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元スレ見崎鳴「メイのメイ探偵」恒一「えっ」

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恒一「なんで!? 嘘はついてないよ!?」
鳴「もう嘘とかどうでもいいから。とにかく罰ゲーム」
恒一「さっきから理不尽に拍車がかかってるんだけど!?」
鳴「ほら、早く紙引いて」
恒一「えええ……」
鳴「早く」
恒一「……はあ、もうどうでもいいや」ガサゴソ
恒一「なんで!? 嘘はついてないよ!?」
鳴「もう嘘とかどうでもいいから。とにかく罰ゲーム」
恒一「さっきから理不尽に拍車がかかってるんだけど!?」
鳴「ほら、早く紙引いて」
恒一「えええ……」
鳴「早く」
恒一「……はあ、もうどうでもいいや」ガサゴソ
恒一「……ん、引いたよ」スッ
鳴「はい……それじゃ罰ゲームないよ、う、は……えっ」
恒一「……? どうかしたの? 罰ゲーム内容は?」
鳴「……罰ゲーム内容は……」
恒一「内容は?」
鳴「…………ス」ボソッ
恒一「え? なんて?」
鳴「き、キス」
恒一「……えっ?」
鳴「ほっぺに、キス」
恒一「……はぁああああああ!?」
鳴「はい……それじゃ罰ゲームないよ、う、は……えっ」
恒一「……? どうかしたの? 罰ゲーム内容は?」
鳴「……罰ゲーム内容は……」
恒一「内容は?」
鳴「…………ス」ボソッ
恒一「え? なんて?」
鳴「き、キス」
恒一「……えっ?」
鳴「ほっぺに、キス」
恒一「……はぁああああああ!?」
恒一「な、な、えっ、なっ、なにそれ!?」
鳴「私だってなにそれ状態」
恒一「え? そ、それってどういうこと?」
鳴「私、こんな罰ゲーム書いた紙、入れた記憶無い……」
恒一「えっ? それってどういうこと?」
鳴「わからない……」
恒一「そ、そう……じゃあこれは無効ってこと?」
鳴「え?」
恒一「だって、見崎が記憶無いって言うなら……ノーカンじゃない?」
鳴「……」
鳴「私だってなにそれ状態」
恒一「え? そ、それってどういうこと?」
鳴「私、こんな罰ゲーム書いた紙、入れた記憶無い……」
恒一「えっ? それってどういうこと?」
鳴「わからない……」
恒一「そ、そう……じゃあこれは無効ってこと?」
鳴「え?」
恒一「だって、見崎が記憶無いって言うなら……ノーカンじゃない?」
鳴「……」
鳴「……ううん、実行する」
恒一「え?」
鳴「罰ゲームは絶対。このまま実行します」
恒一「えぇええぇ……」
鳴「ほら、じっとしてるから早くして」スッ
恒一「ちょ、ちょっと待ってって」
鳴「……」
恒一「……また問答無用か」
恒一「え?」
鳴「罰ゲームは絶対。このまま実行します」
恒一「えぇええぇ……」
鳴「ほら、じっとしてるから早くして」スッ
恒一「ちょ、ちょっと待ってって」
鳴「……」
恒一「……また問答無用か」
鳴「……」
恒一「……」
鳴「……」
恒一「……えっと、それじゃ」
鳴「ん……」
恒一「……し、失礼します」
鳴「……どうぞ」
恒一「……」
チュッ
恒一「……」
鳴「……」
恒一「……えっと、それじゃ」
鳴「ん……」
恒一「……し、失礼します」
鳴「……どうぞ」
恒一「……」
チュッ
恒一「……えーっと、これでいいんだよね?」
鳴「……」
恒一「……? 見崎?」
鳴「……」ポケー
恒一「見崎!? 目の焦点あってないよ!?」
鳴「!」ハッ
恒一「あ、元に戻った……」
鳴「……ごめんなさい、少し遠い所に行ってた」
恒一「遠い所って……」
鳴「……」
恒一「……? 見崎?」
鳴「……」ポケー
恒一「見崎!? 目の焦点あってないよ!?」
鳴「!」ハッ
恒一「あ、元に戻った……」
鳴「……ごめんなさい、少し遠い所に行ってた」
恒一「遠い所って……」
鳴「それじゃ……次で最後の質問です」
恒一「やっとこれで終わりか……」
鳴「今までお疲れ様」
恒一「あ、いや、別に疲れてはないけど」
鳴「ん……それじゃ、質問の内容言うね?」
恒一「うん」
鳴「……最後の質問の内容は」
恒一「内容は?」
鳴「……す、好きな人」
恒一「え?」
鳴「好きな人は、いますか?」
恒一「やっとこれで終わりか……」
鳴「今までお疲れ様」
恒一「あ、いや、別に疲れてはないけど」
鳴「ん……それじゃ、質問の内容言うね?」
恒一「うん」
鳴「……最後の質問の内容は」
恒一「内容は?」
鳴「……す、好きな人」
恒一「え?」
鳴「好きな人は、いますか?」
恒一「す……好きな人?」
鳴「うん、好きな人」
恒一「……ライク? ラブ?」
鳴「もちろん、ラブの方」
恒一「え、な……なにその質問」
鳴「お願い、答えて」
恒一「す、好きな人って……」
鳴「いるの? いないの?」
恒一「えっと……」
鳴「……」ジッ
恒一「……い、いるよ」
鳴「!」
鳴「うん、好きな人」
恒一「……ライク? ラブ?」
鳴「もちろん、ラブの方」
恒一「え、な……なにその質問」
鳴「お願い、答えて」
恒一「す、好きな人って……」
鳴「いるの? いないの?」
恒一「えっと……」
鳴「……」ジッ
恒一「……い、いるよ」
鳴「!」
鳴「それは……それは、私が知ってる人?」
恒一「……うん、よく知ってると思う」
鳴「……クラスの人?」
恒一「そう、だね。3組の人だよ」
鳴「そう……」
恒一「……」
鳴「……それは」
恒一「……うん」
鳴「その人は、もしかして――」
ガチャッ
鳴・恒一「!?」
恒一「……うん、よく知ってると思う」
鳴「……クラスの人?」
恒一「そう、だね。3組の人だよ」
鳴「そう……」
恒一「……」
鳴「……それは」
恒一「……うん」
鳴「その人は、もしかして――」
ガチャッ
鳴・恒一「!?」
霧果「あら、榊原くん来てたのね」
鳴「お、お母さん……」
恒一「あ……お、お邪魔してます」
鳴「お母さん! 入るときはノックしてって言ってるじゃないですか!」
霧果「ああ、ごめんなさいね。それより鳴、私のビデオ知らない? 前鳴に貸してたと思ったんだけど……」
鳴「ビデオ?」
恒一「あ……もしかしてこれですか?」スッ
霧果「ああ、それそれ……ってなんで榊原くんが?」
恒一「えっと……ちょっと部屋の中で見かけたんで手に取っただけです」
霧果「あ、そうなの」
鳴「お、お母さん……」
恒一「あ……お、お邪魔してます」
鳴「お母さん! 入るときはノックしてって言ってるじゃないですか!」
霧果「ああ、ごめんなさいね。それより鳴、私のビデオ知らない? 前鳴に貸してたと思ったんだけど……」
鳴「ビデオ?」
恒一「あ……もしかしてこれですか?」スッ
霧果「ああ、それそれ……ってなんで榊原くんが?」
恒一「えっと……ちょっと部屋の中で見かけたんで手に取っただけです」
霧果「あ、そうなの」
鳴「……」
恒一「……」
霧果「それじゃ、探し物見つかったから私は行くわね。ごゆっくりどうぞ」
ガチャッスタスタスタ…
鳴「……」
恒一「……」
鳴「……」
恒一「……えっと、それじゃもう遅いし、僕も帰るね?」
鳴「えっ……ちょ、ちょっと待って」
恒一「そ、それじゃ見崎、また明日!」ガチャッ
鳴「あっ……」
恒一「……」
霧果「それじゃ、探し物見つかったから私は行くわね。ごゆっくりどうぞ」
ガチャッスタスタスタ…
鳴「……」
恒一「……」
鳴「……」
恒一「……えっと、それじゃもう遅いし、僕も帰るね?」
鳴「えっ……ちょ、ちょっと待って」
恒一「そ、それじゃ見崎、また明日!」ガチャッ
鳴「あっ……」
~恒一宅~
恒一「……はあ」
恒一(気まずくなって逃げたけど、明日見崎とどんな顔して会えばいいんだろう……)
恒一(と言うか、好きな人って……)
恒一(……そんなこと聞いてくるってことは、つまり……)
恒一(つまり、そういうことなんだよな……)
恒一(……)
恒一「う、うわぁああぁ……」カァアアア
玲子「? こ、恒一くんどうしたの?」
恒一「なんでも……なんでもないです……」カァアアアア
玲子「なんでもないって、顔真っ赤なんだけど……」
恒一「……はあ」
恒一(気まずくなって逃げたけど、明日見崎とどんな顔して会えばいいんだろう……)
恒一(と言うか、好きな人って……)
恒一(……そんなこと聞いてくるってことは、つまり……)
恒一(つまり、そういうことなんだよな……)
恒一(……)
恒一「う、うわぁああぁ……」カァアアア
玲子「? こ、恒一くんどうしたの?」
恒一「なんでも……なんでもないです……」カァアアアア
玲子「なんでもないって、顔真っ赤なんだけど……」
~見崎宅~
鳴「お母さんの馬鹿! お母さんの馬鹿!」
霧果「だからごめんなさいって言ってるじゃない」
鳴「昔からタイミングばっかり悪くって……それにあの箱に細工したのもお母さんでしょ!?」
霧果「あら、バレちゃった?」
鳴「やっぱり……!」
霧果「だってあの箱の中にあった罰ゲーム内容、全部ゆるゆるじゃない。あれじゃつまらないわよ」
鳴「つまらないとかそういう問題じゃ……!」
霧果「まあまあ。ほら、またおうちに榊原くんを呼べばいいじゃない」
鳴「~~~~~!」
霧果「なんなら、私が呼んであげましょうか?」
鳴「っ! い、いいです……自分で呼びますっ」
鳴「お母さんの馬鹿! お母さんの馬鹿!」
霧果「だからごめんなさいって言ってるじゃない」
鳴「昔からタイミングばっかり悪くって……それにあの箱に細工したのもお母さんでしょ!?」
霧果「あら、バレちゃった?」
鳴「やっぱり……!」
霧果「だってあの箱の中にあった罰ゲーム内容、全部ゆるゆるじゃない。あれじゃつまらないわよ」
鳴「つまらないとかそういう問題じゃ……!」
霧果「まあまあ。ほら、またおうちに榊原くんを呼べばいいじゃない」
鳴「~~~~~!」
霧果「なんなら、私が呼んであげましょうか?」
鳴「っ! い、いいです……自分で呼びますっ」
キスのくじはマジで鳴ちゃん知らなかったのか
それでも実行するって言えた鳴ちゃんえらいね
それでも実行するって言えた鳴ちゃんえらいね
鳴「……はあ」
鳴(今日はお母さんのせいで失敗したけど……)
鳴(……次。次こそは絶対に……)
鳴(……)
鳴(とりあえず、今日はもういいや……)
鳴(またお母さんの部屋からビデオ借りようっと)テクテクテク
鳴(今日はお母さんのせいで失敗したけど……)
鳴(……次。次こそは絶対に……)
鳴(……)
鳴(とりあえず、今日はもういいや……)
鳴(またお母さんの部屋からビデオ借りようっと)テクテクテク
『くそー、一足遅かったかあ! まんまと盗みおって!』
『いいえ、あの方は何も盗らなかったわ。私のために戦ってくれたのです』
『いや、奴はとんでもないものを盗んでいきました』
『……?』
『……あなたの、心です』
『……はい!』
鳴「……やっぱり、このシーンいいなあ」
終わり
『いいえ、あの方は何も盗らなかったわ。私のために戦ってくれたのです』
『いや、奴はとんでもないものを盗んでいきました』
『……?』
『……あなたの、心です』
『……はい!』
鳴「……やっぱり、このシーンいいなあ」
終わり
え・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
え・・・・・・・・
え・・・・・・・・
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