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元スレ春香「プロデューサーさんのいじわるっ♪」
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春、昼の公園。
満開の桜に彩られた公園には、子供達の元気な歌声が響いていた。
「楽しそうだなぁ~♪」
以前の自分だったら、一体どんな風に見えていただろう。
夢や目標を失ったまま、もしかしたら幼い頃の幻覚でも見ていたかもしれない。
そして、失意の私は、幼い頃の自分に向けこう尋ねるのだ。
『ねぇ、私はどうしてアイドルになりたかったの?』
『あいどるになってね、みんなでたのしく、おうたをうたうの!』
きっとこれも一つの答えで、一つの結末に辿り着けたに違いない。
満開の桜に彩られた公園には、子供達の元気な歌声が響いていた。
「楽しそうだなぁ~♪」
以前の自分だったら、一体どんな風に見えていただろう。
夢や目標を失ったまま、もしかしたら幼い頃の幻覚でも見ていたかもしれない。
そして、失意の私は、幼い頃の自分に向けこう尋ねるのだ。
『ねぇ、私はどうしてアイドルになりたかったの?』
『あいどるになってね、みんなでたのしく、おうたをうたうの!』
きっとこれも一つの答えで、一つの結末に辿り着けたに違いない。
「でも、もう思い出しちゃったから……」
歌のお姉さん。一緒に歌った友達。拍手してくれた人々。
そして、それを思い出させてくれた、あの人のこと。
「プロデューサーさん……」
私はこれからも、色々な場所でアイドルをするでしょう。
そして、その場所では、あなたを思い出すことはないのかもしれない。
でも、それでも、『天海春香』が最後に戻る場所は――。
歌のお姉さん。一緒に歌った友達。拍手してくれた人々。
そして、それを思い出させてくれた、あの人のこと。
「プロデューサーさん……」
私はこれからも、色々な場所でアイドルをするでしょう。
そして、その場所では、あなたを思い出すことはないのかもしれない。
でも、それでも、『天海春香』が最後に戻る場所は――。
「いつか、アイドルを辞めたときは、あなたのところへ戻っても良いですよね……」
“ああ。そのときは、あの話の続きをしよう。
春香の気持ちが、変わっていなければね――”
「うふふっ♪」
天を仰げば、私を照らす、あの人の笑顔みたいな太陽が輝いている。
私は目を細め、遥か彼方のあなたに向けて。
春香「プロデューサーさんのいじわるっ♪」
――。
“ああ。そのときは、あの話の続きをしよう。
春香の気持ちが、変わっていなければね――”
「うふふっ♪」
天を仰げば、私を照らす、あの人の笑顔みたいな太陽が輝いている。
私は目を細め、遥か彼方のあなたに向けて。
春香「プロデューサーさんのいじわるっ♪」
――。
epilogue
長い長い時が経ち、誰もが一人の少女がアイドルであったことを忘れ去った頃。
「色んなことがあったなぁ~」
一人の少女が、街灯に照らし出された夜道を歩いていた。
「最初は、765プロってアイドル9人だったんだよねぇ」
懐かしい夜風を頬に感じ、遠い昔に思いを馳せる。
「そこに、美希や響、貴音さんが加わって――」
「そういえば、美希が961プロに移籍しちゃったこともあったなぁ」
「律子さんがプロデューサーで、伊織達とフェスで競争したりもしたっけ」
それらは、全てが終わらなければ見ることのできない、思い出の俯瞰風景。
長い長い時が経ち、誰もが一人の少女がアイドルであったことを忘れ去った頃。
「色んなことがあったなぁ~」
一人の少女が、街灯に照らし出された夜道を歩いていた。
「最初は、765プロってアイドル9人だったんだよねぇ」
懐かしい夜風を頬に感じ、遠い昔に思いを馳せる。
「そこに、美希や響、貴音さんが加わって――」
「そういえば、美希が961プロに移籍しちゃったこともあったなぁ」
「律子さんがプロデューサーで、伊織達とフェスで競争したりもしたっけ」
それらは、全てが終わらなければ見ることのできない、思い出の俯瞰風景。
「長かったけど、やっと戻って来れたんだ」
街灯に照らし出された夜道。
ここはかつて、彼女が大切な人と歩き、別れた場所。
「ここで終わって、始まったんだよね……」
多くの思い出が色褪せる中、それだけは鮮明に覚えている。
天海春香のルーツ。
大切な人と歩んだ、光り輝く61週間。
彼女が生まれ、アイドルとなった、一番最初の物語。
街灯に照らし出された夜道。
ここはかつて、彼女が大切な人と歩き、別れた場所。
「ここで終わって、始まったんだよね……」
多くの思い出が色褪せる中、それだけは鮮明に覚えている。
天海春香のルーツ。
大切な人と歩んだ、光り輝く61週間。
彼女が生まれ、アイドルとなった、一番最初の物語。
「やぁ、春香。お疲れ様」
待ち望んだ声。
「ふふっ、お疲れさまです、プロデューサーさん♪」
長い長い時を繋ぐ挨拶。
「私……トップアイドルになれてましたか?」
「ああ、もちろんだ。春香はトップアイドルだった!」
会話は、昨日まで一緒だったかのように軽やかだった。
待ち望んだ声。
「ふふっ、お疲れさまです、プロデューサーさん♪」
長い長い時を繋ぐ挨拶。
「私……トップアイドルになれてましたか?」
「ああ、もちろんだ。春香はトップアイドルだった!」
会話は、昨日まで一緒だったかのように軽やかだった。
「えへへ、私なんかでも、トップアイドルになれたんですね」
「当然だよ。何せ春香は、俺が唯一、感情を押し殺してでも業界に残したアイドルなんだから」
「え……? あの、それって――」
「俺と春香の物語だけは、あの時に終わってないからな」
「プロデューサーさん?」
「だから、今度は俺から言わせてもらうよ」
向き合った二人は、あの時と全く同じ姿で。
違うとするなら、それは話の結末。
「当然だよ。何せ春香は、俺が唯一、感情を押し殺してでも業界に残したアイドルなんだから」
「え……? あの、それって――」
「俺と春香の物語だけは、あの時に終わってないからな」
「プロデューサーさん?」
「だから、今度は俺から言わせてもらうよ」
向き合った二人は、あの時と全く同じ姿で。
違うとするなら、それは話の結末。
遠い昔に始まった物語は、
「春香」
長い長い時を経て、
「は、はい」
忘れ去られたこの場所で、
「俺さ、ずっと春香のことが――」
ようやく終わりを迎える。
アイドルだった少女の、初恋の成就によって――。
END
「春香」
長い長い時を経て、
「は、はい」
忘れ去られたこの場所で、
「俺さ、ずっと春香のことが――」
ようやく終わりを迎える。
アイドルだった少女の、初恋の成就によって――。
END
つまりこのPはアイドルマスターで最低のゲス浮気野郎じゃないですかやだー
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