私的良スレ書庫
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元スレ八幡「死ねばいいのに」
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>>602
じゃあ完成してるな。ワールドトリガーとのクロス見かけたことあるし
じゃあ完成してるな。ワールドトリガーとのクロス見かけたことあるし
>>604
グロ
グロ
10月上旬 奉仕部
雪乃「比企谷くん、これ読み終わったわ」
八幡「おう。相変わらず読むの早いな」
雪乃「休日は勉強以外やることないもの。ぬらりひょんの認識が変わったわ」
八幡「そうだな。俺もそれ読むまでただ食いするイメージしかなかったな」
結衣「ゆきのん、今度はあたしの漫画も貸すよ!」
雪乃「由比ヶ浜さんの好きな漫画は信用出来ないから結構よ」
結衣「酷い!?」
葉山「失礼するよ」
結衣「あれ? 隼人くんだ」
雪乃「何か用かしら?」
葉山「ああ。また依頼に来たんだけど」
結衣「え? また大岡くんがやらかしたの?」
八幡「そういうのはお前が管理しろよ」
葉山「違う違う。今回は戸部と姫菜の件で来たんだ」
結衣「姫菜と戸部っち?」
雪乃「比企谷くん、これ読み終わったわ」
八幡「おう。相変わらず読むの早いな」
雪乃「休日は勉強以外やることないもの。ぬらりひょんの認識が変わったわ」
八幡「そうだな。俺もそれ読むまでただ食いするイメージしかなかったな」
結衣「ゆきのん、今度はあたしの漫画も貸すよ!」
雪乃「由比ヶ浜さんの好きな漫画は信用出来ないから結構よ」
結衣「酷い!?」
葉山「失礼するよ」
結衣「あれ? 隼人くんだ」
雪乃「何か用かしら?」
葉山「ああ。また依頼に来たんだけど」
結衣「え? また大岡くんがやらかしたの?」
八幡「そういうのはお前が管理しろよ」
葉山「違う違う。今回は戸部と姫菜の件で来たんだ」
結衣「姫菜と戸部っち?」
5分後
雪乃「なるほど。戸部くんが海老名さんに恋心を抱いていて修学旅行に想いを告げるのね」
葉山「ああ。けど姫菜は……」
八幡「戸部と付き合うつもりはない」
葉山「そういうことだ。それに告白を断ってグループの関係にひびが入ることを危惧していてね……」
結衣「戸部っちに相談を受けてて、姫菜には戸部っちが告白しないようお願いをされてるんだね」
葉山「その通りだよ。板挟み状態でね……」
雪乃「それでうちに来たというわけね」
葉山「一応、戸部に姫菜に脈がないことを言って告白を諦めるよう言ってるんだけど決意が固くてね」
雪乃「ようは戸部くんの告白を辞めさせればいいのかしら?」
雪乃「なるほど。戸部くんが海老名さんに恋心を抱いていて修学旅行に想いを告げるのね」
葉山「ああ。けど姫菜は……」
八幡「戸部と付き合うつもりはない」
葉山「そういうことだ。それに告白を断ってグループの関係にひびが入ることを危惧していてね……」
結衣「戸部っちに相談を受けてて、姫菜には戸部っちが告白しないようお願いをされてるんだね」
葉山「その通りだよ。板挟み状態でね……」
雪乃「それでうちに来たというわけね」
葉山「一応、戸部に姫菜に脈がないことを言って告白を諦めるよう言ってるんだけど決意が固くてね」
雪乃「ようは戸部くんの告白を辞めさせればいいのかしら?」
葉山「ああ。そうすれば誰も傷つかなくなると思うんだ」
八幡「……」
葉山「何とかお願い出来ないかな?」
結衣「隼人くん、それは違うと思うよ」
葉山「え?」
結衣「恋愛で誰も傷つかないなんてないよ」
雪乃「少女漫画にそう書いてあったのね」
結衣「うん!」
雪乃「はぁ」
八幡「少女漫画は置いといて、由比ヶ浜の言う通りだと思う」
葉山「……」
八幡「……」
葉山「何とかお願い出来ないかな?」
結衣「隼人くん、それは違うと思うよ」
葉山「え?」
結衣「恋愛で誰も傷つかないなんてないよ」
雪乃「少女漫画にそう書いてあったのね」
結衣「うん!」
雪乃「はぁ」
八幡「少女漫画は置いといて、由比ヶ浜の言う通りだと思う」
葉山「……」
八幡「葉山、具体的に戸部にどんな相談を受けているんだ? 告白が上手くいくよう何かお願いをされているのか?」
葉山「いや、そこまでは言われてないよ。修学旅行で告白することくらいしか」
八幡「そうか。なら他人の俺たちがどうこうする権利はないと思う」
結衣「うん。それに今回告白を止められたからって姫菜のお願いは叶えられないと思うよ?」
葉山「なんでだ?」
結衣「だって戸部っちの決意固いんでしょ? 今回は見送っても修学旅行後にすぐ告白するかもしれないじゃん」
八幡「そうだな。クラス替えをするまで戸部が告白を見送り続けるとは限らないからな」
結衣「うん。それに人を好きな気持ちって他人に言われたからって変わるもんじゃないし」
葉山「そうなのか……」
雪乃「そうなのね……」
葉山「いや、そこまでは言われてないよ。修学旅行で告白することくらいしか」
八幡「そうか。なら他人の俺たちがどうこうする権利はないと思う」
結衣「うん。それに今回告白を止められたからって姫菜のお願いは叶えられないと思うよ?」
葉山「なんでだ?」
結衣「だって戸部っちの決意固いんでしょ? 今回は見送っても修学旅行後にすぐ告白するかもしれないじゃん」
八幡「そうだな。クラス替えをするまで戸部が告白を見送り続けるとは限らないからな」
結衣「うん。それに人を好きな気持ちって他人に言われたからって変わるもんじゃないし」
葉山「そうなのか……」
雪乃「そうなのね……」
結衣「二人とも、人を好きになったことないの?」
雪乃「ないわ。パンさんくらいしか」
葉山「……ないんだろうな。本当に人を好きになったことが」
結衣「そっか。ならこれから出来るといいね!」
葉山「……そうだな」
結衣「てか戸部っちって姫菜のこと好きだったのかー」
八幡「気づかなかったのか?」
結衣「うん。だってあたしの胸ばっか見てるし?」
八幡「……」
雪乃「ないわ。パンさんくらいしか」
葉山「……ないんだろうな。本当に人を好きになったことが」
結衣「そっか。ならこれから出来るといいね!」
葉山「……そうだな」
結衣「てか戸部っちって姫菜のこと好きだったのかー」
八幡「気づかなかったのか?」
結衣「うん。だってあたしの胸ばっか見てるし?」
八幡「……」
結衣「ね?」
葉山「俺に聞かれても……」
結衣「あ、そうだ。隼人くん、明日姫菜をここに連れてきてよ」
葉山「いいけど。なんでだい?」
結衣「本人から直接聞きたいから。……それと姫菜に対して少し怒ってるし」
葉山「わ、わかった。喧嘩はやめてくれよ?」
結衣「大丈夫」
雪乃「今回は由比ヶ浜さんに任せた方が良さそうね」
八幡「そうだな」
葉山「俺に聞かれても……」
結衣「あ、そうだ。隼人くん、明日姫菜をここに連れてきてよ」
葉山「いいけど。なんでだい?」
結衣「本人から直接聞きたいから。……それと姫菜に対して少し怒ってるし」
葉山「わ、わかった。喧嘩はやめてくれよ?」
結衣「大丈夫」
雪乃「今回は由比ヶ浜さんに任せた方が良さそうね」
八幡「そうだな」
帰り道
八幡「由比ヶ浜が本当に怒るなんて珍しいな」
結衣「そう?」
八幡「ああ」
結衣「だって他人にお願いして告白を止めさせようなんて卑怯じゃん?」
八幡「……そうかもな」
結衣「それに男女のグループなんて恋愛は付き物だし」
八幡「そうなんだろうな」
結衣「それと姫菜はグループに対して考えすぎだと思うんだよね」
八幡「考えすぎ?」
結衣「うん。姫菜は告白を断って今のグループがおかしくなるのが嫌なんでしょ?」
八幡「由比ヶ浜が本当に怒るなんて珍しいな」
結衣「そう?」
八幡「ああ」
結衣「だって他人にお願いして告白を止めさせようなんて卑怯じゃん?」
八幡「……そうかもな」
結衣「それに男女のグループなんて恋愛は付き物だし」
八幡「そうなんだろうな」
結衣「それと姫菜はグループに対して考えすぎだと思うんだよね」
八幡「考えすぎ?」
結衣「うん。姫菜は告白を断って今のグループがおかしくなるのが嫌なんでしょ?」
八幡「そうだな。海老名さんは今のグループを大事にしたいんだろう」
結衣「でもあたし達のグループって元々おかしいじゃん?」
八幡「」
結衣「他人を陥れようとしてチェーンメールを送る人はいるし、好きなのバレバレなのに本人に気づかれてないと思ってる優美子もいるし」
八幡「名前言っちゃってるぞ?」
結衣「それと戸部っちの告白を断っても大丈夫だと思うんだよねー」
八幡「根拠は?」
結衣「あたしも大岡くんの告白断ってるから」
八幡「」
結衣「夏休み前に告白されてね。あたしにはヒッキーがいるからもちろん断ったけど」
結衣「でもあたし達のグループって元々おかしいじゃん?」
八幡「」
結衣「他人を陥れようとしてチェーンメールを送る人はいるし、好きなのバレバレなのに本人に気づかれてないと思ってる優美子もいるし」
八幡「名前言っちゃってるぞ?」
結衣「それと戸部っちの告白を断っても大丈夫だと思うんだよねー」
八幡「根拠は?」
結衣「あたしも大岡くんの告白断ってるから」
八幡「」
結衣「夏休み前に告白されてね。あたしにはヒッキーがいるからもちろん断ったけど」
八幡「初耳だわ」
結衣「だって初めて言ったし。あたし達って付き合う前からイチャイチャしてたじゃん?」
八幡「それはお前が一方的に……」
結衣「それなのに告白してきたからね。凄いびっくりしたし」
八幡「お、おう……」
結衣「だから姫菜も好きになられたなら、面と向かって断るべきだと思うんだよね」
八幡「……そうか。確かにそうかもしれない」
結衣「ヒッキー?」
八幡「俺も中学時代に何度か告白したが全員答えはくれたからな」
結衣「四人とも全員ちゃんと断ってくれたの?」
八幡「ああ。……なんで四人と知ってるんだ?」
結衣「だって初めて言ったし。あたし達って付き合う前からイチャイチャしてたじゃん?」
八幡「それはお前が一方的に……」
結衣「それなのに告白してきたからね。凄いびっくりしたし」
八幡「お、おう……」
結衣「だから姫菜も好きになられたなら、面と向かって断るべきだと思うんだよね」
八幡「……そうか。確かにそうかもしれない」
結衣「ヒッキー?」
八幡「俺も中学時代に何度か告白したが全員答えはくれたからな」
結衣「四人とも全員ちゃんと断ってくれたの?」
八幡「ああ。……なんで四人と知ってるんだ?」
結衣「前に言ったじゃん。同中の子がヒッキーの元同級生だって」
八幡「その人から聞いたのか」
結衣「うん。ヒッキーの中学時代の話は色々聞いてるよー」
八幡「怒らないのか?」
結衣「なんで?」
八幡「彼氏が色んな女に告白をしていて」
結衣「でもあたしと出会う前の話だし。それにそんな経験があったから今のヒッキーがあるわけでしょ?」
八幡「……」
結衣「ならいいじゃん。ちなみにあたしは告白したのヒッキーだけだからね?」
八幡「……おう」
結衣「それに少女漫画で相手役に過去に女の影があるのは常識だし」
八幡「やっぱりそれか……」
八幡「その人から聞いたのか」
結衣「うん。ヒッキーの中学時代の話は色々聞いてるよー」
八幡「怒らないのか?」
結衣「なんで?」
八幡「彼氏が色んな女に告白をしていて」
結衣「でもあたしと出会う前の話だし。それにそんな経験があったから今のヒッキーがあるわけでしょ?」
八幡「……」
結衣「ならいいじゃん。ちなみにあたしは告白したのヒッキーだけだからね?」
八幡「……おう」
結衣「それに少女漫画で相手役に過去に女の影があるのは常識だし」
八幡「やっぱりそれか……」
どう考えても今のところは文面を普通に読むと早とちりしてる恥ずかしい人だからそっとしといてあげよう
八結なら分かるけど葉雪要素なんてあったかな まあ厨なんて使ってる時点でお察し
八結なら分かるけど葉雪要素なんてあったかな まあ厨なんて使ってる時点でお察し
乙乙、待ってましたー!
初めてガハマさんがまともになったか?
海老名サマはどんな黒さか楽しみっす
初めてガハマさんがまともになったか?
海老名サマはどんな黒さか楽しみっす
翌日 奉仕部
葉山「失礼します」
海老名「はろはろー」
雪乃「いらっしゃい」
結衣「二人とも、やっはろー!」
八幡「……」
葉山「言われた通りに姫菜を連れてきたけど……」
結衣「うん。隼人くん、ありがとー」
海老名「結衣から呼び出しなんて珍しいよね」
結衣「だよね。初めてかも」
葉山「失礼します」
海老名「はろはろー」
雪乃「いらっしゃい」
結衣「二人とも、やっはろー!」
八幡「……」
葉山「言われた通りに姫菜を連れてきたけど……」
結衣「うん。隼人くん、ありがとー」
海老名「結衣から呼び出しなんて珍しいよね」
結衣「だよね。初めてかも」
海老名「そっか。わたし、結衣の初めてなんだ」
結衣「え? あたしの初めてはヒッキーだよ?」
「」
八幡「お、おい!?」
結衣「ん?」
海老名「……そっか、そっか。結衣は大人の階段上ってるんだねぇ」
葉山「比企谷くん。本当なのかい?」
八幡「なんで葉山が興奮してるんだよ」
雪乃「こほん。由比ヶ浜さん、本題を」
結衣「うん」
結衣「え? あたしの初めてはヒッキーだよ?」
「」
八幡「お、おい!?」
結衣「ん?」
海老名「……そっか、そっか。結衣は大人の階段上ってるんだねぇ」
葉山「比企谷くん。本当なのかい?」
八幡「なんで葉山が興奮してるんだよ」
雪乃「こほん。由比ヶ浜さん、本題を」
結衣「うん」
海老名「戸部っちのことだよね?」
結衣「そうだよ。単刀直入に言うね。他人を使って告白を諦めさせるのはずるいと思う」
海老名「……」
結衣「今のグループを大事にしたいのはわかるけど、これは姫菜自身がやらないといけないことだと思う」
海老名「……うん。そうだね。結衣の言う通りだと思うよ」
結衣「なら」
海老名「けど私は卑怯な人間だから」
結衣「……」
海老名「今の自分とか、周りの人達をなくしたくないから。その為なら友達も利用しちゃうんだよね」
葉山「姫菜……」
結衣「そうだよ。単刀直入に言うね。他人を使って告白を諦めさせるのはずるいと思う」
海老名「……」
結衣「今のグループを大事にしたいのはわかるけど、これは姫菜自身がやらないといけないことだと思う」
海老名「……うん。そうだね。結衣の言う通りだと思うよ」
結衣「なら」
海老名「けど私は卑怯な人間だから」
結衣「……」
海老名「今の自分とか、周りの人達をなくしたくないから。その為なら友達も利用しちゃうんだよね」
葉山「姫菜……」
結衣「戸部っちは振られてもいなくならないと思うんだけど」
海老名「うん。私もそう思う。……けどいなくなるかもしれない」
八幡「……」
海老名「戸部っちが私から遠ざかったら、隼人くん達も私たちから遠ざかると思うんだ」
葉山「そんなことは」
海老名「ないとは言い切れないでしょ?」
葉山「……っ」
海老名「隼人くん、戸部っちのこと気遣うでしょ? 戸部っちを放っておいて私たちと一緒にいれないでしょ?」
葉山「……」
海老名「私ね、今の自分とか、自分の周りとかも好きなんだよ。こういうの久しぶりだったから」
海老名「うん。私もそう思う。……けどいなくなるかもしれない」
八幡「……」
海老名「戸部っちが私から遠ざかったら、隼人くん達も私たちから遠ざかると思うんだ」
葉山「そんなことは」
海老名「ないとは言い切れないでしょ?」
葉山「……っ」
海老名「隼人くん、戸部っちのこと気遣うでしょ? 戸部っちを放っておいて私たちと一緒にいれないでしょ?」
葉山「……」
海老名「私ね、今の自分とか、自分の周りとかも好きなんだよ。こういうの久しぶりだったから」
八幡「海老名さんも昔はぼっちだったのか?」
海老名「そうだよ。多分、優美子に声掛けてもらえなかったらぼっちのままだったんじゃないかな」
八幡「そうか。今のグループをなくすのは惜しいか」
海老名「うん。今いる場所が、一緒にいてくれる人たちが好き」
八幡「クラス替えがあっても一緒にいれると思うか?」
海老名「今みたいに一緒にいられるのは難しいと思う。でもそんな薄っぺらい関係でも崩したくないの」
八幡「意外だな。海老名さんはもっと冷めてると思ってた」
海老名「私もそう思ってたよ。でも一緒にいるのが一度でも楽しいと感じちゃえば忘れることは出来ないんだよね」
結衣「……そっか。姫菜はあたし達のことそんな大切に思ってくれてたんだ」
海老名「そうだよ。多分、優美子に声掛けてもらえなかったらぼっちのままだったんじゃないかな」
八幡「そうか。今のグループをなくすのは惜しいか」
海老名「うん。今いる場所が、一緒にいてくれる人たちが好き」
八幡「クラス替えがあっても一緒にいれると思うか?」
海老名「今みたいに一緒にいられるのは難しいと思う。でもそんな薄っぺらい関係でも崩したくないの」
八幡「意外だな。海老名さんはもっと冷めてると思ってた」
海老名「私もそう思ってたよ。でも一緒にいるのが一度でも楽しいと感じちゃえば忘れることは出来ないんだよね」
結衣「……そっか。姫菜はあたし達のことそんな大切に思ってくれてたんだ」
海老名「うん。重たいでしょ?」
結衣「うん。重たい」
海老名「結衣ははっきり言うね」
結衣「でもあたしのヒッキーへの愛の方が重たいし。だから重たい同士でいいんじゃないかな?」
海老名「うん」
結衣「えへへ」
八幡「おい、海老名さんを説得するんじゃなかったのか!?」
結衣「あっ」
雪乃「由比ヶ浜さん、あなたね……」
結衣「うん。重たい」
海老名「結衣ははっきり言うね」
結衣「でもあたしのヒッキーへの愛の方が重たいし。だから重たい同士でいいんじゃないかな?」
海老名「うん」
結衣「えへへ」
八幡「おい、海老名さんを説得するんじゃなかったのか!?」
結衣「あっ」
雪乃「由比ヶ浜さん、あなたね……」
葉山「ははは……」
八幡「結局、友情を確かめあってるだけじゃねえか」
結衣「ご、ごめん……」
八幡「海老名さんの気持ちはわかったけど、戸部を止めるのは難しいと思う」
海老名「……だよね」
八幡「俺が言うのは何だが戸部は馬鹿だがいい奴だと思う」
海老名「うん。私もそう思う。けど今の私が誰かと付き合ってもうまくいきっこないもん」
八幡「今の私が、か」
海老名「うん。私、腐ってるから」
八幡「ならしょうがないな」
八幡「結局、友情を確かめあってるだけじゃねえか」
結衣「ご、ごめん……」
八幡「海老名さんの気持ちはわかったけど、戸部を止めるのは難しいと思う」
海老名「……だよね」
八幡「俺が言うのは何だが戸部は馬鹿だがいい奴だと思う」
海老名「うん。私もそう思う。けど今の私が誰かと付き合ってもうまくいきっこないもん」
八幡「今の私が、か」
海老名「うん。私、腐ってるから」
八幡「ならしょうがないな」
海老名「うん。しょうがないよ」
八幡「……けど先の自分ならどうだ?」
海老名「先のことはわからないよ。もしかしたら誰かを好きになるかもしれない。……例えば結衣から比企谷くんを奪ったりね」
結衣「だめだめー! ヒッキーはあたしのものだし!!」
海老名「冗談だってば。結衣、焦りすぎ」
結衣「うぅぅ」
八幡「てことは戸部にも可能性はあるってことか」
海老名「そうなるかな。友達としては好きだからね」
八幡「……だとよ。もう入っていいぞ」
八幡「……けど先の自分ならどうだ?」
海老名「先のことはわからないよ。もしかしたら誰かを好きになるかもしれない。……例えば結衣から比企谷くんを奪ったりね」
結衣「だめだめー! ヒッキーはあたしのものだし!!」
海老名「冗談だってば。結衣、焦りすぎ」
結衣「うぅぅ」
八幡「てことは戸部にも可能性はあるってことか」
海老名「そうなるかな。友達としては好きだからね」
八幡「……だとよ。もう入っていいぞ」
海老名「え?」
戸部「し、失礼しゃーす……」
葉山「戸部!?」
結衣「戸部っち!?」
海老名「……」
雪乃「いつからいたのかしら?」
戸部「いやー、海老名さん達が部室に入った直後からっつーか」
海老名「これって比企谷くんの仕業だよね?」
八幡「ああ。俺が戸部を呼んだ」
海老名「どういうつもりなの?」
戸部「し、失礼しゃーす……」
葉山「戸部!?」
結衣「戸部っち!?」
海老名「……」
雪乃「いつからいたのかしら?」
戸部「いやー、海老名さん達が部室に入った直後からっつーか」
海老名「これって比企谷くんの仕業だよね?」
八幡「ああ。俺が戸部を呼んだ」
海老名「どういうつもりなの?」
八幡「どうもなにも海老名さんの素直な気持ちを戸部に聞かせただけだが?」
海老名「……」
八幡「海老名さんに聞きたいことがあるんだが」
海老名「なに?」
八幡「葉山に今回の件を相談したら、葉山が奉仕部に依頼に来ることも見込んでたよな?」
葉山「え?」
海老名「うん。……葉山くんが無理だったらきっと奉仕部に相談すると思ってた」
八幡「悪いけど奉仕部でも出来ることと出来ないことがあるんだよ。俺たちじゃ戸部の告白を止めるのは無理だ」
海老名「だから戸部っちを呼び出したんだ」
海老名「……」
八幡「海老名さんに聞きたいことがあるんだが」
海老名「なに?」
八幡「葉山に今回の件を相談したら、葉山が奉仕部に依頼に来ることも見込んでたよな?」
葉山「え?」
海老名「うん。……葉山くんが無理だったらきっと奉仕部に相談すると思ってた」
八幡「悪いけど奉仕部でも出来ることと出来ないことがあるんだよ。俺たちじゃ戸部の告白を止めるのは無理だ」
海老名「だから戸部っちを呼び出したんだ」
八幡「ああ。戸部に海老名さんの気持ちを聞いてもらうことにした」
海老名「そっか」
八幡「葉山の依頼を遂行してもよくて問題がとりあえず解消するだけだ。解決するわけじゃない」
海老名「その解決をするために戸部っち呼び出したわけだ」
八幡「解決出来るかは二人の問題だけどな」
海老名「……」
八幡「それじゃ邪魔者は去るとするか」
結衣「ヒッキー、行っちゃうの?」
八幡「お前も行くんだよ。後は当人たちの問題だろうが」
雪乃「そうね」
海老名「そっか」
八幡「葉山の依頼を遂行してもよくて問題がとりあえず解消するだけだ。解決するわけじゃない」
海老名「その解決をするために戸部っち呼び出したわけだ」
八幡「解決出来るかは二人の問題だけどな」
海老名「……」
八幡「それじゃ邪魔者は去るとするか」
結衣「ヒッキー、行っちゃうの?」
八幡「お前も行くんだよ。後は当人たちの問題だろうが」
雪乃「そうね」
葉山「わかった」
八幡「じゃーな」
戸部「おう。比企谷くん、サンキューな!」
八幡「……おう」
海老名「……」
戸部「いんやー、海老名さんが俺たちのことそこまで思ってるとは思わなかったわー。マジごめん!」
海老名「なんで戸部っちが謝るの?」
戸部「いやいや、相手の気持ち考えずに突っ走ってた俺が悪いっしょ?」
海老名「戸部っちは悪くないよ。悪いのは卑怯な私」
戸部「それな! 海老名さん、意外と黒い部分があってびっくりしたわー」
八幡「じゃーな」
戸部「おう。比企谷くん、サンキューな!」
八幡「……おう」
海老名「……」
戸部「いんやー、海老名さんが俺たちのことそこまで思ってるとは思わなかったわー。マジごめん!」
海老名「なんで戸部っちが謝るの?」
戸部「いやいや、相手の気持ち考えずに突っ走ってた俺が悪いっしょ?」
海老名「戸部っちは悪くないよ。悪いのは卑怯な私」
戸部「それな! 海老名さん、意外と黒い部分があってびっくりしたわー」
海老名「否定しないんだ」
戸部「そこも含めて海老名さんの魅力っしょ?」
海老名「……」
戸部「まあ、でも海老名さんの気持ちは聞けたし。なんつーの? 好きな子を困らせてまで自分の気持ち押し通すのもアレっしょ?」
海老名「好きな子って告白してるようなものだと思うけど?」
戸部「それは見逃してほしいっつーか。とりあえず告白は先延ばしでお願いしゃす!」
海老名「戸部っちって本当にポジティブだよね」
戸部「あれ? もしかして好印象的な?」
海老名「うん。友達としてね」
戸部「マジかー。んじゃこれからも友達でよろしくお願いしゃす!」
海老名「うん」
戸部「そこも含めて海老名さんの魅力っしょ?」
海老名「……」
戸部「まあ、でも海老名さんの気持ちは聞けたし。なんつーの? 好きな子を困らせてまで自分の気持ち押し通すのもアレっしょ?」
海老名「好きな子って告白してるようなものだと思うけど?」
戸部「それは見逃してほしいっつーか。とりあえず告白は先延ばしでお願いしゃす!」
海老名「戸部っちって本当にポジティブだよね」
戸部「あれ? もしかして好印象的な?」
海老名「うん。友達としてね」
戸部「マジかー。んじゃこれからも友達でよろしくお願いしゃす!」
海老名「うん」
教室
葉山「今頃上手くいってるだろうか?」
八幡「そこは戸部の人間性に賭けるしかないな。まあ、問題ないだろ」
雪乃「随分と戸部くんを買っているのね」
八幡「人間性だけな」
葉山「そうか」
八幡「なんでお前が嬉しそうな顔してんだよ」
結衣「ていうか今回はあたしに任せてくれるんじゃなかったの?」
八幡「任せてただろ。由比ヶ浜が海老名さんを説得出来たら戸部は帰らせていた」
結衣「うっ」
葉山「今頃上手くいってるだろうか?」
八幡「そこは戸部の人間性に賭けるしかないな。まあ、問題ないだろ」
雪乃「随分と戸部くんを買っているのね」
八幡「人間性だけな」
葉山「そうか」
八幡「なんでお前が嬉しそうな顔してんだよ」
結衣「ていうか今回はあたしに任せてくれるんじゃなかったの?」
八幡「任せてただろ。由比ヶ浜が海老名さんを説得出来たら戸部は帰らせていた」
結衣「うっ」
雪乃「いつ戸部くんに接触したのかしら?」
八幡「昨日だ。それに戸部が海老名さんのことを好きなのは知ってたからな」
結衣「そうなの?」
八幡「ああ。夏休みのボランティアの時に聞いた」
葉山「あー、あの時か。懐かしいな」
八幡「それにこういうのは後回しにしても悪化するだけだからな」
雪乃「そうね」
八幡「これで海老名さんも少しはましな気分で修学旅行に参加出来るだろ」
葉山「そうだな。……今回も助けられたよ」
八幡「俺たちは何もやってない。戸部を呼び出しただけだ」
雪乃「私と由比ヶ浜さんは本当に何もしてないわね……」
八幡「昨日だ。それに戸部が海老名さんのことを好きなのは知ってたからな」
結衣「そうなの?」
八幡「ああ。夏休みのボランティアの時に聞いた」
葉山「あー、あの時か。懐かしいな」
八幡「それにこういうのは後回しにしても悪化するだけだからな」
雪乃「そうね」
八幡「これで海老名さんも少しはましな気分で修学旅行に参加出来るだろ」
葉山「そうだな。……今回も助けられたよ」
八幡「俺たちは何もやってない。戸部を呼び出しただけだ」
雪乃「私と由比ヶ浜さんは本当に何もしてないわね……」
結衣「うん……」
葉山「俺も何も出来なかったな」
八幡「いや、俺たちに相談してきただろ? それで十分だろ」
葉山「え?」
八幡「かの偉大な先生の名言だ。人には出来ないことが多い。そのくせ人はそれを忘れやすい」
葉山「……」
八幡「自分に出来ることはする、出来ないことは他人を頼る。簡単なようで意外に出来ないことだぞ」
葉山「……そうか」
八幡「まあ、俺たちも戸部の呼び出ししか出来なかったんだが」
葉山「比企谷は凄いな」
八幡「俺は凄くない。凄いのは愛読書のキャラクター達だ」
雪乃「そうね」
葉山「…………え?」
葉山「俺も何も出来なかったな」
八幡「いや、俺たちに相談してきただろ? それで十分だろ」
葉山「え?」
八幡「かの偉大な先生の名言だ。人には出来ないことが多い。そのくせ人はそれを忘れやすい」
葉山「……」
八幡「自分に出来ることはする、出来ないことは他人を頼る。簡単なようで意外に出来ないことだぞ」
葉山「……そうか」
八幡「まあ、俺たちも戸部の呼び出ししか出来なかったんだが」
葉山「比企谷は凄いな」
八幡「俺は凄くない。凄いのは愛読書のキャラクター達だ」
雪乃「そうね」
葉山「…………え?」
ここまで!
今は再放送が熱い
ビルドファイターズ、夏目、ちはやふる、AW
今は再放送が熱い
ビルドファイターズ、夏目、ちはやふる、AW
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