元スレ洋榎「これからよろしくな!」 絹恵「……」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★×4
1 :
洋榎「絹江ちゃん、やったっけ? 部屋まで案内するで~」
絹恵「……」
父「ほら絹」
絹恵「……っ」プイッ
父「ハァ……ごめんな、洋榎ちゃん。こいつ人見知りだからさ」
洋榎「あはは、別にええよ。そのうち打ち解けてくるやろし。なあ絹江ちゃん?」
絹恵「……」
3 = 1 :
洋榎「絹恵ちゃんは東京から来たんやろ? どんなとこなん?」
絹恵「……別に」
洋榎「別にってなんや別にって」アハハッ
絹恵「……」
洋榎「大阪もええとこやで~。ま、そのうちいやでも慣れるから安心しいや」
絹恵「……」
洋榎「あとで本場のたこ焼きでも食いいこな? うまいとこ知ってるんやで~」
絹恵「……」
4 = 1 :
洋榎「ここがうちらの部屋やで~」
絹恵「は……うちら?」
洋榎「そ、二人部屋なんやて。まあもともとうち一人で寝るんには広すぎたしな」
絹恵「……最悪」ボソッ
洋榎「ん、なんか言うた?」
絹恵「……別に」
洋榎「絹恵ちゃんさっきからそればっかやな~。口癖なんか?」アハハッ
絹恵「……」
6 = 1 :
洋榎「まあそこらへん適当に腰かけてや」
絹恵「……」ストン
洋榎「ちょっと待っててや。今なんか飲み物持ってくるから」スタタ
絹恵「……」
絹恵(……ハァ、息苦しい)
絹恵(……これからあんなうるさい人と一緒に生活しろなんて……)
絹恵(……なんかもう、色々と最悪……)
洋榎「お待たせ~」ガチャ
7 = 1 :
絹恵「……」ゴクゴク
洋榎「どう? うまい?」
絹恵「……ただの麦茶じゃん」
洋榎「まあな~」アハハッ
絹恵「……」
洋榎「絹恵ちゃん物静かやな~。東京にいたときもそんなやったん?」
絹恵「……」
洋榎「ええ~、無視せんといてえな~」
絹恵「……」イラッ
8 :
へえ
続けるといいよ
9 = 1 :
絹恵「……ちょっとトイレ」
洋榎「あ、場所わからへんやろ? 案内するで」
絹恵「……っ」
絹恵「……やっぱ外の空気吸いに」
洋榎「あ、そんならうちも行く~。ついでにさっき言ったたこ焼き食いいこうな」
絹恵「……ハァ」
洋榎「??」
絹恵「……もういい」ボフンッ
洋榎「あれ、出かけるんやないの?」
10 = 1 :
絹恵「……ちょっと寝かせて」
洋榎「ええ~、まだ昼の3時やで? 今寝るとかもったいないやん!」
絹恵「……」
洋榎「たこ焼き食いいこうや~、絹恵ちゃ~ん!」ユサユサ
絹恵「……っ」
洋榎「そんな寝てばっかいると太るで~」
絹恵「……」ブチッ
絹恵「うるさいなぁ! いいからほっといてよ!」
洋榎「ぇ……ぁ、ごめん……」
11 :
ふんふむ
12 :
義理の姉妹だったのかよ・・・
13 = 1 :
絹恵「……」
洋榎「……ぁ、あの……ごめんな絹恵ちゃん」
絹恵「……」
洋榎「そ、そりゃ疲れるよなぁ。東京からの長旅やったもんな」
絹恵「……」
洋榎「ごめんな、うち気づかへんで……」
絹恵「……うるさくて眠れないんですけど」
洋榎「ご、ごめん……」
絹恵「……」
14 = 1 :
洋榎「それじゃうち行くけど、なんかあったら呼んでな?」
絹恵「……」
洋榎「おやすみ……」
バタン
絹恵「……」
絹恵「……ハァ」
絹恵「……ほんとうざい。私にかまうなっつーの」
絹恵「……」
15 :
これから絹がデレる展開に期待
16 :
こういう困った洋榎ちゃんに魅力を感じる
17 :
洋榎ちゃんぐうかわいい
18 = 1 :
絹恵「……ん」
絹恵「やば……ほんとに寝ちゃった」
絹恵「携帯、携帯……」ガサガサ
コンコン
絹恵「っ!」ビクッ
「絹恵ちゃん、起きとる?」
絹恵(……あいつか)
「お母さんがご飯やから降りてきいって」
絹恵(……うわ、めんど……)
「絹恵ちゃん? ……開けるで」ガチャ
絹恵「ちょ……!」
19 :
なかなか興味深い
20 = 1 :
絹恵「み、見んなぁ!」
洋榎「うわっ、な、なんや……?」
絹恵「か、勝手に開けないでよ!」
洋榎「いやノックしたやん……」
絹恵「ノックすればいいってもんじゃないでしょ!?」
洋榎「で、でもでも、ここうちの部屋でもあるんやで?」
絹恵「そ、それは……っ」
洋榎「ていうか別に女同士なんやから気にせんでええやん。それにこれからはもうお互いに家族やろ?」
絹恵「……」
21 = 1 :
洋榎「……絹恵ちゃん?」
絹恵「……」
洋榎「とりあえず下いこ。な?」
絹恵「……先いってて」
洋榎「いや、あんたリビングの場所知らへんやろ? だから一緒に……」
絹恵「……っ!」
絹恵「じゃあドア閉めて外で待っててっ!」
洋榎「は、はいっ!」ダダッ
絹恵「……ハァ、ハァ」
22 = 1 :
ガチャ
絹恵「……」
雅枝「お、絹ちゃん。久しぶりやな~」
絹恵「……どうも」コクッ
雅枝「お疲れみたいやな。よく寝れた?」
絹恵「な、なんでそれを……!///」カァア
雅枝「ん、洋榎から聞いたんやけど」
絹恵(あ、あんた……余計なこと……!)キッ
洋榎「~♪」パクパク
雅枝「ははっ、ここはもう絹ちゃんの家なんやから、そんなん気にせんでええで~」
絹恵「……っ」
23 :
いいゾ~
24 = 1 :
雅枝「学校は明日からでええん?」
絹恵「……はい」
父「まぁ、絹にとっても早い方がいいだろうしな」
雅枝「せやな。絹ちゃんには早いとこ大阪の空気になじんでもらわんと」
絹恵「……」
父「洋榎ちゃん、こいつのことよろしくな」
洋榎「ん、ふぁふぉい!」
雅枝「こら、口に物入れて話すなバカ」ベシッ
洋榎「ふぁい……んぐ……了解や、任せとき!」
絹恵「……」
25 = 15 :
ひろぽん可愛すぎて生きる力が湧いてくる
27 :
支援
これが現代に繋がると思うと胸熱
29 :
これはまだ中学生か
30 = 1 :
翌朝
洋榎「いってきまーっす!」
雅枝「おう、いってらっしゃい」
洋榎「ってカバン忘れとった! やばいやばい!」ダダッ
雅枝「なにやっとるんやあいつは……」
絹恵「……」
雅枝「……絹ちゃん、がんばってき」
絹恵「……」
雅枝「あの子アホやけど、根は真っ直ぐやから。いざとなったら頼りにせえ」
洋榎「お待たせぇええええ!!」ダダダッ
雅枝「こら、階段で走るな!」
絹恵「……」
雅枝「それじゃ今度こそ、いってらっしゃい」
33 = 1 :
洋榎「ハァ、ハァ……朝から疲れたわ~」テハハ
絹恵「……」スタスタ
洋榎「絹ちゃん!」
絹恵「っ!?」ビクッ
洋榎「絹ちゃん……お母さんもそういってたし、うちもそう呼んでええ?」
絹恵「……」キッ
洋榎「……」ジッ
絹恵「……か、勝手にすれば」スタスタ
洋榎「うん、勝手にするで!」ニコッ
絹恵「……」
絹恵(……だ、ダメだ……こいつらに心を許すな)
35 = 1 :
洋榎「学校までは歩いてだいたい7,8分くらいやな」
絹恵(……近っ)
洋榎「近いやろ~? もしかして前んとこでは電車通学とかやった?」
絹恵「……まぁ」
洋榎「あれって朝は人でギュウギュウなんやろ? つらくないん?」
絹恵「……慣れれば、別に」
洋榎「へえ、うちは絶対無理やわそんなの~」
絹恵「……」
36 = 1 :
ワイワイガヤガヤ
洋榎「ついたで~。ここがうちらの中学校」
絹恵(……ふーん、まぁまぁきれいかな)
洋榎「なかなかいいとこやろ? 本館はまだ改装したばっかなんやで~」
洋榎「ほな、さっそく職員室いこか」
―――――――――――――――――――
「おはよー洋榎」「おっす愛宕」
洋榎「おはようさん~」
絹恵「……あれ全部友達?」
洋榎「ん、まぁな~」
絹恵「……」
37 = 28 :
絹ちゃんかわいい
38 :
絹ちゃんのおっぱいおっぱい
39 = 26 :
絹ちゃんのメガネメガネ
40 = 1 :
「あ、洋榎~。おはようなのよ~」
洋榎「お、由子やん。おはようさん」
由子「今日はちゃんと寝坊せずにこれたんやね~」
洋榎「まぁな~」ヘヘン
由子「ん、そっちの子は……」
洋榎「あ、こいつ絹恵。前言ってたうちの妹になるって子や」
由子「あぁ、その子が~」
絹恵「……」
由子「私、真瀬由子っていうのよ~。洋榎と同じクラスなの。よろしくね~」
絹恵「……」コクッ
41 = 1 :
>>40訂正
>由子「私、真瀬由子っていうのよ~。洋榎と同じクラスなの。よろしくね~」
由子「私、真瀬由子っていうのよ~。洋榎と同じ部活なの。よろしくね~」
42 = 1 :
なんかいろいろと違う感じになっちまった・・・
43 = 26 :
続きが気になるるるるるるふ
44 = 15 :
そのまま続けていいのよ
45 = 1 :
まぁいいや。書きます
46 = 1 :
由子「―――それじゃあ、また後でなのよ~」
洋榎「おう、また放課後な~」
絹恵「……」イライラ
洋榎「待たせてごめんな~。職員室はすぐそこやから」
絹恵「……じゃああんたもういいから」
洋榎「えっ」
コンコン
絹恵「……失礼します」ガラッ
先生「おう、どうしたん~?」
絹恵「……あの、今日転入することになってる……あ、」
先生「ん?」
絹恵「あ、愛宕……絹恵といいます」
先生「おお、お前さんが愛宕の。聞いとる聞いとる」
47 = 1 :
先生「ほな、こっち座って待っててや」
絹恵「……はい」ストン
洋榎「ほーい」ボスンッ
絹恵「……ってあんたなんでいるの!?」
洋榎「え、だって絹ちゃんのこと心配なんやもん」
絹恵「い、いいから自分とこ行ってよ!」
洋榎「ええ~、別に始業までまだ時間あるしええやん」
絹恵「ジャマなの!」
洋榎「なんもせえへんて~」
絹恵「~~~~っ!!」
絹恵(……ああもう、恥ずかしい!)
48 :
きぬたそ~
49 = 26 :
きぬたんイェイ~
50 = 1 :
先生「待たせたな~……って愛宕の姉の方もおるんか」
洋榎「先生、おはよ~」
先生「おう、おはよう。しかしお前さんに妹ができるとはな~」
洋榎「ふっふーん。ちょっとはお姉ちゃんっぽくなったやろ?」
先生「いや全然」
洋榎「ひどっ! そこはお世辞でも同意してえな~!」
先生「せやかて、身長からしてお前の方が年下っぽいやん」
洋榎「そ、それは言わん約束やろ~!」
先生「ははっ、まぁ少しはお姉ちゃんぽく見られるようこれから頑張ってき」
洋榎「ちぇ……は~い」
みんなの評価 : ★★★×4
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