元スレ女騎士「……あいつは長い髪が好みなのか?」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ★
1 :
珍しく姿見の前に立って独りごちるのを見られて慌てふためく女騎士ちゃんかわいい
3 = 1 :
ぺろぺろ
4 :
休日に街にくりだした時に可愛い服を買っているところを意中の相手に見られて慌てふためく女騎士ちゃん
5 :
女騎士「ふむ…これなんか女の子っぽくて可愛いんじゃないだろうか」
女騎士「買ってしまった…でも、これであいつも私のことを少しは意識してくれるだろうか…」
騎士「へえ~、お前もこんな可愛い店で服とか買うんだな」
女騎士「いや、買ったのは初めてだがお前のためにっ…え?」
みたいなのオナシャス!!
6 = 4 :
騎士「普段からこういう店来たりしてるのか?」
女騎士「は、初めてだと言っただろう!こ、こんなチャラチャラとした……」
騎士「その割には手なれた様子で服選んでたよな?」ニヤニヤ
女騎士「なっ、そ、そんなわけないだろう!」
騎士「くっはは、いつも強気な女騎士様の弱点発覚ってか、顔赤くなってんぞ?」
女騎士「ぐ、ぐうぅ……!」
騎士「まあいいんじゃないか?その服似合いそうだしな、かわいいんじゃないか?」
女騎士「なっ……!か、かわ……!」
騎士「まあ普段の姿からじゃ想像もできねーけどな!」カラカラ
女騎士「こ、コイツ……!」
こうですかわかりません
7 :
女騎士「騎士団の資材買い出しでこんなに時間かかるとは思わなかった……何だあの防具屋!適当な仕事ばかりで!二度と使わん」
女騎士「……来る日も来る日も鍛錬が続いているが、これで本当に街は、世界は平和になるのだろうか」
女騎士「いや、私は戦うことが生業、それ疑問をいだいてはいけないな」
女騎士「それにしても、なんなんだろうな、あいつ……」
騎士「あいつって?」
女騎士「ん?ああ、昨日から新しく騎士団に加入したと思ったら、いきなり私を副長に下げて団長になった男がいてな」
騎士「ほう」
女騎士「まぁ確かに決闘で私は負けたのだが」
女騎士「今ひとつ納得が行かない、それに人使いが荒くて資材調達させるし」
8 = 7 :
あ、どうぞどうぞ
9 = 4 :
いやいや俺寝るんでどうぞどうぞ
10 :
久々にこの>>1見たな
はよ続けろ
11 :
おいはよ
12 = 7 :
女騎士「それはまあ、決闘では負けはしましたが、まあ」
騎士「うん」
女騎士「って、団長!?」
騎士「おう、俺だ」
女騎士「えと、あの、その、今さっきのは言葉のあやというか、ですね」
騎士「言葉のあや、ね」
女騎士「ですからその、別に団長のことを悪く思ってるわけでは」
騎士「まあ別にいいさ」
女騎士「ほっ」
騎士「でもあれだな、俺のことは別に団長と呼ばなくてもいいと言ったんだが」
13 = 7 :
女騎士「いやでもそのですね部下たちへの示しというかその、」
騎士「いいっていいってそんなの。それより俺には騎士っていうもっとカッコいい名がある」
女騎士「そうはおっしゃいますけどね……」
騎士「そういう固っ苦しいのも勘弁なんだよね、そんな人間でも出でもないしさ」
女騎士「そう言うことではないんです、これは騎士団の風紀に関わることなんですから」
騎士「めんどくさいなあ」
女騎士「とにかく、私は団長とお呼びしますので」
騎士「へいへい」
15 = 7 :
女騎士「ところで団長はなにをしていられるのですか?」
騎士「おう、それだ、実はな……」
女騎士「?」
騎士「どこかに可愛い娘はいな ガツッ いってぇ!」
女騎士「何考えてるんですか!」
騎士「なにって、ナニだよ。せっかく大きい街に来たんだしいいじゃないか、俺の住んでいた田舎なんか可愛いのかの字もなかったんだぜ」
女騎士「私がさっき何を言ったのかもう忘れたんですか?」
騎士「さっきって、なんだっけ ガインッ ってぇ!」
女騎士「だから、騎士団の風紀に関わるって」
騎士「んだよそんなのどうでもいいだろ」
女騎士「よくありません!町の人がどう思うことか……!」
16 = 7 :
女騎士「だいたい、今の時間帯なら本部で鍛錬の時間では?午後は馬術の……」
騎士「ああそれな」
女騎士「はい?」
騎士「団長権限で無しにした」
女騎士「」
騎士「毎日毎日訓練訓練じゃ人間疲れるって、適度に魂を開放しないとな」
女騎士「」
騎士「疲労していたらいざというときに働けないだろ?だからたまには休んで、心にゆとりを持っておくんだよ」
騎士「なんつってな」女騎士「……か」騎士「ん?」
女騎士「ばかぁあああああ!!!」
17 = 7 :
女騎士「いざという時、その時に怠けていたりしたら元も子もないでしょう!?」
騎士「俺は問題ない」
女騎士「そういう問題の話じゃありません!戻りますよ本部に!今すぐ!」
騎士「まあまあそうカリカリすんなって、ほら、心に余裕を持つんだって」
女騎士「持ってます!これ以上結構です!」
騎士「あーあーそんなに起こったら可愛い顔がもったいないぞ、そこ歩いてる姉ちゃんみたいにもっと愛想よく」
女騎士「かっ、可愛い、私が、あっ、いやそんな話ではごまかされません!」
騎士「ごまかしなんかじゃないさ、お前はほんとうに可愛いとおも痛いやめて耳引っ張らないでっでっで」
女騎士「いいですいいわけは本部で聞きますから」
騎士「違ういいわけじゃないいいから耳離してちぎれるちぎれるから」
18 = 11 :
お前ら、朝まで残しとけよ!
19 = 7 :
まじで?じゃあ俺も寝るわ
20 = 7 :
本部――
女騎士「ですからですね、騎士の心得というものを一からですね……」
騎士「へぇへぇ」
女騎士「まずは騎士というのはどのような職業であるのか……」
騎士「あーあー」
女騎士「人々を守るというとても尊い任務を……」
騎士「」
女騎士「人々から尊敬される、規範で有るべき立場で……」
騎士「……」
女騎士「強さ、勇敢さだけではなく冷静さ聡明さがですね……」
騎士「……」 zzz
21 = 7 :
女騎士「……と、このような感じに、騎士はかくあるべきでして、団長、聞いていましたか?」
騎士「……ん、あ、はい!聞いてました!」
女騎士「本当ですか?……まあいいでしょう」
騎士「やっと終わった……」
女騎士「では団を呼び戻して鍛錬をですね」
騎士「え」
女騎士「と、思いましたがもうこんな時間ですね。仕方がありません、でも明日からはしっかり訓練をして行きましょう」
騎士「もう日が暮れてしまった」
女騎士「本当にあの防具屋、こんなに時間を取らせるなんて……」
騎士「(説教が長いせいだと言いたいけど黙っておこう)」
女騎士「団長、明日こそはしっかりしてくださいよ」
22 = 7 :
騎士「へーへー、じゃ、俺は帰るからな」
女騎士「はい、ではまた明日」
騎士「(まあ、遊ぶって言ったらやっぱり夜だよな!このうるさいのもいなくなるだろうし!)」
女騎士「団長、もちろんですが夜遊びもいけませんよ」
騎士「え」
女騎士「市民の規範たる騎士として許されるわけがないでしょう?」
騎士「」
女騎士「信じていますよ、団長」
騎士「お、おう!」
23 = 7 :
・・・・・・
女騎士「さて……」 チラ
姿見「……」
女騎士「髪……」
姿見「短いね」
女騎士「昼間の女性も髪が長かったな」
女騎士「……あいつは長い髪が好みなのか?」
女騎士「伸ばそうかな……」
女騎士「そうしたら……」
24 = 7 :
団員「副長?こんな時間に何をしているんですか?」
女騎士「!?」 バッ
団員「鏡?何か見ていたんですか」
女騎士「いや、なんでもありません、それより団員こそなぜここに」
団員「自分は今日の宿直であります、副長が決めたことですが……?」
女騎士「あー、ああそうでした。それではよろしくお願いしますよ」
団員「任せてくださいよ、副長も気をつけてお帰りください」
女騎士「ありがとう、それではまた明日」
25 = 7 :
家路――
女騎士「どうかしているな。騎士の道に歩いていくと決めたのだからしっかりと足を進まなければ」
女騎士「……」
女騎士「……」
女騎士「……かわいい、かあ」
女騎士「違う、何だ、私は一体何を考えているんだ」
女騎士「伸ばそうかな……」
女騎士「……」
…………
………
……
…
27 = 7 :
『やーい!おとこおんなー!』
『おまえんちー!とーちゃんもかーちゃんもいないんだろー!ひとりぼっちー!』
『うるさい!ひとりぼっちでなにがわるい!このぉ!』
『いだっ!なにするんだこのおとこおんな!』
『おんなのくせになまいきだな!おいみんなでいっせいにやっちまおうぜ』
『1たい1でかかってこいひきょうもの!そんなにわたしがこわいのか!』
『ひきょうでけっこーこけこっこーさっきはよくもけってくれたな!おかえしだ!』
『いたっ、ぐうっ、ひ、ひきょうものめ……』
『やーいくやしかったらやりかえしてみろーゆるしてほしかったらあやまれよー』
『あ、あやまるもんか……!ぜったいにあやまるもんか!』
28 = 7 :
女騎士「はっ」 ガバッ
女騎士「昔の……夢?」
女騎士「久しく見ていなかったのに……」
女騎士「さっさと支度をして出よう……」
本部――
女騎士「……遅い、遅いですよ全く」
騎士「え、いや時間には間に合ってるって」
女騎士「騎士団の、それも団長たるものはですね、」
騎士「あーあーはいはいー、訓練の時間がなくなっちゃうからさっさと始めようねー」
29 = 10 :
即興だろうにこの練りっぷりはなんなんだ
31 = 7 :
・・・・・・昼
女騎士「団長、今日の午後ですが」
騎士「んー訓練でしょ?」
女騎士「その予定だったのですが一報が入りまして」
騎士「一報?」
女騎士「はい、近くの森で最近煙が立ち上っていることが多くなったのだとか」
騎士「煙ねぇ、密猟者か何かじゃないの」
女騎士「それだけならいいのですが、近くの街でこの間盗賊団が大層な働きをしたという話も耳にしているので」
騎士「ほー、盗賊団ね、武装はしている感じか」
女騎士「はい。それなりの被害が出たようで」
32 = 7 :
女騎士「それで、今からは森の警らに行ったほうがよいかと思いまして」
騎士「んー、そうだな……」
女騎士「被害のおそれがあるなら、事前に対処しておいたほうがいいかと」
騎士「いや、その必要はないだろう」
女騎士「そうですか……では午後は予定通りの訓練を」
騎士「だな。(ホントは街行きたい)」
女騎士「では馬小屋前に集合ですね」
33 = 7 :
・・・・・・夕方
騎士「あーやっと今日も終わった」
女騎士「団長そうやってすぐにだらけないでください、部下たちも見ていますよ」
騎士「もー今さら俺の体裁とかどうでもいいじゃん部下とか皆知ってるからさ」
女騎士「風紀が騎士「あーはいはいわかりましたから」
女騎士「本当にわかってます?」
騎士「わかってますーわかってるからさっさと出て騎士団じゃない騎士になります―」
女騎士「あっ、やっぱりわかってないじゃないですか!ちょっと!まって、ああ行っちゃった」
女騎士「まったくもう……」
34 = 7 :
騎士「さて……」
騎士「様子でも見に行きますかね」
森――
騎士「確かに煙が登っているな……方向はあっちか」
………
……
…
騎士「ここのあたりのはずだが……お、話し声がする……」
密猟者A「へへへ、今日も大量だったな……」
密猟者B「ああ、この森はいい角が取れる」
密猟者C「ホント最高の狩場だ。賊の噂のお陰で誰も寄り付かないからバレる心配もないし」
密猟者A「全く盗賊さまさまだぜ」
密猟者B「でもそろそろヅラかるかね、それこそ本当に盗賊に出くわしたら洒落にならん」
35 = 7 :
密猟者A「なんだよあの噂本当だったのか」
密猟者B「いや俺も噂だけなんだけどよ、あの洞窟が怪しいって話」
密猟者C「あそこって、ああ、あそこね。なるほどもっともらしい」
騎士「どのあそこなんだね、どの洞窟」
密猟者B「何言ってるんだよ、おととい森の中をうろついているときに見つけた大きなのがあったじゃないか」
騎士「大きい洞窟ね、ふぅん。情報有難う」
密猟者共「えっ」
騎士「情報量としてだけど、ブタ箱くらいしかやれねーわ、すまんな」
密猟者共「」
………
……
…
36 = 7 :
騎士「なるほどな、ここの森は思ったよりもいろいろ深そうだ」
騎士「週末、見に来たほうがよさそうか」
騎士「だな」
騎士「まあとにかく今日はかえって寝るか」
騎士「あしたも女騎士ちゃんうるさいだろうし」
騎士「これ、中間管理職の悲しいところね」
37 = 7 :
『な、なんでですか!なんで騎士団に入ってすぐの者などを団長に!』
『納得できません!私は、ずっとこの騎士団の……!』
『決闘ですか?それで団長を?』
『わかりました、その条件でやります。王が直々に命じたとか言われているようですが、私は毎日鍛錬しているんです、遅れをとるわけありません!』
『では……行きますよ!いざ尋常に……!』
『え……あっ、そんな……!』
『まさか……この私が負けるなんて、そんなはずは……』
『そういう取り決めですから、仕方がありません。私はそれで、納得、していますから……』
『え?可愛い顔が台無し?何を言ってるんですか、私はそのような』
『お世辞抜きに可愛い?そ、そうやってごまかすつもりですね、そそそ、そうはいきません!』
38 = 7 :
………
……
…
女騎士「……今日は、ちょっと前の夢だ」
女騎士「そっか、2回目だったのか」
女騎士「支度をして、行かなきゃ」
女騎士「明日は週末か……」
女騎士「訓練、したほうがいいのだろうか」
40 :
おい
41 = 11 :
えっ
43 :
ほ
46 :
ふむ
48 :
しゅ
49 = 42 :
ぞ
50 = 43 :
ほ
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