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    元スレインデックス「好きだよ、あくせられーた」一方通行「…はァ?」

    SS覧 / PC版 /
    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★★×9
    タグ : - 1000レス到達 + - とある魔術の禁書目録 + - インデックス + - 一方禁書 + - 一方通行 + - 佐天 + - 化物語 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    751 = 468 :

    上条さん出陣……!
    生きてて良かった

    752 :

    一方さん……

    753 :

    ここまで一通さんただの役立たず

    754 = 455 :

     『展望台』と呼ばれる施設の中で、天才少女、雲川芹亜は頭を抱えていた。

    雲川「……あんな化物相手に、人類はどう立ち向かえというんだ?」

    貝積「アリの群れが象を倒す逸話というものも、世界には存在しているぞ?」

    雲川「相手が愚鈍な象だというのなら、まだ策の練りようもあるけど」

    雲川「1ミクロンの隙間もない防護服に身を包み、人類の開発したあらゆる武器を好きに使える状況で、それでも貴様はアリの群れに負ける気があるか?」

    貝積「つまり……今はそんな状況だということか」

    雲川「人類はもう尻尾を巻いて逃げ出すことしか出来ないよ。『方舟』への移送を急がせろ」

    貝積「『陽炎の街』の恩恵を受けているとはいえ、テレポーター達ももう限界だぞ」

    雲川「『心理掌握(メンタルアウト)』を働かせろ。奴ならばそんな疲労など忘れさせてくれる」

     その時、天井に浮かぶモニターが新たな状況を映し出した。
     その光景を目にした雲川は乾いた笑いを上げる。

    雲川「見ろ……あんなもの相手に、小賢しく頭を働かせてみたところで、何がどうなるというんだ」

     空に、たくさんの星が浮かんでいた。

     術式発動。『星降る夜(メテオストライク)』。

     質量を伴った数多の隕石が、世界中に降り注ぐ。

    755 = 455 :

     『窓のないビル』、地下23階大広間。
     カエル顔の医者の号令の下、次々と運ばれてくる怪我人に御坂美琴と同じ顔をした少女達がテキパキと処置を施していく。
     そんな喧騒の中で、学園都市第一位のLEVEL5、一方通行は眠っていた。

    打ち止め「目…覚まさないね…」

     そんな彼の顔を覗きこむ三人の少女。
     打ち止め、ミサカ、番外個体。
     少女たちは、ようやく一方通行と邂逅することが出来た。
     黒いツンツン頭の少年が、一方通行と彼女たちを引き合わせてくれた。

    番外個体「あ~あ、人の気も知らないで、気持ちよさそうに寝ちゃってさ」

    ミサカ「本当に、彼はお寝坊さんで困りますね、とミサカは頬を膨らませます」

     打ち止めの膝の上で安らかに眠っているように見える一方通行に対し、番外個体とミサカが悪態をついた。

    打ち止め「これから…どうなっちゃうのかな……」

     打ち止めの大きな瞳から涙が零れだす。

    打ち止め「また皆でご飯を食べに行きたいよ。また皆でゲームセンターで遊びたいよ。……無理なのかな? もう…無理なのかなぁ…!」

     ぽたぽたと零れる涙が、一方通行の頬に落ちる。



     ゆっくりと、一方通行は目を開けた。

    756 = 495 :

    立てよ悪党

    757 = 490 :

    おせえぞ最強!

    758 = 521 :

    立てぇぇぇえええええ!

    760 = 455 :

     階段を上がり、上条当麻は地上に出る。
     直後に、地面にぽっかりと空いていた入り口が蜃気楼のようにその姿を消した。
     これでもう、戻れない。
     上条当麻の道は前にしか残っていない。

    「あなたを待っていました、とミサカは万感の思いを込めて呟きます」

     そこに、彼の良く見知った顔があった。
     御坂美琴に瓜二つのその顔。その首で輝く彼があげた安物のネックレス。
     10032番目のミサカ。上条が『御坂妹』と呼ぶ存在。

    御坂「こういう時、ミサカネットワークっていうのは本当に便利です、とミサカは情報を送ってきた10020号に内心グッジョブを送ります」

     異なる歴史の流れの中で、それでも上条と出会い、恋をした少女。
     最も上条の影響を強く受け、今の今まで外で『みんな』の救出に街を駆け回っていた少女。

    御坂「その右手の影響で、あなたは『陽炎の街』の恩恵を受けられない。だから、ミサカがあなたをサポートします」

     ミサカが傍に佇んでいた廃墟に手を触れる。
     輝きの後に、廃墟は一台の戦闘機と化した。

    御坂「あ、右手で触らないよう十分に気を使ってください、とミサカは最低限の注意を呼びかけます」

    上条「お前……」

     御坂妹はにっこりと微笑んだ。
     まるで、あなたのことなんて全部お見通しだ、と言わんばかりに。

    御坂「行きたいところが、あるのでしょう?」

    761 :

    熱すぎて昨日からこのSS以外のことが手に付かない

    762 = 490 :

    佐天「思ったことが現実になる能力かぁ」

    763 = 468 :

    学園都市内で神上と戦えそうなのはもう上条さんと一方さんくらいだよな

    764 = 495 :

    よくよく考えなくても黄金練成と同等の現象なのか
    錬金術師涙目だな

    765 = 728 :

    誰かディケイドつれて来い、ディケイド
    悪条さんにやらせろ!

    766 = 455 :

     世界を覆う隕石の群れは、当然学園都市をも襲う。
     その第一撃は、偶然か、はたまた意図したものか―――『天才少女』雲川芹亜のいる『展望台』を目掛けて飛来する。
     『展望台』は『窓のないビル』には遠く及ばぬまでも、要塞として堅固な防御力を備えている。
     だが、そんなものは全くの無意味だ。
     多少外殻の硬いアリが居た所で、関係ない。
     直撃すれば、インデックスの紡ぐ『星降る夜(メテオ)』は容赦なく『展望台』を崩壊させるだろう。

    雲川「終わりか……あ~あ、出来れば、恋のひとつもしてみたかったけれど」

    貝積「すまなかったな、雲川芹亜」

    雲川「謝るなよ。自分の意志で選んだ結末を、人のせいにする趣味なんて私は持たないけど」

     直径2kmはあると思われる馬鹿げたサイズの巨岩が『展望台』に迫る。

    雲川「即死だな、これは。せめて痛みを知らず安らかに―――これが神の慈悲なんて、思いたくはないけれど」

     雲川芹亜がそうやって、何もかもを諦めて角砂糖をひとつ口に含んだところで、






    「なーーにを根性のねえこと言ってんだぁぁああああああああああ!!!!!!」

     馬鹿の絶叫が聞こえた。

    767 = 728 :

    あ、軍覇の存在すっかり忘れてた

    768 = 462 :

    すごいパンチ△

    769 = 521 :

    さすがソギー!おれたちにできない事を平然とやってのけるッそこにシビれる! あこがれるゥ!

    770 = 468 :

    箱舟に逃げてないこいつらは勇気あるなあ

    772 = 455 :

     『展望台』と呼ばれるビルの壁を凄まじい勢いで駆け上がる馬鹿がいた。
     そんな場所に居て何で雲川たちの会話が聞こえているのか、意味がわからない。

    削板「この程度の状況で絶望してんじゃねえ!! まだわかってねえってんなら見せてやる!!」

    削板「このオレの、人間様の根性は、この程度で折れたりはしねぇぇえええええええ!!!!!!」

    雲川「あは」

     いつも超然とした態度を崩さなかった雲川が、それこそ少女のような無邪気な笑みを浮かべた。

    雲川「あっはっはっは!! 馬鹿だ馬鹿だと言ってきたけど、それでも足りんな! お前は最高だ! 削板軍覇!!」

    削板「うおっしゃぁぁああああああああああ!!!!!!」

     ビル壁を駆け上がった削板軍覇がそのままの勢いで空に飛び立つ。
     迫り来る巨岩に向けて、削板は固く握った拳を振りかぶった。

    削板「スーパーウルトラデラックス大車輪ギャラクティカすごいパァァァンチ!!!!!!」

     繰り出した拳から放たれた超弩級の根性がメテオを粉砕した。

    773 :

    おい、まさか、ソギー死亡フラグじゃあるまいな!!

    774 :

    まだやってたのかこの

    775 = 490 :

    うおおお!
    きたぁぁぁぁ!!!

    776 :

    すごパさんマジかっけーっす

    777 = 455 :

     砕けた岩の欠片が舞う中で、削板軍覇に向かって飛来する影があった。
     純白の修道服を纏った一人の少女。

    インデックス「sajbauy」

     短く呟かれた一言。
     その意味は多分、『邪魔』。
     ドン、とインデックスの腕が削板の心臓を貫いた。

    削板「か…は…」

     抗う術もなく死を迎えた『ナンバーセブン』が引力に引かれ、落下する。

    インデックス「nshwffjfuyagfybyogfytyrajzq」

     『展望台』のモニターに映し出される絶望の姿。
     モニター越しなのに、インデックスは確かに自分の姿を見据えている、と雲川は感じていた。


    雲川「……初恋直後に失恋、そして死亡か。全く、実に私らしいことではあるけれど」


     インデックスの腕が振るわれ、『展望台』を光が包み込む。

     雲川芹亜と貝積継敏の肉体が蒸発した。

    778 = 468 :

    >>インデックス『“人の意志の力”がダイレクトに力に反映される今のこの世界において、あなた達みたいな存在はすごく厄介かも』

    ああ、確かに削板は邪魔だったんだろうな……
    ちくしょー

    779 :

    テニヌwwwwwww

    780 = 461 :

    うわああああああああ

    おい軍覇、心臓の一つくらいなくても根性で耐えて見せろよ!

    781 = 555 :

    うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ
    最後は救われるんか?コレ

    782 = 776 :

    なんてこった・・・

    783 = 463 :

    このSSの主役が死んでしまった…

    784 = 506 :

    これインデックスさんは氏ぬ以外の結末ないよね

    785 :

    根性で何とか・・できんか・・・

    786 = 490 :

    なん…………

    …………………だと

    787 :

    それでも俺の一方さんなら……
    一方さんなら何とかしてくれるはず……

    788 = 466 :

    正直一方通行とカーチェイスしてるときはここまでいくとは思ってなかった……

    789 :

    それこそリセットするしかない勢いだな

    790 = 455 :

     『頭』を失った学園都市が沈黙する。
     静かになった街の上空でインデックスは再び『星降る夜』を発現した。
     空を覆う、巨大な岩の塊。

     大地からそれを見上げた人々は、月が落ちてきたんじゃないかと錯覚した。
     顕現した『星降る夜』は、それほどの巨大さだった。

     窓のないビルに避難する人々を守るため、一人孤軍奮闘していた御坂美琴の顔にも、絶望の色が浮かんでいる。
     さっき、空から降り注いできた光は何とかなった。
     幸運にも、電気を操る彼女の能力は、ほんの少しだけ軌道を曲げると言う微々たる干渉だったけど、さっきの光には通じた。

     でも――――あんなものを相手に、電気なんかで何をどうしろというのだ。

    美琴「終わっちゃうじゃない、あんなの……世界が終わっちゃうじゃない!!」

     絶叫。慟哭。




     そんな美琴の目に。

     一直線に隕石に向かう一台の戦闘機の姿が。

     それに乗っている、ツンツン頭の馬鹿野郎の姿が映った。

    791 = 468 :

    銃弾で心臓貫かれようが「痛い」だけで平気な削板だが、刺した奴が刺した奴だからな……

    792 :

    収集のつかなさがデモナータレベル
    まじこれどうすんだよ……

    793 :

    海原「良好とは言い難いですね。戻す長さと範囲にもよるでしょうが、『時戻し』はあと一度使うのが精々といったところでしょう」

    794 = 468 :

    最終回なのに後のことを気にする必要なんかあるのか?

    795 = 728 :

    >>793
    言葉にしたら…戦争だろうがッ!!

    796 = 463 :

    >>793
    すごパ

    797 = 792 :

    >>793
    お前さーそれいい感じで忘れてたのに……

    798 :

    人間とはそういうものだ

    799 = 521 :

    >>793
    気付いてもそれを言わないのが暗黙のルールだろうが

    800 = 466 :

    >>793
    土御門「空気読め」


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