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元スレ恒一「中尾君にラブレター?」勅使河原「おう」
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和久井「そういえば、バラっちどうしたの?」
恒一「いや、ちょっと疲れていてさ?」
和久井「疲れているのか?バラっち無理はしないでくれよ」
恒一「頑張るよ」(あまり吹聴しない方が中尾君の身の為かな)
…………
恒一「いや、ちょっと疲れていてさ?」
和久井「疲れているのか?バラっち無理はしないでくれよ」
恒一「頑張るよ」(あまり吹聴しない方が中尾君の身の為かな)
…………
―昼休み 屋上ー
勅使河原「……中尾はまだか?」イライラ
恒一「落ち着いて」
キィー バタン
恒一「来たね」
勅使河原「……中尾はまだか?」イライラ
恒一「落ち着いて」
キィー バタン
恒一「来たね」
中尾「悪いな、待たせて」
勅使河原「どうしたんだ?」
中尾「トイレ行ってただけだ」
勅使河原「そうか。よし、朝の続きをする!」
中尾「つーか、望月は?」
勅使河原「忙しいんだとさ」
恒一「はい、これ」
勅使河原「どうしたんだ?」
中尾「トイレ行ってただけだ」
勅使河原「そうか。よし、朝の続きをする!」
中尾「つーか、望月は?」
勅使河原「忙しいんだとさ」
恒一「はい、これ」
皆で再び手紙を見返す
中尾「結局誰の字なんだ?」
勅使河原「それが分かれば苦労しねーよ」
勅使河原「つーか、赤沢の字じゃないよな?」
中尾「それは断定するぜ。赤沢の字はもっと綺麗で味がある」
中尾「結局誰の字なんだ?」
勅使河原「それが分かれば苦労しねーよ」
勅使河原「つーか、赤沢の字じゃないよな?」
中尾「それは断定するぜ。赤沢の字はもっと綺麗で味がある」
勅使河原「サカキは見覚えあるか?」
恒一「う?ん、無いな……」
勅使河原「やはり……」
恒一「…あまり意識して見るものではないからね。他人の字なんて」
勅使河原「うーん…」
恒一「けど、見た感じは女子の字だよね」
恒一「う?ん、無いな……」
勅使河原「やはり……」
恒一「…あまり意識して見るものではないからね。他人の字なんて」
勅使河原「うーん…」
恒一「けど、見た感じは女子の字だよね」
勅使河原「女子に訊いてみるか?」
中尾「俺は嫌だ。変な噂を立ててもらっても困るからな」
恒一「………そうだ!こうしよう」
勅使河原「何かあるのか?」
恒一「まだあの手紙持ってる?」
中尾「ああ」
勅使河原「おう」
恒一「じっくり見た?」
二人とも否定した
中尾「俺は嫌だ。変な噂を立ててもらっても困るからな」
恒一「………そうだ!こうしよう」
勅使河原「何かあるのか?」
恒一「まだあの手紙持ってる?」
中尾「ああ」
勅使河原「おう」
恒一「じっくり見た?」
二人とも否定した
恒一「明日照合しよう。一人五人書いているからもう一つくらいは同じ筆跡はあると思うから」
勅使河原「それだな。望月にも伝えとかねーとな」
中尾「やらないよりましか…あとサカキ、ソイツは持ってていいぞ」
恒一「うん」
勅使河原「それだな。望月にも伝えとかねーとな」
中尾「やらないよりましか…あとサカキ、ソイツは持ってていいぞ」
恒一「うん」
一方、教室では…
赤沢「ねぇ多佳子」
杉浦「何?」
赤沢「さっき数学の時間、恒一くん寝てたの?」
杉浦「いや、手紙見ていたけど…」
赤沢「手紙って、昨日の?」
杉浦「見たところね」
赤沢「……へぇ」(誰のだろう?…授業中に読みたい程いい手紙だったのかな?……後で穿鑿しよ)
杉浦(予想に反して反応が薄いな、もっと食い付くと思ったけど)
赤沢「ねぇ多佳子」
杉浦「何?」
赤沢「さっき数学の時間、恒一くん寝てたの?」
杉浦「いや、手紙見ていたけど…」
赤沢「手紙って、昨日の?」
杉浦「見たところね」
赤沢「……へぇ」(誰のだろう?…授業中に読みたい程いい手紙だったのかな?……後で穿鑿しよ)
杉浦(予想に反して反応が薄いな、もっと食い付くと思ったけど)
赤沢「そういえば、中尾に関する手紙が来たわね…」
杉浦「内容は?」
赤沢「それがね……『中尾君の気持ちに気付いて下さい』というね…」
杉浦「ハァ……」
杉浦「内容は?」
赤沢「それがね……『中尾君の気持ちに気付いて下さい』というね…」
杉浦「ハァ……」
翌日(水曜日)
ー昼休み 教室ー
勅使河原「さぁて、始めるか」ガタッ
恒一「杉浦さ?ん、席拝借するよ??」
杉浦「ゴジユウニー」
ガコン
机を合わせる。
ー昼休み 教室ー
勅使河原「さぁて、始めるか」ガタッ
恒一「杉浦さ?ん、席拝借するよ??」
杉浦「ゴジユウニー」
ガコン
机を合わせる。
勅使河原「全員中身を出せ」
ガサガサ
中尾「おい、サカキ。あと1枚は?」
恒一「えっ?……あぁ、忘れたんだ!申し訳ない」(流石にあれはマズいからな…)
勅使河原「よし!探すか」
ーー
ー
ガサガサ
中尾「おい、サカキ。あと1枚は?」
恒一「えっ?……あぁ、忘れたんだ!申し訳ない」(流石にあれはマズいからな…)
勅使河原「よし!探すか」
ーー
ー
勅使河原「これは?」
中尾「おっ?どれどれ…」
………
中尾「違うな」
望月「確かに似ているけど筆圧が違うね」
勅使河原「なかなかねーな...」
中尾「おっ?どれどれ…」
………
中尾「違うな」
望月「確かに似ているけど筆圧が違うね」
勅使河原「なかなかねーな...」
中尾「……もういいよ、お前達」ガタッ
勅使河原「どうした?」
中尾「俺は腹を括って行くぜッ!!」キリッ
恒一「そうか……健闘を祈るよ中尾君!」
勅使河原「そうか。お前が決めることだからな……行って来い!」
望月「期待しとくよ」
キーンコーンカーンコーン?
勅使河原「どうした?」
中尾「俺は腹を括って行くぜッ!!」キリッ
恒一「そうか……健闘を祈るよ中尾君!」
勅使河原「そうか。お前が決めることだからな……行って来い!」
望月「期待しとくよ」
キーンコーンカーンコーン?
恒一「あれっ?このチャイム何?」
一同時計を見ると……
中尾「おぉーいッッ!!予鈴じゃねーかッ!!!!」
「ウッセーヨ,ナカオ!!」
勅使河原「そういえば飯忘れてたな……」
恒一「しかも次移動教室じゃないか…」
望月「皆移動し始めてるし…」
一同時計を見ると……
中尾「おぉーいッッ!!予鈴じゃねーかッ!!!!」
「ウッセーヨ,ナカオ!!」
勅使河原「そういえば飯忘れてたな……」
恒一「しかも次移動教室じゃないか…」
望月「皆移動し始めてるし…」
杉浦「榊原くん、席もういい?」
恒一「あ、ああ。勿論だよ!」
勅使河原「急ぐぞ!」
中尾「当たりめーだ!バカヤロウ!」
ーーー
ーー
ー
恒一「あ、ああ。勿論だよ!」
勅使河原「急ぐぞ!」
中尾「当たりめーだ!バカヤロウ!」
ーーー
ーー
ー
ー放課後ー
勅使河原「帰ろーぜ、サ、カ、キ!」
恒一「ご飯食べてないのに何でそんなに元気なんだよ…」
勅使河原「馬鹿を甘く見んなよ!!」ヘヘッ
恒一(褒めてないけど…)
勅使河原「弁当勿体無いし、今食うか!」
恒一「…この時間に食べたら夕飯どうするんだよ?」
勅使河原「構わん。俺は食うぜ」
恒一「家でやってくれよ」
勅使河原「帰ろーぜ、サ、カ、キ!」
恒一「ご飯食べてないのに何でそんなに元気なんだよ…」
勅使河原「馬鹿を甘く見んなよ!!」ヘヘッ
恒一(褒めてないけど…)
勅使河原「弁当勿体無いし、今食うか!」
恒一「…この時間に食べたら夕飯どうするんだよ?」
勅使河原「構わん。俺は食うぜ」
恒一「家でやってくれよ」
勅使河原「サカキのはどうするんだ?」
恒一「棄てるのもなぁ…気が引けるな。増して、怜子さんにも悪いな」
望月「!」ピクッ
スタスタ
恒一「?」
望月「そのお弁当僕に任せて!」
恒一「い、いいけど……」
望月「ありがとう」
勅使河原「問題解決だな。帰るぞ」
恒一(怜子さんには『忘れました』と言えばいっかな…)
恒一「棄てるのもなぁ…気が引けるな。増して、怜子さんにも悪いな」
望月「!」ピクッ
スタスタ
恒一「?」
望月「そのお弁当僕に任せて!」
恒一「い、いいけど……」
望月「ありがとう」
勅使河原「問題解決だな。帰るぞ」
恒一(怜子さんには『忘れました』と言えばいっかな…)
ー帰路ー
恒一「どうなるんだろうね、中尾君は」
勅使河原「アイツ次第だろ。上手く行くといいけどな……」
恒一「………あれは『ラブレター』って解釈してるのか?」
勅使河原「当たり前だろ!友人の希望を否定するとは……心外だぜ」
恒一「どうなるんだろうね、中尾君は」
勅使河原「アイツ次第だろ。上手く行くといいけどな……」
恒一「………あれは『ラブレター』って解釈してるのか?」
勅使河原「当たり前だろ!友人の希望を否定するとは……心外だぜ」
恒一「そうじゃなくて、ラブレターって感じがしないんだよね。あれ」
勅使河原「おいおい、ただの用事なら口頭で済むだろ。いちいち屋上まで来いと書かれちゃー、重要なことだろ」
恒一「まぁ、確かに」(そう言われるとそうだな……納得しとくか)
ーー
ー
勅使河原「おいおい、ただの用事なら口頭で済むだろ。いちいち屋上まで来いと書かれちゃー、重要なことだろ」
恒一「まぁ、確かに」(そう言われるとそうだな……納得しとくか)
ーー
ー
?榊原家?
……
怜子「あれ?恒一くん、お弁当箱は?」ジャー ゴシゴシ
恒一「すみません…忘れました」
怜子「珍しいわね……」
恒一「……あはは」
……
怜子「あれ?恒一くん、お弁当箱は?」ジャー ゴシゴシ
恒一「すみません…忘れました」
怜子「珍しいわね……」
恒一「……あはは」
ー翌日(木曜日)ー
ガラッ
中尾「うーす」
勅使河原「おはよーっす」
望月「おはよう」
中尾「サカキは?」
望月「多々良さんと戯れてるよ」
ガラッ
中尾「うーす」
勅使河原「おはよーっす」
望月「おはよう」
中尾「サカキは?」
望月「多々良さんと戯れてるよ」
……
恒一「ムチハヤメテッテ!! アヤマルカラヤメテー!!」
多々良「モンドウムヨウデス!!」ビシッ
恒一「ギャァッ!!!!」
中尾「随分楽しそうなことやってんな……というか何であんなモノが…」
勅使河原「馬に通暁してるから持っててもおかしくねーと思うぜ」
中尾「成る程な」
望月「仲良いよね。鞭で叩かれる関係なんて」
勅使河原「実際なりたくねーけどな…」
テクテク
恒一「おはよう中尾君」ヒリヒリ
中尾「うっす。もっと打たれてくればよかったじゃねーか」
勅使河原「全くだぜ」
恒一「冗談じゃないよ!」ヒリヒリ
勅使河原「実際なりたくねーけどな…」
テクテク
恒一「おはよう中尾君」ヒリヒリ
中尾「うっす。もっと打たれてくればよかったじゃねーか」
勅使河原「全くだぜ」
恒一「冗談じゃないよ!」ヒリヒリ
望月「懇願したの?」
恒一「してないってば………『今日は鞭持ってきたから特別に叩いてあげる♪』と言われてこのザマだよ…」ヒリヒリ
勅使河原「痛いのかアレは?」
恒一「痛いに決まってるじゃないか……打たれる身にもなってくれよ……」ヒリヒリ
ガサゴソ
望月「これ返すよ。おいしかったよ」
恒一「そうか。怜子さんに言伝しておくよ」ヒリヒリ
ーーー
ーー
ー
恒一「してないってば………『今日は鞭持ってきたから特別に叩いてあげる♪』と言われてこのザマだよ…」ヒリヒリ
勅使河原「痛いのかアレは?」
恒一「痛いに決まってるじゃないか……打たれる身にもなってくれよ……」ヒリヒリ
ガサゴソ
望月「これ返すよ。おいしかったよ」
恒一「そうか。怜子さんに言伝しておくよ」ヒリヒリ
ーーー
ーー
ー
ー放課後ー
「明日が楽しみね」
「ハァ………ホントにやんの?…」
「勿論」
…………
「明日が楽しみね」
「ハァ………ホントにやんの?…」
「勿論」
…………
ーそして、金曜日ー
ガラッ
中尾「ういーす」&恒一「おはよう」
望月「おはよう二人とも」
勅使河原「おーす。珍しいペアだな」
恒一「そう?」
望月「どうだい、準備は?」
中尾「バッチリだ!」キリッ
勅使河原「頼んだぜ!」
中尾「まかせろー!」ハッハッハ
ーーー
ーー
ー
ガラッ
中尾「ういーす」&恒一「おはよう」
望月「おはよう二人とも」
勅使河原「おーす。珍しいペアだな」
恒一「そう?」
望月「どうだい、準備は?」
中尾「バッチリだ!」キリッ
勅使河原「頼んだぜ!」
中尾「まかせろー!」ハッハッハ
ーーー
ーー
ー
ー放課後 教室ー
勅使河原「上手くやれよ!」
望月「月曜期待しとくよ」
恒一「行ってらっしゃい中尾君」
中尾「おう。じゃあな」タタタッ
勅使河原「上手くやれよ!」
望月「月曜期待しとくよ」
恒一「行ってらっしゃい中尾君」
中尾「おう。じゃあな」タタタッ
ー屋上ー
中尾「ふぅ......落ち付け俺。」ドクンドクン
中尾「………よし、行くか」
ガチャ キィー
中尾「ふぅ......落ち付け俺。」ドクンドクン
中尾「………よし、行くか」
ガチャ キィー
中尾「………これはどういう事だ?」
中尾「誰もいないだと……」キョロキョロ
中尾「……ふぅ」
中尾(俺が早すぎたんだな。そうだ、それしかない)
中尾「誰もいないだと……」キョロキョロ
中尾「……ふぅ」
中尾(俺が早すぎたんだな。そうだ、それしかない)
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