元スレP「響が亡くなって一週間か」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
@響の部屋
P「よっと………」ドサッ
P「ふぅ。荷物整理は大体こんなところか」
P(響が交通事故で亡くなって一週間が経過した)
P(俺は今、彼女の部屋を整理している。
彼女の葬儀は多数のファンに見守られながら早々に行われた一方、彼女の遺品の整理が未だ済んでいないのだ)
P「ほとんどがペットのおもちゃであったり餌だったり……普段の響の生活はペットが中心だったんだなホント」
P「明日響のお兄さんがペット含め引取りにくるとは言ったが……大変そうだなー」プシュー
P「ってかケモノくせぇ……事務所に来る時までにどうやって匂い消してたんだアイツ」
2 = 1 :
\ピンポーン/
P「あれ、お兄さんは明日じゃ………?」ガチャ
貴音「どうも」
P「貴音!」
貴音「お邪魔致します……というのも変ですが、上がっても?」
P「おぉ!一番の親友である貴音なら大歓迎だ!俺が言うのも変ですが」
P「簡素な造りだが、線香を―――」
貴音「貴方様、私は響に貸していた私物を返しに伺ったのですが」
P「あ、あぁ!響っぽくないシュミのCDとか本があるなーと思ってたけどあれか!ちょっと待ってろ」ゴソゴソ
3 :
やめよう
4 = 1 :
P「これでいいか?」スッ
貴音「確かに」
P「じゃあお線香―――」
貴音「では貴方様。失礼いたします」バタン
P「えっ」
カッカッカッ………プシュー
6 :
春香「まさかワニ美ちゃんに寝てる間に食べられちゃうなんて…」
7 = 1 :
P「冷たいなーーーー…………」
響『まったくだぞ!』プンプン
P「まぁいいや続き続き」
響『あれっさっき終わったんじゃなかったの?』
Pじゃじゃーん!響のおぱんつー!」
響『のわーーーーーーーー!!HENTAIだったのかプロデューサぁぁぁぁぁ!?』
P「響のかをりがする………」クンクン
響『やーめーてー』
8 = 1 :
P「響ぃ……何で死んじゃったんだよぉ」グスングスン
響『プロデューサー………』
P「いつか婚約申し込みたかったのにぃ………」グスングスンクンクン
響『えっ………!ぷ、プロデューサーも……自分のこと……』
P「結婚寸前で乗り換えて悲しむ響の泣き顔が見たかったのにぃ」チーン
響『のわーーーーーーーーーーーーーーー!!鬼畜だぞーーーーー!!』
9 = 1 :
\ピンポーン/
P「お客さんか……次は誰だ?」ガチャ
美希「あっハニー」ギュッ
P「おいおい美希玄関先でイチャつくなよ」
美希「じゃあどこだったらいいの?寝室?」
響『二人とも人の部屋で何やってるさ………』
P「HAHAHA!」
響『何で欧米風!?』
10 = 1 :
美希「ねぇハニー……もう響にばっか構わないでミキの事もちゃんと見てくれるようになるよね?」シュル…
P「み、美希………っ!」
響『ぎゃああああああっっ!!公然NTR展開だぞーーーーー!!!』
響『人のベッドで何するんだよー!!』
美希「あっ、響が見てるの」
響『もしかして美希……自分が見えるのか!?』
美希「目隠ししててね」パタン
響『写真か!』
11 = 1 :
響『ってツッコみいれてる場合じゃないよ!このままだとプロデューサーがツッコむけど!』
美希「ハニー、ミキに事愛してる?」
P「俺は―――――」
響『ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!』
ガチャーン!!!
12 = 1 :
美希「何!?すごい音がしたの!?」
P「あれはペットの部屋からだな………まずいあの子達に何かあったら響に顔向け出来ない!!」
響『今まさに向かい合っているんだけどねー』
P「お前達どうしたんだ!」ガラッ
P(都合により映像をお届けできません)
P(げっ、現実逃避している場合じゃない!)
13 :
いいよいいよ
14 = 1 :
P「美希!部屋を片付けるのをてつd――――」
P「いねぇ!」
響『美希なら嫌な予感がするのーとか言って帰ったさー』
P「ぎゃぁ!うんこ踏んだぁ!」
P「さっきまで大人しくしてたのになんでー?」グスン
15 = 1 :
ハム蔵(全く、死んでもご主人のケツ拭くハメになるたぁな………世話の焼ける)
P「すっかり夜になっちゃったよぉ………この子達が心配だし泊まらせてもらおう」
ハム蔵(少し……やりすぎたか?)
P「おやすみー」
ハム蔵(ってご主人のパジャマで寝るなぁぁぁぁ!!!)
響『自分のパジャマで寝るなぁぁぁぁ!!!)
P「zzzzzzzzzzzzzzzzzz.........」スヤスヤ
16 = 1 :
響『全く………あぁもう、布団がめくれてるぞプロデュs………』スカッ
響『あぁ………そっか。そういえばもう、触ることは出来ないんだったぞー………』
響『プロデューサー……』モゾモゾ
響『横顔なんて今まで何度も見てきたけど、寝顔っていうのは初めてかな』クスリ
P「zzzzzzzzz……うーん……」ネガエリッ
響『うわわわわわわわ!ぷ、プロデューサーの顔がこっちに………っ!』ドキ
響『うわー、死んでも心拍数上がるのかー………』
P「うん……ひび、き………」
17 = 1 :
響『ぷろ……?』
P「響…………っっうっ、う…………」グズッ
P「しっか、り、しろ………よぉ……大丈夫、だから……俺が、付いてるぞ……」グズッグズッ
響『プロデューサー。あの事故の時の事思い出してるんだね』
響『もういいよ。忘れるのがいちばんさー』
響『よしよし………って頭を撫でてあげたいんだけどね………あはは』
P「…………ひびきぃ……」
19 = 13 :
いいよいいよ
20 = 1 :
響『きっと目が覚めたらプロデューサーは平気。なんくるないさー』
ハム蔵(おっとPの小僧値行儀が悪いな………世話の焼ける奴だぜ)グイッグイッグイッ......
ハム蔵(布団重た………ってか………泣いてんのか?)キョトン?
いぬ美(はいはいあんたはどいた)ズルッ
ハム蔵(おうサンキュー。俺一人じゃ布団は重くて適わないぜ)キュウゥ
いぬ美(ご主人の事思い出して………人間ってのは涙脆いものね)ペロペロ
P「ぅ……っ」ネチョォ
21 = 1 :
\チュンチュン/\チュンチュン/
P「うーん………夢見がクソ悪かったなー…………あれ?何の夢だっけか?」
P「まぁいいやそれより何か顔面ネチョネチョして臭いんだけど」
P「洗面台借りるぞー」ジャバジャバジャバジャバ
P「ふぅー、スッキリ☆」
P「お兄さんが来るまでは………ってもうすぐ来る時間じゃないかーーー!!」アタフタアタフタ
<ピンポーン
P「はーい、どっちらっさまー?」ガチャ
兄「すいません、我那覇響の兄ですが」
23 = 1 :
P「あぁはい。私、響のプロデュースを勤めていた者です」ペコリ
兄「あなたがそうなんですかぁ。しかし何だか……」ジロジロ
P「あの、何か?」
兄「いえ、失礼ながら私たちって何か似ているなぁ………って」
P「!えぇ、それは響に何度も聞かされた話ですよ。まるで鏡を見ているようだ」
兄「似ていると言っても私はPさんほどイケメンじゃないんですけどねぇ」アハハ
P「いえいえこちらこそお兄さんほど大人っぽくないですよ」アハハハ
\HAHAHA!/
24 :
アハハハじゃねーよなんだこいつら…
25 = 1 :
兄「…………では、積もる話もあるんですが名残惜しくも私はこの辺で」ドッコイショ
P「えらく重そうですけど……私も手伝いますよ?」
兄「大丈夫ですって」ニッコリ
P「でも、沢山の荷物に響のペット達まで………それも飛行機旅でしょう?」
兄「なぁに、鍛えてますから」シュッ
P(か、かっけぇぇぇぇ)
兄「そうだ。ペットと言えば」ヒョイッ
P「ハム蔵?」
26 :
こいつら響死んでるくせになにわらってやがんだ
響は幸せになりますよね?
27 = 1 :
兄「この子はPさんが面倒見てくれませんか?」
P「えぇっ、でも―――」
兄「迷惑でしたら無理にお願いはしませんよ。けれど、Pさんには響を忘れないで欲しい………」
P「………」
兄「響のペットはあまり他人に懐かないのに、Pさんには懐いているそうで。こうする事で、響も喜んでくれるかなと」
兄「おっと、ずるい言い方してしまいました。でも、私の本心ですよ」
P「いえ。お兄さんの。そして響の思い。確かに受け取らせていただきます」
P「それに最近独り身として寂しく思ってきたところでしてね」
ハム蔵(別に構わないんだが、俺の意思は)
P「行っちゃったな。響の部屋もちゃんと片付いたことだし帰るか……」
P「ハム蔵、今日からお前が俺の家族になるんだぞー!」
28 = 24 :
それは響鬼…それは響鬼…
29 = 1 :
@Pの部屋
P「ふぅ。一日ぶりの我が家だー」
P「ハム蔵のおうちはどうしよう、ってかいつも放し飼いだったから餌くらいしか貰ってないなー」
P「とりあえずAmazzonの空箱に新聞紙………っと」ワクワクサン
ハム蔵(ふぅーんここがPの部屋か。担当アイドルのポスターが沢山貼ってあるが………)
ハム蔵(やっぱご主人のは、剥がしてあるのか)
P「今日から家族が増えるね!」
ハム蔵(やったねPちゃん!)
30 :
ヒビキさん何してるんですか
31 = 1 :
@765プロ事務所
P「お、オハヨウゴザイマース………」ソロリソロリ
小鳥「あっ、おはようございますプロデューサーさん!!」
P「こっ、声が大きいですよ小鳥さん!」ガバッ
小鳥「!?」ムグムグ
春香「あれ、プロデューサーさん何してるんですか?」
P「!や、やぁ春香………ってわわっ!」
ピョコンッ
ハム蔵「?」
32 = 1 :
春香「は、ハム蔵ちゃん!?」
小鳥「」ムグムグ
P「は、ハム蔵出ちゃダメだってば!」
春香「プロデューサーさん……ハム蔵ちゃんが何故ここに?」
P「えぇーと……響のお兄さんがかくかくしかじかって事で俺が世話をする事になったんだが」
春香「かくかくしかじかって使う人初めて見ましたよ」
P「家にひとりぼっちにさせるのも不安だったし………つい」
33 :
いいんだけど、投稿早いな
34 = 1 :
小鳥「響ちゃんがしつけていたんだから大丈夫なんじゃないですか?」
P「わかってはいるんですけど……でももし泥棒に入られてハム蔵を誘拐されたら、って想像したら……」ガクガク
春香・小鳥「ないない」
社長「おはよう諸君……おおっ、ハム蔵君も久しぶりじゃないか!」
ハム蔵(おっす)キュキュ
35 :
なんでみんなこんなに元気なんだ
36 :
このペースだと、あと数レスでさる食らう気が
37 :
>>35
空元気ってやつだろ
察しろよ
38 :
さるは最初の60もしくは40投下ぐらいまではくらわんよ
39 = 1 :
社長「――ほう。そういう事なら、別に事務所に連れてきたって構わないよ」
P「ありがとうございます社長!」
社長「ハム蔵君はじめ、我那覇君のペット達が皆いい子なのは周知の事実だからね」
ハム蔵(ったりめぇよ)キュップイ
小鳥「社長はハム蔵ちゃん達に甘い気がしますね」
社長「はっはっ、動物というのは癒されるからねぇ……」
P「そうですよね。ハム蔵を引き取ってから一人暮らしにも潤いが出た気がしますよ」
春香・小鳥(………これはチャンスかも!?)
40 :
>>35
史んでも大してダメージなかったんじゃね
ぼっちだし、くさいし
P以外
41 = 1 :
春香「プロデューサーさん!ハム蔵ちゃんを引き取ったのはいいですけどちゃんとお世話出来るんですか?」
小鳥「そうですよ。きっとプロデューサーさんのことだからお家もダンボール箱なんじゃないですか?」
P「いきなりどうしたんだよ二人とも………まぁその辺は勉強中ですけど」
春香「ならば今度私たちとハム蔵ちゃんに必要なもの買いに行きましょうよ!」
春香「ある程度の知識は響から聞いていましたから!」
P「そうか。助かるよ、お願いする」
春香・小鳥(よっしゃ!)グッ
ハム蔵(いいダシにされたなぁ。ま、久しぶりに賑やかになるのは嫌いじゃないな)
ハム蔵(あいつら……元気にしてるかな)
42 = 1 :
~日曜日~
春香「プロデューサーさん、ペットショップですよペットショップ!」
小鳥「何故か懐かしい匂いね………一週間かそこらぶりな匂い」クンカクンカ
P「へぇー色々なものがあるんですねぇ………」
小鳥「この子可愛いーコリブリ?っていうんですか」
P「うっわ、高いなぁこの餌。こんなのを買うんだー……」
春香「あぁ、でも響ちゃんは自作してましたよね」
小鳥「かわいーなー。私も独り身で寂しいからペット飼おうかなー」チラッチラッ
小鳥(P「はっはっはっ、それなら俺が小鳥さんを飼っちゃおうかな」……なーんて)チラッ
43 :
響の兄さんって平成ライダーで五番目にカッコいい人じゃないですか!!
45 = 1 :
P「水槽タイプと金網タイプの家だとどっちが良いんだろう?」
春香「ハム蔵ちゃんにはこっちのおうちが良いんじゃないですか?」
P「ほう…どれどれ。ちょっと可愛い過ぎないか?」
春香「Pさんのお部屋とも雰囲気合わせた方がいいかな?でも私プロデューサーさんのお部屋見たことないしなぁ」チラッチラッ
春香(P「なら俺の部屋に来いよ、ハム蔵ともども可愛がってやるぜ」……なーんて)チラッ
P「ハム蔵はどういうのがいい?」
ハム蔵「チュゥ」コッチ
P「よしそれにしよう!」
春香・小鳥「ちくしょう」グスン
46 = 1 :
P「おがくずと………水飲み器……噛じり木……エトセトラ」
春香「たくさん買いましたねー」
P「すいません。俺の買い物なのに荷物持たせちゃって」
小鳥「いいんですよ。困ったことはお互い様ですし」
小鳥(プロデューサーさんのお部屋に上がり込む口実ゲットですからね)グッ
ハム蔵(………この匂いは!)ピョコン
ハム蔵(間違いねぇ!極上ひーまわりのたねー♪だぜ!)ダッ
P「わっ、こらハム蔵!」
春香「ハム蔵ちゃん!?」
47 :
我那覇くんは死んでもかわいいのか・・・
48 = 1 :
P「ハム蔵!逃げちゃダメだろ!危ないから戻りなさい!」
ハム蔵(とっとこ走るぜー超走るぜー)ダダダダダダダ
P「ハム蔵!」
春香「プロデューサーさん危ない!!!」
P「えっ」
キキーーーーッ
ッドォォォォォン!
春香「い、いやあああああああああああああああああああああ!!!!」
小鳥「プロデューサーさん!?しっかりしてください!しっかりして!」
49 :
@
P『ここは…………?』キョロキョロ
P『誰もいない………っていうか何もない部屋だなおい』
P『確か俺、逃げ出したハム蔵を追って……あぁ気が付いたら車道に飛び出して………』
P『轢かれた。わけじゃないんだよなぁ』
P『春香か……小鳥さんかな?俺の背中を押したのは』
P『だから、車には掠っただけで気絶程度で済んでるはずなんだけど』
P『それよりも皆が心配だ。俺を庇ったんじゃ………!』
みんなの評価 : ☆
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