私的良スレ書庫
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元スレ上条「お前笑ったら案外可愛いよな」吹寄「・・・か、上条はッ!」
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>>1がんばれ!
幸福が日常になったら幸福を幸福と感じないとかたまに見るけどそれと同じだな
>>255
いやいや比喩の一種であって…
いやいや比喩の一種であって…
学園都市の女全員が上条さんに惚れるのもそう遠くないな
そしてその状態になっても一切気付かない上条さん
そしてその状態になっても一切気付かない上条さん
そして日曜日。時刻は11時30分。
約束していた時間より一時間半遅れて家のベルが鳴らされた。
ドアを開けると体中に擦り傷やら歯型などがついている上条が立っていた。
「遅れてすみませんでしたぁ!!」
上条は私の姿を確認するや否やものすごい勢いで頭を下げた。
私の家は上条の家からそんなに離れていないので簡単な地図を書けば、迷うはずもない。
満身創痍な体を見る限り、どうせまた居候に噛みつかれたり来る途中に人助けを何件かこなしてきたのだろう。
「はぁ・・・。もういいわよ。貴様のことだからこうなることは目に見えてたから。」
「本当に申し訳ないです・・・。」
約束していた時間より一時間半遅れて家のベルが鳴らされた。
ドアを開けると体中に擦り傷やら歯型などがついている上条が立っていた。
「遅れてすみませんでしたぁ!!」
上条は私の姿を確認するや否やものすごい勢いで頭を下げた。
私の家は上条の家からそんなに離れていないので簡単な地図を書けば、迷うはずもない。
満身創痍な体を見る限り、どうせまた居候に噛みつかれたり来る途中に人助けを何件かこなしてきたのだろう。
「はぁ・・・。もういいわよ。貴様のことだからこうなることは目に見えてたから。」
「本当に申し訳ないです・・・。」
「じ、じゃあお邪魔します。」
「ちょっと待ちなさい。」
「は、はいなんでしょうか?」
上条の体のあちらこちらに無数の擦り傷があり、とても放置できるような状況ではない。
「傷口を放置しているとそこから細菌が入って、感染症や破傷風なんかになりかねないわ。」
「いやいやそんな大げさなけがじゃ・・・」
「消毒するわよ。こっちに来なさい。」
「ちょっと待ちなさい。」
「は、はいなんでしょうか?」
上条の体のあちらこちらに無数の擦り傷があり、とても放置できるような状況ではない。
「傷口を放置しているとそこから細菌が入って、感染症や破傷風なんかになりかねないわ。」
「いやいやそんな大げさなけがじゃ・・・」
「消毒するわよ。こっちに来なさい。」
ひとまず私は上条を洗面所に引っ張ってきた。
「あれ?消毒するんじゃねぇのか?」
「まずは傷口を水で洗い流さなきゃいけないでしょうが。ほら腕を出しなさい。」
「あ、ああ。」
水道に腕を近づけさせ、私は蛇口をひねった。当然勢いよく水が流れてくる。
「いってぇぇぇぇ!!めちゃくちゃしみるな!」
「だらしがない!男でしょうが!我慢しなさい!!」
私はそう言って上条の背中をはたいた。
「あれ?消毒するんじゃねぇのか?」
「まずは傷口を水で洗い流さなきゃいけないでしょうが。ほら腕を出しなさい。」
「あ、ああ。」
水道に腕を近づけさせ、私は蛇口をひねった。当然勢いよく水が流れてくる。
「いってぇぇぇぇ!!めちゃくちゃしみるな!」
「だらしがない!男でしょうが!我慢しなさい!!」
私はそう言って上条の背中をはたいた。
「いてぇぇぇぇぇ!!せ、背中はちょっと勘弁していただけませんか!?」
軽くはたいただけなのにどうしてこうも痛がるのだろう。尋常じゃない痛がり方である。
「・・・!?まさか貴様っ!上条!ちょっと上着を脱ぎなさい!!」
「え?女性からそう言われると何やらいやらしい響きがするのですが・・・。」
「いいから!!」
上条は渋々上着を脱ぎ、上半身が露わになった。
なかなかいい体してるわね・・・じゃなくて!!背中には深い傷はないにしろ無数の傷が刻まれていた。
「上条・・・。一体外で何をしていたの?」
軽くはたいただけなのにどうしてこうも痛がるのだろう。尋常じゃない痛がり方である。
「・・・!?まさか貴様っ!上条!ちょっと上着を脱ぎなさい!!」
「え?女性からそう言われると何やらいやらしい響きがするのですが・・・。」
「いいから!!」
上条は渋々上着を脱ぎ、上半身が露わになった。
なかなかいい体してるわね・・・じゃなくて!!背中には深い傷はないにしろ無数の傷が刻まれていた。
「上条・・・。一体外で何をしていたの?」
>>216
ありがとう
ありがとう
「えぇと・・・チンピラとケンカを少々・・・。」
いつものように気まずそうな表情で言う上条。
「また絡まれているひとを目撃して、自分の身をいとわず助けに入ったってわけね。」
「今回のチンピラの中には風を操る能力者がいたもんでこういう傷を・・・。」
私は深いため息を一回ついた。
「しかしまぁ貴様という人間はぶれないわね。そういうところだけは認めてやるわ。」
いつものように気まずそうな表情で言う上条。
「また絡まれているひとを目撃して、自分の身をいとわず助けに入ったってわけね。」
「今回のチンピラの中には風を操る能力者がいたもんでこういう傷を・・・。」
私は深いため息を一回ついた。
「しかしまぁ貴様という人間はぶれないわね。そういうところだけは認めてやるわ。」
「それは褒められてるのか・・・?」
「上条にしては高評価だと思うわよ。感謝しなさい。」
「はぁ・・・。ところで俺はいつまで裸でいればいいんでしょうか?」
「貴様はさっきのケンカで体中傷だらけだからそのままシャワーを浴びなさい。」
「え、えぇぇぇっ!?」
「服は洗濯しておいてあげるわ。あぁ、代わりの服は私の体操服でも用意しておくから。」
「ち、ちょっとそれは色々まずいような気がするんですがっ!!」
「・・・貴様は何かいやらしいことを考えているわけ?」
「いえいえっ!!滅相もございません!御好意に甘えさせてもらいます!!」
「上条にしては高評価だと思うわよ。感謝しなさい。」
「はぁ・・・。ところで俺はいつまで裸でいればいいんでしょうか?」
「貴様はさっきのケンカで体中傷だらけだからそのままシャワーを浴びなさい。」
「え、えぇぇぇっ!?」
「服は洗濯しておいてあげるわ。あぁ、代わりの服は私の体操服でも用意しておくから。」
「ち、ちょっとそれは色々まずいような気がするんですがっ!!」
「・・・貴様は何かいやらしいことを考えているわけ?」
「いえいえっ!!滅相もございません!御好意に甘えさせてもらいます!!」
これで服の貸し借りという名目でまた上条に会うことができる。
私はこうでもして上条とのつながりを作りたいのかと、自分が惨めに思えてきた。
しかしそう思うまでに上条のことが好きになってしまっているのだ。もうどうしようもない。
こんなことを考えててもどうにもならないし、とりあえず私は上条のために作った昼食のカレーをあたためなおすことにした。
私はこうでもして上条とのつながりを作りたいのかと、自分が惨めに思えてきた。
しかしそう思うまでに上条のことが好きになってしまっているのだ。もうどうしようもない。
こんなことを考えててもどうにもならないし、とりあえず私は上条のために作った昼食のカレーをあたためなおすことにした。
「ただいまあがりました。」
「じゃあ消毒するわよ。」
「そういえば元々消毒するために洗面所に行ってたんだよな。すっかり忘れてたけど。」
私は上条の上着を脱がせ、消毒液をガーゼにつけ体中に塗ってあげた。
その間上条はひたすら悶絶の声を上げていた。
「はぁーすげぇしみたよ。」
「貴様はいちいち声がうるさいのよ。」
「すみません。」
「じゃあ消毒するわよ。」
「そういえば元々消毒するために洗面所に行ってたんだよな。すっかり忘れてたけど。」
私は上条の上着を脱がせ、消毒液をガーゼにつけ体中に塗ってあげた。
その間上条はひたすら悶絶の声を上げていた。
「はぁーすげぇしみたよ。」
「貴様はいちいち声がうるさいのよ。」
「すみません。」
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>>274
ワロタw
ワロタw
こんなかわいい子の存在に今まで気付かなかったなんて俺どうかしてたわ
>>285
ミスったので張って欲しかった。ありがとう。
ミスったので張って欲しかった。ありがとう。
消毒を終えた上条は目の行きどころがないようでそわそわと部屋を見まわしていた。
「上条!人の家の中がそんなに珍しい!?」
「い、いやそんなことはないぞ!ただ女の子の部屋に入った経験があまりないもんだからさ、落ち着かないんだよ。」
「っ!!」
学園都市最大の朴念仁である上条当麻に、異性としてはっきりと意識されていた。
不覚にも私はそのことをとてもうれしく感じてしまった。
「上条!人の家の中がそんなに珍しい!?」
「い、いやそんなことはないぞ!ただ女の子の部屋に入った経験があまりないもんだからさ、落ち着かないんだよ。」
「っ!!」
学園都市最大の朴念仁である上条当麻に、異性としてはっきりと意識されていた。
不覚にも私はそのことをとてもうれしく感じてしまった。
「しかしだな吹寄・・・ここにおいてある“伸縮性高枝切りバサミ”って一体いつ使うんだ?」
「そ、それは何かと高い木になっている果物をとるときに便利かと思って・・・。」
「ここ学園都市だぞ?」
「・・・。」
「あとこの“LEG MAGIC”ってなんだ?」
「それは簡単に美脚エクササイズができるトレーニングマシーンよ。」
「最近これいつ使ったか?」
「・・・三か月前。」
「そ、それは何かと高い木になっている果物をとるときに便利かと思って・・・。」
「ここ学園都市だぞ?」
「・・・。」
「あとこの“LEG MAGIC”ってなんだ?」
「それは簡単に美脚エクササイズができるトレーニングマシーンよ。」
「最近これいつ使ったか?」
「・・・三か月前。」
ちくちくと痛いところをついてくる上条。
「私が通販にぼったくられ、そこそこ値の張る商品を買って、数回しか使わずに部屋の隅に放置されてたって貴様には関係ないじゃない!!」
「いやまぁいいんだけどさ・・・。それよりこのLEG MAGIC、使わせてもらえないか?」
「え?まぁ別に構わないけど。」
「一度こうゆうベタベタな通販商品使ってみたかったんだよな。」
「私が通販にぼったくられ、そこそこ値の張る商品を買って、数回しか使わずに部屋の隅に放置されてたって貴様には関係ないじゃない!!」
「いやまぁいいんだけどさ・・・。それよりこのLEG MAGIC、使わせてもらえないか?」
「え?まぁ別に構わないけど。」
「一度こうゆうベタベタな通販商品使ってみたかったんだよな。」
そう言うと上条はLEG MAGICにまたがり使用し始めた。
これは最初はいいと思うのだけど、段々飽きてきて使わなくなる。
典型的な通販失敗例なのだ。
しかし、私はこのとき完全に忘れていた。上条当麻の不幸体質のことを。
「おお!吹寄!!これなかなかいいじゃねぇか!何で使わないんってうぉぉ!!」
思い出した時にはすでに遅し。マシーンごと上条の体が倒れかけていた。
これは最初はいいと思うのだけど、段々飽きてきて使わなくなる。
典型的な通販失敗例なのだ。
しかし、私はこのとき完全に忘れていた。上条当麻の不幸体質のことを。
「おお!吹寄!!これなかなかいいじゃねぇか!何で使わないんってうぉぉ!!」
思い出した時にはすでに遅し。マシーンごと上条の体が倒れかけていた。
>>1ちゃんはそんな典型的な通販失敗作買っちゃったのかな?
かわいいなあ;;prpr
かわいいなあ;;prpr
>>291
ベタベタ・・・だと!?
ベタベタ・・・だと!?
急いで駆け寄ったが間に合わず、例のごとく上条は私のほうに飛び込んできた。
「きゃっ!!」
私はその反動で勢いよく後ろに倒れてしまった。にも関わらず、痛みをあまり感じない。
どういうことか、目を開けて状況を確認してみると上条が私の後頭部や背中に腕をまわして保護してくれたようだ。
しかし、この体勢は一見して男女が抱き合っているようにしか見えないわけで・・・。
上条はやはり男らしさを感じる引き締まった肉体をしていた。
それにこういう状況にも関わらずなんだか抱きしめられていると安心してしまう。
「きゃっ!!」
私はその反動で勢いよく後ろに倒れてしまった。にも関わらず、痛みをあまり感じない。
どういうことか、目を開けて状況を確認してみると上条が私の後頭部や背中に腕をまわして保護してくれたようだ。
しかし、この体勢は一見して男女が抱き合っているようにしか見えないわけで・・・。
上条はやはり男らしさを感じる引き締まった肉体をしていた。
それにこういう状況にも関わらずなんだか抱きしめられていると安心してしまう。
私は心地よい感触を堪能していたがそれも束の間、上条はものすごい勢いで私から離れ、慣れた動作で土下座の姿勢に入った。
「すいませんでしたぁぁ!!」
土下座を終えた上条はすぐさま防御姿勢に入った。
一連の流れがものすごいスピードで行われた。
彼が今までにどれだけこういう事態に陥っているかというのを思い知らされる。
「すいませんでしたぁぁ!!」
土下座を終えた上条はすぐさま防御姿勢に入った。
一連の流れがものすごいスピードで行われた。
彼が今までにどれだけこういう事態に陥っているかというのを思い知らされる。
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