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    元スレ結衣「え?京子、アメリカ行くの?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×10
    タグ : - ゆるゆり + - ゆるゆり大学 + - 大学 + - 神スレ + - 結京 + - 赤座あかり + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    1 :

    京子「うん。やっぱり私がやりたい研究はアメリカでしか出来ないから」

    結衣「そう…なんだ…」

    京子「それに、教授が向こうの教授に話つけてくれてるみたいだし」

    京子「これを逃すともう行く機会無いしね」

    結衣「………よ」

    結衣「よ、よかったじゃん!京子、ずっと向こうで勉強したいって言ってたもんね!」

    結衣「夢だったんでしょ、京子の」

    京子「…うん」

    京子「ごめんね、結衣」




    エログロなし
    書き溜めあり
    おかしいところは各自補完してください

    2 :

    ほう

    3 :

    これは胸痛の予感

    4 :

    すでに胸痛

    5 = 1 :

    幼稚園の頃は、京子はいつも私の後ろを歩いてた

    小学生の頃から、京子は私の隣を歩くようになった

    中学生になると、京子は私の半歩前を歩くようになった

    高校生では、京子は私の手を引いて歩くようになって

    大学生になると、京子は私の手の届かない場所にいて

    そして今、京子は私の目の届かないところに行こうとしている

    6 :

    どうぞ

    7 = 1 :

    京子は天才だった

    手先も器用で、人付き合いもうまく、勉強も出来る

    中学の頃から、頭のいいヤツだとは思ってたけど

    大学に入ってから、本気で勉強に取り組みはじめると

    すぐに最先端に追いついていった

    私が考えてたよりもずっと、

    京子は天才だった

    10 :

    ハッピーエンドでお願いします(懇願)

    11 = 1 :

    <中3の頃>
    結衣宅

    京子「ねー結衣ー」

    結衣「んー?」

    京子「高校どうするか決めたー?」

    結衣「んー京子は?」

    京子「私は○○高校か△△高校かなー?」

    結衣「○○高校!?あそこ、かなり難しいんじゃないの!?」

    京子「なんか先生がお前ならいけるってさ」

    結衣「そうなんだ…」

    京子「でも」

    京子「私、結衣と同じ高校に行きたいな」

    12 :

    アメリカ行ってレイポされる展開マダー?

    13 = 1 :

    教室

    綾乃「歳納京子ぉーーーー!!!」

    京子「綾乃じゃん!どしたの?そんな慌てて」

    綾乃「あなた、△△高校にしたってホントなの!?」

    綾乃「あなたならべつに○○高校でも余裕でしょ!?」

    京子「うん、でも結衣が△△高校にするっていうし」

    京子「綾乃と千歳もいるみたいだし」

    京子「みんながいた方が楽しいでしょ!」

    綾乃「…」

    14 :

    ハッピーエンドと信じて支援

    15 = 1 :

    綾乃「歳納京子、これはあなたの人生にも関わることなの」

    綾乃「ちゃんと考えた方がいいわよ」

    京子「え?なに?綾乃は私と同じ高校行きたくないわけ?」

    綾乃「べつにそういうわけじゃないわよ」

    京子「じゃあ、京子たんと一緒の高校行けてうれしい?」

    綾乃「なななななな何言ってるのよっ!べつにうれしくなんてないわよっ!」

    綾乃「でも歳納京子が△△高校行きたいって言うんなら…一緒に行ってあげてもいいわよ」

    京子「あっはは!綾乃は面白いなー!」

    綾乃「でも…ちゃんと考えなさいよ」

    京子「わかってる」

    京子「ありがとう、綾乃」

    16 = 1 :

    正直、成績優秀な綾乃や千歳と違って私は△△高校もあやしかった

    でも、京子と同じ学校に行きたくてちょっと厳しくても目指してみることに決めたんだ

    そのせいで中学3年生はあんまり遊べなかったけど

    みんなと勉強するのも嫌いじゃなかった

    3年生になってから京子は私の勉強の邪魔をしなくなった

    京子はそんなに勉強する必要が無いはずだけど

    私が勉強するときは一緒に勉強するか、なにやら難しそうな本を読んでいた

    ほんとはもっと遊びたいはずなのに

    でも、そうやって京子が私に付き合ってくれてるのがうれしかった

    だから、私は最後までがんばれた

    17 :

    なんかソワソワしてくるわ・・・

    18 :

    京子ちゃんがアメリカで屈強な男共の極太チンポを咥えてよがるSSか
    期待してます

    19 = 1 :

    卒業式

    向日葵「先輩方、ご卒業おめでとうございます」

    千歳「ありがとうな、古谷さん」

    向日葵「ほら、櫻子も何か言いなさいよ」

    櫻子「グスッ…せんぱぁい……グスッ」

    綾乃「いいのよ古谷さん、もう気持ちは伝わったわ」

    櫻子「せんぱあああいっ!…ありがとうございまじだぁ…!」グスッ

    千歳「大室さん…」

    綾乃「こちらこそ、今までありがとうね!」

    20 = 1 :

    ちなつ「結衣先輩が卒業しちゃうなんて寂しいです…」

    京子「ちなつちゃん私は?」

    ちなつ「京子先輩はいない方が静かでいいです!」

    京子「ええ~?ホントは寂しいくせに~」

    結衣「ちなつちゃん、あかり、いままでありがとう」

    ちなつ「私の方こそお世話になりました」

    ちなつ「私も先輩と同じ高校に行きますので一年間まっててくださいね!」

    結衣「うん、まってるよ」

    京子「あかり、どしたの?」

    あかり「え?ううん、おめでとう!京子ちゃん、結衣ちゃん」

    京子「…あかり、ごめんね。また、置いてっちゃうね」

    あかり「そんな!気にしないで!京子ちゃんは何も悪いことしてないよ…」

    ちなつ「あかりちゃん!」

    ちなつ「△△高校目指して、一緒に勉強がんばろうね!」

    あかり「!…っうん!」

    21 = 1 :

    部室

    結衣「私たち、卒業するんだね」

    京子「なんか実感わかないね」

    結衣「そうだね」

    京子「…」

    京子「なんかここに二人でいると一年生の頃思い出すなぁ」

    結衣「…覚えてる?最初にここに来たときのこと」

    結衣「いきなりここに私を連れてきて」

    結衣「『今日からここが我々娯楽部の部室です!』って言ったんだよね」

    京子「あったねー!そんなことも」

    京子「いやー当時の私は若かったね!」

    結衣「京子は今も変わってないよ」

    京子「そう?」

    22 :

    切ないな
    続きはよ

    24 = 1 :

    結衣「あかり、泣いてたね」

    京子「…そうだね、でも仕方ないよ」

    結衣「そういえば小学校の卒業式の時はあかり号泣してたっけ」

    京子「あはは!そういえばそうだったね!」

    結衣「結局登校は一緒だからってなだめたんだよね」

    京子「そうだったそうだった」

    結衣「でも、今回はそれも出来そうにないね」

    京子「大丈夫」

    京子「あかりにはちなつちゃんがいるよ」

    結衣「そうだね」

    25 :

    なんだよバスケしに行くんじゃないのか

    26 = 1 :

    卒業式から1週間後くらいに試験があった

    あの4人の中では私が一番成績危なかったのに綾乃が一番緊張してて

    それ見てたら全然緊張しなかった

    会場行く時も京子はおちゃらけてて、卒業しても京子は変わらないなって安心した

    千歳『試験中は鼻血ださんようにせんとな!』って張り切ってた

    27 = 1 :

    合格発表の日

    結衣「あーさすがにドキドキするな」

    京子「大丈夫だって!あんだけ勉強したんだし」

    結衣「だといいけど」

    ………

    結衣「えっと…209…212…213…215…」

    結衣「…京子っ!」

    京子「どう?」

    結衣「あった!あったよ!」

    京子「おおーーー!」

    京子「おめでとう、結衣」

    結衣「ありがとう、京子」

    京子「これからも、一緒だね」

    結衣「てことは京子も合格したのか」

    京子「へへーブイッ!」

    28 = 1 :

    綾乃「歳納京子!」

    京子「綾乃に千歳!どうだった?」

    綾乃「もちろん合格よ!当たり前じゃない!」

    千歳「ふふふ、昨日の晩、綾乃ちゃんから眠れへんって電話があってなー」

    綾夫「ちちち千歳!?それは言わないで~!」

    千歳「………船見さんは…だめ、やったん?」

    京子「へ?」クルッ

    京子「!」

    京子「な」

    京子「何泣いてるんだよ!結衣!」

    結衣「ごめん、なんかこれからも京子と…みんなと一緒だと思うと…うれしくて…」グスッ

    京子「大げさだなー結衣は、キャラじゃないぞ!」

    千歳「うれし涙やったんか、紛らわしいわ~」

    綾乃「でもよかった、これでまた4人一緒ね」

    結衣「…うん!」

    29 = 1 :

    高校は電車通学で綾乃と千歳も一緒に登校するようになった

    千鶴は別の高校に進学したらしい

    高校生になっても私たちは相変わらずで

    綾乃と千歳は生徒会に入ったし私と京子は帰宅部だった

    そして、梅雨に入ったぐらいの頃

    30 = 4 :

    >>25
    私は反対だ

    31 = 22 :

    ゆるゆりのSSって高校に進学した場合にごらく部を再建しない場合が多い希ガス

    32 = 1 :

    綾乃「歳納京子」

    京子「どしたの?」

    綾乃「あの…これ…」

    京子「なにこれ?小会議室の鍵?」

    綾乃「4階端っこの小会議室の鍵よ、先生方はまず使わないしお咎めする人もいないわ」

    綾乃「使用許可は私が取っておいたし、少し汚いかもしれないけど…その…」

    綾乃「…娯楽部の部室として使いなさいよ」

    京子「っ!」

    京子「綾乃最っっ高!!!」

    綾乃「か、勘違いするんじゃないわよ!!べつにあなたのためにやったんじゃないんだからね!」

    千歳「綾乃ちゃんはここんとこずっと誰も使ってない部屋がないか調べとったんやで」

    綾乃「っもう!千歳!」

    千歳「ごめんごめん」

    33 = 18 :

    綾乃ちゃんええ娘やなー

    34 = 1 :

    結衣「でもいいの?使っちゃって」

    綾乃「いいわよ、和室は茶道部が使ってるからとれないけど」

    綾乃「来年入ってくる子たちのためにも娯楽部はあった方がいいのよ」

    綾乃「でもいい?あんまり私物置くとダメよ!あと、埃がたまってるだろうからちゃんと掃除するのよ!」

    京子「ありがとう!綾乃!」

    京子「んじゃ早速いくぞ!結衣!」

    結衣「おいまて!…ごめんね、綾乃、迷惑かけて」

    綾乃「いいわよべつに、いつものことじゃないの」

    結衣「あはは!そうだね、いつもありがとう、綾乃」

    綾乃「っもう!いいから早く追いかけなさいよっ!」

    結衣「うん!ホントにありがとね!」

    35 = 1 :

    というわけで娯楽部が再開した

    京子は相変わらず暴れ回っていて

    そんな京子のそばにいるのが好きだった

    2年生に上がると無事、あかりとちなつちゃんも入学してきた

    36 = 1 :

    結衣「久しぶりにまた4人そろったね」

    あかり「あかり、またみんなと一緒に学校行けてうれしいよ」

    ちなつ「私もまた結衣先輩と一緒にいれてうれしいです」

    京子「ちなつちゃんは茶道部にも入ったんだよね」

    ちなつ「はい、やっぱり茶道はずっとしてみたかったので」

    ちなつ「でも茶道部無いときも多いのでそのときはこっちに来ます」

    結衣「ちなつちゃんはちゃんとやりたいことがはっきりしててすごいな」

    ちなつ「やーん!もう、先輩ったら!」

    京子「あかりはどうするの?」

    あかり「あかりは毎日ここに来るよ」

    京子「そっか」

    38 :

    あかりかわいい

    39 = 1 :

    ………

    京子「最近ちなつちゃん来ないね」

    あかり「なんか再来週茶道部で大きなイベントがあるっていってたよ」

    結衣「まぁ忙しいんなら仕方ないよ」

    京子「ちなつちゃんクラスではどんな感じなの?」

    あかり「えっとね…ちなつちゃんは茶道部の友達といつも仲良くしてるよ」

    あかり「あかりとは、なんていうか…その…」

    京子「グループが違う?」

    あかり「…うん、そんなかんじ」

    あかり「あ!べつに仲が悪いわけじゃないよ!教室でもほとんど毎日おしゃべりしてるし」

    あかり「ただ…なんとなく…」

    京子「疎遠になっちゃった?」

    あかり「…」コクッ

    結衣「………」

    40 = 1 :

    高2の冬休み開けたぐらいからちなつちゃんはほとんど来なくなった

    さらに言えば私にもあまりひっつかなくなった

    聞くところによると茶道部の部長をすることになったらしく

    月に2、3回顔を出すのがやっとらしい

    ちなつちゃんがいない娯楽部はやっぱりちょっと寂しかった

    べつにちなつちゃんが悪いわけじゃないけど

    中学の頃には戻れないんだなって思うと、やるせない感じがした

    42 = 1 :

    高3に上がると私と京子は受験勉強が始まって塾に通うようになり

    私たちも娯楽部には週2回ぐらいしか行けなくなった

    その週2回の娯楽部でさえ、私と京子は勉強することが多かった

    あかりはいつも私たちの邪魔をしないように部屋で漫画を読んでた

    私が『無理して付き合ってくれなくていいんだよ』というと

    『無理なんてしてないよ、あかりは二人といるだけ楽しいから』って笑ってた

    いつの間にか部室は漫画でいっぱいになった


    そしてたしか五月ぐらいのころ

    あの日はたまたまあかりが用事でいなくて、部室に私と京子だけだった

    43 = 1 :

    京子「結衣」

    結衣「ん?」

    京子「私ね、東大目指してみようと思う」

    結衣「…マジ?」

    京子「大マジ」

    結衣「…そうか…がんばれよ」

    結衣「東大は一夜漬けで行けるほど甘くないぞ」

    京子「わかってるよ!」

    京子「でさ」

    京子「結衣は…どうするの?」

    44 = 6 :

    センチな気分になるな

    46 = 18 :

    創作中で東大が神格化されるとそれだけで安っぽく感じてしまうわ

    47 = 1 :

    結衣「私?んー少なくとも東大は無理だなあ」

    京子「…」

    結衣「京子は京子でがんばりなよ、私も私でがんばって行けるところに行くよ」

    京子「…結衣」

    結衣「ていうかお前、東京で一人暮らしできるのか?」

    京子「ゔっ…ま、まあどうにかなるよ!」

    48 = 1 :

    あの時の京子は、もう泣き虫の京子でも、好き放題やってる京子でもなく

    私の知らない、大人の京子だった

    自分の道を自分で決め、楽しかった過去にすがりつかず、きちんと前を向いて歩く、そういう大人だった

    それに比べて、私は…

    そういう意味ではちなつちゃんも大人だ

    自分のやりたいことをちゃんと持ってる

    一番子供なのは、私だった

    50 :

    なんか鬱になる


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