私的良スレ書庫
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元スレ妹「ゲッ!?おかーさーん!ゴミ豚が部屋から出てるよー!!」

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兄「俺は……その当時の俺は全てに対して自信を失っていた。大学に受かったのも
運が良かったと思っていた。」
女友「勝負は時の運。入ったもん勝ちじゃん」
兄「あぁ。だが俺はそうは思えなかった。」
友「で、きっかけはそれなのか?」
兄「あぁ。その後すべてが空回りするような気がしてな。」
友「…………」
兄「大学って基本自由だろ?授業とかも高校の頃みたいにどの授業でも受け身じゃなくてさ。
出欠とかも全てであるわけじゃないし。」
兄「そしたらいつも出る必要なんて無いな。その当時の俺は、おまえらもいるし、
誰かにたのめばいいかと思うようになってな。」
女友「それはすんごい甘えだと思うんだけど」
兄「あぁ………そうだな」
友「でもそれはみんながやることじゃねぇか?おまえだけが特別って訳じゃねぇよ。」
兄「あぁ。だが、一度さぼるとな。そんな自分がほんとに嫌だったよ」
女友「じゃ、やらなきゃいいじゃん。それでずるずるいくなんて本末転倒だよ!」
兄「あぁ………」
友「まぁまぁ。兄いいぞ」
兄「バイトもやったが、うまくいかなくてな。」
兄「なんども失敗した。俺の所為でみんなに迷惑かけてる。そう思うとなんだかなにも
しない方が良い様に思えてきてな」
友「だから引き篭もりを……」
兄「あぁ………」
これ妹スレなのに妹が全然出てこない!すんません
女友「でもその所為で親に迷惑がかかってるって思わなかったの?」
兄「思ったさ。だが怖くなってな。」
友「怖くなった?」
兄「あぁ。外に出るのが。人の目に触れるのが。醜い自分をみんなが見てる。
そう思うと、なんだか出れなくなっちまってた。」
友「……………」
兄「家族にすら会うのが辛くなってな。俺は自分がほんとうに無価値なものに思えるように
なってしまっていた。」
女友「だけど!それじゃなんの解決にもならないじゃん」
兄「わかってるよ!そんなことは!」
友・女友「!!!」
女友「でもその所為で親に迷惑がかかってるって思わなかったの?」
兄「思ったさ。だが怖くなってな。」
友「怖くなった?」
兄「あぁ。外に出るのが。人の目に触れるのが。醜い自分をみんなが見てる。
そう思うと、なんだか出れなくなっちまってた。」
友「……………」
兄「家族にすら会うのが辛くなってな。俺は自分がほんとうに無価値なものに思えるように
なってしまっていた。」
女友「だけど!それじゃなんの解決にもならないじゃん」
兄「わかってるよ!そんなことは!」
友・女友「!!!」
兄「自分が一番わかってるんだ!だからこそ自分が一番許せなかった!でもどうする事も
出来ない!!」
友「あ、兄?」
兄「……すまない。感情的になってしまった」
女友「いや大丈夫。続けて」
兄「あぁ、俺は引き籠りから抜け出せなくなっていた。家に籠ってネットに浸かる生活を送った」
友「…………」
兄「俺はネットを見ながら、俺以外にも俺みたいなやつがいる。そんなことを思いながら
自分を慰めていた。」
女友「だけどそれじゃなんの解決にもならないじゃん」
兄「そうだな。その通りだと思う。だけどな、人間って一度楽な方に流されると
止まらなくなるんだ」
兄「そんな怠惰な生活を送っているうちに気が付いたら痩せこけていた」
友「なるほどな。おまえろくにめしも喰ってなかったわけか?」
兄「そしてあるサイトを覗いたんだ」
女友「あるサイト?」
兄「あぁ、絵画を紹介するサイトだ」
友「えっ?おまえ絵書くの?」
兄「昔な。小さい時に賞を取った事があるんだ」
女友「へー以外だね」
兄「俺には時間がある。そこで絵を書くことにしたんだ」
友「ほぅ」
兄「一心不乱に書いた。そしたら当時の気持ちを思い出してな。筆を持ってる時は
すごく集中できるんだ」
兄「そして俺はある絵画の投稿サイトに書いた絵をアップした。」
女友「えっ?」
兄「反応は最悪だった。ボロクソに叩かれた。ものすごく悔しかった。」
兄「そこで俺は次の作品を書いた。それこそ、叩いた奴を見返そうってな」
友「なるほどな」
兄「次の時はいろんな反応があったが、俺の絵を評価してくれた人が何人か居てな
すごくうれしかった。そしたら俺でもやれば出来るじゃないかと思うようになってな」
友「なるほど。それがきっかけか。」
兄「俺の中に籠っている何かを解放できた気がしてな。外に向かって自分を出すって
とても気持ちがいいんだ。バスケやってた時もそうだった。
俺が投げたボールで試合が決まった時もそうだったんだ。」
兄「自分を少し取り戻せた気がしたんだ。そこで部屋を出た。
次の日に髪を切った。とてもすっきりした。
昨日大学に出た。おまえらがいた。とても救われたんだ。
帰って喰っためしが旨かった。父さんが俺に酒を勧めてくれた。
小さい事だけど、俺にとっては大きいことだ。」
友・女友「兄………」
兄「それで今に至るわけだ。おまえらには感謝してる」
友「おぅよ。でもそんなんだったら話してくれりゃよかったじゃねぇか?」
兄「いや、俺の問題だと思ってたからな」
女友「でも今は立ち直れたんでしょ?」
兄「あぁ、少しはな………」
友「なぁ兄。おまえは一人じゃないんだぜ?俺達もいるんだし」
兄「あぁ………」
女友「あ、また元のだんまり兄に戻っちゃったね」
兄「あぁ………」
友「へへっ。それでも兄は兄だ」
兄「あぁ………」
女友「あ、もうこんな時間!3限始まるよ?」
友「おっ?ほんとだ!おまえ次何?」
兄「次はミクロだ。1号館だな」
友「おぅ。それじゃ全部終わったら5号館のエントランスで待ち合わせな。女友もだぞ」
兄「あぁ………」
女友「うん。わかった!」
友「じゃ、解散!」
ふぅやっとめんどいとこ終わった。じゃ後は細々と続けますんで。
授業終了
大学5号館 エントランス
友「おっ?来たな。」
兄「あぁ………」
女友「で、友。私たちに集合かけた理由は何?」
友「おぅ!ブクロに行くぞ!」
女友「えっ?これから?」
兄「なぜ………」
友「遊びに行くんだよ!今日は付き合えよ!」
兄「あぁそうだな」
女友「よぉし!じゃ行こっか!」
__________
______
___
授業終了
大学5号館 エントランス
友「おっ?来たな。」
兄「あぁ………」
女友「で、友。私たちに集合かけた理由は何?」
友「おぅ!ブクロに行くぞ!」
女友「えっ?これから?」
兄「なぜ………」
友「遊びに行くんだよ!今日は付き合えよ!」
兄「あぁそうだな」
女友「よぉし!じゃ行こっか!」
__________
______
___
家
茶の間
妹「……………」
母「兄、遅いわね」
父「大学の友人達と遊んでるんだろ。好きにさせてやれ」グビグビ
母「そうだけど……」
妹「……………」
母「あら、妹?もうお風呂入ってきたら?」
妹「!う、うん……」
父「…………良い傾向だな」グビグビ
母「お父さん?」
父「…………ふっ」
お風呂
妹「…………」チャプチャプ
妹「…………」チャプチャプ
妹「なんであいつのこと気になんの」チャプチャプ
妹「…………」チャプチャプ
妹「あたしバカみたい」チャプチャプ
妹「…………」チャプチャプ
妹「くっ…………」パシャ
妹「…………」
ちょっと休憩します。すみません。保守お願いしてもいいですか?
家 茶の間
がらっ
兄「ただいま……」
母「おかえり兄。夕ご飯は?」
兄「ごめん。食べて来た」
母「そ、そう」
父「………………」
兄「父さん、母さん」
母「!」
兄「ありがとう……」
母「!!え、えぇ」
兄「…………………」スタスタ
父「…………ふっ」
母「うぅ……兄……」ポロ
家 茶の間
がらっ
兄「ただいま……」
母「おかえり兄。夕ご飯は?」
兄「ごめん。食べて来た」
母「そ、そう」
父「………………」
兄「父さん、母さん」
母「!」
兄「ありがとう……」
母「!!え、えぇ」
兄「…………………」スタスタ
父「…………ふっ」
母「うぅ……兄……」ポロ
この女なんかに言われなくても分かってるよ
って思ったら主人公が突っ込んだw
って思ったら主人公が突っ込んだw
皆さんありがとう ちょっと方向性が決まりました。
兄の部屋
兄「…………………」
兄「友、女友………」
兄「ありがとう……」
兄「…………………」
兄「……………ふっ」
兄「…………………」
兄「妹とはどう向き合うべきか」
兄「…………………」
兄「なる様にしかならんか………」
__________
______
___
兄の部屋
兄「…………………」
兄「友、女友………」
兄「ありがとう……」
兄「…………………」
兄「……………ふっ」
兄「…………………」
兄「妹とはどう向き合うべきか」
兄「…………………」
兄「なる様にしかならんか………」
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______
___
数日後 休日(土曜日)
家
茶の間
妹「あぁ。今日はなにしよっかな?」
母「勉強なさいな。もう試験近いんでしょ?」
妹「うん。そうだけどさ」
父「……………」
ガチャ
母「あら?兄、お出かけ?」
兄「あぁ………」
父「……………」
妹「……………」
兄「行ってくる………」スタスタ
妹「……………」
__________
______
___
公園
兄「……………」
兄「……………」
兄「よし。あれを書くか」
兄「……………」カキカキ
兄「……………」カキカキ
兄「ふむ……………」カキカキ
妹「……………」すっ
兄「!」
______
___
公園
兄「……………」
兄「……………」
兄「よし。あれを書くか」
兄「……………」カキカキ
兄「……………」カキカキ
兄「ふむ……………」カキカキ
妹「……………」すっ
兄「!」
兄「なんだ?」カキカキ
妹「なにしてんの」
兄「見てわからないか?」カキカキ
妹「ふーん。そ、また絵、書いてるんだ」
兄「あぁ………」カキカキ
妹「……………」
兄「……………」カキカキ
妹「ねぇ……………」
兄「なんだ?」カキカキ
妹「あたしを書いてよ。昔みたいにさ」
兄「!…………」カキカキ
妹「……………」
妹「……………」
兄「わかった………」
妹「!!」
兄「そこに座れ……」
妹「う、うん」チョコン
兄「……………」
妹「……………」
兄「よし………」
兄「……………」カキカキ
兄「……………」カキカキ
兄「……………」カキカキ
妹「……………」
兄「……………」カキカキ
妹「(すごい真剣な顔)」
兄「……………」カキカキ
妹「(あの頃の兄貴の眼だ)」
兄「……………」カキカキ
妹「(あの眼……)」
兄「……………」カキカキ
妹「(ほんとに吸いこまれそう……)」
兄「……………」カキカキ
さてそろそろ終わらせた方がいいですか?展開としてはまだ浮かんできてるんですが
妹「(昔、この眼が好きでいつもあたしを書いてってねだってた)」
兄「……………」カキカキ
妹「(いつからだろう……)」
兄「……………」カキカキ
妹「(兄貴に強請らなくなったのは)」
兄「……………」カキカキ
妹「(いつからだろう……)」
兄「……………」カキカキ
妹「……(兄貴って呼ぶようになったのは)」
兄「……………」カキカキ
妹「(お兄ちゃん……)」
兄「……………」カキカキ
妹「(昔、この眼が好きでいつもあたしを書いてってねだってた)」
兄「……………」カキカキ
妹「(いつからだろう……)」
兄「……………」カキカキ
妹「(兄貴に強請らなくなったのは)」
兄「……………」カキカキ
妹「(いつからだろう……)」
兄「……………」カキカキ
妹「……(兄貴って呼ぶようになったのは)」
兄「……………」カキカキ
妹「(お兄ちゃん……)」
兄「……………」カキカキ
妹「(またお兄ちゃんって呼びたい)」
兄「……………」カキカキ
妹「(お兄ちゃんのことまたお兄ちゃんって呼びたい)」
兄「……………」カキカキ
妹「(お兄ちゃん…お兄ちゃん…)」
兄「……………」カキカキ
妹「(お兄ちゃん、お兄ちゃん、お兄ちゃん)」
兄「……………」カキカキ
妹「お兄ちゃん……(お兄ちゃん、お兄ちゃん)」
兄「………久しぶりだな。そう呼ばれるのは」カキカキ
妹「!!!」
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