元スレアスカ「気持ち悪い」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
354 :
気になるなぁ。
355 :
立て直すって言ってたのになんで保守してんの?
356 = 330 :
ごめん
362 :
ほあ
363 :
ほす
364 :
まだかな
369 :
大丈夫か?
370 = 369 :
おし。保守どうもね。
次から投下。猿なければ2~3分置きくらい。
371 :
待ってました!
372 :
うーい
373 = 369 :
しかし。
アスカ「ちょっと」
シンジ「……」
アスカ「ちょっと!!」
シンジ「あ、アス―――惣流さん」
アスカ「なんで言いなおすのよ」
シンジ「それは……」
アスカ「カッコよく割り込んできた癖に、締まらないわね」
シンジ「ごめん」
アスカ「あ、その、カッコよくは……なかったけど」
シンジ「?」
374 = 369 :
シンジ「体、大丈夫?」
アスカ「少し痛むくらい」
シンジ「そっか……良かった」
彼女が無事なら、それでいい。
帰ろうとする。
アスカ「は? どこ行く気?」
シンジ「どこって……帰るんだよ」
アスカ「はぁ!?」
シンジ「え?」
アスカ「説明していきなさいよ!」
シンジ「説明?」
アスカ「私が私じゃないって言ってたのとか、さっきの超能力のこととか、全部!!」
シンジ「……」
375 :
ここ1年で臭くなったとか新参丸出しすぎんだろww
少なくとも3年以上はVIPSSスレはこんな感じだわ
376 = 369 :
シンジ「ごめん、話せない」
アスカ「どうして?」
シンジ「どうしても」
アスカ「……」
シンジ「ねぇ、惣流さん」
アスカ「なによ」
シンジ「巻き込んじゃって、ごめん」
アスカ「別に」
シンジ「でも、分かったろ。僕なんかに関わっても、良いことはなにもないんだ」
アスカ「……」
シンジ「だから、もう放っておいてくれないかな」
アスカ「……」
378 :
手のひらに使徒でも梅店のか?w
379 = 369 :
アスカ「嫌よ」
シンジ「……なんで」
アスカ「この私が言いなりになると思う?」
シンジ「それは」
アスカ「そもそも……私はアンタと関わって良いことなかったなんて、言った覚えないんだけど」
シンジ「……!」
アスカ「どうして頑なに人を拒絶するの? アンタが隠してることと関係があるの?」
シンジ「……」
アスカ「だったら聞かせてよ。今度こそ」
シンジ「……」
381 = 369 :
シンジ(僕は話した方がいいの?)
僕に聞かないで。
僕自身で決めないといけない。
シンジ(でも、分からないんだ)
シンジ(いくら考えても……)
答えが出ないのが結論なんだ。
そのまま話せばいい。
シンジ(それは駄目だよ)
どうして?
シンジ(だって、そんなの)
シンジ(……他人に全てを委ねる行為じゃないか)
シンジ(心を開くってことじゃないか)
382 = 369 :
シンジ「……」
アスカ「……」
僕はなにも話さない。
僕はなにも話せない。
無言のまま、隣り合う。
拒絶しているとは、とても言えない距離。
答えは出ている。
あとは一歩踏み出すだけ。
しかし、その一歩が踏み出せない。
そうして、口を開いたのは。
アスカ「ねぇ……シンジ」
彼女の方だった。
383 = 369 :
シンジ「……なに?」
アスカ「さっきの、超能力みたいなやつ。名前なんだっけ?」
シンジ「ATフィールド?」
アスカ「そう、ATフィールド」
シンジ「それがどうかした?」
アスカ「あれ……私に向かってやってみてよ」
シンジ「……え!?」
思いがけない言動。
シンジ「出来ないよ、そんなこと!」
アスカ「どうして?」
シンジ「あ、危ないから」
アスカ「ふーん」
シンジ「ふーんって……」
384 = 355 :
このアスカには通用しなさそう
386 :
面白い
388 = 369 :
アスカ「いいから、やってみて」
シンジ「そんな……」
やってみなよ。
シンジ(え?)
大丈夫。
彼女は傷つかない。
シンジ(でも)
彼女の前に展開するだけでいい。
シンジ(……)
390 = 369 :
アスカ「やる気になった?」
シンジ「言っておくけど、さっきみたいにはしないよ」
アスカ「ええ」
シンジ「……」
光の壁を展開する。
可視化されていなくても、圧倒的エネルギーの塊は、その場に存在していることを誇示している。
アスカ「……」
シンジ「惣流さん!?」
アスカ「黙って」
彼女が、ゆっくりと、その光の壁に手を伸ばしていく。
そして、触れた。
391 :
別に保守じゃないよ
392 = 369 :
シンジ「……!」
ATフィールドが、物理的接触を受けた時の発光を行わない。
彼女の手は、なにもない空間を通過していくだけのようだ。
アスカ「……」
指先が、腕が、右半身が……そして、全身が壁を通り抜ける。
彼女の顔が、目の前にやってくる。
アスカ「ふぅ」
シンジ「そんな、どうして」
アスカ「どうしてって、アンタが言ったんじゃない」
シンジ「……?」
393 = 391 :
ほ
394 = 369 :
そう、僕自身が言ったのだ。
ATフィールドは心の壁だと。
シンジ「あ……」
アスカ「なんとなく、出来ると思ったのよね」
シンジ「心の壁……」
アスカ「結局、アンタは心の底では、拒絶なんかしてないのよ」
シンジ「僕は」
アスカ「安心しなさい。私も同じだから」
シンジ「……うん」
アスカ「だから、話して。隠していること全部」
シンジ「……」
395 = 369 :
シンジ「きっと信じてもらえない」
アスカ「信じるわよ」
シンジ「僕の話で、惣流さんは自分というものを見失ってしまうかもしれない」
アスカ「私を誰だと思ってんの?」
シンジ「……」
アスカ「アンタはなんの心配もしないで、私に任せときゃいいのよ」
シンジ「あはは……男前だね」
アスカ「まぁね」
シンジ「……」
アスカ「……」
シンジ「―――最初に話さないといけないのは、エヴァのこと」
397 = 355 :
お姉さんが見ててあげるから早くしなさい
398 = 369 :
僕は彼女に全てを語る。
前の世界。
エヴァ。
父さん、綾波、アスカ。
カヲル君、使徒。
サードインパクト。
彼女は黙って聞いてくれていた。
荒唐無稽な話だ。話について行くだけでも難しいのかもいしれない。
そして、話は最終章。
あの、赤い海へ。
399 :
お、再開してる
続き見たかったんだ
400 = 369 :
アスカ『いつまで泣いてるの』
シンジ『……』
アスカ『黙り続けて、そのまま死ぬ気?』
シンジ『……』
アスカ『それもいいかって、今思ったでしょ』
シンジ『……』
アスカ『そういうとこ……大っ嫌い』
シンジ『……』
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