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    元スレ黒子「行きますわよ!」蒼星石「はいマスター!」

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    スレッド評価: スレッド評価について
    みんなの評価 : ★★
    タグ : - とある魔術の禁書目録 + - カイジ + - ローゼンメイデン + - 初春 + - 幼児化 + - + - 黒子 + 追加: タグについて ※前スレ・次スレは、スレ番号だけ登録。駄スレにはタグつけず、スレ評価を。荒らしタグにはタグで対抗せず、タグ減点を。
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    251 = 108 :

    翠星石「いやいやいや・・・あぁ、でもその幼児体型なら・・・」

    美琴「何よ!」バチバチ

    蒼星石「大人っぽいね、ミコトさん」

    美琴「そ、そう?言われた事ないから・・・何か照れるなぁ」

    翠星石「それは置いといて・・・雑草が目立ちますね」

    蒼星石「うん。今日の出来事で若干心が不安定になってるせいだね」

    美琴「雑草?確かに少し背が高いけど・・・これくらいいいんじゃないの?」

    蒼星石「そういうワケにもいかないんだよ」

    252 = 108 :

    翠星石「雑草は伸び続けるといずれは心の樹の成長を妨げるようになるのです」

    美琴「なるほど・・・じゃあ抜いちゃいましょう」

    グッ!

    美琴「ん?抜けない・・・ふんぎぎぎぎぎぎぎぎぎぎ!!!!」

    翠星石「無駄ですよ。普通のやり方じゃ抜けないですよ」

    美琴「あがががががが・・・ぜぇ、ぜぇ・・・雑草一つ抜けないレベル5だなんて!」

    蒼星石「ここからは僕らの領分だよ」

    美琴「へ?」

    翠星石「『夢の庭師』、それが私達のもう一つの名前です!」

    253 = 108 :

    蒼星石「さ、一仕事だね。レンピカ!」

    ピカッ!

    美琴「・・・それは?」

    蒼星石「庭師の鋏だよ」

    翠星石「心の樹の手入れをするのに必要不可欠な道具です。この世に二つとない貴重なものなのです」

    蒼星石「そういう事。さ、雑草を手入れしよう」

    翠星石「そんじゃ翠星石達はそこらで遊んでくるです」

    美琴「はぁ!?」

    蒼星石「うん。こんな大きな樹を手入れするのには結構時間がかかるだろうしね」

    美琴「・・・翠星石、アンタ結構薄情よね」

    翠星石「そうですか?」

    255 = 108 :

    蒼星石「さーて、目にみえるところからチョキチョキと」

    チョキチョキ・・・

    翠星石「あ、あそこから水が湧いてるです!」

    美琴「ホントね。やるじゃん私!もとい私の夢!」

    翠星石「ミコト、ミコト!」うずうず

    美琴「はいはい、行こうか」

    翠星石「うっし!うっし!早く行くですよ!」タタタタ

    美琴(いつもあんな感じなら可愛いんだけどなぁ・・・)



    蒼星石(・・・羨ましいだなんて思ってないもん!)

    257 = 108 :

    蒼星石「・・・」チョキチョキ

    翠星石「うわ・・・飲めるですかね?」

    美琴「すごいコレ、美味しい!」

    蒼星石「うっわ、ここすごいな」チョキチョキ

    翠星石「あ!魚です!」

    美琴「翠星石、捕ってみれば?」

    蒼星石「樹を傷つけないようにしないとね」チョキチョキ

    美琴「あー・・・もうちょっと深かったら泳ぐのになぁ」

    翠星石「もっと奥まで行ってみるです?」

    蒼星石「・・・やっぱこっちに居てもらっていいかい」イライラ

    258 = 202 :

    シェン

    259 = 108 :

    ーーーー・・・

    蒼星石「こんなもんかな?」

    美琴「さっぱりしたわねー」

    蒼星石「これだけ綺麗にしておけば当分は大丈夫なはずだよ」

    翠星石「ですね。あとは仕上げです!」

    美琴「へ?まだやるの?」

    蒼星石「僕が鋏を使うように、翠星石も道具を使うんだ」

    翠星石「次は翠星石の番です。スィドリーム、出てくるです!」

    ピカッ!

    260 = 108 :

    翠星石「ほいほい、取出したる庭師の如雨露!」

    美琴「翠星石は如雨露なのね。百均のぞうさんジョウロを思い出すわ」

    翠星石「・・・何故かは分からないですが、イラっとくるですね」

    蒼星石「それじゃあお願いね。僕も少しだけ散歩して・・・」

    翠星石「大丈夫ですよ、すぐに終わるですから」

    蒼星石「・・・ああそう」

    翠星石「それじゃあいくですよ」

    ポワ・・・

    美琴「如雨露に・・・光が?」

    261 = 202 :



    262 = 108 :

    翠星石「私の如雨露を満たしておくれ。甘ぁいお水で満たしておくれ・・・」

    美琴「水が・・・如雨露に湧いてきた!」

    蒼星石「いつ見ても綺麗だよ。さすがは僕の姉だよ」

    美琴(そういや蒼星石の方が妹なのよね・・・逆でしょ普通)

    翠星石「健やかにぃ~、のびやかにィ~・・・」

    シャアアアア・・・

    翠星石「緑の葉っぱをキラキラ広げて・・・!」

    美琴「綺麗・・・!」

    ぐぐぐ・・・

    美琴「ん?」

    263 = 108 :

    美琴「樹が少し大きくなったような・・・」

    蒼星石「そうだよ。庭師の如雨露は心の樹を成長を促す効果があるんだ」

    翠星石「ふぃ~、終わったですよ」

    美琴「ご苦労さん。綺麗だったわよ」

    翠星石「そんなことより・・・どうですか?今の気持ちは」

    美琴「気持ち?」

    蒼星石「なにか変化はない?」

    美琴「・・・何だか、胸が暖かくなって、優しい気持ち・・・かも」

    264 = 108 :

    蒼星石「楽になったでしょ?」

    翠星石「庭師の力です!ミコトの心の樹はこれからももっともっと大きくなるように手入れをしたのですから、それにともなって心情にも多少の変化があるはずです」

    美琴「うん。さっきよりずっと楽ね・・・でも、なんでこんな事を?」

    翠星石「クロコが心配してたんですよ」

    美琴「・・・黒子が?」

    蒼星石「マスターは、自分が導いてしまった世界のせいでミコトさんが落ち込んだって・・・」

    美琴「いや、黒子のせいじゃないんだけど・・・」

    翠星石「・・・翠星石も蒼星石もクロコも、ミコトから話してくれるのを待ってるです」

    美琴「!」

    266 = 108 :

    美琴「・・・心配かけたわね。ありがと、二人とも」

    蒼星石「僕らは庭師の仕事を果たしたまでだよ。一番心配していたクロコさんにお礼を言わないとね」

    美琴「目が覚めたらお礼を言うわね」

    翠星石「じゃあ翠星石達は戻るですよ」

    蒼星石「そうだね・・・おやすみ、ミコトさん」

    美琴「・・・えぇ、おやすみ」

    翠星石「アバヨですぅ!」

    スタタタタタター・・・

    267 = 108 :

    美琴「・・・これが私の樹。かなり大きい方なのね」

    美琴「そりゃそうでしょ。そこらの人間よりかはずっと濃い生活送ってるわよ」

    美琴「レベル5って大変ねぇ・・・」

    ・・・

    美琴「でも・・・ごめん。コレばかりは話せないわ」

    美琴「私のクローンを2万人殺す実験だなんて、話せるわけ・・・無いじゃない・・・」



    ・・・私の手で、何とかするわ。

    268 :

    ーーーー・・・

    美琴「・・・」パチ

    黒子「お姉様、今日はお早いんですのね」

    美琴「黒子・・・」

    黒子「何ですの?もうすぐ朝食の時間ですから、早く・・・」

    ぎゅ

    黒子「へ!?えええええ!?お姉様!?!?」

    美琴「ごめんね、余計な心配させちゃって」

    黒子「・・・いえ、お姉様があんな事になってしまったのは、私のせいですわ」

    269 = 268 :

    美琴「もう少しだけ待ってて・・・いつか話すから」

    黒子「お姉様の頼みとあらばいつまでも待ちますわ。その言葉、忘れませんわよ?」

    美琴「私が嘘ついたことある?」

    黒子「ええ。割と」

    美琴「あ、あれ~?」

    翠星石「・・・いつまでミコトは抱きついてるのですか?」

    蒼星石「マスター、食事に行かないの?」

    美琴「こら黒子!手を離しなさい!」

    黒子「ダメ!もうちょっと!もうちょっとこのままで!!ハアハアハアハアハア・・・」

    「うっわ・・・」

    271 = 268 :

    ラプラス「クク・・・」

    「その笑い方はどうにかならないの?不快だわ」

    ラプラス「不快でない笑いなぞ・・・何処にあるのでしょうか?」

    「・・・ここの扉は少し緩かった。まるで、誰かが入った後、カギを閉め忘れたような・・・」

    ラプラス「アリスゲームは間近に迫っておりますが?」

    「そうね。それがお父様の意思・・・水銀燈は目覚めてた。雛苺も」

    ラプラス「ほう、お会いになりましたか?感動の再会に仕立てられなく、残念に思います」

    「・・・あとは、双子と・・・誰だったかしら?か、か・・・」

    ラプラス「ククッ・・・」



    真紅「どうしたものかしらね。合わないに越したことはないけれど・・・そういうワケにもいかないでしょう?ね、ホーリエ?」

    273 = 268 :

    一段落付いたし、眠たいので寝ますですの。
    スレタイの黒子が今のところ活躍してねえ・・・
    朝起きたらまた続き書きますが、昼過ぎから仕事なので書けるとこまで頑張ります。

    では読んでくださった方、乙っした!

    274 :

    良いとこで終わらせやがって…

    280 :

    ローゼン知らないけど面白い

    281 = 272 :

    禁書知らないけど面白い

    283 :

    保守
    上条さんには真紅を

    285 = 284 :

    そういえば俺禁書もローゼンも読んだことないな

    286 :



    ぎんぎんはぜひ一方に

    288 = 268 :

    おはようございます

    289 = 279 :

    見てるよ

    290 = 268 :

    僕の名前は蒼星石。誇り高い薔薇乙女の第4ドール。

    この時代に目覚めて、もう2週間以上は経った・・・と思う。正確な日にちは数えてないけれど。

    その間にマスターやミコトさんから色々教えてもらった。

    ここは学園都市と言う場所で、最先端の技術を用いた実験都市。

    そこで学生たちは日々「能力開発」に励んでいると言うこと等々・・・

    マスターはレベル4の空間移動、ミコトさんはレベル5の電撃使い。

    特にミコトさんは学園都市で7人しか居ないレベル5の第三位らしく、僕が思ってる以上にエリートだったみたいだ。

    そのことを話すときのマスターは、それはもう誇らしげに胸を張り、羨望のまなざしで僕に話しかけていた。

    本当にミコトさんのことを尊敬してるんだと思った。行き過ぎた感情もちらほら見受けられるけど・・・

    291 = 268 :

    マスターはマスターでレベル5も遠くはない能力者らと、ミコトさんは言っていた。

    お互い信頼しあい、認め合っている。この関係は素敵だ。

    ・・・まぁ、マスターに対して呆れてる場面も少なくはないけれどね。

    僕らは最初の頃に街を出歩いたのを最後に寮から一歩も出ていない。

    寮監さんが厳しいというのも勿論ある。

    でも、まずはこの世界の知識、情勢、その他もろもろを取り入れた方がいいだろうというマスターの判断だった。

    翠星石は文句を言ってたみたいだけど、何だかんだで言いつけは守っているみたいで僕はほっとした。

    ・・・気になることといえば、nのフィールドで見た記憶の断片とミコトさんの関係。

    コレばっかりは追求しようがない。いや、してはいけないとミコトさんからの無言の圧力がかかってる・・・気がする。

    いつか話してくれると言っていたし、その時期を待とう。僕はそれでいいと思ってる。

    292 :

    支援

    上条さんにはあえてのきらきーで!

    293 = 268 :

    ーーーー・・・

    翠星石「パイロキネシス?火を使い能力ですって。野蛮極まりないです」

    蒼星石「能力一覧のリストとかないのかな?」

    翠星石「えーと、たしか「バンク」ってとこに学園都市の能力者の記録が全て載ってるらしいですね」

    蒼星石「へぇ、便利だね」

    翠星石「ですです。でも、一般人はそこにアクセスしたらダメなんですって」

    蒼星石「そうだろうね。個人情報の宝庫だし」

    翠星石「翠星石も能力欲しいですぅ」

    蒼星石「庭師の力があるじゃない」

    コンコン

    蒼星石「はい、誰ですか?」

    294 = 268 :

    ガチャ

    寮監「私だ」

    翠星石「お前だったのか」

    蒼星石「どうしたんですか?」

    寮監「いや、部屋の掃除でもしたらどうだ?と提案に・・・」

    翠星石「掃除ですか。確かに・・・綺麗なようで埃がこんなに」ツツー

    蒼星石「・・・僕らがここに来て一度も掃除をしてるとこ見たことないね」

    寮監「はぁ・・・掃除用具を持ってきた。やってくれるな?」

    翠星石「構わんですよ。どーせ暇ですし」

    寮監「うむ、頼んだぞ。後で見に来るからな」

    バタン

    295 :

    お前だったのか

    296 = 268 :

    ーーーー・・・

    パタパタ

    翠星石「ゲホ!オエエ!!」

    蒼星石「もっと静かに掃除できないのかい?」

    翠星石「いや、だって棚の上とかすごい埃まみれ・・・ゴホッ!」

    蒼星石「登ったはいいけど、どうやって降りるのさ」

    翠星石「ベッドにダイブすれば大丈夫ですよ。多分」

    蒼星石「・・・大変だね」フキフキ

    298 = 268 :

    蒼星石「さて、大体終わったかな?」

    翠星石「どりゃー!」

    バイン!

    翠星石「ヒィーーー!」バタン

    蒼星石「そりゃあの高さから飛び降りたら跳ねるに決まってるよ・・・」

    翠星石「いだだ・・・ん?」

    蒼星石「どうしたの?」

    翠星石「まだここが残ってるですよ!ベッドの下!」

    蒼星石「あぁ、すっかり忘れてたね」

    300 :

    翠かわいい
    支援


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