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    元スレコナン「光彦が焼き殺されただと!?」

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    タグ : - コナン + - 反転 + - 安価 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    201 = 123 :

    あゆみちゃん

    202 = 1 :

    灰原「ミツヒコもやす……?」

    歩美「これって……どういうこと……?」

    歩美「まさか……コナン君が光彦君の殺人に関わってるの?」

    灰原「……」


     ―― 光彦 ――                                   ―― 机 ――
                            ―― 光彦さん ――
           ―― ビニ本 ――
                                    ―― 引出 ――
       ―― 足切断 ――                                ―― ミツヒコもやす ――
                      ―― 部屋の中からの視線 ――
                                  
           ―― せやかて工藤 ――                ―― 消えたコナン ――
     

    灰原「……そういうことだったのね……」

    歩美「哀……ちゃん……?」

    灰原「さあ……行きましょう」


    灰原「事件の真相を暴きに」

     推理タイム入ります
     安価ないよ

    203 = 181 :

    >>198
    お前が安価踏んでればハッピーエンドだったな

    204 :

    せやかて工藤

    205 :

    いつもの人だったか

    206 = 1 :

    灰原「失礼するわ」

    灰原「? 何の用かって?」

    灰原「決まってるじゃない。事件の真相を暴きに来たのよ」

    灰原「それでどうしてここに来たのかって?」

    灰原「当然……目の前に真犯人がいるからよ」



    灰原「そうでしょう? 阿笠博士?」

    207 = 174 :

    なにぃぃぃぃぃぃ

    208 = 123 :

    えっ

    209 = 173 :

    えっ

    210 = 140 :

    !?

    211 = 114 :

    やっぱり博士だったか…

    215 = 168 :

    こいこーい

    217 = 1 :

    灰原「まず博士は公園に行き、光彦君を的にしたダーツで遊んでいる小嶋君たちを見張る」

    灰原「そして小嶋君がダーツを草むらに飛ばしてしまい、木から離れたところで……」

    阿笠「火をつけたというのか? それじゃったらワシじゃなくてもできるがのう」

    灰原「そう……この時点では博士じゃなくてもできる」

    灰原「むしろ現場で『せやかて工藤』という言葉を聞かれた、あの大阪の少年の方が怪しい……」

    阿笠「そんな証言があるのか? じゃったら服部君が怪しいじゃないか」

    阿笠「さらに、そのセリフからすると近くに新一もいたかもしれんのう」

    灰原「ええ……この証言は偶然地中に埋められた第三者が聞いたこと……偽装のしようがない真実に間違いない……」

    灰原「だから……その通りなのよ」

    阿笠「何?」

    灰原「事件の犯人は博士だけど……」



    灰原「実際に木に火をつけたのはあの大阪の少年よ」

    219 = 1 :

    阿笠「な、何じゃ!? ワシと服部君、および新一が共犯だとでも言いたいのか?」

    灰原「違うわ……服部君は博士に上手いこと利用されただけ……」

    灰原「そして……工藤君はまったくの無関係」

    阿笠「バカ言っちゃいかん。証言があるんじゃろう?」

    阿笠「『せやかて工藤』という単語を聞いたという証言が」

    阿笠「これはつまり、服部君の近くには間違いなく新一がおり、二人で会話していたということで……」

    灰原「その場にいなくてもそんな会話ぐらいできるわ」




    灰原「電話っていう会話手段ならね」

    220 = 1 :

    灰原「そして電話を使った場合……相手の顔は見えない」

    灰原「工藤君の携帯を盗んで使えば……簡単に工藤君になりすませる」

    阿笠「バ、バカな。声が全然違う……」



    灰原「蝶ネクタイ型変声機なんてもの作れる博士なら声の問題なんて簡単にクリアできるじゃない」

    222 = 1 :

    灰原「そう……博士は工藤君になりきり、あの大阪の少年に電話をかけ……ある依頼をしたのよ」

    阿笠「依頼? ははは、光彦君を焼き殺せ、と?」

    阿笠「そんな依頼受けられるわけ……」

    灰原「木を燃やすってだけなら……簡単じゃない?」

    阿笠「何を言っておる。あの木には光彦君が縛り付けられていたそうじゃないか」

    阿笠「木にロープが巻き付いていれば不審に思うし、木の周りを見て光彦君を見つけるぐらいすぐに……」

    灰原「ロープよりも気を取られるものが近くにあったら?」

    阿笠「え?」



    灰原「ビニ本よ」

    223 :

    なるほど、ビニ本か

    224 = 31 :

    ビニ本がそんな重要アイテムだったなんて・・・!!!

    225 = 190 :

    ビニ本なら仕方ないな

    228 = 1 :

    灰原「まずは大阪の少年に工藤君の声で『公園の木を一本燃やしてほしい』と依頼する」

    灰原「理由は何でもいいわ。町内会で決まったことだけど毛利探偵が急用で行けなくになったとか、事件の推理のために実験したいことがある、とか……」

    灰原「そして公園の木に×印なり何なりでマークし、それを目印にさせる」

    灰原「もちろんマークは公園の裏口から見える位置にし、そこからなら目印がよく見えるからと裏口から入らせる」

    灰原「正面口からなら見える光彦君の姿も、裏からでは縛り付けてある木の幹で隠れて見えない」

    灰原「そしてロープに気付きつつも、大阪の少年は見つけてしまったのよ」

    灰原「あからさまに置いてあるビニ本を」

    灰原「思春期真っ盛りな彼はついついそちらが気になってしまい、ロープが巻き付いているなど気にならなくなる」

    灰原「マークと同じように、燃やす木を示すための目印だと思ったかもしれないし」

    灰原「その後、大阪の少年がビニ本を拾ってくれれば証拠隠滅になったものの……それは汚いと思ったのか、大阪の少年は拾わなかったようね」

    阿笠「む……」

    229 :

    そうかビニ本か

    230 :

    ど、動機はなんなんだ!!

    231 = 1 :

    阿笠「し、しかし、ワシはビニ本など買ってはおらんぞ!」

    阿笠「近くの本屋にでも聞き込みに行くがよい! まあ、本屋の客と買った本をいちいち覚えてる店などあまりないがのう!」

    灰原「そう……でも可能性はゼロじゃない」

    灰原「博士はそれが怖かった……だからある変装で自分が買ったのではないと証明しようとした」

    阿笠「な、何じゃと?」




    灰原「特殊メイクによって隻眼のふりをしたのよ」

    232 = 140 :

    マジかよ

    233 = 1 :

    灰原「人間は人の顔を見た時、目立つ何かがあるとそれに注目してしまう」

    灰原「大きなホクロや、人と比べ形の違う鼻や目……そして、傷……」

    灰原「隻眼の特殊メイクによって、顔全体ではなく隻眼という印象を店員に与え……」

    灰原「さらに実際は隻眼ではない自分をビニ本購入者ではないと言い張ろうとした……違う?」

    阿笠「そ、そうとも限らんじゃろう! 本当に隻眼の奴が買ったのかもしれん!」

    阿笠「それに……光彦さんが現場におったんじゃろう!?」

    阿笠「服部君が電話をしながら木を燃やしたかどうか……彼に聞いてみたらどうじゃ?」

    灰原「聞けないわよ」



    灰原「光彦さんはもう死んでるもの」

    234 :

    ナ、ナンダッテー

    235 = 230 :

    光彦ちゃん逃げろ…

    236 = 1 :

    阿笠「し、死んでいる!? どうしてそう断言できる!?」

    灰原「ここまで博士の犯行として考えると……彼が死んでいると考えるのが自然じゃない」

    灰原「光彦さんは現場の公園にいた目撃者……彼を殺さなければ、服部君が電話をしながら木を燃やしたとバレてしまう」

    灰原「すると、服部君から色々と情報が洩れ……工藤君の携帯が盗まれていることがバレ……さらに声を変える機械を作る技術を持った人物が怪しいとなり……」

    灰原「博士に疑いがかかってしまう」

    灰原「だから光彦さんを殺し、目撃証言を潰そうとしたのよ」

    阿笠「じゃが、その光彦さんの死体はどこにあると言うんじゃ?」

    灰原「ここで気になるのが……光彦さんの家に鍵がかかっていたということ」

    灰原「つまり部屋は密室だった……どうして密室だったのか?」

    阿笠「そりゃ……光彦さんが外出してたのか……」

    灰原「違うわ」




    灰原「あのとき、博士は家の中にいて、光彦さんの死体を隠している最中だったのよ」

    237 = 1 :

    灰原「だから家の鍵を閉めていたのよ……誰かに入って来られたらマズいから」

    灰原「まあ、工藤君のピッキングで私たちが入っちゃったけど」

    阿笠「バ、バカな!? そんなことをしていたのなら、君たちと会っているはずじゃろう!」

    灰原「そうでもないわ……光彦さんの部屋には特殊な家具が二つもあった」

    灰原「二度あることは三度ある……あの部屋に特殊な家具がもっとある可能性は高い」

    灰原「例えば……人が隠れられる、見た目は小さな家具とか……」

    灰原「実際、歩美ちゃんは部屋に入った瞬間に視線を感じたそうだし」

    阿笠「しかし、光彦さんの死体を、家の中のどこに隠したというんじゃ!?」

    灰原「私たちが家の中に入ったとき、丁度光彦さんの死体を隠し終えた頃だったみたいね……」



    灰原「そう……あの大量の引出の奥の奥に、細切れにした光彦さんを、ね」

    238 = 181 :

    推理は素晴らしいが結果わかってるから面白くない

    239 = 1 :

    灰原「工藤君が開けたのは引出一つだけだけど……おそらくすべての引出があの多重構造だった」

    灰原「その一番奥に収納すれば……死体はそう簡単には出てこない」

    阿笠「そんな引出……ワシだって簡単に引っ張り出しは……」

    灰原「できるわよ。机を傾ければ重力で全部の引出が一気に出てくるもの」

    灰原「でもそれができるのは……机が一つ、床にある場合のみ」

    灰原「机を二つ重ねてしまえば……下段の机は上の机の重みで傾けることができず、上の机はバランスを崩して落ちるのを恐れ誰も傾けようとしない」

    灰原「だから机を重ねたんでしょう?」

    阿笠「う……ぐ……」

    241 :

    ほんとこの人はすごい

    242 = 123 :

    ほんと毎回すごいわ

    243 = 1 :

    灰原「でも引出を開けられるのは博士にとって非常に怖いことだった……」

    灰原「だから工藤君が引出を漁っているとき……こっそり隠れていた場所から出て、小嶋君の右足を素早く切断した」

    灰原「足が切断されれば、救急車を呼び、小嶋君を病院に運ばざるを得なくなる」

    灰原「それで私たちを部屋から出そうとしたのよ」

    灰原「小嶋君の足を切断するような鋭利な凶器も……博士なら簡単に作れるんじゃない?」

    阿笠「し、知らん……ワシは知らんぞ……!」

    阿笠「そうじゃ……ワシは新一の携帯を盗み、声を変えて服部君に指示を出したと言ったな!?」

    阿笠「じゃあ今すぐ新一を呼んで携帯を確認してみればよかろう!」

    灰原「それが、工藤君は病室から消えててね……」

    阿笠「ほう! それは奇妙じゃのう。何故新一が病室から消えねばならん?」

    阿笠「ははあ、わかったぞ、哀君! やはり犯人は新一だったんじゃ!」

    阿笠「真実が明らかになるのが怖くなった新一は、病院を飛び出し、遠くに逃げてしまったんじゃよ!」

    灰原「……なるほど……」




    灰原「そう思わせるために、博士が工藤君を連れ去ったのね」

    245 = 1 :

    灰原「病院から人を外へ連れだすのは難しい……」

    灰原「でも、外ではなく、自分の病室に運び込むのなら、隙を見ればできないわけじゃない」

    灰原「だから博士は、殺気感知機を歩美ちゃんに渡し、歩美ちゃんの近くで殺気を放ち、わざと攻撃を喰らった」

    灰原「そうして病院に自分も入院するようにし……工藤君を自分の病室に連れ込んだのよ」

    阿笠「な、何をバカなことを! あの部屋には小嶋君もおったんじゃぞ!」

    阿笠「もしワシが新一を連れ去るところを目撃されたら……」

    灰原「だから……軽い変装を施したのよ」



    灰原「肌を少し黒く塗り、大阪の少年と同じ帽子を被るという変装をね」

    246 = 234 :

    無理がある

    247 = 1 :

    灰原「隻眼の例と同じよ」

    灰原「あの特徴的な帽子と肌の色……そして朦朧とした意識下にあった小嶋君」

    灰原「その条件下なら……肌の色と帽子から、あの大阪の少年が病室に来たと誤認させることができる」

    灰原「仮に大阪の少年に見せることに失敗しても、肌の色から博士には見えなかったでしょうね」

    灰原「帽子を深く被れば顔は見えにくくなるし」

    灰原「この場合、目的は大阪の少年に罪を着せることじゃなかった……とにかく自分じゃないと思わせることが重要だった……」

    灰原「その後トイレかどこかで肌の色を戻し、帽子は切り刻んでトイレにでも流せば証拠はなくなるわ」

    阿笠「ハ、ハハ、君の言うとおりなら証拠は既に消えておるようじゃのう」

    阿笠「それに、ワシがさっき言った新一と服部君が犯人説でもそれは通るんじゃないか?」

    阿笠「難しいことを考えず、服部君が来て、新一と一緒に逃げたと考える方が自然……」

    灰原「そう思わせるために……博士はこれを残したのね」




    灰原「ミツヒコもやすと書かれたメモを」

    248 = 1 :

    灰原「このメモがあれば、どう考えても工藤君が事件に関係しているように見える」

    灰原「何てったって『ミツヒコもやす』だもの」

    阿笠「それをワシが書いたと言うのか?」

    阿笠「筆跡鑑定をすれば一体誰が書いたものなのかは簡単にわかる」

    灰原「そりゃ工藤君の筆跡でしょうね。博士はこれを工藤君に書かせたのよ」

    阿笠「なるほど、言いたいことはわかるぞ。ワシが新一を脅迫して無理やり書かせたと言いたいんじゃろう?」

    阿笠「知っておるか哀君。脅されて書かれた文章は手が震えて実際の筆跡とは違う形に……」

    灰原「脅す必要なんか無いわ」

    阿笠「しかし、『ミツヒコもやす』などとどう考えても不自然な文、新一が素直に書くはずが……」




    灰原「これが……別の七つ言葉の頭文字をくっつけたものだったとしたら?」


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