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元スレ死神娘「快楽天国か快楽地獄か。死んだらどっちを選ぶ?」
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「第二圏……」
自分の微かな神曲を読んだ記憶を辿り、
行き着いた答えはそれだった。
結局のところ、この裁判官は神曲のそれだが。
あくまでもあれは人間の創作でしかないし。
そもそも俺が落ちたのは地獄は地獄でも『快楽地獄』なのだ、
神曲通りとは限らない。
となると必然、最も浅い階層が一番安全、と言えるのだろう。
多分。きっと。――それに、結局死神の言葉を聞いて男として喜びかけた
自分の浅ましさ。快楽と聞いて性欲と直結させた俺の心には、
ある意味もっとも適した地獄と言える。
「よかろう。ではそこの扉をくぐるといい」
死神と同様。
酷くつまらなそうに鼻を鳴らし男は数ある扉の一つを開く。
―――
ギィィ……バタン。
巨大な扉が大きく軋みながら俺の背後で閉じていく。
「……ここが愛欲地獄」
記憶が正しければ神曲では肉欲に溺れた者が、荒れ狂う暴風に吹き流されるという。
そんな地獄だった筈。切り裂かれたり、食われたり、燃やされたり、氷漬けにされたり等と比べれば、
まだマシな階層。
「あら……」
一体ここでどんな目に合うのかと、
キョロキョロしながら縮こまっていると。
不意に若い女性の声がした。
「あなた……新入りね?」
長く煌く絹のような金髪、陶磁の様に白い肌。
深く切れ込みの入った胸元からは、はちきれんばかりの乳房が谷間を強調し、
蒼く透き通った瞳でこちらを品定めするように見据えてくる。
悪魔らしい羽と尻尾、そして角を除けば絶世の美女と呼べる
美しい女性がそこにはいた。
「この地獄に落ちてきたって事は、
貴方生前性欲に溺れ他者に迷惑をかけた罪人って事よね」
長く、真っ赤な舌が整った唇からじゅるりと顔を出し。
女性はにやりと深い笑みを浮かべる。
「ふふっ、私ってばついてるわぁ……。一番絞りを貰えるなんて……、
何年振りかしらねぇ……」
蒼眼を細め、一人で嬉しそうに喋る女性。
「ど、どういう事だ……?」
「あら、まだ状況がわかってないの? ……まぁいいわ、お姉さんは機嫌がとってもいいから、
無知な新入り君にここで何をされるか教えてあげるわ……」
背中の羽で僅かに地面から浮いている彼女は、
空中で長く美しい、むっちりとした足を見せ付けるように組みながら笑う。
「犯されるのよ。貴方は、ここで、永遠に」
言うが早いか、彼女の尻尾が目にも止まらぬ速さで鞭の様に振るわれた。
風を切る高い音と、布が裂かれる耳障りな音がして。
俺が先程まで来ていた服はただの布切れと化し、
一瞬で俺は一糸纏わぬ姿にさせられた。
「ここではね。貴方みたいな性欲の権化達が、
私達サキュバスに永遠と搾精されるの。
生前貴方が他者にした様に、私達の性欲の捌け口として、
道具の様に、貴方の意思なんて関係なく。
空腹も睡眠欲も、当然死もないこの空間で……ずぅっと、ね」
六時には帰ってくるから
ね? 聞き分けのいい貴方達ならわかってくれるわよね?
ふふっ、我侭な子ね。でもだーめ、ここは地獄なのよ?
貴方達の期待になんて絶対に答えてあげないの。
精々寒さに震えながら一人で待ってると良いわ。
ちゃんと待ってたらご褒美あげるから……
ね? 聞き分けのいい貴方達ならわかってくれるわよね?
ふふっ、我侭な子ね。でもだーめ、ここは地獄なのよ?
貴方達の期待になんて絶対に答えてあげないの。
精々寒さに震えながら一人で待ってると良いわ。
ちゃんと待ってたらご褒美あげるから……
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