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    元スレ恒一「記憶……喪失……?」

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    タグ : - アナザー + - 見崎鳴 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :


    恒一「いてて……頭が痛い……」

    恒一「あれ?僕はここで何をしてたんだっけ?」

    恒一「というか僕は誰?ここはどこ?」

    「どうしたの榊原くん?そんな所でうずくまって……」

    恒一「榊原……?」

    「?」

    恒一「榊原って僕のこと?君は僕が誰だか知ってるの?」

    (これは……)

    3 :

    はやく書けください

    5 = 1 :


    (こんな所に野球部のボールが落ちてる……)

    恒一「ごめんちょっと混乱してて……その、自分が誰なのかも分からないんだ」

    恒一「よかったら君の知ってること教えてくれないかな?」

    「大丈夫よ落ち着いて。そこに野球ボールが落ちてる」

    恒一「?」

    「大方それで頭を打ったのね」

    「記憶喪失ってやつよ」

    恒一「記憶……喪失……?」

    「でも大丈夫。私はあなたのことよく知ってるから……」

    恒一「本当!?自分では何も思い出せなくて……いてて……」

    「あなたの名前は榊原恒一。そして……」

    恒一「……」

    「私のお兄ちゃんよ」

    6 :

    鳴ちゃん...

    7 = 1 :


    恒一「お兄…、君が僕の……妹……?」

    「そうよお兄ちゃん。本当に何も思い出せないのね」

    恒一「僕に妹がいたのか……でもよかったよ家族に会えて」

    恒一とりあえず家まで案内してくれるかな?えっと……」

    「鳴よ……」

    恒一「鳴、とにかく一旦家に帰ってそれから病院に……」

    勅使河原「おーいサカキー!」


    8 = 1 :

    勅使河原「よぉサカキ今帰りか?」

    恒一「えっと……」

    「クラスメイトの勅使河原くんよ」ゴニョゴニョ

    恒一「や、やあ勅使河原くん。うん、今帰る所だよ」

    勅使河原「……くん?」

    恒一「その、実は……」

    「記憶喪失のことは言わない方がいいわ。余計な心配をかけるから……大丈夫フォローするから……」

    恒一「…あ、えっとなんか用かな?」

    勅使河原「?…帰り何か食ってこーぜ!」

    恒一「ごめんちょっと用事があって……急いで帰らないといけないんだ」

    勅使河原「おう、そうか……見崎も用事か?」

    「ええ、ごめんなさいね……」

    勅使河原「そっか、じゃあまた今度な!」

    恒一「じゃ、じゃあね」

    「……」

    9 = 1 :

    恒一「見崎って?」

    「私……見崎鳴……」

    恒一「え?僕は榊原って……苗字が違うじゃないか!」

    「……家庭の事情よ……そんなことも忘れちゃったのね」

    恒一「そうなんだ……」

    「ねぇお兄ちゃん」

    恒一「?」

    「勅使河原くんと話してみて何か思い出したりしなかった?」

    恒一「そういえば学校で彼とよく話してたような……」

    「そう…わかったわ、お兄ちゃんの記憶を戻す方法」

    10 = 1 :


    恒一「本当!?」

    「ええ、学校のクラスメートとコミュニケーションをとることが思い出す鍵になると思うの」

    恒一「確かに……何かのきっかけで思い出せるかもしれない」

    「決まりね。じゃあ行きましょう何人かはまだ残ってるはず」ギュッ

    恒一「うん…って、え!?手つないで行くの?」

    「?…そうよ。私たち一緒にいるときはいつもこうしてるじゃない」

    恒一「そ、そうなんだ……」

    「いきましょ」ギュー

    11 :

    良いぞ

    12 = 1 :

    教室

    綾野「あれ?こういっちゃん帰ったんじゃなかったの?」

    恒一「えっと……」

    「綾野さんよ。演劇部の子」

    恒一「ちょっと忘れ物しちゃって……綾野さんは部活?」

    綾野「……(手つないでる…)」

    綾野「う、うん!さっき終わって泉美待ってるとこ(え!?なんなの?二人って付き合ってるの!?)

    綾野「あ、あのさ~こういっちゃん?」

    恒一「?」

    綾野「ふ、二人はそういう関係なの……?(付き合ってるの?)」

    恒一「?……うん、そうだよ(兄妹だよ)」

    綾野「」

    13 :

    鳴ちゃんはかわいいなあ!

    14 = 1 :

    綾野「あっ!そういやあたし用事があったの忘れてた!じゃあねこういっちゃん、見崎さん」ピュー

    恒一「なんか様子がおかしかったけどいつもあんな感じの人なの?」

    「そうね。だいたいいつもあんな感じ」

    ガラッ
    赤沢「お待たせ綾野、対策係の仕事が長引いちゃって……っていないじゃない……」

    赤沢(……!あれは恒一くんと見崎さん?)

    恒一「ていうかやっぱり兄妹だからって手つないでるのおかしくないかな?」

    「そうかな?」

    赤沢(手を……つない……でる……)

    15 = 1 :


    恒一「だってさっきからすれ違う人皆にジロジロ見られるし……」

    「私たち兄妹の仲の良さは校内でも有名よ。ジロジロ見られるのはきっと普段と違うから」

    恒一「普段と違う……?」

    「普段はこうだもの」ギュー

    赤沢(腕組みおったで……!!)

    恒一「わわっ!ちょっと、まずいよ鳴!」

    「何がまずいの?」

    恒一「その……いろいろと当たってるから……」カァァ

    「お兄ちゃんは私のこと嫌い?」ジー

    恒一「そ、そんなことないけど……」

    「よかった♪」ギュー

    赤沢「」

    杉浦「泉美?そんな所に突っ立ってどうし……」

    赤沢「」

    杉浦(白目剥いとる……!)

    16 = 11 :

    あかざーさんww

    17 :

    白目剥いたアカザーさんの画像はよ

    18 = 1 :


    赤沢「……はっ!いやいやいや、ちょっと恒一くん!見崎さん!」

    恒一「はい!って……えっと君は……」

    「……」チッ

    赤沢「これは一体どういうこと?」

    恒一「え?え?」

    「この人はアカザーさんよ。私が普段とてもお世話になってる人だからお兄ちゃんからもお礼を言っといてくれる?」

    恒一「そうなんだ……。えっと、アカザーさんうちの鳴がいつもお世話になってます」ペコリ

    赤沢(う…ち…の…鳴……)ピクピク

    杉浦(面白い顔……)

    19 :

    鳴ちゃんは可愛いなぁ

    20 = 1 :


    赤沢「いろいろと説明してもらいたいことがあるわ!」

    恒一「……え、え~」

    「お兄ちゃん、お兄ちゃん」チョンチョン

    恒一「?」

    「私お腹すいてきちゃった……」

    恒一「そ、そう?何か食べてから帰る?」

    「うん」

    赤沢「ちょっと待ちなさい!話はまだ終わってないわ」

    恒一「でも……」

    赤沢「じゃあわかった。私たちも一緒させてもらうわ。いいわよね?」

    「……」

    杉浦(なんで私まで……)

    21 = 1 :

    テクテク

    杉浦「もういい加減諦めたら?どう見ても付き合ってるじゃないあれ」

    赤沢「嫌よ!それに……恒一くんの様子が変なの気付かなかった?」

    恒一「あれ?この店来たことあるような……」

    赤沢「何言ってるのよイノヤならこの前……」

    「……じゃあここにしましょう」

    カランコロン
    勅使河原「よおーお前らー!」

    恒一「あ、さっきの……」

    「……」

    23 = 1 :


    望月「奇遇だね。僕らもお茶してた所なんだ」

    勅使河原「サカキー用事はよかったのか?」

    恒一「ま、まぁね……」

    勅使河原「よう赤沢!」

    赤沢「なんであんたがここにいるのよ……」

    勅使河原「んな釣れないこと言うなよ~ほらここ座れよ」

    赤沢「ふん、あんたそっちに座りなさいよ。ほらどいたどいた!」

    勅使河原「ちぇっなんだよ~」

    赤沢「さあ恒一くん私の隣空いてるわよ」

    恒一「う、うん……でも……」

    「……」

    望月「見崎さんの椅子が無いみたい。向こうから持ってこようか?」

    「……大丈夫よ」

    「お兄ちゃんの膝の上に座るから」

    赤沢「……」ガタタン

    24 = 1 :


    恒一「わー!!ちょっと鳴!ダメだよ!」

    「……どうして?いつもはこうして……」

    恒一「僕たちはあっちの二人用のテーブル座るから……ハハハ」

    杉浦「……」

    望月「……」

    勅使河原「…なぁ?あの二人いつからだ?」

    杉浦「二人でいないものにされてた時期もあったし別におかしくないわね」

    望月「結構お似合いだよねーあの二人」

    赤沢「……」キッ

    望月「……」ビクッ

    25 :

    鳴タンの義眼ぺろぺろ

    27 = 1 :


    勅使河原「でもよーサカキの鳴って呼び方はわかるけどよー」

    勅使河原「お兄ちゃんって呼び方はどうよ?見崎ってそんなキャラだったか?」

    望月「僕はいいと思うけどなー」

    望月「いらっしゃいませ。ご注文はお決まりですか?」

    杉浦「私はアイスコーヒーで」

    恒一「えっと、僕は……」

    赤沢「恒一くんこの間のあれにしなさいよ。美味しかったでしょ?」

    恒一「…?」

    「お兄ちゃん、お兄ちゃんはこのお店の常連なの」

    恒一「そうなんだ、どうりでぼんやりと記憶が……」

    「うん、だからいつも通りの注文の仕方じゃないと変に思われちゃうよ?」

    恒一「注文の仕方……?」

    「……」ゴニョゴニョ

    28 = 1 :


    望月「榊原くんは何にする?」

    恒一「えっと、僕は……」

    恒一「『ハワイコナのエクストラ・ファンシー以外なら何でもいい』です」

    赤沢「……!」

    望月「そ、そう……え、えっと…じゃあアイスコーヒーでいいかしら?」

    「私はチーズケーキとミルクティーを」

    望月「い、泉美ちゃんはいつものでよかったかしら?」

    赤沢「」

    杉浦(血の涙……!?)

    29 = 11 :

    ひでええww

    30 = 22 :

    鳴ちゃん嫌な奴過ぎる…

    31 = 1 :


    赤沢「ぜっっっっったい変よ!!」

    勅使河原「確かにちょっと様子がおかしかったかもなー」

    赤沢「コーヒー飲んだら二人で逃げるように帰っちゃうし」

    望月「きっとラブラブなんだよー邪魔しちゃ悪いよー」

    赤沢「あんたは黙ってて」

    望月「」

    杉浦「もういい加減諦めなさい。傷つくだけよ」

    赤沢「嫌よ!こうなったら徹底的に問い詰めてやる!」

    32 :

    現象さんやっちゃってください

    33 :

    鳴ちゃんprpr

    34 :

    この鳴ちゃんは死んでもいい

    35 :

    鳴ちゃん…

    36 = 19 :

    苦手なものを回避させたんだまあいいだろう

    37 = 11 :

    この鳴ちゃんは可愛すぎる

    38 = 1 :


    恒一「えっと…アカザーさん……?」

    赤沢「恒一くん…見崎さんは?」

    恒一「トイレに行くって言って抜け出してきたんだ」

    恒一「それよりどうしたの?二人で話がしたいだなんて」

    赤沢「率直に言うわね。恒一くん、なんだか今日のあなた変よ」

    恒一「そ、そうかな……?」

    赤沢「確かに前から見崎さんとは仲が良かったかもしれないけどあんなじゃなかった」

    恒一「……」

    赤沢「ズバリ聞くけど、あなたと見崎さんはどういう関係なの?」

    39 = 33 :

    ピンチ

    40 :

    オタワ

    41 = 1 :


    恒一「え…?普通に兄妹だけど……え?」

    赤沢「……兄妹!?…あなたと見崎さんが?」

    恒一「うん……え?違うの?」

    赤沢「はぁ~、恒一くん何か変なものでも食べたんじゃないの?」

    恒一「……」

    赤沢「それか頭でも強く打った?」

    恒一「……うん、実は……」

    42 = 11 :

    ぎゃああああああああああ 赤沢さんの復讐が始まるよ

    43 = 40 :

    巧妙に仕組まれたアカザースレだったとは……!

    44 = 34 :

    鳴ちゃん死んだな

    45 = 1 :


    赤沢「記憶喪失ぅ!?」

    恒一「……ごめん黙ってて」

    赤沢「それじゃ何も覚えてないの?私のことも?」

    恒一「ごめん……」

    赤沢「まぁ、でも本当のことが分かって安心したわ」

    赤沢「それにしてもいくら記憶喪失だからって見崎さんを妹と思うなんて……」

    赤沢「恒一くんって意外と騙されやすいのね」

    恒一「だって……しょうがないじゃないか」

    赤沢「ふふふ、まぁいいわ。私も協力するから何とかして記憶を取り戻しましょう」

    恒一「……ありがとうアカザーさん」

    赤沢「赤沢ね」

    46 :

    この赤沢さんは怒りのあまり壁パンしてる

    47 :

    小椋さんが殴られてるのか

    48 = 1 :


    赤沢「それで?何か新しく思い出したりできた?」

    恒一「……全く」

    赤沢「きっかけが必要なのかもね・・・記憶を無くす前によくしてた状況をなぞってみるとか」

    恒一「……」

    赤沢「……ねぇ恒一くん?」

    恒一「なに?」

    赤沢「……キス……しよっか…」

    49 = 1 :


    恒一「はぇ!?な、何を言ってるんだよアカザーさん!!」

    赤沢「赤沢ね。言ったでしょ?記憶喪失前の状況を再現することできっかけになるって」

    恒一「い、意味が……」

    赤沢「付き合ってるのよ私たち」

    恒一「……」

    50 = 11 :

    赤沢さんも小悪魔やった


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