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    元スレ不二咲「出来たよ苗木君。葉隠君の頭上に人工衛星を落とすアプリが」

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    151 = 148 :

    さるさん?

    153 = 114 :

    154 :

    完結まで見たい

    159 = 108 :

    …寝ちゃった

    160 = 108 :

    ・苗木 舞園 不二咲 2F 休憩室前

    苗木「やっと休憩室前までこれた……ここまで来れば、もうすぐ1Fへ降りる階段が見えてくるはずだ」

    舞園「あ、あの……苗木君。石丸君を背負ってますけど重くないですか?」

    苗木「はっきり言って重いけど……見捨てるわけにはいかないからね」

    石丸「すまない……苗木くん……」


    ガショーンガショーン


    不二咲「え? な、何の音?」


    ガショーンガショーンガショーンガショーン


    舞園「何か来ます!」

    江ノ島アルター『やっほー! 逃がさないよ』

    苗木「げ……また新手の敵!? しかも巨大メカだなんて」

    舞園「そ、そんな……」

    江ノ島アルター『いいね。その絶望した表情! サイッコーじゃない!』

    161 = 144 :

    162 = 108 :

    苗木(何か対抗策を考えないと……ここまで来たんだ! 後は皆で脱出するだけで済むんだ! ボクは諦めない!)

    江ノ島アルター『気に入らないね。こんな状況でも希望を捨ててない目をしてる』

    ???「苗木クン!! 会いたかったよ!」

    苗木「え……キミは確か狛枝クンだっけ? 絶望の人達がそう呼んでた……」

    狛枝「お。嬉しいね。ボクの名前知っててくれたんだ。あまりにも嬉しく漏らしちゃいそうだよ」

    苗木(なにこの人……)

    狛枝「さっき、クソみたいな超絶望級の雑音が流れた後の苗木クンの希望にボクは感激したよ! もう、苗木クンのせいでボクのパンツがドロドロのカピカピになっちゃった」

    不二咲(なんか妙にイカ臭いと思ったら……)

    狛枝「苗木クン! ボクはキミの力になりたい! そのためにもう一度戻ってきたんだ」

    江ノ島アルター『ごちゃごちゃとうぜーんだよ! とっとと消え去れ!』

    狛枝「それは違うよぉ……消えるのはキミだよ!」

    狛枝「皆伏せて」カチ


    狛枝がスイッチを押した瞬間に、モノケモノが爆発をした。

    164 = 108 :

    苗木(ば、爆発!?)

    江ノ島アルター『な、何だと!』

    狛枝「実はスパイ工作として、このモノケモノにこっそり爆弾を仕掛けてたんだよね」

    江ノ島アルター『小癪な真似を……! ニンゲン風情がああああぁぁああああ!!!』

    狛枝「アレ……今の爆発にも耐えるの? 参ったねこりゃ……もっと強い攻撃じゃないと倒せないみたい」

    江ノ島アルター(チッ今の爆発でメインカメラが故障したか……だが、私様の目はメインカメラだけではない! 工場内に設置された監視カメラの映像を受信することができる!)

    狛枝「ねえ。苗木クン。キミはこの状況をどうやって打開する? ボクには絶望しか見えないんだけど……」

    苗木「そう言われても」

    舞園「あ、あの苗木君……あのモノケモノさんが考えていることはがなんとなくわかりました……あのモノケモノさんは……」ゴニョゴニョ

    苗木「そ、それ本当!?」

    舞園「ええ。本当です。エスパーですから」

    165 = 108 :

    苗木「それなら、手はある! 希望を失っちゃダメだ! アルターエゴ! 工場内のマップアプリを起動して!」

    アルターエゴ『任せて』

    狛枝「流石、苗木クン! キミの希望は底なしだね! 素晴らしいよ!」

    江ノ島アルター『は? 今更マップ見て何になるわけ?』

    苗木「狛枝クン……負傷した皆の救出をお願い……」

    狛枝「何するつもりなの?」

    苗木「ボクが決着つけてくる!」タッ

    江ノ島アルター『負傷した仲間を置いて自分だけ逃げるつもりなんてずるいんだー。そういうずるい子には私がお・し・お・き・しちゃうぞ☆』

    苗木(追って来い……ボクの作戦がうまくいえばこのメカを倒せるはず!)

    166 = 144 :

    エスパーしゅごぃ!

    167 = 108 :

    ・苗木 2F 燃料保管庫

    苗木「はぁはぁ……なんとか燃料保管庫に辿り着いた。ドアが無理矢理壊された形跡があるけど、何があったんだ?」

    江ノ島アルター『燃料保管庫? フッ……人間の浅知恵なんて読めている! 私様に燃料をぶっかけて、もう一度爆弾を仕込み爆発の威力を底上げする作戦か!』

    江ノ島アルター『そんなの甘いぜ! オイラに通用しない!』

    苗木「アルターエゴ……ロックを解除して」

    アルターエゴ『え……使うの? 悪用しちゃダメってご主人タマが……』

    苗木「悪用じゃない! 皆を守るために使うんだ!」

    アルターエゴ『わかったよ……そこまで言うなら……』カシャ

    苗木「アプリ起動!」スッ

    江ノ島アルター『は? アプリ?』

    苗木「葉隠クンの頭上に人工衛星を落とすアプリだよ!」

    江ノ島アルター『葉隠……? ああ、あの逃げ出した奴だな! そんなやつの頭上に人工衛星落として何になる』

    苗木「やっぱり気づいてないんだね……葉隠クンは監視カメラがない地下室で寝ているんだ! 逃げ出してなんかいない!」

    江ノ島アルター『な…な、なんだと!! バカな! 私様の分析能力では葉隠は臆病者という情報と監視カメラに映ってない情報から導き出した結論が葉隠の逃亡なのに!』

    苗木「その結論が間違っているんだ! 葉隠クンは地下室……つまり、この燃料保管庫の真下にあるところに寝ているんだ!」

    168 = 144 :

    本人の気付かぬところで役に立つ葉隠

    169 = 108 :

    江ノ島アルター『この真下だと……バカな! 地下にいる人間に向かって人工衛星を落としたら地上のオレ達は……』

    苗木「確実に巻き込まれるだろうね」

    江ノ島アルター『この私様を出し抜くなんて……許さんぞニンゲンめ!』

    苗木「…………あれ? 人工衛星中々落ちてこないよ」

    アルターエゴ『今ハッキング中だから、もうしばらく待っててね』

    苗木「」

    江ノ島アルター『フン。とんだ愚者がいたものだな。 ニンゲン風情が知恵を働かせたかと思いきや、軌道から墜落までのタイムラグを計算に入れてないとは』

    江ノ島アルター『それじゃお仕置きタイムいっくねー』



    戦刃「させない!」タッ

    江ノ島アルター『チィ! 邪魔が入ったか』

    苗木「戦刃さん!」

    戦刃「苗木君は殺させない。私が時間稼ぎをする……」

    170 = 108 :

    桑田「苗木! 最初の方に言った通り、借りを返しに来たぜ!」

    十神「愚民が……仕方ない。この俺が苗木の失態の尻ぬぐいをしてやろう」

    苗木「桑田クン! 十神クン! 助けにきてくれたんだね」

    桑田「大神は皆を運んで脱出させるのに忙しいから、オレ達しか来れなかったけど我慢してくれ。主に最初にリタイアしたブーデーのせいだけどな。アイツは大神にしか運べねえ」

    日向「おーい! 俺を忘れてんじゃないだろうなー!」

    苗木「誰……?」


    江ノ島アルター『雑魚キャラが何人集まってきたところで私様には勝てない』ブン

    戦刃「危ない! みんな避けて」タッ

    バコォ

    桑田「うお! 地面が抉れた」

    十神「パンチ一発でこれだけのパワーか。恐ろしい馬力だな」

    日向「マジかよ……こんなバケモノに勝てるのかよ」

    171 = 141 :

    さくらちゃんマジ天使

    172 = 108 :

    桑田「へ。腕の射程外から遠距離で攻撃すりゃいいんだろ? オレの出番だ! 唸れオレの剛腕! うおりゃ!!」ブン

    江ノ島アルター『桑田怜恩……貴様の投げる玉の特徴は既にインプット済み……叩き落とすことは容易い』ベシィ

    桑田「な、な、な、な、なんだとおおおおお!!」

    江ノ島アルター『超高校級の分析能力を持つ私様なら、貴様等の行動を全て先読みすることができる!』

    江ノ島アルター『とはいえ、偶然クリーンヒットする可能性もなくはない……最初に桑田! お前から始末してやる!』

    桑田「お、おい……嘘だろ……」

    戦刃「させない!」カチャ


    戦刃は銃を構える。


    江ノ島アルター『ちっ……銃か……九頭龍組の構成員から奪っていたのか』

    桑田「銃……? バ、バカ! 戦刃! 撃つな!」

    戦刃「えっ」カチャ


    戦刃が銃を撃った瞬間、爆発を起こした。

    173 = 108 :

    桑田「がっ……さっき、オレが揮発性の燃料を撒いたせいで……」

    戦刃「み、みんな……ごめん」

    十神「俺がこんな間抜けな目にあうなんて」

    苗木「みんな! 大丈夫!?」

    江ノ島アルター『うぷぷぷぷ。本当に残念な人。この部屋では、銃が封じられていることに気付かないなんて。お陰で味方を撒き込んじゃったね』

    日向「おいおい。どうなってるんだ」

    江ノ島アルター『ん? どうやら爆発から逃れられた幸運な人がここにもいたようだね』

    江ノ島アルター『でも、無駄だよ! オマエラはこのままボクに殺されて死ぬ運命なのさ ぶひゃひゃひゃひゃ』

    日向「十神模擬刀を貸せ!」バッ

    十神「お、おい! 何をするつもりだ!」

    日向「その言葉斬らせてもらう!」ジャキ


    日向の一撃はモノケモノの鋼鉄のボディに弾かれた。


    日向「うわああ」

    江ノ島アルター『あなたバカですか? 自分の尻尾を追いかけ回している犬くらいおバカさんですね。そんな切れ味の攻撃でこの鋼鉄のボディに傷を付けられるわけないじゃないですか』

    175 = 108 :

    日向「おかしいな。行けると思ったのに」

    十神「むしろ何で模擬刀で行けると思った」

    日向「うーん……記憶が曖昧だけどあらゆる才能を集結させた手術を受けたはずなんだけどな……使いこなせそうな奴とそうじゃない奴があるのか?」

    江ノ島アルター(違う。こいつの才能はカムクラの存在が消えたことにより、徐々に才能が失われているんだ。カムクラのままここに来られたら正直、勝ち目はなかったかもね)

    十神(チッ。こいつそんなに使えるやつじゃないのか? これならカムクラのまま仲間になってくれた方が良かった)

    江ノ島アルター『日向の能力は所詮予備学科程度……インプット完了』

    日向「予備学科……」

    江ノ島アルター『ただの予備学科が超高校級の才能を持った奴ら同士の戦いに参加してる時点でおかしいんだけどね』

    日向「お、俺は……」

    苗木(日向クンの希望が消えていく……なんとかならないのか)

    苗木「あ、あのさ日向クン……ボクも何の取り柄もないけど、ここまで来れたんだよ。だからさ……」

    江ノ島アルター『苗木君には幸運がありますからね。でも、日向君には何かあるのですか』

    日向「」

    苗木(しまった! 励ますつもりが逆効果に)

    江ノ島アルター『もういいでしょう? 私は早くこの部屋から脱出したいのです。あなた達と遊んでる時間はないんですよ』

    176 = 108 :

    カムクラ(日向……聞こえますか……)

    日向(お前は……)

    カムクラ(絶望の雑音によって、僕の存在は殆ど消えましたが、残った部分は少しあります……その部分を集めて、あなたの力にします)

    日向(力って、何があるんだ)

    カムクラ(そうですね……今のところ残っているのは、本当に限られてます……例えば、同人作家とか)

    日向「同人作家の才能がこの場面で何の役に立つんだよ!」


    『日向君!』

    日向「!!」

    苗木「ア、アルターエゴ? 違う……これは別の人格? いつの間にボクの携帯に入ってたんだ……」

    七海『七海千秋だよ よろしく』

    日向「な、な、な……」

    177 = 144 :

    しえん

    179 :

    七海キター!!

    180 = 108 :

    七海『もう、日向君がこんなところで負けたら、私達会えなくなっちゃうじゃんか。お父さんが折角、希望更生プログラムを頑張って作ってるのに』

    日向「うおおおおお!!!」

    江ノ島アルター『!?』

    七海『ね、だから頑張ってね。私は日向君を応援してるから』

    日向「な、なるほど……虹嫁に希望を見出す! それが同人作家の才能だったのか!」

    七海『ふあーあ。なんだか眠くなってきちゃった』

    日向「!!!」ズキュン

    日向「二次元こそ至高! 嫁に会いに行くために俺はお前を倒す!!」シュインシュイン

    苗木「日向クンの雰囲気が変わった!?」

    江ノ島アルター『バ、バカな……日向の戦闘力がどんどん上がっていく……! こ、これはまさか、カムクラが復活したのか!?』

    アルターエゴ『どうやら上手くいったみたい。残された同人作家の才能の可能性にかけて良かった』

    苗木「アルターエゴ! もしかしてキミが?」

    アルターエゴ『えへへ。本当は僕の妹の存在は開発が終わるまで秘密にするつもりだったんだけどね。でも、こんな事態だし、仕方ないよね』

    182 = 108 :

    アルターエゴ『苗木君! ハッキングは終わって今、人工衛星が落下してる最中だよ。早くこの部屋から脱出しないと危ない』

    苗木「みんな聞いた? 早く脱出して」

    桑田「で、でもよ……オレ達が脱出したらこいつは……」

    十神「いや、爆発で負傷した俺達がいても意味はない……悔しいがな」

    戦刃「ごめんなさい」

    日向「大丈夫だ。ここは俺に任せろ!」

    江ノ島アルター『また模擬刀で切りかかるつもりか? 鋼鉄のボディには効かないって言ったはずだ』

    日向「食らえ!」ブン


    日向の一撃がモノケモノの足に命中した。


    江ノ島アルター『な、何だ! バカな! 足のパーツが損傷しただと! たった一撃で!』ガクン

    日向「足を封じれば、こいつは逃げられない! みんな逃げるぞ!」

    苗木「そうだね。もう人工衛星の墜落まで時間がない! 早くしないと……」

    184 = 108 :

    江ノ島アルター『逃がさん……お前だけは……』


    苗木の足がモノケモノの手に掴まれる。


    苗木「うわあああ!!」

    日向「お、おい! 大丈夫か!」

    戦刃「苗木君!!」

    江ノ島アルター『こいつも道連れだ!』

    苗木「受け取って」バシ


    苗木はアルターエゴが入ってるiphonを日向に向かって投げた、


    日向「お、おい……どういうつもりだ」

    苗木「アルターエゴまで巻き込むわけにはいかないよ」

    戦刃「!!」

    苗木「みんな……さようなら」

    江ノ島アルター『うぷぷぷぷ。仲間の死なんて絶望的だねえ』

    185 = 108 :

    工場に人工衛星が墜落し、一瞬にして工場は瓦礫の山と化した。


    舞園「そ、そんな……苗木君……」

    桑田「すまねえ舞園ちゃん……苗木を助けられなかった」

    十神「チッ。後味悪すぎだ。こいつらを裏で操ったやつは許さん! 十神の名にかけて」

    不二咲「な、苗木君……ごめんね……僕が絶望に捕まったりしなければ……」

    戦刃「えっぐ……な、苗木君……」

    大神「うおおおおお!!! 苗木いいいいいい!!」

    朝日奈「こんなの……酷過ぎるよ! どうして苗木が死ななきゃいけないの!」

    狛枝「折角、素晴らしい希望の持ち主に会えたと思ったのに……」

    日向「くっ……会ったばかりだってのに……」

    ガタ

    舞園「い、今そこの瓦礫が動きました! まさか苗木君が!」


    江ノ島アルター『苗木かと思った? 残念私でした!』

    十神「な、バカな! まだ生きているだと!」

    186 :

    さくらちゃんの男泣き

    187 = 108 :

    戦刃「…………あなたのせいで苗木君が…………!」

    江ノ島アルター『は?』

    戦刃「許さない!」ガキン

    江ノ島アルター『ザナドゥ』

    戦刃「まだまだ!」ガキン

    江ノ島アルター『ファザナドゥ』

    戦刃「…………」ガキンガキンガキン

    江ノ島アルター『』

    大神「もうよせ戦刃……とっくに機能停止してる」

    戦刃「…………」

    188 = 141 :

    残姉…

    189 :

    やっと追いついた

    190 = 141 :

    191 = 108 :

    ガタ

    舞園「こ、今度はなんですか……」

    ???「イテテ……ここは……天国とかじゃないよね?」

    舞園「そ、その声は! 苗木君!!」

    苗木「舞園……さん?」

    桑田「おおおお!!苗木!!心配かけんじゃねえよ!!まあ、とにかく生きてて良かったけどよー」

    舞園「良かった……本当に良かった……」ギュ

    苗木「あ、ちょ、ちょっと……」

    桑田(やっぱり死ね)

    十神「フン。人工衛星が直撃しても生きているとか幸運すぎて呆れるレベルだな」

    狛枝「まあ、よくあることなんじゃない? ボクも飛行機が墜落しても生き残ったし」


    戦刃「…………」

    大神「おい、戦刃どうした?」

    戦刃「私……決着をつけないといけない……」スタスタ

    大神「戦刃?」

    192 = 108 :

    ・私立希望ヶ峰学園

    弐大「うおおおお!! トレーニングじゃああ!!!」

    桑田「勘弁してくれよー! オレは練習しねーって言ってんだろ!」

    弐大「待て! 桑田! ワシにはお前が必要なんじゃああ!! また、アレしてやるから、ワシと共に青春を謳歌しようではないか!」

    桑田「ぎゃあああ」


    山田「いやあ、不二咲千尋殿はわかってますな。七海千秋殿を制作するとは、いやはや。僕も負けてられませんぞ」

    不二咲「えへへ。何だか照れるな」

    日向「お父さん! 娘さんを僕に下さい!」

    不二咲「え、あ、ダ、ダメだよぉ! そういう目的で作ったんじゃないから」

    日向「じゃあ、ジャバウォック島にだけでも! 頼む! な?」

    花村「僕はお父さんを美味しく頂きたいんですがね」

    不二咲「!?」

    193 = 108 :

    田中「これが俺様が契約した魔犬の写真だ」

    「うおおおお!! 可愛いじゃねえか!」

    田中「そうだろそうだろ。だが、これは敵を欺く仮の姿。こいつの本性は血塗られし闇の牙を持つ飢狼だ!」

    「あ? どういう意味だ?」

    苗木「餌代がかかるってことじゃないかな?」


    終里「もう一度オレと戦え!」

    大神「いいだろう! 何度でも相手になってやる!」

    朝日奈「さくらちゃん頑張れ!」


    苗木(あれから、数週間が経った……絶望した先輩達は、みんなそれぞれ希望の心を取り戻している。もう少し絶望に浸食されていたら、荒療治をせざるをえなかったみたいだけど)

    苗木(日向クンはカムクライズルの才能の中で結局残ったのは超高校級の相談窓口だけだったみたい。その才能が認められて本科に編入することが出来たんだ。本人は、絶望しかけている人の相談に乗ってあげたいって言ってた)

    苗木(江ノ島さんと戦刃さんがいなくなって50日くらい経ったのかな……二人は今頃どうしてるんだろう……)

    194 = 108 :

    不二咲「みんな……見せたいものがあるんだ」

    石丸「見せたいもの? なんだそれは」

    七海『ふあーあ……眠い……』

    日向「うひょおおお!! 七海!! 会いたかったぜ!」

    苗木(同人作家の才能が消えてもそこは相変わらずなんだ)

    七海『日向君おはよう。今日は報告があって来たの』

    霧切「報告? 何かしら」

    七海『みんなの仲間が帰ってくるんだよ』

    江ノ島『はあ……退屈な50日間だった……退屈すぎて絶望すぎてもう絶望に飽きちゃった……』

    苗木「江ノ島さん!」

    罪木「江ノ島さん……! 会いたかったですよぉ……ぐす」

    戦刃『えっと……黙っていなくなってごめんなさい。やっぱり私はクラスメイトの皆のことが好きだし、盾子ちゃんも私が付いていてあげないといけない……だから、こうするしかなかったっていうか……』

    195 = 108 :

    石丸「一体何が起きてると言うのだね!」

    不二咲「僕が説明するね。これは希望更生プログラム。絶望に堕ちた人を希望に更生する目的があるんだ。そのプログラムに超高校級の絶望の大元である江ノ島さんを入れたんだ」

    狛枝「素晴らしいよ! 流石超高校級のプログラマーの不二咲さんだ! キミはボク達の希望なんだね!」

    七海「私は更生プログラムを受けている人の監視役なんだ」

    日向「マジかよ! 絶望したら毎日七海とらーぶらーぶ出来るのかよ! 絶望したわー。俺絶望したから、希望更生プログラム受けたいわー」

    十神「貴様は黙ってろ」

    七海「今日でこの希望更生プログラムも終わり、江ノ島さんと戦刃さんもいつも通りの学校生活に戻しても大丈夫……だと思うよ」

    葉隠「おう、めでたしめでたしってことだな! ハッハッハ」

    朝日奈「なんでアンタが締めるのよ」

    196 = 108 :

    小泉「はい、皆並んで。写真撮るからね」

    西園寺「わたし、苗木の隣はヤダからね! またセクハラされそう」

    苗木「だからアレはわざとじゃないんだって」

    朝日奈「セクハラって何!? 苗木は不潔だよ! 不潔大臣だよ!」

    左右田「ソニアさん! こっちっすよ! ここ空いてますよ!」

    ソニア「なにかおっしゃいましたか?」

    「おい、兄弟何敬礼してんだ? こういう時は肩を組みながら取るって決まってんだろ?」

    石丸「む? そういうものなのか?」

    「おうよ! こうやってな! ハハハハハ」

    石丸「なるほど。また1つ賢くなったぞ! ハハハハハ」

    腐川「あ、あの……白夜様……」

    「おい、もっと近寄れ。じゃないと写らないだろ」

    腐川「は、はい! ……ハァ?」

    豚神「どうした? 俺の顔になんかついてるか?」

    腐川「ぐぎいい! だらしない脂肪が付いてるわよ!」

    197 = 108 :

    辺古山「ぼっちゃん。もっと真ん中に寄らないと……」

    九頭龍「る、るせえ! 別にオレは写真なんて……」

    「あれー?冬彦ちゃん照れてるんすか!」

    九頭龍「んだとこら!」

    狛枝「ほら、元予備学科の日向クンは端っこの方がお似合いだよ」

    日向「なんだよその言い方」

    狛枝「まあ、ボクもゴミクズみたなもんだし、端っこ同士で丁度いいね」

    日向「一緒に撮りたいなら素直にそう言え!」

    戦刃「盾子ちゃんどう?」

    江ノ島「これが希望ね……最悪の気分よ。それと、勘違いしないでよね。また、あの島で生活させられるのが嫌だから、更生したフリをしてるだけだから」

    戦刃「うふふふふ。照れちゃって可愛い!」

    江ノ島「て、てめえ! ぶっ殺すぞ!!」

    小泉「はい、撮るよー!」パシャ

    苗木(こうして、不二咲さんが誘拐されたことから始まったボク達と絶望との戦いは一人の犠牲者も出さずに幕を閉じることが出来た。この学園生活もきっと平凡に過ぎていくことだろう。平凡な毎日が一番幸せなことかも知れない)

    今度こそ本当に終わり

    198 = 110 :

    199 :

    あれ?誰か一人忘れてないか?

    200 :

    体験版の被害者とクロはどこへ行ったんだ


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