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元スレあかり「ずっと贈りたかった言葉があるんだよ」
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櫻子『……吃驚した』
ちなつ「私も吃驚した」
櫻子『……でもさ、私はありだって思うなー』
ぽつりと櫻子ちゃんがそう言って。
櫻子『だって、お互いちゃんと向き合った結果だったんならさ、私たちがとやかく言う
必要ないもん。きっと、先輩たち二人とも前向きだったんだよ』
ちなつ「前向き……?」
櫻子『今までの気持ちも関係も壊しちゃえって。かっこいいよねー』
私ももっと前向きにならなきゃなー。
櫻子ちゃんがそう、自嘲気味に呟いた。
櫻子ちゃんもやっぱり大人になってるんだな、なんて。いつまで経っても
立ち止まったまま動けずにいる私が、とてつもなく幼く思えた。
ちなつ「私も吃驚した」
櫻子『……でもさ、私はありだって思うなー』
ぽつりと櫻子ちゃんがそう言って。
櫻子『だって、お互いちゃんと向き合った結果だったんならさ、私たちがとやかく言う
必要ないもん。きっと、先輩たち二人とも前向きだったんだよ』
ちなつ「前向き……?」
櫻子『今までの気持ちも関係も壊しちゃえって。かっこいいよねー』
私ももっと前向きにならなきゃなー。
櫻子ちゃんがそう、自嘲気味に呟いた。
櫻子ちゃんもやっぱり大人になってるんだな、なんて。いつまで経っても
立ち止まったまま動けずにいる私が、とてつもなく幼く思えた。
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,.ィ´ ̄`゙v-、, .-――‐- 、,-<_´  ̄⌒ヽ、
/´ (⌒イ く )⌒ヽ、 `、
/ / ヽ `ヽ ゙i
|:: / . ハ i, ハ ハ ハ|
|ハ,' /:イ ィヽ.ハ | .| ||:ノΛ:::||l::ノ i }: ノ | チーナ知ってるよ
|{ .{/|::../|__/└┘゙ーハ_,」 .ー|/ /」:: i/
i 凵、 三≧ ≦三 /::::く' )::. ( みんながチーナのこと、
ヽ, : {::::l,''' ''' ∥ハ |"::)、{ 大好きだってこと
レヽ: : :レ-'ヽ _ ノ ノ' "ヽノ ヾ
レハ(. Y^ゝ、. ____ /⌒Y
\ Yミ∀彡( ノ\
| ̄ ̄ |"∧^´| ̄ ̄ | .}
| ::: | !::!. | :::: |ミノ
| :::: ::: | .|:::| | ::::: /
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ヽ, : {::::l,''' ''' ∥ハ |"::)、{ 大好きだってこと
レヽ: : :レ-'ヽ _ ノ ノ' "ヽノ ヾ
レハ(. Y^ゝ、. ____ /⌒Y
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>>454
お、おう
お、おう
>>454
きゃわわ
きゃわわ
◆
あかりちゃんからの電話がない夜は、想像以上に暗かった。
いつのまにかあかりちゃんを待っていることに気付いては、溜息。
勉強、頑張ろうね。
そうあかりちゃんと約束したのに、勉強なんてとてもやりたい気分ではなかった。
早々に布団にもぐりこんで電気を消すと、よけいに部屋は真っ暗になって、
何も見えなくなってしまった。
ちなつ「……前向き、かあ」
ぽつん。
天井に投げ出した言葉が、すぐに私に返って来た。
前向きになれれば。もしくは、完全にあかりちゃんを友達だと思えれば。
あかりちゃんからの電話がない夜は、想像以上に暗かった。
いつのまにかあかりちゃんを待っていることに気付いては、溜息。
勉強、頑張ろうね。
そうあかりちゃんと約束したのに、勉強なんてとてもやりたい気分ではなかった。
早々に布団にもぐりこんで電気を消すと、よけいに部屋は真っ暗になって、
何も見えなくなってしまった。
ちなつ「……前向き、かあ」
ぽつん。
天井に投げ出した言葉が、すぐに私に返って来た。
前向きになれれば。もしくは、完全にあかりちゃんを友達だと思えれば。
キスなんか、しなきゃ良かった。
結局結衣先輩とキスなんてできなかったのに。
あかりちゃんとはキスしちゃって。
ちなつ「……」
あの卒業式の日、あかりちゃんがどういうつもりであんなことをしたのか、まったく
気付いていないわけじゃない。
だからこそ私は今でもあかりちゃんに甘えられて、あかりちゃんならどんな話でも
聞いてくれると信じていたのだ。実際そうだったし、ただ今は。
結局結衣先輩とキスなんてできなかったのに。
あかりちゃんとはキスしちゃって。
ちなつ「……」
あの卒業式の日、あかりちゃんがどういうつもりであんなことをしたのか、まったく
気付いていないわけじゃない。
だからこそ私は今でもあかりちゃんに甘えられて、あかりちゃんならどんな話でも
聞いてくれると信じていたのだ。実際そうだったし、ただ今は。
いつのまにこんなに不器用になっちゃったんだろう、私。
眠れない中、私はぼんやりと思った。
友情と恋の境界線なんて、さっさと飛び越えちゃえばいいのに。
いつのまにこんなに臆病になってしまったんだろう。
本当に好きかもしれない、なんて。そう思うと、自分自身の気持ちを直視できなく
なってしまう。
あかりちゃんとは友達でいたい。
だけどほんとは、きっと好き。
こんなにもやもやするとき、私はいつもどうしていただろう。
つい最近振られたときのことを思い出す。よく、思い出せないけど。
きっと、私は気持ちを伝えて。
あぁ、そうだ。
伝えちゃえばいいんだ。
眠れない中、私はぼんやりと思った。
友情と恋の境界線なんて、さっさと飛び越えちゃえばいいのに。
いつのまにこんなに臆病になってしまったんだろう。
本当に好きかもしれない、なんて。そう思うと、自分自身の気持ちを直視できなく
なってしまう。
あかりちゃんとは友達でいたい。
だけどほんとは、きっと好き。
こんなにもやもやするとき、私はいつもどうしていただろう。
つい最近振られたときのことを思い出す。よく、思い出せないけど。
きっと、私は気持ちを伝えて。
あぁ、そうだ。
伝えちゃえばいいんだ。
伝えて、嘘にしちゃえばいい。
私が気持ちを伝えてしまったら、きっといつもみたいに嘘になってくれる。
臆病になって、なかったことにしてしまいたいんならそれがいい。
そうよチーナ。
それが私のやり方でしょ。
ほんとはまた誰かのことを好きになるのが怖いんだから。
手にとった携帯。
その冷たくて硬い感触がぼんやり熱くなっていた私の頭の中を冷やさせた。
ねえ、本当にそれでいいの。
私は思った。ちゃんと向き合わなくて、後悔しないだろうか。
わからなくて、頭の中が熱くて仕方が無くなったとき、お姉ちゃんが「ちなつ!」と
青ざめた顔で部屋に飛び込んできた。
私が気持ちを伝えてしまったら、きっといつもみたいに嘘になってくれる。
臆病になって、なかったことにしてしまいたいんならそれがいい。
そうよチーナ。
それが私のやり方でしょ。
ほんとはまた誰かのことを好きになるのが怖いんだから。
手にとった携帯。
その冷たくて硬い感触がぼんやり熱くなっていた私の頭の中を冷やさせた。
ねえ、本当にそれでいいの。
私は思った。ちゃんと向き合わなくて、後悔しないだろうか。
わからなくて、頭の中が熱くて仕方が無くなったとき、お姉ちゃんが「ちなつ!」と
青ざめた顔で部屋に飛び込んできた。
>わからなくて、頭の中が熱くて仕方が無くなったとき、お姉ちゃんが「ちなつ!」と
青ざめた顔で部屋に飛び込んできた。
→
わからなくて、頭の中が熱くて仕方が無くなったとき、お姉ちゃんが「ちなつ!」と
部屋に飛び込んできた。廊下の明かりで、お姉ちゃんの顔は青ざめているように見えた。
青ざめた顔で部屋に飛び込んできた。
→
わからなくて、頭の中が熱くて仕方が無くなったとき、お姉ちゃんが「ちなつ!」と
部屋に飛び込んできた。廊下の明かりで、お姉ちゃんの顔は青ざめているように見えた。
こいついっつもキャラに吃驚吃驚言わせるけど正直キャラに合ってなくね
すみませんをすいませんと書くくらいだし日本語は下手なんだろう
まあ面白いからいいよ
まあ面白いからいいよ
ちなつ「お姉ちゃん?」
ともこ「ただいま……!」
ちなつ「おかえり……」
息を切らせたお姉ちゃんは、よろよろと壁にもたれかかった。
それから「はあ」と深々息を吐くと。
ともこ「ちなつ、知ってたの?」
ちなつ「なにが?」
ともこ「あかりちゃんのこと。今日、向こうに行くって」
ともこ「ただいま……!」
ちなつ「おかえり……」
息を切らせたお姉ちゃんは、よろよろと壁にもたれかかった。
それから「はあ」と深々息を吐くと。
ともこ「ちなつ、知ってたの?」
ちなつ「なにが?」
ともこ「あかりちゃんのこと。今日、向こうに行くって」
向こうって?
そう訊ねた私の声は、震えていたのかも知れない。お姉ちゃんがしまった、というような
顔をした。
ともこ「私も今、赤座さんに聞いたばかりで……。早めに向こう行って環境に慣れるんだって。
ちなつは知ってるんだと思ってた」
ちなつ「知らないよ。私、そんなのなにも」
聞いてない。
あかりちゃんはなにも言ってくれなかった、そんなこと。
でも、「またね」とあかりちゃんが返してくれなかったのは。
ちなつ「高校、どうするの?まだ私たち卒業もしてないのに!」
ともこ「通える範囲だからって」
ちなつ「だからって」
ともこ「あかりちゃんがどうしてもって、ご両親に頼み込んだんだって……」
そう訊ねた私の声は、震えていたのかも知れない。お姉ちゃんがしまった、というような
顔をした。
ともこ「私も今、赤座さんに聞いたばかりで……。早めに向こう行って環境に慣れるんだって。
ちなつは知ってるんだと思ってた」
ちなつ「知らないよ。私、そんなのなにも」
聞いてない。
あかりちゃんはなにも言ってくれなかった、そんなこと。
でも、「またね」とあかりちゃんが返してくれなかったのは。
ちなつ「高校、どうするの?まだ私たち卒業もしてないのに!」
ともこ「通える範囲だからって」
ちなつ「だからって」
ともこ「あかりちゃんがどうしてもって、ご両親に頼み込んだんだって……」
お姉ちゃんにこんなこと訊ねたって、お姉ちゃんを責めたって、意味ないことはわかってる。
だけど止まらなかった。
ちなつ「おかしいよ、そんなの一度も聞いたことないし、あかりちゃんは――!」
あかりちゃんは。
しばらく、電話もメールもできないと言っていた。
それってもう、電話もメールもしないで、って。そういう意味だったのかな。
ちなつ「……なにそれ!……なんなのよそれ」
ともこ「……ちなつ」
胸のどこかが、苦しい。
頭はもう、冷たいのか熱いのかもわからない。ただ、ぽろぽろと溢れ出てきた涙だけは、
その感触を感じられた。
だけど止まらなかった。
ちなつ「おかしいよ、そんなの一度も聞いたことないし、あかりちゃんは――!」
あかりちゃんは。
しばらく、電話もメールもできないと言っていた。
それってもう、電話もメールもしないで、って。そういう意味だったのかな。
ちなつ「……なにそれ!……なんなのよそれ」
ともこ「……ちなつ」
胸のどこかが、苦しい。
頭はもう、冷たいのか熱いのかもわからない。ただ、ぽろぽろと溢れ出てきた涙だけは、
その感触を感じられた。
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