元スレ咲「京ちゃん、最近、よく遠い目をしているよね?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
201 = 85 :
ほ
203 = 21 :
文「ふふふ、今はコマーシャルだし、丁度よいでしょう」パチッ
サー
会場を囲っている、京太郎の視界からしか見られない位置の幕が開かれる。
その奥には椅子に縛り付けられた制服のままの咲がいた。
朴「この椅子には電気が流れるようになっていましてね。我々の点数に応じた電流が流れるようになっているのです」
文「声が君に聞こえるように位置を調節していたんだがね。なかなか我慢強い小娘だったな」
咲「京ちゃん……ごめんね……最後まで我慢するつもりだったのに…………」
京太郎「……っ!! 小泉さんっ! 俺の情報は全部消すって約束だったでしょう!?」
ジュンイチロー「すまない。我々の仕事が不十分だったようだ」
京太郎「だったら
ジュンイチロー「しかし、私は引くことはできない」
京太郎「そんなっ!」
204 = 97 :
京太郎「ハァハァ、よく締まりますよハギヨシさんっ!」ズッポズッポ
ハギヨシ「ああっ!京太郎くん!」
京太郎「そろそろイきます。どこに出して欲しいですか?」
ハギヨシ「くうっ…!腸内(なか)に、腸内(なかに)お願いしますっ!!」
京太郎「行きますよハギヨシさんっ!」ドビュルドビュル
ハギヨシ「ああっ!京太郎くぅううううううううううううん!!!!」ドピュドピュ
207 = 21 :
文「小泉首相はやるつもりですね」
朴「京太郎君、だったかな。これから君はどうすればいいのかわかるね?」
京太郎「………………こんな小細工をしようと、結局はこれはその電光掲示板の点数が高い奴が勝ちってことでしょう?」
文「ふむ、その通りだ」
京太郎「そして飛び無しってことは、俺が差し込み続けることで、世界に日本の恥を晒そうということだな」
京太郎「確かにこれならあなた方二人が敵対していても問題ないわけだ」
朴「物分りの良い子は好きですよ」
ジュンイチロー「わかっているだろうが、私はこれから本気でやるぞ」
京太郎「わかってますよっ!」
咲「京ちゃん……ごめんね……足を引っ張っちゃって…………私の事は気にしないで…………勝って…………」
京太郎「咲…………」
朴「献身的な娘でね……ふふ……最後まであなたのことを心配していましてね……」
文「そこで相談なのだがね…………条件を飲めば、その娘を無傷で返してやらないことも無い」
京太郎「条件?」
208 = 97 :
京太郎「愛してます、ハギヨシさん」
ハギヨシ「私もです。京太郎くん」
京太郎「好きですハギヨシさん…!」チュ
ハギヨシ「もう京太郎くんは仕方がないですね」チュ
京太郎「えへへ」
209 :
小泉さんが京ちゃんトバして総合で勝つ展開まで見えた
210 = 97 :
京太郎「ハギヨシさん。この服なんてどうですか?」
ハギヨシ「京太郎くんにはこっちの方が似合いますよきっと」
京太郎「なら試着してきますね。ハギヨシさんセンスいいから助かります」
ハギヨシ「いえいえこの程度のこと」
京太郎「ハギヨシさん!」
ハギヨシ「はい?」
京太郎「」チュ
京太郎「先にお礼しときました///」
ハギヨシ「京太郎くんは可愛いですね」
211 :
遅すぎだろ
SS速報でやれ
212 = 21 :
文「簡単なことだ……君にも電極をつけてもらおう」
朴「それだけで、あの娘を返せるのです。迷う必要などないでしょう?」
京太郎「……わかった」
文(ふふ……ジュンイチローが連れていたということは、おそらくこいつが後継者)
朴(今のうちに潰しておくにこしたことはない)
黒服たちが京太郎の体に電極を取り付けておく。
むろん服の下に隠れるようにし、カメラには映らないようにする。
朴「では再開しましょう」
文「さてさて……おっと、ダブルリーチだ」
京太郎「……くっ」
文「ロン……なんだ、ヘルカイザー。急に弱くなったな」
ビリビリビリ……!
京太郎「ぐぅ……」
京太郎(役満でもないのにこの電流かよっ……! 咲の奴、こんなのにずっと耐えていたって言うのか……)
ジュンイチロー「……」
214 = 97 :
京太郎「ハーギヨシさーん」
ハギヨシ「なんですか、京太郎くん」
京太郎「俺、ハギヨシさんに日頃の感謝を込めて弁当を作ってきたんすよ」
京太郎「食べてもらえますか?」
ハギヨシ「もちろん。どれどれ、よくできていますね」
京太郎「ハギヨシさん……。あーん」
ハギヨシ「恥ずかしいですよ京太郎くん」
京太郎「いいからいいからあーん」
ハギヨシ「あ、あーん」
京太郎「おいしいですか?」
ハギヨシ「とってもおいしいです」ニコ
京太郎「えへへ」
215 :
国技実行済みなんだろうな
216 = 21 :
朴「さて、では次にまいりましょう。この点差、まだまだ取り返さないとなりませんからね」
ジュンイチロー「…………リーチ」
京太郎「こっちまで! クソっ!」
タン
ジュンイチロー「……ロン」
ビリビリビリ……
京太郎「くぅ……」
文「我々の戦いで仲間割れを期待していたようだが、今の気分はどうだね?」
京太郎「うるせぇよ……まだ……負けてねぇ……」
朴「聞き分けが悪い…………おっと、こちらがリーチですね」
京太郎「……っ!」
京太郎(差し込む牌が…………無いっ!)
朴「おや? ツモりましたね」
文「これは、私の点棒が引かれてしまいましたね」
京太郎「まさか…………ツモでも…………」
217 = 27 :
┏━┓ ┏━━━━━┓ ┏━┓ ┏━━━━━┓┏━┓ ┏━┓
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218 = 21 :
ビリビリビリ…
咲「…………」
咲「大丈夫だよ……電気……流れてないから…………ね…………」
京太郎「……咲…………おまえ………………」
文「さて、ヘルカイザー君、君の立場がわかったかね?」
朴「必死で私の上がり牌を探して来てくださいね」
京太郎「…………わかった」
文「おや……役満を聴牌してしまったぞ」
京太郎「……」
タン
文「ふふ……ロン!」
ビリビリビリビリビリビリビリビリビリ…………
京太郎「ぐううううぅぅぅううううぅぅぅ―――――――――!!」
220 = 21 :
「…………!! …………………………っかりしろ!!」
京太郎「はっ!?」
京太郎(ここは? 俺は……役満をくらって……)
ジュンイチロー「まだ闘牌中だ。死ぬのは終わってからにしろ」
京太郎「……すいません」
朴「まだ打てますか?」
京太郎「大丈夫、です」
文「ふふふ……図らずもヘルカイザーからどれだけ毟れるかというゲームになってしまいましたね」
朴「欲しい牌を勝手に差し込んでくれるのです。仕方がありません。ねぇ? ジュンイチロー?」
ジュンイチロー「早く胚を引け」
文「おや、部下のことは心配じゃないのですか? 冷たいですね
ジュンイチロー「その汚い口を閉じろ。この男は…………」
ジュンイチロー「試合に勝つまで、絶対に死なん!!」
文「!!!」
朴「!!!」
222 = 21 :
京太郎「……無茶を……言ってくれるっ!」
文「ふ……ふふ…………結局何も変わらないではないか。そいつは差し込むことしかできない!」
朴「そ、そうよ。例えジュンイチローが我々を上回ったとしても、そいつの一人凹みは世界に隠しようがないわっ!」
ジュンイチロー「そうだな。それもこの男を見出した私の責任だ」
京太郎「……すいません。でも、俺は、俺のやり方を貫き通させてもらいます」
ジュンイチロー「ふっ……好きにしろ」
試合は京太郎の全差し込みで進んでいった。
京太郎は流れる電流に耐えながら、打ち手の上がり牌を必死に探し当てて来た。
ジュンイチロー・文・朴はともに30万点を超えていた。
一方で、京太郎は前代未聞の失点を世界中に晒すこととなった。
そして迎える、 オーラス…………
225 :
これのどこが面白いの?
226 = 21 :
京太郎(くそ…………手が上がらねぇ…………口を上げるのも億劫だ…………)
咲「京ちゃん…………ごめんね…………ごめん…………」
文「ここまで凹むとは全く日本という国はなんて弱いのか」
朴「ここまできたらジュンイチローを抑えたいわね」
ジュンイチロー「…………」
京太郎(本来なら、首相はもっと点を上げられたはず……)
京太郎(でもツモ上がりを何度も見逃して……流局すれば、これで日本は共に下…………)
京太郎(しかし、ここに来て聴牌とは……さすが首相……)
京太郎(この最後の……最後の上がり牌だけは……)
京太郎(俺の…………手で…………)
京太郎(……………………………………)
京太郎(…………………………………………作り出す!!!!)
227 = 97 :
>>225
京太郎って名前がついてるから
これがハギヨシや副会長だと途端に人がいなくなります
京太郎「ハァハァ、よく締まりますよハギヨシさんっ!」ズッポズッポ
ハギヨシ「ああっ!京太郎くん!」
京太郎「そろそろイきます。どこに出して欲しいですか?」
ハギヨシ「くうっ…!腸内(なか)に、腸内(なかに)お願いしますっ!!」
京太郎「行きますよハギヨシさんっ!」ドビュルドビュル
ハギヨシ「ああっ!京太郎くぅううううううううううううん!!!!」ドピュドピュ
大沼「そろそろ儂も混ぜてもらおうか」
ハギヨシ「やめろ!私の京太郎くんに手を出すんじゃない!」
大沼「黙れ小僧、フン!」
京太郎「ああー!ハギヨシさんのより太くてしゅごいのお」
ハギヨシ「あぁ……京太郎くん……」
228 = 164 :
咲ちゃんそんなに強い電流流されてて大丈夫だったのか?
とりあえずこの中国は死ね
229 :
全く意味がわからん
231 = 21 :
ミシ…
ミシミシミシ……
『おおっとぉ? ずっと凹み続けていたヘルカイザー、右手が燃え上がった!?」
京太郎(首相の国士十三面待ち、これで…………)
ゴァッ!
京太郎「完成だっ!」
ダンッ!!!
ジュンイチロー「………………よくやった」
バンッ!!!!!
ジュンイチロー「ライジング・サン!!!!!!」
『ヘルカイザー、首相に白を差し込みっ!! 国士無双完成でトップ!! ジュンイチロー首相が1位でオーラスを終えました!!!」
文「クソッ」
朴「最後の最後で悪あがきを…………」
『朴氏が2位、文氏が3位となりました。日本、一人1位とはいえ、ヘルカイザー氏の、前代未聞のマイナスは歴史に残るレベルとなりました…………」
京太郎「はぁ…………はぁ…………はぁ…………」
233 = 164 :
コイズミなら中国に制裁を加えて大団円に持って行ってくれる
234 :
>>233
中国とばっちりwww
236 = 21 :
文「ふふふ、まぁ良い。これで日本は恥さらしとして世界中に認定されたわけだ」
朴「4位といっても前代未聞の、マイナス100万点の4位。とてもじゃないけど日本はもう先進国とは言えないわね」
咲「京ちゃん…………」
京太郎「…………」
ジュンイチロー「……………………お前たちは、何を言っている?」
文「は? 負けすぎて頭がいかれてしまったのか?」
京太郎「普通は想定しないもんな…………マイナス100万点なんて…………」
朴「それは……そんな負け方をするなんて我が韓国ではありえないことです」
ジュンイチロー「ありえないことを想定して作る。我が日本では当たり前のことだ」
文「作る? さっきから一体何を言っている?」
京太郎「俺は…………確認した…………はず…………だぜ…………」
京太郎「忘れた…………とは…………言わせねぇ…………」
京太郎「わざわざ…………世界中に………………放送してくれて………………ありがとう……よ…………」
京太郎「おかげで…………証人には………………こと…………かかねぇ…………」
『ああっっっっとぉぉぉぉぉ!!!!!!』
239 = 21 :
『結局はこれはその電光掲示板の点数が高い奴が勝ちってことでしょう?』
『ふむ、その通りだ』
文「なっ!!??」
朴「まっまさか!?」
『なんとぉ!!! マイナスが大きすぎて…………電光掲示板に負号が表示されていないっ!!!???』
『ヘルカイザー氏の得点は………………100万点を超えている!!!!!!!』
文「そんな馬鹿なっ!?」
朴「こんなこと、こんな馬鹿げた話! 認められるわけないニダ!!」
京太郎「ルールは…………守った…………咲を…………解放…………しろ…………」
京太郎「…………」
ジュンイチロー「……っ! おい! 京太郎!? 京太郎!!」
咲「京ちゃん!!」
240 = 209 :
どうせなら青展で桁溢れさせれば良かった気もする
242 = 234 :
>>240
どんだけ京太郎に苛酷なんだ……(;´д`)
243 = 97 :
京太郎「ハァハァ、よく締まりますよハギヨシさんっ!」ズッポズッポ
ハギヨシ「ああっ!京太郎くん!」
京太郎「そろそろイきます。どこに出して欲しいですか?」
ハギヨシ「くうっ…!腸内(なか)に、腸内(なかに)お願いしますっ!!」
京太郎「行きますよハギヨシさんっ!」ドビュルドビュル
ハギヨシ「ああっ!京太郎くぅううううううううううううん!!!!」ドピュドピュ
大沼「そろそろ儂も混ぜてもらおうか」
ハギヨシ「やめろ!私の京太郎くんに手を出すんじゃない!」
大沼「黙れ小僧、フン!」
京太郎「ああー!ハギヨシさんのより太くてしゅごいのお」
ハギヨシ「あぁ……京太郎くん……」
245 = 21 :
京太郎「…………………………」
京太郎「……………………」
京太郎「………………」
京太郎「……ん……?」
京太郎「あれ…………ここは?」
京太郎「手が…………あ、咲?」
咲「……」スースー
ジュンイチロー「目が覚めたか」
京太郎「首相? …………ここは……病院ですか?」
ジュンイチロー「ああ、あの後、倒れたお前とその娘はタローの助けもあって助け出された」
ジュンイチロー「それから三日間ずっと目を覚まさなかったお前を、その娘が付きっ切りで看病していたよ」
京太郎「そうですか……咲が…………。日韓戦はどうなりました?」
ジュンイチロー「捻り手だったが、世界的にはわが国の勝ちという事で収まった。が、彼の国は負けを認めてはいない」
京太郎「まあ、そうなりますよね」
ジュンイチロー「で、さっそくだが、京太郎。君は今日をもってクビだ」
247 = 21 :
京太郎「…………は?」
ジュンイチロー「納得がいかないならわからせてやろう。そこに座れ」
京太郎「……麻雀、ですか」
ジュンイチロー「それで納得するだろう」
京太郎「……首相といえど手加減はしませんよ」
ジュンイチロー「ライジング・サン!!」
京太郎「ぐぅぅぅううぅぅぅ…………」
京太郎(な、なぜ……)
京太郎(なぜ役満が…………上がれない!?)
ジュンイチロー「満足か?」
京太郎「まだだ!」
京太郎(くそっ! 配牌も悪い……)
京太郎(ツモも…………またムダヅモかっ!)
ジュンイチロー「ライジング・サン!」
248 = 97 :
京太郎「ハァハァ、よく締まりますよハギヨシさんっ!」ズッポズッポ
ハギヨシ「ああっ!京太郎くん!」
京太郎「そろそろイきます。どこに出して欲しいですか?」
ハギヨシ「くうっ…!腸内(なか)に、腸内(なかに)お願いしますっ!!」
京太郎「行きますよハギヨシさんっ!」ドビュルドビュル
ハギヨシ「ああっ!京太郎くぅううううううううううううん!!!!」ドピュドピュ
大沼「そろそろ儂も混ぜてもらおうか」
ハギヨシ「やめろ!私の京太郎くんに手を出すんじゃない!」
大沼「黙れ小僧、フン!」
京太郎「ああー!ハギヨシさんのより太くてしゅごいのお」
ハギヨシ「あぁ……京太郎くん……」
250 = 21 :
京太郎(また何もできなかった…………)
ジュンイチロー「もうわかったろう。お前はもう用済みだ」
京太郎「はは……なるほど…………確かにこれでは足手まといにしかなんねーわ……」
京太郎「…………今までありがとうございました」
ジュンイチロー「もう会うことも無いだろう…………」
京太郎「はい……お元気で……」
ジュンイチロー「京太郎、お前の戸籍と学籍は戻しておいた」
京太郎「え?」
ジュンイチロー「これからは一市民として、生きながらえろよ……」
バタン…
京太郎「…………」
京太郎「ふ―――――――――――――――――――」
京太郎「疲れた―――――――――――――――――――――――――――」
バタ
咲「……」スースー
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