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元スレ都城王土「ほう…学園都市か。 なるほどこの俺を迎えるに相応しい」
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今起きたでござるござう^q^
再開は12時くらいでふ
あと議論とかは全然構わないんでガンガンしたってくだしあ
レス見て一文付け加えたり内容変更することも多々あるしね
>>386
悲しいけどこれが俺の限界なんだよね
クロスSS()って性質上、矛盾やら原作乖離やら補正は目をつむってやってくらしあ
再開は12時くらいでふ
あと議論とかは全然構わないんでガンガンしたってくだしあ
レス見て一文付け加えたり内容変更することも多々あるしね
>>386
悲しいけどこれが俺の限界なんだよね
クロスSS()って性質上、矛盾やら原作乖離やら補正は目をつむってやってくらしあ
このままだと都城さん無価値だよな
演算能力高いから
能力開発受けたら上位に食い込むと期待をされてるのかな
あーでも
肉体再生Lv5相当と
肉体強化Lv5相当と
精神操作Lv4相当?と
念動力Lv2くらい?
を持ってるんだよね
それとも肉体強化や肉体再生はそれ単体で一方通行に通用しないとLv5相当と言えないかな?
演算能力高いから
能力開発受けたら上位に食い込むと期待をされてるのかな
あーでも
肉体再生Lv5相当と
肉体強化Lv5相当と
精神操作Lv4相当?と
念動力Lv2くらい?
を持ってるんだよね
それとも肉体強化や肉体再生はそれ単体で一方通行に通用しないとLv5相当と言えないかな?
>>407
行橋のゲーセンがヒレフセでヤバイ
行橋のゲーセンがヒレフセでヤバイ
>>336
■学園都市・宙空
太陽は既に沈んでいる。
眩いネオンをその瞳にはしらせながら学園都市を白井黒子が飛ぶ。跳ぶ。翔ぶ。
周りからは点々と見えたり消えたりしてるように映るだろう。
『空間移動《テレポート》』を駆使し、痛む身体に鞭打って白井黒子は赤毛の少女の後を追っているのだ。
ブツブツと電波が寸断される為、途切れ途切れの声が携帯電話からは漏れ聞こえる。
「トラウマ…ですの? …あぁ道理で。 確かに彼女は自らを転移させたりはしてませんでしたわね」
頼れる後輩の情報を聞いて、ビルの外壁を蹴りながら白井黒子がそう答える。
『はい! カウンセラーへの通院リストが確認されています! それより白井さん本当に大丈夫ですか?』
電話の向こうから聞こえる心配そうな声に向かって白井黒子はわざと声を張り上げる。
「大丈夫ですわ。 ほんの掠り傷ですもの。 それよりもまだ赤毛女の逃走予測ルートは特定できないんですの?」
『えっ、あ、はい! 今全力でルートを絞っています! 後30秒もあれば…』
だが、今回に限っては初春飾利の助言は必要がないようだった。
■学園都市・宙空
太陽は既に沈んでいる。
眩いネオンをその瞳にはしらせながら学園都市を白井黒子が飛ぶ。跳ぶ。翔ぶ。
周りからは点々と見えたり消えたりしてるように映るだろう。
『空間移動《テレポート》』を駆使し、痛む身体に鞭打って白井黒子は赤毛の少女の後を追っているのだ。
ブツブツと電波が寸断される為、途切れ途切れの声が携帯電話からは漏れ聞こえる。
「トラウマ…ですの? …あぁ道理で。 確かに彼女は自らを転移させたりはしてませんでしたわね」
頼れる後輩の情報を聞いて、ビルの外壁を蹴りながら白井黒子がそう答える。
『はい! カウンセラーへの通院リストが確認されています! それより白井さん本当に大丈夫ですか?』
電話の向こうから聞こえる心配そうな声に向かって白井黒子はわざと声を張り上げる。
「大丈夫ですわ。 ほんの掠り傷ですもの。 それよりもまだ赤毛女の逃走予測ルートは特定できないんですの?」
『えっ、あ、はい! 今全力でルートを絞っています! 後30秒もあれば…』
だが、今回に限っては初春飾利の助言は必要がないようだった。
ドゴン!と響く凄まじい破壊音。
聞き慣れた爆発音が大気を震わせたのに気付いた白井黒子がそちらを見た。
モクモクとあがる黒煙がここからでも目に飛び込んでくる。
「初春… どうやらこれ以上予想する必要はないみたいですの」
『え? それって一体どういう意味ですか?』
きっと電話の向こうでは、ほのぼのとした少女が不思議そうな声をあげながら首をひねっているのだろう。
容易にその姿が想像できてつい微笑みながら白井黒子は静かにこう言った。
「さっさと終わらせて帰ってきますから。 100点満点のおいしい紅茶を用意して待っててくださいですの」
そう言うだけ言って。
返事を聞こうとはせずに携帯電話をポケットにねじ込んだ。
見間違えるはずも、聞き間違えるはずもない。
あの音の元にこそ、あの黒煙の元にこそ、白井黒子が探しているその人がいる。
あれこそ、白井黒子が大好きで大好きで大好きなお姉様の“超電磁砲”だ。
「今行きますの! お姉さま!!」
そう言って、白井黒子は再び虚空へとその姿を消した。
聞き慣れた爆発音が大気を震わせたのに気付いた白井黒子がそちらを見た。
モクモクとあがる黒煙がここからでも目に飛び込んでくる。
「初春… どうやらこれ以上予想する必要はないみたいですの」
『え? それって一体どういう意味ですか?』
きっと電話の向こうでは、ほのぼのとした少女が不思議そうな声をあげながら首をひねっているのだろう。
容易にその姿が想像できてつい微笑みながら白井黒子は静かにこう言った。
「さっさと終わらせて帰ってきますから。 100点満点のおいしい紅茶を用意して待っててくださいですの」
そう言うだけ言って。
返事を聞こうとはせずに携帯電話をポケットにねじ込んだ。
見間違えるはずも、聞き間違えるはずもない。
あの音の元にこそ、あの黒煙の元にこそ、白井黒子が探しているその人がいる。
あれこそ、白井黒子が大好きで大好きで大好きなお姉様の“超電磁砲”だ。
「今行きますの! お姉さま!!」
そう言って、白井黒子は再び虚空へとその姿を消した。
■学園都市・雑居ビル
建設途中だったのだろうか?
まるで解体されかかった獣のように鉄骨や内壁をさらけ出したそのビルの前には横倒しになったマイクロバスが転がっていた。
「――ッ! いい加減っ! コソコソ隠れてないで出てきなさいって言ってるのよ!!」
ショートカットの少女の苛立った叫び声と共に小さなコインが空を舞う。
どこにでもあるようなゲームセンターの小さなコインは、しかし凄まじい勢いを持って少女の手から射出された。
爆音と共にビルの鉄骨を易々と引きちぎる“それ”は雷神の戦槌のような破壊力で以て大地を揺らす。
少女の名前は御坂美琴。
七人しかいない超能力者(レベル5)の一人であり、学園都市最強の『電撃使い《エレクトロマスター》』である。
中学二年生にして常盤台中学のエースに君臨する少女を人々は恐れと羨望をもって『超電磁砲(レールガン)』と呼ぶ。
そして今、御坂美琴は怒っていた。
ビルの中には10人近くの能力者が篭っている判っている。
だが、それが何だというのだ。
荒れ狂う彼女を止められる者など学園都市に5人もいない。
静まりかえったままのビルに向かって三発目の“超電磁砲”を撃ちこむかと御坂美琴が思った時だった。
「学園都市最強の超能力者のくせに。 …随分と余裕が無いのね?」
ビルから突き出ている鉄骨の上に赤毛の少女がそう言って姿を見せたのだ。
建設途中だったのだろうか?
まるで解体されかかった獣のように鉄骨や内壁をさらけ出したそのビルの前には横倒しになったマイクロバスが転がっていた。
「――ッ! いい加減っ! コソコソ隠れてないで出てきなさいって言ってるのよ!!」
ショートカットの少女の苛立った叫び声と共に小さなコインが空を舞う。
どこにでもあるようなゲームセンターの小さなコインは、しかし凄まじい勢いを持って少女の手から射出された。
爆音と共にビルの鉄骨を易々と引きちぎる“それ”は雷神の戦槌のような破壊力で以て大地を揺らす。
少女の名前は御坂美琴。
七人しかいない超能力者(レベル5)の一人であり、学園都市最強の『電撃使い《エレクトロマスター》』である。
中学二年生にして常盤台中学のエースに君臨する少女を人々は恐れと羨望をもって『超電磁砲(レールガン)』と呼ぶ。
そして今、御坂美琴は怒っていた。
ビルの中には10人近くの能力者が篭っている判っている。
だが、それが何だというのだ。
荒れ狂う彼女を止められる者など学園都市に5人もいない。
静まりかえったままのビルに向かって三発目の“超電磁砲”を撃ちこむかと御坂美琴が思った時だった。
「学園都市最強の超能力者のくせに。 …随分と余裕が無いのね?」
ビルから突き出ている鉄骨の上に赤毛の少女がそう言って姿を見せたのだ。
あのー誰か>>345の問いに答えてくれませんか
>>414
作者が馬鹿
作者が馬鹿
>>412
■学園都市・雑居ビル前
「お姉さま…」
現状の確認と把握のために、今すぐにでも飛び出したい気持ちを抑えてビルの陰から様子を伺った白井黒子がそうポツリと呟いた。
そこでは御坂美琴と赤毛の少女が相対していたのだ。
「そんなに[実験]が再開されるかもしれないことが怖いのかしら?」
そう試すように。 赤毛の少女が白井黒子では知りえない事を唇に載せる。
そして。それを聞いた御坂美琴は怒りを抑えこむようにして静かに口を開く。
「…ええ、怖いわ。 でもね…わたしはそれ以上に頭にきてんのよ」
御坂美琴の脳裏をよぎるは大量の血液が流れたであろうバスルーム。
血生臭く鉄臭い匂い。
完璧主義者なはずの少女が鏡に飛び散った血痕すら忘れてしまう程なのだ。
■学園都市・雑居ビル前
「お姉さま…」
現状の確認と把握のために、今すぐにでも飛び出したい気持ちを抑えてビルの陰から様子を伺った白井黒子がそうポツリと呟いた。
そこでは御坂美琴と赤毛の少女が相対していたのだ。
「そんなに[実験]が再開されるかもしれないことが怖いのかしら?」
そう試すように。 赤毛の少女が白井黒子では知りえない事を唇に載せる。
そして。それを聞いた御坂美琴は怒りを抑えこむようにして静かに口を開く。
「…ええ、怖いわ。 でもね…わたしはそれ以上に頭にきてんのよ」
御坂美琴の脳裏をよぎるは大量の血液が流れたであろうバスルーム。
血生臭く鉄臭い匂い。
完璧主義者なはずの少女が鏡に飛び散った血痕すら忘れてしまう程なのだ。
それはいったいどれほどの苦痛と屈辱と苦難だったのだろう。
だから御坂美琴は許せない。
「あのバカ…私が気付かないとでも思ってたのかしら。 医者にも行かないで、今もまだこの空を飛び回っている救いようのない大バカで。
その癖きっと!私と明日顔を合わせればなんでもない様に笑う! そんな強がりで! バカみたいな! 私の大事な後輩を!」
ギリと御坂美琴が私怨でもって赤毛の少女を見上げて叫ぶ。
「この私の都合で巻き込んだ! そんな私自身に頭にきてんのよ!!」
放電をその身に纏わせて吠える御坂美琴を見てジワリと白井黒子の瞳に涙が浮かぶ。
「…おねえさまぁ」
だが、しかし今は泣いている場合ではない。
意志の力でもって胸に広がる思いを無理やり抑えこんで、白井黒子は赤毛の少女を注視した。
赤毛の少女は怒りに身を震わせる最強の“超能力者”を見て、耐えられないように呟く。
「…そう。 さぞかし気分がいいんでしょうね。 己の怒りのままにそんな力を奮ってるのだから。
でもね、悪いけれど“私達”にも貴方と同じくらい退けない理由があるの。 ここで改心して謝る気にはなれないわ」
そう赤毛の少女は笑うが、白井黒子の立つ場所からならば油断無く距離をとろうとしているのが一目瞭然である。
それも当然だろう。
“学園都市に七人しかいない超能力者”という言葉は飾りではない。
赤毛の少女は“大能力者”らしいが、このようなひらけた場所で力を奮う“超電磁砲”に抗うのは無謀にも程がある。
だから御坂美琴は許せない。
「あのバカ…私が気付かないとでも思ってたのかしら。 医者にも行かないで、今もまだこの空を飛び回っている救いようのない大バカで。
その癖きっと!私と明日顔を合わせればなんでもない様に笑う! そんな強がりで! バカみたいな! 私の大事な後輩を!」
ギリと御坂美琴が私怨でもって赤毛の少女を見上げて叫ぶ。
「この私の都合で巻き込んだ! そんな私自身に頭にきてんのよ!!」
放電をその身に纏わせて吠える御坂美琴を見てジワリと白井黒子の瞳に涙が浮かぶ。
「…おねえさまぁ」
だが、しかし今は泣いている場合ではない。
意志の力でもって胸に広がる思いを無理やり抑えこんで、白井黒子は赤毛の少女を注視した。
赤毛の少女は怒りに身を震わせる最強の“超能力者”を見て、耐えられないように呟く。
「…そう。 さぞかし気分がいいんでしょうね。 己の怒りのままにそんな力を奮ってるのだから。
でもね、悪いけれど“私達”にも貴方と同じくらい退けない理由があるの。 ここで改心して謝る気にはなれないわ」
そう赤毛の少女は笑うが、白井黒子の立つ場所からならば油断無く距離をとろうとしているのが一目瞭然である。
それも当然だろう。
“学園都市に七人しかいない超能力者”という言葉は飾りではない。
赤毛の少女は“大能力者”らしいが、このようなひらけた場所で力を奮う“超電磁砲”に抗うのは無謀にも程がある。
>>418
契約者にも同じような能力者居たよな
契約者にも同じような能力者居たよな
.
その時だった。
「…?」
白井黒子は眉をひそめる。
恐らく御坂美琴の立っている場所からは見えないだろうが、白井黒子の場所からならばそれは舞台裏を覗いたように丸見えである。
ビルの陰でコソリと赤毛の少女の仲間であろう少年が何事かを呟いたのだ。
それを聞いた赤毛の少女はハッと年相応の動揺した感情をその端正な顔に走らせる。
しかし、それも束の間。
御坂美琴を見下ろしながら赤毛の少女が口を開く。
「…貴方も退けない、“私達”も退けない。 ならば“私達”は“目的”を達成させるだけよ。 それじゃあね御坂美琴さん?」
そう言って暗がりの中に逃げこもうとした赤毛の少女に向かって御坂美琴が吠える。
「逃げられるとでも…思ってんの!」
それを聞いた赤毛の少女がどこか苦虫を噛み潰したような顔で、けれど口調は優位を保つようにしてこう告げた。
「えぇ、思ってるわ。 とはいえ“私一人”では無理でしょうけどね」
その時だった。
「…?」
白井黒子は眉をひそめる。
恐らく御坂美琴の立っている場所からは見えないだろうが、白井黒子の場所からならばそれは舞台裏を覗いたように丸見えである。
ビルの陰でコソリと赤毛の少女の仲間であろう少年が何事かを呟いたのだ。
それを聞いた赤毛の少女はハッと年相応の動揺した感情をその端正な顔に走らせる。
しかし、それも束の間。
御坂美琴を見下ろしながら赤毛の少女が口を開く。
「…貴方も退けない、“私達”も退けない。 ならば“私達”は“目的”を達成させるだけよ。 それじゃあね御坂美琴さん?」
そう言って暗がりの中に逃げこもうとした赤毛の少女に向かって御坂美琴が吠える。
「逃げられるとでも…思ってんの!」
それを聞いた赤毛の少女がどこか苦虫を噛み潰したような顔で、けれど口調は優位を保つようにしてこう告げた。
「えぇ、思ってるわ。 とはいえ“私一人”では無理でしょうけどね」
赤毛の少女の言葉と共に。
一気呵成と言わんばかりの叫びが轟く。
ビルの中から一斉に赤毛の少女の仲間が飛び出してきたのだ。
風力使いが、念力使いが、電撃使いが死をも恐れんと言わんばかりに闘志をその目に燃やし。
“超能力者”に、“超電磁砲”に向かって突撃を開始する。
しかし、それは無謀な特攻でしかない。
蹴散らされ、吹き飛ばされ、地面に転がされ、絶望と恐怖に呻くために走ってくる彼等のことが白井黒子は理解出来ない。
一方的で圧倒的な実力差を見せつけ、完膚無きまでに叩きのめして。
そしてようやく御坂美琴は気が付いた。
「…やられた」
悔しそうにポツリとそう呟く。
赤毛の少女がいない。
たった一つの目的を達成するために、10人以上もの少年少女たちがその身を呈して赤毛の少女を守りきったのだ。
一気呵成と言わんばかりの叫びが轟く。
ビルの中から一斉に赤毛の少女の仲間が飛び出してきたのだ。
風力使いが、念力使いが、電撃使いが死をも恐れんと言わんばかりに闘志をその目に燃やし。
“超能力者”に、“超電磁砲”に向かって突撃を開始する。
しかし、それは無謀な特攻でしかない。
蹴散らされ、吹き飛ばされ、地面に転がされ、絶望と恐怖に呻くために走ってくる彼等のことが白井黒子は理解出来ない。
一方的で圧倒的な実力差を見せつけ、完膚無きまでに叩きのめして。
そしてようやく御坂美琴は気が付いた。
「…やられた」
悔しそうにポツリとそう呟く。
赤毛の少女がいない。
たった一つの目的を達成するために、10人以上もの少年少女たちがその身を呈して赤毛の少女を守りきったのだ。
悔しそうな、泣きそうな表情を浮かべた御坂美琴の横顔を遠くから見て。
静かに白井黒子が、己の信念を確認するように口を開いた。
「ごめんくださいね、お姉さま。 けれど、ここからが私の出番なのですの」
赤毛の少女が向かう先など、同じ移動系能力者である白井黒子ならば容易に想像がつく。
ゆっくりと立ち上がると制服のポケットの中から彼女の原点を取り出した。
風紀委員《ジャッジメント》の腕章を取り出して、腕につけ。
「貴方のバカな後輩は。 やっぱりどこまでいっても大バカ者で」
痛覚で悲鳴をあげる頭に無理やり演算を押しこんで。
「けれど貴方の元に帰るためにはやっぱり戦い抜くという選択肢以外頭に思い浮かびませんの」
向かう先は赤毛の少女。
戦場の一番奥深くから生還するために、“お姉様”の隣に立つために。
白井黒子の足が大地を蹴った。
静かに白井黒子が、己の信念を確認するように口を開いた。
「ごめんくださいね、お姉さま。 けれど、ここからが私の出番なのですの」
赤毛の少女が向かう先など、同じ移動系能力者である白井黒子ならば容易に想像がつく。
ゆっくりと立ち上がると制服のポケットの中から彼女の原点を取り出した。
風紀委員《ジャッジメント》の腕章を取り出して、腕につけ。
「貴方のバカな後輩は。 やっぱりどこまでいっても大バカ者で」
痛覚で悲鳴をあげる頭に無理やり演算を押しこんで。
「けれど貴方の元に帰るためにはやっぱり戦い抜くという選択肢以外頭に思い浮かびませんの」
向かう先は赤毛の少女。
戦場の一番奥深くから生還するために、“お姉様”の隣に立つために。
白井黒子の足が大地を蹴った。
■とあるマンション
「とうまー! とうまー! さっさとこっちに来るんだよ!」
騒がしい食っちゃ寝の同居人の声に引きずられるようにして上条当麻が腑抜けた声をあげる。
「まったくいったいなんなんですかー?」
ふぁ~とアクビをしながらリビングに出た上条当麻に向かってインデックスが震える指でそれを指さした。
「ね、とうま? 私の記憶が確かならば… 猫っていうのはグニャグニャモフモフスリスリだよね?」
「…はぁ? あー…まぁ間違ってはいないだろうけどさ」
何を言い出すんだコイツは?と言いたげな上条当麻の顔を見て、ぷくりとインデックスが頬を膨らませる。
「あらあらどうしたんですかインデックスさん? リスのようにホッペタ膨らませて。 そんなのは食事中だけで充分ですよ?」
そうやって茶化して切り上げようとした上条当麻だったが、それは頭に噛み付かれたインデックスによって中断される。
「むー! 違うもん違うもん! いいからアレを見てってば!」
ガジガジと頭に噛み付いたままのインデックスをそのままにして(慣れ)、言われるがままにインデックスの言葉の先を追って。
「えええええええっ!?」
上条当麻は心底驚愕した。
「とうまー! とうまー! さっさとこっちに来るんだよ!」
騒がしい食っちゃ寝の同居人の声に引きずられるようにして上条当麻が腑抜けた声をあげる。
「まったくいったいなんなんですかー?」
ふぁ~とアクビをしながらリビングに出た上条当麻に向かってインデックスが震える指でそれを指さした。
「ね、とうま? 私の記憶が確かならば… 猫っていうのはグニャグニャモフモフスリスリだよね?」
「…はぁ? あー…まぁ間違ってはいないだろうけどさ」
何を言い出すんだコイツは?と言いたげな上条当麻の顔を見て、ぷくりとインデックスが頬を膨らませる。
「あらあらどうしたんですかインデックスさん? リスのようにホッペタ膨らませて。 そんなのは食事中だけで充分ですよ?」
そうやって茶化して切り上げようとした上条当麻だったが、それは頭に噛み付かれたインデックスによって中断される。
「むー! 違うもん違うもん! いいからアレを見てってば!」
ガジガジと頭に噛み付いたままのインデックスをそのままにして(慣れ)、言われるがままにインデックスの言葉の先を追って。
「えええええええっ!?」
上条当麻は心底驚愕した。
VIPのクロスSS()に言うのはアレだが、設定がしっちゃかめっちゃかになってるのが多いな
学園都市にダース単位で来てるアーカードとか何で来れてるんだよ
部下の管理すら出来てないインテグラはどんだけ無能な馬鹿なんだよって言う
学園都市にダース単位で来てるアーカードとか何で来れてるんだよ
部下の管理すら出来てないインテグラはどんだけ無能な馬鹿なんだよって言う
なんとそこにはピシッと背筋を伸ばしたスフィンクス(三毛猫)の姿が!
「えっと…インデックスさん? 何かしちゃったんですか?」
常日頃ゴロゴログーグーモグモグと誰に似たのか好き勝手気ままに生きるスフィンクス。
それが軍人のように背筋を伸ばして玄関に向かい座っているのだから、そりゃ上条当麻も驚いた。
思わず頭の上にいる少女にそう尋ねてみるも。
「むぅ ひどいよとうま! 私は何もしてないんだからね!」
ガジガジと上条当麻の齧り付いたまま器用にインデックスが返事をする。
「って言ってもなぁ… …おーい?スフィンクスさん? …ごはんだぞー?」
「ごはん? ごはんなの? ね、とうま? ごはん?」
「あーもー黙らっしゃい! 嘘です! 試しに言ってみただけなんです! モヤシでいいなら冷蔵庫にたっぷりあるからかじってらっしゃい!」
普段ならばこのどこぞのシスターに似た食欲旺盛なスフィンクスは『ごはん』と聞けば何処にいてもすっ飛んでくるはずなのだ。
しかしスフィンクスはピクリとも動かない。
一体どうしたのかと不思議に上条当麻が不思議に思った時だった。
上条当麻は勿論、インデックスも知る由はないが、遠い地で誰かが昔こういった。
“動物に人格は通用しない。彼等は圧倒的な力の前にはただひれ伏すばかりである”
その時。
来客を知らせるチャイムの音が上条当麻の部屋に鳴り響いた。
「えっと…インデックスさん? 何かしちゃったんですか?」
常日頃ゴロゴログーグーモグモグと誰に似たのか好き勝手気ままに生きるスフィンクス。
それが軍人のように背筋を伸ばして玄関に向かい座っているのだから、そりゃ上条当麻も驚いた。
思わず頭の上にいる少女にそう尋ねてみるも。
「むぅ ひどいよとうま! 私は何もしてないんだからね!」
ガジガジと上条当麻の齧り付いたまま器用にインデックスが返事をする。
「って言ってもなぁ… …おーい?スフィンクスさん? …ごはんだぞー?」
「ごはん? ごはんなの? ね、とうま? ごはん?」
「あーもー黙らっしゃい! 嘘です! 試しに言ってみただけなんです! モヤシでいいなら冷蔵庫にたっぷりあるからかじってらっしゃい!」
普段ならばこのどこぞのシスターに似た食欲旺盛なスフィンクスは『ごはん』と聞けば何処にいてもすっ飛んでくるはずなのだ。
しかしスフィンクスはピクリとも動かない。
一体どうしたのかと不思議に上条当麻が不思議に思った時だった。
上条当麻は勿論、インデックスも知る由はないが、遠い地で誰かが昔こういった。
“動物に人格は通用しない。彼等は圧倒的な力の前にはただひれ伏すばかりである”
その時。
来客を知らせるチャイムの音が上条当麻の部屋に鳴り響いた。
そりゃ勿論後者だが
ここにあるのは10割がアーカードが学園都市で暴れてるだけじゃねぇか
それの何が面白いのか詳しく教えてくれ
ここにあるのは10割がアーカードが学園都市で暴れてるだけじゃねぇか
それの何が面白いのか詳しく教えてくれ
>>434
アーカードのスペック的に無双するのは仕方ないだろ
アーカードのスペック的に無双するのは仕方ないだろ
>>434
ノリが大事なんだよラノベだってそうだろ
ノリが大事なんだよラノベだってそうだろ
ああ、殺す覚悟()って言うあれか
いい加減に殺伐した戦闘してりゃ無条件で偉いとか思ってるアホって減らないもんかなぁ
いい加減に殺伐した戦闘してりゃ無条件で偉いとか思ってるアホって減らないもんかなぁ
玄人気取りで批判してれば偉いと思ってるアホって減らないもんかなぁ
理系の俺には>>438ちゃんの思考を理解することは出来ないようだ
>>432
チャイムに答えるようにニャアンと鳴いたスフィンクスを珍しく思いながら上条当麻がドアを開けると。
そこには見覚えのある金髪紅眼の男とどう見ても小さい子供が立っていた。
それを見たスフィンクスが再びにゃおんと声をあげる。
「ほう、猫か。 出迎えご苦労」
まるで自分を待っていたように背筋を伸ばした子猫に向かって金髪紅眼の男が偉そうに声をかける。
「えーっと…いったいどちらさま?」
何だか全然意味が判らぬまま、とりあえずそう問いかける上条当麻の言葉を聞いて鷹揚に金髪紅眼の男はこう言った。
「うむ、俺だ」
「……いや、そういうのではなくてですね」
なんか面倒な事態に巻き込まれそうですよ、と上条当麻が内心嘆きはじめたころだった。
それを補佐するように可愛らしい顔をした子供が口を開く。
「えへへ☆ ボク達のこと覚えてない? 君ってコロッケの人だよね?」
勿論このような強烈な印象の男など忘れるはずもない。
まぁ、上条当麻は他にも随分と突飛な格好をしている人間と出会ってもいるが。
「いやそりゃ覚えてるけど…」
しかし何故この男達はわざわざ家にやってきたのだろう、と上条当麻が頭上にクエスチョンマークを浮かべそうなのを見て、金色の男が言葉を発した。
チャイムに答えるようにニャアンと鳴いたスフィンクスを珍しく思いながら上条当麻がドアを開けると。
そこには見覚えのある金髪紅眼の男とどう見ても小さい子供が立っていた。
それを見たスフィンクスが再びにゃおんと声をあげる。
「ほう、猫か。 出迎えご苦労」
まるで自分を待っていたように背筋を伸ばした子猫に向かって金髪紅眼の男が偉そうに声をかける。
「えーっと…いったいどちらさま?」
何だか全然意味が判らぬまま、とりあえずそう問いかける上条当麻の言葉を聞いて鷹揚に金髪紅眼の男はこう言った。
「うむ、俺だ」
「……いや、そういうのではなくてですね」
なんか面倒な事態に巻き込まれそうですよ、と上条当麻が内心嘆きはじめたころだった。
それを補佐するように可愛らしい顔をした子供が口を開く。
「えへへ☆ ボク達のこと覚えてない? 君ってコロッケの人だよね?」
勿論このような強烈な印象の男など忘れるはずもない。
まぁ、上条当麻は他にも随分と突飛な格好をしている人間と出会ってもいるが。
「いやそりゃ覚えてるけど…」
しかし何故この男達はわざわざ家にやってきたのだろう、と上条当麻が頭上にクエスチョンマークを浮かべそうなのを見て、金色の男が言葉を発した。
「なに、俺のほんの気まぐれだ。 俺に非がないとはいえあまりにも哀れに思ってだな」
「は、はぁ……」
ぶっ飛んだ思考回路に周回遅れで置き去りにされたような感覚を感じながら生返事を返す上条当麻。
と、金髪の男がゴソゴソと子供の背負った大きな籠のようなリュックから“ソレ”を取り出した。
「そら、受け取るがよい」
ズイ、と差し出されたのは桐の箱。
「え、えっと…これはまたどうも」
呆けた顔のまま思わずその箱を受け取る。
ズシリと重たい箱の中身など見当もつかなかったが、焼印で刻まれている文字を何となく読み上げてみた。
「えーっと… 本場直送…完全…天然…超高級松坂和牛…特撰肉…3キログラム…?」
普段の生活では悲しいことに全く全然目にすることの無いブルジョアな文字が並んでいるせいか、それを理解するのに1分程時間がかかり。
そして上条当麻はようやくそれらが意味することを、箱の中身がなんなのかに気が付いた。
「あ、あの? あののののののの…? これってもしや、もしかして、もしかすると!?」
震える声で三段活用をしつつも上条当麻がそう尋ねると金色の男は当然だと言わんばかりに頷いた。
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