私的良スレ書庫
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元スレ魔王「クックック、お前には特等席を用意してやったぞ」ヒロイン「なんですって……!」
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主人公『なぜ俺の父親を……自分の兄弟を……!』
魔王『ククク、お前には分かるまい。私が受けた屈辱を……あれは私がまだ幼かった頃……』
ヒロイン「……」チラッ
手下A「なあ、さっきから時計をやたら気にしてないか?」
手下B「ああ……俺も気になってた。聞いてみるか」
手下A「だな」
手下B「あの、すいません」
ヒロイン「えっ、な、なによっ!」ビクッ
手下B「この後、何かお約束でもあるんですか?」
ヒロイン「あ、別に……ただ……今日は見たい番組があったから……」
ヒロイン「これ、まだ続くのかなぁって……少し思っただけよ」
手下B「ははぁ」
魔王『ククク、お前には分かるまい。私が受けた屈辱を……あれは私がまだ幼かった頃……』
ヒロイン「……」チラッ
手下A「なあ、さっきから時計をやたら気にしてないか?」
手下B「ああ……俺も気になってた。聞いてみるか」
手下A「だな」
手下B「あの、すいません」
ヒロイン「えっ、な、なによっ!」ビクッ
手下B「この後、何かお約束でもあるんですか?」
ヒロイン「あ、別に……ただ……今日は見たい番組があったから……」
ヒロイン「これ、まだ続くのかなぁって……少し思っただけよ」
手下B「ははぁ」
魔王「その時、兄は……お前の父親は、なんと言ったと思う!? この私に向かって……!」
主人公「い、いったい……何を……!」
魔王「あいつはな……こう言ったのだ……!」
ピピピ
魔王「タイム。いや違う、今のは私の言葉だ」
主人公「……!」
魔王「なんだ」
手下B『その……お客様がこの後、ご予定があるらしくて……』
魔王「なに!? 事前に調べたはずだ……! ここへ連れ去る時、確認はとったのだろうな!?」
手下B『ええ、間違いなく。彼女は「今日は特に何も無い」とおっしゃったので、お連れしました』
手下B『ですが、その……「夕方までかかるとは思ってなかった」と……』
魔王「予定とは何なのだ」
手下B『さほど重要ではないのですが……ご覧になりたいテレビ番組があると』
魔王「……録画予約はしていないのか?」
手下B『少々お待ちください……あの、録画予約は……、あ、はい。していないそうです』
手下B『というのも、母親と一緒にご覧になるのが毎週の楽しみだそうで……録画では意味が無いと』
魔王「……そうか」
手下B『可能であれば、巻きで……』
魔王「分かった」
ピッ
魔王「話はここまでだ!!!!! 死ねぇ!!!!!!!!!!」
ザシュッ
主人公「ぐあああああああああああああああああああああああああっ」
主人公「い、いったい……何を……!」
魔王「あいつはな……こう言ったのだ……!」
ピピピ
魔王「タイム。いや違う、今のは私の言葉だ」
主人公「……!」
魔王「なんだ」
手下B『その……お客様がこの後、ご予定があるらしくて……』
魔王「なに!? 事前に調べたはずだ……! ここへ連れ去る時、確認はとったのだろうな!?」
手下B『ええ、間違いなく。彼女は「今日は特に何も無い」とおっしゃったので、お連れしました』
手下B『ですが、その……「夕方までかかるとは思ってなかった」と……』
魔王「予定とは何なのだ」
手下B『さほど重要ではないのですが……ご覧になりたいテレビ番組があると』
魔王「……録画予約はしていないのか?」
手下B『少々お待ちください……あの、録画予約は……、あ、はい。していないそうです』
手下B『というのも、母親と一緒にご覧になるのが毎週の楽しみだそうで……録画では意味が無いと』
魔王「……そうか」
手下B『可能であれば、巻きで……』
魔王「分かった」
ピッ
魔王「話はここまでだ!!!!! 死ねぇ!!!!!!!!!!」
ザシュッ
主人公「ぐあああああああああああああああああああああああああっ」
ヒロイン「しゅ、主人公!!!!!」
魔王『ククク……モニターで観ていたのだろう? ここへ降りてくるといい……』
ヒロイン「……!」
魔王『忘れ物をしないようにな……』
ヒロイン「……くっ!」
ヒロイン(言われなくたって……! 誰が忘れ物なんてするもんですか……!)
ヒロイン(えっと、サイフはポッケに入ってる……鍵と、ハンカチと……よし!)
ヒロイン「待ってて主人公……すぐ行くから……!」
タッタッタッタッタ
手下A「よし。忘れ物チェックだ」
手下B「ああ」
タッタッタッタッタ
ヒロイン「……」
手下B「……あれ? どうされたんですか? 主人公のところへ行ったはずじゃ……」
ヒロイン「上着……忘れてた……」
魔王『ククク……モニターで観ていたのだろう? ここへ降りてくるといい……』
ヒロイン「……!」
魔王『忘れ物をしないようにな……』
ヒロイン「……くっ!」
ヒロイン(言われなくたって……! 誰が忘れ物なんてするもんですか……!)
ヒロイン(えっと、サイフはポッケに入ってる……鍵と、ハンカチと……よし!)
ヒロイン「待ってて主人公……すぐ行くから……!」
タッタッタッタッタ
手下A「よし。忘れ物チェックだ」
手下B「ああ」
タッタッタッタッタ
ヒロイン「……」
手下B「……あれ? どうされたんですか? 主人公のところへ行ったはずじゃ……」
ヒロイン「上着……忘れてた……」
ヒロイン「主人公!!!」
ダキッ
ヒロイン「目を覚ましてよ! 主人公! 主人公!」
主人公「う、っぐう……!」
ヒロイン「っ! い、生きてる……!」
魔王「ククク……運のいい奴だ……これに懲りたら、もう私の邪魔はしないことだ……!」
魔王「おい、救急車はまだか」
手下C「もう来るはずです」
ヒロイン「よくも……よくも主人公を……!」
魔王「安心しろ。主人公には我々が付き添う。病院までな。お前は早く帰るといい」
ヒロイン「っ!」
魔王「送りの車を用意した。さあ、観たい番組があるのだろう?」
ヒロイン「ゆるさない……絶対にゆるさない! いつか後悔させてやるから!!!」
魔王「ククク……どうした? 帰らないのか?」
ヒロイン「……帰る」
手下B「あ、梅昆布茶です。どうぞ」
ヒロイン「……」
魔王「遠慮することは無い。まだたくさんあるからな」
ヒロイン「ふ、フン! だ、だれが……! 主人公に酷いことしたアンタたちから、こんなもの……!」
魔王「要らないのか?」
ヒロイン「……貰う」
ダキッ
ヒロイン「目を覚ましてよ! 主人公! 主人公!」
主人公「う、っぐう……!」
ヒロイン「っ! い、生きてる……!」
魔王「ククク……運のいい奴だ……これに懲りたら、もう私の邪魔はしないことだ……!」
魔王「おい、救急車はまだか」
手下C「もう来るはずです」
ヒロイン「よくも……よくも主人公を……!」
魔王「安心しろ。主人公には我々が付き添う。病院までな。お前は早く帰るといい」
ヒロイン「っ!」
魔王「送りの車を用意した。さあ、観たい番組があるのだろう?」
ヒロイン「ゆるさない……絶対にゆるさない! いつか後悔させてやるから!!!」
魔王「ククク……どうした? 帰らないのか?」
ヒロイン「……帰る」
手下B「あ、梅昆布茶です。どうぞ」
ヒロイン「……」
魔王「遠慮することは無い。まだたくさんあるからな」
ヒロイン「ふ、フン! だ、だれが……! 主人公に酷いことしたアンタたちから、こんなもの……!」
魔王「要らないのか?」
ヒロイン「……貰う」
ヒロイン「ただいま! ブラタモリもう始まっちゃった!?」
母親「ちょうど始まったとこ」
ヒロイン「良かったぁ」
ボフッ
ヒロイン(あ、ソファ固い……それに……)
ガヤガヤ
ヒロイン(テレビも小っちゃいなぁ…………音も平面だし……)
ヒロイン「……」
ヒロイン(あ、そうだ。もらった梅昆布茶を飲みながら観よう)
ヒロイン「♪~」
ヒロイン「!!!」
ヒロイン(なんで私……あいつらのアジトのこと考えてるの……?)
ヒロイン「ハッ! ま、まさか……!」
ヒロイン(これもやつらの作戦……! せ、洗脳……!? 私を懐柔するつもりなの……!? 信じられない……!)
ヒロイン(絶対にやつらと馴れ合ったりなんてしないわ……! 絶対よ……! 忘れるの! あんな場所!)
ヒロイン「負けない……絶対に屈しないんだから……!」
母親「ちょうど始まったとこ」
ヒロイン「良かったぁ」
ボフッ
ヒロイン(あ、ソファ固い……それに……)
ガヤガヤ
ヒロイン(テレビも小っちゃいなぁ…………音も平面だし……)
ヒロイン「……」
ヒロイン(あ、そうだ。もらった梅昆布茶を飲みながら観よう)
ヒロイン「♪~」
ヒロイン「!!!」
ヒロイン(なんで私……あいつらのアジトのこと考えてるの……?)
ヒロイン「ハッ! ま、まさか……!」
ヒロイン(これもやつらの作戦……! せ、洗脳……!? 私を懐柔するつもりなの……!? 信じられない……!)
ヒロイン(絶対にやつらと馴れ合ったりなんてしないわ……! 絶対よ……! 忘れるの! あんな場所!)
ヒロイン「負けない……絶対に屈しないんだから……!」
~翌週~
主人公「ヒロイン……! 目を覚ましてくれ!!!」
魔王「ククク……無駄だ。もうお前の知っているヒロインはこの世にいないのだからな」
手下A「へっへっへ!」
ヒロイン「私が魔王様の御意志に賛同した時、あなたの知っていたヒロインは死んだのよ……!」
ヒロイン「魔王様に盾つくというなら、容赦しないわ!!!」
ヒロイン「この梅昆布茶が冷める前にあなたを倒す!!!」
魔王「一日一杯だぞ」
ヒロイン「もちろんです!!!」
END
主人公「ヒロイン……! 目を覚ましてくれ!!!」
魔王「ククク……無駄だ。もうお前の知っているヒロインはこの世にいないのだからな」
手下A「へっへっへ!」
ヒロイン「私が魔王様の御意志に賛同した時、あなたの知っていたヒロインは死んだのよ……!」
ヒロイン「魔王様に盾つくというなら、容赦しないわ!!!」
ヒロイン「この梅昆布茶が冷める前にあなたを倒す!!!」
魔王「一日一杯だぞ」
ヒロイン「もちろんです!!!」
END
おつ!面白かったぞ
梅昆布茶ひさびさに飲みたくなった
梅昆布茶ひさびさに飲みたくなった
おっと乙だった
梅昆布茶に関してはすごい分かる
あといっぱいあといっぱい…でキリがなくなる
梅昆布茶に関してはすごい分かる
あといっぱいあといっぱい…でキリがなくなる
たとえヒロイン相手でも、敵となった以上容赦なくぶっ潰してくれる主人公がいいなぁ
最高の環境に浸らせる事で忠誠を誓わせる
世の経営者にとって大切な事だな
世の経営者にとって大切な事だな
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