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    元スレ穏乃「奈良に新設校が出来た」淡「目指せ一年生だけで全国優勝!」

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    51 = 1 :

    「……いいの? 私で……」ポロポロ

    「当然!」

    「サッキーと打つのは、とっても楽しいんだからさ!」

    「これから三年間――そのあともずっとずっと!」

    「私と一緒にいて!」

    「……」

    「うん……!」

    「あはっ!」ニパー

    「私なんかでよかったら、ぜひ麻雀部にいれてください!」

    穏乃「やったあああああぁ!」

    「ありがとうございます、宮永さん!」

    「これで5人、揃ったよー!」

    「しゃぁ! 行くで! 目指すは――全国優勝や!」

    全員「おー!」

    53 :

    この泉は応援できる
    流石は高1最強やで

    55 = 1 :

    ■数週間後

    「ツモ。嶺上開花」

    「……さすがですね。ですが、今日こそ止めて見せますよ、プラマイゼロ……!」

    「残念! サッキーのプラマイゼロを先に超えるのは、私だから!」

    「えへへ、簡単にはさせないよ!」

    穏乃「私も咲や和、淡や泉に負けてられない!」ゴッ


     ロン!     ポン!
         
         カン!
             チー!
      ツモ!
           SOA!


    「うん、咲も大分部に馴染んで来たな」

    (しかし、和がプラマイゼロに肯定的なのはちょっと意外やったな)

    (和の性格から考えるとあんま気に入らなさそうやったんやけどな。まあええか、順風やし)

    56 = 43 :

    しえんぬ

    57 = 28 :

    この頭が残念な面子じゃあ1000と仮定してプラマイゼロを目指すって発想には至らないか
    やっぱりムーミンって偉大だわ

    58 = 1 :

    (宮永さんが入部を決めたあの後、もう一度打って、全力で立ち向かった)

    (それでもプラマイゼロは止められなかった)

    (最初は……プラマイゼロを続ける宮永さんが気に入らなかった)

    (プラマイゼロなんて調整が出来るのなら、普通にやればいくらでも点をとれるはずだから)

    「ダブルリーチ!」

    (けど、大星さんを見てて思いました)

    (大星さんのダブルリーチ。本人はそれを“能力”と断言した)

    (――そんなオカルト、ありえませんと昔の私なら憤怒したでしょう)

    「カン! もいっこカン! 嶺上開花!」ゴッ

    「ぐぬぬ」

    (……けど、オカルトはある。この2人がその証明)

    59 = 10 :

    和ちゃんはオカルト信じないことが能力に通じるじゃなかった?

    60 = 28 :

    >>59
    モモ以外には-でしかない
    決勝で言うとマタンゴはツモ限定だからいいけどあらたその多面張には鴨だろ

    なお、聖域のため勝つ模様

    61 = 1 :

    (きっと……宮永さんのプラマイゼロは“能力”なのでしょう)

    (相手を舐めているのではなく、手加減をしているのではなく)

    (本気で麻雀を打っているからこそプラスマイナスゼロという能力を可能としている)

    (私は舐められてない。手加減をされているんじゃない)

    (そう思うと、宮永さんのプラスマイナスゼロへの憤りはいつの間にか消えて)

    (今は、超えるべき壁となった――目指すべき壁となった)

    (……きっと宮永さんを超える為に、今の私に必要なのは、オカルトを認める器量)

    (そんなオカルトありえませんと初っ端から目を背けるのではなく)


                                                
    (真正面からオカルトにぶつかり、活目し! その上でそんなオカルト通じませんという勇気!)

    (私は――もっと、強くなりたい――!)

    63 = 1 :

    「ロン! 12600――!」

    「っ!」

    「ひゅぅ! イケてんじゃん和!」



    (さすがは和……私がインターミドルで稼ぎ負けた相手)

    (私も、高一最強を名乗るからにはもっともっと強くならなあかんな!)キリッ

    (……けど部員はなんとかなったけど、他にも問題は山ずみや)

    (一個一個どうにかせんとな。まず一つ目の問題は――監督の不在)

    (顧問の先生は付いてもろたけど、その顧問の先生は麻雀を知らん普通の人)

    (……まあこれは仕方ない。実績のない新設校やし、そんなとこの監督をしてくれる奇特なコーチは滅多におらんしな)

    (むしろ変なコーチにあたるよりはええやろ。監督いんくても大会には出れるしな)

    (自分達の練習方法は、自分達で確立してけばええ)

    65 = 1 :

    (2つ目は部費。新設校やからどこの部活も実績ないし、どこが強くてどこが弱いかは最初の一年間が終わらんとわからへん)

    (私らの麻雀部は5人。これは部としての規定の最低数で、同じ最低数の部活は14個)

    (せやから当初は最低限の部費を均等に振り分けていく方針やったんやけど、部費に関してはやはりどこもうるさい)

    (いろいろ言い争ってる内に部費の振り分けで決まったことが……)

    (まさかじゃんけん大会を開いてその順位で部費の振り分けを決めるとは)ハァ

    (ええんかそれで? まあじゃんけんは33.3…%の運ゲーやからそれはそれで平等なんやろうけどな)

    (これに関してはなんやら穏乃が)



    穏乃『ジャンケンなら任せてよ! 必勝法があるんだ!』



    (っていっとったから、穏乃に任せよう)

    68 = 1 :

    (次に、かなり問題なのが牌譜や)

    (対戦者や対戦校の研究は絶対に必要不可欠)

    (さすがに咲や淡がどれだけ強くても、ある程度は相手を知っとかんとまずい)

    (特に私と和はデジタル派。データは多ければ多いほどいい)

    (全国区の有名校はネットとかで牌譜が手にはいらんこともないけど、地方の強豪はネットにも牌譜がない)

    (去年の大阪の県大会とかなら録画してあるんやけど、さすがに奈良の県大会のビデオなんてないで)

    (穏乃も録画なんてしてないらしいし……唯一、晩成高校ってところが凄まじく強いらしい、ってことしか知らんみたいや)

    (私と淡と咲は奈良に知り合いなんておらんしなぁ。これも穏乃のツテでどうにかするしかないやろな)

    (……まだまだ問題あるけど、とにかくやるべきことは多いということや)

    (大会まで残り三ヶ月……私達が目指すものは全国優勝)

    (やれるだけのことを、やり続けるだけやな……!)

    (頑張ろ! 部長任されとるし!)

    69 :

    >>60
    自らに干渉してくるような能力ならモモ以外も無効化できそう
    衣のイーシャン地獄とか淡のウーシャンとか

    70 = 1 :

    「……そういえば、憧や玄さんはどうしてますか?」

    穏乃「……」ピクッ

    「せっかく奈良に戻って来たんですから、またみんなに会いたい……」

    「誰それ?」

    「私が奈良に居た頃、子供麻雀クラブという場所で知り合った友達です」

    「へー」

    穏乃「和……阿知賀の麻雀クラブは……」

    穏乃「……阿知賀の麻雀クラブは、もう、ないんだ……」

    「――ええ!? そ、そうなんですか……残念ですね……けど、皆と会えないわけじゃ」

    穏乃「うん。晩成に行った憧なら会えないこともないと思うけど……」

    穏乃「……玄さんには……」

    「……?」

    71 = 24 :

    いずみん部長かよぉ

    72 = 33 :

    >>69
    偶然で流すだけだろ

    73 :



    和はデジタル波といっても相手がどうこうってより
    その時のかあがる確率が一番高い手を選んでるだけだけど

    75 = 1 :

    ■数日後

    「シズ! 和! 久しぶりじゃない!」ギュー

    穏乃「わふっ!」

    「あ、憧、苦しいです……」

    「見てたわよー、インターミドル優勝おめでとう」

    「ありがとうございます、ちょっと照れますね」


     キャッキャ

       ワイワイ



    「穏乃はさ、和と全国で遊ぶんだーって言ってたのに、まさかその和が新設校に転校してくるなんて……神様もイタズラがすぎるわね」

    「ええ、本当に」

    穏乃「憧はどうなの? 晩成、レギュラー取れそう?」

    「無理無理。さすがに中学生レベルじゃベンチだってキツイわ」

    76 = 1 :

    穏乃「そっか……憧とも県大で遊びたかったのにな」

    「ふふ、ごめんね。けど晩成高校は本当に強いわよ。余裕かましてると一発でハコっちゃうんだから」

    穏乃「そうかもしれない。けど、私達だって強いから! 絶対に負けないよ! 絶対に全国に行って!」

    「全国で、優勝します」

    「……」ニカッ

    「それ無理――とは言わない。でも私は晩成高校麻雀部の人間だから、晩成を応援するわ」

    「頑張りましょう! お互いにね!」

    穏乃「うん!」

    「はい」

    (……玄……私達は違う道を歩んでるけど)

    (どうやら、目指す場所は同じみたい)

    (玄……リツベ女子か晩成、どちらかがきっと全国にいくから)

    (会おうね、また……)

    77 = 28 :

    良かった、松実姉妹死んでなかった

    78 = 1 :

    ■?

    「へくしゅっ!」

    「ん? 風邪でも引いたんか玄ちゃん?」

    「気をつけやー。玄ちゃんはうちの秘密兵器なんやからなー」

    「はっ、はい」

    (誰か噂でもしてたのかな……?)

    (ひょっとしたら……穏乃ちゃんたちだったりして……)

    (お姉ちゃん、穏乃ちゃん、憧ちゃん、和ちゃん、先生、子供クラブのみんな)

    (私、頑張ってるよ!)

    「ツモ! 12000オール!」

    79 = 31 :

    南方であったかい+おもち


    永水は松実姉妹のオアシス

    80 = 40 :

    大阪弁…もしやクロチャー千里山か
    あれ、この千里山泉いるより強くなってね?

    81 :

    「えっ?私の成績じゃ内部推薦できないんですか?」

    82 = 73 :



    out→泉
    in←玄

    まさに大戦力補胸だな

    83 = 81 :

    >>82

    字をもちがえてるよ

    84 = 1 :

    ■数カ月後

    「わーい、新品の自動卓だー!」

    「新しい雀牌も……わー、ピカピカ」

    「これも部費を決めるじゃんけん大会で優勝した穏乃のお陰やな。ありがとな、穏乃」

    穏乃「いやぁーそれほどでも」テレテレ

    「けど本当にどうやったんですか? じゃんけん必勝法とは一体……」

    穏乃「うん、とある漫画の受け売りなんだけど」

    穏乃「最初はグーで拳を前にださせて置いて、振り上げた瞬間と振り下ろす瞬間を見やすくする」

    穏乃「大体どんな人でも振り下ろす瞬間には手を出す形を整えているから、それをじっくり観察すれば簡単に何を出すか読めるんだよ!」

    「」

    (山育ち、すげぇ――!)

    85 = 1 :

    すいません間違えました ■数ヶ月後× ■数週間後

    86 = 28 :

    ???「私、山育ちで目はいいの」

    88 = 24 :

    しずもん麻雀より他に向いてるものあるんじゃないか?

    89 = 31 :

    >>88
    卓球とかな

    90 = 73 :

    >>88
    登山家・・・いや、申の飼育係とかか

    91 = 1 :

    ■さらに数週間後

    「……」タン

    「……」ピクッ

    「……」タン

    (ん?)

    穏乃「通れ!」タン

    「それが通るのなら」タン

    「……」タン

    「ロン、2600」

    「ぐはっ!? ってその待ち、さっきの私の捨て牌でも上がれてたんか」

    「うん。でもさっきので上がっちゃうと、点数が高くて調整が難しくなるから」

    「あかん、どうしてもプラマイゼロが止められん……」ガクッ

    「……って、そういえば咲」

    「はい?」

    92 = 24 :

    >>89
    膝の上に乗せてスロ打たせたいと思った俺は、いろんな意味で汚れてるようだ

    93 :

    咲ちゃんかわいすぎ

    94 :

    2年メンバーオンリーの龍門渕と3年メンバーオンリーの宮守との対戦切望

    95 = 1 :

    「咲はプラマイゼロを安目の上がりと振り込みで調整しとるけど」

    「それ高目でも出来るんやんな? 最初の時に淡相手でもやってたし」

    「うーん……序盤の局なら出来ないこともないと思うけど……」

    「高目で上がるのはともかく、高目で振り込むのは相手が狙ってくれないと」

    「……ふむ」

    「なあ咲。ならこういう練習してみんか?」

    「?」

    「これが出来るようになれば、更に咲のプラマイゼロは上の次元にいけるかもしれん」

    「名付けて、プラスマイナスゼロバリエーション2――“宮永スペシャル”!」

    「み、宮永スペシャル……?」

    「……名前ダサッ」

    「は!?」

    96 = 40 :

    どこの乙女座だ

    97 = 73 :

    現段階の咲
    怪物

    上の次元

    魔王

    もしや魔王育成物語!?

    98 = 1 :

    ■さらにさらに数週間後

    穏乃「いけー!」

    「残念ですが、通りません。ロン」

    穏乃「がふっ」



    「うーん、穏乃は少し思慮が浅い感じあるなぁ」

    「メンタルとか動体視力とかは物凄いものあるけど、なんとかせんと」

    「んー、確かに今の穏乃は少し微妙かもだけど」

    「案外さ、私達の中で一番伸びしろがあるの――多分、穏乃じゃないかな」

    「そうなんか?」

    「うん。前は気のせいかなーって思ってたけど、最近はそれが徐々に強くなってきた」

    「穏乃は――私と咲の天敵かも」ニヤッ

    「穏乃が、淡と咲の天敵……?」


    穏乃「くっそー! まだだ、まだ諦めない!」

    99 = 93 :

    咲ちゃんかわいすぎ

    100 = 1 :

    ■もっと数週間後

    「……」タン

    「悪いね、ロン」


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