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元スレ伏羲「のう、そこのお主」 折木「」
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伏羲「のう、そこの眠そうな目をしたお主だ」
折木「………」
折木(ありのまま起こったことを話そう)
折木(学校の帰りに妙なヤツに絡まれた)
伏羲「分かっておるのだろう?無視するでない!」
折木(見た目の割に爺くさい話し方……何だあの格好?)
折木(怪しすぎる………)
伏羲「のう!」
折木(………見なかったことにしよう)スタスタ
伏羲「待てと言っておるだろうがボケ!」ビシュッ
ビュオォォォウッ!!
折木「…………っ!」ビクッ
ハラッ
折木(……髪が一房持って行かれた)
折木(つむじ風……?いや、『かまいたち』か?)
伏羲「すこーし頼みたいことがあるのだが、協力してくれんかのう?」シレッ
折木「…………」
伏羲「わしは旅の者で、この辺をウロウロしておったのだがどうにも小腹が空いてのう。
どこか桃を売っているところを教えてくれぬか?」
折木「今時旅の者って………」
伏羲「まぁそう言うな!どうだ、案内してくれんかのう?それ相応の礼はさせてもらうぞ?」
折木(…………正直死ぬほど面倒だ。だが………)
折木(ここで嫌だと言っても恐らくコイツはどこまでもついて来るだろう)
折木「…………はぁ。分かったよ」
どこか桃を売っているところを教えてくれぬか?」
折木「今時旅の者って………」
伏羲「まぁそう言うな!どうだ、案内してくれんかのう?それ相応の礼はさせてもらうぞ?」
折木(…………正直死ぬほど面倒だ。だが………)
折木(ここで嫌だと言っても恐らくコイツはどこまでもついて来るだろう)
折木「…………はぁ。分かったよ」
伏羲「おぉ!お主見た目より話が分かるのう」
折木「そんなんじゃない。面倒事はさっさと片付けたいだけだ。
………『やらなくてはいけないことは手短に』、だ」
伏羲「何だそれは?」
折木「何でもない。行くぞ」
折木「そんなんじゃない。面倒事はさっさと片付けたいだけだ。
………『やらなくてはいけないことは手短に』、だ」
伏羲「何だそれは?」
折木「何でもない。行くぞ」
伏羲「うむ。……お、そう言えばまだ名前を訊いておらんかったな」
折木「………福部里志」
伏羲「言っておくがわしに偽名は通用せんぞ」
折木「……………………折木奉太郎」
伏羲「やはり偽名だったか」
折木「!!」
伏羲「かっかっか。青いのう」ケケケ
折木「………福部里志」
伏羲「言っておくがわしに偽名は通用せんぞ」
折木「……………………折木奉太郎」
伏羲「やはり偽名だったか」
折木「!!」
伏羲「かっかっか。青いのう」ケケケ
折木(………本当に何なんだ)
伏羲「奉太郎、か。わしは………あー、望とでも呼んでくれ」
…………
…………………
…………………………
折木「…………」スタスタ
伏羲「うーん、のどかなところだのう。西岐を思い出す」
伏羲「奉太郎、か。わしは………あー、望とでも呼んでくれ」
…………
…………………
…………………………
折木「…………」スタスタ
伏羲「うーん、のどかなところだのう。西岐を思い出す」
折木「……ただの田舎だ」
伏羲「田舎も捨てたものではないぞ?こういうところで日がな一日寝てくらせたら最高だのう」
折木「…………まぁ、それについては否定しない」
伏羲「おお、お主話が分かるな」
折木「俺も、やらなくていいことならやりたくないからな」
伏羲「ふむ?」
伏羲「田舎も捨てたものではないぞ?こういうところで日がな一日寝てくらせたら最高だのう」
折木「…………まぁ、それについては否定しない」
伏羲「おお、お主話が分かるな」
折木「俺も、やらなくていいことならやりたくないからな」
伏羲「ふむ?」
折木「『やらなくてもいいことなら、やらない。やるべきことは手短に』。それが、俺のもっとーだから」
伏羲「………若いくせに、老子のようなことを言うガキだのう」ボソッ
折木「何か言ったか?」
伏羲「いや、何でもないぞ?」
折木「……もうすぐ商店街だから、桃ならそこの八百屋に売ってるだろ」
伏羲「おおそうか!この国の桃は最高だからのう!いやー楽しみ楽しみ!」
折木(……………この国?)
伏羲「………若いくせに、老子のようなことを言うガキだのう」ボソッ
折木「何か言ったか?」
伏羲「いや、何でもないぞ?」
折木「……もうすぐ商店街だから、桃ならそこの八百屋に売ってるだろ」
伏羲「おおそうか!この国の桃は最高だからのう!いやー楽しみ楽しみ!」
折木(……………この国?)
伏羲「ボサッとするな。行くぞ奉太郎!」テクテク
折木(本当に何なんだ………?)
…………
…………………
…………………………
折木「……………」
伏羲「うーん美味い!!やはり白○は最高だのう!」モシャモシャ
折木「……………」
伏羲「品種改良もここまでくるとは、人の知恵も侮れぬものだ」モッシャモッシャ
折木(本当に何なんだ………?)
…………
…………………
…………………………
折木「……………」
伏羲「うーん美味い!!やはり白○は最高だのう!」モシャモシャ
折木「……………」
伏羲「品種改良もここまでくるとは、人の知恵も侮れぬものだ」モッシャモッシャ
ワンダースワンゲーム2の後なのか原作23巻後なのか
それが問題d
それが問題d
折木「おい」
伏羲「ん?おお奉太郎、お主もどうだ?一つくらいなら分けてやるぞ?」
折木「それは俺が買った桃だ」
伏羲「むぅ、細かい奴め」
折木「いや細かくない………はぁ。もういい」
伏羲「む?」
伏羲「ん?おお奉太郎、お主もどうだ?一つくらいなら分けてやるぞ?」
折木「それは俺が買った桃だ」
伏羲「むぅ、細かい奴め」
折木「いや細かくない………はぁ。もういい」
伏羲「む?」
折木「アンタの相手を真面目にしても疲れるだけだと分かった」
伏羲「うむうむ。物わかりのいい人間は嫌いではないぞ。食べ物を恵んでくれる人間はもっと好きだがな」モシャモシャ
折木「そんなんじゃない。ただ疲れるのが嫌いなだけだ」
伏羲「ふむ……さっきもそんなことを言っておったのう?」
折木「そう。『やらなくてもいいことならやらない、やらなくてはいけないことは手短に』
『省エネ』が俺のモットーだからな」
伏羲「本当に老子のようなことを……いや、ナマケという意味では老子の方が上か」
折木「老子?道家の老子か?」
伏羲「何!?お主知っておるのか!?」
伏羲「うむうむ。物わかりのいい人間は嫌いではないぞ。食べ物を恵んでくれる人間はもっと好きだがな」モシャモシャ
折木「そんなんじゃない。ただ疲れるのが嫌いなだけだ」
伏羲「ふむ……さっきもそんなことを言っておったのう?」
折木「そう。『やらなくてもいいことならやらない、やらなくてはいけないことは手短に』
『省エネ』が俺のモットーだからな」
伏羲「本当に老子のようなことを……いや、ナマケという意味では老子の方が上か」
折木「老子?道家の老子か?」
伏羲「何!?お主知っておるのか!?」
折木「いや、高校生なら誰でも知ってるだろ。世界史や倫理の教科書に載ってるからな」
伏羲「何ですと!?ちょ、ちょっと見してみ!」
折木「はぁ………?ええと………あった。ほら」ゴソゴソ
伏羲「ふおおおお本当に載っておる………」シゲシゲ
折木「…………?」
伏羲「うぬぬぬぬ……老子め、タダの怠け者のクセにわしを差し置いて後世の教科書に載るとは!!」
折木(まるで知り合いみたいな口ぶりだな……まさかな)
伏羲「許せーーーーん!!!」
グシャッ
折木「あ」
伏羲「あ」
折木(まるで知り合いみたいな口ぶりだな……まさかな)
伏羲「許せーーーーん!!!」
グシャッ
折木「あ」
伏羲「あ」
初めて歴史の授業で老子を見た時に
おっさんインパクトがすごかった
おっさんインパクトがすごかった
折木「……………おい」
伏羲「す、すまぬっ!……ついカッとなって」
折木「…………………はぁ。まぁ、1ページや2ページ破れたくらいなら平気か」
伏羲「まぁ待て!そのくらいわしが何とかしてやる!」
折木「弁償ってことか?桃一個買えないヤツが何を……」
伏羲「まあ見ておれ!
むむむむ……………ハッ!!」
ビカッ
折木「っ…………!」
伏羲「す、すまぬっ!……ついカッとなって」
折木「…………………はぁ。まぁ、1ページや2ページ破れたくらいなら平気か」
伏羲「まぁ待て!そのくらいわしが何とかしてやる!」
折木「弁償ってことか?桃一個買えないヤツが何を……」
伏羲「まあ見ておれ!
むむむむ……………ハッ!!」
ビカッ
折木「っ…………!」
伏羲「どうだ?」
マッサラァァァァァ……
折木「…………本当に直ってる。新品みたいだ」
伏羲「だから言ったであろう?」フフン
折木「望、アンタ一体………」
伏羲「これで桃の礼はチャラだな。それでは奉太郎、達者でのう」テクテク
折木「ちょっと待て」ガシッ
伏羲「グエッ!?」
マッサラァァァァァ……
折木「…………本当に直ってる。新品みたいだ」
伏羲「だから言ったであろう?」フフン
折木「望、アンタ一体………」
伏羲「これで桃の礼はチャラだな。それでは奉太郎、達者でのう」テクテク
折木「ちょっと待て」ガシッ
伏羲「グエッ!?」
折木「アンタが破ったものを元にもどしただけだろうが。桃の礼はまだ受け取っていないぞ」
伏羲「ググッ……疲れるのはイヤと言っておったクセに細かいヤツだ……」ギリギリ
折木「だいたいどうやったんだ?どういうトリックなんだ」
伏羲「わ、分かった………分かったからフードを掴むのはやめてくれ………」ギリギリ
…………
…………………
…………………………
伏羲「ググッ……疲れるのはイヤと言っておったクセに細かいヤツだ……」ギリギリ
折木「だいたいどうやったんだ?どういうトリックなんだ」
伏羲「わ、分かった………分かったからフードを掴むのはやめてくれ………」ギリギリ
…………
…………………
…………………………
伏羲「ゲホッ……寒氷陣で普賢が手を振っておったわ……」
折木「それで?さっきのは一体何なんだ?」
伏羲「一体も全体も、破れた本を元通りにしただけだ」
折木「そんなことできるわけないだろ」
伏羲「フフーン、そう思うであろう?」
折木「は?」
伏羲「実はな奉太郎。
……………わしは道士なのだ」
折木「……………道士?」
折木「それで?さっきのは一体何なんだ?」
伏羲「一体も全体も、破れた本を元通りにしただけだ」
折木「そんなことできるわけないだろ」
伏羲「フフーン、そう思うであろう?」
折木「は?」
伏羲「実はな奉太郎。
……………わしは道士なのだ」
折木「……………道士?」
伏羲「む。道士では通じぬか。
無理もない。今時人間界に来る道士はおらんからのう」
折木「…………それで結局何だ、道士って」
伏羲「うん?まぁ、お主らの馴染みのある言葉で言うと『仙人』ということになるな」
折木「はぁ?仙人?」
伏羲「正式には、わしは弟子を取っておらんので道士と名乗っておる」
折木「………………」シラーッ
伏羲「むっ、その眼、信じておらぬな?」
無理もない。今時人間界に来る道士はおらんからのう」
折木「…………それで結局何だ、道士って」
伏羲「うん?まぁ、お主らの馴染みのある言葉で言うと『仙人』ということになるな」
折木「はぁ?仙人?」
伏羲「正式には、わしは弟子を取っておらんので道士と名乗っておる」
折木「………………」シラーッ
伏羲「むっ、その眼、信じておらぬな?」
折木「いや、信じろという方が無理だろう。
懐から破れた俺の教科書が出てきた方がまだ納得できる」
伏羲「やーれやれやれ。若いくせに頭が固いのー」フイー
折木「む」
伏羲「よっしゃ。そこまで言うのなら証拠を見せてやろう」スクッ
折木「証拠?」
伏羲「うむ。………これが何か分かるか?」スッ
折木「さっきアンタがしこたま食べた桃の種だろ」
伏羲「うむ。美味かったぞ」
懐から破れた俺の教科書が出てきた方がまだ納得できる」
伏羲「やーれやれやれ。若いくせに頭が固いのー」フイー
折木「む」
伏羲「よっしゃ。そこまで言うのなら証拠を見せてやろう」スクッ
折木「証拠?」
伏羲「うむ。………これが何か分かるか?」スッ
折木「さっきアンタがしこたま食べた桃の種だろ」
伏羲「うむ。美味かったぞ」
折木「そんなもので何を」
伏羲「それをそこの土に埋めよ」
折木「はぁ?」
伏羲「ホレ、スコップだ」キコキコキコーン
折木「何処から出した」
伏羲「いいからさっさと掘って埋めるのだ。『やるべきことは手短に』、であろう?」ニヨニヨ
折木「」イラァ
伏羲「それをそこの土に埋めよ」
折木「はぁ?」
伏羲「ホレ、スコップだ」キコキコキコーン
折木「何処から出した」
伏羲「いいからさっさと掘って埋めるのだ。『やるべきことは手短に』、であろう?」ニヨニヨ
折木「」イラァ
ザックザック
ポイポイ
ペタペタ
折木「…………これでいいのか」
伏羲「上出来だ。これに……」ゴソゴソ
折木「………まだ何か出てくるのか」
伏羲「コレを使うのだっ!」テレレッテレー
折木「…………それは?」
伏羲「桃の成長に効くハゲの薬だ!」
折木(どう見てもリ○ップだが)
伏羲「じぇいっ!」ピチョピチョ
シーン……………
折木「………何も起きないが」
伏羲「まぁ見ておれ」
ムクッ
折木「ん?」
伏羲「」ニヤッ
ムクムクムクッ
折木「嘘だろ……」
ムクムクムクズドドドドドドォーーーーーー!!
折木「い、一瞬で実がなった……」
伏羲「はーーーーっはっはっはっは!!!」
ムクッ
折木「ん?」
伏羲「」ニヤッ
ムクムクムクッ
折木「嘘だろ……」
ムクムクムクズドドドドドドォーーーーーー!!
折木「い、一瞬で実がなった……」
伏羲「はーーーーっはっはっはっは!!!」
折木「なんだよこれ……どうなってるんだ?」
伏羲「見たか奉太郎!これがわしの力よ!」カッカッカ
折木「い、いや、ひょっとしたらその薬に仕掛けが…」
伏羲「疑り深いヤツだのー。……ならば周りを見るがよい」
折木「周り?」キョロキョロ
主婦「………丁目のスーパーで卵が……」
学生「……マジで?どんだけーww………」
老人「………今日こそは須藤さんから一局……」
折木「………だれもこっちに気づいてない…」
伏羲「見たか奉太郎!これがわしの力よ!」カッカッカ
折木「い、いや、ひょっとしたらその薬に仕掛けが…」
伏羲「疑り深いヤツだのー。……ならば周りを見るがよい」
折木「周り?」キョロキョロ
主婦「………丁目のスーパーで卵が……」
学生「……マジで?どんだけーww………」
老人「………今日こそは須藤さんから一局……」
折木「………だれもこっちに気づいてない…」
伏羲「うむ。ここから半径10メートル以内の事物をわしら以外の人間は認識できん。
……そういう空間を作った」
折木「望……アンタまさか本当に……」
伏羲「やーっと信じたのか?」
折木「…………これだけ証拠を見せられたら、な」
……そういう空間を作った」
折木「望……アンタまさか本当に……」
伏羲「やーっと信じたのか?」
折木「…………これだけ証拠を見せられたら、な」
…………
…………………
…………………………
伏羲「さて、ようやくお主が信じたところで商談に移ろうかのう」
折木「商談?」
伏羲「桃の礼だ。お主の望みを言うてみい」
折木「俺の……望み?」
伏羲「たいていのことなら叶えてやるぞ?ホレホレ、言うてみい」ホレホレ
折木「望み………」
…………………
…………………………
伏羲「さて、ようやくお主が信じたところで商談に移ろうかのう」
折木「商談?」
伏羲「桃の礼だ。お主の望みを言うてみい」
折木「俺の……望み?」
伏羲「たいていのことなら叶えてやるぞ?ホレホレ、言うてみい」ホレホレ
折木「望み………」
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