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    元スレ咲「え? どの学年が一番強いかって?」

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    みんなの評価 : ★★★×4
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    701 :

    シズよけ

    702 = 611 :

    @対局室

    南一局・親:友香

    小蒔()ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

     八巡目

    セーラ(これは……えらいヤバいで……!! 警戒しとらんかったわけやないけど……こんな突然出てくるんはさすがに予想外やで……!! リーチかけてもうてるやんか……!!
     やけど……怜が追っかけたんやから……とりあえずこの場は大丈夫なはず……やんな……?)タンッ

    友香(これは……神代小蒔の雰囲気が変わった感じでー? どうしようかな……江口セーラの捨て牌鳴けるけど……ここはズラさずに園城寺に和了ってもらったほうが得策でー……?)タンッ

    小蒔()タンッ

    (…………っと、危ない危ない。今一瞬……意識飛んどったわ。えっと……今うちのツモやんな。大丈夫。まだ生きとる。神代小蒔……ついに動き出しよったか……やけど……ここはうちが終わらせる……魔物退治は次局からや……!)

     怜、未来予知した一発ツモッ!!

     しかし……和了り牌、来ずッ!!

    (は……? んな……んなアホな……え? 誰も鳴いとらんよな? なんやこれ? 今何が起きとん……?)

    703 = 611 :

    @特別観戦室

    「へえー! こないなことが起きるんやねー!」

    洋榎「なんや一発ちゃうんかーい! ま、そういうこともあるやろな~」

    (いやいやありえませんよっ!! 園城寺先輩が……鳴かれてもいないのに一発で和了られへんなんて……!?)

    竜華(と……怜……!!)

    704 = 611 :

    @対局室

    (まあ……和了れへんのやったら仕方ないわ……信じられへんけど……これは捨てるしかあらへんな……)コホッ

    セーラ(はああああ!? 怜……!! 一発ちゃうんか……!! どないなってんねん!!!?)タンッ

    友香(園城寺が一発ならず……!? 神代小蒔……一体何をしたんでー?)タンッ

    小蒔()タンッ

     十六巡目

    小蒔「ロン……門前清一平和一盃口一通……16000」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

    セーラ「お、おう……」チャ

    (神代小蒔……うちの和了り牌……あのとき来るはずやった三筒を……手に三枚も抱えとる……?
     嘘やろ……こいつ……鳴きもせず未来を変えよったんか……? あの……なんか出てきた瞬間……あれだけで……触れもせず山牌の並びを捩じ曲げよったんか……? ありえへんやろ……)クラッ

    友香(これはオリてて助かったパターンでー。さて……園城寺の次は……全国区の魔物が相手か……けど……これはさすがにキツいかもでー!)

     神代小蒔、ついにその身に女神を宿すッ!!

     六女仙を従える――霧島神境の姫……満を持して降臨ッ!!!

    小蒔()ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

    友:124500 神:113100 セ:92400 怜:70000

    705 = 611 :

    すいません、キリがいいので昼ご飯を食べてきます。一時間くらいで戻ると思います。

    よろしければ保守お願いします。では、また後ほど。

    706 = 610 :

    こいつらオカルト前提で話しすぎww
    麻雀の山ってなんだっけ?ww

    707 = 583 :

    こいつらが透明牌オンリーで普段の麻雀するとなにが起こるんだろう

    708 :

    高火力麻雀だね

    709 :

    ハイゼンベルク牌

    710 :

    今更だけど、アコチャーは穏乃って呼ばない。
    シズって呼ぶよー。

    714 = 708 :

    715 = 611 :

    保守・支援ありがとうございました。再開します。

    >>710 すいません。そうでしたね、シズは特別でしたね。ありがとうございます。以降見つけたら直しておきます。

    716 = 611 :

    @実況室

    すばら「さて……園城寺選手がまさかの一発ならずで……神代選手が江口選手から倍満を和了り……南二局に突入したわけですが……!!!」

    「せめて……神代の覚醒がもう少し遅ければなぁ……親番で連荘って可能性を潰せたかもしれねえが……」

    すばら「開始早々から……場がとんでもないことになっておりますっ!! これは……石戸霞選手の一色独占より……さらに惨いっ!!!」

    「恐らくは……これが神代選手の最高状態でしょう。これは……天照大神の中で最も強い支配力を持っているんじゃないでしょうか……それくらい……現実離れした場になっています……」

    初瀬「こんなオカルト……ありえてほしくありませんっ!!」

    「ところが現実にありえてるんだなぁ……。どうだい、初瀬ちゃん、あいつと卓を囲めるか……?」

    初瀬「ううう……が……がが……頑張りますっ!!」

    「ナイスガッツですね。私は絶対嫌ですが」

    初瀬「ええっ!? なんでですかっ!!?」

    「だって……あれでは神代を射抜けない。そんな荒れ場はご免です」

    「そうだな……確かに、あれから直撃を取るのは鶴賀の東横以上に無理そうだ」

    すばら「さあ……!! いよいよ全国区の魔物が眠りに憑いてその眠りから覚めました!! ちょっと何を言っているのか自分でもわかりません!!! 果たして他家に成す術はあるのか……!!! 全力で見守りましょうっ!!」

    718 = 611 :

    @対局室

    南二局・親:小蒔

    友香(これは……本当に現実でー? 悪夢のほうがまだマシ……最悪の冗談か何かであってほしいんでー……けどまあ……これに勝たないと私の目標は達成できない……考えろ……どうにか戦う方法を……考えるんでー!!)タンッ

    小蒔()タンッ

    (これ夢ちゃうやろな……うち……さっきの衝撃でやっぱ死んだんと違うか……?
     なら……こっからは何があってもうちの夢オチ言うことで……目覚めたときは……竜華のふとももの上におるんがええな……って!! 現実逃避はあかん!! それはさすがに三軍以下やっ!!)コホッ

    セーラ(これで……神代は五連続萬子切り……対して俺の手牌と……怜と劔谷の捨て牌には……筒子と索子と字牌しかあらへん。これは……石戸霞からの類推やけど……正真正銘の一色独占能力か。
     なんちゅうか……俺も宮永照とかその他いろんな強いやつと打ってきたけど……こないなアホな状況は初めてやで……)タンッ

    友香(一色独占……永水の石戸霞は……数牌36枚と字牌28枚……合わせて64枚をその支配下に置いていた。
     ただ……配牌とツモは合わせて13足す18の31牌……当然……終盤になれば支配から溢れる牌が出てきて……他家の絶一門も崩れる……序盤を鳴いて凌いだりすれば……或いは石戸から直撃を取ることも可能。
     実際……さっきは姫松の愛宕絹恵が上手く石戸のツモ番を食って直撃を取っていた……違うパターンでは……インターハイで清澄が王牌から和了り牌を掠め取って翻弄していたっけ……が……しかしでー……)タンッ

    小蒔()タンッ

    719 = 611 :

    (神代小蒔……もし仮に……この巫女さんが数牌36枚を完璧にその支配下に置いとるんやったら……その支配から溢れる牌はたったの5枚。
     それが王牌に含まれてもうたら……最後の最後までうちらの絶一門は解けんことになる……要するに……神代はうちらに振り込まんし……うちらは神代から和了れん……)コホッ

    セーラ(せやけど……振り込まんとか和了れんとか……そんなんは……さっきの次鋒戦で鶴賀の一年生が似たようなことをやっとった。
     問題はそこやないねん……同色の数牌ばかりをひたすらにツモっていくんやったら……そんなん……どうなるかなんて日の目を見るより明らかやん……)タンッ

    友香(ほぼ百パーセントの確率で……毎局九蓮宝燈……ッ!!!!)タンッ

    小蒔()タンッ

    (緑一色……字一色……古役なら大車輪や百万石、黒一色とかやろか……染め手系の役満は数あれど……九蓮はその最高峰や……天和、字一色七対子、四槓子並みの難易度を誇る……最も出にくい役満の一つ……!)タンッ

    セーラ(せっかくやし一回くらい実物拝んでみたい気もするけど……神代の親番でそれはないな。せめて子の役満やないと……親の役満で連荘なんかされたら……もう立て直しがきかなくなるで……!)タンッ

    721 = 611 :

    友香(とりあえず……さっきの石戸霞の例もある……鳴いてツモがズレるか試してみるんでー!!)

    (あかん……! それはあかん……!! その未来はもう見えとったんや……劔谷……!!)

    友香「チー」タンッ

    小蒔()タンッ

     友香、戦慄ッ!!!

    友香(げ……!? ズラしたのにツモ切り萬子……!!!? いくらなんでもひど過ぎるんでー!!)

    (やっぱりか……その鳴きではズレへん……! わかっとった……その未来は見えとった……なら……うちの知らない未来は……どうや……!!)コホッ

    セーラ(ん……怜が妙なところを出してきよったが……なるほど……そういうことかいな。了解やで……怜……そのパスもろた……!!!)

    セーラ「チー!」タンッ

    友香(千里山コンビ……! これは……私の鳴きとは違う……未来が見える園城寺が絡んでいる鳴きなら……いくら神代だって……!!)タンッ

    小蒔()タンッ

     戦慄――再びッ!!!

    友香(でっ……!!? でええええええええ!!?)ゾッ

    セーラ(またツモ切り萬子やと……!!? 今……怜からの……未来が見えとる怜からのパスでツモをズラしたんやで……!!? どうなってんねん……!!)ゾッ

    722 = 611 :

    (う……嘘やろ……!! そんな……ありえへん……!! やって……うちの見た未来では……神代が今ツモ切りした牌は……劔谷がツモ切りするはずやった九索やないとおかしいやろ……!! なんでズラす前と同じ牌をツモ切ってんねん……!
     っちゅうか……うちのとこに来た牌も……さっき見た未来で神代がツモ切りしとった萬子になるはずやろ……!! なんで九索やねん……これはまさか劔谷のツモやったやつか……んなアホな!!
     なんやこれ……うちの未来予知が……おかしくなっとんのか……!?
     いやいや……それは違う……さっきまでは正常に見えとった……それが……うちが未来を改変した途端に狂った……っちゅうことは……神代の支配力が……うちの未来予知の上を行っとるってことか……!!?
     さっき三筒を一発ツモできひんかったのと同じ……うちの未来予知を狂わすほどの……支配力……!! そんなん……チャンピオンかて……うちの未来改変で阿知賀に振り込んだんやで……!! 無茶苦茶やないか……!!)コホッ

    セーラ(怜が目に見えて動揺しとるな……っちゅうことは……怜の見た未来ではありえへんことが……今起きたってことやんな。
     それだけ神代の支配が半端やないってことか……さっき怜が一発ツモを逃したとき……そんな予感はあったが……しかし……怜の未来予知がこの場においては絶対やないとなると……こりゃ本格的にヤバいで……。
     怜の未来予知の上をいく力……チャンピオンのときみたいにダブル・トリプルで対応できる類の能力やないってことか……まあとりあえず……今神代がツモ切りしたっちゅうことは……まだ九蓮テンパイってわけやないんやろうけど……それも時間の問題やろな……!)タンッ

    友香(ええっと……もし仮に……数牌36枚をランダムに引いていくとして……九蓮ってだいたい何巡目くらいに出来上がるんでー……? 次が九巡目だけど……いずれにせよ……海底までには間違いなく和了ってくるんでー……!!?)タンッ

    小蒔()タンッ

    723 = 611 :

    (今度は手出し……また萬子……! っちゅうことは……九蓮に向けてまた一歩手が進んだってことかいな……!! もう嫌や……!!)コホッ

    セーラ(怜……心折れたらあかんで……!! まだや……まだ神代が和了ったわけやあらへん……諦めんのは早いでっ!!)

    セーラ「ポンッ!」タンッ

    (セーラ!? 二副露……!! うちの知らん未来……! まさか……テンパイか……!?)

    セーラ(当たり前田のクラッカー……!! 二色麻雀なら……三麻でようやったやんか……!!)

    (さ……さすがセーラ!! よっ、千里山のエース!!!)

    友香(江口セーラ……張ったのか……! どこでー? どこが当たりでー!!? ここっ!!)タンッ

    セーラ(だああああ……っ! 惜しいで……劔谷……!! その一つ隣やっ!!)

     完全に協力態勢を作った、怜、セーラ、友香ッ!

     しかし、一致団結して魔神に向かおうと湧いた、その直後ッ!!

     戦慄……三度ッ!!!

    724 = 611 :

    小蒔「ツモ……門前清一……6000オール……」パラララ

    友香(うっわ……それマジでー……?)ゾゾッ

    (そんな……! 嘘やん……!! セーラが鳴いた直後やで……!? うちが見た未来とはツモ順がズレとるんやで……!? しかも……しかもセーラが鳴かなかった未来では……あんた……その一萬をツモ切りしとったはずやん……!!!)ガタガタ

    セーラ(ははっ……これは……笑うしかないで……!!!)ゾワッ

     晒された神代小蒔の手牌……!!

     それは点数以上に、三者の心を抉るッ!!

     小蒔手牌:一一一二三三四五六七八九九:ツモ一:ドラ7

     戦慄の――高め九蓮宝燈……ッ!!!

    友香(高め九蓮……初めて見た……!! いや……手牌と捨て牌全部一色染めっていうのも……モチ初めて見たけど……!!)

    (なんやこれ……!? ズラしても崩せん一色独占……アテにならへん未来予知……ほんでもって……セーラが和了るかと思いきや……見透かしたようなメンチンツモ……!!?)

    セーラ(さらに悪いことに……これで……神代小蒔は……連荘や……!!!)

    小蒔()ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

    友香・怜・セーラ(この……化け物……!!!)

    友:118500 神:131100 セ:86400 怜:64000

    725 = 611 :

    @実況室

    すばら「こ……これは……なんと言ったらいいのでしょう……!!!」ゾゾゾゾッ

    初瀬「すいません……私、ちょっとトイレで吐いてきます」フラフラ

    「あー、初瀬ちゃん、トイレ行くついでに永水のやつ誰か連れてきてくれー!!」

    初瀬「わか……っうぇ……りました……!!」ダッ

    「想像を絶するとはこのことですね。私なら……そうですね、速攻で他家を射抜いて神代選手の親を流し、あとは役満を食らおうがなんだろうがとにかくトバずに帰ることに全力を注ぎます」

    「速攻ねぇ……それができりゃあ苦労しないが。普通に打ってりゃ一色の神代のほうが二色の他家より早いわけで」

    「井上さんならどうしますか?」

    「オレにはちょいと荷が重そうだな。見た感じ鳴きが通用しないっぽいし」

    「鳴きの無効化ですか。確かに、一巡先が見える園城寺選手がいろいろ動いたというのに……神代選手はお構いなしに一色独占してましたからね」

    すばら「何か……攻略の糸口のようなものは……?」

    「天に祈れ」

    「気を強く持つことですかね」

    すばら「お二人ともっ!! 解説を投げないでくださいっ!!」

    726 = 611 :

    初瀬「戻りましたー!!!」バンッ

    「初瀬さん、随分と早かったですね」

    「顔色もよくなってるな。で、永水のやつは……って、ん?」

    初瀬「すいません、永水の人を連れてこようと思ったんですが……その必要はないって………………先輩が/////」

    小走「ニワカに解説はできんよっ!!」ドンッ

     王者、見参ッ!!

    すばら「あ……あなたは……!? 晩成・小走やえ選手ッ!!? どうしてここにっ!!?」

    小走「観戦してたら解説の初瀬が吐きそうだって出て行くのが聞こえたからな。心配になって来てみたんだ」

    (いや……それにかこつけてしゃしゃり出てきただけのような気がするが……)

    「それで、小走さん、何か、神代攻略の目処は立ちましたか?」

    小走「ま、多少はなっ!」

    すばら「すばらっ!! ぜひお聞かせくださいっ!」

    小走「そうだな。まずはっきりさせておきたいのは、神代が九蓮を和了る確率だ」

    すばら「おおおお!! 数学的視点から入るとは!! さすが奈良の名門・晩成高校ッ! 偏差値70ッ!!!」

    (な……70ッ!!? み、見えねー……!!)

    727 = 611 :

    小走「さっき観戦しながら、私なりにちょっと計算してみたんだ。決して正確ではない、荒っぽい仮定に基づいた計算だがな。それでも、さほど的外れではないと思う」

    「この一局の間に確率計算を終え……さらには攻略法まで見つけてくるとは……さすが奈良王者は違いますね」

    小走「揶揄かうのはよしてください、シャープシューター。弘世さんだって気付いてるでしょう?」

    「まあ……神代の打ち方のクセについては、なんとなく。しかし、九蓮和了の確率まではさすがに……」

    初瀬「それで、先輩っ! 神代の九蓮、和了る確率はどれくらいなんですか!?」

    小走「慌てるな、初瀬。王者はいついかなるときも、悠然と構えておくものだっ!」

    初瀬「はいっ!」

    「いいから早く教えろよ」

    小走「そうだな。勿体振るようなことじゃない。というわけで、私の計算では、神代が九蓮を和了る確率……まあ一つの目安として今神代がメンチンを和了った十巡目を区切りとしよう。十巡目で神代が九蓮をツモる確率は、約14パーセントだ」

    すばら「十巡目九蓮が……14パーセント……!! 十回に一回以上……!!」

    小走「計算の過程を知りたい人ー?」

    一同「………………」

    小走「まあ、いい。もしいたなら、小走やえによる受験生のための高校数学講座が始まるところだったんだが」

    (それはそれで聞いてみたい気がしないでもない……)

    728 = 701 :

    シズよけ

    729 = 611 :

    小走「で、まあ、十巡目までにそれくらいで、そこから十八巡目――最終ツモまでに和了る確率は、ま、九割以上あると見ていいだろう」

    初瀬「なんだか……よくわかりませんが、数字に落とし込むことで、少し恐怖感が減った気がします、先輩!!」

    小走「魔物など所詮そんなもんだ」

    「で、神代の攻略法ってのはなんなんだ? さっき、シャープシューターが打ち方のクセとか言ってたが」

    小走「なに、簡単なことだよ。あいつは……今の神代は……恐らく人間じゃない。別の何かだ。そういうやつの大半は、一定の法則に従って動いてる――言ってしまえば機械みたいなもんなんだ。さて、ここに麻雀牌を持ってきたわけだが……」パラパラ

    (用意がいいな……!!)

    小走「例えば、配牌がコレで、以降、十巡目までのツモがこんな順番だったとして、みなさんならどうやって打つ?」

     仮配牌:1122333677899
     仮ツモ:3→4→5→8→8→9→4→6→5→1→……

    「3をツモって7切って、4をツモって3切って、次巡に5をツモって和了りだな。メンチン平和一盃口ツモ……これだけで倍満確定だ」

    小走「そう……それが最速だ。もし、あれが人間だったらそういう風に打つに決まっている。九蓮なんて必要ない。三巡目親倍ツモで連荘……競技麻雀ならそれで十分」

    すばら「神代選手は……どう打つんですか?」

    730 = 583 :

    つまり3本場までに5割の確率で出すのである

    731 = 611 :

    「彼女のクセ……というか、プログラムみたいなものでしょうか。その法則に従っていけば、まず3をツモ切りします。次に4をツモって2を捨てます。次は5をツモって7を捨てます。次の88はツモ切りで、9をツモって3切り。
     465をツモ切って、1でフィニッシュですね」

    小走「ご名答。さすが弘世さん」

    初瀬「一体……どんな規則性が?」

    小走「九蓮に必要なのは1・9が三枚、2~8が一枚ずつ、プラスどれか一枚だ。神代は、それ以外の、九蓮に不必要な牌のうち、まずは重複している牌から捨てていく。これが第一法則。優先順位は、対子、暗子、槓子の順だ」

    「上の例でいけば、2の対子と7の対子から優先的に切っていくわけです」

    小走「で、第二法則。対子や暗刻が複数ある場合、数字の若いほうから切っていく」

    「へえ……随分妙な切り方をすると思ってたが……そんな規則性があったのか」

    小走「最後に第三法則。九蓮の形に不必要な牌をツモった場合、第一第二法則に関係なく、即ツモ切りする。上の例で言えば、最初の3のツモ切りがそれに相当するな」

    初瀬「す……すごい……!! たった一局見ただけなのに……!!」

    すばら「それで……その法則から導き出される攻略法とは……!?」

    小走「この法則から、神代小蒔は九蓮以外は眼中にないということがわかる。例外は、さっきみたいなケース。他家のテンパイを察知したとき、ツモって来たのが和了れる牌なら、仕方なくメンチンを和了る。
     しかし、基本的には、あの魔物は九蓮に向かってただひたすらに、規則的に打っていくだけの機械だ」

    「なるほどな……攻略の糸口が見えてきたぜ」

    732 = 611 :

    小走「九蓮以外を和了ることを考えてないのだから、当然、上の例でいうところの、三巡目親倍ツモとか、そういう手の打ちようがない和了りはしてこない。なぜなら、倍満だろうが三倍満だろうが数え役満だろうが、それは九蓮じゃないからだ」

    初瀬「つまり……九蓮を目指す以上は……どうしても手が遅くなる……!!」

    小走「そういうこと。速攻でメンチンを連荘し続けるプログラムだったら、アレには誰も勝てんよ。けど、そうじゃない。アレは人じゃないから……メンチンで十分……みたいな人間らしい価値観では動かない。それが、弱点その一だ」

    「弱点その二は、なんでしょう?」

    小走「さっき、他家のテンパイ気配を感じたらメンチンでも先に和了るケースがあると言ったが、それができるタイミングは、限られている」

    すばら「おおおおっ! どういった具合に!?」

    小走「もう一度、仮配牌と仮ツモを眺めてみよう」

     仮配牌:1122333677899
     仮ツモ:3→4→5→8→8→9→4→6→5→1→……

    733 :

    小走先輩が活躍してて僕は嬉しいです

    735 = 611 :

    小走「ま、そういうわけでだな。十巡目が一つのデッドラインだと思ってほしい。それまでになんとか和了るしかない。二色で手を作っているんだし、三人で協力すれば一人くらいは早和了りできるやつが出てくるだろう。
     他家のテンパイ気配を察知したら、即差し込み。もしくは、さっきみたいに鳴いて速攻。鳴く場合は、神代のツモ番を飛ばせれば一石二鳥だな。ま、もちろん早和了りがメンチンで潰されることもあるだろう。
     が、それだっていつでもできるわけじゃない。たとえ神代がテンパイしていようとも、大体二~四巡に一回くらいしか神代はツモれないはずだ。その隙に和了ればいいだけのこと」

    すばら「おおお!! なんだかよくわかりませんがイケそうな気がしてきましたっ!!」

    小走「ま、これはあくまで負けない戦い方だがな。勝つとなると……少々賭けに出なきゃならん」

    すばら「か……勝つ戦い方があるんですか!? あの神代選手にっ!?」

    小走「当然っ! ただ規則的に打って九蓮を目指すだけのニワカなど……相手にならんよッ!!」

    初瀬「先輩……素敵ですっ!! で、どうやって戦えば勝てるんですか!?」

    小走「それは教えないっ!!」

    すばら「ずこー!」

    736 = 611 :

    「ま、自分で考えろってことだな。初瀬ちゃん、先輩にばかり頼ってちゃ、いつまでも強くなれないぜ?」

    「そうですね。どうやったら勝てるか……それを考えるのも、訓練の一つです」

    初瀬「なるほど……頑張りますっ! 先輩、私も色々考えてみるので、あとで答え合わせしましょう!!」

    小走「おう、楽しみにしている。じゃ、初瀬の体調も回復したことだし、私はこれで失敬する。また何かあったら呼んでくれ。どんな魔物も私が丸裸にしてやるよ。ではっ!」ダッ

     王者、去るッ!

    「さて……なんだか胡散臭い気もするが……これで少しは光が見えた、のか?」

    すばら「私たちは……まあそうですね。一応、神代選手対策はある程度練れたと思います。ただ……あの場にいる三人が……どうするのかまでは……なんとも」

    「彼女たちなら心配は要りませんよ。この対抗戦に出てくる選手は……みな一筋縄ではいかない。遠からず、同じ結論に辿り着き、実行してみせるでしょう」

    「けど……せっかくだから一度くらいは生で九蓮を見てみたいもんだなぁ」

    初瀬「井上さん、完全に傍観者目線ですね……」

    すばら「さあああ!! どうなってしまうのか、中堅戦前半……!! 神代選手の連荘は止まるのか!? 九蓮宝燈和了の歴史的瞬間は訪れるのか……!! 大注目ですっ!!」

    737 = 648 :

    しかしあれだな
    平等に出番の量を振り分けると
    凡人の方がかっこよくなりやすいんだな

    738 = 611 :

    @対局室

    南二局一本場・親:小蒔

    友香(相変わらずの絶一門……しかも神代小蒔はまた一色切り。今度は筒子の九蓮狙いでー)タンッ

    小蒔()タンッ

    (あかん……さっきので大分心が折れた。一巡先を見て……それで未来改変しとるのに……神代の支配力はその上を行く。
     どうやっても神代の一色独占を止められへん。そういえば……阿知賀の松実玄……どんだけ鳴いても……うちが未来を変えようと変えまいとお構いなしに……ドラを一人で独占しよったな。あれと似たようなもんやろか。
     いやいや……阿知賀の松実玄はそれが弱点になっとった……たとえ支配力はあの子のほうが上でも……あの子から直撃を取る方法はいくらでもあった……やけど……神代はそうもいかへん。一色独占とドラ独占は全然ちゃう……神代からは……直撃が取れへん)コホッ

    セーラ(なんや……怜……顔が死んどんで……! それがチャンピオンと戦って一度しか振り込まへんかった千里山のエースの顔かいな……!!
     そら……未来予知が通じんのは辛いやろけど……未来を変えようと変えまいと特定の牌を独占できるって……そんなん要するに松実玄と同じってことやろ……! それが……たまたまドラやなくて一色独占やってだけの話やないか……!
     何をそんなに絶望しとんねん!!)タンッ

    友香(園城寺……なんだか顔色悪いけど大丈夫でー? じゃあ……まあ、病人もいることだし……ここは私がさっさと和了って終わらせるんでーよろっ!!)

    友香「チー!」タンッ

    小蒔()タンッ

    739 = 611 :

    (また……鳴いても筒子のツモ切り……これは見えとったけど……どないせえっちゅうねん……劔谷は鳴いて速攻でいくんかわからんけど……それ……さっきセーラがやってダメやったやん。
     セーラでダメやったんを……いくら劔谷の一年生がすごいかて……できるわけあらへん……まして……うちには無理や……)タンッ

    セーラ(怜……!! しっかりせえよ!! 鳴いて速攻はこの場の最善策なんやって!! それくらい……さっきの神代の捨て牌をちゃんと見てれば気付くことやろ……!!
     こいつはメンチンを狙っとらん……端から九蓮に向かって機械的に動くだけの人やない何かや……! 速攻しようって意思を持った人間が三人で協力すれば……いくらでも突破できるんや……!!
     しかも……三人のうち一人……怜は未来予知能力を持ってるんやで……!! さっき俺の和了りが潰されたのはたまたまなんやって……!! 頼むから目ぇ覚ましてくれ……怜……!!)タンッ

    友香(うっ……それ鳴けないんでー!)タンッ

    小蒔()タンッ

    (次巡……まだ神代は和了らんか……やけど……これもアテにならんよな……劔谷が鳴いて手を進めたりしたら……またあっさり神代がメンチンツモるかもわからへん……)タンッ

    セーラ(こ……の…………ドアホがッ!!!!!!)

     いつまで経っても腑抜けた闘牌を続ける怜に、セーラ、怒号ッ!!!

    セーラ「だあああああああそれチーーーーーーーーーーやっ!!!!!!!」

    740 = 611 :

    友香(うわっ!!? え、なに? びっくりしたんでー!!!?)

    (え……? なんや? セーラ……いきなりどないしたん……!?)

    セーラ「怜ッ!! 答えやッ!! 千里山のエースは誰やねん!!!!!」

    「え……? セーラ……?」

    セーラ「ちゃうわボケええええええええええええええ!!!!」

    「え……? ええ……?」

     怜、困惑。セーラ、溜息。

    セーラ「もううううう…………なんで俺やねん! 千里山のエースは自分やろ、怜! 俺は元エース! なんでそんなこともわからんねん!!」

    「いや、そんなこと言われても……」

    セーラ「あああじゃあもうそれでええわ! 今だけな!! 今だけ俺が千里山のエースな!! ほんで怜は三軍や!! もうええからそこで大人しく俺の応援でもしとれっ!!」

    「はあ…………」

    741 = 611 :

    セーラ「ほな、えろう騒いで失礼しました。続けますわ!」タンッ

    友香(わけわからんでー)タンッ

     直後ッ!!!

    セーラ「ハイそれロンや。一通ドラ一赤一。3900は4200な」

    友香「え………………マジでー?」

     唐突な和了りに、振り込んだ友香、驚愕。

     しかし、それ以上に驚愕したのが……。

    「えええええ!? セーラ!? なにいきなり和了っとん!!? うちそんな未来見てへんで!? しかもザンクて!! しょぼ過ぎやん!!」

    セーラ「当たり前やろ!! 誰がこんなどっかの一年みたいな鳴き一通なんて和了るか!!! そらさっきまでは和了る気なかったわっ!! やけど怜が俺のことエースや言うから……しょーがなくなりふり構わず打ったんやろ!!!
     常に勝ちに行くんが千里山の麻雀!! 勝つためにはプライドもなんも捨てたるわ!!! ほんで…………本当の今の千里山のエースは怜やねんで!!! しっかりせえよ!! 終わってもないのに負けた顔すなっ!!!
     エースがそんなザマじゃ……竜華やフナQや泉……他の部員にも笑われんで!!! この対局はみんなが見とるんやぞ!!!!」

    「!! みんなが……見とる…………!?」

    742 = 611 :

     園城寺怜――関西の名門、全国ランキング二位、千里山女子の現エース。

     多くの部員が、その勇姿に憧れ、その頂を目指し、日々鍛錬に励む。

     かつては、その多くの部員のうちの一人だった、怜。

     応援席から、エースの活躍する姿を、ずっと見ていた……。

    セーラ「怜……俺ら三年やで? しかもレギュラーやで? 怜にいたってはエースなんやで? そんな俺らがシャキっとせな、後輩に示しがつかへんやろ。
     誰が相手やろうと関係ない。どんなに力の差があっても関係ない。千里山の麻雀はトップを取りに行く麻雀や。それがわかったら……サイコロ回しや。次は怜の親番やで」

     怜がずっと見ていた元エース、江口セーラは、そう言って笑った。

    「ホンマ……セーラは……カッコええな……!! ふとももは全然ダメやのに……麻雀しとるときだけは……ホンッッッマにカッコええなあ……!!!」ウルッ

    セーラ「な……泣くなや、気持ち悪いっ!」

    「泣いとらんで。これは…………血や」

    セーラ「アホ! そんな透明な血があるか!!」

    「せやかて……うち病弱やから……」

    セーラ「病弱関係あらへん! 血の色に病弱関係あらへんやん!!」

    「ハハ……しょぼいツッコみ……点数で言うたらザンクやで」

    セーラ「やかましいわっ!!」

    743 = 611 :

     怜、笑いながら目元を擦り、大きく息を吸い込む。

    「せやな……うち……弱気になっとったわ。親番回してくれて、ありがとな、セーラ。こっからは……千里山の真のエース――園城寺怜に任しとき!」

    セーラ「おうっ! ま、今日は残念ながら俺は怜の敵やからな。もちろん怜の好きなようにもさせへんけど!」

    「望むところやで。ザンクで刻むしょっぱい元エースなんかに負けへんわ!」

    セーラ「やからっ! 今の和了りは忘れてや!! 蒸し返されると恥ずかしいわホンマ!!」

     と、漫才も酣――。

    小蒔()ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

     魔神、無言の圧力ッ!!!

    セーラ「…………早くしろやて」

    「言われんでも…………わかっとるわ!!」ピッ

     賽を回す、怜ッ!!

     多少の疲労はあるものの、その口元には、不敵な笑みッ!!

    「さあ……一発ぶちかましたるで……!!」

     中堅戦前半、佳境ッ!!

    友:114300 神:131100 セ:90600 怜:64000

    744 = 611 :

    南三局・親:怜

    (と……意気込んだものの……どないしよ。チャンピオンとはまた違う無茶苦茶さや。チャンピオンは……うちの未来改変に対して……改変しようとしまいと同じ結果になるように支配しとった……牌の並びまでは動かせへん。
     うちが二索を避ければ、新道寺が五索を振り込むとか……そういう感じや。やけど……神代はそうやない。うちが何をしようと……何を見ようと……神代の一色は崩れん。うちらの絶一門も解けん……)タンッ

    (強いて隙があるなら……さっきのメンチンの手牌と捨て牌……神代は九蓮以外和了るつもりがないってことがわかる……それゆえに……普通に一色で手を進めるよりは格段に手が遅くなる……。
     言うても……さっきは十巡目で九蓮テンパイやったんやから……中盤を過ぎればいつ役満を和了ってもおかしくない。うちらに残された道は……神代が九蓮をテンパイするまでの序盤……ここで何をできるかや)タンッ

    (セーラや劔谷はひとまず早和了りで場を流すことを狙った。そらまあ……それが無難やろな。うちら三人のうちの誰かがテンパイに持っていければ……二色やし……差し込みはわりと簡単やろ。一巡先が見えるうちもおるしな。
     そうやって……南三局と南四局……流して流してホナサイナラって……それで……それなら傷はこれ以上深くならんやろけど……本当にそれでええんかな……)タンッ

    (セーラは言うとった……いついかなるときも……誰が相手やろうとも……常にトップを目指すんが千里山の麻雀やて。現状……トップは神代で二位が劔谷……うちとセーラがマイナスや。
     こないな状況で……せっかくの親番や言うのに……神代の役満が恐いからいうて即流ししてまうような……そんな気の抜けた麻雀を千里山のエースが打つやろか……? 否……打たへん……!!)タンッ

    (うちは……千里山のエースとして……簡単にこの親番を捨てることは許されへん……! なんとかして……神代小蒔を引き摺り下ろす……この対局を見てる千里山のみんなの……期待を裏切るわけにはいかんのや……!!)タンッ

    (なんて……言うてたらテンパイしてもうた……さすがうちやな!!)

     怜手牌:222456789②②②[⑤]:ツモ3:ドラ七

    746 = 611 :

    (こういう普通の未来予知はまだアテになる……鳴いて神代のツモをズラそうとするとなんやわけわからんようになるけど……普通に門前で手を進める分には……うちの見た通りの未来になる。
     当然、一巡後に裏目ることがない分……テンパイ速度は一般人より早い。さて……赤五筒切れば索子の六面張……高め一通やけど……次巡で和了れるやろか……)ギュルル

     怜、一巡先を見るッ!!

     果たして未来は……ッ!?

    (と……最安めの四索ツモやん。どないしよ……リーチかけとくか……? そしたらリーチ一発ツモ……2000オール。ぼちぼちか……?
     やけど……神代がどう動くかやな。うちに今見えたんはドラの七萬ツモ切りやけど……うちがテンパイしたこの巡目……今の神代が七萬でメンチンを和了れる手牌なんやったら……この未来予知はアテにならん。
     うちのテンパイを察知してツモ切りせんと和了ってくるやろ……リー棒持ってかれんのも嫌やしな……せめて……神代が今張っとるんか張ってないんかわかれば……)コホッ

     怜、小さく咳をして、目を瞑り、集中を高める。

    (しゃーない……今の神代相手に出し惜しみしとるような余裕はないもんな。見えてるもんは多いほうが今の神代の手を読みやすいはずや……ここは……ちょっときついけど使うしかないやろ……!!)

     怜、開眼ッ!!

    (ダブル……ッ!!!)ギュルギュル

     一巡先の……その先に見えたものは……!!!


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