元スレモバP「俺の従妹と先輩と担当アイドル達が修羅場すぎる!」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
1 :
ミンミンミンミン
モバP(以下P)「あー・・・あっつ…」
P「なんでこんな日にスカウトになんか出なきゃいけないんだ・・・」
P「あれもこれもちひろさんのせいだ」
P「ファッキューチッh」オコタコ-タツオーケツープニプニ
P「・・・」スッ カチャッ【着信 大天使ちひろ】
P「」
P「・・・」ダラダラ
P「ど、どこか涼める所に行こうそうしよう」パタン
3 = 1 :
――――――
――――
――
テクテク
P「…ん?あそこの建物…」
P「やけに小さい子が出入りしてるけど…あっ」
ホワンホワン
ちひろ「今日は近所で小学生対象の職業体験のイベントがあってるみたいですよPさん!」ニコニコ
P「はぁ…そうなんですか」
ちひろ「…」ニコニコ
P「え、えーっと」
ちひろ「…」
P「アイドルの職業体験してる子もいるかもしれませんね!スカウト行ってきます!」
ちひろ「はい♪いってらっしゃーい♪」
ホワンホワン
4 :
何か前書いたものある?
5 = 1 :
P「…俺がこんな目に合っている元凶じゃないか」
P「行くべきだろうがスーツだと確実に浮くなぁ…」
P「…涼しそうだなぁ」
P「何か成果を上げなければ事務所に帰れないのも事実…」
P「よし!いくか!」
――――――
――――
――
キャーキャーワイワイ
P「おぉ…見事に小さい子ばかりだ…」
P「しかしこうも多いと落ち着いて原石を探せな…っ!ちょ、ちょっとそこのお嬢さん!」
6 = 1 :
>>4
ないよ
8 = 1 :
?「ん?なにかなー?」クルリ
P「俺、いや私はこういうものでして!一目見た瞬間お嬢さんにキラリとひかるものを…げっ」
P「…」
?「…んふー」ニヤリ
?「…んー?私に光るものを…何かなぁ?」
P「いや…だから…感じるなぁと」
?「お兄さんは私に何を感じたのかなぁ?お嬢さんに分かるように説明して♪」
P「…相変わらずお綺麗ですね…早苗先輩」
早苗「相変わらずお上手だねぇ後輩くん?」
9 :
10 = 1 :
――――――
――――
――
ガチャ
P「…ただいま帰りました」
ちひろ「あ、おかえりなさいPさ…ッ!?」
雪美「P…おかえり…」
仁奈「おせーでごぜーますよ!P!」
薫「せんせぇお帰りー!…あれ?せんせぇ、おとなりのお巡りさんはだぁれ?」
P「紹介するよ、この人は新しいアイドル候補生の片桐早苗さん」ギチギチ
早苗「アイドル候補生候補だよ?P君」ギチギチ
雪美「P…腕組み…仲良し…?」
11 :
ゲェッ!? イカの人!!
12 :
ロリばっかりやないか……
13 = 1 :
P「ははは…これは組んでるんじゃなくてキメられてるんだ雪美…」
早苗「小さい子に妙なこと教えない♪」グリッ
P「ッ…ち、ちひろさん、お茶をお願いします」
ちひろ「そうですね、わが社はクリーンです」
P「ちひろさん?」
ちひろ「…!あ、はいグリーンディーですね!少々お待ちを!」カチャカチャ
P「ちょっと応接室使うからお前たちはここで遊んでいてくれよー?」
ハーイ!
――――――
――――
――
14 = 1 :
ちひろ「お待たせしました。グリーンティーとお茶うけにハーゲ○ダッツグリーンティー味をどうぞ!」コトッ
早苗「アイスはお茶うけになるのかなぁ」
ちひろ「外は暑かったでしょう!どうぞ!クリーンティーとクリーンティー味をどうぞ!」
ちひろ「あ♪クリーンじゃなくてグリーンだった♪失敗失敗♪」テヘペロ
早苗「やけにグリーンを押すね?それともクリーンかな?まぁ戴くよ」
ちひろ(…あなたはなんて人を連れ帰ってくるんですかPさん!)
P(…ちょっとやむを得ない理由がありまして…)
P(いや、それよりも俺の携帯の設定がちょっと変わった気がするんですけどちひろさん…何も知りませんよね?ね?)
15 = 11 :
ファッキューチッヒ
16 = 1 :
ちひろ(ああ、なぜか私の番号が畜生だなんて誰の事だか分らない登録のされ方だったんで分かりやすいように変えておきました)ニコニコ
P(あ、あはは…ちひろさんでしたかぁ。まったくちひろさんはやさしいなぁ!天使!女神!ちひろ!)ダラダラ
ちひろ(うふふっ、そんな天使と女神に失礼ですよ♪Pさん)ニコッ
P(…スタドリとエナドリ1ダースずつください)
ちひろ(はい、毎度あり♪)
早苗「P君たちはなにを百面相してるのかな?」
P「いやぁ…ちょっとプロデューサーにはプライバシーも何もないなぁと」
ちひろ「」ニコッ
P(…1ダースずつ追加でお願いします)
ちひろ(はい♪)
17 :
イカ焼きおばさんじゃないか
18 :
20 = 1 :
早苗「…まぁ、とりあえずお話しようか?」
P「そ、そうですね。じゃあまず何から…」
早苗「やっぱりあれから聞きたいなぁ」
早苗「君が1年前いきなり…警察をやめた理由」
ちひろ「!?」
P「…そういえばちひろさんには俺が前何してたか話してませんでしたね」
ちひろ「え、えぇ…まぁ…」
ちひろ「え、えとPさんは何故け、警察をやめてプロデューサーに?」
P「…早苗先輩はうちのプロダクションの事は知ってますか?」
22 = 1 :
早苗「んー、名前と所属アイドルを一人だけ知ってるかな?双葉杏って子」
P「それなら話は早いです。その双葉杏は俺の従妹です」
早苗「…ふーん?そういえば君はその子に少し似てるかな?」
早苗「ぐうたらな所とかねぇ」
P「…」
ちひろ「…?」
ちひろ「片桐さん、Pさんはとても働き者で…」
ちひろ「それはもう社畜の鏡と言っていいくらいの…ふふっ」ボソッ
早苗「そうかな?うちにいた時は…」
P「ま、まぁ続けます」
23 = 1 :
P「ここからは昔話になるんですが」
P「実は俺の両親は早くに事故で亡くなりまして」
P「その時一人遺された俺を引き取ってくれたのが双葉家でした」
二人「「…」」
P「あっ、亡くなったって言ってもほんとに早いもので、俺が4歳になる頃でした」
P「そんなに深刻な顔しないでください」
P「そして俺を引き取った双葉家は」
P「その頃子宝に恵まれなかったようで」
P「姉夫婦の忘れ形見である俺を実の子供のように育ててくれました」
ちひろ「…そしてその後に生まれたのが杏ちゃんですか?」
25 = 1 :
杏「ちひろさん呼んだー?」ガチャ
P「あ、杏!?お前マストレさんとレッスンじゃ…」
杏「今日は仕上げのテストだよ?そんなの一発で終わらせてきたよ」トテトテ
杏「あー…プロデューサー…んーもう兄貴でいいや。兄貴、膝空けてー」
杏「よいしょっと」ポスッ
P「お、お前外ではプロデューサーって呼べって」
杏「もういいでしょ?どうせ今話してたんだし」
P「…お前今の話外で聞いてたのか?」
杏「そんなわけないじゃん。杏は一刻も早く兄貴の上でごろごろしたいってのに」
杏「大体雰囲気で分かったよ。そんなの」
28 :
まぁ杏は誰かの身内説が最初から濃厚だからな
30 = 1 :
杏「そんなことより…飴ちょーだい♪」
P「はぁ…」
P「全くこの高性能妖怪飴くれは…」ゴソゴソ
P「ほら、アーンしろアーン」
杏「ン♪」アーン
イチャイチャ
早苗「あっという間に蚊帳の外だねぇ」
ちひろ「そうですねぇ…ずいぶん危ない絵ですけど」
ちひろ「警察として取り締まらなくていいんですか?」
早苗「義兄妹の仲を取り締まれる法律はないからねぇ…」
早苗「しかし妬いちゃうなぁ」ボソッ
32 = 1 :
――――――
――――
――
杏「ンー」コロコロ
杏「…兄貴、続き話さないの?」
P「…ああ、そうだったな」ナデナデ
P「ちひろさんが言った通り、俺が9歳の時に杏が生まれました」
P「不思議に思いましたよ。ただの従妹が本当の妹みたいに感じましたから」
P「もちろん叔母夫婦も変わらずに可愛がってくれましたよ」
杏「兄貴、手止まってる」
P「おう、すまん」ナデナデ
早苗「やっぱシメちゃっていいのかなぁ」ボソッ
34 = 1 :
P「ちょっ、勘弁してくださいよ」
早苗「…難聴は治ったみたいだけど鈍感は相変わらずかな?」
P「はい?何のことですか?」
早苗「もーいーよっ」
早苗「それで?そっからどう警察を辞めた理由につながっていくわけ?」
P「?…ああ、それはですね…」
P「…お二人は杏にどういうイメージを持ってますか?」
二人「「ニート」」
杏「今更聞くこと?それ」
P「…まぁ」
35 = 1 :
P「昔に戻りますが、杏は小さいころからその片鱗を見せていまして」
P「小学校の頃は何かにつけて学校を休んだりしてました」
P「俺が風邪ひいたときなんかも看病するとか言って学校を休みましたけど」
P「やってくれたことって言ったら定期的にのど飴を口に放りこんでくれただけでしたねぇ」シミジミ
杏「あーあれは兄貴が心配で心配でー」
杏「他の看病はお母さんがやってくれるから杏は兄貴の喉を重点的に看病したのだ」ドヤァ
杏「…あ、兄貴飴なくなった」アーン
P「ほれ」ポイ
杏「んふー♪」コロコロ
P「…どこまで話しましたっけ」
ちひろ「杏ちゃんは変わらないってとこまでですね」
39 = 1 :
P「変わらないって…」
P「確かに性格や身長なんかは小学生の時から変わらないですけど」
P「…こないだ、杏が体重ちょっと増えたって騒いでまして」
杏「ちょっ、兄貴っ」
P「試しに俺が持ち上げてみたら胸に中学生の頃にはなかったふくらみが」ギチッ
早苗「やっぱシメる♪」
P「いつの間に後ろ…に…」
P「」
杏「警察の前でそんな話したらそうなるって…」
杏「恥ずかしーなーもう…」
ちひろ「っていうか持ち上げるときは高い高いなんですね…」
41 = 1 :
P「」ムクリ
ちひろ「!?」
ちひろ「復活早くないですか!?今完全に堕ちてましたよね!?」
P「ええ、まあシメられなれてますんで」
早苗「あの頃が懐かしいねー?P君」ニコッ
P「目が笑ってませんよ早苗先輩」
P「…今言った通り杏は中学生までは特に変わりなく過ごしていたんですが」
P「高校に上がる前、俺が警察の試験に合格して上京する事が決まった時」
P「杏が高校には行かないと言いだして」
P「俺はいつもの事だと思って杏を放って上京しました」
45 = 1 :
P「そして去年の盆に久々に里帰りしてみたら…」
杏「高校に入りもせず自堕落生活を送る双葉杏がそこに存在したのであった…」
P「自分で言うな」ポコ
杏「あいてっ」
P「全くお前は…」
P「こいつ、これでも地元で有名な進学校に合格が決まってたんですよ」
早苗「ふむ。それはそれとして…」
早苗「なんで杏ちゃんはP君の上京が決まったら高校に行かないだなんて言い出したのかな?」
杏「…杏はね、大学に行けば23まで働かなくて済むと思ってたんだ」
杏「だから進学校に行って、旧帝あたりに入って、兄貴に養われながら二人で暮らそうと思ったんだ」
杏「学歴ってあったらなにかと便利でしょ?」
46 :
早苗さんは仕事しろよ!この税金ドロボー!
47 = 11 :
>>46
早苗さんは今酒飲みながらPにイカ投げつけるので忙しい
49 = 1 :
早苗「旧帝あたりって…簡単に言うね、このお嬢ちゃんは」
P「こいつは将来楽するための努力は欠かさなかったんですよ…」
杏「まぁね。…大学を卒業した後も、シスコンの兄貴だったら杏を養ってくれると思ってた」
杏「杏が働かなくていい環境を作ってくれると思ってたんだー」
杏「でも兄貴が上京するって聞いて…」
杏「兄貴は、杏の事、考えてくれてなかったんだなーって思って…」ウルウル
ちひろ「!?…あ、杏ちゃんこのハンカt」
P「お前の事って、ただの我儘だろうが」ポコッ
P「あと嘘泣きやめろ」
杏「てへっ☆」
二人「「…」」
みんなの評価 : ★
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