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元スレあずさ「プロデューサーさんを落としてみせます!」
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あずさ「お、覚えていて……、くれたんですか」
P「当たり前ですよ。だからこうしてプレゼントも用意してあったんです」
プロデューサーさんが、今日この日がなんの日か……、覚えていてくれました。
七月十九日。私の、誕生日です。彼がそれを覚えていることを、私は期待していませんでした。
だ、だって! メールでも電話でも、毎日のように今日のことを、言っていたのに。
特に誕生日については何も、言ってこなかったんですもの……。
P「それは……、サプライズにしたかったからですよ」
あずさ「さ、サプライズですか……?」
P「はは、俺だって何人もアイドルをプロデュースしてきましたからね、それくらいのことは学しゅ……ぐえっ」
ふふ、後ろ手でネクタイを思いっきり引っ張ってやりました~。
もう、なんでこういう時にそういうこと言うんでしょう……。
他の子の話+お仕事で身につけたスキル、なんて……、今の私は欲しくないです。
鈍感という話で済ませていいんですか~。
P「……じょ、冗談、ですよ」
あずさ「あら~、なにが冗談だって言うんですか~?」ツーン
P「なんというか、照れ隠しと言いますか……、俺もかなり緊張してるってことです」
あずさ「……緊張?」
P「そんな顔を見られたくないから、後ろを向いてもらってるんですよ。ははは、情けないですよね……」
あずさ「……」
P「本当に、あずささんに驚いてほしかったし、喜んでほしかったんです。これだけは、本心だって言えます」
なんで、こういうことをさらっと言えちゃうんでしょうか?
で、でも、今さら言われたって信じられません。どうせ、他の子にも同じようにしているんでしょうし。
あまりの鈍感さと口の上手さにビックリです。
……それにしても……、
あずさ「ぅふふ……、嬉しいです~……♪」ニコニコ
私の機嫌の直りやすさにも、ビックリです……。
俺の汗臭い匂いも美希やあずささんは良い匂いって言ってくれんの?
あずさ「プレゼント、開けてみてもいいですか?」
P「ええ、もちろん。好みに合うといいんですが……」
プロデューサーさんの差す傘の中に入ったまま、先ほど渡された小さな箱を開けると、
中にはペンダントが入っていました。ペンダントトップには、茜色に輝くしずく型の宝石が……。
今夜は月が見えないけれど、それに代われるくらい……、とても綺麗に光って見えました。
P「……気に入ってもらえましたか?」
あずさ「ふふっ、とっても。……本当に、嬉しい。こんなに素敵なプレゼント、初めてです……」
P「それならよかった……。あずささんの瞳にそっくりな色ですし、似合うと思って」
あずさ「ありがとうございます♪ これは、なんという石なんですか~?」
P「ロードクロサイトと言って……、七月十九日の誕生日石です」
P(春香からのあのメールを参考にしたとは言えない)
あずさ(うふふ、春香ちゃんからのあのメールを参考にしたのね)
あずさ「プロデューサーさん、これ……、付けてくれますか?」
P「もちろん、喜んで」
プロデューサーさんが、私の首にペンダントを飾ってくれている間……、
私は臆病なウサギのように、ぷるぷると体を震わせていました。
ちなみに傘はまだ開いたまま、彼の首と肩に挟まれているようです。
しまうタイミングを逃してしまったみたいですね。
P「……できました。あずささん、こっちを向いてもらえますか?」
あずさ「……はい」
くるり、と後ろを振り返って見えた、久しぶりのプロデューサーさんの顔は……
彼がさっき言っていたように、とっても緊張しているようでした。
でもそれはきっと……、私も一緒です。
P「やっぱり、とても似合っています」
あずさ「ふふっ、プロデューサーさんが選んでくれたものですから……」
P「……あずささん。ロードクロサイトには、ある大切な意味が込められているんです」
あずさ「まぁ……、私の誕生日の石には、どんな素敵な言葉が付けられているんですか?」
P「……」
あずさ「……?」
P「……ふたりの永遠の愛、という意味です」
あずさ「……!?」
…………え?
え!? ど、どういう、意味ですかっ!?
愛? そ、それって、あの日高愛ちゃんのこと? 永遠の愛ちゃん?
おはようからおやすみまで……、ずっと、愛ちゃんがそばにいる……。
そんな生活が、私の頭の中に浮かんできました。な、なんだか眠れなさそうですね。
あずさ「あ、あら……、あらあらあら~……?」プシュー
P「あずささん。これを送るということが、どういうことだかわかりますか?」
あずさ「わ、わかりません! でも、とっても賑やかで楽しそうだわ~……」ドキドキ
P(何の話だ?)
>おはようからおやすみまで……、ずっと、愛ちゃんがそばにいる……。
鼓膜が持ちません
鼓膜が持ちません
あずさ「すみません、取り乱してしまって……、ふう」
P「……あずささん。こういうことは、本当は言ってはいけないと思います。でも……」
あずさ「……それは、プロデューサーとしての自分であって、――さん本人の考えからすると、違うんですか?」
私は、いまだに少し混乱した頭で、いつか律子さんがくれたメールのことを思い出しました。
隠れて涙を流して、それでも私を応援してくれた……、大好きな律子さんです。
そういえばあの日は……、この恋を実らせると決意してから、初めてこの人と電話でお話をしたのでした。
P「……参ったな、なんでもお見通しみたいだ」
あずさ「私には、何もわかりません。こ、言葉にしてくれないとわからない、子どもなんです……」
P「それだって、わかっています。あずささん……、俺は」
あずさ(こ、これはついに~!?)ドキドキ
P「あずささんのことが……、好きでし!」
あずさ「!!! わ、私も……って、えっ?」
くそっくそっ
誕生日石の言葉聞いて鳥肌立っちゃった///
マジなの?
誕生日石の言葉聞いて鳥肌立っちゃった///
マジなの?
酷い見間違いをしてしまった
876の娘達アニマスにもでたのに認知度低いな
876の娘達アニマスにもでたのに認知度低いな
カラン、と音を立てて、傘が転がっていきました。
おかしいですね、ほんとはもっとこう……、
私も好きですー! だきー! カランカラン、みたいな感じかと、思っていたのですけれど……。
占いの結果は、今日一日有効だった、ということですね……。
P「死にたい」ズーン
あずさ「ま、まぁまぁ……」
……肝心なところで噛んでしまった彼を、本当は怒りたいところです。
でも、とても落ち込んでいるその姿を見ていると……、
なんだかかわいいな~と思ってしまう私がいました。
あずさ「ふふ、うふふ……♪ ……プロデューサーさん?」
P「……はい」
あずさ「……いつから、好きになってくれたんでしか?」
P「……。……きっと、あの日初めて会ったときからです。気が付いたら、俺は恋に落ちていました」
あずさ「~~!」
>>279
止めろキャロット果汁パンを思い出す
止めろキャロット果汁パンを思い出す
あずさ「ふふ、うふふふっ……♪」
嬉しい、嬉しい嬉しい嬉しい……! 私と一緒でした……!
改めて、プロデューサーさんの言ってくれたことが、私の心に沁みこんで……。
一年越しの、この恋は……、小さい頃からの、この夢は……、
やっと……、やっと叶ったのね……!
……あら? でも、初めて会ったときからということは、
私もしかして……、彼を落としてみせようと頑張らなくてもよかったんでしょうか~?
P「……あずささんが、最近メールや電話をしてくれるようになって……、この気持ちは、一気に大きくなったんです」
あずさ「!」
P「今ではもう、あなたと関われない生活なんて……って、あずささん、聞いてますか?」
あずさ「ふふ、ふふふ! ……プロデューサーさん? さっきの告白なんですけど~……」
P「な、なんでしょうか……」
あずさ「もういっか~い♪」
>>282
権利の問題でアウトになったやつだっけ?
権利の問題でアウトになったやつだっけ?
>>284
なしになったけどな
なしになったけどな
P「……俺は、」
あずさ「……」
P「……あずささんのことが、好きです」
あずさ「~!!」ボッ
あずさ「んふふふぅ……♪」ニマニマ
P「あ、あの」
あずさ「わんも~あ♪」
P「好きです! そりゃもう、大好きです! ……も、もういい加減、恥ずかしいので勘弁してください……」
あずさ「ふふっ、なんだか適当ですね~。でも、そんなのでは、まだまだ物足りないですー」
P「まだ、物足りないと……」
あずさ「はい♪ この機会ですから……、何か特別な言葉、かけてほしいです」
P「ちゃっかりしてますね……、ははは」
あずさ「私、案外、ずるい女なんですよ? なーんてね……ふふふっ」
P「この場合ずるいというか、ずる賢いというか……。わかりました、もうこの際だから言いましょう!」
P「……愛してるよ、あずさ」
あずさ「……!!」
>>294おれは六時から仕込みだよ甘えんな
ポロポロ……
あずさ「うう……、えぐっ、ひぐっ……」
P「ああっ、泣かないでください……、いきなり呼び捨てなんて、やっぱりマズかったですか?」
あずさ「いえ、そうじゃないんですっ。嬉しくて……、なにより、欲しかった言葉、ですから……」
P(……もうヤケだ、畳み込んでやろう)
P「……俺の運命の人は……、あなただ」
あずさ「……!!」
あずさ「……う、うぅ……、わ、私も、でずぅ……」
P「…………ほほう。私も、なんだっていうんですか?」
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,____/ヽ ー== ; ほほう。私も、なんだっていうんですか?
r'"ヽ t、 \___ !
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/ ヽノ j , j |ヽ
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>>298
突っ込まないぞ、突っ込まないからな
突っ込まないぞ、突っ込まないからな
あずさ「……私も……、すきです……」
あずさ「……すき、すきすき……、だいすき~……!」
あずさ「い、言わないと、わからないんですか~……、ばか、ばかばか……!」
でも、そんなあなたのことを……、私は、ずっと探していたんです。
……やっと、やっと見つけました……、あなたは、やっぱり……
私の……、私だけの……、
あずさ「運命の人です……!」
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