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    元スレ恭介「理樹と鈴をくっつける」

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    1 :

    恭介の部屋――


    恭介「理樹の好きな奴を探る」

    謙吾「また、急な話だな」

    恭介「……と言っても話は簡単じゃない。ガードが固いからな、あいつは」

    恭介「俺たちがしつこく問い詰めても、何も漏らさないだろう」

    謙吾「この間もそんな流れになったが、結局逃げられたな」

    「んだよ、気になるんなら直接、理樹に訊きゃいいじゃねえか」

    謙吾「会話についていけない真人も俺は好きだぞ!」

    「ありがとよ」

    「お前らきしょい」

    恭介「西園が喜びそうな掛け合いはそこまでにしとけ」

    恭介「初めに断っておくが、今回はガチでいく。理樹の性癖を赤裸々に暴露するぜ!」

    謙吾「本筋から大きく逸れている気はするが、それもいいな!」

    「……あたし帰る」

    2 = 1 :

    恭介「まー待てよ、鈴」

    「うっさい、離せ!」

    恭介「何のためにお前を呼んだと思っている。これはお前に与えるミッションだ」

    「なにぃ……」

    恭介「久しぶりだろ。ここのところは野球くらいしかしてなかったからな。まずは……」

    「断る」

    恭介「っておい! 待てっつってんだろ!」

    「兄の威厳が皆無じゃねえか……」

    謙吾「今に始まったことでもあるまい」

    恭介「お前ら見てないで鈴を止めろ!」

    3 = 1 :

    恭介「いいか、鈴。まず理樹は経験則から言って俺たち野郎に話すことはないだろう」

    恭介「かと言って他のバスターズのメンバー……野郎を女に置き換えても変わりはない」

    「……」

    「じゃあどうするんだよ、八宝菜じゃねえか」

    恭介「そこで鈴の出番さ」

    「?」

    謙吾「どういうことなんだ?」

    4 :

    見てるぜ

    5 = 1 :

    恭介「俺ら5人からなる旧リトルバスターズ……もちろんそこには理樹と鈴がいた」

    恭介「今でこそ鈴は女の子してるが、当時は髪も短くスカートも穿かないボーイッシュな姿だった」

    恭介「お前らもよく覚えてるはずだ」

    「そりゃ、まあな」

    謙吾「おお……! 眼前に在りし日の鈴が……! 鈴が俺の双眸に映っているぞ……!」

    「きしょいから思い出すな!」

    「で、昔の鈴がどうだってんだよ」

    恭介「俺らが簡単に思い出せるんだ。当然理樹も記憶から引っ張り出せるだろ」

    恭介「そして理樹は俺らと同等、いやそれ以上に過去の思い出を大事にする優しい奴だ」

    恭介「新リトルバスターズを結成させたのは俺だが、その端緒は理樹の言葉だし、メンバー集めは理樹に任せっきりだったしな」

    「そういえばそうだったな……」

    6 :

    7 :

    キャラがちょっと違くない?

    9 :

    わふー!クドは貰いますね!

    10 = 1 :

    謙吾「それで恭介。鈴の子供時代は理樹の想い人特定の何に繋がるんだ?」

    恭介「当時の鈴はボーイッシュ。そして今現在の鈴は制服を着こなす少女……」

    恭介「結論を言う」

    恭介「今の理樹には、鈴は男とも女とも思われていないッ!!」

    「!?」

    「な……!」

    謙吾「なんだとォ!?」

    12 = 9 :

    わふー!クドは貰いますね!

    13 :

    続けてくれ

    14 = 13 :

    しまったsage外すのわすれてたスマソ

    15 = 9 :

    わふー!クドは貰いますね!

    16 = 13 :

    なにっ…外せてない 誰か助けて

    17 = 1 :

    恭介「過去の鈴と現在の鈴。両者の対極なイメージがせめぎ合って、理樹の中の『鈴』が形成されているんだ」

    恭介「男女の話題とは実に繊細なものだ。消極的な人間ならば相手の性がどっちであれ、相談できるものではないだろう」

    恭介「しかしその相談相手が性別を超越した存在ならば、一体どうなるのか……?」

    恭介「答えは簡単だ。森羅万象、全ての次元を突破する唯一無二の光明……」

    恭介「そしてそれは他の誰でもない、理樹にとって鈴ただ一人。……つまりはそういうわけさ」

    恭介「フッ……」

    「……」

    謙吾「……」

    「……」

    「つまり、鈴は理樹にオカマとして見られてるってことか」

    謙吾「はっはっは、真人。それを言うならオカマではなくオナベだろう」

    「なに、そうなのか!? 初めて知ったぜ……」

    「オカマでもオナベでもないわっ!!」

    19 :

    バレンティン辺りからリトバスSS増えてきたな

    20 = 1 :

    「時間をめちゃくちゃムダにした。いや、もーくちゃくちゃムダにした」

    恭介「待て待て鈴。今のは軽い冗談だよ」

    「散々力説してたのにあっさり否定しちまうのかよ」

    謙吾「それでこそ恭介だ」

    恭介「あいつに一番近い存在なのは鈴……お前だ。昔から、ずーっとな」

    「……」

    恭介「俺らには話せなくても、お前にならきっと打ち明けてくれるだろう」

    恭介「頼んだぞ、マイスイートシスター」

    「……お断りだ、このド変態!」

    恭介「……やれやれ」

    21 = 9 :

    わふー!クドは貰いますね!

    22 = 9 :

    わふー!クドは貰いますね!

    23 = 1 :

    「おい、いいのか行かせちまって」

    恭介「ああ。何だかんだであいつは戻ってくるさ。鈴はそういう奴だ。お前らも分かってんだろ」

    謙吾「いいものだな、兄妹というのは」

    恭介「……そうだな」

    恭介「よし、鈴が戻ってくるまでけん玉でもして遊ぼうぜ!」

    謙吾「よっしゃあ!」

    「おう!」

    恭介(……)

    24 = 9 :

    わふー!クドは貰いますね!

    25 = 19 :

    あーちゃんさま~

    26 :

    こまりまっくす~

    27 = 1 :

    裏庭――



    (理樹の好きなやつか……)

    「……………」

    「……理樹っ」

    理樹「あ、鈴。どうしたの?」

    「とーとつだが好きなやついるか?」

    理樹「え?」

    「好きなやつだ」

    理樹「えぇ……本当に唐突だなぁ……」

    理樹(好きな女の子って意味だよね……)

    「どうなんだ、理樹」

    理樹(……目の前にいるし……)

    理樹「ん、んーと……いる、かな」

    「なにぃ!?」

    28 = 1 :

    「あの馬鹿どもには絶対言わなかったのに、あたしにはあっさりと……」

    「理樹……。あたしがオカマに見えるのか……」

    理樹「えぇ!? 一体何なの!?」

    「きょーすけは正しかったのか……」

    理樹「やっぱり恭介絡みか……。何吹き込まれたか知らないけど、鈴はオカマじゃないからね……」

    29 = 26 :

    こまりまっくす~

    30 :

    美鳥は誰にも渡さない

    31 = 1 :

    「うーみゅ……。そうだ、理樹。昔のリトルバスターズ覚えてるか?」

    理樹「僕らが5人だった頃? うん、覚えてるよ」

    「あたし、男に見えてたんじゃないのか」

    理樹「ああ……確かに昔はオーバーオールとかだったからね。髪も今よりずっと短かったし」

    理樹「初めて出会ったときは男の子に見えてた」

    「やっぱりオカマか!? オカマなのか!?」

    理樹「落ち着いてよ鈴! 何でそこまでオカマに拘るのさ!?」

    32 = 26 :

    こまりまっくす~

    33 = 26 :

    こまりまっくす~

    34 = 1 :

    理樹「そう思ってたのは最初だけだよ。鈴が女の子だっていうのはハチ退治の後にちゃんと分かったよ」

    「ん……? それじゃ、それからは女として見てきたのか?」

    理樹「当たり前でしょ」

    理樹「僕は10年以上、鈴のことずっと見続けてきたんだから」

    「っ……」

    理樹(……って僕は何を口走ってるんだっ。これじゃまるで……)

    「ちょっとうれしい……」

    理樹「あ、うん……」

    理樹(引かれると思ったけど良かった……)

    理樹(……今思ったけど、この距離マズい……)

    理樹(こんなに近づかれたらどうにかなっちゃいそう……)

    35 :

    ふむ

    36 = 30 :

    美鳥は誰にも渡さない

    37 = 26 :

    こまりまっくす~

    38 = 19 :

    オカマは理樹のほうだろ

    39 = 1 :

    「……理樹? どうした、顔赤いぞ」

    理樹「!? いやいや、大丈夫ですから……」

    「何で敬語なんだ」

    理樹「特に理由はございませんから……」

    「そうか。ならいい」

    理樹「そ、それじゃあ鈴。僕は用があるからこれで!」

    「うん」

    「よし、ミッション成功だな。戻ろう」

    「……ずっと……」

    40 :

    理樹声高杉

    41 = 26 :

    こまりまっくす~

    42 = 1 :

    「戻ったぞきょーすけ」

    恭介「おう、帰ったか。ご苦労さん」

    「何だよ鈴。顔がニヤけてるぞ」

    「べつにニヤけてないしうれしいこともなかった」

    恭介「お前、ホント嘘下手糞だよな……」

    「なにぃ!?」

    43 = 30 :

    美鳥は誰にも渡さない

    44 = 26 :

    こまりまっくす~

    45 = 30 :

    美鳥は誰にも渡さない

    46 = 1 :

    謙吾「理樹から何か褒められたんだろう」

    「そんなこと……! ある……いやない! いや……!」

    恭介「分かった分かった。で、理樹は何て?」

    「……好きなやつはいるらしい」

    恭介「おっ」

    「へぇ……」

    謙吾「ほぅ……」

    47 = 26 :

    こまりまっくす~

    48 = 30 :

    美鳥は誰にも渡さない

    49 = 26 :

    こまりまっくす~

    50 = 1 :

    恭介「で、そいつは誰なんだ?」

    「ん? 知らん」

    「へ?」

    謙吾「おおおぉぉいっ!?」

    「何でそこを聞かねーんだよ!」

    「なに、そこが重要だったのか!?」

    「たりめーだろ! 何しに行ってきたんだよ!」

    「だから聞いてきてやっただろーが!」

    恭介「あー……まあいい。とにかく、好きな女がいるのは分かった」

    恭介「鈴、他に何か理樹が言っていたことはないか?」

    「んー、他は……」

    理樹『僕は10年以上、鈴のことずっと見続けてきたんだから』

    「……!」


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