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    元スレ新ジャンル「自動販売機2台」

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    1 :

    A「・・・相変わらず暇だな」

    ブロロロロ・・・
    ガタン・・・

    「いっせーのせで上げるぞ、いっせーのー、せ!!」


    A「ああ、最近隣のスペース空いたと思ったら新入りか」

    「そっちから下ろすぞ、いっせーのー、せ!!」
    「よし、あとはちゃんと地面に固定しとけよー!!」


    ブロロロロ・・・

    A「・・・おい」
    B「は、はい!・・・あの・・・初めまして」
    A「・・・ま、ノンケでも歓迎公園へようこそ」
    B「あ、は、はぁ・・・よろしくお願いします」

    2 :

    自動販売機が喋るわけねーじゃんwwwwwwwwwww

    4 :

    >>2
    だよなwwwwwwwwwwwwwwwww
    とでも言うと思ったかハゲ震度家

    5 = 1 :

    A「いやまぁ・・・ていうか、新しいな、
      今日が初仕事なのか?」
    B「あ、はい!そうなんです!
     至らない点もたくさんあると思いますが、ご教授のほど・・・」
    A「あ~!!・・・あぁ・・・その、えっとな。
     そんなにかしこまった言葉じゃなくてもいいぞ、
     誰にでもできる仕事だし、もっと力抜いていいから」
    B「そ、そうなんですか・・・。
      で、でも一応先輩には敬語を・・・」
    A「・・・」
    B「・・・ダメですか?」
    A「あ、話し易いんならそっちでいいよ」

    6 = 1 :

    A「お、初のお客さんがきそうだな・・・」
    B「!!!」

    てくてくてく

    A「はは、そう緊張すんな。
     よかったじゃないか、初めてのお客さんがかわいい女の子で」
    B「え、ええまぁそうですけど・・・間違えないか怖いです」

    (ジーッ・・・)

    A「ま、普通にしてればできるからw」
    B「・・・っ・・・」

    (やっぱりオレンジジュースにしとこ)

    ピッ!

    ・・・

    ガタコン!


    てくてくてく・・・


    A「はは、上出来上出来、やってみりゃ簡単だろ?」
    B「緊張しました・・・よかった」

    7 = 1 :

    A「何、どんな人相手でも求められる作業はあんまりかわらんさ、
      客なんてみんな俺たちには5歳児並みの考えしかもたない」
    B「5歳児・・・ですか」
    A「あぁ・・・いやぁ・・・。
      貶してるわけじゃねぇんだけどさ、
     それくらいのさっぱりした感覚で接するほうが楽っていうか・・・。
     いきなり数学的帰納法の証明してくれ、とか
     突拍子もないこと要求されるわけでもないんだわ」
    B「・・・」
    A「それ踏まえるとな、お客さんは神様だが、お子ちゃまな神様なんだよ。
     扱いは親切丁重に、対応は単純でシンプルに」
    B「・・・」
    A「ま、わかるまでは時間かかると思うけどな」
    B「・・・覚えておきます」

    8 = 1 :

    A「そういやおたく、見ない型だよな。
     俺も特に異動がないから情報が入ってこないんだが」
    B「あ、私は3ヶ月前から本格的に導入された、
     うちの会社の中では最新型のものらしいんです」
    A「おぉ、若い子がきてるのか。
     タスポの通じない古参組でも、
     俺みたいなオンボロの型は見たことないだろ?w」
    B「あ、いえ、一度流通でこちらにくるときに見ましたよ?」
    A「え・・・!マジでか!どんなんだった?」
    B「・・・その・・・言いにくいんですけど・・・」
    A「・・・」
    B「・・・」
    A「・・・廃棄か」
    B「・・・はい」
    A「・・・仕方がないさ、時間の流れだ」

    9 = 1 :

    A「・・・そいつと会話はしなかったのか?」
    B「しました・・・。
     親切な方で、これから配属されるんですって説明すると
     懇切丁寧に言葉遣いとか、注意すべきことを教えてくれました」
    A「・・・そうか。・・・そいつの名前は?」
    B「Cっていう方だったんですが・・・」
    A「うーん、知らないな・・・。
     俺の生まれた時期は在庫不足で出荷台数の制限なんかなかったからな。
     バタバタ生産されてわけのわからんまま飛ばされたやつの一人なんだろうな」
    B「・・・あ、あの・・・そのことなんですが」
    A「ん?何かあるのか?」
    B「Cさんから、自分と同じ型の方を見たら言伝を伝えてほしいと・・・」
    A「へぇ、変なこと言うやつだな・・・。なんて?」
    B「はい、
    『聞く限り、僕たちはあまり長くは働けないだろうけど、
     名前も知らない同じ境遇の仲間がたくさんいるってことを忘れるな』って・・・」
    A「・・・そうか」
    B「・・・」
    A「・・・」
    B「・・・」
    A「・・・ん、ありがとな」

    10 :

    川井田さん…?

    11 = 1 :

    B「Aさんって、口調からして明らかに男性ですよね?」
    A「そりゃあな、
     そういうBは敬語入ってるからわかりにくいよな、どっちなんだ?」
    B「よく言われます・・・一応女ですが」
    A「へえ・・・わからんな」
    B「あの・・・一つ質問いいですか?」
    A「何だ?毎度のことながら改まって」
    B「私たちに、性別の概念の意味合いってあるんですか?」
    A「・・・」
    B「・・・」
    A「・・・そろそろ放課後になるから仕事時だな」
    B「・・・そうですね」

    12 :

    これは・・・

    13 :

    自販機にいきなり話しかけられると
    びっくりするんだよなw

    14 = 1 :

    A「そんなこと言われても、照れるじゃないかです・・・」
    B「・・・」
    A「もぉ~・・・Bさんの変態、エロ!」
    B「・・・」
    A「お・・・私・・・前からずっとBさんのことが好きだ!・・・好きでした!」
    B「・・・」


    B「やっぱり無理はしないほうが良いですよ」
    A「なんで性別の差もろくにないのにこうなるんだ・・・?」

    15 :

    んーと
    期待あげ

    17 = 1 :

    A「最近、あの大学生よくコーンポタージュ買っていくよな」
    B「お腹が減りやすい年頃ですし、冬の晩の勉強の友には最適なんでしょうね」
    A「・・・ずいぶん慣れてきたじゃないかw
     客のことをちゃんと把握できるのはいいことだ」
    B「・・・ありがとうございます」
    A「にしても、ちょっと淋しいやつだな。コンビニで買うのも知れてるだろうが」
    B「・・・だからこそ、私たちがちゃんと温めておくべきですよね」
    A「・・・敬語でるからって、口下手なわけじゃないのな」

    18 = 4 :

    A「出ちゃうよ・・・B・・・ッ!」
    B「出して!いっぱいだして!」
    A「ウッ!ウウッ・・・!デルッッ!」ゴトゴトゴロロロ

    19 :

    あーこれってあれだろ?
    Aの娘の結婚式にBが連れて行って結婚式ソングをAが流すんだろ?

    20 :

    >>19
    それなんて世にも奇妙な物語

    21 = 1 :

    A「ルーレットつきのやつとかは、ちょっとは仕事楽しく思えるんかな?」
    B「すれ違ったとき愚痴こぼしてましたよ、
     たまに八つ当たりされることがあるそうです。
     まぁ少ないとは思いますが」
    A「そんなもんか、音声出すやつの話とかは聞いたことあるか?」
    B「一応は。
     でも人気はあんまりないそうです。
     ビックリ顔してもう買わないで面白くない、
     普通に常連として買っていってほしいって言ってました」
    A「はは、新機能でも必ずしもいいってわけじゃないよな」
    B「時と場合によりけりですよね」

    22 = 1 :

    A「お、今日もあのお客さん方だな」
    B「近くに職場ばある場合、常連客が多いですよね」
    A「ちなみにその常連の傾向で置かれる商品が変わったりするんだよな。
     まあ当然だが」

    ピッ!ガタン!ピッ!ガタン!

    ・・・

    A「この頃コーヒーの在庫切れ気味だな」
    B「昔からのものでも人気高いですよね、それ。
     売り切れのランプが灯らなかったこと、ないように思うんですが」
    A「ああ、これは看板商品だからな」
    B「なんでもっと在庫を用意しないんですか?」
    A「まあ、生産ライン自体が少なくなったのもあるだろうけど、
      置きすぎるより、程よくなくなるくらいにしたほうが
     余計に飲みたくなるだろ?」
    B「そんなものですか・・・」
    A「おいしいものは、少ないほうが価値があるんだよ」
    B「・・・」

    23 :

    好き

    24 = 12 :

    なんかだんだん和んできた・・・

    25 :

    ポイントカードつき自販機は関西弁喋るよね

    26 = 1 :

    B「そういえば、Aさんの足元って工事の跡がありますよね」
    A「あ、これか?もともと道路だったらしいしな、ここ」
    B「そうなんですか?」
    A「ああ、よく近所の団地づ・・・奥さん連中が井戸端会議していくもんでな、
     道路標識が立ってたんだとさ」
    B「ここは道路から公園になったとこなんですね」
    A「元から公園はあったらしんだけどな。
     もっと小さかったんだ、ほらあそこの遊具がある辺り、あれくらいだったって。
     で、ここにあった標識にぶつかる人身事故があって、
     道路の構造上危険も大きかったらしいから
     思い切って道路の配線を変更したらしいんだ」
    B「・・・そういうことだったんですか」


    B「ところで今さっき、団地づ」
    A「さあて!!!今日も仕事に励むか!!」

    27 = 1 :

    A「最近は子供が公園で元気に遊ばないな」
    B「携帯ゲームのほうが疲れませんし楽しいですからね」
    A「なーんか、闊達なやつ減ったよな」
    B「確かに、親に髪染められたりしてるのを見ると元気そうには見えませんね」
    A「俺、年くっちゃったのかな・・・」
    B「何を急に弱気になってるんですか」
    A「んー・・・
     どうしてもかくれんぼや缶蹴りで
     周りをちょこちょこ動いてた鼻水たらした笑顔のガキンチョが
     かわいく思えてしまってな」
    B「・・・私も見てみたいです」

    28 = 1 :

    B「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」
    A「いきなり何を言い出すんだ」
    B「仏教の無常観って、私たちにものすごく当てはまると思って」
    A「・・・わからんでもないが、
     当てはまりすぎると何も言えなくなるって」
    B「いっそのこと、私たちの存在を押し出す商品なんてどうですか?」
    A「自販機が・・・自販機を・・・ねぇ。
     斬新すぎて想像できないが・・・たとえば?」
    B「・・・神社の聖水『枯山水』」
    A「・・・いろいろ混ざってるし、却下」

    29 = 1 :

    A「にしても、暑いな」
    B「鉄の体には堪えますよね・・・冷やす部分以外は悲惨なものです」
    A「でも書き入れ時でもある。
     この季節は脳も湯だってつい手を出してしまうやつが・・・ほら」

    ピッ・・・ガタン

    A「フフフ・・・人といえど動物、簡単なものよのう・・・」
    B「Aさん、これは仕事ですよ」

    31 = 19 :

    ハァハァ…Bの足元にわざと10円玉転がして10円を拾う振りをしてBの股下から視姦したい…

    32 = 1 :

    B「今日は朝からなにやら騒がしいですね、
     さっきからコソコソと作業してる人がいますし」
    A「あー、ありゃゲリラライブだよ。
     この公園じゃ路上ミュージシャンがヒット歌手になるってジンクスがあって、
     それに運良くあやかったやつが戻って時たま歌ってくれるんだよ」
    B「歌、いいですよね」
    A「いいな、俺らの中じゃかなり音楽に恵まれた環境だ」


    ♪~~~♪~~~


    B「いい曲が聴けたのはいいんですが・・・」
    A「まあ、こりゃあるさ。
     どこにでもマナーを守れないやつはいる」
    B「だからって何も満杯のゴミ箱に捨てていくなんて・・・。
     結局あふれちゃってるし零れてるし・・・」
    A「人間、5歳児のままな部分があるんだよ」
    B「でもこんなの許せません!片付ける人がかわいそうで・・・」
    A(こりゃいっとき引き摺るかな・・・)

    34 = 1 :

    読者が思いのほかいてくれてビックリ

    A「新しい商品が入ったな」
    B「テレビCMでも大々的にやってるヒット狙いのらしいですね」
    A「まあ、もう仕事でのミスなんてないだろうが・・・ちょっと驚くぞ?」
    B「驚く・・・んですか?まあ気をつけておきます・・・」


    ピッ!ガタン!ピッ!ガタン!


    B「やっぱり売れますね。
     なんだかんだでみんな新しい商品は気になるんですね」
    A「試してみなくちゃわからんからな、気に入ったんなら覚えておけばいいし」

    35 = 1 :

    三日後

    B「売れ行きは他の商品と変わらなくなりましたね」
    A「まあ、人のうわさもなんちゃらって・・・あれ、今日は品入れ早いな」
    B「そうですね・・・」


    ガチャ・・・せっせ、せっせ・・・バタン

    ブロロロロ・・・


    B「なんで全部商品回収・・・なんですか?
     売れ行きもそれほど悪くなかったじゃないですか」
    A「企業には売上目標ってのがあるんだよ。
     それに達さなかった商品が辿る末路は決していいもんじゃない。
     たとえ他の商品と比べて売り上げがよくても、単純にそれでいいという結論はでないんだ。
     ああいう商品が市場に顔出したら、ウケるか落ちるか、だ」
    B「・・・」
    A「商品も、それぞれ狙う効果が違う、個性があるんだ」

    36 = 1 :

    A「ああ・・・そろそろ中をちゃんと掃除してほしいなぁ・・・」
    B「私たち機械族には忘れられやすい仕事ですよね」
    A「ああ・・・それに古いからいろいろと対策がなされてなくってな」
    B「対策・・・?」
    A「んー、たとえば稀にスズメさえ入ってくるこの足元の隙間とか」
    B「・・・」
    A「そうそう、夏は特にいやなんだよな、ボウフラっていう蚊の子供が」
    B「!!! や、やめてください!!」
    A「あ、それと知ってるか?ひどい場合はコックローチことゴキブ」
    B「いやあぁあぁぁぁあ!!!」

    37 :

    平和だなあ・・・

    38 = 1 :

    ピッ!ガタン!

    A「あの大学生、久々に見たな」
    B「コーンポタージュ、2つ買っていきましたね」
    A「去年の冬に見たときはよれたコート着てたのに、
     今年はあったかそうなマフラーなんか巻いちゃって」
    B「なんだか、すごくわかりやすいですね」
    A「まあ、こういうのが見れるのもこの仕事の醍醐味の一つだ」
    B「・・・ちょっと寂しいような、嬉しいような」

    時制は適当に脳内補完で頼むわ orz

    39 = 19 :

    「ふぃーコーラコーラっと」
    『ら、らめぇっ挿れないでっ!!』
    「…あ、500円しかないや」
    『らめなのぉっ!そんな太い指でごひゃくえんいれられたらわたしぃっ!!』
    「よっと」
    『ひゃぁんっ!!あんっ!!』
    「コーラコーラ…」
    『あんっ!!やんっ!!そんな何度もぐりぐりされてもぉっ…こーら売り切れなのぉっ!!』
    「…あー、じゃあ、アクエリで」
    『や、やめてぇっ!!押さないでっ!!いっちゃう!!いっちゃうのぉっ!!』
    「えい」

    がらんがらん

    『ありがとうございましたー』
    「くっくっく…カラダは正直だなぁ…ごくごく」


    「…みたいな感じどうよ?」
    「フケツです…ていうかバカです…」

    40 = 1 :

    A「・・・この頃イヤな子供がくるようになったな」
    B「自販機のお釣り口なんか見張るより、
     家で仕事の手伝いでもしたほうがお小遣いもらえそうですけどね」
    A「そのうちガムとか貼り出すのが出るから困る」
    B「私のは対策がなされてますから、狙われるとしたらAさんですね」
    A「・・・」
    B「・・・」
    A「・・・」
    B「・・・悪いのはそういうことをする人です、Aさんは悪くないですよ」
    A「・・・ぷ」
    B「!!!」
    A「もしかして、饒舌なのは無言のプレッシャーに弱いせい?」
    B「・・・謀りましたね」

    42 = 1 :

    >>39
    援護感謝。好きに書いちゃってくれていいんだぜ。


    ピッ!ガタン!

    B「・・・今日はAさんにお客さんがなかなかきませんね」
    A「ああ、こんなこともある。
     別に頻繁に起こることでもないんだけどな」
    B「・・・?」
    A「すぐ品替えがくるさ、それでわかる」
    B「・・・」

    ブロロロロ・・・

    ガチャ・・・せっせせっせ・・・バタン
    「次は○×地区だ、急ぐぞ」

    ブロロロロ・・・

    43 = 1 :

    B「・・・異物混入でもあったんでしょうね」
    A「正解、イメージってのはでかいからな、
     たとえそれがなかった商品でも
     同じ会社ということで避けられることもある」
    B「判断が難しいです・・・」
    A「こればっかりはな・・・」
    B「少し、さみしくなりますね」
    A「なあに、逢えない時間が経つほど逢ったときの喜びは大きくなるだろ?」
    B「・・・」
    A「・・・」
    B「・・・ちょっとクサいですね」
    A「・・・やっぱり?」

    44 = 1 :

    B「外国の方ですね、黒人の方ですがどこの地方の人でしょうか・・・」
    A「周囲の地理にも疎い俺に言われても・・・あ、くるぞ」

    てくてくてく・・・
    黒人(ジーッ・・・)

    A「おいおい、マジマジと見つめられてるな、人気あるじゃないか」
    B「ただ単にどういう仕組みか考えてるだけだと思いますけど・・・」

    黒人(ごそごそ・・・)
    ガチャリ、ガチャリ・・・

    A「あ、やばいな、5円玉いれなかったか?」
    B「はい、どうしようもないのでそのまま返しますけど・・・」

    黒人(返ってきた5円玉を眺める)
    ガチャリガチャリ・・・

    ピッ!ガタン!

    B「機転が利く方でよかったです」
    A「やつあたりだけは勘弁だからな、
     それにしても、こういうときにアドバイスできないのは実にもどかしい」

    45 :

    新入りのゴム自販機マダカナー

    46 = 1 :

    「おい、おまえ、コーラ買ってくれよ、友達の俺のために」
    「俺はエナジードリンクな!」
    「・・・うぅ」

    A「これまたわっかりやすいイジメがきたな」
    B「パシリにせずに目の前で買わせるあたりがさらに残酷です、許せません」
    A「まあ俺たちは自販機だしな・・・」
    B「そんなこと・・・」

    てくてくてく・・・
    「・・・グスッ」
    ガチャリガチャリ・・・

    B「・・・本当にこのまま買わせるつもりなんですか?」
    A「・・・」

    シーン・・・

    「おい! 何やってんだはやくしろよ!!」
    「どうせスキみて逃げようとしてんだろ!!」

    ぞろぞろ・・・

    47 = 19 :

    「…変形合体か」
    「………は?」
    「いや、なんでもない」
    「なんでもなくないでしょ?なんか今妙なこと言ったでしょ?すごいわけわかんないこと言ってたじゃないですかっ」
    「バカだなぁ自販機がしゃべるわけないだろー」
    「そんな自分の存在を全否定っ!?」
    「プログラムされた生き方に流されないキミが好き…」
    「そんな懐かしい歌…じゃ、じゃすらっくが来ますよっ!?」
    「…なんでそんな古いこと知ってるんだ…製造年月日的に考えて変だろ」
    「ヘンって…あなたに言われたくないです…」

    48 = 1 :

    「んだよ、もう金入れてんじゃねえかよ・・・とっとと押せよ」
    「お・・・押しても反応しないんだよ・・・」
    「っと、バカはバカしか言わねえな!!ほら、こうやって押すんだよ」

    ぐいっ!ポチッ!

    シーン・・・

    「なんじゃこら、マジで壊れてんのかよ」
    B「・・・Aさん!?」
    A「・・・なに、黙ってみてろ」

    「んのクソ自販機!!」
    ガンッ!!
    「~~っ!! そうだ、どうせ壊れてるんだからこいつの全財産入れてやろうぜ」
    「はは、そりゃいいなw」
    「!・・・」

    ガチャリガチャリ・・・

    「ホンッと使えないし、つまんねえな、帰るぞ」
    「じゃーなー、明日学校サボんじゃねえぞタコ」

    ザッザッ・・・

    「・・・うぅ」

    49 = 1 :

    ウィーン・・・
    ガチャチャチャチャチャ・・・・

    「・・・ふぇ?」

    B「・・・」
    A「・・・ま、仕事になっとらんけどな」

    「・・・グスッ」
    ガチャガチャ・・・

    てくてくてく・・・

    B「こうなるのわかってやってたとは思えないんですけど・・・」
    A「いや、前にもあったのさ。
     そん時はいじめっ子が暴力振るうタイプかどうかわからなかったからさ、
     普通に商品出さざるをえなかったんだけどな」
    B「・・・」
    A「まあオンボロだし、ミスの一つや二つでてくるだろ?」
    B「機械族がいう台詞とは思えませんね・・・別に良いですけど」

    50 = 19 :

    しごと前しえん
    がんばれよー>>1


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