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    元スレ姉「弟くんかまってー」

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    202 :

    もどってくるきがしない

    でもほ

    203 :

    うん

    206 :

    >>205
    おまwww半端に書き逃げするつもりだったのかよwww

    207 = 192 :

    208 :

    しゅ

    216 :


    「なぁ」

    「なぁに?」

    「自分の部屋に戻れよ」

    「やっ」

    「やっじゃねぇ」

    「私は弟くんと同じ部屋がいいのっ」

    「俺はいやだ」

    「私は弟くんと同棲するんだから」

    「ねーよ」

    219 = 216 :


    「自室にもどれよ」

    「えぇー」

    「もどってくれ」

    「弟くんも一緒に来てくれるならもどる」

    「意味ねぇよ」

    「私だって弟くんと一緒じゃなきゃ意味ねぇよ」

    「しらねーよ」

    「しれよ」

    220 = 216 :


    「もどれ」

    「はい、じゃこうしよう」

    「ん」

    「今日からここは私の部屋です」

    「ちげーよ」

    「じゃどうすればいいんだよ」

    「もどれ」

    「いやっ」

    「はぁ…」

    「弟くんと一緒じゃなきゃやだもん」

    221 = 216 :


    「もどれ」

    「頼み方がなってないよね」

    「あ?」

    「もっとこう丁寧に誠意をこめてお願いしなきゃ」

    「んだとてめぇ」

    「お願いするのはそっちなんだよ?」

    「くっそうぜぇぞこいつ」

    「あーあー、そんなこと言ったらもう戻らないよー?」ニヨニヨ

    「うおぉぉ…!」

    222 = 216 :


    「もどってくれ」

    「くれ?」

    「…モドッテクダサイ」

    「カタカナになってる、ちゃんと誠意をこめて頭を下げて」

    「…も、戻って、ください…」ペコリ

    「んー…」

    「(なぜ俺がお願いしてるんだ…)」

    「むり! えへっ☆」

    「ころす」

    223 = 216 :


    「もういいよすきにして」

    「いいの?」

    「何言っても無駄だろうから」

    「それじゃ遠慮なく」ス...

    「え?」

    「うりゃっ」ガバッ

    「うわっ!」ドサ

    「暴れるな脱がせにくいそして脱ぎにくい」グイグイ

    「な、なにを!?」

    「え? すきにしていいって言ったじゃん?」

    「そういう意味じゃねぇっ!」

    225 = 216 :


    「もうおそいわ!」

    「どっどけっ!」バタバタ

    「こ、こら暴れるでない、よいしょよいしょ」ヌギヌギ

    「脱ぐなっ!」バタバタ

    「? そうか、先に脱がせてほしいと」

    「ちげぇっ!」

    「ふ、ふふ、ふふふふ、あがこうともう遅い」ハァハァ

    「ひぃぃぃいぃい!?」

    「まさか弟からすきにしてくれなんて言われるとは…」

    「言ってない言ってないぃいいい」

    227 = 216 :


    「ねぇねぇ」

    「な、なんだよ…」
    「(まずい、こんなとこ誰かに見られでもしたら…)」

    「脱がせにくいか私から脱いでいい?」ヌギヌギ

    「ふざけんな! どけ!」

    「あ、あれボタンとれにくいな…」クイクイ

    「(いまだ!)」
    「このっ! いい加減にしやがれ!」グワッ!

    「んゃっ!」ドサッ

    「人がおとなしくしてりゃ調子のりやがって…」

    228 = 216 :


    「……」ジィ

    「なんだよ」

    「そ、そんな… 弟君て…」

    「あ?」

    「そんなに大胆だったんだ… きゃぁ!」ポッ

    「なにいって…」ハッ

     ガチャ

    「おい何度も呼ばせるな、晩飯できたって…」

    「……」

    「………」

    「いやんっ」


     姉を押し倒してる弟の姿が、そこにあった。

     しかも姉の服は脱ぎかけ。

    230 = 216 :


    「(まずい、これは誰が見ても誤解する)」

    「あ、おとーさんおかえりー帰ってきてたんだー」アハハ

    「と、父さん違うんだ」

    「…ふむ」

    「(何が ふむ なんだ…)」

    「どうやらジャマしてしまったみたいだな、すまない」

    「ちがーう!!」バッ

    「もー、おとーさーん」

    「ははは、悪かったな。邪魔者はおいとまするからどうぞ続きをしてくれ」

    「うん! がんばる!」

    「うんじゃねぇええええ」

    231 = 216 :


     ~

    「なんだそういうことだったのか」

    「はぁ、誤解が解けたようでよかったよ」

    「つまりお前が姉をおそったんだろ?」

    「そうそうお父さんわかってるー!」

    「ちげぇよてめぇら頭おかしいんじゃねぇの」

    「父親にむかってなんつー言葉づかい」

    「ごめんなさい、だけど誤解解けてないみたいだから」

    「なんだ違うのか? 恥ずかしがる必要はないんだぞ、男としてよくやったといいたい」

    「うんうん、お父さんいいこという」

    「だめだこいつら」

    232 = 216 :


     ~

    「なんだそういうことだったのか」

    「わかればよろしい」

    「しかし姉よ」

    「なにー?」

    「ダメじゃないか、おそうならちゃんとおそわなきゃ」

    「あうぅ、ごめんなさい」

    「…」

    「最後までやり通すまで油断は禁物だ」

    「はい、わかりました!」ビシ

    「…」

    「ん、どうした弟よ」

    「いや、血筋ってこえぇなって…」

    「?」

    233 = 216 :


     ―居間

    「しかしおそい返すとは中々やるではないか弟よ、たくましく育ったものだ」

    「…もうそれでいいよ」

    「私もびっくりしたよー」

    「ご飯冷めちゃうから早くお食べ」

    「「いただきまーす」」

    「うまい」モグモグ

    「ほら弟、くちあけて。 あーんしたげる」

    「あら羨ましい」

    「私たちもするか?」

    「うふふ、じゃお父さんあーん」

    「うむ、実においしい」モグモグ

    「(…なんだこいつら)」

    234 = 216 :


    「ほら早く、あーん」

    「自分で食べれますから」

    「あらなんてこというの」

    「最低な弟だ、姉のあーんを断るなんて」

    「親の言葉とおもえねーよ」

    「なに恥ずかしがってるの? いつもやってるじゃない!」

    「やってねーよ」

    「なんだ、いつもやっていたのか。 これは失敬」

    「私たちの前だから恥ずかしがってるのね」

    「誰か通訳よんでこい」

    235 = 216 :


    「あーん」

    「いいって」

    「なにも恥ずかしがることないじゃない」

    「私もさっきのあーんはちょっと恥ずかしかったぞ」

    「じゃやるなよ」

    「ちょっと見せつけたかった」

    「こうしちゃおれんよ弟! 見せ付け返すよ!」

    「一人でやってろ」

    「あーん、もぐもぐ」
    「ってあほかい!」ビシッ

    「うふふおもしろいわぁ」

    「親バカかもしれないが、これは芸人になったら売れるな」

    「親バカじゃないよ、ただのバカだよあんたら」

    236 :

    捕手

    237 = 196 :

    ほっす

    239 = 216 :


    「ね? 一回だけでいいから! ね?」

    「少しはおねえちゃんにかまってあげなさい、ね?」

    「そうだぞ弟、少しは姉にかまってやりなさい」

    「何気にひどいな母さん父さん」

    「そうだ! 少しは私にかまえ!」

    「…」

    「してくれたらチューしたげる!」

    「いらねーよ」

    「それ以上を望むか…」ボソ

    「そこ黙れ」

    240 = 218 :

    しえん

    241 = 216 :


    「はい、あーん!」

    「はいどうも」パクッ

    「! そ、そんないきなり…」

    「なんだよ」モグモグ

    「私にも心の準備があるの!」

    「わけわからん」モグモグ

    「…おいし?」

    「母さんの料理はいつもうまい」

    「あらうれしい」

    「きー! そういうことじゃないでしょー!」

    「はいはいうまかったうまかった」

    「仲がいいのねぇ」

    「母さんそう見えるなら病院へ」

    242 = 216 :


    「ふふ、なにはともあれ弟のくちつき箸が手に入った…」

    「!」

    「頭いいな」

    「一石二鳥やで、うへへ」

    「かせ」

    「いやよ」

    「俺のと交換だ、まだ使ってないから」

    「じゃ意味ないからダメ」

    「くそ…」

    243 = 216 :

    「お母さん別の箸とってー」

    「それつかうんじゃねーのかよ」

    「あれ、使ってほしかった?」

    「ねーよ」

    「けどざんねーん、コレは後でつかうから」

    「……」

    「何に使うか知りたい? 知りたい?」

    「いいです」

    「何に使うんだ?」

    「えへへ知りたい? それはねー、オ」

     ドンガラガッシャーン

    「あらごめんなさい手が滑ったわ」

    「もー、気をつけてよー?」アハハ

    「ナニに使うんだろうなぁ弟」ニヤニヤ

    「もうやだ」
    「(あとで奪っておこう)」

    244 = 216 :


    「ねぇ弟くん」

    「ん」モグモグ

    「私のことすき?」

    「よくもまぁ両親のいる前でそんなことが訊けるものだな、弟に」

    「私たちのことは気にしないでいいのよ」モグモグ

    「うむ、若いものに水を差すようなマネはせん」モグモグ

    「ほらこう言ってるし」

    「どうなってんだここの家族は」

    「お前も私の息子だぞ」モグモグ

    「忘れてた」

    245 = 216 :


    「で、すき?」

    「だいっきらい」

    「ぇ」ウルウル

    「こら弟、お姉ちゃんを泣かせるんじゃありません」

    「最低だなお前…」ボソ

    「ぅえぇ…」ウルウル

    「こんなんで泣くって…」

    「ほら、うるさくなる前になだめなさい」

    「姉ちゃん姉ちゃん」ポンポン

    「うぇ?」

    「うそだから、泣かないで?」ニコッ

    「…うん!」パァッ

    「(単純…)」

    「(だいぶ姉の扱い方を心得てきたな…)」

    「えへへ…」ニコニコ

    246 = 216 :


    「あ!」ガタッ

    「なんだうるせーな」

    「今日アレやるんだ! テレビつけて!」

    「ほい」ピッ

    「なに見るんだ?」

    「ふふ、こわーいこわーい心霊番組だよ…」ニシシ

    「あれ、姉ちゃんそういうの苦手じゃなかったっけ」

    「克服しましたー、もうこわいの大好きってレベルですー」

    「ふーん」モグモグ

    「弟くんこそコレみて夜寝れなくなってもしらないからねー」

    「はいはい」モグモグ

    247 = 216 :


    TV『おわかりいただけただろうか?』

    「……」ジー

    「姉ちゃん口あいてる」モグモグ

    「んっ」パクッ

    TV『画面右上にご注目いただきたい』キャー!

    「…わっ! あれっ! 顔!顔! 人の顔だよ!みて!」キャッキャッ

    「わかったから落ち着けよ」モグモグ

    「うっわーこえー…」パクパク

    「姉ちゃん箸がくちに入ってないよ」モグモグ

    248 = 216 :


    TV『ドアの閉まる音が…』エェー...

     バタンッ!

    「いひゃぁっ!」ビクッ!

    「うわっ、なんだよ」

    「な、なんだ冷蔵庫か…」

    「お茶とっただけだよ」

    「まぎらわしいな、そんなに私のことがすきなの?」

    「だいすき」

    「えっ」ポッ

    「ひゅぅ」

    「うそだけど」

    「あまり姉であそぶでない」

     ストンッ!

    「…フォーク投げうまいっすね」

    「うふふ」


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