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    元スレ真姫「賢い! 可愛い! 真姫様!!」

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    1 :

    昨日書いたやつの続き書きますー

    完結させたくなったので

    とりあえず最初から貼っていきますー



    真姫様イベは11939位でしたー!

    2 = 1 :

    凛、花陽「「真姫様っ!」」

    クラスメイト「「真姫様!!」」


    「「「真姫様ばんざーいっ!!」」


    「まったく…貴女たち、今日もこの私を崇めるのに忙しいみたいね」

    「もちろんだにゃ!」

    花陽「真姫様、相変わらずお美しい…」

    「ふふっ」


    私の名前は西木野真姫

    一年生ながら、この音ノ木坂学院の最高位に君臨している

    一般生徒とは格が違う私だがたまには相手をして讃えることを許してあげていた

    優しいでしょ? 私って

    3 = 1 :

    「さて…」

    「ど、どこか行っちゃうの!?」

    花陽「ま、真姫様ぁ…! ここにいて私どものお相手を…」

    「うるさいわねっ! 何軽々しく私に意見してるのよ!」

    花陽「す、すすすすすみませぇん……!!」

    「お許しをー」

    「……ふんっ」

    花陽「あ、あぁ……真姫様が行ってしまわれる……」

    「せめて香りだけでも残していってー」

    「……音楽室」

    「音楽室で優雅なる旋律を奏でてくるわ」

    4 = 1 :

    「行っちゃったにゃー」

    花陽「うん……でもまたしばらくしたらお戻りになられるから」

    「凛たち、真姫様と同じクラスになってラッキーだよねー!」

    花陽「一生分の運を使いきった感じだよぉ…」


    ガラッ…


    穂乃果「あのー」

    「二年生?」

    穂乃果「一年生に歌がすっごく上手い子がいると思うんだけど」

    花陽「真姫様のファンの方ですか!?」

    穂乃果「真姫…、様……?」

    「歌が上手い人類なんか真姫様以外に存在しないにゃー!」

    5 = 1 :

    奏でるピアノの音と歌声が壁を介し、四方から私の耳をくすぐる

    何て心地好い感覚……やっぱり私って天才かも


    「ふふっ」


    ガラッ…


    「っ!?」

    穂乃果「すごい! すごい!」

    「な、何よ!?」

    穂乃果「すっごく歌上手だね! あとピアノも」

    「はぁ?」


    何を当たり前のことを言ってるの?

    私を誰だと思ってるのかしら……


    「私を崇めるのより、勝手にこの部屋に入ってきた非礼を詫びるのが先じゃない!?」

    6 = 1 :

    穂乃果「え? あぁ…ごめんねー」

    「……っ!」


    私への侮辱と捉えていいのよね?

    “ふざけた女”

    それが目の前に立っている高坂穂乃果への第一印象だった


    穂乃果「貴女すごく可愛いね! アイドルやってみない?」

    「……っ」

    穂乃果「?」


    アイドル? 何を言ってるの? この人

    確かに歌うことは好き……歌姫という肩書きは私の為に古来から用意されているようなものよ?

    でも、アイドルなんて……


    「……帰って」

    7 = 1 :

    穂乃果「一緒にスクールアイドルやろうよ! 駄目なら曲作って! 二つに一つだよっ!」

    「帰ってって言ったのが聞こえなかったのかしら?」

    「私が貴女のような愚民と言葉を交わしてあげただけでも幸運だと思いなさい」

    穂乃果「私たちのスクールアイドルの曲作ってよー! 作って作って作ってー!!」


    話が通じない……?

    愚かな女だと思っていたけどまさかここまでだったなんて……

    これはまともに会話するだけ無駄ね……この真姫様の時間は有限なんだからこんな女に付き合ってあげる暇はないわ


    「アイドルの曲とか聴かないし」

    8 = 1 :

    穂乃果「そうなの? 普段どんなの聴いてるの?」

    「……クラシック」

    穂乃果「へー……アイドルは聴かないんだ?」

    「ああいうチャラチャラした、いかにも庶民が歌う曲とか興味ないし」

    穂乃果「……ふーん」

    「もう私と話すことはないでしょ? 私も貴女なんかと話すことは」

    穂乃果「腕立て伏せできる?」


    また突拍子もないことを……

    私のとりまきがいたら今頃、半死半生になってるわよ

    私は、自ら野蛮なことはしたくないから生かしてあげてるけど……

    命は大切にすべき、よ


    穂乃果「もしかして…できないんだぁ?」


    殺す……

    この女、絶対に殺す

    9 :

    続きが見たい

    10 = 1 :

    「……できるわよ!」

    穂乃果「あんまり無理はしない方が」

    「できるって言ってるでしょ!! この私を誰だと思ってるのよ!?」

    穂乃果「えっと……ま、ま……?」

    「真姫様よ! ていうか本当に私のこと知らないわけじゃないわよね?」

    穂乃果「……? 今知った! 真姫ちゃん!」

    「真姫様!」

    穂乃果「そういえば一年生の子も真姫様って言ってたような……」

    「当然でしょ? 私と貴女たち庶民は対等じゃないんだから」

    穂乃果「そんなのおかしいよ、友達はみんな対等なはずだよ?」

    「私は特別、ていうかそもそも貴女とは友達じゃないし」

    穂乃果「……腕立て伏せ」

    「やるわよっ!」

    11 = 1 :

    「ふっ…くっ……! んっ…、あぁっ… !」

    穂乃果「おぉ…!」

    「んっ…しょっ…! こ、これ…くらい…っ!」

    穂乃果「ならそのまま笑ってみて?」

    「え…?」


    本当にこの女……意味わかんない

    ムカつく……

    私のこと知った時、青ざめるがいいわ

    泣いて土下座させてやるんだから!

    ……あれ?

    でも、私のことを知らない人間がこの学校にいるのかしら……?

    もしかして、本当は知ってて……

    12 = 1 :

    穂乃果「どうしたの? できないのぉ?」

    「……っ!」


    知ってる上でわざと……?

    私の寵愛を受けたくて、こんな手の込んだ真似を?

    だとしたら滑稽ね…………私が

    まぁ明日がこの女の命日になることだし……笑みくらい餞として添えてあげるわ


    穂乃果「……? おーい! おーい! 聞こえてますかー?」

    「あぁもうっうるさいわね! これでいいんでしょ!? にっこにっこにー!」

    穂乃果「おぉ! すごい! 穂乃果なんて全然駄目だったのに」

    「何回も言うようだけど私と貴女では格が違うのよ! 格が!」

    13 = 1 :

    穂乃果「すごいよ! 真姫ちゃん! 是非穂乃果たちと一緒にスクールアイドルを」

    「やらないって言ってるでしょ!! あと真姫様!!」

    穂乃果「そっかー残念残念…」

    「ふんっ……用が済んだらさっさと」

    穂乃果「これ歌詞ね! 穂乃果たち神社で練習してるから完成したら持ってきてよ!」

    「曲も作らないっ!!」

    穂乃果「あ、恥ずかしいなら別の方法もあると思うんだ! ポストに入れるとか」

    穂乃果「じゃあ穂乃果、練習行くからばいばーい!」

    「……」

    14 = 1 :

    ━━

    「ってことがあったのよ…」

    「むきーっ! ふざけた女だにゃー!」

    花陽(アイドル……?)

    「だからその練習とやらを見に行って嘲笑ってやろうと思うんだけどどうかしら?」

    「そこで仕返ししてやるにゃー!」

    花陽「い、行きましょう…!」

    「ならさっさと馬車の準備をしなさい!」

    花陽「は、はい…っ! 真姫様!」

    「がってんしょーち!」

    15 = 1 :

    ━━

    「次は~神田明神~」

    花陽「つ、着きました! 真姫様」

    「ご苦労様…って何よ!? この石段は……!!」

    「これじゃ馬車で登れないじゃない!!」

    「まぁ神社って大体こんなものだし…」

    「……花陽」

    花陽「はいっ! 私の背中でよろしければ」

    「途中で落としたら承知しないわよ」

    花陽「頑張りますっ!」

    「凛は先に登って紅茶の準備してるにゃー」

    「だ、そうだから冷めない内によろしくね」

    花陽「はいっ!!」

    16 = 1 :

    花陽「ひはぁ……っ! ひはぁぁっ……!!」

    「ペース落ちてるわよ!」

    花陽「ひゅふっ…! ぜぇ…ぜぇ…っ! はふ…ひはぁっ……!!」

    「まったく……情けない」

    花陽「ず…ずみ"ま"ぜぇぇ……んっ! げほっ…げほっ…!!」



    「一番乗りー♪ にゃ?」

    海未「ワンツースリーフォー!」

    穂乃果「ファイブシックスセブンエイト!」

    ことり「はぁ…っ! はぁっ…!」

    「あいつらが真姫様が言ってた…」

    17 = 1 :

    「凛は紅茶の用意~♪」


    海未「おや? あれは…」

    穂乃果「あっ…! 確か一年生の教室にいた…」

    海未「なるほど……もしかして私たちのファンなのでは?」

    穂乃果「多分そうだよ!」

    海未「応援してくれる人がいるというのは嬉しいものですね」

    穂乃果「うんっ!」

    「準備おーけいだにゃー! 真姫様たちまだかなまだかなー?」

    海未「では紅茶も淹れてもらったことだし休憩にしましょう!」

    穂乃果「ことりちゃーん! 休憩だってー」

    ことり「はぁ…はぁ…っ! あ、は~い!」

    「にゃ…?」

    18 :

    昨日どこまでいったかも覚えてないわ
    はよ

    20 = 1 :

    穂乃果「ことりちゃん! おやつおやつー!」

    ことり「今日のおやつは紅茶にぴったりのフィナンシェとダックワーズ! あとギモーヴも作ってきたよ~♪」

    穂乃果「ぎもーぶ?」

    ことり「マシュマロのこと♪」

    穂乃果「おー!」

    海未「なかなか良い香りの茶葉ですね……二人ともミルクは入れてよかったですか?」

    穂乃果「うん!」

    ことり「ことりはあま~いのがいいなぁ!」

    海未「わかりました」

    「……ちょ、ちょっと待つにゃー!!」

    21 = 1 :

    海未「どうしました?」

    「こ、これは真姫様の為に用意した」

    ことり「お菓子いっぱい持ってきたから一緒に食べよ?」

    「お、お菓子……じゅるっ……」

    ことり「ね?」

    「うんっ!」

    海未「ではもう一杯淹れますね」

    「ありがとー! いっただきまーす!」

    穂乃果「美味しいっ! やっぱり激しい練習の後の甘いものは格別だよ!」

    海未「この後もまだ練習はありますけどね?」

    穂乃果「はーいっ!」

    ことり「遠慮しないでいっぱい食べてね?」

    「うん! ありがとー! もぐもぐ…」

    22 = 1 :

    ことり「紅茶のおかわり淹れるね」

    穂乃果「穂乃果もー」

    「凛もー」

    海未「海未もー」

    ことり「へ? 海未ちゃん……?」

    海未「し、失礼しました……つい美味な紅茶と場の雰囲気に流されてしまい……」

    「もー海未ちゃんったら可愛いにゃー」

    穂乃果「えへへ、楽しいねー」

    ことり「一人増えるだけでも賑やかになって嬉しいかも♪」

    穂乃果「そうだ! 凛ちゃんも一緒にスクールアイドルやってみない?」

    「スクールアイドル……?」

    23 = 1 :

    「うーん……うーん……」

    穂乃果「すごく悩んでる…」

    ことり「凛ちゃん可愛いし、絶対良いと思うんだけどなぁ…」

    海未「気も利きますし…何ならマネージャーというのも…」

    「うーん……どうしようかにゃぁぁぁぁぁぁ……」

    穂乃果「そ、そんなにすぐ決めなくてもいいんだよ…?」

    ことり「ことりたちはいつでも大歓迎だから」

    「うん…! もうちょっと考えてみるにゃ! ……あれ? 凛、何か忘れてるような……?」

    穂乃果「食後の一服かな?」

    ことり「凛ちゃんって不良なの!?」

    24 = 1 :

    花陽「ぜぇぇ…ぜぇぇ…っ!! げほっげほっ……!! おえぇぇぇぇっっ!!」

    「遅いっ! こんな階段登りきるのに一時間以上かかるなんて!」

    花陽「ひぎゅぅっ…! ご、ごめ…なざぃぃぃ……!!」

    「あっ! 真姫様!」

    海未「真姫様……?」

    穂乃果「あ、真姫ちゃんだ! 真姫ちゃん真姫ちゃん真姫ちゃーん!!」

    「あーもう! うっとおしいっ! 頭が高いのよ! 私を出迎えるつもりなら膝まづきなさい!」

    「かよちん…大丈夫…?」

    花陽「うげっ…ぐぅっ…! ひゅはびっ…! げはぁぁっ……!!」

    25 = 1 :

    「凛、喉が乾いたわ」

    「はいにゃ! あ……」

    「何してるの? 早く紅茶を持ってきなさい」

    (茶葉が……ない……?)

    「りーんー?」

    「あ、あのー……」

    「何よ」

    「なくなっちゃったにゃ」

    「はぁ? なくなったって貴女に茶葉も紅茶セットも持たしておいた筈よね!?」

    「そ、それはその……あの三人!!」

    「あの三人の茶番に付き合わされたおかげで茶葉が底をついて…茶葉だけに茶番……なんちゃってー……はは」

    「……」

    穂乃果「ごめんね! 真姫ちゃん! 紅茶が美味しいからってらっぱ飲みしちゃって」

    26 = 1 :

    ことり「元はと言えばことりがコールかけちゃったから…」

    海未「いえ、私が勘違いをして皆に紅茶を振る舞ってしまったのがそもそもの原因です」

    「……」

    「……やっぱり真姫様怒ってる?」

    「……花陽」

    花陽「は、はひぃ……っ」

    「今から大至急、茶葉を調達してきなさい」

    花陽「ふふぇっ……!?」

    「店わかるわよね? 私の名前を出せば譲って貰えるはずだから」

    花陽「は、はひぃふぁ……っ!?」

    「あら…私の命令が聞こえないのかしら?」

    「真姫様! かよちんはもう疲労困憊満身創痍誰が見てもボロボロの状態だにゃ! 調達なら凛が!」

    27 = 1 :

    「駄目よ」

    「な、何で!?」

    「凛…貴女にはこの後たっぷりと、この真姫様を蔑ろにした償いをとってもらうから」

    「ひ、ひぇー」

    「花陽、行きなさい」

    花陽「は、はははぃぃぃぃぃ!!!! おげぇぇっっ……!!」

    「ふんっ……さて」

    海未「ワンツースリーフォー! ことり! 遅れてますよ!」

    ことり「は、はいっ!」

    穂乃果「ファイブシックスセブンエイト! ことりちゃん! 早いよ!」

    ことり「は、はいっ…!」

    「ちょっと!!」

    28 :

    さる避けしてね

    29 = 1 :

    「真姫様、今は練習中だから…」

    「そんなこと知らないわ! この私を無視するなんていい度胸ね…」

    「あ、貴女たちっ……!!」

    海未「ワンツーワンツー」

    「……っ」

    「み、みんなー! 真姫様が何か言ってるにゃー!」

    穂乃果「え? どうしたの? 凛ちゃん」

    海未「何かアドバイスでも頂けるんですか? 凛」

    ことり「ぜぇ…ぜぇ…! はぁ、はぁ…?」

    「何で凛には反応するのよ…」

    「えっと…凛じゃなくて、真姫様が話あるって」

    穂乃果「真姫ちゃん? 曲完成したの?」

    30 = 1 :

    さる避けってよくわかんないですけど、どうすればいいのですかー?

    31 = 1 :

    「まだよ! ていうか歌詞貰ったの今日の昼間だし! そもそも作るなんて一言も言ってないし!!」

    穂乃果「そっかー……真姫ちゃんならぱぱぱーってすぐ曲作ってくれると思ったんだけどなー」

    「貴女、作曲ナメてるでしょ?」

    穂乃果「やっぱり無理かぁーそっかぁー残念だなぁー真姫ちゃんには荷が重すぎたかぁー残念ー」

    「や、やろうと思えばすぐにでも書けるわよっ! ってその手にはもう乗らないわ」

    穂乃果「おぉ…! 真姫ちゃんが成長してる!」

    「当然っ! だってこの私よ? 賢さは一秒一秒で倍々チャンスなんだから!」


    ふふ…私の賢さに皆、戦慄してるわね

    さて、どんな嫌がらせをしてあげましょうか……

    高坂穂乃果……と残りの二人、この私を侮辱した罪は重いわよ

    32 = 28 :

    他のスレにも書き込む

    33 = 1 :

    穂乃果「じゃあ何しに来たの? 見学?」

    「え……? それは、その……とにかく目障りなのよ! 貴女たち!」

    穂乃果「ほぇ?」

    海未「わざわざこんな所まで赴いて、目障りなど…」

    ことり「ちょっと何言ってるかわかんないよね」

    「くぅーっ! 二年だからって私に無礼な口利いていいと思ってるの!?」

    ことり「え、えっと……」

    海未「凛」

    「へ?」

    海未「この方は凛の友達なのですよね?」

    「えーっと……友達……なのかなぁ?」

    穂乃果「凛ちゃん! いくらこんな真姫ちゃんでもその言い方は酷いと思うよ!」

    34 :

    昨日も見てた
    続きはよ

    35 = 1 :

    ことり「同じ一年生ってことは同じクラスってことで放課後、一緒にこんな所まで遊びに来てるのに…それでも友達じゃないってことはつまり……」

    「と、友達だよ!! 凛と真姫様は友達!!」

    「はぁ? 何言ってるのよ! 凛」

    「うっ…」

    「私の友達を名乗るなんて100年早いわよ! この不躾者!」

    「ごめんなさいにゃー」

    穂乃果「凛ちゃん……もしかして真姫ちゃんに虐められて」

    ことり「イジメはよくないよっ!」

    海未「私の眼前でそんな真似、許しませんよ?」

    「ち、違っ…! 私は…西木野真姫だから……」

    「みんなっ! 凛はいじめられてなんかないよ! 大丈夫…! 心配いらないよ!」

    36 = 1 :

    ことり「凛ちゃん、今まで辛かったね……でももう平気だよ? ことりたちがついてるから」

    「だ、だからそんなんじゃ」

    「何をさっきから神様の前で騒いどるん~?」

    海未「あ、貴女は副会長の…」

    穂乃果「この真姫ちゃんが神様の前で同級生を虐めてました!」

    ことり「でも凛ちゃんは強い子だから…大丈夫大丈夫って……」

    「はぁ!?」

    「ふ~ん、あんたがそのイジメっ子の真姫ちゃんやね?」

    「い、虐めって……私はただ、絶対的な王としての権威を振りかざしているだけで」

    「まぁ…イジメはあかんよ?」

    海未「三年生が来たからもう大丈夫ですよ、凛」

    「あぅ……」

    37 :

    来たか

    38 = 1 :

    「皆、ここ使わしてもらっとるんやからお参りくらいしていき?」

    穂乃果「はいっ!」

    海未「勿論です!」

    ことり「いつもありがとうございます!」

    「うんうん、二年生は良い子ばっかりやね」

    「り、凛もお参り…」

    「しらけちゃったわ……行くわよ! 凛」

    「う、うん…」

    「……ふんっ」
    ポイッ

    「今、何投げたの?」

    「別に…ただのゴミよ」


    (賽銭箱に札束が……? あの子も本当は悪い子やないんかもしれんね)

    39 = 1 :

    ━━翌日


    「昨日は散々だったわ…」

    「真姫様、おはよー」

    花陽「ま、真姫様ぁ…! 酷いですよぉ…! 花陽、茶葉買って戻ったら誰もいなくて…」

    「は?」

    花陽「うぅ…! 何でもありませぇん…!」

    クラスメイト「「真姫様! おはようございます!!」」

    「「「真姫様ぁー!! おはようございます!!」」」

    「……うるさいわね」

    花陽「そ、そうですね……はは」
    ガサッ

    「その手に持ってるの…何?」

    40 = 1 :

    花陽「ま、真姫様の目に入れるにはとても烏滸がましい庶民の娯楽と言いましょうか…その」

    「それは私が決めること……いいから貸しなさい」
    ガサッ

    花陽「あぁ……っ」

    「…………『μ's ファーストライブ』?」

    「みゅーずってもしかして穂乃果ちゃんたちの?」

    花陽「あ、ああうぅぅぅ……っ!!」

    「これは…私への反逆と捉えて言いのよね……?」

    「凛知ってるよー! かよちん、アイドルに憧れてるんだにゃー」

    花陽「り、凛ちゃぁぁぁぁぁん!!」

    「ふーん……」

    41 = 37 :

    さるよけ

    42 = 1 :

    花陽「あ、ああの…これは、その…」

    「それ…よく見たら今日じゃない…?」


    今日……? まだ曲も完成してない癖に何をやるつもりなのかしら?

    どうせそこら辺のアイドルの曲使った真似事でも……

    ……そうだ

    面白い事を思い付いたわ

    ふふっ…ふふふ…


    「あーはっはっは!!」

    花陽「ま、真姫様……? はは…あははは」

    「ほら! みんなも笑うにゃ! にゃはははは!」

    クラスメイト「「にゃはははは!!」」

    「「「にゃーはっはっはっはっ!!!!」」」

    43 = 1 :

    ━━

    「高坂穂乃果! 高坂穂乃果はいるの!? 出てきなさい!!」

    穂乃果「あ、真姫ちゃんだ!」

    海未「昨日の一年生……」

    ことり「イジメっ子の真姫ちゃん!」

    「貴女たち、いつも一緒にいるのね……」

    穂乃果「違うよ! 穂乃果が真姫ちゃんと初めて話した時、穂乃果ひとりだったよね!? ねぇ!?」

    「そ、そうだったけど…何でそんなに頑なに否定するのよ!」

    穂乃果「だって真姫ちゃんが間違ったこと言ってるから! それを気付かせてあげるのは先輩の役目だから!!」

    「あーはいはい! 私が悪かったわよ!!」

    44 = 1 :

    海未「それで…私達に何か…?」

    「貴女たち、今日の放課後…ライブやるつもりらしいじゃない?」

    ことり「それが真姫ちゃんに何の関係があるの!?」

    海未「また邪魔するつもりですか!? はっきり言って迷惑先番この上ないです!!」

    「……一応、曲作り頼まれてる身なんだけど」

    「どうせ録でもない曲を真似るだけなんでしょ? ならこれでも歌えば?」

    穂乃果「こ、これは…」

    「貴女が書いてくれって泣きながら懇願してきたの忘れたの? ただし…今日のライブまでに完璧に歌も振りも仕上げなさい!」

    45 = 1 :

    穂乃果「わかった!」

    「せいぜい頑張ってね、ふふっ」


    馬鹿な女……あと数時間で完璧になんて出来るわけないじゃない

    たっぷりとオーディエンスの前で恥をかいてもらいましょうか

    ふふっ……あーはっはっは!!


    「あーはっはっは!!」


    ことり「良い人なの……かな?」

    穂乃果「よしっ! ライブの時間まで特訓だ!」

    海未「し、しかし穂乃果…! 今日のセトリは、Mスタ→ぼら今→夏色→WRなのでは!?」

    穂乃果「せっかく真姫ちゃんが作ってくれたんだし! 挑戦してみよう! 穂乃果たちなら出来るよ!」

    46 = 1 :

    ━━

    「さぁ待ちに待った放課後! ライブ観に行くわよ! 早くしなさい!」

    花陽「怒ってない……?」

    「何だかんだ言って、真姫様は穂乃果ちゃんたちのこと気に入ってるんだにゃー」

    「ふふっ、他人の失敗こそ我が人生における最高の愉悦……あーはっはっは!!」

    凛、花陽「「あーはっはっはっは!!」」

    クラスメイト「「にゃーはっはっはっはっ!!!!」」

    「「「にゃーはっはっはっはっ!!!!」」」

    47 = 1 :

    ━━講堂


    「ふふっ、一番乗りね……一番こそこの私に相応しいわ」

    花陽(楽しみだなぁ)

    「まだ凛たち以外誰も来てないにゃー」



    「今頃大慌てで必死に練習してる頃かしら」

    花陽(わくわく)

    「もうすぐ始まっちゃうけど……お客さん……」



    「ふふふ……うふっ……あーはっはっは!!!!」

    花陽(こんな間近でアイドルのライブ観られるなんて幸せだよぉ)

    「……お客さん誰もいない……真姫様の高笑いだけがこだましてるにゃ」

    48 = 1 :

    「幕が開いた…いよいよ始まるのね! さぁ私を楽しませなさい!」

    花陽「わぁぁ…!」

    「って客、真姫様御一行しかいないじゃない! 観客にまで見放されるなんて…笑いがおさまらないわ」

    「あーはっはっは!! あーはっはっは!!」


    穂乃果(え? お客さんが…)

    海未(真姫たち三人は観に来てくれてますが…)

    ことり(始まる前からあんなに楽しんでくれてる……やっぱり良い人なんだ)

    海未(どうします? 穂乃果)

    穂乃果(やろう…! 全身全霊で! セトリは、Mスタ→ぼら今→夏色→WR……そしてアンコールに真姫ちゃんが作ってくれた出来立てホヤホヤの新曲初披露だよ!)

    ことり(初ライブだから全部、初披露なんだけど…)

    海未(はい…! では、μ's ミュージック……)

    「「「スタートッ!!」」」

    49 = 1 :

    ~♪

    海未「だってパーティー終わらないー!!」

    穂乃果「無謀な賭け勝ちにいこうー!!」

    ことり「星より確かな1,2,Jump!!」


    「……っ!?」

    花陽「すごぉい…!!」

    「みんなキラキラして楽しそうだにゃー!」


    穂乃果「未来捕まえて! 人生気分で上下左右っ!!」


    (何で…! どうしてこんな…観客三人だけしかいない前でそんな楽しそうに歌えるの…!?)

    (もっと絶望に満ちた終わらないパーティーでもやってなさいよ…!!)

    「くっ…!!」

    花陽「おー……はいっ! おー……はいっ! フゥーフゥー♪ fuwafuwa♪」

    50 :

    真姫ちゃん可愛い


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