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元スレほむら「世界の、最後の7日間」
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地球を救うと隕石の軌道をそらすって意味違うけど今の状況だと結果に差がないよね
さやかでも叶うだろ
さやかでも叶うだろ
ほむら(巴マミが死に……その結果、罪悪感から少しでもまどかが魔法少女になるよう、気持ちが傾いてくれれば)
ほむら(………まどかを説得しやすくなる)
ほむら(この世界を救うために、契約して、って)
ほむら「………ふふ」
ほむら(これじゃ、まるでインキュベーターと同じじゃないの……)
ほむら「…………最低ね」
ほむら(………まどかを説得しやすくなる)
ほむら(この世界を救うために、契約して、って)
ほむら「………ふふ」
ほむら(これじゃ、まるでインキュベーターと同じじゃないの……)
ほむら「…………最低ね」
ほむら(とてもまずい状況だわ)
ほむら(もう残り三日を切ってしまう)
ほむら(………やはり、まどかに……いえ、駄目よ)
ほむら(そんなことをしても、インキュベーターの思う壺……?)
ほむら「……そういえば」
ほむら(最初に奴と話した時、インキュベーターの様子は僅かにおかしかったように思う)
ほむら(もう残り三日を切ってしまう)
ほむら(………やはり、まどかに……いえ、駄目よ)
ほむら(そんなことをしても、インキュベーターの思う壺……?)
ほむら「……そういえば」
ほむら(最初に奴と話した時、インキュベーターの様子は僅かにおかしかったように思う)
ほむら(もし、『地球滅亡』自体が、インキュベーターによるデマだったら)
ほむら(今までインキュベーターは嘘をつかない、なんて勝手に信じていたけれど)
ほむら(……そうしたら、あいつにとってどんな得がある?)
ほむら「……決まってる」
ほむら(…………まどかの契約だ)
ほむら(今までインキュベーターは嘘をつかない、なんて勝手に信じていたけれど)
ほむら(……そうしたら、あいつにとってどんな得がある?)
ほむら「……決まってる」
ほむら(…………まどかの契約だ)
ほむら(その日が近付くにつれ、私は焦り、形振り構わなくなっていく)
ほむら(そして『私が』無理矢理まどかに契約するよう迫る)
ほむら(インキュベーターは莫大なエネルギーを手にし、そして『私が』まどかに契約させた事になる)
ほむら(私は自分がしでかしたことに気付き、絶望してしまうかもしれない)
ほむら(そして『私が』無理矢理まどかに契約するよう迫る)
ほむら(インキュベーターは莫大なエネルギーを手にし、そして『私が』まどかに契約させた事になる)
ほむら(私は自分がしでかしたことに気付き、絶望してしまうかもしれない)
ほむら(……最悪のシナリオね……)
ほむら「それに、もう一つ」
ほむら(本当に地球が滅亡するのだとすれば、私にではなく、まどかに直接言えば良いことよ)
ほむら(心優しいあの子の事よ、きっと何も疑わずに契約してしまうでしょう)
ほむら(でもそうせず、わざわざ私経由で事を進めているのが何よりの証拠)
ほむら「それに、もう一つ」
ほむら(本当に地球が滅亡するのだとすれば、私にではなく、まどかに直接言えば良いことよ)
ほむら(心優しいあの子の事よ、きっと何も疑わずに契約してしまうでしょう)
ほむら(でもそうせず、わざわざ私経由で事を進めているのが何よりの証拠)
ほむら(……でも、まどかの契約は?)
ほむら(何といって契約させるつもりなのかしら……いえ)
ほむら(結局どう願っても、歪んだ形で叶えられるのでしょう)
ほむら("地球を滅亡させないでほしい"と願えば、半永久的な平和が訪れる)
ほむら("隕石を消して"と願ったら、恐らくそこらの本来地球と何の関わりもない隕石を消して見せるだけ)
ほむら(何といって契約させるつもりなのかしら……いえ)
ほむら(結局どう願っても、歪んだ形で叶えられるのでしょう)
ほむら("地球を滅亡させないでほしい"と願えば、半永久的な平和が訪れる)
ほむら("隕石を消して"と願ったら、恐らくそこらの本来地球と何の関わりもない隕石を消して見せるだけ)
ほむら(それでも私たちに知る術なんて無い)
ほむら(「世界を救えた」なんて喜び、魔法少女業に精を出す)
ほむら「…………反吐が出るわ」
ほむら「インキュベーター、いるんでしょ。出てきなさい」
QB「……何だい」
ほむら(「世界を救えた」なんて喜び、魔法少女業に精を出す)
ほむら「…………反吐が出るわ」
ほむら「インキュベーター、いるんでしょ。出てきなさい」
QB「……何だい」
ほむら「あなたの企みは分かってるの、そろそろ白状したらどうかしら?」
QB「いきなり何の事だい、訳が分からないね」
ほむら「地球滅亡なんて、あなたの下らない嘘なのでしょう」
QB「……現実逃避して、ついにそんなことを考えるようになったのかい」
QB「以前の君なら、もっと純粋に考えていただろう。どうしたらこの状況を打破できるか、とね」
QB「いきなり何の事だい、訳が分からないね」
ほむら「地球滅亡なんて、あなたの下らない嘘なのでしょう」
QB「……現実逃避して、ついにそんなことを考えるようになったのかい」
QB「以前の君なら、もっと純粋に考えていただろう。どうしたらこの状況を打破できるか、とね」
ほむら「口が達者ね、そうやってまどかの契約に漕ぎつけるつもりかしら?」
QB「………」
ほむら「…何とか言いなさいよ」
QB「その質問に答える前に、聞いておきたいことがあるんだ」
ほむら「何よ」
QB「まだ仮説の域を出ていなくてね、僕としても半信半疑なんだけど」
QB「………」
ほむら「…何とか言いなさいよ」
QB「その質問に答える前に、聞いておきたいことがあるんだ」
ほむら「何よ」
QB「まだ仮説の域を出ていなくてね、僕としても半信半疑なんだけど」
QB「君の能力と、願いに関する話さ」
QB「暁美ほむら、君は何度も一定期間を繰り返しやり直している、間違いないかい?」
ほむら「答えてどうなるのかしら」
QB「君にメリットは無いね」
ほむら「なら答えないわ」
QB「暁美ほむら、君は何度も一定期間を繰り返しやり直している、間違いないかい?」
ほむら「答えてどうなるのかしら」
QB「君にメリットは無いね」
ほむら「なら答えないわ」
QB「きっとそういうだろうと思ったよ。君は強情だからね」
ほむら「要件はそれだけ?ならもう良いわ、消えて」
QB「待ってくれ。僕もそう簡単に引き下がるわけにはいかないんだ」
ほむら「あなたの事情なんて、私の知ったことじゃないわ」
QB「………それが鹿目まどかと、今回の地球滅亡に関することだとしてもかい?」
ほむら「要件はそれだけ?ならもう良いわ、消えて」
QB「待ってくれ。僕もそう簡単に引き下がるわけにはいかないんだ」
ほむら「あなたの事情なんて、私の知ったことじゃないわ」
QB「………それが鹿目まどかと、今回の地球滅亡に関することだとしてもかい?」
ほむら「だからそれは嘘なんでしょう、いつまでもくどくどと……」
QB「嘘じゃないさ。僕は一度だって偽の情報を流した事は無い」
ほむら「………フン」
ほむら(もし、こいつの言ってることが正しければ………私の推理が、見当外れのものだとしたら………?)
ほむら(………本当に、地球が滅びるとでもいうの……)
QB「嘘じゃないさ。僕は一度だって偽の情報を流した事は無い」
ほむら「………フン」
ほむら(もし、こいつの言ってることが正しければ………私の推理が、見当外れのものだとしたら………?)
ほむら(………本当に、地球が滅びるとでもいうの……)
ほむら「……分かったわよ、話すわ」
ほむら「……そうよ、お前の想像通り、私は何度もこの一カ月をやり直している」
ほむら「お前からまどかを………守るために」
QB「……やはりそうかい」
ほむら「だからどうだっていうのかしら?」
QB「君の話で、僕の仮説の裏付けが取れた。ほむら、地球が滅亡してしまうのはね」
ほむら「……そうよ、お前の想像通り、私は何度もこの一カ月をやり直している」
ほむら「お前からまどかを………守るために」
QB「……やはりそうかい」
ほむら「だからどうだっていうのかしら?」
QB「君の話で、僕の仮説の裏付けが取れた。ほむら、地球が滅亡してしまうのはね」
QB「全て、君のせいなんだ」
ほむら「だから何度も言っているでしょう、あなたの嘘は見破っているって」
ほむら「今更引き延ばす必要は無いわ」
QB「違うよ、ほむら。僕は嘘なんて一つもついてない」
ほむら「嘘よ」
QB「嘘じゃないさ」
ほむら「……………なら、証拠を見せなさい。私の信頼に値する物を」
QB「証拠はないけど、説明は出来るんだ」
QB「聞きたいかい?」
QB「嘘じゃないさ」
ほむら「……………なら、証拠を見せなさい。私の信頼に値する物を」
QB「証拠はないけど、説明は出来るんだ」
QB「聞きたいかい?」
ほむら(こいつの話が全て真実だったのか、そうでないのか)
ほむら「………」
ほむら(判断は、こいつの話を聞いてからでもできる……)
ほむら「……良いわ……話しなさい」
QB「……まず最初に引っ掛かったのは、君が鹿目まどかに固執している点だった」
QB「理由は後で言うけど、僕の目にはとても奇妙に映った」
ほむら「………」
ほむら(判断は、こいつの話を聞いてからでもできる……)
ほむら「……良いわ……話しなさい」
QB「……まず最初に引っ掛かったのは、君が鹿目まどかに固執している点だった」
QB「理由は後で言うけど、僕の目にはとても奇妙に映った」
QB「そしてもう一つ、君が異常に物を知っている、その上僕と契約していない魔法少女だという事」
QB「これだけで、君が恐らくは別の、もっと未来の時間軸からやってきたことは想像がついた」
ほむら「…………」
QB「君と初めて対峙した時、僕は違和感を持った」
QB「さっきも言ったが、何故君がこんなにも鹿目まどかに執着するのか、ということにね」
QB「これだけで、君が恐らくは別の、もっと未来の時間軸からやってきたことは想像がついた」
ほむら「…………」
QB「君と初めて対峙した時、僕は違和感を持った」
QB「さっきも言ったが、何故君がこんなにも鹿目まどかに執着するのか、ということにね」
ほむら「……そんなの、大切な友達だからに決まっているじゃない」
ほむら(もし本当に地球が滅亡の危機なのだとしたら……やはりまどかに………契約を……)
ほむら(……何を考えているの、暁美ほむら!それじゃこいつの思う壺よ)
ほむら(いえ、でも……それ以外に選択肢が……)
ほむら(くっ……私は……)
ほむら(もし本当に地球が滅亡の危機なのだとしたら……やはりまどかに………契約を……)
ほむら(……何を考えているの、暁美ほむら!それじゃこいつの思う壺よ)
ほむら(いえ、でも……それ以外に選択肢が……)
ほむら(くっ……私は……)
QB「………そこがおかしいんだよ」
ほむら「!」
QB「"友達だから"なんて関係ないのさ
僕が言ってるのは、そういう意味じゃない」
ほむら「……どういう意味よ」
QB「……僕が疑問だったのはね、なぜ君が
『魔法少女の素質が全くない少女を、僕から守ろうとしているのか』
という事だったんだ」
ほむら「!」
QB「"友達だから"なんて関係ないのさ
僕が言ってるのは、そういう意味じゃない」
ほむら「……どういう意味よ」
QB「……僕が疑問だったのはね、なぜ君が
『魔法少女の素質が全くない少女を、僕から守ろうとしているのか』
という事だったんだ」
ほむら「何ですって……?」
QB「何もおかしいことは言ってないさ」
ほむら(そんなはずは無い……まどかはいつも、魔法少女としての資質を備えていた)
ほむら(それが無くなるなんて事………。やはりこいつは、嘘をついている)チャキ
QB「早まるのはやめてくれ、ほむら。僕の話はまだ終わっていない」
QB「何もおかしいことは言ってないさ」
ほむら(そんなはずは無い……まどかはいつも、魔法少女としての資質を備えていた)
ほむら(それが無くなるなんて事………。やはりこいつは、嘘をついている)チャキ
QB「早まるのはやめてくれ、ほむら。僕の話はまだ終わっていない」
ほむら「…………」
QB「……良いかい、続けるよ」
QB「そこで僕は仮説を立てた。もしかしたらこの少女は、前ほむらのいた世界では素質があったのかもしれない、とね」
QB「そうすると、全てが一つにつながるんだ。君のことも、まどかのことも、そして隕石のことも」
QB「……良いかい、続けるよ」
QB「そこで僕は仮説を立てた。もしかしたらこの少女は、前ほむらのいた世界では素質があったのかもしれない、とね」
QB「そうすると、全てが一つにつながるんだ。君のことも、まどかのことも、そして隕石のことも」
ほむら「……確かにまどかは今まで大きな力を持っていたわ。でもそれは隕石とは……」
QB「関係あるんだよ、ほむら」
QB「……一つ質問するが、ひょっとしてまどかは、君が時を巻き戻すたび、強力な魔法少女になっていったんじゃないのかい?」
ほむら「!!」
QB「……どうやら心当たりがあるようだね。なら話は早い」
QB「関係あるんだよ、ほむら」
QB「……一つ質問するが、ひょっとしてまどかは、君が時を巻き戻すたび、強力な魔法少女になっていったんじゃないのかい?」
ほむら「!!」
QB「……どうやら心当たりがあるようだね。なら話は早い」
QB「良いかい、まどかは君の時間遡行の基点となっていた。君が時を返すたび、まどかに因果が溜まっていった」
QB「そしてまどかの素質も比例していった」
ほむら「私のしてきた事が、まどかを……?」
QB「ここからさ、ほむら。そうやって溜まりに溜まった因果は、到底一人の少女が持てる限界を超えていた」
ほむら(………………そんな……)
QB「そしてまどかの素質も比例していった」
ほむら「私のしてきた事が、まどかを……?」
QB「ここからさ、ほむら。そうやって溜まりに溜まった因果は、到底一人の少女が持てる限界を超えていた」
ほむら(………………そんな……)
QB「そして今回、君が新たにまどかに巻きつけた因果の糸で、まどかのギリギリだったキャパシティもついにパンクし、そして」
QB「想像を絶する歪みが、まどか目掛けて一直線に向かって来ている訳だ」
QB「地球を滅ぼす、魔力の隕石としてね」
ほむら「………そんな………私、が………」
QB「想像を絶する歪みが、まどか目掛けて一直線に向かって来ている訳だ」
QB「地球を滅ぼす、魔力の隕石としてね」
ほむら「………そんな………私、が………」
QB「お手柄とは言えないね、ほむら。おかげで僕も大慌てさ。ギリギリまでエネルギーの収集を必死こいてやらなくちゃいけないからね」
ほむら「………嘘………嘘よ…………ッ!」
QB「それじゃ、伝えることは全て伝えた」
QB「あと三日――も無いかもしれないけど、精々楽しむといいさ、それじゃあね!」
ほむら「………嘘………嘘よ…………ッ!」
QB「それじゃ、伝えることは全て伝えた」
QB「あと三日――も無いかもしれないけど、精々楽しむといいさ、それじゃあね!」
五日目
ほむら(………)
ほむら(もう、私に出来ることは無い)
ほむら(頼みの綱だった、まどかは素質を持っていない)
ほむら(さやかは………例え出来たとしても、地球を救えるような素質は持っていない)
ほむら「私のしてきた事は…………」
ほむら(………………無駄だったの………?)
ほむら(………)
ほむら(もう、私に出来ることは無い)
ほむら(頼みの綱だった、まどかは素質を持っていない)
ほむら(さやかは………例え出来たとしても、地球を救えるような素質は持っていない)
ほむら「私のしてきた事は…………」
ほむら(………………無駄だったの………?)
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