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元スレジャン「勇者たちの凱歌」
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マルコ「ミカサ、訓練とはいえこれは戦争だ。耐えて欲しい」
ミカサ「……出過ぎた真似をした。ごめんなさい」
マルコ「いやいや、いいんだよ。むしろ意見や提案はもっと積極的にして欲しいぐらいさ」
ミカサ「……うん」
マルコ「……」
マルコ「ミカサ、聞いてくれ」
マルコ「知っているとは思うけど、青軍の総大将がライナーからジャンに変わったという通達があった」
ミカサ「うん」
マルコ「僕は、これが青軍にとってとても良くないニュースだと思っている」
ミカサ「……?」
ミカサ「……出過ぎた真似をした。ごめんなさい」
マルコ「いやいや、いいんだよ。むしろ意見や提案はもっと積極的にして欲しいぐらいさ」
ミカサ「……うん」
マルコ「……」
マルコ「ミカサ、聞いてくれ」
マルコ「知っているとは思うけど、青軍の総大将がライナーからジャンに変わったという通達があった」
ミカサ「うん」
マルコ「僕は、これが青軍にとってとても良くないニュースだと思っている」
ミカサ「……?」
マルコ「……おそらくジャンは104期訓練兵の中で最も指揮官としての才能があると思う」
マルコ「ジャンが己の才能を余すところなく発揮し、アルミンの知略がジャンをサポートする」
マルコ「そして総大将の肩書から解放されたライナーは思う存分暴れ回ることができるようになる」
マルコ「加えてエレンとベルトルトの戦闘能力」
マルコ「これらの歯車が全て噛み合い、僕たちを襲ってくるとしたら……」
ミカサ「……両軍の被害は計り知れないものとなる」
マルコ「……僕の見立てでは3日目の夜が怪しいと睨んでいる」
マルコ「……決戦の日は必ずくる」
マルコ「その時は……よろしく頼むよ」
ミカサ「……任せて」
マルコ「ジャンが己の才能を余すところなく発揮し、アルミンの知略がジャンをサポートする」
マルコ「そして総大将の肩書から解放されたライナーは思う存分暴れ回ることができるようになる」
マルコ「加えてエレンとベルトルトの戦闘能力」
マルコ「これらの歯車が全て噛み合い、僕たちを襲ってくるとしたら……」
ミカサ「……両軍の被害は計り知れないものとなる」
マルコ「……僕の見立てでは3日目の夜が怪しいと睨んでいる」
マルコ「……決戦の日は必ずくる」
マルコ「その時は……よろしく頼むよ」
ミカサ「……任せて」
ライナー「……日が沈んだな」
ベルトルト「……二日目の夜だ」
アルミン「……作戦は昨日話した通りだ。変更はない」
ジャン「準備はいいかお前ら」
ジャン「これから俺たち赤軍61名は、青軍の本陣に夜襲をしかける」
ジャン「成功すれば俺たちの勝利、失敗すれば俺たちの負け」
ジャン「0か100かのわかりやすい話だろ?」
ベルトルト「……二日目の夜だ」
アルミン「……作戦は昨日話した通りだ。変更はない」
ジャン「準備はいいかお前ら」
ジャン「これから俺たち赤軍61名は、青軍の本陣に夜襲をしかける」
ジャン「成功すれば俺たちの勝利、失敗すれば俺たちの負け」
ジャン「0か100かのわかりやすい話だろ?」
ジャン「……」
ジャン「お前ら、両手を見ろ」
ジャン「今お前たちが握っているもの、それはなんだ?」
ジャン「そう、巨人どもをぶち殺すための《鋼刃》だ」
ジャン「本来人間に向かって振るうもんじゃない」
ジャン「だが、今俺たちはその刃を仲間たちに振り下ろそうとしている」
ジャン「それはなぜか」
ジャン「それは、今俺達が行っているこの訓練こそが、巨人どもをぶち殺すための技術の工事中に繋がると知っているからだ」
ジャン「……訓練兵団を卒業したら俺たちは離れ離れになる」
ジャン「その背に背負うのは《誇り高き一角の幻獣》か《人の世の春の象徴》か《自由の翼》か」
ジャン「いずれにしても、今この時の経験は今後必ず生きてくるはずだ」
ジャン「……この戦い、絶対に勝とうぜ」
「うおおおー!!」
ジャン「お前ら、両手を見ろ」
ジャン「今お前たちが握っているもの、それはなんだ?」
ジャン「そう、巨人どもをぶち殺すための《鋼刃》だ」
ジャン「本来人間に向かって振るうもんじゃない」
ジャン「だが、今俺たちはその刃を仲間たちに振り下ろそうとしている」
ジャン「それはなぜか」
ジャン「それは、今俺達が行っているこの訓練こそが、巨人どもをぶち殺すための技術の工事中に繋がると知っているからだ」
ジャン「……訓練兵団を卒業したら俺たちは離れ離れになる」
ジャン「その背に背負うのは《誇り高き一角の幻獣》か《人の世の春の象徴》か《自由の翼》か」
ジャン「いずれにしても、今この時の経験は今後必ず生きてくるはずだ」
ジャン「……この戦い、絶対に勝とうぜ」
「うおおおー!!」
ジャン「目標、敵青軍本陣!!」
ジャン「青軍総大将マルコ・ボットの首を貰いに行くぞ!!」
ジャン「赤軍、全軍出撃ぃ!!」
ジャン「青軍総大将マルコ・ボットの首を貰いに行くぞ!!」
ジャン「赤軍、全軍出撃ぃ!!」
ジャン「アルミン!青軍の兵の配置は!?」
アルミン「青軍の兵力はおよそ70!」
アルミン「本陣に10!本陣前にミカサとアニがそれぞれ15ずつ!」
アルミン「そして戦場の中央部、僕たち赤軍との前線部にコニー、サシャ、クリスタ、ユミルが率いる30!」
アルミン「この30は人からなる防衛ラインは索敵を重視しているためかなり広範囲に展開している!!」
アルミン「マルコらしい堅実な配置。予想通りだ!!」
ジャン「よし!両翼陽動部隊!」
右翼陽動隊「了解!」バシュッ
左翼陽動隊「囮は任せろ!」バシュッ
アルミン「青軍の兵力はおよそ70!」
アルミン「本陣に10!本陣前にミカサとアニがそれぞれ15ずつ!」
アルミン「そして戦場の中央部、僕たち赤軍との前線部にコニー、サシャ、クリスタ、ユミルが率いる30!」
アルミン「この30は人からなる防衛ラインは索敵を重視しているためかなり広範囲に展開している!!」
アルミン「マルコらしい堅実な配置。予想通りだ!!」
ジャン「よし!両翼陽動部隊!」
右翼陽動隊「了解!」バシュッ
左翼陽動隊「囮は任せろ!」バシュッ
クリスタ「ッ!?敵襲!!」
ユミル「マルコのヤツ……夜襲が来るのは3日目って言ってたじゃねーか。一日早いたぁどういうことだ!?」
サシャ「相手も人間です。全てがマルコの思い通りには行きませんよ」
コニー「篝火の数からして片翼15、両翼で30!!俺たちとほぼ同数だ!!」
クリスタ「私たちも隊を二分して……」
ユミル「……いや、違う!」
クリスタ「……えっ?」
ユミル「マルコのヤツ……夜襲が来るのは3日目って言ってたじゃねーか。一日早いたぁどういうことだ!?」
サシャ「相手も人間です。全てがマルコの思い通りには行きませんよ」
コニー「篝火の数からして片翼15、両翼で30!!俺たちとほぼ同数だ!!」
クリスタ「私たちも隊を二分して……」
ユミル「……いや、違う!」
クリスタ「……えっ?」
ユミル「あれは陽動だ!騙されるな!赤軍本隊は間違いなく青軍本陣への最短ルートであるここを通ってくる!!」
クリスタ「じ、じゃあどうすれば……」
ユミル「隊を三等分するんだ!!」
ユミル「左翼防衛部隊はナック、右翼防衛部隊はミリウスが指揮をとれ!」
ユミル「無理に殲滅を狙うな!適当にあしらっておけばいい!」
ナック「わかった!」バシュッ
ミリウス「了解!!」バシュッ
クリスタ「私たちはここを防衛だね!頑張ろう!」
ユミル「いや。クリスタ、お前は本陣へ戻れ」
クリスタ「えっ!?ど、どうして!?」
ユミル「夜は煙弾を使えねぇ。口頭伝達の方が確実だ」
ユミル「ミカサ隊、アニ隊、本陣のマルコに赤軍の攻勢を知らせてくれ」
ユミル「事態は一刻を争う。頼む」
クリスタ「……」コクン
クリスタ「みんな……武運を!!」バシュッ
クリスタ「じ、じゃあどうすれば……」
ユミル「隊を三等分するんだ!!」
ユミル「左翼防衛部隊はナック、右翼防衛部隊はミリウスが指揮をとれ!」
ユミル「無理に殲滅を狙うな!適当にあしらっておけばいい!」
ナック「わかった!」バシュッ
ミリウス「了解!!」バシュッ
クリスタ「私たちはここを防衛だね!頑張ろう!」
ユミル「いや。クリスタ、お前は本陣へ戻れ」
クリスタ「えっ!?ど、どうして!?」
ユミル「夜は煙弾を使えねぇ。口頭伝達の方が確実だ」
ユミル「ミカサ隊、アニ隊、本陣のマルコに赤軍の攻勢を知らせてくれ」
ユミル「事態は一刻を争う。頼む」
クリスタ「……」コクン
クリスタ「みんな……武運を!!」バシュッ
サシャ「これで残るは9人ですね」
コニー「おいおい……これっぽっちで大丈夫なのかよ?」
ユミル「あぁ、大丈夫だ」
ユミル「赤軍は陽動で両翼あわせて30程度の兵を割いている。仮に残像兵力全てが襲ってきても精々30程度」
ユミル「それぐらいの戦力差なら遅滞戦術を展開しつつ後方のミカサやアニと合流すれば充分返り討ちにできる数字だ」
サシャ「それでも激戦は免れませんね」
ユミル「仕方ねぇさ。赤軍は今日勝負をかけるつもりだろうしな」
ユミル「敵本命は恐らく篝火を使わず徒歩でくるはずだ!!サシャ!コニー!お前らの夜目が頼りだからな!!」
サシャ「はいっ!」
コニー「任せておけ!」
コニー「おいおい……これっぽっちで大丈夫なのかよ?」
ユミル「あぁ、大丈夫だ」
ユミル「赤軍は陽動で両翼あわせて30程度の兵を割いている。仮に残像兵力全てが襲ってきても精々30程度」
ユミル「それぐらいの戦力差なら遅滞戦術を展開しつつ後方のミカサやアニと合流すれば充分返り討ちにできる数字だ」
サシャ「それでも激戦は免れませんね」
ユミル「仕方ねぇさ。赤軍は今日勝負をかけるつもりだろうしな」
ユミル「敵本命は恐らく篝火を使わず徒歩でくるはずだ!!サシャ!コニー!お前らの夜目が頼りだからな!!」
サシャ「はいっ!」
コニー「任せておけ!」
ナック「敵陽動部隊発見!戦闘に入る!!」
ナック「行く……ぞっ……!?」
赤軍右翼陽動隊A「おーおー!釣られたバカどものお出ましだ!!」
赤軍右翼陽動隊B「ひいふうみい……ハハッ、俺たち3人のお出迎えに10人お出ましとは恐れ入るな!!」
赤軍右翼陽動隊C「15人はいると思った?ハイ、種明かしー!」
ナック「(松明を5本くくりつけた木の台座を背負っていたのか!?)」
赤軍右翼陽動隊A「この様子じゃあ反対側も上手くいってそうだな」チャキッ
赤軍右翼陽動隊B「……とすれば、俺たちはもうお役御免だな」チャキッ
赤軍右翼陽動隊C「まぁその前に……何人か道連れにしてやるからよ、付き合えよ」チャキッ
ナック「……くっ!!」
ナック「行く……ぞっ……!?」
赤軍右翼陽動隊A「おーおー!釣られたバカどものお出ましだ!!」
赤軍右翼陽動隊B「ひいふうみい……ハハッ、俺たち3人のお出迎えに10人お出ましとは恐れ入るな!!」
赤軍右翼陽動隊C「15人はいると思った?ハイ、種明かしー!」
ナック「(松明を5本くくりつけた木の台座を背負っていたのか!?)」
赤軍右翼陽動隊A「この様子じゃあ反対側も上手くいってそうだな」チャキッ
赤軍右翼陽動隊B「……とすれば、俺たちはもうお役御免だな」チャキッ
赤軍右翼陽動隊C「まぁその前に……何人か道連れにしてやるからよ、付き合えよ」チャキッ
ナック「……くっ!!」
コニー&サシャ「」ピクッ
ユミル「来たか。兵数はどれぐらいだ?」
コニー&サシャ「んー……」
コニー&サシャ「……ッ!?」
コニー「……おいおい、どういうことだよブス」
サシャ「……50は確実にいますよ、あれ」
ユミル「なっ、なんだとぉっ!?」
コニー「もう来るぞっ!」
ユミル「ああクソっ!総員着剣!戦闘準備っ!!」チャキッ
ユミル「玉砕覚悟で足止めするぞ!!!」
ユミル「来たか。兵数はどれぐらいだ?」
コニー&サシャ「んー……」
コニー&サシャ「……ッ!?」
コニー「……おいおい、どういうことだよブス」
サシャ「……50は確実にいますよ、あれ」
ユミル「なっ、なんだとぉっ!?」
コニー「もう来るぞっ!」
ユミル「ああクソっ!総員着剣!戦闘準備っ!!」チャキッ
ユミル「玉砕覚悟で足止めするぞ!!!」
ライナー「うおおおっ!!」
エレン「どぉぉけぇぇぇ!!」
ユミル「くっ!!」ギンッ
コニー「チッ!!」ガギッ
サシャ「ふんっ!!」キンッ
ジャン「松明に火をつけろ!ここから立体機動装置の使用を許可する!!」
ジャン「防衛部隊は相手にするな!!敵本陣へ突き進めぇっ!!」
ユミル「あいつら……ッ!!私たちを無視するつもりか!?舐めやがって!!」
サシャ「すぐに後を追いかけましょう!!」
コニー「っていっても俺たち以外はみんなやられちまったみたいだぞ?」
ユミル「構わねぇ!!すぐにヤツらを追うぞ!!」
???「……いや、それは困るんだよね」ザッ
ユミル「!?」
エレン「どぉぉけぇぇぇ!!」
ユミル「くっ!!」ギンッ
コニー「チッ!!」ガギッ
サシャ「ふんっ!!」キンッ
ジャン「松明に火をつけろ!ここから立体機動装置の使用を許可する!!」
ジャン「防衛部隊は相手にするな!!敵本陣へ突き進めぇっ!!」
ユミル「あいつら……ッ!!私たちを無視するつもりか!?舐めやがって!!」
サシャ「すぐに後を追いかけましょう!!」
コニー「っていっても俺たち以外はみんなやられちまったみたいだぞ?」
ユミル「構わねぇ!!すぐにヤツらを追うぞ!!」
???「……いや、それは困るんだよね」ザッ
ユミル「!?」
ヒュンッ
ユミル「くっ!?」ギンッ
ユミル「……お前」
ベルトルト「総大将の命令でね。君たちをここで足止めさせてもらうよ」
ユミル「……はっ、何言ってんだお前」
ユミル「サシャ!コニー!こいつは私がやる!お前らは先に行け!!」
サシャ「わ、わかりまし……
ヒュバッ
サシャ「うひゃぁっ!?」ギンッ
コニー「サシャ!?」
ヒュッ
コニー「うわっ!!」ガギンッ
ベルトルト「……人の話を聞いていなかったのかい?」
ベルトルト「悪いけど、『君たち』をここで足止めさせてもらうよ」
ユミル「野郎……」
ユミル「くっ!?」ギンッ
ユミル「……お前」
ベルトルト「総大将の命令でね。君たちをここで足止めさせてもらうよ」
ユミル「……はっ、何言ってんだお前」
ユミル「サシャ!コニー!こいつは私がやる!お前らは先に行け!!」
サシャ「わ、わかりまし……
ヒュバッ
サシャ「うひゃぁっ!?」ギンッ
コニー「サシャ!?」
ヒュッ
コニー「うわっ!!」ガギンッ
ベルトルト「……人の話を聞いていなかったのかい?」
ベルトルト「悪いけど、『君たち』をここで足止めさせてもらうよ」
ユミル「野郎……」
ユミル「……芋女、チビ、前言撤回だ」
ユミル「三人でベルトルさんを殺るぞ」チャキッ
サシャ「……しょうがないですね」チャキッ
コニー「……仕方ねぇな」チャキッ
ベルトルト「……」チャキッ
ユミル「てめぇ……私ら三人を相手にしてただで済むと思うなよ」
ベルトルト「……」
ベルトルト「……ハァ」
ベルトルト「……君たちの方こそ」
ベルトルト「三人集まったくらいで僕に勝てると思ったのかい?」
ユミル「ッ!?」ゾクッ
ユミル「三人でベルトルさんを殺るぞ」チャキッ
サシャ「……しょうがないですね」チャキッ
コニー「……仕方ねぇな」チャキッ
ベルトルト「……」チャキッ
ユミル「てめぇ……私ら三人を相手にしてただで済むと思うなよ」
ベルトルト「……」
ベルトルト「……ハァ」
ベルトルト「……君たちの方こそ」
ベルトルト「三人集まったくらいで僕に勝てると思ったのかい?」
ユミル「ッ!?」ゾクッ
ガギンッガギンッガギンッ
ベルトルト「(……くっ)」
サシャ「はあっ!」ヒュッ
コニー「オラッ!」ヒュバッ
ベルトルト「(この二人……やはり強い……)」
ベルトルト「チッ!」ガガギンッ
サシャ「完璧に同じタイミングだったのに……!?」
コニー「あれが防がれんのかよ!?」
ユミル「二人ともどけっ!あああっ!!」ザンッ
ベルトルト「ぐっ!」ギィィンッ
ベルトルト「(そしてそれ以上に危険なのが)」
ベルトルト「はっ!」ヒュバッ
ユミル「おっと危ねぇっ!!」キンッ
ベルトルト「(彼女……ユミルだ)」
ベルトルト「(……くっ)」
サシャ「はあっ!」ヒュッ
コニー「オラッ!」ヒュバッ
ベルトルト「(この二人……やはり強い……)」
ベルトルト「チッ!」ガガギンッ
サシャ「完璧に同じタイミングだったのに……!?」
コニー「あれが防がれんのかよ!?」
ユミル「二人ともどけっ!あああっ!!」ザンッ
ベルトルト「ぐっ!」ギィィンッ
ベルトルト「(そしてそれ以上に危険なのが)」
ベルトルト「はっ!」ヒュバッ
ユミル「おっと危ねぇっ!!」キンッ
ベルトルト「(彼女……ユミルだ)」
ベルトルト『僕が足止めを……?』
アルミン『うん。僕の策が上手くいった場合、コニー、サシャ、ユミル、クリスタの4人が最初の障害になると思う』
アルミン『ここで時間をかけるわけにもいかないから、僕たち本隊はこの4人を無視して突き進んでいきたい』
ベルトルト『……追撃をはかる4人を僕が足止めするということかい』
アルミン『うん、そういうこと』
ベルトルト『ははは、アルミンも無茶を言うなぁ』
アルミン『本当にごめん。無茶を言ってるのは重々承知なんだけど……』
ベルトルト『……うん、わかった。僕に任せてよ』
アルミン『うん。僕の策が上手くいった場合、コニー、サシャ、ユミル、クリスタの4人が最初の障害になると思う』
アルミン『ここで時間をかけるわけにもいかないから、僕たち本隊はこの4人を無視して突き進んでいきたい』
ベルトルト『……追撃をはかる4人を僕が足止めするということかい』
アルミン『うん、そういうこと』
ベルトルト『ははは、アルミンも無茶を言うなぁ』
アルミン『本当にごめん。無茶を言ってるのは重々承知なんだけど……』
ベルトルト『……うん、わかった。僕に任せてよ』
アルミン『ありがとうベルトルト!!』
ベルトルト『と言ってもどれだけ持ちこたえられるかわからないけどね』
アルミン『10分……いや、15分は欲しい』
ベルトルト『ふふふ、正直だね』
アルミン『嘘を言ってもしょうがないからね』
ベルトルト『ははは、確かに』
ベルトルト『……さっきも言ったけど、自分でもどれだけ持ちこたえられるかわからない』
ベルトルト『それは自分に自信がないからというわけじゃなく、相手側の実力が未知数だからなんだ』
アルミン『……うん、ユミルだね?』
ベルトルト『正解』
ベルトルト『と言ってもどれだけ持ちこたえられるかわからないけどね』
アルミン『10分……いや、15分は欲しい』
ベルトルト『ふふふ、正直だね』
アルミン『嘘を言ってもしょうがないからね』
ベルトルト『ははは、確かに』
ベルトルト『……さっきも言ったけど、自分でもどれだけ持ちこたえられるかわからない』
ベルトルト『それは自分に自信がないからというわけじゃなく、相手側の実力が未知数だからなんだ』
アルミン『……うん、ユミルだね?』
ベルトルト『正解』
キンッキンッ!!
ベルトルト「(今僕が相手をしているのは3人)」
ベルトルト「(アルミンの想定ではクリスタもいたはずだ)」ガギンッ
ベルトルト「(でも、彼女はここにはいない)」
ベルトルト「(それはなぜか)」ギィィンッ
ベルトルト「(……恐らく全てを察したユミルが伝令に行かせたんだろう)」
ベルトルト「(ユミルの実力は統率、戦闘、知略の全ての面で僕たちの想定の上を行っている)」ガキンッ
ベルトルト「(……彼女は危険だ。彼女はここで釘付けにしなければならない)」
ベルトルト「(……それが、今の僕の……『兵士』としての僕の役目)」
ベルトルト「……はぁぁぁぁっ!!」ヒュバッ
ベルトルト「(今僕が相手をしているのは3人)」
ベルトルト「(アルミンの想定ではクリスタもいたはずだ)」ガギンッ
ベルトルト「(でも、彼女はここにはいない)」
ベルトルト「(それはなぜか)」ギィィンッ
ベルトルト「(……恐らく全てを察したユミルが伝令に行かせたんだろう)」
ベルトルト「(ユミルの実力は統率、戦闘、知略の全ての面で僕たちの想定の上を行っている)」ガキンッ
ベルトルト「(……彼女は危険だ。彼女はここで釘付けにしなければならない)」
ベルトルト「(……それが、今の僕の……『兵士』としての僕の役目)」
ベルトルト「……はぁぁぁぁっ!!」ヒュバッ
ジャン「アルミン!!さっきの戦闘での脱落者は!?」
アルミン「ベルトルトを含め4人だ!残存兵数は51!作戦の遂行に問題はない!!」
ジャン「もうすぐミカサ隊、アニ隊と接敵するはずだ!!総員、全方位警戒を怠るな!!」
「了解!!」
アルミン「ベルトルトを含め4人だ!残存兵数は51!作戦の遂行に問題はない!!」
ジャン「もうすぐミカサ隊、アニ隊と接敵するはずだ!!総員、全方位警戒を怠るな!!」
「了解!!」
「ミカサ、アニを確認!!このまま進めば戦闘に入ります!!」
アニ「……来たね」
ミカサ「クリスタが来てから8分。赤軍の展開が予想以上に早い」
アニ「絶対にここを抜かせるわけにはいかないね」チャキッ
ミカサ「私たちで死守する」チャキッ
「ミカサ隊、アニ隊!着剣を確認!」
ジャン「ようし!ライナー!エレン!サムエル!任せたぞ!!」
ライナー&エレン&サムエル「了解!!」
アニ「……来たね」
ミカサ「クリスタが来てから8分。赤軍の展開が予想以上に早い」
アニ「絶対にここを抜かせるわけにはいかないね」チャキッ
ミカサ「私たちで死守する」チャキッ
「ミカサ隊、アニ隊!着剣を確認!」
ジャン「ようし!ライナー!エレン!サムエル!任せたぞ!!」
ライナー&エレン&サムエル「了解!!」
サムエル「サムエル隊総勢10人!!ミカサ隊、アニ隊に突貫せよっ!!」
ミカサ「サムエル隊は囮!敵本隊はそのまま本陣へ向かうつもり!?させないっ!!」
ライナー「うぉらぁぁぁっ!!」ゴウッ
ミカサ「ッ!?」ギィィンッ
ライナー「……よぅミカサ。この前の続きと行こうぜ」チャキッ
ミカサ「くっ……ライナー!!」チャキッ
アニ「ミカサっ!?」
エレン「お前の相手は俺だぁぁぁぁっ!!」ヒュンッ
アニ「ちぃぃっ!!」キンッ
ジャン「行けっ!行けっ!突き進めぇぇぇっ!!!」
ミカサ「サムエル隊は囮!敵本隊はそのまま本陣へ向かうつもり!?させないっ!!」
ライナー「うぉらぁぁぁっ!!」ゴウッ
ミカサ「ッ!?」ギィィンッ
ライナー「……よぅミカサ。この前の続きと行こうぜ」チャキッ
ミカサ「くっ……ライナー!!」チャキッ
アニ「ミカサっ!?」
エレン「お前の相手は俺だぁぁぁぁっ!!」ヒュンッ
アニ「ちぃぃっ!!」キンッ
ジャン「行けっ!行けっ!突き進めぇぇぇっ!!!」
ミカサ「……ライナー、そこをどいて」
ライナー「はっ!どけと言われてどく馬鹿なんているわけねぇだろ!」
ミカサ「いる。今私の目の前に」
ライナー「おおお俺はそんなに馬鹿じゃねぇぞっ!!」
ミカサ「……ライナー、私も今なら怒らない。だからどいて?」
ライナー「おっ、俺をビビらせようったってそうはいかないからな!!」
ミカサ「……」
ライナー「ミカサも疲れたろ?な?お互いちょっと休憩でもしようじゃないか?」
ミカサ「……ライナー、もう一度言う」
ミカサ「……そこをどけ」
ライナー「……はっ、茶番はおしまいか」
ライナー「はっ!どけと言われてどく馬鹿なんているわけねぇだろ!」
ミカサ「いる。今私の目の前に」
ライナー「おおお俺はそんなに馬鹿じゃねぇぞっ!!」
ミカサ「……ライナー、私も今なら怒らない。だからどいて?」
ライナー「おっ、俺をビビらせようったってそうはいかないからな!!」
ミカサ「……」
ライナー「ミカサも疲れたろ?な?お互いちょっと休憩でもしようじゃないか?」
ミカサ「……ライナー、もう一度言う」
ミカサ「……そこをどけ」
ライナー「……はっ、茶番はおしまいか」
ライナー「……いいぜ、何度だって答えてやる」
ライナー「誰がどくかよ、馬鹿野郎」
ライナー「俺はなミカサ。ジャンやアルミン、赤軍のみんなにこの役割を託されたんだよ」
ライナー「仲間からの信頼を裏切るような真似、男は絶対できねぇんだよ」チャキッ
ミカサ「……そう、わかった」
ミカサ「……ライナー、あなたは馬鹿だ」
ミカサ「……でも、ただの馬鹿じゃない。あなたは愛すべき馬鹿」
ミカサ「……そんな愛すべき馬鹿のためだ。苦しまないよう一瞬で逝かせてあげよう」チャキッ
ライナー「……おいおい、なんだよそれ。殺す気満々じゃねぇかよ」
ミカサ「そんなことはない。少し眠ってもらうだけ」
ライナー「それも勘弁だけどな!」
ミカサ「……お喋りはおしまい」
ライナー「……いくぜ」
ライナー「誰がどくかよ、馬鹿野郎」
ライナー「俺はなミカサ。ジャンやアルミン、赤軍のみんなにこの役割を託されたんだよ」
ライナー「仲間からの信頼を裏切るような真似、男は絶対できねぇんだよ」チャキッ
ミカサ「……そう、わかった」
ミカサ「……ライナー、あなたは馬鹿だ」
ミカサ「……でも、ただの馬鹿じゃない。あなたは愛すべき馬鹿」
ミカサ「……そんな愛すべき馬鹿のためだ。苦しまないよう一瞬で逝かせてあげよう」チャキッ
ライナー「……おいおい、なんだよそれ。殺す気満々じゃねぇかよ」
ミカサ「そんなことはない。少し眠ってもらうだけ」
ライナー「それも勘弁だけどな!」
ミカサ「……お喋りはおしまい」
ライナー「……いくぜ」
アニ「……完璧に出し抜かれたみたいだね」
エレン「だな」
アニ「……発案はアルミンかい?」
エレン「おう。でもアルミン一人じゃ成功しなかったはずだ」
エレン「ジャンの野郎の指揮やライナー、ベルトルト、みんなの賛同があったからこそ、俺たちはここまで来ることができたんだ」
エレン「……今、赤軍のみんなは自分に与えられた役割を果たそうと懸命に闘っている」
エレン「その意思の流れを俺が止めるわけには行かない」
エレン「だから、さ……」
エレン「ここで足止めさせてもらうぜ、アニ」
エレン「だな」
アニ「……発案はアルミンかい?」
エレン「おう。でもアルミン一人じゃ成功しなかったはずだ」
エレン「ジャンの野郎の指揮やライナー、ベルトルト、みんなの賛同があったからこそ、俺たちはここまで来ることができたんだ」
エレン「……今、赤軍のみんなは自分に与えられた役割を果たそうと懸命に闘っている」
エレン「その意思の流れを俺が止めるわけには行かない」
エレン「だから、さ……」
エレン「ここで足止めさせてもらうぜ、アニ」
アニ「……」
アニ「認めよう」
アニ「あんたたちは兵士なんかじゃない」
アニ「あんたたちの一人一人が、世界を変えうる力を持つ勇者たちだ」
アニ「私はあんたたち一人一人を尊敬する」
アニ「……ただ」スッ
アニ「それとこれとは話が別だ」ガチャガチャ
アニ「悪いけど……」ガシャン
アニ「あんた達の英雄譚に付き合ってる暇はないんだ。本陣に戻らせてもらうよ」スッ
エレン「立体機動装置を……お前、素手で闘るつもりか?」
アニ「勘違いしないでよね。ハンデなんかじゃない。私はこっちの方が強いんだよ」
エレン「そうかい」チャキッ
アニ「……じゃあいくよ」
アニ「そこを……どきなっ!!」
アニ「認めよう」
アニ「あんたたちは兵士なんかじゃない」
アニ「あんたたちの一人一人が、世界を変えうる力を持つ勇者たちだ」
アニ「私はあんたたち一人一人を尊敬する」
アニ「……ただ」スッ
アニ「それとこれとは話が別だ」ガチャガチャ
アニ「悪いけど……」ガシャン
アニ「あんた達の英雄譚に付き合ってる暇はないんだ。本陣に戻らせてもらうよ」スッ
エレン「立体機動装置を……お前、素手で闘るつもりか?」
アニ「勘違いしないでよね。ハンデなんかじゃない。私はこっちの方が強いんだよ」
エレン「そうかい」チャキッ
アニ「……じゃあいくよ」
アニ「そこを……どきなっ!!」
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