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元スレキョン「化け物……俺はお前のことをそう呼んだな」
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佐々木「さあ、覚悟しろ」
キョン「ままま待て!? ぶ、武器武器!?」
佐々木「今日こそ同意してもらうよ」ヒュンヒュンヒュン!
キョン「ヌンチャク返せ!?」
佐々木「えい! えい!」ポコッ パコッ
キョン「あたっ! いたっ! こら! やめろっての!」
佐々木「……ふむ、やはり暴力は気が進まないね」
キョン「だ、だろう? だから……」
佐々木「じゃあ……こういうのはどうだい?」ゴソゴソ
キョン「おおおおい!? 何で服を脱ぎ始めるんだよ!?」
佐々木「ねえ……僕の裸……見たくないかい?」
キョン「な、何を言って……」
佐々木「同意してくれたら…………見せてもいいよ」
キョン「ままま待て!? ぶ、武器武器!?」
佐々木「今日こそ同意してもらうよ」ヒュンヒュンヒュン!
キョン「ヌンチャク返せ!?」
佐々木「えい! えい!」ポコッ パコッ
キョン「あたっ! いたっ! こら! やめろっての!」
佐々木「……ふむ、やはり暴力は気が進まないね」
キョン「だ、だろう? だから……」
佐々木「じゃあ……こういうのはどうだい?」ゴソゴソ
キョン「おおおおい!? 何で服を脱ぎ始めるんだよ!?」
佐々木「ねえ……僕の裸……見たくないかい?」
キョン「な、何を言って……」
佐々木「同意してくれたら…………見せてもいいよ」
キョン「いやいやいや! 駄目だ駄目だ!」
佐々木「何? 見るだけでは駄目? しょうがないな。じゃあ…………触ってみる?」
キョン「イヤッホゥ! イヤッホゥじゃない!? 待て待て待て!?」
佐々木「ほら……遠慮せずに……」
キョン「わー!!」
キョン「……」
佐々木「……」
キョン「……あ、あれ?」
佐々木「……やっぱり…………やっぱり無理……」
キョン「佐々木…………そりゃそうだろ。無理するな。ほら、服着ろ」
佐々木「ううう……」
キョン「まったく、お前おかしいぞ。いくら切羽詰っているとはいえ、やってることが支離滅裂だ」
キョン「真夜中に不法侵入したり、色仕掛けしたり……そんなの聡明なお前がやることじゃないだろ」
キョン「とにかくいったん落ち着け。今のお前はまともじゃないぞ」
佐々木「何? 見るだけでは駄目? しょうがないな。じゃあ…………触ってみる?」
キョン「イヤッホゥ! イヤッホゥじゃない!? 待て待て待て!?」
佐々木「ほら……遠慮せずに……」
キョン「わー!!」
キョン「……」
佐々木「……」
キョン「……あ、あれ?」
佐々木「……やっぱり…………やっぱり無理……」
キョン「佐々木…………そりゃそうだろ。無理するな。ほら、服着ろ」
佐々木「ううう……」
キョン「まったく、お前おかしいぞ。いくら切羽詰っているとはいえ、やってることが支離滅裂だ」
キョン「真夜中に不法侵入したり、色仕掛けしたり……そんなの聡明なお前がやることじゃないだろ」
キョン「とにかくいったん落ち着け。今のお前はまともじゃないぞ」
佐々木「ふ、ふふふふ……」
キョン「ん?」
佐々木「まともじゃない、か…………ふふふ、ふふふふふふ……」
キョン「佐々木……?」
佐々木「僕は……ある日突然、愛する人と自分の住んでいた世界を消されたんだよ……」
佐々木「気がついたら異世界。周りは知っているようで僕の知らない人たち。知り合いもいない」
佐々木「そんな状態で……まともに精神を保っていられると思うかい……?」
キョン「佐々木……」
佐々木「ふふふ……今まで必死に頑張ってきたんだけど……急に……力が抜けちゃったよ…………」
佐々木「あは、あはは……僕って…………こんなに弱かったっけ……?」
キョン「……」
佐々木「……ヒック…………エグッ……」
キョン「佐々木……お前泣いて……」
キョン「ん?」
佐々木「まともじゃない、か…………ふふふ、ふふふふふふ……」
キョン「佐々木……?」
佐々木「僕は……ある日突然、愛する人と自分の住んでいた世界を消されたんだよ……」
佐々木「気がついたら異世界。周りは知っているようで僕の知らない人たち。知り合いもいない」
佐々木「そんな状態で……まともに精神を保っていられると思うかい……?」
キョン「佐々木……」
佐々木「ふふふ……今まで必死に頑張ってきたんだけど……急に……力が抜けちゃったよ…………」
佐々木「あは、あはは……僕って…………こんなに弱かったっけ……?」
キョン「……」
佐々木「……ヒック…………エグッ……」
キョン「佐々木……お前泣いて……」
佐々木「……返してよ」
キョン「え……?」
佐々木「返してよ……エウッ……エグッ……僕のキョンを……返してよ……」
佐々木「……帰りたい……ヒック…………い、家に……帰りたいよぉ……ウェェェ」
キョン「…………佐々木……俺は」
佐々木「触らないで……」グシグシ
キョン「う……」
佐々木「ごめん。迷惑をかけた」スタスタ
キョン「お、おい」
佐々木「もうここには来ない。けど…………僕は絶対に諦めないよ……それじゃ」
キョン「佐々木……くそ、結局何も言ってやれなかった」
キョン「どうすればいい? 俺ができることと言えば……」
キョン「え……?」
佐々木「返してよ……エウッ……エグッ……僕のキョンを……返してよ……」
佐々木「……帰りたい……ヒック…………い、家に……帰りたいよぉ……ウェェェ」
キョン「…………佐々木……俺は」
佐々木「触らないで……」グシグシ
キョン「う……」
佐々木「ごめん。迷惑をかけた」スタスタ
キョン「お、おい」
佐々木「もうここには来ない。けど…………僕は絶対に諦めないよ……それじゃ」
キョン「佐々木……くそ、結局何も言ってやれなかった」
キョン「どうすればいい? 俺ができることと言えば……」
全部ハルヒのせいじゃねーか
ホントろくな事しねーなあのキチガイは
ホントろくな事しねーなあのキチガイは
~翌日 放課後 部室~
ハルヒ「あたし、今日は用事があるから先に帰るわ。戸締りきちんとよろしく。じゃあね」
バタン タッタッタ・・・
みくる「……涼宮さん、行ったみたいです」
長門「……」
古泉「それで、僕たちに相談とは?」
キョン「ああ。俺たちが消してしまった異世界を、何とか元に戻せないか?」
古泉「それを聞くということは、何かあったのですね?」
キョン「実は……」
古泉「なるほど、佐々木さんが」
みくる「そんなことになってたなんて……」
キョン「何とかならないか? 俺はもう佐々木のあんな顔を見たくないんだ」
ハルヒ「あたし、今日は用事があるから先に帰るわ。戸締りきちんとよろしく。じゃあね」
バタン タッタッタ・・・
みくる「……涼宮さん、行ったみたいです」
長門「……」
古泉「それで、僕たちに相談とは?」
キョン「ああ。俺たちが消してしまった異世界を、何とか元に戻せないか?」
古泉「それを聞くということは、何かあったのですね?」
キョン「実は……」
古泉「なるほど、佐々木さんが」
みくる「そんなことになってたなんて……」
キョン「何とかならないか? 俺はもう佐々木のあんな顔を見たくないんだ」
古泉「正直に言って、かなり難しいと思われます」
キョン「やっぱりそうか……長門、やっぱりそっくりそのまま元に戻すってのは不可能か?」
長門「消滅させた世界に関するデータは残っている」
キョン「そうなのか! じゃあそのデータを元にして……」
長門「不可能」
キョン「なぜだ!」
古泉「長門さん1人の力では、到底足りないからだと」
キョン「でも、異世界を消した時は…………あ、そうか……」
古泉「そうです。あの時は情報統合思念体から、全ての能力をフルに使えるように許可が出ていたんです」
古泉「だからこそ、世界を消滅させるという大技が可能だった。しかし今は……」
長門「……」
キョン「い、いいんだ長門。そもそもそんなことをしたら、またお前に負担かけちまうからな」
キョン「やっぱりそうか……長門、やっぱりそっくりそのまま元に戻すってのは不可能か?」
長門「消滅させた世界に関するデータは残っている」
キョン「そうなのか! じゃあそのデータを元にして……」
長門「不可能」
キョン「なぜだ!」
古泉「長門さん1人の力では、到底足りないからだと」
キョン「でも、異世界を消した時は…………あ、そうか……」
古泉「そうです。あの時は情報統合思念体から、全ての能力をフルに使えるように許可が出ていたんです」
古泉「だからこそ、世界を消滅させるという大技が可能だった。しかし今は……」
長門「……」
キョン「い、いいんだ長門。そもそもそんなことをしたら、またお前に負担かけちまうからな」
キョン「はぁ、だとすればどうすれば…………ぐっ! が、がが!?」
みくる「きょ、キョンくん!? どうしたんですか!?」
キョン「き、急に頭が! 何だこれ! 何だこれ!?」
みくる「し、しっかりしてください!」
キョン「う……」
古泉「おや?」
みくる「急に静かになっちゃいました……」
古泉「……死にましたか?」
キョン「……ん? あれ? ここは……?」
みくる「キョンくん、大丈夫ですか?」
古泉「待ってください。どうも様子がおかしいです」
キョン「朝比奈さん………古泉……」
長門「……」
キョン「長門…………長門? 長門!? う、うわああああああ!!」ガチャ! ダダダダダ!
みくる「あ! ど、どこに行くんですか! キョンくん!」
みくる「きょ、キョンくん!? どうしたんですか!?」
キョン「き、急に頭が! 何だこれ! 何だこれ!?」
みくる「し、しっかりしてください!」
キョン「う……」
古泉「おや?」
みくる「急に静かになっちゃいました……」
古泉「……死にましたか?」
キョン「……ん? あれ? ここは……?」
みくる「キョンくん、大丈夫ですか?」
古泉「待ってください。どうも様子がおかしいです」
キョン「朝比奈さん………古泉……」
長門「……」
キョン「長門…………長門? 長門!? う、うわああああああ!!」ガチャ! ダダダダダ!
みくる「あ! ど、どこに行くんですか! キョンくん!」
~下駄箱~
キョン「ど、どうなってるんだ? 俺は確か……涼宮に……世界が…………はっ!」
キョン「そうだ、佐々木…………佐々木!」
古泉「捕まえました」ガシッ!
キョン「うわぁ! 離せ! 離せぇ! 俺は佐々木のところに行かないといけないんだ!」
みくる「キョンくん、いったいどうしちゃったんですか?」
キョン「離せ……う……」グッタリ
みくる「あ……動かなくなっちゃいました……」
古泉「……死にましたか? おっと、気がついたようです」
キョン「んん……あれ? 何で俺、下駄箱なんかにいるんだ?」
古泉「どうやら正気に戻ったみたいですね。しかし長門さん、これは……」
長門「……」コクリ
キョン「何だよ、何がどうなってるんだ?」
古泉「どうやら佐々木さんの望み、1つだけなら叶えられそうですよ」
キョン「ど、どうなってるんだ? 俺は確か……涼宮に……世界が…………はっ!」
キョン「そうだ、佐々木…………佐々木!」
古泉「捕まえました」ガシッ!
キョン「うわぁ! 離せ! 離せぇ! 俺は佐々木のところに行かないといけないんだ!」
みくる「キョンくん、いったいどうしちゃったんですか?」
キョン「離せ……う……」グッタリ
みくる「あ……動かなくなっちゃいました……」
古泉「……死にましたか? おっと、気がついたようです」
キョン「んん……あれ? 何で俺、下駄箱なんかにいるんだ?」
古泉「どうやら正気に戻ったみたいですね。しかし長門さん、これは……」
長門「……」コクリ
キョン「何だよ、何がどうなってるんだ?」
古泉「どうやら佐々木さんの望み、1つだけなら叶えられそうですよ」
~部室~
キョン「俺の中にもう1人の俺がいるだと!?」
古泉「ええ。佐々木さんと同じです」
キョン「まさか、俺たちが消滅させた異世界のあいつか?」
古泉「そのようです。どういうわけか、世界消滅と同時に意識があなたの身体に潜り込んだようです」
キョン「そうか……変な夢を見たり、覚えのない記憶があったのはそのせいか」
みくる「もっと前から兆候はあったんですね」
キョン「しかし、佐々木の場合はすぐに影響が出たのに、俺がこんなに遅かったのはなぜだ?」
古泉「それは何とも。個人差としか言えませんね」
キョン「そうなのか。それにしても、あいつは完全に消えたわけじゃなかったんだな」
古泉「そういうことになりますね」
長門「……」
キョン「もう1人の俺……か」
キョン「俺の中にもう1人の俺がいるだと!?」
古泉「ええ。佐々木さんと同じです」
キョン「まさか、俺たちが消滅させた異世界のあいつか?」
古泉「そのようです。どういうわけか、世界消滅と同時に意識があなたの身体に潜り込んだようです」
キョン「そうか……変な夢を見たり、覚えのない記憶があったのはそのせいか」
みくる「もっと前から兆候はあったんですね」
キョン「しかし、佐々木の場合はすぐに影響が出たのに、俺がこんなに遅かったのはなぜだ?」
古泉「それは何とも。個人差としか言えませんね」
キョン「そうなのか。それにしても、あいつは完全に消えたわけじゃなかったんだな」
古泉「そういうことになりますね」
長門「……」
キョン「もう1人の俺……か」
キョン「まさか俺に乗り移るとはな……ん? ちょっと待て」
古泉「どうかしましたか?」
キョン「このままだと、俺も佐々木みたいに乗っ取られちまうのか?」
古泉「そうなる可能性はあるでしょうね。現に先程も一時的にとはいえ、完全に乗っ取られてましたし」
キョン「マジか! 嫌だ! この身体は俺のものだ! 何とかならないか!」
古泉「うーむ、そうですね。長門さん」
長門「場所を移す必要がある」
古泉「ふむ、では長門さんのマンションに移動しましょうか」
キョン「な、何をするんだ?」
古泉「あなたと『異世界のあなた』とを分離させるのですよ」
キョン「できるのか、長門?」
長門「……」コクッ
キョン「よかった……すまん長門、お願いする」
古泉「では、移動しましょうか」
古泉「どうかしましたか?」
キョン「このままだと、俺も佐々木みたいに乗っ取られちまうのか?」
古泉「そうなる可能性はあるでしょうね。現に先程も一時的にとはいえ、完全に乗っ取られてましたし」
キョン「マジか! 嫌だ! この身体は俺のものだ! 何とかならないか!」
古泉「うーむ、そうですね。長門さん」
長門「場所を移す必要がある」
古泉「ふむ、では長門さんのマンションに移動しましょうか」
キョン「な、何をするんだ?」
古泉「あなたと『異世界のあなた』とを分離させるのですよ」
キョン「できるのか、長門?」
長門「……」コクッ
キョン「よかった……すまん長門、お願いする」
古泉「では、移動しましょうか」
~長門宅~
古泉「さて、始めてもらいましょうか」
キョン「分離か。長門、あまり痛くないように頼む」
長門「~~~~」ブツブツ
キョン「うぐ、これは……痛くはないが……吐きそう……おえ」
みくる「が、頑張って!」
パシュウウウウウウウウウ・・・
古泉「……これは」
みくる「ああ!」
キョン「う……」
キョン(異)「ん……俺は……?」
古泉「どうやら、無事成功したようですね」
古泉「さて、始めてもらいましょうか」
キョン「分離か。長門、あまり痛くないように頼む」
長門「~~~~」ブツブツ
キョン「うぐ、これは……痛くはないが……吐きそう……おえ」
みくる「が、頑張って!」
パシュウウウウウウウウウ・・・
古泉「……これは」
みくる「ああ!」
キョン「う……」
キョン(異)「ん……俺は……?」
古泉「どうやら、無事成功したようですね」
キョン(異)「あれ? ここはどこだ? うわ! 俺がもう1人!?」
キョン「やれやれ、うまくいったか。あー、まだ吐きそう……」
キョン(異)「何か記憶がハッキリしない……頭の中がグチャグチャだ……」
古泉「大丈夫ですか? 落ち着いてください」
キョン(異)「……古泉? 朝比奈さんも…………何だ? もう少しで何かが」
キョン(異)「俺は……そうだ、思い出した! 思い出したぞ!!」
キョン(異)「俺は涼宮を説得するために走り出して……それから……目の前が真っ暗になって……」
キョン(異)「あれ……俺は……失敗したのか? 世界は……滅びたのか……?」
古泉「ええ、残念ながら」
キョン(異)「はは、そうか……待てよ、その後に佐々木に会いに行こうとしてお前らに取り押さえられて」
古泉「ああ、それは先程の下駄箱での出来事の記憶ですね」
キョン(異)「下駄箱? そもそも世界が滅びたんならなぜ俺がここにいる? ああもうわけが分からん!」
キョン「どうやら、まだ混乱してるようだな」
古泉「無理もありません。落ち着くまで待ちましょう」
キョン「やれやれ、うまくいったか。あー、まだ吐きそう……」
キョン(異)「何か記憶がハッキリしない……頭の中がグチャグチャだ……」
古泉「大丈夫ですか? 落ち着いてください」
キョン(異)「……古泉? 朝比奈さんも…………何だ? もう少しで何かが」
キョン(異)「俺は……そうだ、思い出した! 思い出したぞ!!」
キョン(異)「俺は涼宮を説得するために走り出して……それから……目の前が真っ暗になって……」
キョン(異)「あれ……俺は……失敗したのか? 世界は……滅びたのか……?」
古泉「ええ、残念ながら」
キョン(異)「はは、そうか……待てよ、その後に佐々木に会いに行こうとしてお前らに取り押さえられて」
古泉「ああ、それは先程の下駄箱での出来事の記憶ですね」
キョン(異)「下駄箱? そもそも世界が滅びたんならなぜ俺がここにいる? ああもうわけが分からん!」
キョン「どうやら、まだ混乱してるようだな」
古泉「無理もありません。落ち着くまで待ちましょう」
キョン「どうだ、落ち着いたか?」
キョン(異)「あ、ああ、何とか……ここはどこだ?」
キョン「ここは俺たちの世界。お前にとっては異世界だな」
キョン(異)「異世界か……誰かの部屋か?」キョロキョロ
キョン「ああ、長門の部屋だよ」
キョン(異)「へ? 長門?」
長門「……」
キョン(異)「う、うわあ! 長門!?」ズザザザ
キョン「お、おい、どうした?」
長門「……」スッ
キョン(異)「く、来るな! 近寄るなぁ!?」
キョン「大丈夫だ落ち着け! 別に危害を加えたりはしないから!」
キョン(異)「す、すまん。事情があってどうも長門は苦手で……」
キョン「む……ある程度の事情は知っているが、そこまで怖がらなくても」
キョン(異)「そ、それはもういいだろ! 説明してくれ! 何で俺はここにいるんだ!」
キョン(異)「あ、ああ、何とか……ここはどこだ?」
キョン「ここは俺たちの世界。お前にとっては異世界だな」
キョン(異)「異世界か……誰かの部屋か?」キョロキョロ
キョン「ああ、長門の部屋だよ」
キョン(異)「へ? 長門?」
長門「……」
キョン(異)「う、うわあ! 長門!?」ズザザザ
キョン「お、おい、どうした?」
長門「……」スッ
キョン(異)「く、来るな! 近寄るなぁ!?」
キョン「大丈夫だ落ち着け! 別に危害を加えたりはしないから!」
キョン(異)「す、すまん。事情があってどうも長門は苦手で……」
キョン「む……ある程度の事情は知っているが、そこまで怖がらなくても」
キョン(異)「そ、それはもういいだろ! 説明してくれ! 何で俺はここにいるんだ!」
>>72
コピペ乙
コピペ乙
キョン(異)「俺がお前を乗っ取ろうとしていた……?」
キョン「お前、覚えてないのか?」
キョン(異)「そういえば微かに記憶が…………いや、やっぱり覚えてない……」
キョン「結局何でこいつが俺の中にいたんだ? 世界が消滅した時に完全に消えたはずじゃなかったのか?」
古泉「佐々木さんと同じケースだとは思いますが、理由は分かりません。執念か、奇跡か……」
古泉「ひょっとしたら、佐々木さんに何らかの能力があって、それが発動したのかもしれません」
古泉「いずれもあくまで推測にすぎません。ハッキリした理由はやっぱり分かりませんね」
キョン「ま、身近にハルヒという物理法則無視のトンデモ人間もいるしな。理由なんてどうでもいいか」
キョン(異)「佐々木……佐々木も生きてるのか!? この世界にいるのか! どこにいるんだ!」
キョン「あー……その佐々木だが……」
キョン(異)「何だ? 何かよくないことでもあったのか!?」
キョン「落ち着けって! 全部話すから!」
キョン「お前、覚えてないのか?」
キョン(異)「そういえば微かに記憶が…………いや、やっぱり覚えてない……」
キョン「結局何でこいつが俺の中にいたんだ? 世界が消滅した時に完全に消えたはずじゃなかったのか?」
古泉「佐々木さんと同じケースだとは思いますが、理由は分かりません。執念か、奇跡か……」
古泉「ひょっとしたら、佐々木さんに何らかの能力があって、それが発動したのかもしれません」
古泉「いずれもあくまで推測にすぎません。ハッキリした理由はやっぱり分かりませんね」
キョン「ま、身近にハルヒという物理法則無視のトンデモ人間もいるしな。理由なんてどうでもいいか」
キョン(異)「佐々木……佐々木も生きてるのか!? この世界にいるのか! どこにいるんだ!」
キョン「あー……その佐々木だが……」
キョン(異)「何だ? 何かよくないことでもあったのか!?」
キョン「落ち着けって! 全部話すから!」
キョン(異)「佐々木が……俺を取り戻すために……?」
キョン「鬼気迫るとはまさにあのことだな」
キョン(異)「あいつ、そんなに追い詰められて……で、電話! 佐々木に電話しないと!」ピッ
キョン(異)「…………くそ! 通じない! なら直接佐々木の家へ!」
古泉「無駄ですよ。佐々木さんの家には近づけません」
キョン(異)「何でだよ!?」
古泉「橘京子の組織によって護衛されているからです。どうやら佐々木さん自身がそう望んだみたいで」
キョン(異)「護衛、だと?」
古泉「今の佐々木さんは、我々のことは敵としか見ていませんからね」
古泉「もっとも、組織側は佐々木さんの本当の思惑には気づいていないようですが」
キョン(異)「強引に突破する……というのは難しいか。くそ、何とか佐々木と連絡を取る方法を……」
キョン「そんなに焦る必要はないと思うぞ」
キョン(異)「どういうことだ?」
キョン「言ったろ。佐々木はお前を取り戻そうとしていると」
キョン「ということは、こっちが何もしなくても、向こうからそのうち接触してくるんじゃないか?」
キョン「鬼気迫るとはまさにあのことだな」
キョン(異)「あいつ、そんなに追い詰められて……で、電話! 佐々木に電話しないと!」ピッ
キョン(異)「…………くそ! 通じない! なら直接佐々木の家へ!」
古泉「無駄ですよ。佐々木さんの家には近づけません」
キョン(異)「何でだよ!?」
古泉「橘京子の組織によって護衛されているからです。どうやら佐々木さん自身がそう望んだみたいで」
キョン(異)「護衛、だと?」
古泉「今の佐々木さんは、我々のことは敵としか見ていませんからね」
古泉「もっとも、組織側は佐々木さんの本当の思惑には気づいていないようですが」
キョン(異)「強引に突破する……というのは難しいか。くそ、何とか佐々木と連絡を取る方法を……」
キョン「そんなに焦る必要はないと思うぞ」
キョン(異)「どういうことだ?」
キョン「言ったろ。佐々木はお前を取り戻そうとしていると」
キョン「ということは、こっちが何もしなくても、向こうからそのうち接触してくるんじゃないか?」
キョン(異)「う……む……なるほど、それもそうか。いやしかし、できれば早く佐々木に……」
キョン「落ち着け。大丈夫だ。お前も佐々木ももう同じ世界にいるんだから、そのうち会えるって」
キョン(異)「…………分かった。そういうことなら、佐々木から接触してくるまで待とう」
古泉「ええ、それがいいです」
キョン(異)「待つのはいいんだが、その間どこで寝泊りすればいいんだ?」
みくる「キョンくんの家でいいんじゃないですか?」
キョン「いえ、俺が2人で帰ると家族に盛大に怪しまれます……」
古泉「では……ここ、長門さんの部屋はどうです?」
キョン(異)「絶対に嫌だー!!」
キョン「そこまで力いっぱい拒否しなくても……」
古泉「しょうがないですね。では…………もしもし……ええ、そのように手配をお願いします」ピッ
古泉「これでよし。あなたの家族には1週間ほど旅行に行って貰いましょう」
キョン「……何だ、旅行券でも届けたのか? そんな怪しいのに引っかかるわけが……」
古泉「すでに旅行の準備に取り掛かっています。家族3人、すぐに出発するようですよ」
キョン「……泣いてもいいか、俺?」
キョン「落ち着け。大丈夫だ。お前も佐々木ももう同じ世界にいるんだから、そのうち会えるって」
キョン(異)「…………分かった。そういうことなら、佐々木から接触してくるまで待とう」
古泉「ええ、それがいいです」
キョン(異)「待つのはいいんだが、その間どこで寝泊りすればいいんだ?」
みくる「キョンくんの家でいいんじゃないですか?」
キョン「いえ、俺が2人で帰ると家族に盛大に怪しまれます……」
古泉「では……ここ、長門さんの部屋はどうです?」
キョン(異)「絶対に嫌だー!!」
キョン「そこまで力いっぱい拒否しなくても……」
古泉「しょうがないですね。では…………もしもし……ええ、そのように手配をお願いします」ピッ
古泉「これでよし。あなたの家族には1週間ほど旅行に行って貰いましょう」
キョン「……何だ、旅行券でも届けたのか? そんな怪しいのに引っかかるわけが……」
古泉「すでに旅行の準備に取り掛かっています。家族3人、すぐに出発するようですよ」
キョン「……泣いてもいいか、俺?」
キョン「じゃあな、長門」
みくる「お邪魔しました」
キョン(異)「……」
古泉「お二人は離れて歩いた方が」
キョン「どうせ双子かなにかだと思われるだろ」
古泉「知り合いに見られたらどうするのですか?」
キョン「……それもそうか。じゃあ俺が先に帰るから、適当に距離を開けて来てくれ」
キョン(異)「……分かった」
キョン「まいったな。いきなりお袋たちが旅行に行ったってことは、晩飯もないのか」
キョン(異)「……」
キョン「まぁ出前でいいか。おーい、晩飯は出前でいいよな?」
キョン(異)「ああ……」
キョン「……お前にもいろいろ言いたいことはあるだろうが……家に帰ってからゆっくりな」
キョン(異)「……ああ」
みくる「お邪魔しました」
キョン(異)「……」
古泉「お二人は離れて歩いた方が」
キョン「どうせ双子かなにかだと思われるだろ」
古泉「知り合いに見られたらどうするのですか?」
キョン「……それもそうか。じゃあ俺が先に帰るから、適当に距離を開けて来てくれ」
キョン(異)「……分かった」
キョン「まいったな。いきなりお袋たちが旅行に行ったってことは、晩飯もないのか」
キョン(異)「……」
キョン「まぁ出前でいいか。おーい、晩飯は出前でいいよな?」
キョン(異)「ああ……」
キョン「……お前にもいろいろ言いたいことはあるだろうが……家に帰ってからゆっくりな」
キョン(異)「……ああ」
~キョン宅~
キョン「ただいまーっと。うお、本当にもぬけの殻だ」
キョン「ん? 置手紙? 『キョンくん、お土産買ってきてねー』って、逆だ逆!」
キョン(異)「……」
キョン「はぁ。腹減ったし、さっさと出前頼むか。何がいいよ?」
キョン(異)「……」
キョン「おーい、いい加減何か喋ってくれ」
キョン(異)「……さっきは……急なことにパニックになってて、あまり深く考えられなかったけどよ」
キョン「む……」
キョン(異)「お前らが消したんだよな…………俺と佐々木の世界を……」
キョン(異)「世界を……家族を……友人たちを…………跡形もなく消してしまったんだよな……」
キョン(異)「そうだ……お前らだ…………お前らがやったんだ…………この……野郎……!」
キョン「……すまん。お前には本当にすまないと思っている」
キョン「ただいまーっと。うお、本当にもぬけの殻だ」
キョン「ん? 置手紙? 『キョンくん、お土産買ってきてねー』って、逆だ逆!」
キョン(異)「……」
キョン「はぁ。腹減ったし、さっさと出前頼むか。何がいいよ?」
キョン(異)「……」
キョン「おーい、いい加減何か喋ってくれ」
キョン(異)「……さっきは……急なことにパニックになってて、あまり深く考えられなかったけどよ」
キョン「む……」
キョン(異)「お前らが消したんだよな…………俺と佐々木の世界を……」
キョン(異)「世界を……家族を……友人たちを…………跡形もなく消してしまったんだよな……」
キョン(異)「そうだ……お前らだ…………お前らがやったんだ…………この……野郎……!」
キョン「……すまん。お前には本当にすまないと思っている」
キョン「だけど、仕方がなかったんだ。俺たちも自分の世界を守るのに必死で……」
キョン「あれしか……方法がなかったんだ……」
キョン(異)「ああ! 分かってる! 分かってるさ! 確かに世界を消したのはお前らだ!」
キョン(異)「けど……そもそもの元凶は俺の世界の涼宮だ……あいつが暴走してしまったから……」
キョン(異)「ああするしかなかった。俺たちの世界ごと、暴走した涼宮を消すしかなかった……」
キョン(異)「それは分かってる……頭では分かってるが……」
キョン(異)「住んでた世界を消され……こうして復活したとはいえ、1度は自分自身も消され……」
キョン(異)「それで……冷静でいられると思うか? 落ち着いていられると思うか!!」
キョン「……」
キョン(異)「この怒りを! 憎しみを! どこにぶつければいいんだよ! あー!?」
キョン(異)「お前らか? 涼宮か? 何もできなかった自分自身にか! ああああああああ!!」
キョン(異)「ちくしょう! ちくしょう!! うわああああああああああ!!!!」
キョン「お、おい、落ち着……うわ! 危ね!!」
キョン(異)「ああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
キョン「あれしか……方法がなかったんだ……」
キョン(異)「ああ! 分かってる! 分かってるさ! 確かに世界を消したのはお前らだ!」
キョン(異)「けど……そもそもの元凶は俺の世界の涼宮だ……あいつが暴走してしまったから……」
キョン(異)「ああするしかなかった。俺たちの世界ごと、暴走した涼宮を消すしかなかった……」
キョン(異)「それは分かってる……頭では分かってるが……」
キョン(異)「住んでた世界を消され……こうして復活したとはいえ、1度は自分自身も消され……」
キョン(異)「それで……冷静でいられると思うか? 落ち着いていられると思うか!!」
キョン「……」
キョン(異)「この怒りを! 憎しみを! どこにぶつければいいんだよ! あー!?」
キョン(異)「お前らか? 涼宮か? 何もできなかった自分自身にか! ああああああああ!!」
キョン(異)「ちくしょう! ちくしょう!! うわああああああああああ!!!!」
キョン「お、おい、落ち着……うわ! 危ね!!」
キョン(異)「ああああああああああああああああああああああああああ!!!!」
キョン(異)「はぁ、はぁ、ぜぇ……」
キョン「……少しはスッキリしたか? あーあ、派手に暴れまわりやがって」
キョン(異)「うるせー……」
キョン「ほら、出前来たぞ。まずは食おう。それからいくらでも話し合おう」
キョン(異)「……」
キョン「天丼とカツ丼、どっちがいいよ?」
キョン(異)「……」ガシッ
キョン「あ、カツ丼とりやがった。俺もそっちがよかったのに」
キョン(異)「……」スイッ
キョン「こら! 俺の天丼からエビ天とるな!」
キョン(異)「……」ガツガツ
キョン「……たく」
キョン(異)「……」モグモグ
キョン(はぁ……気まずい……)
キョン「……少しはスッキリしたか? あーあ、派手に暴れまわりやがって」
キョン(異)「うるせー……」
キョン「ほら、出前来たぞ。まずは食おう。それからいくらでも話し合おう」
キョン(異)「……」
キョン「天丼とカツ丼、どっちがいいよ?」
キョン(異)「……」ガシッ
キョン「あ、カツ丼とりやがった。俺もそっちがよかったのに」
キョン(異)「……」スイッ
キョン「こら! 俺の天丼からエビ天とるな!」
キョン(異)「……」ガツガツ
キョン「……たく」
キョン(異)「……」モグモグ
キョン(はぁ……気まずい……)
キョン「はー、食った食った」
キョン(異)「……」
キョン「ああ、そういえば今日はどこで寝るよ?」
キョン「どっちかが自分の部屋のベッドで寝るとして、どっちかが親父かお袋のベッドで……」
キョン(異)「いい。俺はここのソファで寝る」
キョン「そ、そうか……」
キョン(異)「……」
キョン「……」
キョン(異)「俺は…………間違っていたのか……?」
キョン「ん?」
キョン(異)「SOS団を辞めるという選択は間違っていたのか……?」
キョン(異)「……はは、世界消滅という結末を迎えた以上、間違ってたんだろうな」
キョン(異)「俺とお前、同じ人間なのにどうしてこうも違うんだろうな。途中までは同じ人生だったのに」
キョン「……」
キョン(異)「……」
キョン「ああ、そういえば今日はどこで寝るよ?」
キョン「どっちかが自分の部屋のベッドで寝るとして、どっちかが親父かお袋のベッドで……」
キョン(異)「いい。俺はここのソファで寝る」
キョン「そ、そうか……」
キョン(異)「……」
キョン「……」
キョン(異)「俺は…………間違っていたのか……?」
キョン「ん?」
キョン(異)「SOS団を辞めるという選択は間違っていたのか……?」
キョン(異)「……はは、世界消滅という結末を迎えた以上、間違ってたんだろうな」
キョン(異)「俺とお前、同じ人間なのにどうしてこうも違うんだろうな。途中までは同じ人生だったのに」
キョン「……」
キョン(異)「あの時……あの時からだ……長門と朝倉の戦いを見て、恐怖心を抱いて……」
キョン(異)「SOS団の……普通じゃない、人外の連中も怖くなって……」
キョン(異)「このままでは俺の高校生活は滅茶苦茶になると思ったんだ。いや、下手すりゃ命も……」
キョン「普通じゃない人外の連中か。随分な言いようだな」
キョン「言っておくが、あいつらはお前が言うような危険な連中じゃない。あまり悪く言わないでくれ」
キョン(異)「世界1つ吹っ飛ばされてるんだ。これくらいの愚痴はいいだろう」
キョン「……」
キョン(異)「…………なぁ」
キョン「ん、何だ?」
キョン(異)「何でお前はSOS団の連中とずっと付き合ってるんだ?」
キョン(異)「やっぱり……世界がどうこうという使命感からか?」
キョン「使命感ね。まったくないとは言わんが。しいて言うなら楽しいからだな」
キョン「ハルヒやあいつらといると退屈しないからな。こういう考え方ができるまでは結構かかったが」
キョン(異)「ふん。あんな連中と一緒にいるなんて、正気とは思えんな」
キョン「何とでも言え。俺にとってはSOS団こそが居場所だ」
キョン(異)「SOS団の……普通じゃない、人外の連中も怖くなって……」
キョン(異)「このままでは俺の高校生活は滅茶苦茶になると思ったんだ。いや、下手すりゃ命も……」
キョン「普通じゃない人外の連中か。随分な言いようだな」
キョン「言っておくが、あいつらはお前が言うような危険な連中じゃない。あまり悪く言わないでくれ」
キョン(異)「世界1つ吹っ飛ばされてるんだ。これくらいの愚痴はいいだろう」
キョン「……」
キョン(異)「…………なぁ」
キョン「ん、何だ?」
キョン(異)「何でお前はSOS団の連中とずっと付き合ってるんだ?」
キョン(異)「やっぱり……世界がどうこうという使命感からか?」
キョン「使命感ね。まったくないとは言わんが。しいて言うなら楽しいからだな」
キョン「ハルヒやあいつらといると退屈しないからな。こういう考え方ができるまでは結構かかったが」
キョン(異)「ふん。あんな連中と一緒にいるなんて、正気とは思えんな」
キョン「何とでも言え。俺にとってはSOS団こそが居場所だ」
キョン(異)「SOS団が居場所、ねぇ。むしろ『SOS団にしか』居場所がないんじゃないか?」
キョン「何だと?」
キョン(異)「なぁ」
キョン「何だよ?」
キョン(異)「お前、携帯にどれくらいメアドと番号があるよ? SOS団以外で」
キョン「携帯? えっと、中学時代の友達と……」
キョン(異)「今も親交がある奴だけでだ」
キョン「それだと谷口、国木田、鶴屋さん、阪中、あとはえっと……」
キョン(異)「それだけか?」
キョン「何だよ、悪いかよ」
キョン(異)「俺はクラスメイトのほぼ全員の番号とメアドがある。他のクラスの奴も何人かな」
キョン「……」
キョン(異)「そのクラスメイトたちと放課後に一緒に遊びに行ったり、夏休みには海行ったり肝試ししたり」
キョン(異)「俺が事故に遭って入院した時も、みんな見舞いに来てくれた。バレンタインにチョコも貰った」
キョン「何だと?」
キョン(異)「なぁ」
キョン「何だよ?」
キョン(異)「お前、携帯にどれくらいメアドと番号があるよ? SOS団以外で」
キョン「携帯? えっと、中学時代の友達と……」
キョン(異)「今も親交がある奴だけでだ」
キョン「それだと谷口、国木田、鶴屋さん、阪中、あとはえっと……」
キョン(異)「それだけか?」
キョン「何だよ、悪いかよ」
キョン(異)「俺はクラスメイトのほぼ全員の番号とメアドがある。他のクラスの奴も何人かな」
キョン「……」
キョン(異)「そのクラスメイトたちと放課後に一緒に遊びに行ったり、夏休みには海行ったり肝試ししたり」
キョン(異)「俺が事故に遭って入院した時も、みんな見舞いに来てくれた。バレンタインにチョコも貰った」
キョン「俺だって、それらはほとんど経験してるさ」
キョン(異)「SOS団とだろ?」
キョン「ああ」
キョン(異)「SOS団と『だけ』だろ?」
キョン「……何が言いたい?」
キョン(異)「お前、SOS団以外でほとんど交流ないだろ? いわばSOS団に縛られてるわけだ」
キョン「……何だと」
キョン(異)「何をするにもSOS団が中心。お前、谷口と国木田以外にクラスで話す奴いるか?」
キョン(異)「放課後に誰かと遊びに行ったりは? 女の子に恋したりは? してないだろ?」
キョン「……」
キョン(異)「俺は全て経験した。おもいきり青春を満喫してた。SOS団という狭い世界しか知らないお前とは違う」
キョン「…………それで?」
キョン(異)「は?」
キョン「それがどうした? ひょっとして勝ち誇っているつもりか?」
キョン(異)「SOS団とだろ?」
キョン「ああ」
キョン(異)「SOS団と『だけ』だろ?」
キョン「……何が言いたい?」
キョン(異)「お前、SOS団以外でほとんど交流ないだろ? いわばSOS団に縛られてるわけだ」
キョン「……何だと」
キョン(異)「何をするにもSOS団が中心。お前、谷口と国木田以外にクラスで話す奴いるか?」
キョン(異)「放課後に誰かと遊びに行ったりは? 女の子に恋したりは? してないだろ?」
キョン「……」
キョン(異)「俺は全て経験した。おもいきり青春を満喫してた。SOS団という狭い世界しか知らないお前とは違う」
キョン「…………それで?」
キョン(異)「は?」
キョン「それがどうした? ひょっとして勝ち誇っているつもりか?」
キョン「SOS団が狭い世界だと? いやまあ、自分の交友関係はもう少し見直すべきだとは思ったが」
キョン「普通に友達を作って、普通に遊んで、普通に恋をする。それは確かに素晴らしいものだろう」
キョン「でもな、SOS団なんていう摩訶不思議な連中と共に過ごすという経験……」
キョン「こんな経験をしているのは、世界広しと言えど俺だけだ」
キョン「普通じゃ体験できないようなことをたくさん体験した。そりゃ危険なこともあったがな」
キョン「こんな不思議で楽しい高校生活を送らせてくれているSOS団に、俺は感謝している」
キョン(異)「不思議、ね。俺にはそれがそんなに魅力的だとは思えん。平凡、平穏こそが1番だろう」
キョン「じゃあ何でハルヒに話しかけた? あいつに話しかけなければSOS団ができることもなかっただろう」
キョン(異)「それは今も後悔してる。そもそも最初は適当に付き合っていくかと思ってたんだよ」
キョン(異)「長門の……あんな凄まじい力を見るまではな」
キョン「……」
キョン(異)「むしろ、何でお前はあれを見て、変わらずSOS団にいるんだよ?」
キョン(異)「……あんな化け物みたいな力を見て、何で平気でいられるんだよ?」
キョン「……化け物だと?」
キョン「普通に友達を作って、普通に遊んで、普通に恋をする。それは確かに素晴らしいものだろう」
キョン「でもな、SOS団なんていう摩訶不思議な連中と共に過ごすという経験……」
キョン「こんな経験をしているのは、世界広しと言えど俺だけだ」
キョン「普通じゃ体験できないようなことをたくさん体験した。そりゃ危険なこともあったがな」
キョン「こんな不思議で楽しい高校生活を送らせてくれているSOS団に、俺は感謝している」
キョン(異)「不思議、ね。俺にはそれがそんなに魅力的だとは思えん。平凡、平穏こそが1番だろう」
キョン「じゃあ何でハルヒに話しかけた? あいつに話しかけなければSOS団ができることもなかっただろう」
キョン(異)「それは今も後悔してる。そもそも最初は適当に付き合っていくかと思ってたんだよ」
キョン(異)「長門の……あんな凄まじい力を見るまではな」
キョン「……」
キョン(異)「むしろ、何でお前はあれを見て、変わらずSOS団にいるんだよ?」
キョン(異)「……あんな化け物みたいな力を見て、何で平気でいられるんだよ?」
キョン「……化け物だと?」
キョン「おい、長門のことを化け物呼ばわりするな」
キョン(異)「あんな凄まじい力、化け物以外の何者でもないだろう!」
キョン(異)「お前は何で平気なんだ? 下手すれば自分に危害が及ぶかもしれないのに」
キョン「長門は絶対にそんなことはしない!」
キョン(異)「なぜ言い切れる? 相手は地球人とは価値観も何もかも違う宇宙人だぞ?」
キョン「俺はお前と違って1年間長門と過ごしてきた。だから、それなりに長門のことは分かる」
キョン「だからこそ、長門のことを信じれる。お前は長門のことを知ろうともせず逃げただけだろう」
キョン(異)「あんな凄惨な光景を見たら、普通は逃げるに決まってるだろう! あんな化け物を!」
キョン「化け物呼ばわりはやめろと言っただろう! そもそもそれが命の恩人に対する態度か!」
キョン(異)「命を救ってくれたことには感謝してる。だが、それとこれとは話が別だろう!」
キョン(異)「あんな目に遭ったってのに、変わらずに長門たちと一緒にいる、お前のほうが異常なんだよ!」
キョン「感謝してる、ね。お前の態度からはそんなもの微塵も感じられないんだが?」
キョン(異)「何だと! この野郎!」
キョン「やるかー!」
キョン(異)「あんな凄まじい力、化け物以外の何者でもないだろう!」
キョン(異)「お前は何で平気なんだ? 下手すれば自分に危害が及ぶかもしれないのに」
キョン「長門は絶対にそんなことはしない!」
キョン(異)「なぜ言い切れる? 相手は地球人とは価値観も何もかも違う宇宙人だぞ?」
キョン「俺はお前と違って1年間長門と過ごしてきた。だから、それなりに長門のことは分かる」
キョン「だからこそ、長門のことを信じれる。お前は長門のことを知ろうともせず逃げただけだろう」
キョン(異)「あんな凄惨な光景を見たら、普通は逃げるに決まってるだろう! あんな化け物を!」
キョン「化け物呼ばわりはやめろと言っただろう! そもそもそれが命の恩人に対する態度か!」
キョン(異)「命を救ってくれたことには感謝してる。だが、それとこれとは話が別だろう!」
キョン(異)「あんな目に遭ったってのに、変わらずに長門たちと一緒にいる、お前のほうが異常なんだよ!」
キョン「感謝してる、ね。お前の態度からはそんなもの微塵も感じられないんだが?」
キョン(異)「何だと! この野郎!」
キョン「やるかー!」
キョン「ぜえ、ぜえ、もうやめよう。自分同士だからいつまでたっても決着がつかん……」
キョン(異)「はぁ、はぁ、そ、そうだな。不毛な争いだった……」
キョン(異)「なぁ」
キョン「今度は何だよ……」
キョン(異)「お前、学校の成績はどうなんだ? ちゃんと勉強してるのか?」
キョン「う……自分同士なら分かるだろ。からっきしだよ」
キョン(異)「一緒にするな。俺はクラスでも上位の成績だよ」
キョン「何だと?」
キョン(異)「佐々木とずっと勉強してきたからな。あいつは教えるのがうまいんだ。おかげで学ぶことの楽しさを知った」
キョン(異)「お前はどうだ? まさかいまだに谷口とドッコイドッコイの赤点ギリギリなのか?」
キョン「うるせー! ちくしょー!」
キョン(異)「ふふん、勝った」
キョン「ぐわー! 腹立つ!?」
キョン(異)「はぁ、はぁ、そ、そうだな。不毛な争いだった……」
キョン(異)「なぁ」
キョン「今度は何だよ……」
キョン(異)「お前、学校の成績はどうなんだ? ちゃんと勉強してるのか?」
キョン「う……自分同士なら分かるだろ。からっきしだよ」
キョン(異)「一緒にするな。俺はクラスでも上位の成績だよ」
キョン「何だと?」
キョン(異)「佐々木とずっと勉強してきたからな。あいつは教えるのがうまいんだ。おかげで学ぶことの楽しさを知った」
キョン(異)「お前はどうだ? まさかいまだに谷口とドッコイドッコイの赤点ギリギリなのか?」
キョン「うるせー! ちくしょー!」
キョン(異)「ふふん、勝った」
キョン「ぐわー! 腹立つ!?」
キョン(異)「そろそろ寝ないか?」
キョン「ああ、そうだな……お前、本当にソファでいいのか?」
キョン(異)「いい。さっさと寝ろ」
キョン「ちっ。じゃあ、おやすみ」バタン
キョン(異)「…………はぁ」ボフッ
キョン(異)(つい熱くなっちまった。どうやらあいつと分かり合うのは難しそうだ。にしても……)
キョン(異)(こっちの世界で復活して、初めて1人きりになったな。何かいろいろ考えちまう……)
キョン(異)(佐々木……佐々木は今どうしてるんだろうか。体調とか崩してないだろうな?)
キョン(異)(あいつも今1人きりなのか? 寂しい思いをしてるんだろうか……?)
キョン(異)(橘の組織がガードしてるんだっけ? あいつは今、こっちの世界の家族と一緒なのか?)
キョン(異)(頭のいいあいつのことだ。周囲に怪しまれないよう、普段通りに振舞っているんだろう)
キョン(異)(会いたい……今すぐにでも…………佐々木に会いたい……)
キョン(異)「…………よし!!」ガバァッ!
キョン(異)「今すぐに、佐々木に会いに行こう!」
キョン「ああ、そうだな……お前、本当にソファでいいのか?」
キョン(異)「いい。さっさと寝ろ」
キョン「ちっ。じゃあ、おやすみ」バタン
キョン(異)「…………はぁ」ボフッ
キョン(異)(つい熱くなっちまった。どうやらあいつと分かり合うのは難しそうだ。にしても……)
キョン(異)(こっちの世界で復活して、初めて1人きりになったな。何かいろいろ考えちまう……)
キョン(異)(佐々木……佐々木は今どうしてるんだろうか。体調とか崩してないだろうな?)
キョン(異)(あいつも今1人きりなのか? 寂しい思いをしてるんだろうか……?)
キョン(異)(橘の組織がガードしてるんだっけ? あいつは今、こっちの世界の家族と一緒なのか?)
キョン(異)(頭のいいあいつのことだ。周囲に怪しまれないよう、普段通りに振舞っているんだろう)
キョン(異)(会いたい……今すぐにでも…………佐々木に会いたい……)
キョン(異)「…………よし!!」ガバァッ!
キョン(異)「今すぐに、佐々木に会いに行こう!」
キョン(異)「あいつにバレないように、そーっとそーっと……」
ガチャ バタン
キョン(異)「よし。自転車は……あったあった」ガチャン
キョン(異)「行くか。待ってろよ、佐々木!」
キョン(異)「快調快調。ここまでは順調だが……」
キョン(異)「佐々木の周りは橘の組織がガードしてる。行っても会うのは難しいだろう」
キョン(異)「しかし、俺が会いに来たと言えば、ひょっとしたら通してくれるかもしれない」
キョン(異)「どうやら今の俺は『鍵』と思われているみたいだからな……」
キョン(異)「組織の連中が通してくれなくても、佐々木に俺が来たことを伝えてもらえば何とか……」
キョン(異)「どうしても駄目な時は強行突破も……一般人の俺には難しすぎるが……」
キョン(異)「いや! 佐々木に会うためだ! やってやる! やってやるぞ!」
ガチャ バタン
キョン(異)「よし。自転車は……あったあった」ガチャン
キョン(異)「行くか。待ってろよ、佐々木!」
キョン(異)「快調快調。ここまでは順調だが……」
キョン(異)「佐々木の周りは橘の組織がガードしてる。行っても会うのは難しいだろう」
キョン(異)「しかし、俺が会いに来たと言えば、ひょっとしたら通してくれるかもしれない」
キョン(異)「どうやら今の俺は『鍵』と思われているみたいだからな……」
キョン(異)「組織の連中が通してくれなくても、佐々木に俺が来たことを伝えてもらえば何とか……」
キョン(異)「どうしても駄目な時は強行突破も……一般人の俺には難しすぎるが……」
キョン(異)「いや! 佐々木に会うためだ! やってやる! やってやるぞ!」
キョン(異)「もうすぐ佐々木の家だな。このまま一気に……」
橘「はーい、ストップです。止まってください」
キョン(異)「行けるわけないか、やっぱり」
橘「自転車から降りてください。こんな時間にどこへ行こうっていうんです?」
キョン(異)(橘の後ろにさらに3人……こりゃ強行突破はきついな)
キョン(異)「佐々木に会いに来たんだ。話がある。会わせてくれないか?」
橘「話? ひょっとして佐々木さんに能力を移す件、了承してくれたのでしょうか?」
キョン(異)「あ、いや、えっと……」
橘「違うのですか?」
キョン(異)(しまった……今のは嘘でも「そうだ」と言うべきだったか……)
橘「ならお通しするわけにはいきません。佐々木さんから今は誰にも会いたくないと言われてますので」
キョン(異)「そこを何とか……せめて佐々木に俺が来たことを伝えてくれないか?」
キョン(異)「そうすれば、佐々木も俺に会う気になってくれるはずだ。頼む!」
橘「うーん。すみませんが、お断りです」
キョン(異)「なぜだ!?」
橘「はーい、ストップです。止まってください」
キョン(異)「行けるわけないか、やっぱり」
橘「自転車から降りてください。こんな時間にどこへ行こうっていうんです?」
キョン(異)(橘の後ろにさらに3人……こりゃ強行突破はきついな)
キョン(異)「佐々木に会いに来たんだ。話がある。会わせてくれないか?」
橘「話? ひょっとして佐々木さんに能力を移す件、了承してくれたのでしょうか?」
キョン(異)「あ、いや、えっと……」
橘「違うのですか?」
キョン(異)(しまった……今のは嘘でも「そうだ」と言うべきだったか……)
橘「ならお通しするわけにはいきません。佐々木さんから今は誰にも会いたくないと言われてますので」
キョン(異)「そこを何とか……せめて佐々木に俺が来たことを伝えてくれないか?」
キョン(異)「そうすれば、佐々木も俺に会う気になってくれるはずだ。頼む!」
橘「うーん。すみませんが、お断りです」
キョン(異)「なぜだ!?」
橘「佐々木さん、昨日泣きはらした顔で帰ってきたんですよ。かなり憔悴してました」
キョン(異)「な……」
橘「何があったのかは話してくれませんでした。何を聞いても『何でもない』というだけで」
橘「今もずっとそんな状態が続いています。ですから……」
橘「今の佐々木さんには誰も会わせたくないんです。たとえあなたでも」
キョン(異)「……それは、組織の一員としてか?」
橘「いえ、佐々木さんの友人としてです。ですから、ここは通しません」
橘「心配しなくても、今の状態から立ち直れば、また佐々木さんの方からあなたに会いに行きますよ」
キョン(異)「それはそうなんだろうが……頼む! 俺は今すぐに佐々木に会いたいんだ!」
橘「駄目です」
キョン(異)「どうしてもか?」
橘「どうしてもです」
キョン(異)「そうか。ならば…………強行突破させてもらう」
橘「……へえ。あなたにそれができると思っているのですか?」
キョン(異)「ふふふ……俺が何の準備もせずに、ここまで来たと思ってるのか?」ゴソゴソ
キョン(異)「な……」
橘「何があったのかは話してくれませんでした。何を聞いても『何でもない』というだけで」
橘「今もずっとそんな状態が続いています。ですから……」
橘「今の佐々木さんには誰も会わせたくないんです。たとえあなたでも」
キョン(異)「……それは、組織の一員としてか?」
橘「いえ、佐々木さんの友人としてです。ですから、ここは通しません」
橘「心配しなくても、今の状態から立ち直れば、また佐々木さんの方からあなたに会いに行きますよ」
キョン(異)「それはそうなんだろうが……頼む! 俺は今すぐに佐々木に会いたいんだ!」
橘「駄目です」
キョン(異)「どうしてもか?」
橘「どうしてもです」
キョン(異)「そうか。ならば…………強行突破させてもらう」
橘「……へえ。あなたにそれができると思っているのですか?」
キョン(異)「ふふふ……俺が何の準備もせずに、ここまで来たと思ってるのか?」ゴソゴソ
キョン(異)「喰らえ!」ポコッ
橘「あたっ! そ、それは……ヌンチャク?」
キョン(異)「うりゃ! そりゃ! てりゃ!」パコッ ポコッ ペコッ
橘「わっ! あたっ! いたっ! ちょっと! あああもう! ウザったいです!」パシッ!
キョン(異)「ああ!? ヌンチャク返せ!」
橘「こんな物で女の子を叩かないでください。最低ですよ」
キョン(異)「くそ! こうなりゃ隙間を素早く駆け抜けて!」ダッ
橘「ほい、捕まえました」ガシッ!
キョン(異)「わぎゃ!」
橘「えいや」ギリギリギリギリ・・・
キョン(異)「いだだだだ!? 関節極めるな! 離せ離せ!?」
橘「大人しく帰ってくれるのなら離します」
キョン(異)「嫌だ! 絶対に諦めんぞ!」
橘「ほいさー」ギチギチギチギチ・・・
キョン(異)「うぎゃぎゃぎゃぎゃ!!」
橘「あたっ! そ、それは……ヌンチャク?」
キョン(異)「うりゃ! そりゃ! てりゃ!」パコッ ポコッ ペコッ
橘「わっ! あたっ! いたっ! ちょっと! あああもう! ウザったいです!」パシッ!
キョン(異)「ああ!? ヌンチャク返せ!」
橘「こんな物で女の子を叩かないでください。最低ですよ」
キョン(異)「くそ! こうなりゃ隙間を素早く駆け抜けて!」ダッ
橘「ほい、捕まえました」ガシッ!
キョン(異)「わぎゃ!」
橘「えいや」ギリギリギリギリ・・・
キョン(異)「いだだだだ!? 関節極めるな! 離せ離せ!?」
橘「大人しく帰ってくれるのなら離します」
キョン(異)「嫌だ! 絶対に諦めんぞ!」
橘「ほいさー」ギチギチギチギチ・・・
キョン(異)「うぎゃぎゃぎゃぎゃ!!」
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