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元スレキョン「化け物……俺はお前のことをそう呼んだな」
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シュウウウウウウウウウウウ・・・・・・
キョン(異)「あ! そういえば長門! このまま元の世界に帰還するってのは分かるんだが……」
キョン(異)「帰った時、俺たちの世界はどうなってるんだ? 涼宮が暴走する直前か?」
キョン(異)「それともまさか、世界が崩壊する直前とかじゃないよな?」
長門「……振り出しに戻る」
キョン(異)「……は?」
長門「振り出しに戻る」
キョン(異)「振り出しって……どういうことだよ!?」
長門「あなたがSOS団を辞めて、涼宮ハルヒの精神が不安定になっている時期」
長門「この時期のデータは情報統合思念体によって危険と判断され、すでに消去されている」
長門「よって……最初から」
キョン(異)「そ、そういう大事なことはもっと早く言ってくれ!?」
古泉「あなたも聞かなかったじゃないですか」
古泉「もっとも、ここにいる誰もがそのことを失念していたようですが」
キョン(異)「あ! そういえば長門! このまま元の世界に帰還するってのは分かるんだが……」
キョン(異)「帰った時、俺たちの世界はどうなってるんだ? 涼宮が暴走する直前か?」
キョン(異)「それともまさか、世界が崩壊する直前とかじゃないよな?」
長門「……振り出しに戻る」
キョン(異)「……は?」
長門「振り出しに戻る」
キョン(異)「振り出しって……どういうことだよ!?」
長門「あなたがSOS団を辞めて、涼宮ハルヒの精神が不安定になっている時期」
長門「この時期のデータは情報統合思念体によって危険と判断され、すでに消去されている」
長門「よって……最初から」
キョン(異)「そ、そういう大事なことはもっと早く言ってくれ!?」
古泉「あなたも聞かなかったじゃないですか」
古泉「もっとも、ここにいる誰もがそのことを失念していたようですが」
佐々木(異)「あはは、しょうがないよキョン」
キョン(異)「だーもう! とにかく! みんな!」
キョン(異)「最初はお前らが憎かった! でも今は本当に感謝してる! ありがとな!」
佐々木(異)「僕も! この恩は一生忘れないよ!」
キョン「おう! 2人とも元気でな!」
パシュウウウウウウウウウウ・・・・・・ンン・・・・・・
キョン「消えた……」
古泉「長門さん、どうですか?」
長門「……無事に帰還した」
みくる「よかった……よかったです……」
古泉「安心するのは早いです。むしろ大変なのはここからですよ」
キョン(異)「だーもう! とにかく! みんな!」
キョン(異)「最初はお前らが憎かった! でも今は本当に感謝してる! ありがとな!」
佐々木(異)「僕も! この恩は一生忘れないよ!」
キョン「おう! 2人とも元気でな!」
パシュウウウウウウウウウウ・・・・・・ンン・・・・・・
キョン「消えた……」
古泉「長門さん、どうですか?」
長門「……無事に帰還した」
みくる「よかった……よかったです……」
古泉「安心するのは早いです。むしろ大変なのはここからですよ」
古泉「もしもあの2人が何か失敗したら、また世界崩壊の危機に陥る可能性もあります」
キョン「その時はまた俺たちが世界を消しに、なんて可能性もあるわけか」
古泉「ええ」
古泉「それに……逆の可能性もあります」
キョン「逆?」
古泉「僕たちの世界だって、今は安定してますが涼宮さん次第でいつ危機に陥ってもおかしくありません」
古泉「その時は、あちらの世界の住人に僕らの世界が消される、なんて事になる可能性もあるのです」
キョン「そうか……そうならないように俺たちも頑張らないとな」
キョン「ん? お、おお!」
みくる「どうかしたんですか?」
キョン「身体が動く! 治った! 治ったぁ!」
古泉「彼らが帰還した途端にですか。やはり何らかの影響を受けていたのですかね」
キョン「ん? ということは!」ダッ
みくる「キョンくん、どこに行くんですかぁ!」
キョン「その時はまた俺たちが世界を消しに、なんて可能性もあるわけか」
古泉「ええ」
古泉「それに……逆の可能性もあります」
キョン「逆?」
古泉「僕たちの世界だって、今は安定してますが涼宮さん次第でいつ危機に陥ってもおかしくありません」
古泉「その時は、あちらの世界の住人に僕らの世界が消される、なんて事になる可能性もあるのです」
キョン「そうか……そうならないように俺たちも頑張らないとな」
キョン「ん? お、おお!」
みくる「どうかしたんですか?」
キョン「身体が動く! 治った! 治ったぁ!」
古泉「彼らが帰還した途端にですか。やはり何らかの影響を受けていたのですかね」
キョン「ん? ということは!」ダッ
みくる「キョンくん、どこに行くんですかぁ!」
佐々木「あれ? ここは……?」キョロキョロ
キョン「やっぱり。目を覚ましてたか」
佐々木「キョン? え? ここって……」
キョン「そりゃ混乱するだろうな」
佐々木「確か僕は……僕の頭の中に、僕じゃない僕の声が響いてきて……頭がボーッとしてきて……」
佐々木「それから…………そこからよく覚えていない。どうしていたんだっけ?」
キョン「全部話すよ。話すが……どこから話せばいいのやら」
佐々木「キョン、何か凄く晴れやかな顔をしてるね」
キョン「ああ。世界を滅ぼしたという重圧から、やっと解放されたからな」
佐々木「……世界を?」
キョン(…………頑張れよ。俺も負けないように頑張るからよ)
キョン「やっぱり。目を覚ましてたか」
佐々木「キョン? え? ここって……」
キョン「そりゃ混乱するだろうな」
佐々木「確か僕は……僕の頭の中に、僕じゃない僕の声が響いてきて……頭がボーッとしてきて……」
佐々木「それから…………そこからよく覚えていない。どうしていたんだっけ?」
キョン「全部話すよ。話すが……どこから話せばいいのやら」
佐々木「キョン、何か凄く晴れやかな顔をしてるね」
キョン「ああ。世界を滅ぼしたという重圧から、やっと解放されたからな」
佐々木「……世界を?」
キョン(…………頑張れよ。俺も負けないように頑張るからよ)
キョン「……ん? ここ……は……?」
朝倉「あたしの負け。よかったね、延命できて」
キョン(ん? 朝倉……? げ! この場面は……)
朝倉「いつかまたあたしみたいな急進派が来るかもしれない。それか長門さんの操り主が意見を変えるかもしれない」
キョン(俺が……朝倉に襲われた時の…………長門と朝倉が戦った直後の……)
朝倉「それまで涼宮さんとお幸せに。じゃあね」
シュウウウウウウウウウウウ・・・
キョン「…………はぁ、参ったな。振り出しに戻るってこういうことかよ」
キョン「どうせ戻るんだったら、もっと以前に……涼宮に話しかける前に戻ってくれれば……」
キョン「そうすれば、涼宮たちと一切関わることなく、高校生活を送れていたんだがな」
キョン「まぁ、そんな愚痴を言っていてもしょうがない。今は……」
朝倉「あたしの負け。よかったね、延命できて」
キョン(ん? 朝倉……? げ! この場面は……)
朝倉「いつかまたあたしみたいな急進派が来るかもしれない。それか長門さんの操り主が意見を変えるかもしれない」
キョン(俺が……朝倉に襲われた時の…………長門と朝倉が戦った直後の……)
朝倉「それまで涼宮さんとお幸せに。じゃあね」
シュウウウウウウウウウウウ・・・
キョン「…………はぁ、参ったな。振り出しに戻るってこういうことかよ」
キョン「どうせ戻るんだったら、もっと以前に……涼宮に話しかける前に戻ってくれれば……」
キョン「そうすれば、涼宮たちと一切関わることなく、高校生活を送れていたんだがな」
キョン「まぁ、そんな愚痴を言っていてもしょうがない。今は……」
長門「……修復完了」ムクッ
キョン「長門…………お前、ひょっとして記憶が残っているのか?」
長門「……残っている」
キョン「そうか……記憶が残っているってことは……当然覚えてるってことか……」
長門「……」
キョン「化け物……俺はお前のことをそう呼んだな」
長門「……」
キョン「……」
長門「……」
キョン「……すまなかった」
長門「……」ピクッ
キョン「お前のことを化け物だなんて言って、本当にすまなかった」
長門「……」
キョン「長門…………お前、ひょっとして記憶が残っているのか?」
長門「……残っている」
キョン「そうか……記憶が残っているってことは……当然覚えてるってことか……」
長門「……」
キョン「化け物……俺はお前のことをそう呼んだな」
長門「……」
キョン「……」
長門「……」
キョン「……すまなかった」
長門「……」ピクッ
キョン「お前のことを化け物だなんて言って、本当にすまなかった」
長門「……」
キョン「俺はお前のことをただ恐れるばかりで……罵るだけ罵って、その場から逃げてしまった……」
キョン「本当に……悪かった……」
長門「……いい」
キョン「それから……ろくに礼も言ってなかったな。ありがとう、命を助けてくれて。お前は恩人だ」
長門「気にしなくていい。これがわたしの役目だから」
キョン「はは、そうか」
谷口「うぃーす。WAWAWA忘れもn」
キョン「ほら、忘れ物はこれだろ? さっさと出てった出てった」
谷口「え? ちょちょ待」 ピシャッ
キョン「さてと。ん? 長門、帰るのか?」
長門「当面の危機は去った。しばらくは安全」
キョン「そうか、本当にありがとな」
長門「……」ピシャ
キョン「本当に……悪かった……」
長門「……いい」
キョン「それから……ろくに礼も言ってなかったな。ありがとう、命を助けてくれて。お前は恩人だ」
長門「気にしなくていい。これがわたしの役目だから」
キョン「はは、そうか」
谷口「うぃーす。WAWAWA忘れもn」
キョン「ほら、忘れ物はこれだろ? さっさと出てった出てった」
谷口「え? ちょちょ待」 ピシャッ
キョン「さてと。ん? 長門、帰るのか?」
長門「当面の危機は去った。しばらくは安全」
キョン「そうか、本当にありがとな」
長門「……」ピシャ
キョン「さて、これからどうするか。うーむ……」
キョン「あらかじめ考えていた案と今考えた案、とりあえず候補は……」
①涼宮たちとは距離を置いて、佐々木との時間を選ぶ。前回は失敗したが、今回こそ!
「うまくやれればいいが、どうしても前回の二の舞になりそうな気がするな……」
②SOS団で活動していく。同時に涼宮にはないしょで佐々木とも付き合う
「うまく両立できればいいが、涼宮にバレた時が怖い。その時点でジ・エンドの可能性も……」
③涼宮に佐々木との関係を正直に打ち明ける。
説得して納得してもらった上で、SOS団の活動と佐々木との付き合いを両立していく
「難易度高ぇ。あの超絶自己中の涼宮を納得させられるのか? できなければその時点で終わりだ」
④佐々木との関係は諦めて距離をとり、世界のためにもSOS団の活動に打ち込む
「論外だ馬鹿野郎。俺は絶対に佐々木を守るって決めたんだ」
「……だが、こういう選択肢を選ばざるを得ない事態になることもありえるんだよな……」
⑤高校の3年間だけ佐々木と距離をとり、SOS団の活動に集中する
北高を卒業し、SOS団から解放されてから、堂々と佐々木と付き合う
「SOS団の活動が高校時代だけで終わるとは限らない。大学、下手すればその後もずっと……」
「その間、ずっと佐々木を待たせるわけにはいかない」
⑥もう何もかも放り投げて、夕日に向かってダァッシュ!
「……落ち着け、俺」
キョン「他にもあるだろうが、とりあえずはこんなものか」
キョン「あらかじめ考えていた案と今考えた案、とりあえず候補は……」
①涼宮たちとは距離を置いて、佐々木との時間を選ぶ。前回は失敗したが、今回こそ!
「うまくやれればいいが、どうしても前回の二の舞になりそうな気がするな……」
②SOS団で活動していく。同時に涼宮にはないしょで佐々木とも付き合う
「うまく両立できればいいが、涼宮にバレた時が怖い。その時点でジ・エンドの可能性も……」
③涼宮に佐々木との関係を正直に打ち明ける。
説得して納得してもらった上で、SOS団の活動と佐々木との付き合いを両立していく
「難易度高ぇ。あの超絶自己中の涼宮を納得させられるのか? できなければその時点で終わりだ」
④佐々木との関係は諦めて距離をとり、世界のためにもSOS団の活動に打ち込む
「論外だ馬鹿野郎。俺は絶対に佐々木を守るって決めたんだ」
「……だが、こういう選択肢を選ばざるを得ない事態になることもありえるんだよな……」
⑤高校の3年間だけ佐々木と距離をとり、SOS団の活動に集中する
北高を卒業し、SOS団から解放されてから、堂々と佐々木と付き合う
「SOS団の活動が高校時代だけで終わるとは限らない。大学、下手すればその後もずっと……」
「その間、ずっと佐々木を待たせるわけにはいかない」
⑥もう何もかも放り投げて、夕日に向かってダァッシュ!
「……落ち着け、俺」
キョン「他にもあるだろうが、とりあえずはこんなものか」
キョン「それにしても……振り出しから、か」
キョン「世界は復活したが…………この1年間の出来事は全部なかったことになっちまったんだな」
キョン「クラスでいっぱい友達作ったことも……一緒に馬鹿騒ぎしたことも……」
キョン「全部……なかったことに…………リセットされてしまったんだな……」
キョン「この1年で俺がやってきたことは……全部無駄骨だったのか……?」
キョン「……いや、全てがなかったことになったわけじゃない」
キョン「佐々木……佐々木と勉強したこと、佐々木を好きになって恋人同士になったこと……」
キョン「佐々木とのことはリセットされていない。俺のこの1年は無駄骨なんかじゃない!」
キョン「本来ならもう終わりのところを、もう1度やり直すチャンスが与えられたんだ」
キョン「このチャンス、大事にしないとな。佐々木と一緒に、俺は……」
キョン「佐々木…………佐々木!? 何やってるんだ俺は!? 佐々木に電話しないと!」ピッ
佐々木『もしもし?』
キョン「佐々木! すまん遅れて。そっちの様子はどうだ?」
佐々木『……キョン? 急にどうしたんだい? 随分と久しぶりだね』
キョン「……………………え?」
キョン「世界は復活したが…………この1年間の出来事は全部なかったことになっちまったんだな」
キョン「クラスでいっぱい友達作ったことも……一緒に馬鹿騒ぎしたことも……」
キョン「全部……なかったことに…………リセットされてしまったんだな……」
キョン「この1年で俺がやってきたことは……全部無駄骨だったのか……?」
キョン「……いや、全てがなかったことになったわけじゃない」
キョン「佐々木……佐々木と勉強したこと、佐々木を好きになって恋人同士になったこと……」
キョン「佐々木とのことはリセットされていない。俺のこの1年は無駄骨なんかじゃない!」
キョン「本来ならもう終わりのところを、もう1度やり直すチャンスが与えられたんだ」
キョン「このチャンス、大事にしないとな。佐々木と一緒に、俺は……」
キョン「佐々木…………佐々木!? 何やってるんだ俺は!? 佐々木に電話しないと!」ピッ
佐々木『もしもし?』
キョン「佐々木! すまん遅れて。そっちの様子はどうだ?」
佐々木『……キョン? 急にどうしたんだい? 随分と久しぶりだね』
キョン「……………………え?」
キョン「佐々木…………お前……まさか……記憶が…………?」
佐々木『なんちゃってね。冗談だよ』
キョン「…………さらばだ佐々木。もう会うことはないだろう」
佐々木『わぁわぁ!? ごめん! ごめんってば!』
キョン「お前な! 心臓が止まるかと思っただろうが!」
佐々木『ふんだ。すぐ電話してくると思ったのに、いつまでたっても来なかったからさ……』
キョン「あ、す、すまん。ちょっと考え事をしててな」
佐々木『ふむ。それで、これからどうするか決まったのかい?』
キョン「うーん、候補はいくつかあるんだけどな」
佐々木『キョン、僕から1つ提案があるのだが……』
キョン「涼宮の能力をお前に移す、という案なら却下だからな」
佐々木『む、そうかい。世界のためなら悪くない案だと思うのだが』
キョン「前にも言っただろう。自覚したまま能力なんか持ったら、絶対に狂うって」
キョン「俺にとって、お前は何より大切で守りたい存在なんだ。だから却下」
佐々木『キョン……分かったよ。もうこの話はしない』
佐々木『なんちゃってね。冗談だよ』
キョン「…………さらばだ佐々木。もう会うことはないだろう」
佐々木『わぁわぁ!? ごめん! ごめんってば!』
キョン「お前な! 心臓が止まるかと思っただろうが!」
佐々木『ふんだ。すぐ電話してくると思ったのに、いつまでたっても来なかったからさ……』
キョン「あ、す、すまん。ちょっと考え事をしててな」
佐々木『ふむ。それで、これからどうするか決まったのかい?』
キョン「うーん、候補はいくつかあるんだけどな」
佐々木『キョン、僕から1つ提案があるのだが……』
キョン「涼宮の能力をお前に移す、という案なら却下だからな」
佐々木『む、そうかい。世界のためなら悪くない案だと思うのだが』
キョン「前にも言っただろう。自覚したまま能力なんか持ったら、絶対に狂うって」
キョン「俺にとって、お前は何より大切で守りたい存在なんだ。だから却下」
佐々木『キョン……分かったよ。もうこの話はしない』
佐々木『でも、だとしたらどうするんだい?』
キョン「そうだな…………よし、決めた」
佐々木「早いね」
キョン「散々候補とか出したけど、本当はもう心に決めてたんだ」
佐々木『それで……?』
キョン「俺は…………――――――――」
佐々木『……そうか。そういうことなら、僕も君に従おう』
キョン「正直、かなり不安だけどな」
佐々木『大丈夫、君ならやれる。僕もついてるからさ』
キョン「そうだな、よし! いっちょやってやるか!」
佐々木『頑張ろうね、キョン……………………大好きだよ』
キョン「ああ、俺もだ」
キョン「さて…………高校生活をやり直すとするか!」
キョン「そうだな…………よし、決めた」
佐々木「早いね」
キョン「散々候補とか出したけど、本当はもう心に決めてたんだ」
佐々木『それで……?』
キョン「俺は…………――――――――」
佐々木『……そうか。そういうことなら、僕も君に従おう』
キョン「正直、かなり不安だけどな」
佐々木『大丈夫、君ならやれる。僕もついてるからさ』
キョン「そうだな、よし! いっちょやってやるか!」
佐々木『頑張ろうね、キョン……………………大好きだよ』
キョン「ああ、俺もだ」
キョン「さて…………高校生活をやり直すとするか!」
>>1『なんちゃってね。冗談だよ』
~3年後 北高 卒業式~
クラスメイト1「おーい、キョーン」
クラスメイト2「ここにいたかー」
キョン「おう、何だ?」
クラスメイト1「卒アルの寄せ書き、お前も何か書いてくれよ。お前のにも書くからさ」
キョン「ああ、いいぞ。えーと……」
クラスメイト3「あ、キョンくん、あたしのにもー」
キョン「ちょっと待っててくれー」
クラスメイト2「ほいよキョン。お前の書けたぜ。というかお前、すげぇビッシリ書かれてるな」
キョン「はぁ、みんな最後まで俺のことは『キョン』と書くんだな。1人くらい本名を書いてくれよ」
クラスメイト1「はっはっは、お前に本名なんてあったっけ?」
キョン「ちくしょう」
キョン(それにしても……卒業、か。あっという間だったな)
キョン(この3年間……いや、俺にとっては4年間か。いろいろあったな)
クラスメイト1「おーい、キョーン」
クラスメイト2「ここにいたかー」
キョン「おう、何だ?」
クラスメイト1「卒アルの寄せ書き、お前も何か書いてくれよ。お前のにも書くからさ」
キョン「ああ、いいぞ。えーと……」
クラスメイト3「あ、キョンくん、あたしのにもー」
キョン「ちょっと待っててくれー」
クラスメイト2「ほいよキョン。お前の書けたぜ。というかお前、すげぇビッシリ書かれてるな」
キョン「はぁ、みんな最後まで俺のことは『キョン』と書くんだな。1人くらい本名を書いてくれよ」
クラスメイト1「はっはっは、お前に本名なんてあったっけ?」
キョン「ちくしょう」
キョン(それにしても……卒業、か。あっという間だったな)
キョン(この3年間……いや、俺にとっては4年間か。いろいろあったな)
佐々木「やぁキョン、卒業おめでとう」
キョン「おう、来てくれたか。お前のところは卒業式来週だっけ?」
佐々木「うん、その時は……」
キョン「もちろん行くさ。お前の晴れ姿、拝ませてもらうからよ」
佐々木「それにしても……ふふ」
キョン「何だ?」
佐々木「実に……実に充実してたなって思ってね」
キョン「ああ、そうだな」
佐々木「3年前……君が下した決断は決して間違ってなかった」
キョン「最初は不安でたまらなかったが…………お前もいてくれたからな」
佐々木「僕は君を信じていただけさ。おや、後ろを見てごらん」
キョン「ん?」クルッ
ハルヒ「あー! こんなところにいた! 探したわよ馬鹿キョン!」
キョン「おう、来てくれたか。お前のところは卒業式来週だっけ?」
佐々木「うん、その時は……」
キョン「もちろん行くさ。お前の晴れ姿、拝ませてもらうからよ」
佐々木「それにしても……ふふ」
キョン「何だ?」
佐々木「実に……実に充実してたなって思ってね」
キョン「ああ、そうだな」
佐々木「3年前……君が下した決断は決して間違ってなかった」
キョン「最初は不安でたまらなかったが…………お前もいてくれたからな」
佐々木「僕は君を信じていただけさ。おや、後ろを見てごらん」
キョン「ん?」クルッ
ハルヒ「あー! こんなところにいた! 探したわよ馬鹿キョン!」
キョン「おう、ハルヒ」
ハルヒ「おうハルヒじゃないわよ! SOS団で記念撮影しようと思ったのに、どこにもいないんだから!」
佐々木「ごめん涼宮さん、ちょっとキョンをお借りしてたよ」
ハルヒ「あら、さっちゃんじゃない! 来てたのね!」
佐々木「さっちゃんはやめてほしいとあれほど……」
キョン「はははは。おっ」
古泉「どうも」
長門「……」
キョン「よう長門。古泉も……ってお前、ブレザーとネクタイはどうした?」
古泉「ははは、後輩の女子に持っていかれてしまいました」
みくる「キョンくん、卒業おめでとうございます」
キョン「朝比奈さん。わざわざ未来から来てくれたんですか?」
みくる「うん。どうしてもってお願いして。特別に許可が出ました」
キョン「そうですか。久々にSOS団全員が揃って、ハルヒも喜んだでしょう」
ハルヒ「おうハルヒじゃないわよ! SOS団で記念撮影しようと思ったのに、どこにもいないんだから!」
佐々木「ごめん涼宮さん、ちょっとキョンをお借りしてたよ」
ハルヒ「あら、さっちゃんじゃない! 来てたのね!」
佐々木「さっちゃんはやめてほしいとあれほど……」
キョン「はははは。おっ」
古泉「どうも」
長門「……」
キョン「よう長門。古泉も……ってお前、ブレザーとネクタイはどうした?」
古泉「ははは、後輩の女子に持っていかれてしまいました」
みくる「キョンくん、卒業おめでとうございます」
キョン「朝比奈さん。わざわざ未来から来てくれたんですか?」
みくる「うん。どうしてもってお願いして。特別に許可が出ました」
キョン「そうですか。久々にSOS団全員が揃って、ハルヒも喜んだでしょう」
ハルヒ「あら、さっちゃん、そのデジカメ」
佐々木「うん、バイトしたお金で新しいのを買ったんだ」
ハルヒ「いいわね! それで記念撮影しましょう! みんな行くわよ!」
佐々木「おっとっと。引っ張らないで涼宮さん」
みくる「あ、待ってくださ~い」
長門「……」
古泉「ふふ、相変わらず仲がいいですね、あの2人」
キョン「ああ、本当によかった。佐々木とSOS団、両方をとる選択をして」
古泉「いろいろありましたね。SOS団に入った当初はこのような卒業式を迎えるとは思ってませんでしたよ」
キョン「俺もここまでうまくいくとは思ってなかった」
古泉「それにしても…………ふふっ」
キョン「何だよ?」
古泉「いえ、あなたのビビリ癖、結局最後まで治りませんでしたね」
キョン「う……」
佐々木「うん、バイトしたお金で新しいのを買ったんだ」
ハルヒ「いいわね! それで記念撮影しましょう! みんな行くわよ!」
佐々木「おっとっと。引っ張らないで涼宮さん」
みくる「あ、待ってくださ~い」
長門「……」
古泉「ふふ、相変わらず仲がいいですね、あの2人」
キョン「ああ、本当によかった。佐々木とSOS団、両方をとる選択をして」
古泉「いろいろありましたね。SOS団に入った当初はこのような卒業式を迎えるとは思ってませんでしたよ」
キョン「俺もここまでうまくいくとは思ってなかった」
古泉「それにしても…………ふふっ」
キョン「何だよ?」
古泉「いえ、あなたのビビリ癖、結局最後まで治りませんでしたね」
キョン「う……」
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