私的良スレ書庫
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元スレ美琴「あ、あんたがホスト…!?」
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木山「さて。一つ、君に聞きたい事があるのだが」
上条「はあ」
木山「これは例えばの話なんだが……」
木山「長い間、眠っていた子供達がいたとする」
木山「彼らは目覚めることはできたが、大切な……時間というものを失っている」
木山「今はまだ、実感は無くとも……」
木山「その子達が将来的に、その不幸な経験を辛い記憶として持ち続けるとしたら」
木山「君なら、どうする?」
上条「眠っていた……あの、レベルアッパーみたいな感じですか?」
木山「正にその通り。アレより昏睡の期間は長いものだとしよう」
木山「そう……少なくとも、数年単位の時間だ」
上条「うーん……」
木山「やはり、難しい問題かな?」
上条「いえ、別に。簡単な話なんで、逆に即答できなかっただけです」
木山「簡単? 私には、どんな方程式よりも難しく、答えを導き出せるのかすら分からない難問だと思えるのだが?」
上条「んー。だから、そんなに小難しく考える必要は無いんです」
上条「もし、俺に。そんな子供達を相手にする機会があるのなら」
上条「思いっきり遊んでやりますよ」
木山「遊ぶ?」
上条「はあ」
木山「これは例えばの話なんだが……」
木山「長い間、眠っていた子供達がいたとする」
木山「彼らは目覚めることはできたが、大切な……時間というものを失っている」
木山「今はまだ、実感は無くとも……」
木山「その子達が将来的に、その不幸な経験を辛い記憶として持ち続けるとしたら」
木山「君なら、どうする?」
上条「眠っていた……あの、レベルアッパーみたいな感じですか?」
木山「正にその通り。アレより昏睡の期間は長いものだとしよう」
木山「そう……少なくとも、数年単位の時間だ」
上条「うーん……」
木山「やはり、難しい問題かな?」
上条「いえ、別に。簡単な話なんで、逆に即答できなかっただけです」
木山「簡単? 私には、どんな方程式よりも難しく、答えを導き出せるのかすら分からない難問だと思えるのだが?」
上条「んー。だから、そんなに小難しく考える必要は無いんです」
上条「もし、俺に。そんな子供達を相手にする機会があるのなら」
上条「思いっきり遊んでやりますよ」
木山「遊ぶ?」
上条「失われた時間なんて、いくら考えても戻ってきやしませんよ」
上条「なら、その無くした時間……そこにできるはずだった思い出を」
上条「たくさん創ってやればやればいい」
上条「人間、嫌な事ばっかり考えていられるようには、なかなか出来てません」
上条「面白い事、楽しい事に意識は向いちゃうもんです」
上条「だから……不幸な経験なんか、思い出させないように」
上条「心の中を、幸せで一杯にしてやるんです」
木山「……」
木山「君は、なんて楽観的なんだ」
木山「底抜けに人が良いというか……」
木山「ポジティブにも程がある」
上条「……まあ、俺だって、これが正しいとは言いませんよ?」
上条「ただ、俺がそんな子供達と出会う事があれば」
上条「それくらいの事しかできないってだけで」
上条「他に方法が無いのなら、その時に出来る事を、やるだけの事です」
木山「……」
木山「私には……そんな事は……」
上条「出来ないはずはありませんよ」
上条「そんなにその子供達の事を考えているんですから」
上条「むしろ、俺なんかより、ずっと楽しい思い出を創ってあげられると思います」
木山「……そんな資格が、果たして私にあるのだろうか」
木山「私は……」
上条「木山さん」
上条「なら、その無くした時間……そこにできるはずだった思い出を」
上条「たくさん創ってやればやればいい」
上条「人間、嫌な事ばっかり考えていられるようには、なかなか出来てません」
上条「面白い事、楽しい事に意識は向いちゃうもんです」
上条「だから……不幸な経験なんか、思い出させないように」
上条「心の中を、幸せで一杯にしてやるんです」
木山「……」
木山「君は、なんて楽観的なんだ」
木山「底抜けに人が良いというか……」
木山「ポジティブにも程がある」
上条「……まあ、俺だって、これが正しいとは言いませんよ?」
上条「ただ、俺がそんな子供達と出会う事があれば」
上条「それくらいの事しかできないってだけで」
上条「他に方法が無いのなら、その時に出来る事を、やるだけの事です」
木山「……」
木山「私には……そんな事は……」
上条「出来ないはずはありませんよ」
上条「そんなにその子供達の事を考えているんですから」
上条「むしろ、俺なんかより、ずっと楽しい思い出を創ってあげられると思います」
木山「……そんな資格が、果たして私にあるのだろうか」
木山「私は……」
上条「木山さん」
上条「人を幸せにするのに、資格が必要でしょうか」
上条「幸せになるのに、資格が必要でしょうか」
上条「いいじゃないですか!」
上条「今まで辛かったんなら、幸せになったって!」
上条「資格? そんなものはどうでもいい!」
上条「この世に生まれてきた全ての人間は!」
上条「幸せになる権利を持っているはずだ!」
木山「それが罪を犯した者でもか!」
木山「何千、何万人を苦しめた罪人であっても、君はそれを言えるのか!?」
上条「当たり前だ!」
木山「!」
上条「そりゃあ犯罪を犯し、他人を犠牲にして自分だけ幸せになろうって奴もいるよ!」
上条「それは確かに間違ってる! だけどな!」
上条「幸せを求める事、それ事態は間違ってなんかないんだ!」
上条「やり方を間違っただけなんだ!」
上条「もし、そいつが自分の犯した罪を理由にして、子供達に何もする事ができない!」
上条「何もしようとしないというのなら!」
上条「まずは、その幻想をぶち殺す!」
ガンッ
木山「……テーブルを殴るのは感心しないな。手を傷めると思うのだが」
上条「……勢いがついて、つい。……痛え……骨にひび入ったかも」
上条「幸せになるのに、資格が必要でしょうか」
上条「いいじゃないですか!」
上条「今まで辛かったんなら、幸せになったって!」
上条「資格? そんなものはどうでもいい!」
上条「この世に生まれてきた全ての人間は!」
上条「幸せになる権利を持っているはずだ!」
木山「それが罪を犯した者でもか!」
木山「何千、何万人を苦しめた罪人であっても、君はそれを言えるのか!?」
上条「当たり前だ!」
木山「!」
上条「そりゃあ犯罪を犯し、他人を犠牲にして自分だけ幸せになろうって奴もいるよ!」
上条「それは確かに間違ってる! だけどな!」
上条「幸せを求める事、それ事態は間違ってなんかないんだ!」
上条「やり方を間違っただけなんだ!」
上条「もし、そいつが自分の犯した罪を理由にして、子供達に何もする事ができない!」
上条「何もしようとしないというのなら!」
上条「まずは、その幻想をぶち殺す!」
ガンッ
木山「……テーブルを殴るのは感心しないな。手を傷めると思うのだが」
上条「……勢いがついて、つい。……痛え……骨にひび入ったかも」
>>214
これは一方さんにも言えることかもしれんな
これは一方さんにも言えることかもしれんな
木山「……君の言う事も、気には止めておこう」
木山「ただ、興奮している所を悪いのだがね」
木山「最初に言った通り、今の話は『例えば』のものだ」
上条「あー……」
上条「いや、なんか俺、恥ずかしいとこ見せちゃったみたいで」
木山「いやいや。なかなかに面白い意見を聞かせてもらったよ」
木山「理論的に考える癖のついた私には、貴重な意見かもしれない」
木山「何というか、君の側に入られる人間は、羨ましい……」
上条「天井がどうかしましたか?」
木山「いや。別に」
キィ
職員「ああ、木山先生。ここでしたか」
木山「ん、済まない。道に迷ってしまってね」
上条「へ? 先生?」
木山「実は私も、ここで実践的なカウンセリングを学んでいるのだよ」
木山「この部屋には、道を尋ねようと入ったのだがね」
木山「……まあ、楽しい時間を過ごせたし、良しとしよう。邪魔して済まなかった。では」
上条「相談相手じゃなかった……? こ、こっ恥ずかしぃーー!」
――こうして上条は、あんまり関係の無い相手にそげぶして恥ずかしいという感情を手に入れた。
木山「ただ、興奮している所を悪いのだがね」
木山「最初に言った通り、今の話は『例えば』のものだ」
上条「あー……」
上条「いや、なんか俺、恥ずかしいとこ見せちゃったみたいで」
木山「いやいや。なかなかに面白い意見を聞かせてもらったよ」
木山「理論的に考える癖のついた私には、貴重な意見かもしれない」
木山「何というか、君の側に入られる人間は、羨ましい……」
上条「天井がどうかしましたか?」
木山「いや。別に」
キィ
職員「ああ、木山先生。ここでしたか」
木山「ん、済まない。道に迷ってしまってね」
上条「へ? 先生?」
木山「実は私も、ここで実践的なカウンセリングを学んでいるのだよ」
木山「この部屋には、道を尋ねようと入ったのだがね」
木山「……まあ、楽しい時間を過ごせたし、良しとしよう。邪魔して済まなかった。では」
上条「相談相手じゃなかった……? こ、こっ恥ずかしぃーー!」
――こうして上条は、あんまり関係の無い相手にそげぶして恥ずかしいという感情を手に入れた。
>>217
一方さんはMだから辛い方が幸せなの
一方さんはMだから辛い方が幸せなの
――天井裏
美琴(ぶぶっ!? 木山春生!?)
美琴(何しに来たの?)
美琴(……というか、また女が来た来た来た来て来た来て来た? 来て来る? 来た?)
美琴(……)
美琴(脱ぐなっつってんでしょうがこの露出狂!)
美琴(あががががががが! アンタも目を隠しているふうに見せて指の間から見ない!)
美琴(ヌフーッ! ヌフーッ!)
美琴(……)
美琴(……子供達……)
美琴(そっか……)
美琴(……はは、アイツはまた理想ばっかし……)
美琴(……でも)
美琴(臭い理想を、現実にしたいって、本気で思う馬鹿なのよね……)
美琴(ほんと、バカ……)
美琴(っ! 木山! まさか気づいてる!? そ、そんな分けないわよね! この施設の防衛装置には手をまわしてるんだし!)
美琴(……大丈夫そうね……)
美琴(……)
美琴(……)
美琴(……)
美琴(……)
美琴(……)
美琴(明日で、カウンセリングも終わりか……)
美琴(……)
美琴「うふ、うふ、うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ……」
美琴(ぶぶっ!? 木山春生!?)
美琴(何しに来たの?)
美琴(……というか、また女が来た来た来た来て来た来て来た? 来て来る? 来た?)
美琴(……)
美琴(脱ぐなっつってんでしょうがこの露出狂!)
美琴(あががががががが! アンタも目を隠しているふうに見せて指の間から見ない!)
美琴(ヌフーッ! ヌフーッ!)
美琴(……)
美琴(……子供達……)
美琴(そっか……)
美琴(……はは、アイツはまた理想ばっかし……)
美琴(……でも)
美琴(臭い理想を、現実にしたいって、本気で思う馬鹿なのよね……)
美琴(ほんと、バカ……)
美琴(っ! 木山! まさか気づいてる!? そ、そんな分けないわよね! この施設の防衛装置には手をまわしてるんだし!)
美琴(……大丈夫そうね……)
美琴(……)
美琴(……)
美琴(……)
美琴(……)
美琴(……)
美琴(明日で、カウンセリングも終わりか……)
美琴(……)
美琴「うふ、うふ、うふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ……」
ちょっとオナ……飯食ってきます。
僕の木山先生を性的に見た不埒な輩は屋上で待機しといて。
僕の木山先生を性的に見た不埒な輩は屋上で待機しといて。
>(愛が愛が愛が愛が愛が愛が愛が愛が愛が愛が愛が愛が愛が愛が愛が愛がっ!)
第2世代エンジェロイド タイプε「カオス」かとw
2期には出るのだろうか。
第2世代エンジェロイド タイプε「カオス」かとw
2期には出るのだろうか。
この上条さんはどんな服装でカウンセリングしてるんだ?
白衣か?白衣の上条さんとかなんかステキだな
白衣か?白衣の上条さんとかなんかステキだな
>>229
ピンクのネグリジェじゃね?
ピンクのネグリジェじゃね?
>>230
まだ知ってるやついんのか
まだ知ってるやついんのか
あぁ、美琴が危うくみんなの前で自分に小便かけながらオ○ニーしそうになりかけたあのスレか。
まだあったとは……とりあえず最後の一日が残ってるし、書きます。
上条「右手の指の骨が全部折れてたとはなぁ……」
上条「ま、今日でカウンセリングも最後だ」
上条「無事に終えたらバイト代が手に入る!」
上条「俺……これが終わったら焼肉するんだ……」
上条「それはともかく、今日は資料をちゃんと受け取ってきたぞ。ええと……」
上条「検体番号10721号 って!?」
コンコン
キィ
10721号「失礼します、とミサカは挨拶しつつ入ります」
上条「知り合い率高いな、おい」
上条「えっと俺は」
10721号「上条当麻。今実験のカウンセラー役をどうにか果たしているミサカ達に馴染みの深い人物、とミサカは先回りしてみます」
上条「……そうだね、プロテインだね」
上条「お前と直接会ったことは……」
10721号「ありません。このミサカは先日、南極から学園都市に戻ってきたばかりです、とミサカは説明します」
上条「なんで南極?」
10721号「南極にも研究施設はあるのですよ、とミサカは貴方の知識の少なさを哀れに思います」
上条「……で、なんでカウンセリングに来たわけ?」
10721号「それは、ミサカの個性化についての相談をしたかったからです、とミサカは動機を述べます」
上条「ま、今日でカウンセリングも最後だ」
上条「無事に終えたらバイト代が手に入る!」
上条「俺……これが終わったら焼肉するんだ……」
上条「それはともかく、今日は資料をちゃんと受け取ってきたぞ。ええと……」
上条「検体番号10721号 って!?」
コンコン
キィ
10721号「失礼します、とミサカは挨拶しつつ入ります」
上条「知り合い率高いな、おい」
上条「えっと俺は」
10721号「上条当麻。今実験のカウンセラー役をどうにか果たしているミサカ達に馴染みの深い人物、とミサカは先回りしてみます」
上条「……そうだね、プロテインだね」
上条「お前と直接会ったことは……」
10721号「ありません。このミサカは先日、南極から学園都市に戻ってきたばかりです、とミサカは説明します」
上条「なんで南極?」
10721号「南極にも研究施設はあるのですよ、とミサカは貴方の知識の少なさを哀れに思います」
上条「……で、なんでカウンセリングに来たわけ?」
10721号「それは、ミサカの個性化についての相談をしたかったからです、とミサカは動機を述べます」
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