう、おかえり。女ちゃんもちゃんと追いつけたか?」 カリカリ

    「うむ、用は足せた」

    男友「トイレだけにかwww おもしれーなwwwww」 カリカリ

    「いやこの場合解説したら駄目だろう」

    「男は漫才に厳しいのか」

    「待て、どこからその結論になる」

    「む それは失礼した」

    男友「やっぱおもしれーwwwwwwww」 バンバン

    「これ以上うるさくするならノート返せ」

    男友「さーせんwwwwwww」 カリカリカリカリ

    11 = 2 :

    「……席に戻らないんですか?」

    「いや、もうしばらくここがいい。
      いつも思っていた、君たちは面白い」

    男友「あー、確かにこいつが一番面白いな」 カリカリカリ

    「どこがだ」

    男友「女ちゃん相手だと猫被って敬語な辺りとか?」 ……カリ

    「……確かに、猫はかわいい」

    12 = 2 :

    男友「wwwwwwwwwwwww 可愛いってよ! 可愛いってよ!!」 バンバンバン

    「よしノート返せ今すぐ返せ」

    男友「OKブラザーしばらく黙る。つかもうちょいだから後生」 カリカリカリカリ

    「……ふん」

    「む もしかして私が原因か? それなら失礼した」

    男友「こいついっつもこの調子だから気にすんなって」 カリカリ

    「本当か? 怒ってないか?」

    「……いつも通りですよ」

    男友「……っwwww やっべ敬語笑える……っとサンキュ、終わった」

    「おう」

    13 :

    >>1
    お前ハンターハンターのバレスレからきたな

    14 :

    ひづけが かわったけど こんごの てんかい おもいつかねーwwww

    15 = 14 :

    「で、女……さん」

    「さんはつけなくていい」

    「次、体育なんですけど」

    「……」

    「……」

    男友「…………いやん(はぁと」

    「よし死ね今すぐ死ね」 ギリギリギリギリ……

    男友「ロープロープロープ」 ペチペチペチ

    「……む それは失礼した。更衣室へ行く!」 スタタタッ

    「いってらっしゃ……あ、ジャージ!!」

    「む! 重ね重ね失礼した。 クルッ
      ……では!」 スタタタタッ

    「……」

    男友「ククッ、ドジッ娘だなー」 

    「……よく、わからん」

    16 = 14 :

    ――体育館


    男友「ヘイ、パスパース」 キュキュッ

    「……」 ぷいっ

    男友「ちょ、おまスルーかよ!」 ダダッ

    「……スクリーン!」 シパッ

    チームメイト「おう!」 ダダッ

    敵チーム「げっ」

    男友「うし、ナイス!」 パシッ ……ガコンッ

    「ナイスアシスト」

    男友「ふひっ、ナイスパス! ……ナイッシューは?」

    「あれだけお膳立てして入れない奴は屑だ」

    男友「ひでぇwwwww」




    「……」

    17 = 14 :

    男友「……あっぢー」

    「外よりはマシだろ」

    男友「まぁな」

    「……」

    男友「女ちゃんも休憩?」

    「うむ」

    「……」

    男友「なーに一丁前に意識してんだタコ介wwww
       女ちゃんもさ、なんでこんなのがいいのさ?」

    「いきなり何を言い出すんだお前は」

    「……」

    「ああー、こいつの言うことあんまり真に受けないほうがいいですよ?」

    男友「だからwwww敬wwww語wwwwwwwwって痛い暑いギブギブギブ」 ギリギリギリ

    「……」

    「女、さん?」

    「む 失礼した。どうにも暑くてボーっとしているようだ」

    18 = 14 :

    「……」 フラッ スタスタスタ……

    「……?」

    男友「おー、行っちまったな。
       にしてもお前よ、もう少し間を持たせるとか何とかしねぇの?」

    「いや……うーん」

    男友「なんだ、納得いかねぇって顔だな?」

    「いや……本当、ついこの間まで普通のクラスメイトだったのに、
      唐突に? 一目惚れとか言われても実感が沸かん」
    (それも本人曰く嘘だし……うー、わからん!)

    男友「へー、一目惚れだったのか」

    「ないだろ」

    男友「ないな」 キリッ

    「……」

    男友「OKフレンド落ち着け」

    「……ま、その内分かるか」

    男友「そーじゃね? ……集合だってよ」

    「おう」

    19 = 14 :

    「……そういえばお前、女さんの名前知ってたんだな」

    男友「クラスメイトの名前ぐらい把握してるだろ常識的に考えて」

    「……非常識でいい、と主張したい」

    男友「ふひひ、そういうところも俺は好きだぜ?」

    「何を言ってるんだ」

    男友「……で、その女ちゃんがいないな」

    「そうだな」

    男友「気になる?」

    「まぁ、それなりに」

    男友「ツンドラめ」

    「知るか」

     キーンコーンカーンコーン…

    (まだ、戻ってこないな……女子に話聞いてみるか?)

    20 = 14 :



    ……

    男友「なんか女ちゃん、体育のあと早退したってよ」

    「いつの間に」

    男友「いや、気になってたみたいだし俺お前より社交性あるし」

    「いちいちごもっとも」

    男友「体育のときふらふらしてたしなー」

    「まぁな」

    男友「気のない振りも大変だなぁ?」

    「というわけじゃないんだけどな」

    男友「へー?」 ニヤニヤ

    「ま、明日になれば分かるさ」 ギリギリギリギリ

    男友「やっべ今日は回数が多いから快感になってきた」

    21 :

    いいとおもうんだ

    22 = 14 :

    これでいいのか
    勝手が分からず適当にやってるんだが^q^

    23 = 14 :

    ――翌日、玄関靴箱前



    「……!!」
              ばったり
    「……!!」


    「あ、おは……よう?」

    「む 昨日は失礼した……何か言ったと思うが、忘れてくれ」

    「……えっ?」

    「では!」 スタタタタッ

    「えっ」

    男友「……魔性だな」

    「居たのか」

    男友「うむ、最初から見てた」

    24 = 14 :

    男友「しかしクラス同じなんだから逃げも隠れも無理だろーにな?」

    「……確かに」

    男友「これはアレだな!
      『ドキッ! 気になることを言って気を引く大作戦! ~げぇっ 孔明の罠!~』
       ってことだな!」 キリッ

    「リピート」

    男友「思いつきで言ったから覚えてない」

    「だろうな。
      ……はぁ」

    男友「モテる男は辛いね!」

    「言ってろ」



    (……なんだか地雷の予感がするんだよな)

    25 :

    なかなかいいじゃない

    26 = 14 :

    展開に詰まったので1時間後再開 それまでがんばって練る

    27 = 21 :

    がんばれ がんばってください

    28 = 21 :

    がんばれ がんばってください

    29 = 21 :

    連投スマン

    30 :

    なんだかこの手の言葉遣いのキャラがみんなエヴァンジェで変換される・・・

    31 = 14 :

    エヴァンジェ? ねぎまかな

    32 = 14 :

    ――ガラッ

    男友「ハヨーッス」
    「ハヨー」
    「おはよう」
    「うっす」

    男友「あ、そうだ」

    「ノートなら貸さんぞ。小テストだろ? 俺もちょっと復習しておきたい」

    男友「mjsk」

    「マジだ。昨日時間が取れなくてな」

    男友「策に嵌ってるな」

    「バイトだっつの」

    男友「へいへい、そういうことなら自力でやるか。あ、でもチェック頼む」

    「それなら別に。てか最初からそうしろ」

    男友「さーせんwwwwwww」

    33 = 14 :

    「……!?」 ガタッ

    「あ……ど、うしたんですか?」
    (と、声をかけてもよかったのかな)

    「む 失礼した。今日小テストがあることを失念していてな」

    「ああ、なるほど」

    「…………」 ごそごそ

    「……」

    「…………っ」 あせあせ

    「えっと……ノート、貸しましょうか?」

    「それには及ばない」 キリッ

    「そう、ですか……」

    男友(敬wwww語wwwwwwwマジウケるwwwwwwwww) ピクピク

    「……とりあえず声に出さなかったことだけは褒めてやる」 ボソボソ

    男友「有難き幸せ」 キリリッ

    34 = 14 :

    男友「……ここ、どうやるんだ?」

    「84ページ、ここの解法の応用」

    男友「あー、はいはい」 カリカリカリ

    「……」

    男友「祈ってるな」

    「見てねぇよ」

    男友「うそこけ」

    「……友達とか、居ないのかな?」

    男友「ああ、割と付き合い悪いみたいだな。
       別にいじめられてるわけじゃないみたいだけど……ってあれ?」

    「ここ、繰上げ忘れてる」

    男友「うわ、初歩過ぎ」

    「普段からまじめに勉強して、ケアレスミスに気をつけりゃもっといい点数取れるだろうに」

    男友「やなこった」

    「……だろうな。俺も期待してない」

    35 = 14 :

    ――テスト後

    男友「うぃー、終わった終わった」

    「あ゙ー」

    男友「あっちも沈没してんな」

    「…………」 ぷしゅー

    「……そういえば」

    男友「あん?」

    「女さんって、今日みたいに忘れ物多いよな」

    男友「あー、そういう意味では悪目立ちするなぁ」 ホジホジ

    「…………」

    男友「……なんだぁ、やっぱり気になるんじゃねーか」 ピト

    「汚ぇよ」 ビシッ

    男友「うむ、ツッコミの冴えがない!」 キリッ

    「はぁ?」

    男友「――というわけで早急に状況の改善を要求する!!」

    36 = 14 :

    あれ、前にも似たような話を書いたような気がする……
    で、その時も気にしないで続き書いちゃえ! ってレスした気がする……

    これなんてデジャヴ?

    37 = 14 :

    ――昼休み

    (……と、言われてもなぁ)


    ~回想~

    「じゃ、何か策とかあんのかよ?」

    男友「No Plan, No work!」 キリッ

    「よしそこに直れ」 ギリッ

    男友「だが断る! あばよとっつぁ~ん!!」 スタコラサッサ!!

    「何歳だよテメェ!! ネタが古い!!」 ドタタタタ!!

    ~回想終~


    (とりあえず逃げ場ないくせに馬鹿言ったあいつにゃアイアンクローかましておいたけど)
     (……)
     (トイレ行くか)

    38 = 14 :

    「……男君」

    「うぇっ!?」 ビクッ

    「む 失礼した。驚かせてしまったな」

    「いや、それは別にいいんですけど」

    「さっき、ハンドタオルを落としたようなので追いかけて……あれ?」 あせあせ

    「……? ハンドタオルなら、ほら、ありますけど」

    「…………!!」

    「えっと……どうかしましたか?」

    「む 失礼した……さっき言ったことは忘れてくれ」 スタタタタッ

    「あ……」



    (…………)
    (……どういうことだ?)

    39 = 14 :

    意識飛んでた ぜんぜん続き書けてない これだから夜中は

    40 = 14 :

    また1回意識飛んでた。終わりまで一気に書いちゃおうかと思う。

    41 = 14 :

    ――1週間後

    男友「――で、そんな感じで話しかけられたり忘れろと言われたり逃げられたり
       してるわけだ」

    「ああ」

    男友「……なんとも不思議ちゃんだなー。がんばれ」

    「無責任すぎて涙が出るな。まぁ、こっちとしてもこのままじゃ寝覚めが悪い
      っつーか喉に小骨が刺さったっつーか」

    男友「……ま、頑張れよ」

    「はぁ」

    担任「……ちょっといいかな」

    男友「センセーどったん?」

    担任「あんたにゃ言ってない。
      ……ねぇ、男君、女さんと最近よくしゃべってるよね?」

    「まぁ……そうですけど」

    担任「あの子、どこに行ったか知らない? 日直なんだけど」

    「……すみません、知らないです」

    担任「そう……じゃ、いいわ。見つけたら職員室まで来るように言ってちょうだい」

    42 = 14 :




    「――と、言われてもね」

    男友「センセー、女ちゃんとは別の意味で振り回してくれるよな」

    「だな」 ガタッ

    男友「行くのか?」

    「ま、この学校広くないし、変なところに居なきゃ見つかるだろ」

    男友「とか言いながら話しかける口実ができてうれしい男君なのでした」

    「――否定はしない」

    男友「お、ツンドラが溶けた」

    「永久凍土だったつもりもないし、そもそもツンデレでもない」

    男友「まぁいいや、行ってらっしゃい」

    「おう」 ダッ




    男友「……走れ走れ若人よ、なんてな」

    43 = 14 :

    「――あ」
    (案外あっさり見つかるもんだな)

    「!!」 クルッ

    「待ってください!!」

    「!?」 ビクッ
    「む 何か……失礼なことを、しただろうか?」

    「いや、そうじゃないんですけど……」

    「じゃあ、何か用か? 私は、忙しいんだ」

    「担任の先生が、今日、日直だからって……探してました。
      職員室まで来てほしい、そうです」

    「そうか……それは、迷惑をかけた」 スタスタ

    「……待ってください」

    「まだ、何か用か?」 ピタッ

    「どうせ、プリントとか運べって言われるんでしょうし……一緒に行きます」

    「そう、か。ありがとう、すまないな」

    「別にいいですよ」

    44 = 14 :

    「……男君」

    「なんです?」

    「わ、私のこと……おかしいとは、思わないのか?」

    「思います」

    「じゃあ、どうして……関わろうとするんだ?」

    「……さぁ?」

    「さぁ……って」

    「強いて言うなら、面白かったからですね」

    「面白っ!?」

    「そうでしょう? 一目惚れと言ったり、それを嘘だと言ったり。
      滅茶苦茶ですよ、正直混乱します」

    「じゃあ……」

    「例えば、男友のやつなんかしょっちゅうしょうもないことを言いますし、
      宿題写させろってうるさいですし、そのくせ俺とほとんど成績変わらなかったり
      して正直そういうところだけ上げればうっとおしい以外の何者でもないんですけど」

    「そう……なのか? 仲が良さそうに見えたが」

    「実際仲は良いですよ」

    45 = 14 :

    「じゃあ、どうしてそういう風に言うんだ?」

    「まぁ、俺もよくあいつに迷惑をかけてますしね。お互い様ってやつです。
      それ以上に……あいつと話してて飽きないんですよ。単純に面白い」

    「うん、二人の話は……聞いているだけで、面白い」

    「そんなもんですよ、人付き合いなんて」

    「そう……なのか?」

    「だからまぁ、わけがわからないのも味かなと」

    「……あのっ」

    「もう、職員室ですね。さっさと日直の仕事を済ませちゃいましょう。
      ……でも、初めてちゃんと話せた気がしますね」

    「…………うん」

    46 = 14 :

    ガラッ

    担任「……あれ、もう連れて来てくれたんだ」

    「ええ、まあ」

    「……用があると」

    担任「ああうん、進路指導室使うから……男君は外して欲しいかな」

    「えっと……日直の仕事じゃないんですか?」

    担任「んー……男君、変な事を聞くけど、今日の日直誰だか覚えてる?」

    「!?」

    「え、女さんじゃないんですか?」

    47 = 14 :

    「……先生!!」

    担任「そっか。話してないんだ」

    「話が見えないんですけど……」

    担任「面談が終わってから、かな? ごめんね。ありがと、男君」

    「……わかった」

    担任「ん。じゃ、そゆことで」 スタスタ

    「……っ!」 ペコリッ スタスタスタ







    「…………なんだ?」

    48 = 14 :

    ――進路指導室

    担任「……で、何の話か分かってるよね?」

    「私の病気……のことか」

    担任「うん。えっと……確認のために聞くよ?」

    「うん」

    担任「女さんは、入学前……つまり2ヶ月ちょっと前に交通事故にあった。
       ひき逃げ事故だけど怪我は軽傷、犯人は既に逮捕。
       ただし頭を強く打っていて、しばらく記憶が曖昧だったと」

    「……うん」

    担任「でも、入学までには治っていた……のよね」

    「そのはずだ」

    担任「この間の中間テストでも成績はまずまずだし、学力的には問題ないんだけど……」

    「……うん」

    担任「いつから自覚したの?」

    「少し、前から……だな」

    49 = 14 :

    担任「……それは男君と関係ある?」

    「そんなことは!」 ガタッ!

    担任「まま、落ち着いて」

    「……くっ」 ぽすっ

    担任「……まぁいいわ。病院へは?」

    「明日、検診があるので、その時に相談するつもりだ……」

    担任「そっか。で、男君はこのことを知らない……と」

    「うむ」

    担任「……んよしっと!」 サラサラサラ、パタン

    「えっと……」

    担任「で、ここからちょっと下世話な話になるんだけどぉー……いつから?」

    「えっ?」

    担任「いつから男君のこと好きになったのって聞いてんの!
       何かきっかけがあったんでしょ?」

    「えっ、えっ、えっ……えっ!?」 かぁっ

    担任「おーおー赤い赤い! いいねぇ見てるこっちが照れるねぇ」

    50 = 14 :

    「か、からかわないでくれ!!」

    担任「はは、ごめんごめん。なんだか懐かしくってさ」

    「……む それは、教師として逸脱した行為ではないのか?」

    担任「まぁ確かに? 青少年の健全な育成とかなんとかには触っちゃうかもだけどね。
       いいのよどーせこんなんで人は死なないし」

    「適当な……」

    担任「ちょうど良いってこと!」

    「……はぁ」

    担任「わくわく」

    「口で言うのうはどうかと思う」

    担任「…………」 にこにこ

    「……ゴールデンウィークだ」

    担任「ほうほう、定番だ!」

    「男友君と、男君が……迷子をあやしているのを見て……不覚だった」


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