元スレシンジ「カヲル君のニコポが強力すぎる」

みんなの評価 : ☆
1 :
カヲル「なんだい? ニコポって」
ニコポ
:笑顔を見せるだけで、見せられた相手の恋愛好感度が跳ね上がる特技
2 :
まあカヲル君は超絶美少年だからな
3 :
カヲル無双、実は好きです ///
4 :
あーインスピレーション湧いてきたわ
続き書いていい?
結構有名な書き手なんだが
5 = 1 :
カヲル「僕にそんな特技はないと思うけど。僕に言わせればシンジ君、君の笑顔のほうが」
ウエイトレス「お冷、お注ぎしますか?」
シンジ「あ。よろしくお願いします」
カヲル「ありがとうございます」ニコ
ウエイトレス「ひぁっ ///」
ガシャン
シンジ「うあぁ!?」
ウエイトレス「きゃ! も、申し訳ございません!」
6 = 1 :
シンジ「―――ね? 迂闊にニコポすると、さっきみたいな事故に繋がるんだ」
カヲル「シャツ大丈夫かい?」
シンジ「平気。水がちょっとこぼれただけだから」
カヲル「良かった。そろそろ店を出よう」
シンジ「うん」
ウエイトレス「先程は申し訳ありませんでした!」
シンジ「いえ……って」
シンジ(かけられたの僕なのに、カヲル君しか見てないや)
ウエイトレス「本日のお代は結構ですから」
カヲル「へえ。災い転じて、とはこういう場合も言うのかな」
シンジ(水かけちゃっただけで普通タダにはしないよ、カヲル君)
ウエイトレス「そ、それと……これ、私の電話番号です…… ///」
シンジ「…」
カヲル「…」
7 = 1 :
テクテク
シンジ「とにかく、何が起こるか予測できないから、なるべくニコポは控えたほうがいいと思う」
カヲル「シンジ君がそう言うなら。できるだけ笑わないよう心がけるよ」
シンジ「うん…カヲル君が学校に来るのって、明日から?」
カヲル「そうだよ」
シンジ「じゃあ、また明日、学校でね」
8 = 1 :
~翌日~
カヲル「本日からお世話になる、渚カヲルです」ギン!
女子A(かっこいーーーーーーーーーーーーーー!!)
女子B(カッコいいけど)
女子C(なんで睨んでるんだろ…?)
カヲル「皆さん、仲良くしてください」ギン!
9 :
勃起してますよ
10 = 1 :
ざわ…ざわ…ざわ…
女子D「ちょっとE、転校生に話しかけてみなさいよ」ヒソヒソ
女子E「なんで私が」ヒソヒソ
女子F「あんたイケメン大好きでしょ?」ヒソヒソ
女子E「それはそうだけど……なんか怖いもん……」ヒソヒソ
ヒカリ「あ、あの~。渚君」
女子達(((((委員長いったー!)))))
カヲル「なんだい?」ギラリ!
ヒカリ「ひっ。え、えっと。私、このクラスの委員長やってるの」
ヒカリ「も、もし分からない事とかあったらいつでも聞いて」
カヲル「わざわざありがとう。何かあったら頼らせてももらうよ」ギン!
ヒカリ(コワイよお、鈴原ぁ)
シンジ「…」
11 = 1 :
アスカ「ちょっとシンジ。あれが、あんたの言ってたフィフスチルドレン?」
シンジ「決まってるだろ。そうだよ」
アスカ「話と随分違うじゃない。優しそうどころか殺気振りまいてんじゃない」
シンジ「う~ん……」
12 :
みてます
14 :
つまんね
土下座して謝れ
15 :
カヲルくんキッキッキ
16 = 1 :
シンジ「カヲル君、カヲル君。少しいいかな」
カヲル「どうしたの?」ギョロ
シンジ(う。確かに怖いや……整いまくってるから余計に)
シンジ「あの、いくらなんでも表情がキツすぎないかなって」
カヲル「笑顔が友好の証なら、その逆を示したほうが効果的かと思ったんだ」
カヲル「ダメなのかい?」ギン!
シンジ(お、脅されてるみたいだ…)
シンジ「クラスの皆が怖がってるみたいだから……表情少なめくらいにしといたほうが無難かも」
カヲル「綾波レイのように?」
シンジ「あ、うん、綾波が参考になるかな?」
カヲル「分かったよ」
17 = 14 :
今どんな顔でこれ書いてるの?
18 = 1 :
カヲル「…」
女子A(あれ?)
アスカ「殺気が消えてる。シンジ、あんた何話してきたの?」
シンジ「別に。世間話だよ」
女子E(もう怒ってないのかな? よーし)
女子E「……渚君」
カヲル「…」
女子E「渚君?」
カヲル「………なに?」
女子E(無視されたかと思った)
19 = 1 :
女子E「次、理科だから教室移動だよ。場所知らなかったら一緒に行かない?」
カヲル「こことは別の場所で授業があるの?」
女子E「う、うん。前の学校ではそういうの無かった?」
カヲル「知らないんだ。僕は学校に通うのが初めてだから」
女子E「え」
レイ「…」スタスタ
カヲル「…」
女子E「綾波さんがどうかした? あ、そっか。パイロット仲間だもんね」
カヲル「それもあるし、彼女は同種で、リリンの中で暮らす先輩だからね」
カヲル「表情を参考にもしたいし」
女子E「???」
カヲル「僕らも行こう。道案内はよろしくお願いするよ」
女子E「あ、はい」
20 = 1 :
スタスタ
女子E(思わずはいとか言っちゃった。渚君って変わってる)
カヲル(無表情でしゃべるのは案外難しいな)
カヲル(初めは、反応まで綾波レイと同じになりかけてしまったし)
スタスタ
女子E(でも、話してみると怖いわけじゃないんだ。良かった)
カヲル(もう少し肩の力を脱いたほうがいいかも知れない)
21 = 1 :
女子E「ね、ほらもう見えるよ。あそこが理科の第一室」
カヲル「ホントだ。書いてあるね」
カヲル「連れて来てくれてありがとう」ニコ
女子E「ひゃぅ!?」
カヲル「あ。しまった…」
女子E「ふぁ ///」ヘナヘナ、ペタン
22 :
ショワワワ・・・
がないぞゴルァ
24 = 1 :
女子D「E! E、どうしたの!?」
女子E「こ…腰が、抜け」
カヲル「…」
シンジ「…」
カヲル「ごめん。シンジ君」
シンジ「謝ることじゃないけど。なんでニコポしちゃったの?」
カヲル「無表情のままは、案外難しいみたいなんだ」
シンジ「カヲル君にも難しいこととかあるんだ……」
カヲル「それはそうさ。やっぱり、睨みつけているくらいのほうが確実なんじゃないかな」
シンジ「でもそれだと、いつも怒ってる人だってカヲル君が勘違いされちゃうし」
カヲル「僕はそれでも構わないよ。シンジ君さえいてくれれば」
シンジ「だけど……あ、じゃあ、目が悪いってことにしたらどうかな?」
シンジ「黒板の字は大きいからなんとか見えるけど、視力が低いから睨むような目つきになっちゃう設定で」
カヲル「なるほど」
26 = 1 :
シンジ「ただ、先生と話する時とか、怖い顔じゃマズい時もあるから」
カヲル「そこは柔軟性が必要になるんだね」
シンジ「なんだか……注文が多いみたいで、ゴメン」
カヲル「それこそ謝ることはないさ」
カヲル「僕が君達の世界で生きるためには、身につけなければいけない物事があって当然なんだ」
シンジ「カヲル君は凄いや。前向きで」
27 = 1 :
~放課後~
カヲル「それでは。先生、さようなら」
老教師「ああ。気をつけて帰りなさい」
カヲル「はい。失礼しました」
ガララ
カヲル(残りの手続きもこれで完了。少し遅くなってしまったけど)スタスタ
カヲル(シンジ君と一緒に帰ってみたかったな……)スタスタ
ガララ
ヒカリ「あれ、渚君」
カヲル「洞木委員長。まだ帰ってなかったんだね」
ヒカリ「う、うん。日誌書いたり、プリント作ったりがあったから。渚君は?」
カヲル「僕は転入の手続きさ。君はいつも一人残っているのかい?」
ヒカリ「いつもじゃないけど…たまには」
カヲル(あ。表情を忘れてた)
カヲル「大変だね」ギン!
ヒカリ(なんでそこで怒るのー!?)
28 = 25 :
みてる
29 = 1 :
カヲル「良ければ、少し手伝おうか?」ギロッ
ヒカリ「い……いい、大丈夫、もうそんなかからないから」
カヲル「あと少しなら、尚更終わるまで手を貸すよ」ギン!
ヒカリ「ひぃぃ」
ヒカリ(鈴原、助けて!)
30 = 1 :
カヲル「―――こっちの文を写せばいいんだね?」
ヒカリ「は、はい」
カヲル「……」カリカリ
ヒカリ「……」
ヒカリ(作業は普通に手伝ってくれるんだ)
ヒカリ「あのぉ」
カヲル「なに?」ギラリ
ヒカリ「ひっ。な、な、渚君って。怒ってるわけじゃ……ないの?」
カヲル「ああ、やっぱりそう受け取られてしまうんだね。シンジ君が心配していた通りだ」
ヒカリ「え?」
カヲル「さすがシンジきゅ……君。リリンの王の息子の王子様」
ヒカリ「あの、碇君のことは置いといて。どういうこと?」
32 = 1 :
カヲル「僕は視力が低くてね。特殊な病気で、メガネで矯正もできない」ギン!
ヒカリ「あ……そうなんだ……えっ、じゃあ席あそこで大丈夫? もっと前のほうが」
カヲル「黒板の字は大きいし、色彩の関係で見えやすいから心配いらないよ」ギギン!
ヒカリ(うぅ。分かっててもコワイよお)
ヒカリ「だ、だから目つきがその、睨む感じになっちゃうのね」
カヲル「うん。目を細めずに、顔をはっきり見ようとすると―――」ズイッ
ヒカリ「!!?」
カヲル「ほら。こんな距離まで顔を近づけないといけないんだ」
ヒカリ「あ……」ドキドキ
33 = 25 :
どう転んでもたらしか
34 :
早く全員メス犬に変えてくれカヲル君
35 = 1 :
カヲル「こうしてれば睨まずに済むけど。いつもこんな風に近づかれたら、皆の迷惑になってしまう」
ヒカリ「……」ドキドキ
ヒカリ(確かに、特に女の子は…みんな参っちゃうかも)
カヲル「分かってくれたかい? 洞木ヒカリさん」
ヒカリ「……そんな、呼び捨てでいいのにぃ」
ヒカリ(あれ? 私なに言ってんだろ)
ヒカリ「それじゃ、き、嫌われてるわけじゃ、ないの?」
カヲル(ここは友好を示すべきなのかな。柔軟に―――)
カヲル「君みたいな素敵な子を嫌ったりしないよ。ヒカリちゃん」ニコ
ヒカリ「んぁっ!? ああ~~~~~~~~っっっ ///」ビクンビクン
シンジ「はい、もしもし」
カヲル『シンジ君! 助けて欲しいんだ!』
36 = 1 :
シンジ「はっ、はっ、はっ」
シンジ「はぁ、はぁ……カヲル君!!」
ガラッ
カヲル「シンジ君…………来てくれたんだね…………」
ヒカリ「ぁぁ、好き、好きなのぉ」
カヲル「僕には、どうしたらいいのか……」
シンジ「…」
ヒカリ「なぎさくぅん」スリスリ
シンジ「ニコポしちゃったんだね。カヲル君」
37 = 4 :
ワシはこんな展開認めへんぞ!!?
38 = 3 :
ジャージさん、ちぃーっす
39 = 1 :
シンジ「あれほど言ったじゃないか!? カヲル君のニコポは危険なんだって!」
カヲル「ごめん……あくまでクラスメートとしての好意を示したかったんだ」
カヲル「柔軟に対処しようとして」
シンジ「それは無表情と使い分けしないとって意味だよ! 笑顔だけはダメなんだよっっ」
カヲル「…」
シンジ「…………ごめん、怒鳴ったりして。カヲル君のせいじゃないのに」
カヲル「シンジ君?」
シンジ「僕が、僕がきちんと説明しなかったんだ。僕のミスだ」
ヒカリ「ああ……素敵ぃ」
シンジ「委員長…」
40 :
いゃーんな感じ
41 = 1 :
シンジ「怖がらせてから、違うって教えて優しくして、間近で呼び捨て&ギャップ付きニコポ……?」
カヲル「僕にはよく分からないけど、行為を並べていくとそうなると思う」
シンジ「…」
カヲル「もう、ダメなのかい?」
シンジ「……委員長が正気を取り戻すことは……きっともう、二度と無い。と思う」
ヒカリ「ねぇ。またヒカリって呼んで。声、渚くんのイケボ聴きたいのぉ」
シンジ「委員長」
ヒカリ「イケボ、イケボぉぉ」
シンジ(僕の存在に気づいてすらいないんだ)
シンジ「カヲル君。洞木さんの注意を僕に向けさせて」
カヲル「洞木ヒカリさん……シンジ君の話を聞いて」
ヒカリ「ふぇ? いか…り君? あ……いたんだ……」
42 = 1 :
シンジ「ねえ。委員長は、トウジのことがずっと好きだったんじゃないの? 僕はそう思ってた」
ヒカリ「…」
シンジ「トウジだよ。ぶっきらぼうに見えるけど、ホントは優しくて楽しくて、妹思いのすごく良いやつで」
ヒカリ「あんなの、もういいの。私…渚君さえいれば」
シンジ「洞木さん! 洞木さんがお弁当作ってくれなきゃ、トウジ餓死しちゃうよ!?」
ヒカリ「?」
ヒカリ「なら死ねば?」
シンジ(…………やっぱり、ダメだ)
シンジ「ネルフに連絡しよう。管理病棟に委員長の部屋を用意してもらわなくちゃ」
43 = 34 :
壊れたった
44 = 22 :
サクラ「ニヤリ」
45 = 1 :
カヲル「―――制御の方向を変えられないかな」
シンジ「方向?」
カヲル「例えば、僕のそのニコポとやらの効力を消失させることはできないのかい?」
シンジ「自分の容姿にあまり自覚がないんだね、カヲル君」
シンジ「整形でもしない限り無理だよ……カヲル君がそこまでするのもおかしいし」
カヲル「じゃあ、皆の感性や価値観を変質させることは?」
シンジ「う~ん……性別が♀である限りカヲル君のニコポには抗えないんじゃないかな……あっ」
カヲル「なにか思いついた?」
シンジ「うん。そっか、さすがカヲル君!」
46 = 22 :
あーこれは次はケンスケが被害者ですね
47 = 1 :
~体育~
アハハッ
キャッキャッ
ヤッ、ツメターイ
ケンスケ「女子はいいなあ。またプールで」
トウジ「そやなぁ…」
ケンスケ「元気だせよ、トウジ。重い病気とかじゃないんだし、委員長もまたすぐ学校来るって」
トウジ「だっ誰がいいんちょのことで落ち込んでるっちゅうんや。そんな大げさに心配しとらんわ」
ケンスケ「はいはい」
シンジ(重い病気ではないけど、トウジのとこには絶対帰ってこないよ……トウジごめん……)
48 = 1 :
ヒデコーガンバレー
イケー
カヲル「シンジ君、まだかい?」ヒソヒソ
シンジ「合図送るから、待ってて」ヒソヒソ
……
シンジ『ニコポ自体の威力は変えられなくても、状況によって違いはあるはずなんだ。距離とか』
カヲル『それはそうだろうね』
シンジ『実際、近距離だと破壊力上がっちゃうんだし、逆に遠ければ―――』
シンジ『遠距離からたまにニコポして、女の子達の耐性を上げていくんだ!』
カヲル『…いつか僕も、学校で自由に笑える日が来るかな?』
シンジ『きっと来るよ。一緒に頑張ろう、カヲル君!』
49 = 25 :
あかん
50 = 1 :
シンジ(距離があるって言ったって、教室内じゃ端から端でも近すぎる)
シンジ(カヲル君のイケメンパワーを舐めちゃダメだ)
シンジ(だから初めは、ここから!!)
アスカ「おーい、シンジー!」ブンブン
ケンスケ「お。旦那さん、手を振り返してあげないと」
シンジ「はは…」ヒラヒラ
トウジ「相変わらず夫婦やのう」
「碇くーん!」
「こっちはキモチいーよー」
シンジ(女子がプールサイドに集まってきた!)
シンジ「今だっ! カヲル君っ」
みんなの評価 : ☆
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