元スレ王様「勇者、お前は地下行き決定じゃ」勇者「え!?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★★★
51 = 1 :
戦士「誰にも言うなよ?」
勇者「あ、ああ」
戦士「実はここの食堂な。結構料理余るんだよ」
勇者「余る?」
戦士「だからこうやってここで袖の下渡しておけば、それを格安で譲ってくれるってわけだ」
勇者「そうなのか!」
戦士「お前だから紹介してやるんだぜ」
勇者「戦士……お前いいやつだな」ガシッ
戦士「5万渡しておけば1ヶ月は食事出してくれるからよ」
勇者「5万だな。わかった」スッ
料理長「へへっ、毎度。戦士、また頼むぜ」
52 :
騙されてるんじゃないか
54 = 1 :
―――次の日
勇者「腹減ったな……飯にするか」スタスタ
ワイワイ
勇者「牛丼特盛り、ネギだく、つゆ抜きで」
料理長「わりぃ、今日はお前らの分まで材料余りそうにねーんだ」
勇者「そ、そうなのか?」
料理長「食いたいんなら正規料金で頼むわ」
勇者「わ、分かった」スッ
料理長「毎度ー」
55 :
やっぱりな・・・
56 :
首輪着いてるのに強かったり幻術使えるのはなんで?
58 = 1 :
―――一週間後
戦士「ひーふーみー、やっぱ新入りは騙しやすいぜ」
ドドドドドドッ
バタンッ
勇者「おい!戦士!」
戦士「よお、兄弟。どうした?」
勇者「食堂の材料全然余らないじゃないか!どうなってるんだ」
戦士「そりゃそういうこともあるだろ。たまたまだよ。たまたま」
勇者「たまたまってもう1週間だぞ」
戦士「そういうこともあるだろ」
勇者「まさか戦士……俺を騙したんじゃ……」
戦士「ぷっ……がはははははは」
勇者「何がおかしい」
戦士「俺が騙したって?どうやって証明するんだよ」
59 :
脳筋に騙されるなんて・・・
60 :
こういう場所で頭いい奴に騙されると死ぬまで騙されたことにも気付けないらしいぞ
運が良かったな勇者
61 = 1 :
勇者「なっ……」
戦士「食堂の材料は余ってるのかもしれない、それとも本当に足りないのかもしれない」
戦士「お前それ証明できんの?」
勇者「くっ……」
戦士「まぁそう睨むなよ、兄弟」ガシッ
勇者「うるさい、離せ」
戦士「ここはそういうところだって分かったんだ。いい勉強になっただろ?」
62 = 1 :
勇者「……」
戦士「それにお前もうすぐ試合あるらしいし、教えておいてやるよ」
勇者「試合のことで?」
戦士「俺と戦ったときは1対1だったが、試合はそれだけじゃねえ」
戦士「相手が女の場合はハンデってことで1対2で戦うことになる。女の方が腕力よええからよ」
戦士「1対2の時は気をつけろ。一人に集中しちまうと背中がら空きになっちまうぞ」
勇者「なんでそんなこと教えてくれんだよ」
戦士「そりゃお前はいい金づ……親友だからな」
勇者「金づるって言おうとしなよな?お前」
63 = 25 :
戦士馬鹿なのか
64 :
こういうところだと新参は大体弄ばれるよな
65 :
なんでお前らはこういうところの事情しってるんだよww
66 = 59 :
>>65
え?お前地下闘技場送りになったことないの?
67 :
まあでも俺の場合は全く働かなかったらチャラにしてくれた
二度と行きたくない
68 = 60 :
>>65
嘘…だろ…!?
69 :
>>65
ここは"限られたVIP"だぞ?
お前まさか堕ちたことないの?
70 :
なつかしいなおい
71 = 57 :
今まさに地下闘技場から書き込みしてる奴は俺だけじゃないはず
72 :
>>71
ネット使用は100万Gだろ…
いったい何者だよ…
73 = 14 :
お前ら闇を知り過ぎだろwww
74 :
魔王と戦ってる割に余裕のある国だな
75 :
死ね半芝
76 = 55 :
>>73
好き好んで知った訳じゃねーよwww生きる為仕方ねーんだよwww
77 = 1 :
大臣「この間の戦士対勇者は儲かりましたね」
王様「ああ、大入りじゃったわい」
大臣「やっぱりかつての仲間同士とかそういうドロドロしたのみん好きですね」
王様「ああ、みなVIPじゃからな」
大臣「そろそろ次の勇者の試合ですけどどうします?」
王様「次もあいつの仲間にしてみようと思っておる」
大臣「え?まだいるんですか?地下に仲間が」
王様「どうやらあいつは仲間運がなかったようじゃな、最後は一人で戦っておったし」
大臣「それでその仲間とは?」
王様「はっはっは。次は二人組じゃ。盛り上がるぞ」
79 = 52 :
魔王どうした
80 = 48 :
>>79
勇者に賭けて大もうけしたのでとりあえず黙認
81 :
随分と余裕こきまくってる国だな
82 = 18 :
魔王がまともに侵略してないんだろうな
敵味方のお偉いさんに弄ばれる勇者が哀れだ
83 = 1 :
「いらっしゃいませオーマ様」
魔王「ふんっ、入るぞ」スタスタッ
ワイワイ
魔王「相変わらず下らん連中ばかりだな。ここは」
魔王「ちっ……勇者の試合を見るために来ている私もその一人というわけか」
「お客様」
魔王「なんだ、殺されたいのか?」
84 = 1 :
「い、いえ……あのBETはどちらになさいますか?」
魔王「BET?」
「賭けのことでございます。試合でどちらが勝つか賭けをしておりまして」
魔王「下らん……いや……そうだな」ドサドサッ
「えっ、えっ、こ、こんなに賭けるんですか?」
魔王「勇者に全部だ。持っていけ」
「は……はい!あ、こ、これVIPルームのカギです。お使いください」ササッ
魔王「勇者……無様な姿を見せるなよ」
85 = 57 :
これ魔王と勇者の友情物語だろ
地下では結構有名な話
86 = 25 :
俺は魔王ちゃんとベッドに入りたいなぁwwぐへへww
88 = 3 :
古参しか知らないZIPパスとかあるからそんなもんだろ
89 = 48 :
王の言っているVIPは2ちゃんのVIPのことだる
97 = 1 :
ワーワー
魔法使い「やっほー。勇者、ひさしぶりねー」ヒラヒラ
僧侶「お久しぶりです、勇者様」
勇者「魔法使いに僧侶……お前たちまでこんなところに……」
魔法使い「それはあたしたちの台詞だって。真面目な勇者がこんなところに来るなんてねー」
勇者「俺は……」
魔法使い「あたしはねー、旅の途中でいい男がいたからついてったんだけど、これが酷いやつでねー」ペラペラ
―――十数分後
魔法使い「……ってわけでさ、その後……」
勇者「まだ続くのかよ!それにお前は相変わらず人の話きかないな。剣があったら叩ききってたかもしれんぞ」
魔法使い「あー、そういえば女の子相手だと男は武器禁止だっけ」
「ブーブー」
「はやくしろー」
98 = 1 :
魔法使い「あちゃー、お客さん怒ってるわ」
勇者「俺が客でも怒るかもな……僧侶はなんで?」
僧侶「わたしは……借金の保証人になっちゃって……それで……」モジモジ
勇者「そ、そうか……大変だな」
僧侶「あ、もう始めないと……よろしくおねがいします。握手を……」タタッ
ドテッ
僧侶「うううっ……」
勇者「おいおい、大丈夫か?」スッ
戦士「勇者!油断してんじゃねえ!試合始まってんだぞ!」
魔法使い「後ろががら空きよ!火炎魔法!」ゴゴゥ
勇者「ぐお!」
99 = 18 :
今暴れれば誰も止めらんないんじゃないか?
100 = 52 :
この勇者はうんのよさ0
みんなの評価 : ★★★
類似してるかもしれないスレッド
- 王様「勇者よ、>>5じゃ」勇者「え?」 (296) - [54%] - 2016/1/13 19:45 ○
- 魔王「勇者よ、お前はこの世界に疑問をもたないのか?」 (119) - [46%] - 2012/1/12 5:45 ☆
- 王「勇者よ、わしも一緒に魔王を倒したい」 勇者「え……」 (172) - [45%] - 2011/11/28 4:00 ☆
- 魔王「ああ勇者、なぜあなたは勇者なの!?」 (599) - [43%] - 2009/10/12 1:46 ★★★
- 魔王「私が勇者を育てる」勇者「え!?」 (173) - [42%] - 2012/11/2 4:15 ☆
- 式「私は、お前を犯(おか)したい」黒桐「え?」 (162) - [41%] - 2012/3/9 23:45 ☆
トップメニューへ / →のくす牧場書庫について