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    元スレ少女「呪いのビデオ無料配布してまーす。お一つ如何ですかー?」

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    1 :

    ―――駅前

    「あつぅ……」

    「自主制作の呪いのビデオでーす。如何ですかー?」

    (なんだ……?)

    「フリーの呪いのビデオでーす。いかがですかー?」

    「……」スタスタ

    「あの。呪いのビデオ、如何ですか?無料ですよ?」

    (無視無視)

    「ちぇー」

    2 :

    3 :

    おーつかと思った

    4 = 1 :

    ―――翌日 駅前

    (またいる)

    「呪いのビデオ、如何ですかー?」

    (暑いのによくやるよ)

    「呪いのビデオどうですか?」

    (無視)

    「ちぇー」

    通行人「すいません」

    「はい?」

    通行人「どんな呪いのビデオなんですか?」

    「見ると三日以内に死にます」

    通行人「そうなんだ……」

    (すげえ煽り文句だな)

    6 :

    おーつ
    お一つ

    7 = 1 :

    ―――翌日 駅前

    (今日もあっついなぁ)

    「こんな暑いときこそ呪いのビデオでひんやりしましょう!!」

    「……」

    「三日以内に死ねます!!お一つどうですか?!」

    「……あの」

    「あ、どうぞどうぞ」

    「いや。いらないけど」

    「ちぇー」

    「どんな内容なんだ?」

    「見ると三日以内に死ぬ内容です」

    「そうじゃない。ストーリーとかあるんだろ?」

    「呪いのビデオですよ?あなた、何を求めてるんですか?」

    「え?いや、だって、自主制作の映画みたいなもんだろ?」

    「だから、映画じゃないです。呪いのビデオですよ」

    8 :

    ふむ…

    9 = 6 :

    オーツイカガデスカ

    10 = 1 :

    「よく分からないな。怖い映像を淡々と流すだけか」

    「そうですね。そういうイメージをしてもらえると助かります」

    「ふーん」

    「どうぞ」

    「いや。いい。頑張って」

    「ちぇー」

    (なんだ。学生が作ったB級ホラーとかなら見たんだけどな……)

    「呪いのビデオ、どうですかー!?」

    通行人「……」スタスタ

    「呪われろぉぉ……」ダダダッ

    通行人「ひっ?!」

    警官「ちょっと、君。何をしているの」

    「にげろ」

    警官「待ちなさい!!」

    (変な女の子だな)

    11 = 1 :

    ―――翌日 駅前

    「今日もいるな」

    「だれかー。呪われてみませんかー?」

    「……」

    「あ!そこの人、いい呪いがあるんですけど、お一つどうですか?」

    「……じゃあ、貰おうかな」

    「やった!ありがとうございます!!」

    「バイトかなにか?それとも芸大の学生とか?」

    「違います。そーだ、リボンもつけときますね」

    「あ、ああ」

    「どーぞ」

    「じゃ、じゃあ……」

    「呪われろー♪」

    「……」

    (まあ、時間があれば見てみるか)

    12 :

    彼女欲しいから呪いのビデオ見て貞子ちゃん呼ぼうかな

    13 :

    「呪われろー♪」

    これなら呪われてもいいかも知れん

    14 = 1 :

    ―――夜 自宅

    「疲れた……」

    (飯食って寝るか)

    「……ん?」

    「そうだ……今朝、呪いのビデオもらったんだ……」

    「ディスクだよな……規格は……ブルーレイ?」

    「あー、再生機ないや」

    「残念」ポイッ

    「さぁ、飯飯」

    「ふんふーん」

    15 = 1 :

    ―――翌日 駅前

    「……あれ?」

    「あの子、いなくなってる」

    (場所でも変えたのか)

    (それとも配布を中止にしたのか)

    (まぁ、誰かが受け取っている感じなかったもんな)

    「今日もあっついなぁ……」

    「げー。電車止まってるぜ」

    「マジかよ」

    (うわ……何があったんだ……)

    「ホームから飛び降りだってさ」

    「うそー」

    (自殺か……迷惑だな……)

    16 :

    ほう

    18 = 1 :

    ―――夜 自宅

    「はぁ……ただいま……」

    「今日はもう風呂入って寝るか……」

    ピリリリリ

    (非通知……?)

    「はい?」

    『もしもしー?』

    「どちらさまですか?」

    『ビデオ見ました?』

    「は?」

    『早く見てくださいね。まってまーす♪』

    「あ、ちょっと」

    「切れた……」

    「ビデオって……呪いのあれか……?」

    20 :

    こいつら狂ってやがる!

    21 :

    呪い面いかがっすかー

    22 = 1 :

    「……」

    (呪いのビデオ……)

    (さっきの電話、あの子からか……?)

    「まさか……」

    <見たら三日以内に死にます>

    「いや。そんなことあるわけないし」

    「そもそも再生機ないしな」

    「ブルーレイだと見たくても見れないんだよなー、あー、マジ残念だわー」

    「……」

    「風呂は朝でいいな」

    「寝よう……」

    23 :

    電話番号を知られていることに恐怖を感じないことが怖い

    24 = 1 :

    ―――翌日 夜 自宅

    テレビ『ちょっとまってくださいよー』

    「あははは」

    ピリリリリ

    「……また、非通知」

    「……」

    (無視しよう……気味悪いし……)

    ピリリリリ

    携帯『留守番電話サービスに接続します』

    「……」

    『もしもーし。まだ見てくれないんですか?早く見てくださいねー♪いい加減、のっろわっれろー♪』

    「……」

    「明日……土曜日だな……」

    「よし……」

    25 = 1 :

    ―――翌日 友人宅

    「おっすー」

    「よう」

    「どうしたんだよ、遊びに来るなんて」

    「ちょっとな」

    「お茶でも出すよ。ゆっくりしてて」

    「ありがとう」

    「で、昨日電話で言ってた悪戯電話って?」

    「この呪いのビデオを貰ってからかかってくるようになって」

    「へー」

    「初めは間違いかなとも思ったんだけど……。やっぱり、声が似てるんだよな……」

    「そのビデオを配ってた子にか?」

    「そう」

    「悪戯にしては手が込んでるなー。こえー」

    「だろ?非通知ってところも気持ち悪いし」

    26 = 1 :

    「それがビデオ?」

    「そうだ。ちょっと再生機借りるな。気持ち悪いけど、気になるのも確かだから」

    「いいけど。なんか怖いな。マジで呪われたらどうするんだ?」

    「いや、それはないと思うけど」

    「本当かぁ?」

    「一緒に見るか?」

    「やだよ。きもちわりぃ」

    「根性なし」

    「スナッフビデオとかだったらトラウマになるだろ」

    「そんなわけないだろ」

    「じゃあ俺、外にいるからな。見終わったら呼んでくれ」

    「分かった」

    「再生はパソコン使ってくれ」

    「ありがとう」

    「さてと」ピッ

    27 = 17 :

    やめろ...

    28 = 20 :

    はーい、遊戯ボーイ!

    29 :

    さて、どうなる・・・?

    31 :

    少女の自撮りオナニービデオかな

    32 = 1 :

    パソコン『―――』

    「何も映らないな……。でも、時間のところは動いてるから再生はされてるんだよな……」

    (時間は1分か……。あれか、注視させといて怖い顔がでてきたり、大音量の悲鳴が聞こえたりするあれか)

    (身構えとくか)

    パソコン『―――』

    「……」

    パソコン『―――』

    「……あれ?」

    「終わった……?何も映ってないぞ?」

    ピリリリリ

    「……!?」ビクッ

    (非通知だ……)

    「……も、もしもし?」

    『ご視聴ありがとうございます。今からそっちに行きますねっ』

    「な……!?だ、誰だ、お前は!?」

    34 :

    盛り上がって参りました

    35 = 1 :

    『はい?』

    「君は誰だ……なんで俺の携帯番号を……」

    『やですよー。呪われたいからビデオ、見てくれたんですよね?』

    「見ろってきたのは君だろ……」

    『まぁ、そうですけど。折角お渡ししたんですから。見て欲しいじゃないですかー』

    「……」

    『じゃあ、後ほど』

    「まて!!」

    「……」

    「……」ピッ

    『もっしー?見終わったー?』

    「い、今から外で遊ばないか?」

    『はー?ビデオの中身は?』

    「外で話すから」

    『いいけど……』

    37 :

    おおお

    40 :

    なかなか気になる

    41 = 1 :

    ―――喫茶店

    「ふーん……怖いな」

    「悪戯かな……」

    「見た直後に電話がかかってきたんだろ?悪戯の度を越えてる気がするけど」

    「なぁ……今日は、俺の家に泊まってくれないか?」

    「いいけど。一応、警察とかに行ったほうがいいんじゃね?ストーカーかもしれないし」

    「そ、そうだな……」

    「まともに相手をしてくれるかどうかはわかんないけどな」

    「そうだ。留守電がある。それ、使えないかな?」

    「お、いい証拠じゃん。聞かせてくれよ」

    「ちょっと、待ってくれ……」

    「これだ」ピッ

    携帯『メッセージを再生します』

    「……」

    「……」

    42 :

    ふむ

    44 :

    なかなか面白い

    45 :

    呪まーす

    46 = 1 :

    携帯『あれーいなーい。どこだろー』

    ピー

    「今のか?」

    「いや……違う。全然違う。確か、ビデオを見ろって言ってた」

    「もう一回再生してくれ」

    「あ、ああ……」

    携帯『メッセージを再生します』

    携帯『あれーいなーい。どこだろー』

    ピー

    「これだけしかないのか?」

    「ああ……。でも、おかしいな……こんなの知らないぞ……」

    「気持ち悪……」

    「とにかく警察に言ってみる……」

    「それがいい」

    47 :

    私と結婚して地獄に落ちてください♪

    48 :

    友が黒幕と予想

    49 :

    オーツ麦期待

    50 :

    これは私怨


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