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元スレP「たまにはアイドル達の希望を叶えてやろうか」
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ウェーイ(オラィオラィ
P「いやーやっぱり真はそういう服も似合うんだなー」
真「プロデューサーさっきから恥ずかしいですよ!」
P「いやまあ正直な感想をだな……ん?」
真「どうしたんですかプロデューサー」
P「いやさっきのワンピに合うような靴、真持ってるか?」
真「……や、持ってないですけど」
P「よし次は靴だ!」
真「ええ!? さすがに悪いですよ!」
P「真の『普通の女の子したい!』プロデュースは中途半端には終われん! 行くぞ真ー!」
P「いやーやっぱり真はそういう服も似合うんだなー」
真「プロデューサーさっきから恥ずかしいですよ!」
P「いやまあ正直な感想をだな……ん?」
真「どうしたんですかプロデューサー」
P「いやさっきのワンピに合うような靴、真持ってるか?」
真「……や、持ってないですけど」
P「よし次は靴だ!」
真「ええ!? さすがに悪いですよ!」
P「真の『普通の女の子したい!』プロデュースは中途半端には終われん! 行くぞ真ー!」
二時間後――
真「はは、なんかすごい事になってますね」
P「女の子のッ……必須アイテム…なめていたっ……この量……まさにっ…!」ガクガクガク
真「プロデューサー、やっぱりボクも持ちますよ」
P「何のぉっ! 女の子に持たせて何が男じゃあ任せときぃ!」ガクガクガク
真「で、でもほら周り見て下さいよ……」
オンナノコモ チャント ニモツ モッテルヨ?
オトコダケガ ニモツモチ ナンテ ドウテイノゲンソウヨネー
P「」ガクガクガク
真「ね、ボクも持ちます!」ニコッ
P「真…た、たしゅかります……」ガクガクガク
真「はは、なんかすごい事になってますね」
P「女の子のッ……必須アイテム…なめていたっ……この量……まさにっ…!」ガクガクガク
真「プロデューサー、やっぱりボクも持ちますよ」
P「何のぉっ! 女の子に持たせて何が男じゃあ任せときぃ!」ガクガクガク
真「で、でもほら周り見て下さいよ……」
オンナノコモ チャント ニモツ モッテルヨ?
オトコダケガ ニモツモチ ナンテ ドウテイノゲンソウヨネー
P「」ガクガクガク
真「ね、ボクも持ちます!」ニコッ
P「真…た、たしゅかります……」ガクガクガク
真「ところでプロデューサーお腹空きませんか?」
P「そういえば昼飯そっちのけで買い物してたからなあ」
真「じゃあ遅いお昼ごはんにしましょうか!」
P「そうだな。どこぞに良さそうな店は無いかな」
真「うーん……あっ、あそこのパスタ屋なんかどうですか?」
P「パスタ屋かーよしゃ行くぞ真ー」
―――
――
P「んあー真長いなー」
P(真はお化粧してないから直しって訳でもないだろうし)
真「プ、プロデューサーお待たせしました……」
P「おう真。俺は全然待ってな――」
真「はは、と……どうですか?」アイテムフルソウビ-
P「」
真「あの、やっぱり恥ずかしいですね。普段と違うのって」ハニカミカミカミ
P(はっ!? ああ、しまった一瞬女神かと思った! 真だ、間違いない真だ)
P「そういえば昼飯そっちのけで買い物してたからなあ」
真「じゃあ遅いお昼ごはんにしましょうか!」
P「そうだな。どこぞに良さそうな店は無いかな」
真「うーん……あっ、あそこのパスタ屋なんかどうですか?」
P「パスタ屋かーよしゃ行くぞ真ー」
―――
――
P「んあー真長いなー」
P(真はお化粧してないから直しって訳でもないだろうし)
真「プ、プロデューサーお待たせしました……」
P「おう真。俺は全然待ってな――」
真「はは、と……どうですか?」アイテムフルソウビ-
P「」
真「あの、やっぱり恥ずかしいですね。普段と違うのって」ハニカミカミカミ
P(はっ!? ああ、しまった一瞬女神かと思った! 真だ、間違いない真だ)
真「なんか足がスースーしますね、これ」
P「ンマー真はそういう服のが可愛いけどなー」
真「」ボシュウ
P「赤くなった真も可愛いしなー」
真「恥ずかしいですよプロデューサー!」ボゴンッ
P「ぐなぁッ!? がふっ……ま、まあ似合ってるし喜んでもらえて何よりだ」
真「まったくプロデューサーはすぐそうやって…」ブツブツ
P「ん?」
真「何でもないですっ!」
――それから数時間。
Pと真は日が暮れるまで適当に二人で過ごした。
P「ンマー真はそういう服のが可愛いけどなー」
真「」ボシュウ
P「赤くなった真も可愛いしなー」
真「恥ずかしいですよプロデューサー!」ボゴンッ
P「ぐなぁッ!? がふっ……ま、まあ似合ってるし喜んでもらえて何よりだ」
真「まったくプロデューサーはすぐそうやって…」ブツブツ
P「ん?」
真「何でもないですっ!」
――それから数時間。
Pと真は日が暮れるまで適当に二人で過ごした。
ヒロバテキナ バショー
真「暗くなりましたね」
P「なんだかんだあっという間なんだよな」
真「今日は楽しかったですプロデューサー」
P「はは……あー普通の女の子は出来たか真?」
真「はいっ!」
P「そうかそうか。俺にはトンと分からんが」
真「……プロデューサーみたいな男の人とデート出来て、ボクすごく嬉しかったです!」
P「まこ――」
真「――好きな人とデートしたり、買い物したり、馬鹿みたいなことしたり話たり…」
真「それがボクの思う普通の女の子ですから!」
P「……まあ、うん。そうだな」
真「はは、はぁ……今日はありがとうございましたプロデューサー!」
真「暗くなりましたね」
P「なんだかんだあっという間なんだよな」
真「今日は楽しかったですプロデューサー」
P「はは……あー普通の女の子は出来たか真?」
真「はいっ!」
P「そうかそうか。俺にはトンと分からんが」
真「……プロデューサーみたいな男の人とデート出来て、ボクすごく嬉しかったです!」
P「まこ――」
真「――好きな人とデートしたり、買い物したり、馬鹿みたいなことしたり話たり…」
真「それがボクの思う普通の女の子ですから!」
P「……まあ、うん。そうだな」
真「はは、はぁ……今日はありがとうございましたプロデューサー!」
雪歩「ぐぎぎぎぎ……!」ガクガク
双子「ゆきぴょんすごい力だよ→」
伊織「離さないでしっかり抑えてなさい!」
やよい「うっうー真さん可愛いですー!」
伊織「くっ……なんで私はあんなことでお願いを消費して……」ギリギリ
雪歩「ぐぎぎぎぎぎぎ……!」
やよい「あれれ? なんかふいんきがおかしくないですかー?」
双子「あ、本当だ。兄ちゃんちょっと真剣?」
伊織「え? ちょっと待ってよ! この雰囲気ってちょっと駄目駄目ッ!」
双子「はいは→い! いおりん動かなちゃダメだよ→」ガシィッ
雪歩「うわああああああん!」
双子「ゆきぴょんすごい力だよ→」
伊織「離さないでしっかり抑えてなさい!」
やよい「うっうー真さん可愛いですー!」
伊織「くっ……なんで私はあんなことでお願いを消費して……」ギリギリ
雪歩「ぐぎぎぎぎぎぎ……!」
やよい「あれれ? なんかふいんきがおかしくないですかー?」
双子「あ、本当だ。兄ちゃんちょっと真剣?」
伊織「え? ちょっと待ってよ! この雰囲気ってちょっと駄目駄目ッ!」
双子「はいは→い! いおりん動かなちゃダメだよ→」ガシィッ
雪歩「うわああああああん!」
翌日
小鳥「はい、お茶です」コトリ
P「ふぁい、ありがふぉうごはいはす」ズタボロ
小鳥「……どうすればこんなに包帯グルグル巻きになるんでしょう」
P「へえ、はの……昨日のかへりひちで…猛獣にほそはれまひて……」
小鳥「なるほどですねー。プロデューサーさんも大変ですねー」ピーヨピヨ
P「はは…イテッ……こ、小鳥さんこのお茶塩味が利い――」
小鳥「一気に全部飲んで下さい」ニコリ
P「ふぇ、ふぇえ……ぐすぐす」ゴクイテッゴクイテッ
小鳥「はい、お茶です」コトリ
P「ふぁい、ありがふぉうごはいはす」ズタボロ
小鳥「……どうすればこんなに包帯グルグル巻きになるんでしょう」
P「へえ、はの……昨日のかへりひちで…猛獣にほそはれまひて……」
小鳥「なるほどですねー。プロデューサーさんも大変ですねー」ピーヨピヨ
P「はは…イテッ……こ、小鳥さんこのお茶塩味が利い――」
小鳥「一気に全部飲んで下さい」ニコリ
P「ふぇ、ふぇえ……ぐすぐす」ゴクイテッゴクイテッ
誰か春香書き溜めてるなら今のうち言ってくれ
誰もいないなら俺やりたい
誰もいないなら俺やりたい
真「お、おはようございます……」ギクギク
P「あ、ああ真。お、おおおはよう……」シャクシャク
小鳥「」ピーヨピヨピヨピヨピヨ
伊織雪歩「」ギリギリギリ
やよい「うっうーおはようございますー!」
双子「兄ちゃんおはよ→」
――昨晩何があったのかは彼らのみ知るところ。まーどっとはらい?
P「あ、ああ真。お、おおおはよう……」シャクシャク
小鳥「」ピーヨピヨピヨピヨピヨ
伊織雪歩「」ギリギリギリ
やよい「うっうーおはようございますー!」
双子「兄ちゃんおはよ→」
――昨晩何があったのかは彼らのみ知るところ。まーどっとはらい?
P「春香、ちょっといいk
春香「とうとう私の番ですね! 待ちに待ちましたよ!」
P「……ああ、他のみんなから聞いてたのか」
春香「はい! 最近のプロデューサーさん、みんなのお願いを聞いて回ってるって」
P「それなら話が早いな。じゃあ、もう何にするか考えてあるのか?」
春香「そりゃあもう。まだかな、まだかなー、って思いながらずっと考えてました!」
P「はは、そいつは悪かったよ……それじゃあ聞こう、春香の希望はなんだ?」
春香「ふっふっふ……私のお願いはですね~……」
春香「今夜、プロデューサーさんのおうちに行きたいです!」
P「えっ」
P「は、春香……それはちょっと、どうかな。さすがに問題があるというか……」
春香「問題ですか? 今日は都合が悪かったり?」
P「いやそうじゃなくて、春香が男である俺の家に来るのはまずいんじゃないかと……」
春香「……?」
P「ほら、春香だって女の子で、アイドルなわけだしさ! な、何か他のお願いはないか?」
春香「……アイドル……女の子……プロデューサーさんは男……?」
春香「……」
春香「……!!」 ボッ
春香「ち、ちち違いますっ! あ、いや違うというわけではないんですけど! わわ私は!」 アタフタ
P「あ、ああ。わかった、わかったから落ち着いてくれ」
春香「プロデューサーさんに、料理をゴチソウしたいんです! そ、それだけですっ!」
~ Pのおうち ~
春香(ほ、ほんとに来ちゃった~!)
P「まぁ、中に入って適当にくつろいでてくれ」
ガチャ
春香「おじゃましま~す♪」 トコトコ
P(ぱ、パパラッチに撮られてないだろうな……) ソー…キョロキョロ
春香「わぁ! プロデューサーさんのお部屋って……」
P「どうした?」
春香「……」
春香「……うん! 生活感が溢れてて、これぞ男の部屋―! って感じがしますね!」
P「はは、汚いと思ったならそう言ってくれていいんだぞ~」
春香「あはは……おほん! プロデューサーさん! まずは掃除ですよ、掃除!」
P「えー……」
春香「あ、プロデューサーさん。この……消しゴム? はどこに捨てたらいいですか?」
P「あーそれは捨てないでくれ! 今となっては超貴重なキン消しだぞ!」
春香「キン消し?」
P「なんと、これがジェネレーションギャップか……子どもの頃からの宝物なんだよ」
春香「そうなんですか……これが宝物……」 グニグニ
~♪
春香「あ、お洗濯終わったみたいです! ちょっと取り込んできますねー!」 タタタ
P(春香は家庭的な子だな~)
春香(……ちょっとは、ポイント稼ぎ、できてるかな? えへへ……って!?)
春香「と、と……うわぁあああっ!!!」
どんがらがっしゃーん!!
春香「あいたたたた……」
P(春香はドジな子だな~)
ピカピカー!
春香「ふっふっふ……ちょっと手間取っちゃいましたけど、どうですか! この輝き!」
P「おおう……この部屋がこんなに光って見えるなんて、入居してきて以来だ」
春香「プロデューサーさん。ちゃんと毎日お掃除しなきゃ、ダメですよ? 不衛生です」
P「わかっちゃいるんだけどな~……最近はわりと忙しくて、そんな暇が」
春香「……私たちのために頑張ってくれてるのは、とってもわかりますし、嬉しいです。でも……」
春香「それでプロデューサーさんが体調崩したりしたら、私は……悲しいです」 シュン
P「……春香」
春香「ご、ごめんなさい、私なんかが生意気言っちゃって……えへへ」
P「いや、そんなことないぞ。ありがとうな」
ナデナデ
春香「!」
P「春香はやっぱり、優しい子だ。お前のプロデューサーになれて、本当に良かったよ」
春香「……ホントですか?」
P「ああ。担当アイドルがこんなにいい子なら、俺もプロデュースし甲斐があるってもんだしな」
ナデナデ…
春香「ぇへへ……」 ポー
春香「……はっ! わ、私! そろそろ夕食の準備しますねっ!」 タタタ
P「お、おい、また走ると……」
春香「って、わわわわぁああ!!」
ガシッ
春香「……あ、あれぇ? こ、転んでない?」
P「そんな急に走ると、転ぶのは目に見えてるからな。怪我はないか?」 ギュー
春香「……ぁう、だ、大丈夫です……」 カァアア
P「春香、本当に手伝わなくていいのか?」
春香「いいですいいです! プロデューサーさんはゆっくりしててください」
P「いや、でもなぁ……こんなに世話になりっぱなしじゃ、この企画の意味が……」
春香「い・い・か・ら~」 グイグイ
春香(さぁ、お料理開始! ……やっぱり、手料理と言ったらこれだよね!)
春香(肉じゃが! これでプロデューサーさんのハートをノックアウトですよ、ノックアウト!)
トントントン…
春香「ふふふふふん♪ 私マーメイ♪」
P(春香は随分上機嫌みたいだ……本当は、俺が春香のために何かしてやりたいところだったんだが……)
P(なんか……いいな、こういうの。俺も彼女がいたらなぁ……)
春香「プロデューサーさん! 出来ましたよ~!」
P「おう、お疲れさま。じゃあちゃちゃっと食器並べて……」
「「いただきまーす」」
春香「さあっ、召し上がれ!」
P「どれ……もぐもぐ」
春香「……」 ドキドキ
P「ううん、これは……もぐもぐ」
春香(お、美味しくできたかな!? いや味見もちゃんとしたし、大丈夫のはず……で、でも)
春香(なんでプロデューサーさんは、何も言ってくれないの~……)
春香「……ど、どうですか~?」 チラ
P「……うん、うまい! やっぱ予想通り、春香の料理は最高だな!」 ガツガツ
春香「! よかったぁ~……」 ホッ
春香「実は私、前まではお料理、ちょっと苦手だったんですよ」
P「そうなのか? 意外だな、お菓子作りはあんなに得意なのに」
春香「お母さんがいないと、慌ててミスってお鍋をひっくり返しちゃったりして……えへへ」
P「なんというか、春香らしいな。でも、今じゃあ番組でコーナーを持つくらいまで成長したわけだ」
春香「そりゃあ、たっくさん練習しましたから! 中でもこの肉じゃがは……トクベ、ツ、で……」
春香「……」
春香「……えっと」 カァアア
P「……ん? どうした、急に赤くなって」
春香「に、肉じゃがって私大好物でして! だからこれは、トクベツたくさん練習したんです!」
P「はは、結局自分が食べたいからか。春香はわりと食欲旺盛だからなー」
春香「あは、あはは……し、失礼ですよ、乙女に向かって~」
春香(い、言えない……男の人を落とすお料理の代表だから、たくさん練習したなんて)
春香(……いつかプロデューサーさんに食べてもらうために、上手に作れるようになった、なんて)
P「あ、そういえば。忘れちゃいけないな、今日は……」 ピッ
春香「テレビですか? ……あ、そうでした。今日は……」
千早『~♪』
春香「すごいなぁ……千早ちゃん。この歌番組に出れるなんて」
P「たぶん、アイドルとして出演したのは千早が初めてだろう」
春香「……千早ちゃん、ステキですね」
P「ああ、本当に良い顔で歌っている……見てて惚れ惚れするな」
春香「……」
P「……ん、どうした春香?」
春香「あ、いえいえ! なんでもありません」
千早『~♪ ~♪』
春香(プロデューサーさんが、千早ちゃんに目を奪われてるのを見ると……なんか、モヤモヤする)
春香(……私、ちょっとイヤな子、なのかなぁ)
P「ご馳走様でした!」
春香「はい、お粗末さまでした。キレイに全部食べてくれましたね!」
P「ああ、本当にうまかったからな。手料理なんて随分久しぶりで、嬉しかったよ」
春香「……ふふ。そう言ってくれると、私も嬉しいですぅ♪」
P(あー、本当にいい子だなぁ……)
P「さて、じゃあ後片付けを……っと」 スック
春香「あーあー! いいですから、それも私やりますから!」 グイグイ
P「うわっとと……いやいや、そこまでさせるわけにはいかないよ」
春香「でも、ダメですっ!」
P「おいおい、春香……なんでそんなに意固地になってるんだ?」
春香「……」
春香「……だって、それは……」
春香「今日は私、プロデューサーさんに楽をさせてあげるために来たんです……」
P「……」
春香「ほっといたら、プロデューサーさんは……私たちのために、いつまでも働き続けちゃうから」
P「春香……」
春香「ぷ、プロデューサーさんは……きっとこう思って、みんなのお願いを聞き始めたんです」
『いつも頑張ってるみんなを労いたい。希望を叶えてあげて、それをご褒美としたい』
春香「で、でも……私たちが頑張れてるのは、ぜんぶぜんぶプロデューサーさんのおかげなんです……」
春香「そんなプロデューサーさんはきっと……みんなのお願いを叶えて、また疲れちゃってるはずで……」
P「いや、そんなことはないぞ……これくらい、なんてことない」
春香「嘘です……み、美希だって、私と同じように言ってました!」
春香「……だから、わ、私……少しでも、力になれたらなーって……」 ウル
春香「うぅ……す、すみ゛ません、なんか、わたし……ぐすっ」
春香「だ、ダメですね私! こんな、泣くつもりなんて……」 ゴシゴシ
P「……わかったよ、本当にありがとうな」
春香「……プロデューサーさんが、ありがとうって言ってくれるなら」
春香「よくやった、凄かったぞ、って、一言褒めてくれるなら……」
春香「私にとっては、それが、何よりのご褒美です! えへへ……」
カチャカチャ…
P「……」
P(あれから春香は、いつも通りの明るくて元気な姿を取り戻した)
P(今は、俺に背を向けながら、食事の後片付けをしてくれている)
P「……」 ジワァ…
P「! いかんいかん、俺まで……年取ると、涙もろくなっちまうな……」
春香「ふぅ……終わりましたー」
P「ああ、ありがとう。春香、何度も聞くようだけど……他にお願いはないのか?」
春香「え? う、うーん……」
春香(あるかないかと言えば、もちろんあるんだけど……でも、これは……)
P「……無くても無理やり捻り出してくれ。今日このまま帰したんじゃ、俺の気が済まないから」
春香「そ、そうですか? それじゃあ……でもぉ……」
春香(どどどうしよう! アレ、言っちゃおうかな!?)
白春香『だ、だめだよ! そんなこと言って迷惑かけて、また変な子だって思われたら』
黒春香『いいじゃんいいじゃん! プロデューサーさんもそう言ってるんだし、今しかないよ!』
白春香『それもそうだね。いつまでも奥手じゃ、また無個性とか言われちゃうもんね』
春香「じゃ、じゃあプロデューサーさん! お、お願いがありますっ!」
P「おう、なんでも言ってくれ」
春香「に、人間座椅子になってください!!!」
P「人間座椅子? なんだそりゃ?」
春香「あれです、その……プロデューサーさんがあぐらをかいて、私はその上に座るって感じで……」
P「……」
春香「い、イヤならいいんですけどっ! べべ別に私だって、無理やりお願いを捻り出しただけですからっ!」
P「あ~いや、イヤというわけじゃないんだけど……そういうのって、彼氏とかにやってもらった方がいいんじゃ」
春香「プロデューサーさんがいっぱいお仕事持ってくるおかげで、か、彼氏を作る暇もありませんっ!」
P「お、俺のせいなのか?」
春香「あ、いやそれは違くてその……あわわわ」 アタフタ
P「……」
春香「と、とにかく……深い意味なんか、決してなくて……」
春香「ないんです、けど……」
春香「……今だけは……大好きな彼氏がいる、幸せな女の子のキブンに、させてください……」
P「……ああ、わかったよ。こっちおいで」
春香「……し、失礼します」 ドキドキ
スタスタ…ストン
春香(うっひゃー! わ私ったらなんてこと暖かい幸せうーわっほい! あわわわ!)
P「春香? 大丈夫か、顔真っ赤だけど……」
春香「だ、だいじょーぶです! 私はアイドルですよっ!?」
P「……それ、関係あるのか?」
春香「えへへ……わかりませぇん……♪」
P(まぁ、かくいう俺も……顔赤くなってるんだろうけど……)
春香「つ、ついでに……腕も回してくれたらなー、なんて」
P「こうか?」 ギュッ…
春香「~!! えへへぇ……」 スリスリ
P(春香の体、ずいぶん熱くなってるな……いろいろと柔らかいし。だ、だめだだめだ、煩悩が……)
春香(ぷ、プロデューサーさんの心臓の音を、背中に感じる……ドキドキ、してくれてるんだ……)
春香「わ、私いま……幸せです」 ギュー
P「そ、そうか、それは良かった」
春香「むむ……感想、それだけですか?」
P「そんなこと言ってもなぁ……はは」
春香「……もうちょっと、ロマンチックなこと言ってくれてもいいのになぁ……」
P(春香ってこんなキャラだっけ……かわいいけどさ)
春香「……んしょ」 クルッ
P「……春香、どうしてこっちを向くんだ? 顔が近いんだが」
春香「何か、言ってくれるまでこっちを向いています♪」
P「……」
P「……俺も幸せだよ。こんなにかわいくて優しい子と、近くにいれるんだからな」 ナデナデ
春香「……~!!」 ボッ
P「嫁にしたい、って言葉は……春香のためにあるようなもんだ」
春香「も、もういいです! 十分ですから……えへへ」
もしレスが残ってたら俺、涼ちんのお願い聞いてやるんだ…真とかぶってるけど
春香「ふふ……」 ギュー スリスリ
P「……幸せな女の子気分は味わえたか?」
春香「はい♪ でも、あとちょっと……」
P「はは……こんな大役、俺なんかでよかったのかな」
春香「……むしろプロデューサーさんじゃなきゃ、イヤですよ」 ゴニョゴニョ
P「え?」
春香「なんでもないでーす。 ……プロデューサーさん?」
P「ん、どうした?」
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