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元スレ阿良々木「・・・・・・学園都市?」
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書いてる側からすれば、何かしらリアクション欲しいだろ
まぁそれでスレが埋まって次スレとかいっちゃうと最悪だが
まぁそれでスレが埋まって次スレとかいっちゃうと最悪だが
「はぁ・・・・・」
羽川は忍のときと同様にその場から動かない。
ただ、右腕を横に振った。
その動作だけで、赤の式は切り裂かれる。
「なっ・・・・!!!」
「二人目」
先ほどまで、50メートルは離れた位置にいた彼女がいつの間にか忍野の目の前にいる。
しかし、彼女は元の位置から動いていない。 分身・・・・!?
情報を整理しきるより先に忍野は地面に叩きつけられた。
「これは分身じゃないよ、別の世界の人。 私の存在は0と1だけで表現する事が出来る域にはいないの。そこにもいるし、ここにもいる。 言葉で説明できるような力じゃないけれどね」
「グダグダ言っていンじゃねェぞ!! 三下ァ!!!!!・・・・・・・ぐァ・・・っっっ!!!」
「三人目」
羽川は忍のときと同様にその場から動かない。
ただ、右腕を横に振った。
その動作だけで、赤の式は切り裂かれる。
「なっ・・・・!!!」
「二人目」
先ほどまで、50メートルは離れた位置にいた彼女がいつの間にか忍野の目の前にいる。
しかし、彼女は元の位置から動いていない。 分身・・・・!?
情報を整理しきるより先に忍野は地面に叩きつけられた。
「これは分身じゃないよ、別の世界の人。 私の存在は0と1だけで表現する事が出来る域にはいないの。そこにもいるし、ここにもいる。 言葉で説明できるような力じゃないけれどね」
「グダグダ言っていンじゃねェぞ!! 三下ァ!!!!!・・・・・・・ぐァ・・・っっっ!!!」
「三人目」
叫んだ一方通行が、『何か』に上から押さえつけられる。
「ンのやろォ!! 覇気使えンのかよォ!!!」
「君に力を使われるとめんどうだから、抑えさせてもらうね」
バキッという小さな音と共に一方通行のチョーカーが壊され、彼は動かなくなった。
「この力はデフォルトで反射できていないようだし、こういう負荷なら演算される前に通じるでしょう」
羽川は小さくつぶやいた。
覇気を否定しない羽川さんすげー!!!
「ンのやろォ!! 覇気使えンのかよォ!!!」
「君に力を使われるとめんどうだから、抑えさせてもらうね」
バキッという小さな音と共に一方通行のチョーカーが壊され、彼は動かなくなった。
「この力はデフォルトで反射できていないようだし、こういう負荷なら演算される前に通じるでしょう」
羽川は小さくつぶやいた。
覇気を否定しない羽川さんすげー!!!
さすがに短い間隔の1レス投下の度に駄レスされるのはやりすぎだ
重力でもつかったかのような羽川の説明できない力。
羽川のバストが重力に逆らっているように形を保っているのも、重力制御のおかげなのだろうか。
「違うわよ。 これは自前」
「やっぱ僕声に出してねぇよ!!」
忍野も一方通行も忍もやられた。
さすがだよ、ほんとさすがだよ羽川翼。
一切の容赦がないラスボスっぷり。 なんだよ言葉で説明できない力って!!!
要するになんでもありじゃねーか!!!
羽川のバストが重力に逆らっているように形を保っているのも、重力制御のおかげなのだろうか。
「違うわよ。 これは自前」
「やっぱ僕声に出してねぇよ!!」
忍野も一方通行も忍もやられた。
さすがだよ、ほんとさすがだよ羽川翼。
一切の容赦がないラスボスっぷり。 なんだよ言葉で説明できない力って!!!
要するになんでもありじゃねーか!!!
しかも、だ。
上条君と僕だけで、このスター状態の羽川の相手ともなれば絶望的すぎる。
どうする、どうする、どうする!!
「うおおおおおおおお!!!!!!!」
「なっ・・・!!」
上条君はそのまま突っ込む。
掛け値なく。
羽川は慌てる素振りすらみせず、右手を彼に向ける。
上条君と僕だけで、このスター状態の羽川の相手ともなれば絶望的すぎる。
どうする、どうする、どうする!!
「うおおおおおおおお!!!!!!!」
「なっ・・・!!」
上条君はそのまま突っ込む。
掛け値なく。
羽川は慌てる素振りすらみせず、右手を彼に向ける。
シリアスならわかるがこの話のノリで黙ってろと言われても正直困る
「我が前に立ち塞がりし全ての愚かなる者に・・・・・・我と汝が力以て、等しく滅びを与えん事を・・・・・・・」
「そこまで全力!?!?」
ガチで世界を滅ぼす気かよ!!
90年代系で元ネタ分からない人がいても置いていくのがジャスティスと言いそうなくらいそのネタは古い!!
最強呪文じゃねえか!!
瞬間、説明できない力、羽川のなんでもありな力が彼を襲う。
「四人目・・・・・っ?」
羽川の攻撃は確かに直撃した。
それでも彼が無傷でいられたのは、彼が自らの眼前に突き出した右手による力で防ぐことができたため。
「そこまで全力!?!?」
ガチで世界を滅ぼす気かよ!!
90年代系で元ネタ分からない人がいても置いていくのがジャスティスと言いそうなくらいそのネタは古い!!
最強呪文じゃねえか!!
瞬間、説明できない力、羽川のなんでもありな力が彼を襲う。
「四人目・・・・・っ?」
羽川の攻撃は確かに直撃した。
それでも彼が無傷でいられたのは、彼が自らの眼前に突き出した右手による力で防ぐことができたため。
「幻想殺し・・・・・・そういえばあなたにはそれがあったんですっけ」
つまり幻想殺しで羽川の攻撃が防げるならば、心渡が通じるということだ。
せめて近づければ・・・っ!!
「それなら、使えなきゃいいのよね?」
そう言うと彼女は翼を畳む。
「・・・・・・まずいっ!! 構えろ!!上条君!!」
まとわりつくような殺気を直感的に空気で理解する。
僕は全力で走る、羽川との距離は50メートル弱!! 3秒もあればそれで詰められる!!
「遅い!」
「しまっ!! ・・・・ぐっ!!!!!」
つまり幻想殺しで羽川の攻撃が防げるならば、心渡が通じるということだ。
せめて近づければ・・・っ!!
「それなら、使えなきゃいいのよね?」
そう言うと彼女は翼を畳む。
「・・・・・・まずいっ!! 構えろ!!上条君!!」
まとわりつくような殺気を直感的に空気で理解する。
僕は全力で走る、羽川との距離は50メートル弱!! 3秒もあればそれで詰められる!!
「遅い!」
「しまっ!! ・・・・ぐっ!!!!!」
一撃目の羽川の攻撃を受けたまま、構えていなかった彼を彼女は容赦なく蹴り飛ばした。
「四人目!! で、あなたが最後!!」
羽川が僕を睨む。
直後、正体不明の『何か』が放出される。
「や・・・・ば・・・っ!!!」
・・・・・・・・あれ?
直撃したはずのそれは僕の頭上に逸れていた。
逸らしたのは羽川。
その羽川の首元に忍か噛み付いていた。
「四人目!! で、あなたが最後!!」
羽川が僕を睨む。
直後、正体不明の『何か』が放出される。
「や・・・・ば・・・っ!!!」
・・・・・・・・あれ?
直撃したはずのそれは僕の頭上に逸れていた。
逸らしたのは羽川。
その羽川の首元に忍か噛み付いていた。
まるで以前の焼き直しのような光景。
忍によるエナジードレイン。 しかし忍はすぐに振り払われる。
それでも、僕はその隙を逃さなかった。
「っけえええええ!!!!!」
活殺自在剣にはほど遠くても、僕は気合でそれをカバーするかのように叫ぶ。
人間の目では反射神経では決して捉えることができないほどの速さ、リスペクト瞬天殺な剣撃だったはずなのに、
羽川には太ももの辺りに掠り傷ができただけだ。
「・・・・・ハァハァ・・・・・・・・・おしかったね、もう少しで斬れたのに」
「そうかい、僕はお前の太ももに傷をつけたことのほうが後悔してるよ」
忍によるエナジードレイン。 しかし忍はすぐに振り払われる。
それでも、僕はその隙を逃さなかった。
「っけえええええ!!!!!」
活殺自在剣にはほど遠くても、僕は気合でそれをカバーするかのように叫ぶ。
人間の目では反射神経では決して捉えることができないほどの速さ、リスペクト瞬天殺な剣撃だったはずなのに、
羽川には太ももの辺りに掠り傷ができただけだ。
「・・・・・ハァハァ・・・・・・・・・おしかったね、もう少しで斬れたのに」
「そうかい、僕はお前の太ももに傷をつけたことのほうが後悔してるよ」
幻想殺しと心渡りじゃ格が違いすぎるだろ
ただの怪異殺しじゃ天使は・・・・
ただの怪異殺しじゃ天使は・・・・
嘘ではない。
あの羽川の艶やかな太ももに傷をつけるなんて、世界遺産をまとめて核で吹き飛ばすよりも罪なことをしてしまった。
羽川の太ももから血が流れる。
ものすごく、なめたかったが我慢した。
しかし断じて、見蕩れていたからといって外したわけじゃない。
それだけ、目の前の羽川が異常なほど強いのだ。
だが、冷静になって僕は考える。
そう、
天使なんてそんな十字架みたいな清められた存在に吸血鬼である忍がなぜ触れられたのか。
あの羽川の艶やかな太ももに傷をつけるなんて、世界遺産をまとめて核で吹き飛ばすよりも罪なことをしてしまった。
羽川の太ももから血が流れる。
ものすごく、なめたかったが我慢した。
しかし断じて、見蕩れていたからといって外したわけじゃない。
それだけ、目の前の羽川が異常なほど強いのだ。
だが、冷静になって僕は考える。
そう、
天使なんてそんな十字架みたいな清められた存在に吸血鬼である忍がなぜ触れられたのか。
そういやバンパイアハーフとかいたけど太陽平気で神聖平気で霧になれて身体能力まで凄いっていいとこ取りだよな
果たして舐めたいという気持ちは吸血鬼だからその性質としてなのか
それとも単純にアララギさんが変態だからなのか
それとも単純にアララギさんが変態だからなのか
学園都市製の天使。
偽者の天使。
「天使なんかじゃない」
「エンジェル冴島の話? お前様晃君を目指しておったのか!」
「目指してもいないし、生徒会に入る予定もねーよ!!」
そういえば冴島 翠。 羽絡みなんだよな。
エンジェル羽川・・・・・・あっけっこうしっくりきたぞこれ!
これについては僕は後日、午後のコーヒーブレイクあたりで忍と語り明かそうと思う。
じゃなくて!!
偽者の天使。
「天使なんかじゃない」
「エンジェル冴島の話? お前様晃君を目指しておったのか!」
「目指してもいないし、生徒会に入る予定もねーよ!!」
そういえば冴島 翠。 羽絡みなんだよな。
エンジェル羽川・・・・・・あっけっこうしっくりきたぞこれ!
これについては僕は後日、午後のコーヒーブレイクあたりで忍と語り明かそうと思う。
じゃなくて!!
もう突っ込みどころしかなくてどこに突っ込めばいいのかわからなくなってきた
「おい、忍。 訊きたいことがある」
「奇遇じゃな。 儂はお前様に言いたいことがある」
「なんだよ?」
「いやなぁ? あのアロハ小僧も言っておったろ? 奥の手があると。 それならばあの委員長を倒せるかもしれんの」
「まじか!?!?」
「うん、だってあの委員長、吸血鬼じゃもん」
「・・・・・・は?」
あの白い羽根生やした、エンジェル羽川が?
「お前様もあやつの正体について訊きたかったのじゃろ?」
「それでもそんな急展開を望んでいたわけじゃないけどな」
「こちらの世界に都合がいい言葉で言うなればあれは天使じゃが、お前様もよく知っておる言葉でその存在は置き換えられるじゃろ」
「怪異ってことか?」
「奇遇じゃな。 儂はお前様に言いたいことがある」
「なんだよ?」
「いやなぁ? あのアロハ小僧も言っておったろ? 奥の手があると。 それならばあの委員長を倒せるかもしれんの」
「まじか!?!?」
「うん、だってあの委員長、吸血鬼じゃもん」
「・・・・・・は?」
あの白い羽根生やした、エンジェル羽川が?
「お前様もあやつの正体について訊きたかったのじゃろ?」
「それでもそんな急展開を望んでいたわけじゃないけどな」
「こちらの世界に都合がいい言葉で言うなればあれは天使じゃが、お前様もよく知っておる言葉でその存在は置き換えられるじゃろ」
「怪異ってことか?」
怪異―――怪しくて異なるもの。
その存在は、信じられ、畏れられ、怖がられ、疎まれ、奉られ、敬われ、嫌われ、忌まれ、願われるもの。
人間によってそう形作られるもの。
例えば、現実では単なる血液異常である吸血鬼を形作ったのも。
例えば、超能力や魔術も決して理論武装しただけでは、全てを説明しきれないということも。
等しく、怪しくて異なるイレギュラー。
そして、この学園都市にはAIM拡散力場という霊的エネルギーのようなものが高い濃度で街中に広がっている。
能力者230万人分のAIM拡散力場が相互干渉を重ね束ねられてしまった結果に生み出された人工の天使。
無意識と無自覚の相互干渉。
それによって生み出された怪異。
その存在は、信じられ、畏れられ、怖がられ、疎まれ、奉られ、敬われ、嫌われ、忌まれ、願われるもの。
人間によってそう形作られるもの。
例えば、現実では単なる血液異常である吸血鬼を形作ったのも。
例えば、超能力や魔術も決して理論武装しただけでは、全てを説明しきれないということも。
等しく、怪しくて異なるイレギュラー。
そして、この学園都市にはAIM拡散力場という霊的エネルギーのようなものが高い濃度で街中に広がっている。
能力者230万人分のAIM拡散力場が相互干渉を重ね束ねられてしまった結果に生み出された人工の天使。
無意識と無自覚の相互干渉。
それによって生み出された怪異。
「でもだからって何で吸血鬼になるんだよ?」
「じゃあなぜ委員長は天使ルックなんじゃ? 十字教の聖典や伝承に基づいた存在ではあるまい?」
起源は学園都市に住む人の無意識と無自覚なのだから。
その問いかけこそ目の前の敵、エンジェル羽川に対する矛盾だ。
「儂もさきほど、委員長に噛みついてから確信を持てたわい。それまではあくまで仮定での話としてアロハの小僧と話しておったのじゃが」
「血の味か?」
「まぁ同族の味を忘れるわけがないからのう」
そう、思えば羽川が闘うときに使ってきたバトルスキルには既視感があった。
睨んだりする眼力での正体不明な力とか、物質想像能力とか。
「じゃあなぜ委員長は天使ルックなんじゃ? 十字教の聖典や伝承に基づいた存在ではあるまい?」
起源は学園都市に住む人の無意識と無自覚なのだから。
その問いかけこそ目の前の敵、エンジェル羽川に対する矛盾だ。
「儂もさきほど、委員長に噛みついてから確信を持てたわい。それまではあくまで仮定での話としてアロハの小僧と話しておったのじゃが」
「血の味か?」
「まぁ同族の味を忘れるわけがないからのう」
そう、思えば羽川が闘うときに使ってきたバトルスキルには既視感があった。
睨んだりする眼力での正体不明な力とか、物質想像能力とか。
私の存在は0と1だけで表現する事が出来る域にはいないと言っていたが、それは違う。
もし、完全体の忍であれば?
たった今地球を七週半してきた!とか
相対性理論は儂が破ったとか
昔、神にならんかと誘われたことがあるとか
時間移動してみたりとか
そんな理論に適わない不可能なことでもやってしまうだろう。
天使になっていても不思議じゃない。
そしてこの世界には完全体の吸血鬼が複数いないとも限らないのだから。
もし、完全体の忍であれば?
たった今地球を七週半してきた!とか
相対性理論は儂が破ったとか
昔、神にならんかと誘われたことがあるとか
時間移動してみたりとか
そんな理論に適わない不可能なことでもやってしまうだろう。
天使になっていても不思議じゃない。
そしてこの世界には完全体の吸血鬼が複数いないとも限らないのだから。
「敵役のお約束として手出ししなかったけど、お話は終わったかな? 阿良々木君?」
「羽川、お前なんで僕の名前・・・?」
「知ってるよ。 だってこの人格、羽川翼はあなたの世界にいる、本物を参考にしているわけだし」
パチモンだよと。
「そ、そんな馬鹿な!! だってお前、僕の知ってる羽川よりもおっぱい大きいじゃないか!! そのおっぱいがパチモンなはずないじゃないか!!」
衝撃波がとんできた。
「羽川、お前なんで僕の名前・・・?」
「知ってるよ。 だってこの人格、羽川翼はあなたの世界にいる、本物を参考にしているわけだし」
パチモンだよと。
「そ、そんな馬鹿な!! だってお前、僕の知ってる羽川よりもおっぱい大きいじゃないか!! そのおっぱいがパチモンなはずないじゃないか!!」
衝撃波がとんできた。
「今日一の顔で驚愕しておっぱいって叫ばないで!! まぁそうね。 正確には私は最初、吸血鬼でさえなかったの。
ただの能力者230万人が脳波リンクして作り上げた幻だった。 形さえ無かった。
それでも脳波リンクから無意識に溢れ出た膨大な思考や情報の量だけは蓄積していった。 そんな中偶然に、時間移動の研究についての情報を拾った。
拾ったというよりは、膨大な量の情報を繋ぎ合わせたら勝手に辿り着いただけなんだけどね。
で、好奇心から試してみた」
「・・・・・・そして行き着いた先が儂らの世界じゃったと?」
「ん~そういうことになるんだけど。 厳密に言うと、今のあなたたちがいた世界以外なら何度も行ったことがあるわよ。
それでも何十万通りと試してきたけど、どの世界にもあなたたちは変わらずそこに居た。
そして必ず怪異もそこにあった。
残念なことにまだ学園都市がある世界には辿り着けていないのだけれどね。
でも、そうして何度も試すうちに、自分の人格が、容姿が、自分の核や軸となる部分が形成されていった」
ただの能力者230万人が脳波リンクして作り上げた幻だった。 形さえ無かった。
それでも脳波リンクから無意識に溢れ出た膨大な思考や情報の量だけは蓄積していった。 そんな中偶然に、時間移動の研究についての情報を拾った。
拾ったというよりは、膨大な量の情報を繋ぎ合わせたら勝手に辿り着いただけなんだけどね。
で、好奇心から試してみた」
「・・・・・・そして行き着いた先が儂らの世界じゃったと?」
「ん~そういうことになるんだけど。 厳密に言うと、今のあなたたちがいた世界以外なら何度も行ったことがあるわよ。
それでも何十万通りと試してきたけど、どの世界にもあなたたちは変わらずそこに居た。
そして必ず怪異もそこにあった。
残念なことにまだ学園都市がある世界には辿り着けていないのだけれどね。
でも、そうして何度も試すうちに、自分の人格が、容姿が、自分の核や軸となる部分が形成されていった」
「この力もそう。
忍ちゃん・・・あなたがまだキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードだったころのものが深く参考になっているわ。
まぁ、今羽川さんの姿になっているのは、羽川 翼という人間の異常性に私が感銘を受けたからでしょうね。
どの可能性の世界においても、怪異とともに必ず存在していた羽川 翼は私からみても私以上に異常だったのだから。
そして怪異の存在しないこの世界には、なぜか彼女の存在だけがなかった。
それも後押ししたのかもしれないわ。 私がこの世界での羽川 翼であることに」
羽川は戦意のない穏やかな声で、それでもはっきりと説明してくれた。
忍ちゃん・・・あなたがまだキスショット・アセロラオリオン・ハートアンダーブレードだったころのものが深く参考になっているわ。
まぁ、今羽川さんの姿になっているのは、羽川 翼という人間の異常性に私が感銘を受けたからでしょうね。
どの可能性の世界においても、怪異とともに必ず存在していた羽川 翼は私からみても私以上に異常だったのだから。
そして怪異の存在しないこの世界には、なぜか彼女の存在だけがなかった。
それも後押ししたのかもしれないわ。 私がこの世界での羽川 翼であることに」
羽川は戦意のない穏やかな声で、それでもはっきりと説明してくれた。
「忍ちゃんは始めから気づいていたの?」
「気づいていた、というわけではないがの。ただ、儂と同じ力を揮う『天使』なんてものは信じて無かっただけじゃ。
それで、あのアロハの小僧には吸血鬼の可能性もあるということで伝えておいた。
そうしたらあの小僧、おもしろいものを儂に渡しおった」
忍は胸元に手を突っ込み、引き抜く。 胸が揺れる。
その手には拳銃。
「この中には、姫神という吸血殺しの小娘の血を練りこんだ銃弾が装填されておる。 銀よりも、おそらく対吸血鬼仕様の武器でこれ以上はないじゃろ?」
「それが奥の手・・・どうしても拳銃じゃなきゃなのか?」
「なんじゃ?」
「そんな痛そうなことしなくても!! どうせ撃ち込むなら座薬とかじゃだめなのかよ!?!? 僕は羽川の眼球を舐めることの次に羽川に座薬入れるのが夢なんだ!!!!!」
「殺してバラして並べて揃えて晒してしまうぞ、お前様」
「気づいていた、というわけではないがの。ただ、儂と同じ力を揮う『天使』なんてものは信じて無かっただけじゃ。
それで、あのアロハの小僧には吸血鬼の可能性もあるということで伝えておいた。
そうしたらあの小僧、おもしろいものを儂に渡しおった」
忍は胸元に手を突っ込み、引き抜く。 胸が揺れる。
その手には拳銃。
「この中には、姫神という吸血殺しの小娘の血を練りこんだ銃弾が装填されておる。 銀よりも、おそらく対吸血鬼仕様の武器でこれ以上はないじゃろ?」
「それが奥の手・・・どうしても拳銃じゃなきゃなのか?」
「なんじゃ?」
「そんな痛そうなことしなくても!! どうせ撃ち込むなら座薬とかじゃだめなのかよ!?!? 僕は羽川の眼球を舐めることの次に羽川に座薬入れるのが夢なんだ!!!!!」
「殺してバラして並べて揃えて晒してしまうぞ、お前様」
みんなの評価 : ★★★×5
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