元スレ恒一「ウォーターボーイズ」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
1 :
赤沢「多数決の結果、文化祭での3組の出し物は男子だけのシンクロをやる事に決定しました」キリッ
綾野「いえー!」
小椋「FOOOOOOO!!」
見崎「……」パチパチ
杉浦「これも泉美のためこれも泉美のためこれも泉美のためこれも泉美のため……」ボソボソ
風見「」
勅使河原「まさか女子が結託して票を固めてくるなんて……」
望月「男子は事前の相談とか考えてもなかったからコスプレ喫茶とかジャズ発表とか色々に割れちゃったからね……」
恒一「はは……。でも男だけのシンクロって何が面白いんだろ……」
赤沢(面白いわよ! 別に恒一くんの裸体を鑑賞できればそれで)
綾野(いいんだよ! むしろこういっちゃん一人だけでもいいんだよ!)
江藤「……」
3 :
最高だ
4 = 1 :
勅使河原「でもシンクロってどうやるんだ?」
恒一「うーん、東京に居た頃もスイミングとかあんまり興味なかったし、イメージ的にあまり女性の競技という事しか……」
勅使河原「だよなー……」
望月「やっぱりプロとか映像とか見て勉強したほうがいいのかな?」
風見「そうだね。それをお手本にしてみたほうがいいね」
勅使河原「なあ、俺ら男はシンクロをするとして、女子はやっぱり裏方とかやるのか?」
赤沢「ええ、モギリとか観客の誘導とかもしなくちゃいけないし。当然よ!」
勅使河原「ふぅん」
赤沢(まあ、開幕したら特等席で見るんだけど)
杉浦(男の裸なんて見て何が面白いのかしら……。見るならやっぱり泉美の……)
金木(! 同類の臭い!)ピクッ
松井(こら。見るのは私だけでしょ)
金木(///)
風見「とりあえず、男子は放課後にでも集まってビデオでも見てみよう」
7 :
>>1
そういや江藤は水泳部だったっけ
8 = 1 :
勅使河原「千曳先生から借りてきた!」
望月「あの人何でも持ってるよね」
勅使河原「図書室勤務って暇なんだな」
中尾「ビデオの再生はまかせろー!」ピッ
恒一「あ、始まった」
勅使河原「お、一人か?」
猿田「まだ競技前の様子ぞなね。水着は着ているけど椅子にこしかけて……」
王子「? 何か様子が変だね」
風見「……?」
勅使河原(あれ、これ……)
水野「?……」
辻井「……」
勅使河原(シンクロって最初、AVのインタビューみたいな事するのか……?)
望月「ていうかこれ完全AVだよね」
9 :
中尾…
11 = 1 :
勅使河原「今度こそちゃんとしたの借りてきた!」ギンギン
米村「図書室で何やってるんだよあの人……」ギンギン
前島「それ以上言うな……」ギンギン
辻井「女優はキレイ系な人だったな」ギンギン
川掘「俺としては男優は好みじゃなかったがな。女じゃ抜けねえし」
猿田「すごかったぞな……///」ギンギン
王子「まさか裏モノだったなんて驚きだよね」ギンギン
勅使河原「よーし、今度こそ再生するぞー!」ギンギン
風見「今度こそしっかり頼むぞ」ギンギン
ピッ
恒一「あ、いきなりプールからなのか」ギンギン
12 = 1 :
赤沢「男子達しっかり見てるのかしら」
小椋「さあ」
綾野「どうする? 様子見に行く?」
赤沢「そうね! 文化祭対策委員も兼ねてるからには失敗させるわけにはいかないしね!」
綾野「わーい」
小椋(ホント泉美は『対策』って名前のついたものにはこだわるわね)
綾野「行くとしたら千曳先生が今のうちだね」
小椋「それにしてもさっき先生勅使河原に呼ばれて青い顔してたけど何かあったのかな?」
綾野「さあ、でもまあ行けば分かるって」
赤沢「ほら、早く行かないと置いていくわよ!」ワクワク
綾野「浮かれてるなぁ」
13 = 1 :
恒一「」
勅使河原「」
望月「」
水野「」
高林「」
ガラッ
赤沢「ほら、様子見に来たわよ……って何この臭い」
小椋「いやだ、男クサイというか生臭いというか……」
綾野「それで何で男子はビデオ見たまま固まってるの?」
赤沢「??」
赤沢「ちょっ、どうしたのよ一体……」
15 = 7 :
千曳先生吊るしあげられるだろ、これwww
16 = 1 :
勅使河原「」
勅使河原「む、ムリだろ……」
望月「あれだけ水中を自在に泳ぎまわるとか不可能に近いよね」
辻井「正直レベルが違うというか……」
赤沢「ちょっと、あんた達一体何を見たのよ?」
川掘「……あれは学生ができるレベルじゃねえよな」
恒一「……」
勅使河原「悪い赤沢、ちょっと考えさせてくれねえか……?」
赤沢「何よ! クラスの決め事は絶対なのよ!?」
勅使河原「わかってるけどよ……」
勅使河原「あんなパフォーマンス見せられたら俺達もどうしていいか分からなくてよ……」ダッ
ソーダヨナ ヤッパリムボウダッタンダヨ アンナノヲヤレナンテフェアジャナイヨネ サスガニコレハオレニハマカセラレナイナー ザワザワ
綾野「」
小椋「」
赤沢「……一体、何を見たっていうの?」
17 = 1 :
小椋「」ハッ
小椋「ちょ、とりあえずビデオを巻き戻して見てみようよ」
綾野「……そ、そうだね。何がそこまで男子を追い込んだのか分かるかもしれないし」
赤沢「そうね、百聞は一見にしかずなんていうし」
赤沢「ただ、私たちもあの様子からすると、見るのに覚悟が居るという事は分かるわね」
赤沢「……」
赤沢「よし、じゃあ再生するわよ?」ピッ
赤沢「……」
綾野「……」
小椋「……!」
赤沢「こ、これは――」
19 = 1 :
勅使河原「じゃあまた明日な……」
恒一「うん……」
恒一(ああ、そういえば教室に水着忘れてたっけ)
恒一(ホントなら今日、ビデオ見終わった後に市民プールで練習する予定だったから……)
恒一(気が重いけど、最近私物んの紛失とか特に酷くなってるし盗まれないうちに持って帰るか)
恒一「ハア……」
恒一(気が重いなぁ……)
ファイトー ピー モットシッカリー
恒一「? 水泳部?」
恒一「そういえば、江藤さんも水泳部なんだっけか。もしかしたら水泳部の人たちならあの程度余裕なのかもしれないし、ちょっとのぞいていこうかな……」
恒一「……」
20 :
気胸持ちなのにシンクロは出来ないだろよ…
21 = 1 :
恒一「あー、やってるやってる」
ピー
江藤「……!」ダッ
恒一「お、江藤さんのクロール綺麗だなぁ!」
恒一(そういえば東京の学校は男子校だったし、同い年の女子のちゃんとした泳ぎを見るのは始めてかも……)
バシャバシャ
恒一「おー、早い早い……」
恒一「……」
恒一(それでもやっぱり、さっき見たビデオみたいな事はできないんだろうなぁ……)ハア
江藤「……」ハアハア
恒一「ぶっちぎりでゴールしたなあ」
江藤「! ……榊原くん?」
恒一「!」ドキ
22 :
つか川掘おい
24 = 1 :
江藤「ごめんね、部活終わるまで待たせちゃって」
恒一「いやいや、僕が勝手に残っただけだから……」ハハ
恒一「それにしても江藤さんのクロール、思わず見惚れちゃったよ。あんな綺麗なフォームは初めて見た」
江藤「えへ、まあ毎日練習してるしね」
恒一「大会はいつなの?」
江藤「……大会は終わっちゃったけど高校でも続ける予定だし、ちょくちょく顔出してるんだ」
恒一「あ、ごめん」アセ
江藤「……それにしてもどういう風の吹き回し?」
恒一「?」
江藤「何かあったんでしょ。今日は男子、ビデオ見た後市民プール集合だったし」
恒一「はは、まあいろいろとあってね……」
江藤「ふぅん。まあ言いたくないならそれ以上は聞かないけど」
恒一「……」
恒一「江藤さんってさ、プールのなかでカンフーとかできる?」
江藤「!? ……カンフー?」
26 = 1 :
江藤「動きだけならできると思うけど」
恒一「いや、例えばブルース・リーみたいに奇声をあげながら目にも止まらぬ拳法なんだけど……」
江藤「……水の抵抗とかあるからそんな動きはムリだと思うけど……」
恒一「いや、できないならいいんだけど……、あ! じゃあ水面走りは?」
江藤「」
恒一「インド映画見たいなダンスしながら近接格闘とか……」
江藤「」
江藤「マンガとか話?」
恒一「いや、シンクロナイズドスイミングの話」
江藤「」
恒一「?」
江藤「そんな動きはシンクロ云々とか以前の話だと思うんだけど……」
恒一「……ビデオだと中国人の人たちがそうやってシンクロしてたけど……」
恒一「何が一体どうなってるんだ……」
江藤「ビデオ?」
27 = 1 :
赤沢「」
綾野「」
小椋「」
千曳「おや、部室の方にいないと思ったらここにいたのか」
千曳「……?」
千曳「どうしたんだい、そんな顔して」
赤沢「」
赤沢「もしかしたら私たちはとんでもない事を恒一くん達に要求したかもしれません」
綾野「まさかシンクロの競技がここまでハードなものだったなんて……」
千曳「確かにシンクロはハードだが、言うほどのものでもないはずだが?」
小椋「……」
小椋「でもビデオには……」
千曳「ビデオ……?」
千曳「」
千曳「これは私のZ級映画コレクションの一つじゃないか……」
29 = 1 :
赤沢「映画……」
綾野「あれが、ですか……?」
千曳「ああ、中国系のパロディー映画でね。ドキュメンタリー調の作りなんだが、そうか君達はこれを見たのか」
千曳「そもそもこのドキュメンタリー形式自体がすでにウディ・アレンのカメレオンマンのパロディーでね」
千曳「燃えよドラゴンとかレモ第1の挑戦とか色々取り入れた雑食系の映画なのだが」
千曳「いかんせん中途半端にリアリティーを求めたせいか中途半端となった映画でね」
千曳「私の趣味の一つというわけさ」
赤沢「……」
綾野「……」
小椋「……」
千曳「はてしかし、なぜこれがここにあるのかな?」
31 = 1 :
江藤「だから、シンクロってのはそんなものじゃないんだって!」
恒一「でも僕の見たドキュメンタリーではシンクロは格闘を取り入れた水中舞踏の一つだって字幕が……」
江藤「だーかーらー!!」
恒一「ドキュメンタリーの定義自体”実在の出来事に、虚構等を含めることなく記録し構成した映像作品”だし、あれがシンクロの姿なんだって!」
江藤「もー!!」バタバタ
江藤「シンクロはそんな物騒なものじゃないのー!!」
恒一「……!」
江藤「……」
江藤「わかった」
恒一「……?」
江藤「ほら、榊原くん脱いで!」
恒一「!? え、どういう……」
江藤「水着持ってきてるんでしょ? 私が一からシンクロについて教えるから!」
江藤「ほら脱いだ脱いだ!」
恒一「」
33 = 1 :
恒一「いいのかな、学校のプールに忍びこんで……」
江藤「まあ、大会前だと普通のこれくらいの時間まではやってたし、いつもは終わった後でもクールダウンで残って子とかいるし大丈夫でしょ」
恒一「……はあ」
江藤「シンクロナイズドスイミングってね、クロールとかバタフライとか自由型みたいな時間の勝負とかじゃなくてね、ダンスしているみたいに音楽に合わせて体を動かして、技の完成度とか芸術性とか表現力とかで争うの」
恒一「格闘は?」
江藤「パフォーマンスとしていれてもいいだろうけど、そういうのは普通は見ないね」
恒一「へえ、じゃあ僕らが見たのは中国版のシンクロって事なのかな」
江藤「……」
江藤「まあ、そう思ってる方が気が楽になるなら……」
恒一「そっか、なるほど。僕らは日本式を目指せばいいのか」
江藤(シンクロに日本式とかないとは思うけど、まあ気が紛らわせられるならそれで……)
江藤「そうだね!」
34 = 3 :
江藤さんSS久しぶりに見た
36 = 1 :
恒一「なんだかまたヤル気が沸いてきたぞ」
江藤「……」
江藤「ねえ、もし良かったらこの後家に来ない」
恒一「?」
江藤「ほら、榊原くんはちゃんとしたシンクロを見た事ないんでしょ?」
江藤「私個人が今やろうと思えばできるけど、文化祭の出し物は団体の方だから……」
恒一「もしかして、江藤さん参考になりそうなのを持ってるの?」
江藤「……」
江藤「い、一応」
恒一「へえ、楽しみだなぁ。三度目の正直ってこのことだったのか」
江藤「……」
江藤「……///」
37 :
38 = 1 :
恒一「お邪魔します……っと」
江藤「どうぞどうぞ///」
恒一「へえ、女の子の部屋は何人か行った事があるけど、江藤さんのもまた個性的だね」
江藤「……」
江藤「何人かねぇ……」ボソッ
恒一「ポスターとか水泳選手とは分かるけど名前までは分からないし、それにトレーニング機器とかここまで充実してるのは同性の家でもなかなか見た事ないよ」
江藤「トレーニングとかはしっかりしたものを使ってるからね」
江藤「クロールとかは大胸筋とか三角筋、上腕筋や腹斜筋とか腹筋回り、体幹も鍛えなきゃいけないしね」
江藤「自慢じゃないけど腹筋は八つに割れてるよ」フフ
恒一(ああ、そういえば、さっきの水着姿の時、スレンダーだったけど必要な所に筋肉がしっかりついてる印象だったっけ……)
恒一「まあ健康的な事にこしたことはないよね」
39 = 1 :
ちょっと席を離れるわ
41 = 2 :
ほ
42 = 7 :
>>37
そういや3枚目の右下はBDでは修正されるのかな
45 :
>>42
何を修正すんの?
46 :
濃厚なホモSSと思わせておきながら江藤SSか
やるな
47 = 7 :
>>45
両足の間の輪郭線がないから不自然になってる。まあパンツを描くことはないんだろうけど
48 = 30 :
ほ
49 = 2 :
ほ
50 = 2 :
ほ
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