なんで貴音に冷たいんだよｗｗ

響「なぁなぁプロデューサー」

P「ん？どうした響」

響「貴音、あそこでずっと自分達を見てるぞ」

P「…｣ﾁﾗｯ


貴音「…」

やよい「プロデューサー、貴音さんも一緒に駄目なんですか？」

P「駄目だ、四条だけは絶対に駄目だ」

貴音もそろそろ許してやれよ
何したかしらんけど

響「どうしてさー、貴音だって自分達の仲間だぞー」

P「響、お前のそのこころの広さに脱帽」

響「へ？なんで？」

P「いや、なんでも(ぼっちだったのに、お前って奴は)」

やよい「あっ！プロデューサー」

P「ん？どうした高槻……じゃなかった、やよい」

やよい「貴音さんがゆっくりとこっちに来てますよー！」


貴音「…｣ｽﾀｽﾀ

P「…早く車に乗れ」

なんか美希の時と違ってマジ拒絶みたいで心が痛い

やよい「へ？」

P「良いから早く！」

貴音「っ！」

ﾀﾞﾀｯ

響「わわっ！すんごい形相でこっちに向かって走って来てるぞ！」

P「早く乗れ！！」

ﾊﾞﾀﾝ

貴音「ッッッ！！」

ﾀﾞﾀｯ

車「のヮの」ぶるっひー

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ

なんで貴音にだけ冷たいんだよ
可哀相だろ

貴音「はぁっ…はぁ」

貴音「…｣ｽｯ


『四次元空間』


貴音「あなた様…」

お姫ちん…

なんなんだよ
何があって貴音にこんなに冷たくするんだよ
ふざけんなよおい

貴音ぇ貴音ぇﾊｧﾊｧ

お姫ちんがすんごい形相で走ってきたところを抱きしめて迎えたいです

～4分後～

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ

車「のヮの」あれ？戻って来ちまったのか？

ﾊﾞﾀﾝ

響「あれ？ここって」

やよい「さっきのラーメン屋ですー」

P「かあぁ……くっそ！」

貴音「お帰りなさいませ、ご主

P「黙れ……」

貴音「…」

ｷﾞｭｯ

P「……乗れよ、もう」

貴音「あなた様」

お姫ちんがなにしたっていうんだ！

貴音を虐めるのはやめてくれ…たのむ

おい

P「だって白髪だし」

おれのあずさがでてないけどどうなってんの

虐められてる様に見えて
実力でどうにかしちゃう姫ちん

まさかのスクリーム

貴音「わたくしがプロデューサーに嫌われてる理由…ですか？」

響「うんうん！だってさっきからプロデューサー、後ろを見ようとしてないぞ」

やよい「貴音さんが何かしたとは思えないんですけど、あんなプロデューサー見た事ないですぅ」

貴音「……わたくしがプロデューサーに」

貴音「そういえば、あの日以来ですね、プロデューサーがわたくしに冷たくなったのは」

響「あの日？」

やよい「うっうー、気になりますー」

貴音「えぇ、それは……三ヶ月前の事です」

～三ヶ月前～

わたくしがプロデューサーに家まで送ってもらった時の事です


P「いやぁ、今日もお疲れ」

貴音「はい、あなた様」

P「貴音もコレからだけど、頑張ろうな」

貴音「あなた様」

P「あはは、そのあなた様って言うの止めろって」

貴音「すみません…」



その後、家まで送ってもらった時には既にプロデューサーはわたくしの事を…

P「おい！待てよ四条」

貴音「あなた様…」

P「勝手に話し変えんじゃねーYO」

響「へ？ち、違うのか？」

P「全然違う」

やよい「うっうー、プロデューサーの話しも聞いてみたいですー」

P「あぁ、嘘偽りなく話すぞ」



そう、あれは三ヶ月前

貴音「あなた様」

P「はいはい、おつかれさんです」

P「じゃあ俺は帰るから、貴音も気をつけてか

貴音「あなた様のお車で帰りたいです」

P「は？」

貴音「あなた様のお車で」

P「いや……俺、やりたい事有るんだけど」

貴音「あなた様…」

P「ほら、そんなに遠く無いんだし歩いて帰れるだろ」

P「じゃあまた明日」

車「のヮの」

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ

全然違うｗｗｗｗ

その日、俺は車で家に向かっていた…

向かって……筈だった

『四次元空間』

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ

P「……あれ？」

車「のヮの」事務所ですね

P「な、なんで事務所に着くんだよ」

ｺﾝｺﾝｯ

P「…」

貴音「あなた様…」

P「お前、まだ居たの？」

貴音「はい」

P「……｣ｶﾞﾁｬ

貴音「あ、あなた様！？」

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ

>>711
貴音かわええ

軽くポレナレフ状態

～5分後～

車「のヮの」また事務所です

P「はぁ！？」

P「意味わかんねーよ！くそっ！」

ｺﾝｺﾝｯ

P「…誰だ」

貴音「わたくしです」

P「……さよなら｣ｶﾞﾁｬ

貴音「あっ」

車「のヮの」早くしないと始まりますぜ

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ

なにこれこわい

もし理由がテレビ見逃したとかだったら俺はPを許さない

貴音「無駄ですよ、わたくしが満足しない限り」

貴音「この『四次元空間』からは逃れられません」


『四次元空間』

わたくしが幼少の頃より授かりし特別な力

わたくしが作り出す一定の距離

それを永遠と……ずっと繰り返し行き続けるのです

一定の距離を過ぎると、スタート地点からやり直し

貴音「あなた様…」

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ

P「またかよ！」

ｺﾝｺﾝｯ

貴音「お帰りなさいませ」

まあ送るほか無くなるなw

P「…｣ｶﾞﾁｬ

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ

～5分後～

P「……」

貴音「あなた様…」

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ

貴音「無駄ですよ…」

～5分後～

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ

P「……」

貴音「お帰りなさい

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ

貴音「あなた様…」

～5分後～

P「あ"あぁああ！！」

P「はぁっはぁ…」

貴音「やっとお車から出て来てくれましたね」

P「…お前の仕業か」

貴音「それはわかりません」

P「はぁ……お前の仕業なんだな」

貴音「あなた様…」

P「で、お前を乗せたら治るの？これ」

貴音「お前とは……どういう意味ですか」

P「…｣ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

P「貴音を乗せたら良いんだな」

貴音「はい、あなた様」

異能持ちヤンデレ…流行る！

貴音に閉じ込められたい

Pが羨ましすぎる

～車内～

P「…｣ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

貴音「あなた様、何故わたくしはあなた様の隣では無いのですか？」

P「乗せただろ、文句いうな」

貴音「……」

『四次元空間』

P「はぁ、やっと帰れるわぁ」

車「のヮの」もう始まってますね、巨人対日ハム

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ

～5分後～

P「……んでよ」

P「なんでまた事務所なんだよ！！」

貴音「あなた様」

P「なんだよ！乗せたら良いんじゃなかったのか！？」

貴音「……」

P「ったく､｣ｶﾞﾁｬ

貴音「あなた様の隣に

P「シャラーップ！」

車「のヮの」今日巨人が勝てば日本一ですからね

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ

～5分後～

P「……｣ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

P「……っ」

P「があぁあ"あぁあ"！！」

P「っで！？なんっで！？」

貴音「あなた様…」

P「え"っ！？まだなにかやらなきゃなんないの！！」

貴音「隣に…座りたいです」

P「……ふぅうぅ」

P「……」

P「座れ」

貴音「あなた様！」

面倒くせえアイドル達だなｗｗｗｗ

P「…」

貴音「あなた様」

P「なんですかね、え？」

貴音「もう少しだけ、寄り道がした

P「うっせーよ！！もう始まってんだよ！」

貴音「あなた様…」

P「今日巨人が勝てば日本一なの！」

P「俺は早く帰って見たいの！！」

貴音「…」

『四次元空間』

P「ったく、あーもー」

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ

かわいすぎてしぬ

粘着系アイドルだらけかよ

キスで黙らせろよｗｗ

２００９年の11月7日から３か月後……つまり２０１０年の２月ごろが舞台か

～5分後～

P「……」

貴音「あなた様」

P「ふううぅ…｣ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

貴音「もう少しだけ、あなた様と共に居たいのです」

P「……どれ位？」

貴音「……」

P「ぐっ…｣ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

P「ど、どれ位なんだ？｣ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

貴音「今はまだ……その時ではありません」

P「……」

ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ

かわいい

一緒に観ればいいのに