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    元スレ羽川翼「最近、情緒不安定なんだよねー」

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    タグ : - 化物語 + - 戦場ヶ原ひたぎ + - 月火 + - 羽川 + - 西尾維新 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    101 :

    なんか囮物語のギスギス感を思い出す

    102 = 1 :

    (先程の私と逆転――彼はいずれかの指を私にゆっくり入れたり出したりし、その度に私は体を振るわせ、声をあげた)

    「やっ、やん、にゃっ、はあっ、あっ、あっ、ああっ、ふあっ、へっ!」

    「気持ちいいのか、羽川?」

    「やっ、訊かないでよう、はあっ、あんっ、あっ」

    「もう、僕我慢できないわ」

    (阿良々木くんは指を離し、私の息をつく間に足を開いて、いよいよ入ろうとしていた)

    「本当にいいんだな?」

    「だから……最初に言ったとおり、私が勝手に慰めてもらって、助かるだけだから……」

    「そっか。じゃあ、する、から」

    (そう言って彼は――場所がわからずしばらく頭を悩ませた)

    103 = 15 :

    えー最後までしちゃうのー?
    ガハラさんにぶっ殺されENDとかにならない?

    104 = 97 :

    >>103
    ひたぎ「3Pなら許した」

    105 = 1 :

    「あの……、もう少し下」

    「ああ、そっか……、指でしたのに、一回見失うとちょっとわからなくなるな」

    「そういえばさ」

    「なんだよ、にやにやして」

    「春休みに戦ってるときも、私がアドバイスしたりしてたね」

    「文字通り命がけでな」

    「あの時は……、ん、いいや。はい、どうぞ」

    「ああ……、じゃあ、おじゃまします」

    「いらっしゃいませ」

    106 :

    ひたぎ「その必要はないわ」

    107 = 1 :

    「……あ、いた、いたい、いたい、いた」

    (痛い)

    (入ってきた瞬間は平気だったのが奥に進んでくるにつれて痛みが増す)

    「痛い、なぁ……」

    「平気か?」

    「いや、わりと深刻に……、でもまあ、いいよ、阿良々木くんの好きにして」

    「そうか?」

    (ちょっとずつ進んでいるのはわかる。たぶんまだ全部は入っていないはず)

    (あ……こんなところかな?)

    「羽川、入った」

    「うん。あ――」

    「どうした?」

    「中身デローンってしちゃったとき、こんなアングルで阿良々木くんを見てたかも」

    「……嫌なこと思い出させるなよ」

    「ごめんごめん。ほら、インアンドアウト、インアンドアウト」

    108 = 1 :

    「って、いきなり動いていーもんなのか? 慣れるまでは待機ってモノの本には」

    「別に平気だからさ。ね、お願い」

    「お願いされちゃあな」

    (阿良々木くんは本とやらに倣ったのか、ゆっくりゆっくり動いてくれた)

    (私も時間が経つに連れて――というよりどんどん『その気』になっていったので、気持ちよくなった)

    (何より、ここから阿良々木くんの必死な顔を見ていると、なんだかこちらも感化されてしまうのだ)

    「ね、ねえ、あっ――位置、交代してみよっか」

    「位置……体位か。どうするんだ?」

    「私と阿良々木くんのポジ交代」

    (そして、私は彼に跨った。騎乗位というらしいが、今乗っているのは馬ならぬ鬼だった)

    (鬼とはいっても、彼は私のヒーローだった)

    (ああ、たぶん、あの二回目の時はきっと、こうしたいって思ってたんだ――)

    109 = 1 :

    「羽川?」

    「えっと、私が動いてもいいかな」

    「ああ」

    (まだ勝手がわからない。けど、ようはあれが出たり入ったりすればいいわけだ)

    (だからそうなるように腰を動かせばいいだけ)

    「あっ……あっ、はっ、ああっ、ひゃっ、んっ、んんっ、ふっ」

    (痛いし――でも気持ちも良いし)

    (私はそのまま彼の身体に倒れこみ、なおも動き続けた)

    (そういえば、『こないだ』はここを舐めたらすごい血が出ていたっけ)

    (もうとっくに傷は消え、跡形もないそこを舌で舐めた。もちろん、血は出ない)

    (私は化け猫じゃなくて――今はただの色ボケ猫だから)

    110 = 1 :

    「羽川、ごめん、そろそろ……」

    「うん?」

    「ま、また出そうだから、どいてくれないと……」

    「いやだ」

    「だって、でなきゃそのままだぜ?」

    「いいよ、阿良々木くんなら」

    「羽川……」

    「ば、馬鹿みたいだってわかってるけど、今日の何もかも、で、でも私はまだ――」

    「ごめんな」

    (謝らないでくれたら、許してあげたのに――)

    「ふあっ、ああっ、や、やんっ、あ、あ、あ、あっ、ああっ」

    (私はそのまま中で阿良々木くんから出てくるものを受け入れ、受け止めた)

    111 = 15 :

    こりゃあガハラさんが黙ってないぜ

    112 = 1 :

    (終わってから――阿良々木くんはお風呂に行き、私は一人彼の部屋でぼおとしていた)

    (彼と体を重ねられたのは嬉しいけど、なんだろう)

    (私はこれで何かを為せ、そして何かが成ったのだろうか)

    月火「――羽川さーん。いるー?」

    (月火ちゃんがノックするので、私は返答した)

    「うん、いるよー」

    月火「入るよー」

    (一応、さっきまでの証拠は隠滅したつもりだけど……)

    月火「窓、開いてるよ?」

    「あ、ああ! ちょっと暑いかなーなんて」

    月火「ふうん」

    113 :

    羽川翼ちゃんが可愛すぎて生きるのが辛い

    114 = 1 :

    (スマイルの月火ちゃんはしばらく部屋を歩き回り、ベッドを凝視したり、ティッシュの箱を見つめたりし、)

    (そして、ごみ箱を嗅いだりした……)

    「あ、あのう、何、してるの?」

    月火「今月のLO――ああ、お兄ちゃんが買ってるエロ漫画でね、妹が隣の部屋の兄の情事に聞き耳立てるっていうのがあったんだけど」

    「…………」

    月火「まさか、それがそっくり体験できちゃうとは、さすがに度肝抜かれたというかなんというか」

    「…………」

    月火「ああ、火憐ちゃんもう寝ちゃってるから。パパとママもたぶん」

    「…………」

    月火「さて、羽川さん――羽川翼さん」

    (お話しようか。月火ちゃんはそう言った)

    115 = 78 :

    阿良々木さんの買ったLOを読んで性癖を研究する月火ちゃん

    116 = 1 :

    月火「私は羽川さんがお兄ちゃんのこと好きなのは全然オッケーだと思うの」

    「うん……」

    月火「私だって、お兄ちゃん好きだしね」

    「うん?」

    月火「まあそれは置いとくとして、例え彼女がいてもそこまで積極的になれるなら羽川さんの『好き』は認めるべきなんだと思う」

    「認めるって」

    月火「だって、襲っちゃうくらい好きなんでしょ? あのヘタレ兄が襲うわけないし」

    「そうなんだけど、襲ったというか、阿良々木くんの優しさに甘えたっていうことだと思う」

    (襲撃した過去もあるけど……)

    月火「そっか。羨ましいなあ。私はそこまで甘えるわけにはいかない事情があるから」

    「……月火ちゃんは、お兄ちゃんが好きなの?」

    月火「夜這いを実行しそうになる自分を抑える毎日です」

    (得意気に言う月火ちゃん。毎日なのか……)

    117 = 113 :

    >>115
    月火ちゃんかわいいなあ!!

    118 = 91 :

    >>115
    まず阿良々木さんがLOを買っていたことについて突っ込むべきだろ

    119 = 1 :

    「事情っていうのは、やっぱり、その、兄妹だから?」

    月火「うん。あともう一つ。これはちょっと言えないんだけれど」

    (近親愛以外。彼氏のことだろうか。それとも他の理由だろうか?)

    月火「だから私はお兄ちゃんに『好き』のベクトルを向けてもぶつけるわけにはいかない」

    (自分のポリシーに反してもね、と月火ちゃんは続ける)

    月火「今まで何人かお兄ちゃんを好きだっていう子を見てきたけれど、やっぱりどこかで諦めちゃうんだよね」

    月火「つりあわないとか、自信がないとか。羽川さんは知ってると思うけど、お兄ちゃん押しに弱いからさ」

    「そうだね……」

    月火「だから、前まではちょっと頑張れば不可能じゃないことだったんだよ、お兄ちゃんと付き合うなんて」

    月火「でも――戦場ヶ原さん」

    (あの人が現れて、そういう子がぱったり来なくなったんだよ。月火ちゃんはそう言う)

    120 :

    阿良々木さんはエロ本界の権威
    LOは定期購読があたりまえ

    121 = 61 :

    >>120
    ベビーフェイスじゃなくて良かったと思うべきかw

    122 = 1 :

    月火「羽川さんがお兄ちゃんとクラス一緒になったのって今年から?」

    「うん。そうだよ」

    月火「前にさ、お兄ちゃんから恋愛相談受けたって言ったのを覚えてる?」

    「ああ、確か5月頃にって――」

    月火「あれはゴールデンウィーク最初の日。4月29日。お兄ちゃんが気になる子がいるって言ってきたの」

    「4月……?」

    月火「クラスのHさんていう子が気になるって――あれってたぶん羽川さんのことだと思う」

    「…………え?」

    (ちょっと待って。4月29日? 確か阿良々木くんが戦場ヶ原さんのことを訊いてきたのはゴールデンウィーク明けのことで)

    月火「初めは『戦場ヶ原ひたぎさん』がHさんだと思った」

    (けど、と月火ちゃんは続ける)

    月火「あの時話してた内容と今の羽川さんとお兄ちゃんの付き合いを見てるとそれは間違いだった」

    月火「Hさんは羽川さん。お兄ちゃんが私に恋愛相談してきたのは羽川さんについてだったんだよ」

    123 = 5 :

    月火ちゃんはすべて見透かしてる感がすごい

    124 = 113 :

    忍が敬語だったりガハラさんの家に泊まってたり
    時期的に本編に忠実に作ってあるな

    125 :

    >>118
    えっ

    126 = 1 :

    月火「私はその時、お兄ちゃんの相談に真面目に耳を貸してあげられなくて」

    月火「だから、その時の気持ちも流れていっちゃった」

    月火「これは今さらの話で、私が言うべきことでもないのかもしれない」

    月火「でも、たぶん私のせいで誰かが不幸になってるのはわかるから」

    月火「……ごめんなさい」

    (月火ちゃんは、見たこともないような綺麗な土下座をして、謝罪した)

    月火「私が余計なこといわなければよかった。もっとちゃんと耳を傾けるべきだった」

    月火「私が動揺したりしていなければよかった。お兄ちゃんなんか好きになっちゃったばっかりに」

    月火「私が――いなければよかったのに」

    「…………」

    127 = 1 :

    「……い、いや」

    (違う。決してこの子のせいじゃない。でも――)

    月火「私なんかいなければよかったんだ。私なんかいなければよかったんだ。私なんかいなければよかったんだ。
       私なんかいなければよかったんだ。私なんかいなければよかったんだ。私なんかいなければよかったんだ。
       私なんかいなければよかったんだ。私なんかいなければよかったんだ。私なんかいなければよかったんだ。
       私なんかいなければよかったんだ。私なんかいなければよかったんだ。私なんかいなければよかったんだ。
       私なんかいなければよかったんだ。私なんかいなければよかったんだ。私なんかいなければよかったんだ。
       私なんかいなければよかったんだ。私なんかいなければよかったんだ。私なんかいなければよかったんだ」

    (自らへの呪詛を呟く月火ちゃん。それは断末魔のごとく)

    月火「私が――この家に生まれてこなければよかったんだ」

    「……違うよ」

    月火「…………」

    「それはきっと違う。誰もそんなこと思っていないし。私だって」

    「月火ちゃんのせいで私が失恋しちゃったみたいな話に聞えるけど、頭の固いミステリじゃあるまいし、そんなわけないでしょう」

    月火「……そうかな」

    (まるで『これまではそうだった』かのように、死にそうな声で話す月火ちゃん)

    128 = 1 :

    月火「私は羽川さんにすごく好感を持っているし、お兄ちゃんと付き合っていてもきっと祝福できたと思う」

    月火「だけど、きっとどこかでブレーキがかかっちゃうんだ。結局、あの人に狂っちゃってるから」

    「月火ちゃん、さっきの事情っていうのは絶対に言えないものなの?」

    月火「こればっかりは私が100歳まで生きてお墓に仕舞わなきゃいけない。もしかしたらお兄ちゃんは勘付いているかもしれないけど」

    月火「ごめんなさい。要領を得ない話になっちゃって」

    (でもね、と言って、月火ちゃんは立ちあがった)

    月火「お兄ちゃんが好きなら、出来る限り向かっていってほしいの。みんな」

    月火「私にはできないから……」

    月火「だから羽川さんも戦場ヶ原さんに遠慮せずに、ガンガン襲って、バンバンえっちするといいんじゃないかな」

    月火(と、最初の明るさを急に取り戻し――怪しいほどに――私に言った)

    129 = 1 :

    月火「そろそろあの変態兄貴も戻ってくるし、羽川さんもこっちで寝るといいよ。体裁としてね」

    「月火ちゃんは――いいの?」

    月火「ん?」

    「月火ちゃんだって、阿良々木くんに想いをぶつければいいじゃない」

    月火「なんだかんだ、この妹っていうポジションはけっこうイイんだよ。一番近づけるしね」

    「でも」

    月火「でも――そう、この妹だからまた一番遠い。だから私の長所はお兄ちゃんの妹であること。そして」

    (短所はお兄ちゃんの妹であることなんだよ。そう言う月火ちゃんは中学生には見えないほど何かを悟って、)

    (とても切ない女の子に見えた)

    月火「これだけ考えて考えて、悟って悟っても、子供扱いされちゃうんだから敵わないよね」

    130 = 1 :

    「明朝――午前5時。阿良々木くんの部屋の事)

    「ん……、何やってんの羽川?」

    「あ、おはろー」

    「いや、いい挨拶だけども」

    (なんで朝から僕の舐めてるんだ。というごもっともな質問)

    「夜這いです」

    「もう夜じゃねーよ。明け方だよ」

    「まあまあいいじゃない。阿良々木くん好きでしょこーゆーの」

    「ちょっ、待てって」

    「らいひょぶらいひょぶ、あさのしらうまれにはおわるはら」

    「くそっ、ちょっとかわいいとか思ってる自分が――」

    (さっき、ここの部屋に入ると――一足先に月火ちゃんがお兄ちゃんの寝顔を見つめていた)

    (毎朝火憐ちゃんと起こす前に、こうして『独り占めの時間』を楽しむのだと)

    (私に見つかり、ばつが悪そうに教えてくれたのだった)

    132 = 1 :

    (本日の下校はまっすぐ戦場ヶ原家へ)

    (学校で訊けばもうライフラインは復活したとのこと)

    (彼女は昨日当たった私にも依然と――平然として接してくれたのだった)

    ひたぎ「――で、どうだったのかした。阿良々木くんとの夜は」

    「は!? いや、ああ、もちろんみなさんによくしていただいたよ」

    ひたぎ「私が聞きたいのはどうも私に敵対感情を持っているあの姉妹とかのことじゃなくて」

    (あの男との一夜のことよ、と戦場ヶ原さんは私の耳元で囁くように言った)

    「な、何言ってるのよ、ガハラさん」

    ひたぎ「ガメラみたいなアクセントで呼ばないで」

    「な、何言ってるのよ、ガーハラさん」

    ひたぎ「ガーハラさんってなんだかバーバラさんとか外国の名前みたいじゃない」

    134 :

    すでに二回抜いた

    135 :

    久々の神スレ、四円

    136 = 1 :

    ひたぎ「やれやれ。正直に答えてくれれば優しくしてあげようと思ったのに」

    (戦場ヶ原さんは制服のリボンをしゅるとはずすと、私に艶めかしい足取りで迫ってきた)

    「な、何で脱衣してるのかなあ」

    ひたぎ「安心なさい。一夜といわず、今から二回目の夜までたっぷりかわいがってあげるから」

    (幸い明日は創立記念日だし、と彼女が言った。なんて都合のいい、否、悪い)

    ひたぎ「阿良々木くんよりもちょ~~っと、痛い目に遭うかもしれないわね」

    「ほ、ホッチキスであそこ閉じちゃったりするの?」

    ひたぎ「ホッチキス? 羽川さんずいぶん猟奇的なことを考えるのね。ケッチャムとか平山夢明の読み過ぎじゃない?」

    137 :

    俺ので想像したらめちゃくちゃ縮んだ

    138 = 1 :

    「……ごめんなさい」

    ひたぎ「…………」

    「こんなの許されることじゃないってわかってるけど、いつか戦場ヶ原さんが言ってたこと」


    ――阿良々木くんのこと、今でも好き?


    「私、今でも阿良々木くんのこと好きだよ」

    ひたぎ「……いい台詞を言っているようだけれど、震えているわよ」

    「あ……」

    ひたぎ「まるで私に告白しているみたい。ドキドキしちゃったわ」

    (戦場ヶ原さんは右手を私の顎を鷲掴みにして、自分の方へ向けさせた。空いた手がすごく気になる。なんだろう。何されるんだろう)

    ひたぎ「さあて、一緒に遊びましょうか」

    (彼女はもう一方の手も使い私の顔をがっちり固定すると私に――――唇が剥がれそうなほど熱いキスをした)

    140 :

    なにがなんやら

    142 :

    いいぞ

    143 :

    つきひ

    144 = 113 :

    はやくしろおおおおおおおおおおおおおおおお

    145 = 1 :

    「――で、結局そのまま48時間、ぶっ通しでやっちゃったんだよね」

    ひたぎ「エキサイティングだったわ」

    「48時間で四十八手制覇しようとするし」

    ひたぎ「性覇、というべきかしら」

    「私もう一日目の三つめでヘトヘトだったよ。つばめ返ししてるころ」

    ひたぎ「あら、ちょうど盛り上がってきたっていうところじゃない。羽川さんいい声出してたわ」

    「ああ、そうそう。あの撞木ぞりってやつ、あれ危ないからやらないほうがいいよ」

    ひたぎ「獅子舞とかも楽しかったわね」

    「食事・トイレタイムは、なんか二人羽織りになってたよね。全裸だったけど」

    ひたぎ「二人一緒にトイレに入るのは、なかなか出来る体験じゃないわね」

    「戦場ヶ原さん、あと押し車とかすごいやってたよね。下役」

    ひたぎ「やってると面白くなってくるのよ。あとどれだけ耐えられるかな、あ、気持ちいいみたいな」

    147 = 1 :

    「どうしてあんなことになっちゃったのか、もうよくわかんないけど。貴重な体験だったと思う」

    ひたぎ「そうね。卒業アルバムに収めてもらいたいわ」

    「それは断固拒否しておく」

    ひたぎ「そう。ところで、もうそろそろ飛行機の時間なんじゃないの?」

    「うん」

    (私はこれから、来年予定している世界旅行の下見に、ちょっと地球一周をしてくるのだ)

    「でも、戦場ヶ原さんは阿良々木くんと関係してしまった私が憎くないの?」

    ひたぎ「あなたと男の趣味が一致したように。阿良々木くんと女の趣味が一致したということよ。つまりあなたと私」

    「あ、自分も好きなんだ……」

    ひたぎ「ええ。大好きね。阿良々木くんの彼女になれた女だもの」

    「私も、もう少し早く動けていれば――」

    ひたぎ「…………」

    「――ううん、今のなし」

    148 = 15 :

    もうありゃりゃぎさんいらないんじゃね

    150 = 1 :

    「ねえ、たぶん阿良々木くん、これからも女の子のいるとことほいほい行っちゃうと思うよ」

    「他に私みたいな女の子もいるかも」

    ひたぎ「どれだけ汚れようとも、最後にこの私の膝元にいればそれでいい」

    「それ、拳王とかそういうやつの台詞じゃ……」

    ひたぎ「性紀末覇王ヒタギとは私のことよ」

    「字が違う!」

    ひたぎ「四十八手制覇したし」

    「え、そのための地獄の二日間だったの!?」

    ひたぎ「一片の悔いのない人生を歩めなくても、満足のいく最後を目指すつもりよ」

    「そっか」


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