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元スレまどか「がんばったね、泣き虫ほむらちゃん」
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―さやかの部屋―
さやか「~~~~~~~~~~~~~~~っっ///」ゴロゴロ
さやか(何これ何これ何これ、あたし、夢見てるんじゃないよね?)
さやか(夏休み中、ずっと恭介と一緒じゃん!)
さやか(幸せ過ぎるよ、これ~~~~~~///)ゴロゴロ
さやか(受験戦争、バンザイ!!)
さやか「そうだ。今日の分の勉強、やっとこ」
さやか(あたしの方が進んでたもんね、恭介に教えてあげられるようにしとかないと)ニヤニヤ
さやか「~♪」
さやか(ここどうやるんだっけ……)
さやか(おっと、ほむらのノートのコピー、っと)
さやか(いやぁ、さやかちゃん、いい友達を持ったね!)
さやか「!!」ハッ
さやか「……………………仁美」
さやか(ヤバイ…………これって、抜け駆けじゃん)ドクン
さやか「~~~~~~~~~~~~~~~っっ///」ゴロゴロ
さやか(何これ何これ何これ、あたし、夢見てるんじゃないよね?)
さやか(夏休み中、ずっと恭介と一緒じゃん!)
さやか(幸せ過ぎるよ、これ~~~~~~///)ゴロゴロ
さやか(受験戦争、バンザイ!!)
さやか「そうだ。今日の分の勉強、やっとこ」
さやか(あたしの方が進んでたもんね、恭介に教えてあげられるようにしとかないと)ニヤニヤ
さやか「~♪」
さやか(ここどうやるんだっけ……)
さやか(おっと、ほむらのノートのコピー、っと)
さやか(いやぁ、さやかちゃん、いい友達を持ったね!)
さやか「!!」ハッ
さやか「……………………仁美」
さやか(ヤバイ…………これって、抜け駆けじゃん)ドクン
―夕方、コンビニ―
杏子「よっ、さやかじゃん」
さやか「杏子……」
杏子「あたしはバイトの帰りなんだ。さやかは?」
さやか「う、うん。消しゴムを買いにね」
杏子「……なんか元気ないけど?」
さやか「あは、まあね……」
杏子「はっ、仕方ない。話ぐらいなら聞くよ?」
さやか「うん……」
―公園―
杏子「食うかい?」
さやか「うん、サンキュ」
さやか「杏子、バイトは楽しい?」
杏子「ははは、まあね。こんな手があったんだ、ってちょっと後悔してる」
さやか「ふーん」
杏子「よっ、さやかじゃん」
さやか「杏子……」
杏子「あたしはバイトの帰りなんだ。さやかは?」
さやか「う、うん。消しゴムを買いにね」
杏子「……なんか元気ないけど?」
さやか「あは、まあね……」
杏子「はっ、仕方ない。話ぐらいなら聞くよ?」
さやか「うん……」
―公園―
杏子「食うかい?」
さやか「うん、サンキュ」
さやか「杏子、バイトは楽しい?」
杏子「ははは、まあね。こんな手があったんだ、ってちょっと後悔してる」
さやか「ふーん」
杏子「マジで元気ないな。どうしたのさ?」
さやか「今日、補習受けに行ったらさ、恭介がいて」
杏子「ぼうやが?」
さやか「あはは……あいつ、バイオリンばっか弾いてて成績下がっちゃったんだってさ」
杏子「へぇ~、マジでバイオリン馬鹿だな」
さやか「だから1人で勉強してるとバイオリンに手が伸びちゃうから、あたしと一緒に勉強しないか、って……」
杏子「マジ!? スゲー進展じゃん!」
さやか「うん」
杏子「ははっ、まどかのヤツが聞いたら喜ぶぞ」
さやか「でもさ……これって、抜け駆けじゃん」
杏子「あん?」
さやか「仁美はあたしに先に告白する権利を譲ってくれたのにさ、あたし、仁美に隠れてこんなことしてて」
杏子「……」
さやか「フェアじゃないよ。こういうの、良くないよね」
杏子「……」
さやか「今日、補習受けに行ったらさ、恭介がいて」
杏子「ぼうやが?」
さやか「あはは……あいつ、バイオリンばっか弾いてて成績下がっちゃったんだってさ」
杏子「へぇ~、マジでバイオリン馬鹿だな」
さやか「だから1人で勉強してるとバイオリンに手が伸びちゃうから、あたしと一緒に勉強しないか、って……」
杏子「マジ!? スゲー進展じゃん!」
さやか「うん」
杏子「ははっ、まどかのヤツが聞いたら喜ぶぞ」
さやか「でもさ……これって、抜け駆けじゃん」
杏子「あん?」
さやか「仁美はあたしに先に告白する権利を譲ってくれたのにさ、あたし、仁美に隠れてこんなことしてて」
杏子「……」
さやか「フェアじゃないよ。こういうの、良くないよね」
杏子「……」
さやか「杏子はどう思う?」
杏子「ウゼェ」
さやか「えっ?」
杏子「ちょーウゼェ」
さやか「なっ、何でよ?」
杏子「あんたとライバル女が戦ってんのはさ、どっちかがぼうやと付き合いたいからだろ?」
さやか「そうだけど」
杏子「なのに、何でぼうやが一番嫌な思いをしなきゃならないわけさ?」
さやか「っ!」
杏子「ぼうやは幼馴染みのさやかと一緒に勉強したい、って思っただけだろ」
杏子「あんた達の事情に付き合わせるのは、違うんじゃねーの?」
さやか「じゃあ、あたしはどうすればいいのよ!?」
杏子「知らねーよ」
さやか「そんな……」
杏子「あんた、いい子でいたいだけなんじゃないのか?」
杏子「ウゼェ」
さやか「えっ?」
杏子「ちょーウゼェ」
さやか「なっ、何でよ?」
杏子「あんたとライバル女が戦ってんのはさ、どっちかがぼうやと付き合いたいからだろ?」
さやか「そうだけど」
杏子「なのに、何でぼうやが一番嫌な思いをしなきゃならないわけさ?」
さやか「っ!」
杏子「ぼうやは幼馴染みのさやかと一緒に勉強したい、って思っただけだろ」
杏子「あんた達の事情に付き合わせるのは、違うんじゃねーの?」
さやか「じゃあ、あたしはどうすればいいのよ!?」
杏子「知らねーよ」
さやか「そんな……」
杏子「あんた、いい子でいたいだけなんじゃないのか?」
さやか「ち、違っ!!」グッ
杏子「さやかはさ、ほむらが渡って来た世界で、ぼうやにふられて魔女になったことだってあるんだろ?」
さやか「……」
杏子「ほむらは何度も失敗してたんだ。あたし達が上手く行ったのは、ちょっとした偶然の積み重ねなんだよ」
さやか「うん……」
杏子「なのにフェアだの抜け駆けだの、言ってる余裕あんのかい?」
さやか「それは……」
杏子「まどかが言ってた。さやかは命懸けでぼうやの腕を治してやったんだから、頑張った人には報われて欲しい、って」
さやか「あの子らしいね……」
杏子「でもあんたが頑張らないんなら、まどかも応援しなくなるはずさ」
さやか「っ!」
杏子「どうすればいいのかは、自分で考えな」
―杏子が去った後―
さやか「どうすりゃいいのよ……」
さやか「…………」
杏子「さやかはさ、ほむらが渡って来た世界で、ぼうやにふられて魔女になったことだってあるんだろ?」
さやか「……」
杏子「ほむらは何度も失敗してたんだ。あたし達が上手く行ったのは、ちょっとした偶然の積み重ねなんだよ」
さやか「うん……」
杏子「なのにフェアだの抜け駆けだの、言ってる余裕あんのかい?」
さやか「それは……」
杏子「まどかが言ってた。さやかは命懸けでぼうやの腕を治してやったんだから、頑張った人には報われて欲しい、って」
さやか「あの子らしいね……」
杏子「でもあんたが頑張らないんなら、まどかも応援しなくなるはずさ」
さやか「っ!」
杏子「どうすればいいのかは、自分で考えな」
―杏子が去った後―
さやか「どうすりゃいいのよ……」
さやか「…………」
――――――――
ほむら『美樹さやか…………あなたの、魔女化によってね』
まどか『だってさやかちゃん、怪我した上条君のお見舞い、ずっと続けてるんだよ? 上条君が辛いときに、ずっと支えになってあげてるのに!』
ほむら『その少年が恋人を作ったことで、美樹さやかのソウルジェムが濁ったことは事実だわ』
ほむら『恋愛のことはよくわからないけど……例えば好きな人がいない少年が魅力的な少女に告白されたら、OKをしてしまうものじゃないかしら?』
ほむら『あなたが先に告白をすれば、未来は簡単に変わるかもしれないわ』
まどか『……でもそれって、今の上条君はさやかちゃんをそう言う目で見てない、ってことだよね。私は納得できないよ……』
上条『さやかが僕を好きだって言ってくれたのに、その友達の志築さんと付き合えるわけないだろう?』
上条『だってさやかは僕の大切な幼馴染みだもの』
杏子『ほむらは何度も失敗してたんだ。あたし達が上手く行ったのは、ちょっとした偶然の積み重ねなんだよ』
杏子『でもあんたが頑張らないんなら、まどかも応援しなくなるはずさ』
――――――――
ほむら『美樹さやか…………あなたの、魔女化によってね』
まどか『だってさやかちゃん、怪我した上条君のお見舞い、ずっと続けてるんだよ? 上条君が辛いときに、ずっと支えになってあげてるのに!』
ほむら『その少年が恋人を作ったことで、美樹さやかのソウルジェムが濁ったことは事実だわ』
ほむら『恋愛のことはよくわからないけど……例えば好きな人がいない少年が魅力的な少女に告白されたら、OKをしてしまうものじゃないかしら?』
ほむら『あなたが先に告白をすれば、未来は簡単に変わるかもしれないわ』
まどか『……でもそれって、今の上条君はさやかちゃんをそう言う目で見てない、ってことだよね。私は納得できないよ……』
上条『さやかが僕を好きだって言ってくれたのに、その友達の志築さんと付き合えるわけないだろう?』
上条『だってさやかは僕の大切な幼馴染みだもの』
杏子『ほむらは何度も失敗してたんだ。あたし達が上手く行ったのは、ちょっとした偶然の積み重ねなんだよ』
杏子『でもあんたが頑張らないんなら、まどかも応援しなくなるはずさ』
――――――――
さやか「うぅ……」ジワッ
さやか「どうしろって言うのよ。どうしろって……」ポロポロ
さやか「う~~~~~~~~~~~~~~~~~っっ」ポロポロ
……………………
………………
…………
仁美「どうしたんですの? こんなところに呼びつけるだなんて」
さやか「うん、急にごめん……」
仁美「さやかさん? なんだか元気がありませんけど……」
さやか「仁美…………あたしさ」
仁美「はい」
さやか「夏休みの間、恭介と一緒に勉強することになったから」
仁美「!!」
さやか「……」
仁美「抜け駆け、ですのね……」
さやか「ごめん……」
さやか「どうしろって言うのよ。どうしろって……」ポロポロ
さやか「う~~~~~~~~~~~~~~~~~っっ」ポロポロ
……………………
………………
…………
仁美「どうしたんですの? こんなところに呼びつけるだなんて」
さやか「うん、急にごめん……」
仁美「さやかさん? なんだか元気がありませんけど……」
さやか「仁美…………あたしさ」
仁美「はい」
さやか「夏休みの間、恭介と一緒に勉強することになったから」
仁美「!!」
さやか「……」
仁美「抜け駆け、ですのね……」
さやか「ごめん……」
仁美「卑怯者」
さやか「っっ!!」
仁美「否定しませんのね」
さやか「ごめん……ごめん……」ポロポロ
仁美「さやかさん……」
さやか「あたし、やっぱ無理。誰にも恭介を渡したくない……っ!」
さやか「だって、だって子供の頃からずっと好きだったんだもん!!」
仁美「……」
さやか「ごめん、仁美……ごめんね……」ポロポロ
さやか「うぅっ」
さやか「う~~~~~~~~~~~~~~っっ!」ポロポロ
仁美「…………もう、いいですわ」
さやか「…………え?」
仁美「あんな無神経な男、のしつけてさやかさんにお譲りします」
さやか「え? あ、え?」
さやか「っっ!!」
仁美「否定しませんのね」
さやか「ごめん……ごめん……」ポロポロ
仁美「さやかさん……」
さやか「あたし、やっぱ無理。誰にも恭介を渡したくない……っ!」
さやか「だって、だって子供の頃からずっと好きだったんだもん!!」
仁美「……」
さやか「ごめん、仁美……ごめんね……」ポロポロ
さやか「うぅっ」
さやか「う~~~~~~~~~~~~~~っっ!」ポロポロ
仁美「…………もう、いいですわ」
さやか「…………え?」
仁美「あんな無神経な男、のしつけてさやかさんにお譲りします」
さやか「え? あ、え?」
自分が悪者になることを選び、かつそれを黙ったままでいられないさやかちゃんマジ天使
仁美「彼、わたくしといると気詰まりで、何を話していいのかわからなくなるんでしょうね」
仁美「わたくしといるとき、さやかさんのお話ばかりされますのよ?」
さやか「そんな……」グスッ
仁美「酷いと思いません?」
さやか「あっ、あいつ、バイオリン馬鹿だし、不器用だからさ」
仁美「わたくしはどんな顔をすればいいのでしょうね」
さやか「ごめん……」
仁美「さやかさんに謝ってもらっても、却って悲しいだけですわ」
さやか「ごっ、ごめん。そうだよね」
仁美「だからもう、よろしいんですの」
さやか「仁美……」
仁美「今回は、わたくしの見る目がなかった、と言うことですわね」
さやか「……」グスッ
仁美「どうかさやかさんが上手く行きますよう、お祈りしてますわ」
さやか「え? あの……」
仁美「わたくしといるとき、さやかさんのお話ばかりされますのよ?」
さやか「そんな……」グスッ
仁美「酷いと思いません?」
さやか「あっ、あいつ、バイオリン馬鹿だし、不器用だからさ」
仁美「わたくしはどんな顔をすればいいのでしょうね」
さやか「ごめん……」
仁美「さやかさんに謝ってもらっても、却って悲しいだけですわ」
さやか「ごっ、ごめん。そうだよね」
仁美「だからもう、よろしいんですの」
さやか「仁美……」
仁美「今回は、わたくしの見る目がなかった、と言うことですわね」
さやか「……」グスッ
仁美「どうかさやかさんが上手く行きますよう、お祈りしてますわ」
さやか「え? あの……」
仁美「ご機嫌よう」スタスタ
さやか「っ! 仁美っ!!」
仁美「……」
さやか「えと……あの……」
仁美「わたくしはどうして、さやかさんより先に上条君に出会えなかったんでしょうね……?」ジワッ
さやか「!」
だっ。たったった……
さやか「仁美……」
さやか「ごめん……ごめんね……」ポロポロ
さやか「っ! 仁美っ!!」
仁美「……」
さやか「えと……あの……」
仁美「わたくしはどうして、さやかさんより先に上条君に出会えなかったんでしょうね……?」ジワッ
さやか「!」
だっ。たったった……
さやか「仁美……」
さやか「ごめん……ごめんね……」ポロポロ
―数日後、上条の部屋―
上条「――と、こういうわけさ。わかったかい?」
さやか「なるほどぉ~、恭介の教え方わかりやすいわ。サンキュ」
上条「それじゃあ、例題を解いてみようか」
さやか「了解!」
上条「……」カリカリ
さやか「……」カリカリ
上条「……」
上条「~♪」
さやか「恭介……左手がバイオリン弾いてるよ?」
上条「あっ、ごめん!」
さやか「んもう。ほんとにバイオリン馬鹿だね」ククク
上条「そんなに笑わないでよ///」
さやか「もうちょっと頑張ろうよ。そしたら休憩してさ、そのとき弾いてみせてよ。正直言うと、あたしも聴きたいしさ」ニッ
上条「さやか…………うん、わかったよ」
上条「――と、こういうわけさ。わかったかい?」
さやか「なるほどぉ~、恭介の教え方わかりやすいわ。サンキュ」
上条「それじゃあ、例題を解いてみようか」
さやか「了解!」
上条「……」カリカリ
さやか「……」カリカリ
上条「……」
上条「~♪」
さやか「恭介……左手がバイオリン弾いてるよ?」
上条「あっ、ごめん!」
さやか「んもう。ほんとにバイオリン馬鹿だね」ククク
上条「そんなに笑わないでよ///」
さやか「もうちょっと頑張ろうよ。そしたら休憩してさ、そのとき弾いてみせてよ。正直言うと、あたしも聴きたいしさ」ニッ
上条「さやか…………うん、わかったよ」
さやかは嫌われがちだけど愚直なだけなんよね・・・
マミさんのそれとは真逆な方向な方向にまっすぐ
マミさんのそれとは真逆な方向な方向にまっすぐ
―上条家の側、路地裏―
QB「さやかは上条恭介と一緒に勉強しているのか……」
QB「やはり人間の行動は予測が難しいね」
QB「しかしこれは僥倖だと言える」
QB「さやかの成績の向上が望める上、上条恭介との関係が良好になればさやかの精神の安定が期待できる」
QB「その場合、もしさやかが受験に失敗したとしても、魔獣狩りに影響がでない可能性が大きいからね」
QB「僕は新人の子達の面倒に戻ることにしよう」
QB「さやか、しばらくお別れだね」
QB「きゅっぷい」
QB「さやかは上条恭介と一緒に勉強しているのか……」
QB「やはり人間の行動は予測が難しいね」
QB「しかしこれは僥倖だと言える」
QB「さやかの成績の向上が望める上、上条恭介との関係が良好になればさやかの精神の安定が期待できる」
QB「その場合、もしさやかが受験に失敗したとしても、魔獣狩りに影響がでない可能性が大きいからね」
QB「僕は新人の子達の面倒に戻ることにしよう」
QB「さやか、しばらくお別れだね」
QB「きゅっぷい」
第3話 誰かに認めてもらえるのっていいものよね
―路地裏―
ほむら「今日は魔獣が多いわね」ピシュン
さやか「ほむら、あたしが突っ込むから援護お願い」
ほむら「ええ」
さやか「おりゃあああああああああああっ!」
……………………
………………
…………
さやか「ふぅ、いい汗かいた!」
マミ「そっちも終わったみたいね」
杏子「もう気配はないよな」
ほむら「それじゃ、帰りましょうか」
さやか「ほむら、ご苦労さん」
―路地裏―
ほむら「今日は魔獣が多いわね」ピシュン
さやか「ほむら、あたしが突っ込むから援護お願い」
ほむら「ええ」
さやか「おりゃあああああああああああっ!」
……………………
………………
…………
さやか「ふぅ、いい汗かいた!」
マミ「そっちも終わったみたいね」
杏子「もう気配はないよな」
ほむら「それじゃ、帰りましょうか」
さやか「ほむら、ご苦労さん」
さやか「まどかがいないとカッコいいトコ見せられなくてモチベーションが下がるかと思ったけど、真面目にやれるじゃん!」
ほむら「……私はいつからまどかにカッコつけるためだけに戦ってることになったのかしら……?」ジト
マミ「そうよ。鹿目さんが安心して家族とお出かけするためにも、暁美さんはちゃんとやってくれてるんだから」
ほむら「……もうそれでいいわ」ハァ
杏子「ははっ。幸せ者はからかわれる運命にあるのさ。諦めな」
ほむら「んもう」
マミ「ふふっ」
さやか「はははっ」
??「あっ、マミさん!」
マミ「ん?」
魔法少女A「この前は助けてくださってありがとうございました!」ペコッ
マミ「ああ、あなた達も来てたの」
魔法少女B「マミさんがいたなら、一緒に戦いたかったな……」
杏子「マミ、知り合いかい?」
マミ「新人の子達よ、この前知り合ったの」
ほむら「……私はいつからまどかにカッコつけるためだけに戦ってることになったのかしら……?」ジト
マミ「そうよ。鹿目さんが安心して家族とお出かけするためにも、暁美さんはちゃんとやってくれてるんだから」
ほむら「……もうそれでいいわ」ハァ
杏子「ははっ。幸せ者はからかわれる運命にあるのさ。諦めな」
ほむら「んもう」
マミ「ふふっ」
さやか「はははっ」
??「あっ、マミさん!」
マミ「ん?」
魔法少女A「この前は助けてくださってありがとうございました!」ペコッ
マミ「ああ、あなた達も来てたの」
魔法少女B「マミさんがいたなら、一緒に戦いたかったな……」
杏子「マミ、知り合いかい?」
マミ「新人の子達よ、この前知り合ったの」
魔法少女B「え……4人いる……?」
魔法少女A「嘘っ! もしかして、マギカ・カルテットの皆さんですか!?」
さやか「マギカ」
ほむら「カルテット?」
魔法少女A「す、凄い! マギカ・カルテットが勢揃いしてるなんて!」
魔法少女B「あの、ワルプルギスの夜をこの4人で倒したんですよね?」
杏子「あ、ああ」
さやか「そう言うことになっちゃうのかな、はは」
魔法少女A「凄い凄い! あの、良かったら握手してもらってもいいですか!?」
魔法少女B「わ、私も……」
さやか「えぇ~、困っちゃうな~。まぁ、可愛い後輩の頼みとあっちゃね!」
マミ「うふふふ」
ほむら(な、何これ……何よこれ! 恥ずかしい……逃げたい……///)
魔法少女A「嘘っ! もしかして、マギカ・カルテットの皆さんですか!?」
さやか「マギカ」
ほむら「カルテット?」
魔法少女A「す、凄い! マギカ・カルテットが勢揃いしてるなんて!」
魔法少女B「あの、ワルプルギスの夜をこの4人で倒したんですよね?」
杏子「あ、ああ」
さやか「そう言うことになっちゃうのかな、はは」
魔法少女A「凄い凄い! あの、良かったら握手してもらってもいいですか!?」
魔法少女B「わ、私も……」
さやか「えぇ~、困っちゃうな~。まぁ、可愛い後輩の頼みとあっちゃね!」
マミ「うふふふ」
ほむら(な、何これ……何よこれ! 恥ずかしい……逃げたい……///)
―新人2人が去った後―
さやか「いやぁ、あたし達って有名人になってたんだねぇ」テレテレ
マミ「私もあの子達から聞いたの。照れちゃうわよね」ウフフ
ほむら「な、何でバレてるの? 恥ずかしいわよ、こんなの!」
杏子「いや、よく考えてみろよ。不思議でもなんでもないじゃんさ」
ほむら「え……?」
杏子「ワルプルギスの夜。あんなでかい魔女が、結界も張らずに現れたんだぞ?」
マミ「なるほど。魔法少女の素質を持つ子なら、目撃してる可能性があるわよね」ウンウン
杏子「魔女のことを知らなくてもでっかい化け物、ってのは判ったろうさ。しかもその周りでちょろちょろと動いてるあたしらも見られた可能性は高い」
さやか「そっか。その後、キュゥべえに出会って魔法少女の話を聞いたら、すぐに気づくだろうね。あたし達がその化け物を倒したんだ、って」
マミ「確かに、不思議でもなんでもない話ね」ウンウン
ほむら「そんなぁ……」
マミ「いいじゃない。悪く言われてるわけじゃないんだから」
杏子「……でもひとつ、おかしい所があるけどね」
さやか「何?」
さやか「いやぁ、あたし達って有名人になってたんだねぇ」テレテレ
マミ「私もあの子達から聞いたの。照れちゃうわよね」ウフフ
ほむら「な、何でバレてるの? 恥ずかしいわよ、こんなの!」
杏子「いや、よく考えてみろよ。不思議でもなんでもないじゃんさ」
ほむら「え……?」
杏子「ワルプルギスの夜。あんなでかい魔女が、結界も張らずに現れたんだぞ?」
マミ「なるほど。魔法少女の素質を持つ子なら、目撃してる可能性があるわよね」ウンウン
杏子「魔女のことを知らなくてもでっかい化け物、ってのは判ったろうさ。しかもその周りでちょろちょろと動いてるあたしらも見られた可能性は高い」
さやか「そっか。その後、キュゥべえに出会って魔法少女の話を聞いたら、すぐに気づくだろうね。あたし達がその化け物を倒したんだ、って」
マミ「確かに、不思議でもなんでもない話ね」ウンウン
ほむら「そんなぁ……」
マミ「いいじゃない。悪く言われてるわけじゃないんだから」
杏子「……でもひとつ、おかしい所があるけどね」
さやか「何?」
杏子「あたし達のことを知りすぎてる。まるであたし達の誰かが言いふらしたみたいだ」
マミ「」ギクッ
ほむら「どういうこと?」
杏子「あたし達は避難所から離れて戦ってたはずさ。なのに、どうして4人だったなんて正確にわかるのさ?」
ほむら「そう言えば……」
マミ(やばいやばいやばいやばい……)ドキドキ
さやか「あ、わかった! その後4人で魔獣狩りをしてるのを見て、この4人だってわかったんじゃない?」
マミ(美樹さん、でかしたわ!)
杏子「そんなはずはないんだよ」
ほむら「まどかが魔法少女になったのは、ワルプルギスを倒した直後よ?」
さやか「そっか! その後見られたんなら、5人だって勘違いしなきゃおかしいんだ!」
マミ(美樹さんの馬鹿!)
ほむら「だっ、誰よ! こんなこと言いふらすなんて!」
杏子「あたしじゃねぇぞ?」
マミ(どうしようどうしようどうしよう……)ドックンドクン
マミ「」ギクッ
ほむら「どういうこと?」
杏子「あたし達は避難所から離れて戦ってたはずさ。なのに、どうして4人だったなんて正確にわかるのさ?」
ほむら「そう言えば……」
マミ(やばいやばいやばいやばい……)ドキドキ
さやか「あ、わかった! その後4人で魔獣狩りをしてるのを見て、この4人だってわかったんじゃない?」
マミ(美樹さん、でかしたわ!)
杏子「そんなはずはないんだよ」
ほむら「まどかが魔法少女になったのは、ワルプルギスを倒した直後よ?」
さやか「そっか! その後見られたんなら、5人だって勘違いしなきゃおかしいんだ!」
マミ(美樹さんの馬鹿!)
ほむら「だっ、誰よ! こんなこと言いふらすなんて!」
杏子「あたしじゃねぇぞ?」
マミ(どうしようどうしようどうしよう……)ドックンドクン
マミ「!」ハッ
マミ「鹿目さんがもしかしたら……」
ほむら「まどかが?」
さやか「そりゃあり得ないっしょ~」ハハ
マミ「いえ、発想の転換をしてみて」
杏子「どういうこった?」
マミ「私達が魔獣狩りをしているのを見た子が、ワルプルギスを倒したのが私達5人だと思ったとするわね」
マミ「もしそれを、鹿目さんが知ったとしたら?」
さやか「! まどかなら、ちゃんと間違いを正しそうだ!」
マミ「そうね。鹿目さんは偽りの名誉に甘んじる子じゃないもの」
マミ「むしろ、5人で戦ったと勘違いされることが、私達の名誉を傷つけられた、と思い込んじゃいそうじゃない?」
杏子「うーん、あり得るな」
マミ(やった、切り抜けた!?)
マミ(……でもこんなの駄目よ。鹿目さんに訊かれたら一発でバレちゃうじゃない!)ガクブル
ほむら「……」
マミ「鹿目さんがもしかしたら……」
ほむら「まどかが?」
さやか「そりゃあり得ないっしょ~」ハハ
マミ「いえ、発想の転換をしてみて」
杏子「どういうこった?」
マミ「私達が魔獣狩りをしているのを見た子が、ワルプルギスを倒したのが私達5人だと思ったとするわね」
マミ「もしそれを、鹿目さんが知ったとしたら?」
さやか「! まどかなら、ちゃんと間違いを正しそうだ!」
マミ「そうね。鹿目さんは偽りの名誉に甘んじる子じゃないもの」
マミ「むしろ、5人で戦ったと勘違いされることが、私達の名誉を傷つけられた、と思い込んじゃいそうじゃない?」
杏子「うーん、あり得るな」
マミ(やった、切り抜けた!?)
マミ(……でもこんなの駄目よ。鹿目さんに訊かれたら一発でバレちゃうじゃない!)ガクブル
ほむら「……」
マミ(どうしよう……鹿目さんに口裏を合わせてもらうしか……)
マミ(うぅ……軽蔑されちゃうだろうな……)
ほむら「いえ、あり得ないわね」キッパリ
マミ「」ギクギクッ
マミ「そ、それはどうして?」ドキドキ
ほむら「私達が他の魔法少女に憧れられているとして、そのことを知ったまどかが、私達に知らせない理由がないわ」
さやか「ああ、そっか! まどかなら嬉しそうに報告して来そう!」
マミ(鹿目さんマイスターには通じなかった――!)
マミ(どうしようどうしようどうしよう)ドックンドックン
杏子「さやか、お前だろ?」
さやか「なっ、なんでよ!?」
杏子「さっき嬉しそうだったじゃんか」
マミ(神様ぁ、心を入れ替えますから、こっちに矛先が向きませんように……)ドックンドックン
マミ「!!」ハッ
マミ「……もう一度整理しましょうか。私達がワルプルギスを倒したことがバレたのはどうして?」
マミ(うぅ……軽蔑されちゃうだろうな……)
ほむら「いえ、あり得ないわね」キッパリ
マミ「」ギクギクッ
マミ「そ、それはどうして?」ドキドキ
ほむら「私達が他の魔法少女に憧れられているとして、そのことを知ったまどかが、私達に知らせない理由がないわ」
さやか「ああ、そっか! まどかなら嬉しそうに報告して来そう!」
マミ(鹿目さんマイスターには通じなかった――!)
マミ(どうしようどうしようどうしよう)ドックンドックン
杏子「さやか、お前だろ?」
さやか「なっ、なんでよ!?」
杏子「さっき嬉しそうだったじゃんか」
マミ(神様ぁ、心を入れ替えますから、こっちに矛先が向きませんように……)ドックンドックン
マミ「!!」ハッ
マミ「……もう一度整理しましょうか。私達がワルプルギスを倒したことがバレたのはどうして?」
杏子「だからそれは、避難所にいた魔法少女の素質を持ったヤツが、あたし達とワルプルギスが戦ってたのを目撃したんだろう、って」
マミ「そうね。そして思い出してみて」
ほむら「?」
マミ「その避難所には、鹿目さんもいたのよ?」
杏子さやかほむら「!!」
さやか「そうか! 避難所でまどかを見てれば、その後あたし達が5人でいるのを見かけても……」
ほむら「まどかを除いた4人でワルプルギスと戦ったと、小学生でもわかるでしょうね」
杏子「ならそいつら、まどかはあたし達の弟子かなんかだとしか思わなかっただろうさ」
マミ「そう言うこと」
さやか「凄いや、マミさん! 名探偵じゃないですか!」
マミ「うふふふ、褒めたって何も出ないわよ?」
マミ(やった――――!! やったやった、切り抜けられたわ! 神様、ありがとう!)
杏子「へへ、真相がわかるとすっきりするもんだね」
マミ「ふふっ、そうだね」ニコニコ
マミ「そうね。そして思い出してみて」
ほむら「?」
マミ「その避難所には、鹿目さんもいたのよ?」
杏子さやかほむら「!!」
さやか「そうか! 避難所でまどかを見てれば、その後あたし達が5人でいるのを見かけても……」
ほむら「まどかを除いた4人でワルプルギスと戦ったと、小学生でもわかるでしょうね」
杏子「ならそいつら、まどかはあたし達の弟子かなんかだとしか思わなかっただろうさ」
マミ「そう言うこと」
さやか「凄いや、マミさん! 名探偵じゃないですか!」
マミ「うふふふ、褒めたって何も出ないわよ?」
マミ(やった――――!! やったやった、切り抜けられたわ! 神様、ありがとう!)
杏子「へへ、真相がわかるとすっきりするもんだね」
マミ「ふふっ、そうだね」ニコニコ
ほむら「いえ、まだよ」
マミ「」ギックーン
マミ(神様、マミが嫌いなの!?)
さやか「えぇ~? 今の推理は完璧だと思ったけどなぁ」
杏子「あとは何があるのさ?」
ほむら「……」
マミ(暁美さん、何を言うつもりなの……?)ドックンドックン
ほむら「真相を突き止めたところで、恥ずかしい噂が消えるわけではないのよ?」
…………
マミ杏子さやか「ああ」
ほむら「ああ、ってあなた達……」
マミ「ごめんね。私ったら推理に夢中になってたみたい」
杏子「はは、それこそ諦めるんだね。人の口に戸は立てられねぇ」
さやか「えへへ、正直に言っちゃうけどさ、やっぱあたしは嬉しかったよ」
マミ「そうね、誰かに認めてもらえるのっていいものよね」
マミ「」ギックーン
マミ(神様、マミが嫌いなの!?)
さやか「えぇ~? 今の推理は完璧だと思ったけどなぁ」
杏子「あとは何があるのさ?」
ほむら「……」
マミ(暁美さん、何を言うつもりなの……?)ドックンドックン
ほむら「真相を突き止めたところで、恥ずかしい噂が消えるわけではないのよ?」
…………
マミ杏子さやか「ああ」
ほむら「ああ、ってあなた達……」
マミ「ごめんね。私ったら推理に夢中になってたみたい」
杏子「はは、それこそ諦めるんだね。人の口に戸は立てられねぇ」
さやか「えへへ、正直に言っちゃうけどさ、やっぱあたしは嬉しかったよ」
マミ「そうね、誰かに認めてもらえるのっていいものよね」
ほむら「うぅ~」
杏子「ま、あんたの気持ちもわかるさ。ほむらの本性は気弱な恥ずかしがり屋なんだもんな」
さやか「でもみんなに認めてもらえたんだからさ、そこは喜ばなきゃ」
マミ(……暁美さん、ごめんなさい……)
マミ「さあ、今度こそ帰りましょう?」
ほむら「何でこんなことに……」トボトボ
さやか「まぁまぁ」
マミ(……これからは自重しよう……)
―物陰―
QB「……」
QB「まったく、わけがわからないよ」ヤレヤレ
杏子「ま、あんたの気持ちもわかるさ。ほむらの本性は気弱な恥ずかしがり屋なんだもんな」
さやか「でもみんなに認めてもらえたんだからさ、そこは喜ばなきゃ」
マミ(……暁美さん、ごめんなさい……)
マミ「さあ、今度こそ帰りましょう?」
ほむら「何でこんなことに……」トボトボ
さやか「まぁまぁ」
マミ(……これからは自重しよう……)
―物陰―
QB「……」
QB「まったく、わけがわからないよ」ヤレヤレ
第4話 ずっとこんな風に、仲良く寄り添って行こうね
―早朝、ほむらのふとん―
ちゅんちゅん……
まどか「……ん……」
まどか(朝か……)
まどか「んー」
まどか(なんか布団が凄く熱い……)
ほむら「」スースー
まどか「!!」
まどか(ほむらちゃんのどアップ……///)
まどか(そっか、昨日ほむらちゃんと……///)
まどか(きゃー、きゃー///)モゾモゾ
ほむら「」スースー
まどか(ほむらちゃんの寝顔、綺麗だよね)
まどか(幸せ……///)
―早朝、ほむらのふとん―
ちゅんちゅん……
まどか「……ん……」
まどか(朝か……)
まどか「んー」
まどか(なんか布団が凄く熱い……)
ほむら「」スースー
まどか「!!」
まどか(ほむらちゃんのどアップ……///)
まどか(そっか、昨日ほむらちゃんと……///)
まどか(きゃー、きゃー///)モゾモゾ
ほむら「」スースー
まどか(ほむらちゃんの寝顔、綺麗だよね)
まどか(幸せ……///)
自重するどころか、新人の子の技に名前を付けてあげるマミさんが見えます
まどか(喉乾いちゃった)モゾモゾ
まどか(ちょっと起きてお水飲もうっと)
しゃー、きゅっ。
ごくごく。
まどか(美味しい)
まどか(寝汗すごいな……)
まどか(そっか、2人の体温で暖め合ったから……)
まどか(……///)
まどか(ほむらちゃんも起きたら、喉乾いてるよね)
まどか(でも今用意しても温くなっちゃうし……)
まどか(! まだ5時前?)
まどか(こんなに明るいんだ……)
ちゅんちゅん。
ほむら「」スースー
きらっ。
まどか(ちょっと起きてお水飲もうっと)
しゃー、きゅっ。
ごくごく。
まどか(美味しい)
まどか(寝汗すごいな……)
まどか(そっか、2人の体温で暖め合ったから……)
まどか(……///)
まどか(ほむらちゃんも起きたら、喉乾いてるよね)
まどか(でも今用意しても温くなっちゃうし……)
まどか(! まだ5時前?)
まどか(こんなに明るいんだ……)
ちゅんちゅん。
ほむら「」スースー
きらっ。
まどか「?」
まどか(あ、ソウルジェムが光ったのか)
まどか(私のソウルジェムとほむらちゃんのソウルジェムがぴったり仲良く並んでる……)
まどか(なんかえっちだな///)
まどか「……」
まどか(もうちょっと寝よう)モゾモゾ
まどか(ほむらちゃんの髪を踏まないように……と)モゾモゾ
まどか(えへへ、ほむらちゃん……///)ギュッ
まどか(ほむらちゃんの肌、すべすべで気持ちいい)
まどか(裸で抱き合うのって、こんなに気持ちいいんだ……)ドキドキ
まどか(昨夜……)
まどか(///)カ―ッ
まどか(む、夢中でよく覚えてないや///)ドキドキ
ほむら「」スースー
まどか(でも、凄く優しくしてくれたよね……)
まどか(あ、ソウルジェムが光ったのか)
まどか(私のソウルジェムとほむらちゃんのソウルジェムがぴったり仲良く並んでる……)
まどか(なんかえっちだな///)
まどか「……」
まどか(もうちょっと寝よう)モゾモゾ
まどか(ほむらちゃんの髪を踏まないように……と)モゾモゾ
まどか(えへへ、ほむらちゃん……///)ギュッ
まどか(ほむらちゃんの肌、すべすべで気持ちいい)
まどか(裸で抱き合うのって、こんなに気持ちいいんだ……)ドキドキ
まどか(昨夜……)
まどか(///)カ―ッ
まどか(む、夢中でよく覚えてないや///)ドキドキ
ほむら「」スースー
まどか(でも、凄く優しくしてくれたよね……)
ほむら「」スースー
まどか(どうしよう……凄くキスしたい……)
まどか(いいよね? 恋人なんだもん)
ちゅっ。
まどか(きゃー、きゃー///)
ほむら「うぅ……まどか……」
まどか「あっ、ごめん! 起こしちゃった?///」
ほむら「うぅ……うぅぅぅぅうううう……」ポロポロ
まどか「!? ほむらちゃん?」
まどか(うなされてるの?)
ほむら「うううううううぅうううぅうぅううううぅぅぅぅううううううっ!!」
まどか「ほむらちゃん! ほむらちゃん!?」
まどか(1年前、マミさんを助けたときと同じだ!)
ほむら「あああああぁぁぁぁぁああああっっ!!」
まどか「ほむらちゃん!!」
まどか(どうしよう……凄くキスしたい……)
まどか(いいよね? 恋人なんだもん)
ちゅっ。
まどか(きゃー、きゃー///)
ほむら「うぅ……まどか……」
まどか「あっ、ごめん! 起こしちゃった?///」
ほむら「うぅ……うぅぅぅぅうううう……」ポロポロ
まどか「!? ほむらちゃん?」
まどか(うなされてるの?)
ほむら「うううううううぅうううぅうぅううううぅぅぅぅううううううっ!!」
まどか「ほむらちゃん! ほむらちゃん!?」
まどか(1年前、マミさんを助けたときと同じだ!)
ほむら「あああああぁぁぁぁぁああああっっ!!」
まどか「ほむらちゃん!!」
ほむら「まどかっ、まどかぁっ!!」ギュッ
まどか「私はここだよ!? どうしたの、悪い夢でも見たの?」ギュッ
ほむら「まどかを撃ったときのことがっ。夢でっ。うわあぁあああっ!」ポロポロ
まどか「私を……撃った……?」
ほむら「っ!」
まどか「ほむらちゃん……?」
ほむら「……」
まどか「……」
ほむら「……2人でワルプルギスの夜を倒したとき……」
まどか「うん」
ほむら「……魔女になりなくない、ってまどかが、真っ黒になったソウルジェムを差し出して……」
まどか「……うん」
ほむら「だから……私……まどかのソウルジェムを撃ったの……」
まどか「なっ!?」
まどか(なんてこと、ほむらちゃんにさせたの、私)
まどか「私はここだよ!? どうしたの、悪い夢でも見たの?」ギュッ
ほむら「まどかを撃ったときのことがっ。夢でっ。うわあぁあああっ!」ポロポロ
まどか「私を……撃った……?」
ほむら「っ!」
まどか「ほむらちゃん……?」
ほむら「……」
まどか「……」
ほむら「……2人でワルプルギスの夜を倒したとき……」
まどか「うん」
ほむら「……魔女になりなくない、ってまどかが、真っ黒になったソウルジェムを差し出して……」
まどか「……うん」
ほむら「だから……私……まどかのソウルジェムを撃ったの……」
まどか「なっ!?」
まどか(なんてこと、ほむらちゃんにさせたの、私)
まどか(こんなの酷いよ……)ジワッ
ほむら「ごめんなさい、まどか。ごめんなさい」ポロポロ
まどか「いいんだよ。きっとその私も、ほむらちゃんに看取ってもらえて幸せだったよ?」ナデナデ
ほむら「うわああぁあっ。あああっっ」ポロポロ
まどか「大丈夫、私はもう魔女にならないからね。ずっとほむらちゃんの側にいるよ?」ナデナデ
ほむら「まどかっ。まどかぁ……っ!」
まどか(ほむらちゃんの戦いはまだ終わってなかったんじゃん……)ポロポロ
まどか(こんな風にずっと苦しんでたの……?)
まどか(こんなのってないよ)ポロポロ
まどか「ほむらちゃんはもう苦しまなくてもいいんだよ? ほむらちゃんはもう望みを叶えたんだから」
ほむら「うぅぅ……」ヒックヒック
まどか「マミさん達だって、ほむらちゃんに感謝してる、って言ってたでしょ?」
ほむら「私は、そんなこと言ってもらえるような人間じゃないの」ヒック
まどか「どうして?」
ほむら「私はっ、何度も繰り返して、何度も巴さん達を見捨ててきたのっ」ポロポロ
ほむら「ごめんなさい、まどか。ごめんなさい」ポロポロ
まどか「いいんだよ。きっとその私も、ほむらちゃんに看取ってもらえて幸せだったよ?」ナデナデ
ほむら「うわああぁあっ。あああっっ」ポロポロ
まどか「大丈夫、私はもう魔女にならないからね。ずっとほむらちゃんの側にいるよ?」ナデナデ
ほむら「まどかっ。まどかぁ……っ!」
まどか(ほむらちゃんの戦いはまだ終わってなかったんじゃん……)ポロポロ
まどか(こんな風にずっと苦しんでたの……?)
まどか(こんなのってないよ)ポロポロ
まどか「ほむらちゃんはもう苦しまなくてもいいんだよ? ほむらちゃんはもう望みを叶えたんだから」
ほむら「うぅぅ……」ヒックヒック
まどか「マミさん達だって、ほむらちゃんに感謝してる、って言ってたでしょ?」
ほむら「私は、そんなこと言ってもらえるような人間じゃないの」ヒック
まどか「どうして?」
ほむら「私はっ、何度も繰り返して、何度も巴さん達を見捨ててきたのっ」ポロポロ
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「ワルプルギスの夜の呪いを1人で受けたときだって、みんなは自己犠牲だって言ったけど、本当は違う」
まどか「うん」
ほむら「私は……今思えば自殺願望があったんだと思う……」ポロポロ
まどか「えっ!?」
ほむら「子供の頃からずっと病気で、友達もいなくて、明るい未来なんて想像したことなかった」ヒック
まどか「うん……」
まどか(ほむらちゃん、夢見が悪かったせいで不安定になってる……)
まどか(全部吐き出させてあげよう)ナデナデ
ほむら「何度も同じ時を繰り返して、なくした未来を待ち望んでたはずなのに、私はそれが怖くてどうしようもなかったの」
まどか「そうだったんだ……」
ほむら「時間を止める能力が無くなるのもわかってたし、本当ならワルプルギスを倒したら見滝原から出て行くつもりだった……」
まどか「ほむらちゃん……」
まどか(そんな決意で戦ってたの? 誰にも理解されなかったかもしれないのに……)ジワ
ほむら「だから、呪いを1人で受けたの……」
ほむら「ワルプルギスの夜の呪いを1人で受けたときだって、みんなは自己犠牲だって言ったけど、本当は違う」
まどか「うん」
ほむら「私は……今思えば自殺願望があったんだと思う……」ポロポロ
まどか「えっ!?」
ほむら「子供の頃からずっと病気で、友達もいなくて、明るい未来なんて想像したことなかった」ヒック
まどか「うん……」
まどか(ほむらちゃん、夢見が悪かったせいで不安定になってる……)
まどか(全部吐き出させてあげよう)ナデナデ
ほむら「何度も同じ時を繰り返して、なくした未来を待ち望んでたはずなのに、私はそれが怖くてどうしようもなかったの」
まどか「そうだったんだ……」
ほむら「時間を止める能力が無くなるのもわかってたし、本当ならワルプルギスを倒したら見滝原から出て行くつもりだった……」
まどか「ほむらちゃん……」
まどか(そんな決意で戦ってたの? 誰にも理解されなかったかもしれないのに……)ジワ
ほむら「だから、呪いを1人で受けたの……」
ほむら「あの時はもうまどかが側にいてくれてたのに、私は戦いから逃げようとしてたのよ!」ポロポロ
まどか「そっか……」
ほむら「ごめんね、まどか。あなたが憧れてくれたカッコイイ私なんてどこにもいないの」
ほむら「私は臆病で、卑怯で、泣き虫で、情けない女なのっ!」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「うぅ~~~~~っ」ポロポロ
ほむら「ごめんなさい、まどかぁ。嫌わないで……お願い……嫌わないで」ポロポロ
まどか「何でそのくらいのことで、私がほむらちゃんを嫌いにならないといけないのかな?」
ほむら「え……?」
まどか「私が好きになったカッコイイほむらちゃんは、無敵のスーパーヒーローなんかじゃないよ」
まどか「泣き虫で、引っ込み思案で、臆病で、それでも私のために、傷つきながらずっと頑張ってくれたあなたなんだよ?」
ほむら「まどか……っ!」ジワッ
まどか「そしてほむらちゃんはこうして望みを叶えたんだもん。もう悲しむ必要なんて、どこにもないよ」
ほむら「まどかぁ、まどかぁっっ!」ポロポロ
まどか「がんばったね、泣き虫ほむらちゃん」ナデナデ
まどか「そっか……」
ほむら「ごめんね、まどか。あなたが憧れてくれたカッコイイ私なんてどこにもいないの」
ほむら「私は臆病で、卑怯で、泣き虫で、情けない女なのっ!」
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「うぅ~~~~~っ」ポロポロ
ほむら「ごめんなさい、まどかぁ。嫌わないで……お願い……嫌わないで」ポロポロ
まどか「何でそのくらいのことで、私がほむらちゃんを嫌いにならないといけないのかな?」
ほむら「え……?」
まどか「私が好きになったカッコイイほむらちゃんは、無敵のスーパーヒーローなんかじゃないよ」
まどか「泣き虫で、引っ込み思案で、臆病で、それでも私のために、傷つきながらずっと頑張ってくれたあなたなんだよ?」
ほむら「まどか……っ!」ジワッ
まどか「そしてほむらちゃんはこうして望みを叶えたんだもん。もう悲しむ必要なんて、どこにもないよ」
ほむら「まどかぁ、まどかぁっっ!」ポロポロ
まどか「がんばったね、泣き虫ほむらちゃん」ナデナデ
>>95
さるはとっくに廃止になってるぞ
さるはとっくに廃止になってるぞ
ほむら「うわぁああっ、ああああぁぁぁああああああっっっ!」ポロポロ
まどか(なんて細い肩……それに夏でも真っ白な肌……こんな体で、ずっと戦って来たんだよね……)
まどか「大好きだよ」
……………………
………………
…………
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃん、落ち着いた?」ナデナデ
ほむら「ごめんなさい。みっともない所を見せたわ」グスッ
まどか「そんなこと言っちゃ嫌だよ。ほむらちゃんが泣いてたって、みっともなくなんかないもん」
ほむら「まどか……」
まどか「ねぇ、ほむらちゃん。大人になったら一緒に住もうよ」
ほむら「え?」
まどか「もしほむらちゃんが今日みたいに悪い夢を見ても、隣に私がいたら安心できるでしょ?」
ほむら「……ええ」
まどか「だから、ずっと一緒にいよう?」ナデナデ
まどか(なんて細い肩……それに夏でも真っ白な肌……こんな体で、ずっと戦って来たんだよね……)
まどか「大好きだよ」
……………………
………………
…………
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃん、落ち着いた?」ナデナデ
ほむら「ごめんなさい。みっともない所を見せたわ」グスッ
まどか「そんなこと言っちゃ嫌だよ。ほむらちゃんが泣いてたって、みっともなくなんかないもん」
ほむら「まどか……」
まどか「ねぇ、ほむらちゃん。大人になったら一緒に住もうよ」
ほむら「え?」
まどか「もしほむらちゃんが今日みたいに悪い夢を見ても、隣に私がいたら安心できるでしょ?」
ほむら「……ええ」
まどか「だから、ずっと一緒にいよう?」ナデナデ
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