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元スレえる「奉太郎、大学行きますよ」 奉太郎「うーん……」
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える「経済学部も二限ありましたよね?」
奉太郎「うーん……」ゴロゴロ
える「もう……」プクーッ
奉太郎「うーん……」ゴロゴロ
える「もう……」プクーッ
奉太郎「先週はしっかり毎日行ったんだから、今週はちょっとくらい……」ゴロゴロ
える「ダメですよ! せっかくこれだけ大学に近いアパートに2人で引っ越して来たのですから」
奉太郎「俺は今日、余裕がある授業ばっかりなんだ」ムクッ
える「とは言いましても……」
奉太郎「えるはどうなんだ?」ギュッ
える「!」
奉太郎「今日は休んじゃまずい授業ばっかりなのか?」ギューッ
える「や、休んで良い授業なんて元々ありません!」
奉太郎「本当に真面目だな」ナデナデ
える「……」カァッ
える「ダメですよ! せっかくこれだけ大学に近いアパートに2人で引っ越して来たのですから」
奉太郎「俺は今日、余裕がある授業ばっかりなんだ」ムクッ
える「とは言いましても……」
奉太郎「えるはどうなんだ?」ギュッ
える「!」
奉太郎「今日は休んじゃまずい授業ばっかりなのか?」ギューッ
える「や、休んで良い授業なんて元々ありません!」
奉太郎「本当に真面目だな」ナデナデ
える「……」カァッ
バタンッ
奉太郎「……」ポケーッ
える「行きますよー」スタスタ
奉太郎「……あぁ」スタスタ
――山手グリーンロード――
奉太郎「ふぅー……」トコトコ
える「お父さんお母さんに授業料を払って頂いてるんですから、しっかり授業に出て、報いなければダメですよ」トコトコ
奉太郎「隣県の国立大っていう時点で充分親孝行だろう」トコトコ
える「ダメですよ!」プクーッ
奉太郎「ふぅー……」トコトコ
奉太郎「……」ポケーッ
える「行きますよー」スタスタ
奉太郎「……あぁ」スタスタ
――山手グリーンロード――
奉太郎「ふぅー……」トコトコ
える「お父さんお母さんに授業料を払って頂いてるんですから、しっかり授業に出て、報いなければダメですよ」トコトコ
奉太郎「隣県の国立大っていう時点で充分親孝行だろう」トコトコ
える「ダメですよ!」プクーッ
奉太郎「ふぅー……」トコトコ
素晴らしい!
が、えるたそは名前で呼び合う仲になっても奉太郎「さん」な気がする
が、えるたそは名前で呼び合う仲になっても奉太郎「さん」な気がする
さん付けにするわ
――名古屋大学東山キャンパス――
える「では、私はこっちですので」
奉太郎「……」
える「奉太郎さん」
奉太郎「……ん?」
える「袖、離して下さい」テレッ
奉太郎「……あぁ」パッ
える「では」
奉太郎「えるは四限まであるんだよな?」
える「はい」
奉太郎「じゃあ……先に帰ってるな」ショボン
える「はい」
――名古屋大学東山キャンパス――
える「では、私はこっちですので」
奉太郎「……」
える「奉太郎さん」
奉太郎「……ん?」
える「袖、離して下さい」テレッ
奉太郎「……あぁ」パッ
える「では」
奉太郎「えるは四限まであるんだよな?」
える「はい」
奉太郎「じゃあ……先に帰ってるな」ショボン
える「はい」
奉太郎がえるたそに興味が無いような態度を続けてしまいえるは寂しさの余り大学のチャラ男となんだかんだ仲良くなってそのまま寝取られて奉太郎の気が狂うSSはよ
――経済学部講義室――
ガラッ
奉太郎「ふわぁっ……」トコトコ
友1「お。折木、おはよう」
奉太郎「ういっす」トコトコ
友2「折木、今日3限のあと暇?」
奉太郎「ん? まぁ、別になにもないが」
友1「あれ? 彼女さんは良いの?」ニヤニヤ
奉太郎「今日は4限終わりの日だ」
友2「んじゃあ、空いてるって言っても90分かよ~」
奉太郎「……いや別に、何時まででも構わないが」
友2「じゃあちょっと付き合って欲しい所があんだけどさ~」
ガラッ
奉太郎「ふわぁっ……」トコトコ
友1「お。折木、おはよう」
奉太郎「ういっす」トコトコ
友2「折木、今日3限のあと暇?」
奉太郎「ん? まぁ、別になにもないが」
友1「あれ? 彼女さんは良いの?」ニヤニヤ
奉太郎「今日は4限終わりの日だ」
友2「んじゃあ、空いてるって言っても90分かよ~」
奉太郎「……いや別に、何時まででも構わないが」
友2「じゃあちょっと付き合って欲しい所があんだけどさ~」
わだじ、ぎになりまああああああああああああああああああああああああああ
奉太郎「……またあの文学部の人の事か」
友2「またとか言わないでくれよー」
奉太郎「俺に出来る事は特に無いんだが……」
友2「とりあえず一人じゃ心もとないから、一緒にいてくれれば良いんだ」
奉太郎「今日は文学部も3限終わりで、その人はいつもその後グリーンベルトのベンチで本を読んでるんだな?」
友2「そう! 毎週そうだから、もう習慣にしてるみたいなんだ」
奉太郎「……まるでストーカーだな」
友2「だから、俺もこのストーカーみたいな状態を脱するために、遂に今日、連絡先を聞こうと思ってさー」
奉太郎「……俺が行く意味あるのか」
友2「だから一人じゃ心もとないんだってば」
友2「またとか言わないでくれよー」
奉太郎「俺に出来る事は特に無いんだが……」
友2「とりあえず一人じゃ心もとないから、一緒にいてくれれば良いんだ」
奉太郎「今日は文学部も3限終わりで、その人はいつもその後グリーンベルトのベンチで本を読んでるんだな?」
友2「そう! 毎週そうだから、もう習慣にしてるみたいなんだ」
奉太郎「……まるでストーカーだな」
友2「だから、俺もこのストーカーみたいな状態を脱するために、遂に今日、連絡先を聞こうと思ってさー」
奉太郎「……俺が行く意味あるのか」
友2「だから一人じゃ心もとないんだってば」
キーンコーンカーンコーン
友2「よーし、じゃあ行こう」
奉太郎「……あぁ」
――グリーンベルト――
友2「ほら、あそこ」
奉太郎「……あぁ」
友2「相変わらず可愛いな~」
奉太郎(本当にただのストーカーだな……)
友2「こんな風にキャンパスのベンチで本を読むのを習慣にしてるなんて、よっぽど本が好きな文学少女なんだろうな~」
奉太郎「……」
友2「よーし、じゃあ行こう」
奉太郎「……あぁ」
――グリーンベルト――
友2「ほら、あそこ」
奉太郎「……あぁ」
友2「相変わらず可愛いな~」
奉太郎(本当にただのストーカーだな……)
友2「こんな風にキャンパスのベンチで本を読むのを習慣にしてるなんて、よっぽど本が好きな文学少女なんだろうな~」
奉太郎「……」
友2「……さて」
奉太郎「……」
友2「ど、どうやって話し掛けたら良いかな?」
奉太郎「……さぁな」
友2「さぁなって……折木は千反田さんとどうやって距離近づけたんだよ~?」
奉太郎「……成り行きだ」
友2「成り行きってなんだよ~? せっかく仲間内で唯一彼女がいるからって事で折木をつれてきてるのに~」
奉太郎「(……そういう理由だったのか) 成り行きとしか言いようがないんだから仕方ないだろ?」
友2「じゃあ……いきなり話し掛けるような事はやめた方が良いのかな……?」
奉太郎「うーん……」
友2「でもそれじゃあなにも始まらないよな~……」
奉太郎「……」
友2「ど、どうやって話し掛けたら良いかな?」
奉太郎「……さぁな」
友2「さぁなって……折木は千反田さんとどうやって距離近づけたんだよ~?」
奉太郎「……成り行きだ」
友2「成り行きってなんだよ~? せっかく仲間内で唯一彼女がいるからって事で折木をつれてきてるのに~」
奉太郎「(……そういう理由だったのか) 成り行きとしか言いようがないんだから仕方ないだろ?」
友2「じゃあ……いきなり話し掛けるような事はやめた方が良いのかな……?」
奉太郎「うーん……」
友2「でもそれじゃあなにも始まらないよな~……」
友2「どうしたら良いんだー……」ガクッ
奉太郎「……」
奉太郎「……お前、目は良いか?」
友2「目? 良い方だと思うけど……」
奉太郎「じゃああの人が読んでる本のタイトルは見えるか?」
友2「本のタイトル……?」
奉太郎「あぁ。もし話し掛けるなら、そういう切り口が良いかな、と」
友2「おぉ、なるほど! ちょっと待って……」ジーッ
奉太郎「……」
友2「うーん……」ジーッ
奉太郎「……」
友2「……見えない」
奉太郎「……そうか」
奉太郎「……」
奉太郎「……お前、目は良いか?」
友2「目? 良い方だと思うけど……」
奉太郎「じゃああの人が読んでる本のタイトルは見えるか?」
友2「本のタイトル……?」
奉太郎「あぁ。もし話し掛けるなら、そういう切り口が良いかな、と」
友2「おぉ、なるほど! ちょっと待って……」ジーッ
奉太郎「……」
友2「うーん……」ジーッ
奉太郎「……」
友2「……見えない」
奉太郎「……そうか」
――1時間後――
奉太郎「……」
友2「……」
奉太郎「……」
友2「……折木!」
奉太郎「……なんだ」
友2「どうしたら良いんだ俺は!」
奉太郎「……話し掛けるなら話掛ければ良いじゃないか」
友2「だって成り行きだなんて言われちゃったら……なんかいきなり話し掛けるなんて軟派過ぎるなって思えて来ちゃって……」
奉太郎「……別に俺達は成り行きだったっていうだけの話だぞ」
友2「でもさぁ……」
奉太郎(まだ学校にいるってえるに連絡しておくか……)携帯ポチポチ
奉太郎「……」
友2「……」
奉太郎「……」
友2「……折木!」
奉太郎「……なんだ」
友2「どうしたら良いんだ俺は!」
奉太郎「……話し掛けるなら話掛ければ良いじゃないか」
友2「だって成り行きだなんて言われちゃったら……なんかいきなり話し掛けるなんて軟派過ぎるなって思えて来ちゃって……」
奉太郎「……別に俺達は成り行きだったっていうだけの話だぞ」
友2「でもさぁ……」
奉太郎(まだ学校にいるってえるに連絡しておくか……)携帯ポチポチ
奉太郎「……」
友2「どうしたら……」
奉太郎「……なぁ」
友2「ん?」
奉太郎「あの人は毎週この時間にはあのベンチに座って本を読んでいるのか?」
友2「うん。他の日も時々見掛けるけど、月曜日のこの時間は確実にいるね」
奉太郎「いつまでいるんだ?」
友2「いつまでかはわからないな~」
奉太郎「最後まで見てた事はないのか? まぁ、そんな事してたらいよいよストーカーだが……」
友2「俺、いつもだったら月曜日はバイトあるからすぐ帰っちゃうんだよ。今日はバイトが休みになったから、チャンスだと思って折木をつれてこうして来たわけだよ」
奉太郎「……なるほど」
友2「まぁ、結局なにも出来ないでいるけど~……」
奉太郎「……」
友2「どうしたら……」
奉太郎「……なぁ」
友2「ん?」
奉太郎「あの人は毎週この時間にはあのベンチに座って本を読んでいるのか?」
友2「うん。他の日も時々見掛けるけど、月曜日のこの時間は確実にいるね」
奉太郎「いつまでいるんだ?」
友2「いつまでかはわからないな~」
奉太郎「最後まで見てた事はないのか? まぁ、そんな事してたらいよいよストーカーだが……」
友2「俺、いつもだったら月曜日はバイトあるからすぐ帰っちゃうんだよ。今日はバイトが休みになったから、チャンスだと思って折木をつれてこうして来たわけだよ」
奉太郎「……なるほど」
友2「まぁ、結局なにも出来ないでいるけど~……」
奉太郎「……」
友2「あぁ~どうしたら~……」
奉太郎「……なぁ」
友2「ん?」
奉太郎「あの人は文学部なんだよな?」
友2「うん、そうだよ。それは確かめたから、確実な情報」
奉太郎「……」
奉太郎(文学部の棟は経済学部と同じ側、つまり俺達の後ろにあるはず……)
奉太郎「……あの向こうの棟ってどこの学部のだ?」
友2「向こうの?」
奉太郎「あぁ。あの人が座ってるベンチの後ろにある棟だ」
友2「あれは工学部じゃない?」
奉太郎「工学部か」
奉太郎(そう言えば、グリーンベルトの北には理系学部、南には文系学部の棟が並んでるんだよな)
奉太郎「……」
奉太郎「……なぁ」
友2「ん?」
奉太郎「あの人は文学部なんだよな?」
友2「うん、そうだよ。それは確かめたから、確実な情報」
奉太郎「……」
奉太郎(文学部の棟は経済学部と同じ側、つまり俺達の後ろにあるはず……)
奉太郎「……あの向こうの棟ってどこの学部のだ?」
友2「向こうの?」
奉太郎「あぁ。あの人が座ってるベンチの後ろにある棟だ」
友2「あれは工学部じゃない?」
奉太郎「工学部か」
奉太郎(そう言えば、グリーンベルトの北には理系学部、南には文系学部の棟が並んでるんだよな)
奉太郎「……」
友2「あれ。なんか時計ちらちら見てる……」
奉太郎「……」
友2「そろそろ帰っちゃうのかな~……?」
奉太郎「うーん……」
友2「?」
奉太郎「……ちょっと残念な結果になっちゃうかもな」
友2「ど、どういう事だよ?」
奉太郎「いや……まだ確証があるわけではないんだが……」
友2「はっきり言ってくれよ」
奉太郎「……あのさ」
友2「うん」
奉太郎「……」
友2「そろそろ帰っちゃうのかな~……?」
奉太郎「うーん……」
友2「?」
奉太郎「……ちょっと残念な結果になっちゃうかもな」
友2「ど、どういう事だよ?」
奉太郎「いや……まだ確証があるわけではないんだが……」
友2「はっきり言ってくれよ」
奉太郎「……あのさ」
友2「うん」
奉太郎「まず、なんであの人はわざわざ外のベンチに座って本を読んでると思う? すぐそこに図書館があるのに」
友2「? 外で読むのが好きな人もいるだろ?」
奉太郎「んじゃあ、それはそうだったとして……ならなんでいつもあのベンチなんだ?」
友2「? そんなの適当に……」
奉太郎「適当なら……いつも違う、つまりランダムか、決まってたとしても文学部に近いこっち側のベンチじゃないと不自然じゃないか?」
友2「あぁ……そう言われてみれば……」
奉太郎「つまり、いつも決まって理系学部側のあのベンチとなると、あえて選んで座ってるって考えた方が自然だと思うんだ」
友2「で、でも……なんでまた? 本を読むのに適した日の向きとか?」
奉太郎「そんな事に拘るなら、それこそ室内で読むだろ……」
友2「そっか……じゃあ……なんで……」
奉太郎「……本を読む事自体が目的じゃないんだろ」
友2「? じゃあ、あの人はあそこでなにを……?」
奉太郎「……人待ちだよ。読書はその間のただの暇つぶしだ」
友2「? 外で読むのが好きな人もいるだろ?」
奉太郎「んじゃあ、それはそうだったとして……ならなんでいつもあのベンチなんだ?」
友2「? そんなの適当に……」
奉太郎「適当なら……いつも違う、つまりランダムか、決まってたとしても文学部に近いこっち側のベンチじゃないと不自然じゃないか?」
友2「あぁ……そう言われてみれば……」
奉太郎「つまり、いつも決まって理系学部側のあのベンチとなると、あえて選んで座ってるって考えた方が自然だと思うんだ」
友2「で、でも……なんでまた? 本を読むのに適した日の向きとか?」
奉太郎「そんな事に拘るなら、それこそ室内で読むだろ……」
友2「そっか……じゃあ……なんで……」
奉太郎「……本を読む事自体が目的じゃないんだろ」
友2「? じゃあ、あの人はあそこでなにを……?」
奉太郎「……人待ちだよ。読書はその間のただの暇つぶしだ」
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