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元スレ佐天「蟲が見える能力かぁ」
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佐天「それにしても……」
蟲「」ザワザワ
佐天「(多いな……どれも光を帯びてるから、たいしたことないけど。自然のなかのほうが多いのかな)」
初春「?それにしてもなんですか?」
佐天「え?あ、ああ―――いや、自然がいっぱいだなぁ、って」
初春「そういえばここに来たのって何気に初めてなんですよねー」
佐天「へぇ、そうなんだ?私は中学になってから学園都市に来たから勿論初めてだけど、初春もねぇ」
初春「ここまで遠出して自然に触れよう、って気にはなりませんでしたし。あ、ほらほら佐天さん、貸しボート無料って書いてありますよ」
佐天「結構大きな池だもんね、ここ。よっし、それじゃここはひとつ佐天涙子ちゃんのアウトドアテクニックを見せつけてあげようか」
初春「こげるんですか?」
佐天「まぁねー。これでも小学校のころはカヌーをやっていたのさ」
蟲「」ザワザワ
佐天「(多いな……どれも光を帯びてるから、たいしたことないけど。自然のなかのほうが多いのかな)」
初春「?それにしてもなんですか?」
佐天「え?あ、ああ―――いや、自然がいっぱいだなぁ、って」
初春「そういえばここに来たのって何気に初めてなんですよねー」
佐天「へぇ、そうなんだ?私は中学になってから学園都市に来たから勿論初めてだけど、初春もねぇ」
初春「ここまで遠出して自然に触れよう、って気にはなりませんでしたし。あ、ほらほら佐天さん、貸しボート無料って書いてありますよ」
佐天「結構大きな池だもんね、ここ。よっし、それじゃここはひとつ佐天涙子ちゃんのアウトドアテクニックを見せつけてあげようか」
初春「こげるんですか?」
佐天「まぁねー。これでも小学校のころはカヌーをやっていたのさ」
―――。
佐天「ごんどーらはーどこまーでもーいくよー」
初春「なみをーうんでーべねつぃあのまちをー」
佐天「ふぅ……ほんっとに広い池だね。まだ一周出来てない」
初春「本当ですねぇ……もう日がくれちゃいますよ」
佐天「うーん、それは不味いなぁ……ん」
蟲「」
佐天「……なんだろ、この感じ。下に、なんだか……」
初春「?どうしたんですか?」
蟲「」
佐天「……まずい。この感じ、不味い。声はまだ聞こえないけど―――初春、そっちのオールもって。急いで戻るよ」
初春「え?」
佐天「タイミング合わせてこげば大丈夫だから。この辺りは植物に囲まれてて日が落ちたらすぐに暗くなるから、もうほとんど時間がない。ほら、いち、にーの……」
佐天「ごんどーらはーどこまーでもーいくよー」
初春「なみをーうんでーべねつぃあのまちをー」
佐天「ふぅ……ほんっとに広い池だね。まだ一周出来てない」
初春「本当ですねぇ……もう日がくれちゃいますよ」
佐天「うーん、それは不味いなぁ……ん」
蟲「」
佐天「……なんだろ、この感じ。下に、なんだか……」
初春「?どうしたんですか?」
蟲「」
佐天「……まずい。この感じ、不味い。声はまだ聞こえないけど―――初春、そっちのオールもって。急いで戻るよ」
初春「え?」
佐天「タイミング合わせてこげば大丈夫だから。この辺りは植物に囲まれてて日が落ちたらすぐに暗くなるから、もうほとんど時間がない。ほら、いち、にーの……」
―――。
初春「」ハァハァハァハァ
佐天「ふぅ……はぁ、疲れた……」
初春「ど、ごふっ……どう、したんですか佐天さん……」
佐天「……いや、ね。暗くなったら、本当に危ないからさ。急いでみただけだよ」
初春「確かに、あの辺りは照明も無さそうでしたけど……そんなに急ぐほどのことだったんですか?」
佐天「初春は都会っこだもんねー。暗いなか水の上に残される恐怖を知るまい」
初春「そ、それは確かに危ないし恐ろしいとは思死ますけれど……」
佐天「ま、急がせてごめんね。ほら、完全下校時刻になるし、そろそろ帰ろ」
初春「」ハァハァハァハァ
佐天「ふぅ……はぁ、疲れた……」
初春「ど、ごふっ……どう、したんですか佐天さん……」
佐天「……いや、ね。暗くなったら、本当に危ないからさ。急いでみただけだよ」
初春「確かに、あの辺りは照明も無さそうでしたけど……そんなに急ぐほどのことだったんですか?」
佐天「初春は都会っこだもんねー。暗いなか水の上に残される恐怖を知るまい」
初春「そ、それは確かに危ないし恐ろしいとは思死ますけれど……」
佐天「ま、急がせてごめんね。ほら、完全下校時刻になるし、そろそろ帰ろ」
―――。
―――――――。
佐天「―――さて」
佐天「あの感じは蟲だけど……随分大きかったな」
佐天「それに、凄く嫌な感じがしたし……ちょっと気になるし。調べてみますか。
佐天「さすがにボートであそこまでいくのは危ないし、森の中を抜けてくしかないか。うー、夜の森は怖いなー」
佐天「……と思ったけど、蟲の光でちょっと綺麗かも。それに学園都市だし、危ない動物もいないだろうし」
佐天「えっと、確かこっちであってるはず……ああもう、蜘蛛の巣邪魔だなぁ!」
―――――――。
佐天「―――さて」
佐天「あの感じは蟲だけど……随分大きかったな」
佐天「それに、凄く嫌な感じがしたし……ちょっと気になるし。調べてみますか。
佐天「さすがにボートであそこまでいくのは危ないし、森の中を抜けてくしかないか。うー、夜の森は怖いなー」
佐天「……と思ったけど、蟲の光でちょっと綺麗かも。それに学園都市だし、危ない動物もいないだろうし」
佐天「えっと、確かこっちであってるはず……ああもう、蜘蛛の巣邪魔だなぁ!」
佐天「ふぅ、ふぅ……この、辺り―――うわぁ」
蟲「」 リリリリリ
佐天「すご……水面が光ってる、というより水の中から光ってるんだ」
佐天「……そっか、木の枝でトンネル状になってるから、衛星でも発見できない、ってわけね」
佐天「けど、なんであの時はこの蟲を危ないって感じたんだろ……あ、なんか浮いてきた」
佐天「ん、もうちょっと近くに行けば……陸の端は……うおあっ!?」バシャッ
佐天「――-っはぁっ、はぁっ、はぁ―――あっぶな……足滑らしちゃった―――っ!?」
蟲「」リリリリリリリリリ
佐天「っ、ぁ……!な、引っ張って……!?」
蟲「」 リリリリリ
佐天「すご……水面が光ってる、というより水の中から光ってるんだ」
佐天「……そっか、木の枝でトンネル状になってるから、衛星でも発見できない、ってわけね」
佐天「けど、なんであの時はこの蟲を危ないって感じたんだろ……あ、なんか浮いてきた」
佐天「ん、もうちょっと近くに行けば……陸の端は……うおあっ!?」バシャッ
佐天「――-っはぁっ、はぁっ、はぁ―――あっぶな……足滑らしちゃった―――っ!?」
蟲「」リリリリリリリリリ
佐天「っ、ぁ……!な、引っ張って……!?」
蟲「」リリリリリリリリリリリリ
佐天「ちょ、やめっ……離してっ!」
蟲「」リリリリリ
佐天「なっ……エサ、って……!」ゾクッ
佐天「(や、ばい……!力、強すぎ……!)」
佐天「く、ぅ……あっ」ばしゃんっ
佐天「ちょ、やめっ……離してっ!」
蟲「」リリリリリ
佐天「なっ……エサ、って……!」ゾクッ
佐天「(や、ばい……!力、強すぎ……!)」
佐天「く、ぅ……あっ」ばしゃんっ
佐天「(やばい―――やばいやばいやばい……!)」
佐天「(この蟲、私を食べようと―――)」ちらっ
蟲「」
佐天「……!(な……に、これ……)」
佐天「(―――ああ。なるほど)」
佐天「(これが、蟲か――――――)」ゴポッ
バシャッ
佐天「―――、は、ぁっ……げほっ、う、ごほっ……」
佐天「え……え?外……空気?」
佐天「蟲、は……?」
佐天「(この蟲、私を食べようと―――)」ちらっ
蟲「」
佐天「……!(な……に、これ……)」
佐天「(―――ああ。なるほど)」
佐天「(これが、蟲か――――――)」ゴポッ
バシャッ
佐天「―――、は、ぁっ……げほっ、う、ごほっ……」
佐天「え……え?外……空気?」
佐天「蟲、は……?」
一方「おいクソガキ、夜遊びはほどほどにしとけ。こんな道のねェとこにわざわざ来てンじゃねェぞ」
佐天「へ……?」
一方「ったく……オラ、おぶされ。さっさとこっから出てけ」グイッ
佐天「へ……え?―――うあっ!?」
土御門「んー?どうしたんだ一方通行」
一方「一般人がいやがったンでちょっとな」
土御門「なんだ、森の外まで送ってきてやったのか。優しいとこあるじゃないか」
一方「うっせェ。で?時間はまだか?」
土御門「あと少しだよ。『取引先』が来るまでな」
一方「こンな森の中で、か。ま、こっちとしても、後片付けが楽でいいがな」
土御門「そうだな。文句を言うとすれば、蚊がいることくらいか」
一方「虫避けスプレー使うか?」
土御門「お、さんきゅ」
佐天「へ……?」
一方「ったく……オラ、おぶされ。さっさとこっから出てけ」グイッ
佐天「へ……え?―――うあっ!?」
土御門「んー?どうしたんだ一方通行」
一方「一般人がいやがったンでちょっとな」
土御門「なんだ、森の外まで送ってきてやったのか。優しいとこあるじゃないか」
一方「うっせェ。で?時間はまだか?」
土御門「あと少しだよ。『取引先』が来るまでな」
一方「こンな森の中で、か。ま、こっちとしても、後片付けが楽でいいがな」
土御門「そうだな。文句を言うとすれば、蚊がいることくらいか」
一方「虫避けスプレー使うか?」
土御門「お、さんきゅ」
―――。
佐天「なんだったんだろ、さっきの人……あ、お礼言うの忘れてた」
佐天「それにしても―――そっか。あれが、蟲、なんだ」
佐天「……蟲なんて、どうにでも出来ると思ってたけど。その辺りにいる、下等生物としか思ってなかったけど」
佐天「……」ゾクッ
佐天「……怖かった。ああ……ぅ、ぁ、っく……こわかったよぅ……」
佐天が沖つ宮に沈むようです おわり
さぁーて読んでくれてる人少なそうなんで安価はちかめの>>65
佐天「なんだったんだろ、さっきの人……あ、お礼言うの忘れてた」
佐天「それにしても―――そっか。あれが、蟲、なんだ」
佐天「……蟲なんて、どうにでも出来ると思ってたけど。その辺りにいる、下等生物としか思ってなかったけど」
佐天「……」ゾクッ
佐天「……怖かった。ああ……ぅ、ぁ、っく……こわかったよぅ……」
佐天が沖つ宮に沈むようです おわり
さぁーて読んでくれてる人少なそうなんで安価はちかめの>>65
>>66
うん、読んでみるわ
うん、読んでみるわ
蟲師よく覚えてないや
生みなおしの話とかあったっけ、あれ書いてみてほしい
生みなおしの話とかあったっけ、あれ書いてみてほしい
ユースケ・サンタマリアのドラマあったよね?
内容あんまり覚えてないけど怖かった
内容あんまり覚えてないけど怖かった
御坂妹「……ふむ」
御坂妹「他の妹達と差をつけるために、何か技能を身につけるべきだとミサカは熟考の末至りました」
御坂妹「女らしさ、そして大和撫子さを演出するためには、①華道②茶道③書道の三択しかありません、とミサカは案を提示します」
御坂妹「そしてこの中からミサカが選び出すのは―――書道でしょうね、とミサカは選択します」
御坂妹「何せ華道、茶道は見せるための舞台や道具が必要となりますが、書道でしたら手紙という形でもっとも自然にかつ簡単に
技能をアピールできます、とミサカは考え抜きます」
御坂妹「というわけで、さっそく初めてみましょう。まずは簡単な字から―――木、日、と」さらりさらり
木「」 にょきにょき
日「」 さんさん
御坂妹「」
御坂妹「字を書いたらいきなり動きだしました、とミサカはあり得ない現実を受け止めます」
御坂妹「他の妹達と差をつけるために、何か技能を身につけるべきだとミサカは熟考の末至りました」
御坂妹「女らしさ、そして大和撫子さを演出するためには、①華道②茶道③書道の三択しかありません、とミサカは案を提示します」
御坂妹「そしてこの中からミサカが選び出すのは―――書道でしょうね、とミサカは選択します」
御坂妹「何せ華道、茶道は見せるための舞台や道具が必要となりますが、書道でしたら手紙という形でもっとも自然にかつ簡単に
技能をアピールできます、とミサカは考え抜きます」
御坂妹「というわけで、さっそく初めてみましょう。まずは簡単な字から―――木、日、と」さらりさらり
木「」 にょきにょき
日「」 さんさん
御坂妹「」
御坂妹「字を書いたらいきなり動きだしました、とミサカはあり得ない現実を受け止めます」
御坂妹「待って、すとっぷ、何これ、とミサカは狼狽します」
日「」さんさん
木「」にょきにょき
御坂妹「あああさらに成長してます、とミサカは木の枝ののびっぷりに驚愕します」
木「」にょき……しなっ
御坂妹「あ、しなりはじめました……なるほど、確かに水もなく日を浴びていれば枯れるのは当然ですね、とミサカは納得します」
御坂妹「でしたら、」
雨「」ざああああ
御坂妹「あわわわ紙がびしょぬれに……あ、字が潰れたら何もかも元通りになりました、とミサカはぐしゃぐしゃに滲んだ字の痕を確認します」
御坂妹「しかし、これは一体なんなのでしょうか……とミサカは首をひねります」
日「」さんさん
木「」にょきにょき
御坂妹「あああさらに成長してます、とミサカは木の枝ののびっぷりに驚愕します」
木「」にょき……しなっ
御坂妹「あ、しなりはじめました……なるほど、確かに水もなく日を浴びていれば枯れるのは当然ですね、とミサカは納得します」
御坂妹「でしたら、」
雨「」ざああああ
御坂妹「あわわわ紙がびしょぬれに……あ、字が潰れたら何もかも元通りになりました、とミサカはぐしゃぐしゃに滲んだ字の痕を確認します」
御坂妹「しかし、これは一体なんなのでしょうか……とミサカは首をひねります」
―――
御坂妹「あれからいろいろな字を試してみましたが、どうやら象形文字は動きだすようですね、とミサカは試行錯誤の末結論を打ちだします」
御坂妹「まさか鳥が飛びまわったり、魚が跳ねたりするとは思いませんでした……とミサカは、それらは潰してしまえば墨に戻ったことも忘れず付け加えておきます」
御坂妹「そしてここでひとつの可能性を提示します。象形文字とは元々が絵―――つまり、これは絵を実体化させるものでは?」
御坂妹「というわけで、いざ試してみましょう、とミサカは絵心がないままにイヌの絵を描いてみます」サラリサラリ
イヌ「にゃぁーん」
御坂妹「ほう……これはこれは」
イヌ「にゃぁーん」
御坂妹「ふふふ、イヌなのににゃぁーん……にゃぁーん」
イヌ「にゃぁーん」
御坂妹「にゃぁーん」
美琴「……何やってるのよアンタ」
御坂妹「あれからいろいろな字を試してみましたが、どうやら象形文字は動きだすようですね、とミサカは試行錯誤の末結論を打ちだします」
御坂妹「まさか鳥が飛びまわったり、魚が跳ねたりするとは思いませんでした……とミサカは、それらは潰してしまえば墨に戻ったことも忘れず付け加えておきます」
御坂妹「そしてここでひとつの可能性を提示します。象形文字とは元々が絵―――つまり、これは絵を実体化させるものでは?」
御坂妹「というわけで、いざ試してみましょう、とミサカは絵心がないままにイヌの絵を描いてみます」サラリサラリ
イヌ「にゃぁーん」
御坂妹「ほう……これはこれは」
イヌ「にゃぁーん」
御坂妹「ふふふ、イヌなのににゃぁーん……にゃぁーん」
イヌ「にゃぁーん」
御坂妹「にゃぁーん」
美琴「……何やってるのよアンタ」
御坂妹「おや、これはお姉さま、とミサカはああそういえば今日はお姉さまと合う約束をしていたのだなぁと今更ながら思い出します」
美琴「コイツは呼び出しておいて……それより、何それ」
イヌ「にゃぁーん」
御坂妹「イヌです」
美琴「いや、そうじゃなくて。何、どっかの新製品?なんでこんな立体感ないのが動いてるの?」
御坂妹「それがミサカにもよくわからないのです、とミサカは突然宿った自分の能力に戸惑います」
美琴「能力?」
御坂妹「ええ、かくかくしかじか」
美琴「まるまるうまうま……にわかに信じられないけど」
御坂妹「でしたら、そうですね……羊、とミサカはさらりと筆をすべらせます」
羊「」めぇー
美琴「」
美琴「コイツは呼び出しておいて……それより、何それ」
イヌ「にゃぁーん」
御坂妹「イヌです」
美琴「いや、そうじゃなくて。何、どっかの新製品?なんでこんな立体感ないのが動いてるの?」
御坂妹「それがミサカにもよくわからないのです、とミサカは突然宿った自分の能力に戸惑います」
美琴「能力?」
御坂妹「ええ、かくかくしかじか」
美琴「まるまるうまうま……にわかに信じられないけど」
御坂妹「でしたら、そうですね……羊、とミサカはさらりと筆をすべらせます」
羊「」めぇー
美琴「」
美琴「え……えっ?」
御坂妹「さぁアナタの役目は終わりです、とミサカは筆で羊を塗りつぶします」
羊「」めぇ
美琴「え……えー?」
御坂妹「と、このように象形文字および絵を描くと、それが現実となる能力なのですが、とミサカは己の才能に戦々恐々します」
美琴「……ちょっと待っててね」
ソラハアオイヨネーキミガホホエンダー
佐天「はい、もしもし……ああ、御坂さん。え?はい、大丈夫ですけど……はい、はい、わかりましたー」
御坂妹「さぁアナタの役目は終わりです、とミサカは筆で羊を塗りつぶします」
羊「」めぇ
美琴「え……えー?」
御坂妹「と、このように象形文字および絵を描くと、それが現実となる能力なのですが、とミサカは己の才能に戦々恐々します」
美琴「……ちょっと待っててね」
ソラハアオイヨネーキミガホホエンダー
佐天「はい、もしもし……ああ、御坂さん。え?はい、大丈夫ですけど……はい、はい、わかりましたー」
―――。
佐天「どうもっ」
御坂妹「どちら様でしょう、とミサカは突然現れた黒髪ロングの地味っ子名前を問います」
佐天「その言い方だと■■さんと被るからやめて。佐天涙子だよ、初めまして妹さん」
美琴「悪いわね、突然来てもらって」
佐天「いえいえ。それで、何ですか?」
美琴「まぁ、ちょっと見てみて」
御坂妹「さらりさらり」
弓「」ギリギリ
矢「」ヒュンッ
佐天「うあっはぁ!?」
美琴「ちょ、アンタ何してんの!?」
御坂妹「何と言われましても、言われたとおりにしただけですが、とミサカはまさか矢が飛び出して佐天涙子の頬を掠めるとは思っていなかったことを付け加えます」
佐天「どうもっ」
御坂妹「どちら様でしょう、とミサカは突然現れた黒髪ロングの地味っ子名前を問います」
佐天「その言い方だと■■さんと被るからやめて。佐天涙子だよ、初めまして妹さん」
美琴「悪いわね、突然来てもらって」
佐天「いえいえ。それで、何ですか?」
美琴「まぁ、ちょっと見てみて」
御坂妹「さらりさらり」
弓「」ギリギリ
矢「」ヒュンッ
佐天「うあっはぁ!?」
美琴「ちょ、アンタ何してんの!?」
御坂妹「何と言われましても、言われたとおりにしただけですが、とミサカはまさか矢が飛び出して佐天涙子の頬を掠めるとは思っていなかったことを付け加えます」
佐天「うへぇ……何今のー」
御坂妹「かくかくしかじか」
佐天「まるまるうまうま……はぁ、なるほど」
美琴「どう?蟲、ってやつの仕業?」
佐天「いや、これはそうじゃないみたいですけど……」
御坂妹「蟲とはなんですか?とミサカはたずねます」
佐天「かくしか」
御坂妹「まるうま。なんと、とミサカは驚愕をあらわにします」
美琴「言ってることは本当よ。私もお世話になったし」
佐天「でも、この能力は蟲じゃないですよ。えっと、ちょっと待ってください……なんだかあと少しで、いろいろ思い出せそうな……」
御坂妹「かくかくしかじか」
佐天「まるまるうまうま……はぁ、なるほど」
美琴「どう?蟲、ってやつの仕業?」
佐天「いや、これはそうじゃないみたいですけど……」
御坂妹「蟲とはなんですか?とミサカはたずねます」
佐天「かくしか」
御坂妹「まるうま。なんと、とミサカは驚愕をあらわにします」
美琴「言ってることは本当よ。私もお世話になったし」
佐天「でも、この能力は蟲じゃないですよ。えっと、ちょっと待ってください……なんだかあと少しで、いろいろ思い出せそうな……」
佐天「―――あ。思い出した。思い出しました。その能力のこと」
美琴「思い出す?」
佐天「ん、まあ言葉の表現はどうでもいいとしてですね……結論から言うと、それを治す術はありません」
御坂妹「……ということは、ミサカは一生字が書けないということになるのでしょうか?とミサカはたくらみが一日以内で破綻してしまったことに肩を落とします」
佐天「いえ、そんなことはないですよ。ためしに左手で書いてみてください」
御坂妹「左手、ですか?とミサカは慣れない手で字を―――?不思議と違和感がありません、とミサカは利き手でないにもかかわらず普通に字が書けることに驚きます」
美琴「ああ、それは私がもともと左利きだったからね。いろいろ不便だったから右ききに直したけど」
御坂妹「なるほど……あ」
佐天「どうですか?実態化しませんよね」
御坂妹「ええ、鳥も魚も飛びまわりません、とミサカは当たり前のことを口にします」
美琴「思い出す?」
佐天「ん、まあ言葉の表現はどうでもいいとしてですね……結論から言うと、それを治す術はありません」
御坂妹「……ということは、ミサカは一生字が書けないということになるのでしょうか?とミサカはたくらみが一日以内で破綻してしまったことに肩を落とします」
佐天「いえ、そんなことはないですよ。ためしに左手で書いてみてください」
御坂妹「左手、ですか?とミサカは慣れない手で字を―――?不思議と違和感がありません、とミサカは利き手でないにもかかわらず普通に字が書けることに驚きます」
美琴「ああ、それは私がもともと左利きだったからね。いろいろ不便だったから右ききに直したけど」
御坂妹「なるほど……あ」
佐天「どうですか?実態化しませんよね」
御坂妹「ええ、鳥も魚も飛びまわりません、とミサカは当たり前のことを口にします」
蚕のウロ様のやつやってほしいな
洞窟の中で超能力も使って探検or救助探索するのみたい
洞窟の中で超能力も使って探検or救助探索するのみたい
―――
佐天「―――とまぁ、そういうわけで。これから右手では字や絵は描かないでください」
美琴「確かに。あんな不思議な能力が研究所に知られちゃったら、何されるかわからないわよ。物質創造能力なんて、第二位の領分じゃない」
御坂妹「ミサカも実験所に隔離されるのは嫌なので、おとなしく指示に従うことにします、とミサカは右手を封印します」
佐天「すみません、これくらいしか力になれなくて」
美琴「ん、こっちこそ呼び出してごめんね」
御坂妹「しかしこれは、華道と茶道のどちらかをマスターするしかないようですね……とミサカは案を練り直します」
美琴「ん?案?」
御坂妹「あ、いえ、なんでもありません、とミサカはあの人の気をひくためにいろいろ画策していることを知られまいと誤魔化します」
美琴「……妹達って不便よねぇ」
御坂妹「いえいえそれほどでも、とミサカは素直になれないよりはマシだぜと開き直ります」
美琴「あははは」
御坂妹「ふふふ」
佐天「なにこれこわい」
佐天「―――とまぁ、そういうわけで。これから右手では字や絵は描かないでください」
美琴「確かに。あんな不思議な能力が研究所に知られちゃったら、何されるかわからないわよ。物質創造能力なんて、第二位の領分じゃない」
御坂妹「ミサカも実験所に隔離されるのは嫌なので、おとなしく指示に従うことにします、とミサカは右手を封印します」
佐天「すみません、これくらいしか力になれなくて」
美琴「ん、こっちこそ呼び出してごめんね」
御坂妹「しかしこれは、華道と茶道のどちらかをマスターするしかないようですね……とミサカは案を練り直します」
美琴「ん?案?」
御坂妹「あ、いえ、なんでもありません、とミサカはあの人の気をひくためにいろいろ画策していることを知られまいと誤魔化します」
美琴「……妹達って不便よねぇ」
御坂妹「いえいえそれほどでも、とミサカは素直になれないよりはマシだぜと開き直ります」
美琴「あははは」
御坂妹「ふふふ」
佐天「なにこれこわい」
――――。
―――――――。
――――――――――。
「ん……どこ、ここ。夢?明晰夢?」
そんなことないぞよ
「……だれ?」
だれといわれても
なまえなどないが
こうみゃくとでもいえばわかるか
「……光脈。ああ、なるほど、つまりこれは、蟲の宴みたいなものなんだ」
なつかしいなそのなまえも
もうなんびゃくねんときいていなかったよびなだ
「それで、光脈がなんの用さ」
―――――――。
――――――――――。
「ん……どこ、ここ。夢?明晰夢?」
そんなことないぞよ
「……だれ?」
だれといわれても
なまえなどないが
こうみゃくとでもいえばわかるか
「……光脈。ああ、なるほど、つまりこれは、蟲の宴みたいなものなんだ」
なつかしいなそのなまえも
もうなんびゃくねんときいていなかったよびなだ
「それで、光脈がなんの用さ」
いやなに
れいをしておこうとおもってな
「……妹さんの右手のこと?いいよ、終わったことだもん―――それに」
それに
「こうして、向かい合ってわかった……この蟲の知識は、あんた達がくれてるんだね」
―――
「どっからわいてきてるのかさっぱりだったけどさ……蟲師が、狩守家が、光脈になにかをたくしたってんなら話はわかるよ」
―――
「それがどうして私だったのかは知らないし、どうして今頃になって光脈がここにのぼってきたのかわからないけど、いいよ、わかった。
それが私の役目だっていうんなら、それを全うしてみるのもいいと思う」
―――
いまおきていることはいちぶをのぞいてわすれてしまうことだけつたえておく
「え?なんで?」
つぎがおまえか
まだはんだんしかねるからだ
れいをしておこうとおもってな
「……妹さんの右手のこと?いいよ、終わったことだもん―――それに」
それに
「こうして、向かい合ってわかった……この蟲の知識は、あんた達がくれてるんだね」
―――
「どっからわいてきてるのかさっぱりだったけどさ……蟲師が、狩守家が、光脈になにかをたくしたってんなら話はわかるよ」
―――
「それがどうして私だったのかは知らないし、どうして今頃になって光脈がここにのぼってきたのかわからないけど、いいよ、わかった。
それが私の役目だっていうんなら、それを全うしてみるのもいいと思う」
―――
いまおきていることはいちぶをのぞいてわすれてしまうことだけつたえておく
「え?なんで?」
つぎがおまえか
まだはんだんしかねるからだ
「?次?判断?」
さて
れいだけしておこうか
「え、ちょっとま―――」
佐天「―――ん、ぁ……朝、か」
佐天「う、なんか疲れたなぁ……変な夢見てたのかな」コツン
佐天「ん……なにこの、えっと、ひょうたん?」チャポッ
佐天「?なんか入ってる……って、これは―――えっと、確か……ああ、そうだ、光酒、光酒だ」
佐天「って何で光酒がここに……?わっかんないなぁ、寝てる間になーんかあったような気がするんだけど……」
佐天「……まぁ、いっか」
御坂妹は緑の座に立たなかったようです おわり
のんびり進行すなぁ。こんな感じでよいのかしら。おれもレンズは好きです。>>92
さて
れいだけしておこうか
「え、ちょっとま―――」
佐天「―――ん、ぁ……朝、か」
佐天「う、なんか疲れたなぁ……変な夢見てたのかな」コツン
佐天「ん……なにこの、えっと、ひょうたん?」チャポッ
佐天「?なんか入ってる……って、これは―――えっと、確か……ああ、そうだ、光酒、光酒だ」
佐天「って何で光酒がここに……?わっかんないなぁ、寝てる間になーんかあったような気がするんだけど……」
佐天「……まぁ、いっか」
御坂妹は緑の座に立たなかったようです おわり
のんびり進行すなぁ。こんな感じでよいのかしら。おれもレンズは好きです。>>92
じゃあ>>70
即興でこのクオリティーは凄いな
即興でこのクオリティーは凄いな
佐天「なんか昼寝してたら『蟲タバコ』って蟲払いの道具の作り方を思い出したわけで」
佐天「ちょっと作ってみた」
白井「たばこ?風紀委員として未成年の喫煙は見過ごせませんのよ」
佐天「いや白井さん、これは普通のたばことちがって、んーそうですね、出がらしを筒状に巻いたようなものですから、違法ではないですよ」
白井「そうですの?」
佐天「そうです。それにこれが上手くできてれば、今後蟲の被害にあった時に白井さんたちでもなんとかできるようになるかも」
白井「ふむ……そういうことでしたら、どうぞ」
佐天「わーい、それじゃさっそく……ごふぅっ!?」
白井「!?だ、大丈夫ですのっ!?」
佐天「げほっ、う、ごほっ……な、なにこれっ……ゾンビ味!?」
白井「どんな味ですの……」
佐天「STOのマスターの秘伝栄養ドリンクみたいな?と、とにかく、これは無理!ぜったい無理!」
おわり
>>93えっと、ごめん、生みなおし、つまり沖つ宮は二話目なんだ……わかりにくいけど。佐天さんはそこで蟲の恐ろしさを知りました。
さて、次は>>95で
佐天「ちょっと作ってみた」
白井「たばこ?風紀委員として未成年の喫煙は見過ごせませんのよ」
佐天「いや白井さん、これは普通のたばことちがって、んーそうですね、出がらしを筒状に巻いたようなものですから、違法ではないですよ」
白井「そうですの?」
佐天「そうです。それにこれが上手くできてれば、今後蟲の被害にあった時に白井さんたちでもなんとかできるようになるかも」
白井「ふむ……そういうことでしたら、どうぞ」
佐天「わーい、それじゃさっそく……ごふぅっ!?」
白井「!?だ、大丈夫ですのっ!?」
佐天「げほっ、う、ごほっ……な、なにこれっ……ゾンビ味!?」
白井「どんな味ですの……」
佐天「STOのマスターの秘伝栄養ドリンクみたいな?と、とにかく、これは無理!ぜったい無理!」
おわり
>>93えっと、ごめん、生みなおし、つまり沖つ宮は二話目なんだ……わかりにくいけど。佐天さんはそこで蟲の恐ろしさを知りました。
さて、次は>>95で
学園都市には海がないから、もうどうしようもなかった、すまねえ。
えっと、安価がエロゲだから、上であがってた虚繭の話でも書くか
えっと、安価がエロゲだから、上であがってた虚繭の話でも書くか
佐天「はぁー、実習で自然公園ねぇ」
初春「薬草とかの名前を覚えるのは実際に生えてるところを見るのが一番だとか、そういう理由らしいですよ?」
佐天「なんで薬草?」
初春「能力開発には薬物つかってますから。薬は植物からつくられるものもありますし。ねーお花ちゃん」
佐天「こやつ頭の花に話しかけておる……」
初春「基本的な草花だけですから、そう難しくはありませんよ。それにほら、佐天さんいつも『机の前に座ってるだけが授業じゃない!』って言ってた
じゃないですか。主にテストの点数が悪かった時に」
佐天「う……そりゃそうだけど」
初春「ほらほら、そろそろ実習のミソ、植物採集ですし。ちゃんと先生の説明聞いとかないとどれがどれだかわからなくなりますよ」
佐天「はぁーい……」
初春「薬草とかの名前を覚えるのは実際に生えてるところを見るのが一番だとか、そういう理由らしいですよ?」
佐天「なんで薬草?」
初春「能力開発には薬物つかってますから。薬は植物からつくられるものもありますし。ねーお花ちゃん」
佐天「こやつ頭の花に話しかけておる……」
初春「基本的な草花だけですから、そう難しくはありませんよ。それにほら、佐天さんいつも『机の前に座ってるだけが授業じゃない!』って言ってた
じゃないですか。主にテストの点数が悪かった時に」
佐天「う……そりゃそうだけど」
初春「ほらほら、そろそろ実習のミソ、植物採集ですし。ちゃんと先生の説明聞いとかないとどれがどれだかわからなくなりますよ」
佐天「はぁーい……」
―――。
初春「さっていきましょうか佐天さん!」
佐天「なんでそんなに張り切ってるのさ……」
初春「ふふふ、だって植物さんたちと触れ合えるんですよ?喜ばないでいられませんっ!」
佐天「さいですか。ま、この調子なら初春にくっついていけば問題なく採集できそうだけどね」
初春「ふふふー腕がなりますよー」
佐天「(あ、産土。学園都市にも居るんだ)」
初春「ほらほらーおいてきますよー佐天さーん」
佐天「って早っ!?もうあんな森の中に!?まってよ初春一人でいくと危ないよー!」
初春「さっていきましょうか佐天さん!」
佐天「なんでそんなに張り切ってるのさ……」
初春「ふふふ、だって植物さんたちと触れ合えるんですよ?喜ばないでいられませんっ!」
佐天「さいですか。ま、この調子なら初春にくっついていけば問題なく採集できそうだけどね」
初春「ふふふー腕がなりますよー」
佐天「(あ、産土。学園都市にも居るんだ)」
初春「ほらほらーおいてきますよー佐天さーん」
佐天「って早っ!?もうあんな森の中に!?まってよ初春一人でいくと危ないよー!」
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