元スレ櫻子「私たちの向日葵」
SS覧 / PC版 /みんなの評価 : ☆
152 = 129 :
死守する
153 = 142 :
ほう
154 :
まさかのヤンデレ櫻子か
155 = 154 :
落としてはならんな
157 :
保守はまかせな
158 = 154 :
バリバリ
159 = 112 :
無論保守
160 = 112 :
この時間は20~30分間隔くらいでいいのだろうかわからん
まあ、もうすぐ戻ってきそうだが
161 = 154 :
20分は甘え
162 :
はい
163 = 111 :
10分は甘え
164 = 1 :
おまたせ多布施川
165 :
きた
167 = 1 :
~櫻子の部屋~
櫻子「んっと……えっと……」ゴソゴソ
櫻子「確かこの辺に……」ゴソゴソ
櫻子「向日葵……私が助けてやるぞ」ゴソゴソ
櫻子「」ピタッ
櫻子「……別に、向日葵のことがどうとかじゃ、ないけど」
櫻子「下僕を取られっぱなしとか、気に入らん!」
櫻子「そんだけだし、そんだけっ」
櫻子「……」
櫻子「……」ゴソゴソ
櫻子「!」
櫻子「あった……」
櫻子「……これなら」
櫻子「……」
169 = 1 :
~リビング~
撫子「ひま子ひま子ひま子ひま子ひま子ひま子ひま子ひま子」ブツブツブツブツ
花子「ひま姉さまひま姉さまひま姉さまひま姉さまひま姉さま」ブツブツブツブツ
バンッ!
櫻子「やい、ねーちゃん花子!」
撫子「ひまひまひまひま……ん?」
花子「ひまひまひまひま……し?」
櫻子「これを見ろー!」サッ
ピラリ
「「!」」
花子「これは……」
撫子「婚姻、届?」
櫻子「いかにも!!」
171 = 1 :
櫻子「今日、急に思い出したんだよね~」フフン
櫻子「そんで探してみたら机の奥に残っててさ」
花子「一体いつのだし……」
撫子「……で、櫻子。こんなもの引っ張り出して何が言いたいの?」
櫻子「そりゃーもちろん……」
櫻子「向日葵は昔から私の下僕ってこと!!!」バーン
櫻子「婚姻届まで書いてたならこれはもう間違いないって」
櫻子「ほらここ、ねーちゃんだって署名してくれてるし、もう決定でしょっ」エヘヘ
撫子「……」
花子「……」
撫子「……櫻子」
櫻子「なに?」
撫子「で? っていう」
櫻子「えっ……」
173 = 112 :
頑張れ櫻子
174 = 1 :
撫子「急に何を言い出すかと思ったら……」ハァ
花子「緊張して損したし」フゥ
櫻子「え、え? ちょっと、なにそのリアクション……こ、婚姻届だよ?」
撫子「だから、で? っていう」
櫻子「でって……」
撫子「……あのね櫻子。私達は今、女と女の恋愛の話をしてるの」
櫻子「れ、れんあい」
撫子「そう。あんたの言う、ご主人様とか下僕とか、そんな幼稚な話じゃなくってね
櫻子「!!」
撫子「だから、私達の恋路に変な横槍入れないでね」
櫻子「ねーちゃん……」
花子「だいたい、そんなの役所で受理されなきゃただの紙切れだし」
櫻子「は、花子まで……」
撫子「……」
撫子「でも、そっか。そういうやり方もある、か」ボソッ
175 = 123 :
あれ、この姉妹ガチで狙ってるのか?
176 = 129 :
櫻子ちゃんピンチ
177 :
まだ続いてんのか
どんだけ暇人なんだ
178 = 1 :
~数日後~
撫子「」ソワソワ
花子「」ソワソワ
櫻子「……」
撫子「櫻子……ちゃんとひま子に連絡した?」
櫻子「したっての。まだ約束の時間前だっての」
花子「うー、来る途中で事故に遭ってないか心配だし……」
櫻子「家隣だっての。そんで事故に遭うんならある意味心配だっての」
撫子「ああ、ひま子……」ハァ
花子「ひま姉さま……」ハァ
櫻子「……」
ピーンポーン♪
ゴメンクダサーイ>
撫子「!」ガタッ
花子「来た!」ガタッ
櫻子「……」
180 = 1 :
ガチャッ
向日葵「こんにちは、お邪魔します」ペコリ
撫子「いらっしゃいひま子。適当に座って?」
花子「ひま姉さま、ここ! 花子の隣空いてるし!」タシタシ
向日葵「い、いえ……こっちの方が広いですから、こちらに」ストン
花子「むぅ……」プクゥ
撫子「花子。今は我慢しな」
花子「……はぁい」
向日葵「……? あの、撫子さん」
撫子「なに?」
向日葵「いえ、今日は珍しく、花子ちゃん共々……その。おとなしいなって」
撫子「あー。まあ、今日は大事な話があるからね」
向日葵「大事な話?」
撫子「そう、大事な話」
櫻子「……」
182 = 1 :
向日葵「えっと、それって……?」
撫子「うん」
櫻子「……」
撫子「ひま子、結婚しよう」キリッ
向日葵「ま、またですの……?」
撫子「今日は本気。その証拠に、ほら」スッ
櫻子「!!!」
向日葵「え、これって……!」
撫子「婚姻届。私の方は記入済みだよ」
花子「花子も書いたし!」サッ
向日葵「は、花子ちゃんまで!?」
櫻子「……!」
撫子「さあひま子。一筆よろしく」ズイッ
花子「姉さま、花子のつまになってほしいし」ズズイッ
向日葵「ぅ……」
183 = 9 :
なんかだんだんつまらなくなってきたな
184 = 154 :
そういうことは一々言うでないよ
185 = 1 :
撫子「……ちなみに、遊びじゃあないから」
向日葵「え?」
撫子「子供の落描きとは訳が違う、ってこと」
櫻子「……っ」
撫子「私も花子も本気だから」
花子「ひま姉さまにも、本気で答えてほしいし」
向日葵「わ、私は……」
撫子「……」
花子「……」
向日葵「……」
向日葵「私は、」
櫻子「………………ふぇ゛」グスッ
「「「!?」」」
186 = 129 :
泣ーかした泣ーかした
187 = 1 :
櫻子「……っ」プルプル
向日葵「さ、櫻子……?」
櫻子「やだ……」
向日葵「えっ」
櫻子「やだぁ゛!!!」ワッ
向日葵「っ!?」
櫻子「やだもん……やだやだやだやだ、やだぁ……!」ポロポロ
向日葵「さ、櫻子! ちょっと落ち着いて……」
櫻子「やだぁっ! いやだもん、だめなんだもんっ!」
向日葵「え……?」
櫻子「ひま、わりっ……そんなの、書いちゃダメぇ……」
向日葵「!」
櫻子「だって、だって……私、私だって、ひまわりのことが……」
向日葵「櫻子……」
189 = 112 :
キ、キマ、キキキマ
190 = 129 :
キマワリ!
191 = 1 :
撫子「はい、そこまで」パンパン
向日葵「えっ?」
櫻子「ぅえ……?」グスッ
撫子「……悪ふざけが過ぎちゃったね」
櫻子「わる、ふざけ……?」
花子「そうだし。ひま姉さまと、ついでに櫻子をおどろかそうとしたんだし」
向日葵「そ、そうだったんですの!?」
撫子「ついやりすぎちゃったけど。ごめんねひま子?」
向日葵「い、いえ……」
櫻子「……」グスグス
撫子「ごめんついでに、今日の所は帰ってもらっていい? 櫻子をあやしてあげなきゃ」
向日葵「あ、だったら私も……」
撫子「ううん、悪いけど姉妹水入らずで。この子もひま子に泣き顔見られたくないでしょ」
向日葵「それは……そうかもしれませんけど」
花子「ここは花子たちに任せてほしいし」
192 :
作戦だったかwww
194 = 1 :
向日葵「……お二人とも、家族思いですのね」
撫子「まあ、こんな時くらいはね」クスッ
花子「世話のやける姉を持つと苦労するし」ヤレヤレ
向日葵「ふふっ……お察しします。それでは、今日は帰りますわ」ペコッ
ガチャッ パタン...
撫子「……」
櫻子「……」グスグス
花子「……」
……
…………
………………
195 :
俺の向日葵
196 = 1 :
撫子「もう落ち着いた?」
櫻子「……ぅん」
花子「姉が泣くとか、妹的にとまどうからやめてほしいし」
櫻子「ごめん……」
花子「……別に、気にしてないし」プイッ
撫子「にしたって、あのタイミングで泣き出すのは予想外だったけどね」
櫻子「……」
撫子「ねえ櫻子」
櫻子「なに……?」
撫子「自分で、自分が泣いた理由、わかる?」
櫻子「……」
撫子「今ならひま子もいないし、素直に言ってごらん」
櫻子「それは……」
櫻子「私も、向日葵が……好き……だから」
197 = 18 :
向日葵もだけどまずは櫻子に謝ってやれよww
198 = 1 :
撫子「……そう」
花子「……」
櫻子「うん……私、向日葵が、好き」ジワッ
櫻子「ご主人様とかっ、下僕とかっ……そんなの、ただの照れ隠し」ポロポロ
櫻子「ほんとは、向日葵が大好きなの。大好きなのに、言えなくて……」
櫻子「でも、ねーちゃんも花子も、どんどん向日葵に好き好きって」
櫻子「私だって言いたいのに、言えないのに、ずるいって……」
櫻子「だから、婚姻届があれば、ふたりとも向日葵をあきらめてくれるって思った……のに……」
櫻子「あんなことするから……だから……」グスッ
花子「櫻子……」
撫子「……」
櫻子「……」グズグズ
撫子「……やっと言えたね、櫻子」ニコッ
199 = 1 :
櫻子「えっ……」グス
花子「まったく、面倒くさすぎだし」
櫻子「花子……?」
撫子「櫻子。私達はね、あんたを心配してたんだよ?」
櫻子「ねーちゃん……」
撫子「あんたがあまりにも素直じゃないから、ちょっと焦らせてやろうと思って」
櫻子「そ、そうだったの……?」
花子「効き目ありすぎてビビったし」
撫子「まあ、見せびらかすみたいにイチャついてたのはわざとだけど。でもひま子のこと好きなのも結構本気だから」
櫻子「!」
花子「花子だってそうだし」
櫻子「!!」
撫子「またツンケンしてると、私か花子がひま子をとっちゃうかもよ?」
櫻子「!!!」
櫻子「だ……だめだもん! 向日葵は私のものだもんっ!」
200 = 1 :
撫子「だったらこれからはもう少しだけ素直になりな? 少しだけね」
櫻子「少しだけ……?」
花子「少ーーーしだけだし」
櫻子「えと……どうして?」
撫子「そりゃ、今までが今までだからね。急に素直になったら不気味がられるのがオチだよ」
花子「姉ちゃんの言う通りだし」
櫻子「そ、そっかぁ……」フム
撫子「……」
花子「……」
撫子「(いきなりデレ全開されたら私らなんか瞬殺だからね!!)」
花子「(スタートラインを揃えられただけでお儲けもんだし!!)」
櫻子「?」キョトン
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